用語解説集
■はじめに
用語解説集の記載にあたっては、以下の資料を参考とした。 ○環境アセスメント基本用語事典(オーム社、平成 12 年) ○国立環境研究所 EIC ネット http://www.eic.or.jp/index.html ○廃棄物小事典 新訂版(コロナ社、平成 9 年)
○廃棄物用語集(中央法規出版株式会社、昭和 58 年)
○廃棄物処分・環境安全用語辞典(丸善株式会社、平成 12 年)
○厚生労働省 HP http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/07/tp0729-1.html ○横浜市環境創造局 HP http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/ ○東京都環境局 HP
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/kankyo/t_gakusyu/gakusyu03-08.htm
あ行
亜鉛(全亜鉛)
原子量 65.39 の重金属で、せん亜鉛鉱 ZnS、菱亜鉛鉱 ZnCO3等として産出する。自動車 や 建材 構造物 用亜 鉛メッ キ鋼 板、電 子部 品、機 械部 品など 多く の用途 に使 用され る。 亜鉛 については従来より、排水基準が農林水産業への被害防止の観点から 5mg/L と定められ、 水質環境基準は定められていなかったが、2003 年 11 月に水生生物保全の観点から「全亜 鉛 」と して河 川・ 湖沼・ 海域 別に環 境基 準が定 めら れた。 水道 水質基 準は 、白濁 とい う外 観上の支障を防止する観点から 1mg/L 以下と定められている。大気関係では、労働現場の 作 業環 境濃度 とし てクロ ム酸 亜鉛や 塩化 亜鉛な ど許 容濃度 が示 されて いる 亜鉛化 合物 があ る。
悪臭物質
悪臭は典型 7 公害のうちで最も複雑なものといわれる感覚公害である。したがって悪臭 物 質の種類も人に よってまちまちで一定 の基準 を決めるの は容易でな い。特有の においを 持つ化学物質 は 40 万に も達すると いわれるが 、化学的に見る と窒素と硫 黄の化 合物 と高 級 脂肪酸が多 い。 悪臭防 止法 では「不快なにおいの 原因と なり 、生活環境 を損な うお それ のある物質」として 22種類の化学物質を特定悪臭物質として規制している。
悪臭防止法
典 型的な感 覚公 害 で あ る 悪 臭 を 防 止 す ること を目 的と し て 1971 年 に制定 さ れ 、その後 数回にわたり改正されてきた。
悪 臭 の 原因と な る 典 型的な 化学物 質 を『 特定 悪 臭 物 質』と し て 規制す る方法 、及 び、 種 々の 悪 臭 物 質 の 複 合状 態が想定 さ れ ること か ら 物 質 を特定 し な い で『臭 気指 数 』を 規制 する方法の 2 通りの方法がある。それらが悪臭として環境に支障を与えない程度となるよ う 事 業 場 の敷 地境界、 排 出口か ら の 排 出 量 、 排 出 水 中 の 濃 度 ・ 臭 気指 数を 規制し て い る 。 違反があれば改善勧告、改善命令を受け、従わない場合には罰則が適用される。
法律の制定後、1995 年に人の嗅覚を用いた測定(いわゆる「官能試験法」)、規制方法を 導入する改正、2000 年に臭気測定業務従事者(臭気判定士)の制度を導入する改正などが 行われてきている。
硫黄酸化物(SOx)
硫 黄の 酸 化 物 の総 称で 、一酸 化硫 黄( SO)、三酸 化二 硫 黄( S2O3)、二酸 化硫 黄( SO2)、 三酸 化硫 黄( SO3)、七酸 化二 硫 黄( S2O7)、四酸 化硫 黄( SO4) な ど が あ る 。ソッ ク ス ・ SOx ともいう。
石 油や石炭な どの 化石燃料を燃焼す るとき、あ るい は黄鉄鉱や黄銅鉱 のよ うな硫化物 鉱 物 を培 焼する ときに排出 され る。大 気汚 染物質 とし ての硫 黄酸 化物は 、二酸化硫 黄、三酸 化硫黄、および三酸化硫 黄が 大気中 の水 分と結合し て生じ る硫酸ミス トが主とな る。硫黄 酸化物は水と反応すると強い酸性を示すため、酸性雨の原因になる。
1時間値
大 気 中 の汚 染物 質 の測定 におい て 、 60 分間 試料吸 引を続 けて測定 す る 場 合 の測定値。 大 気 環 境 基 準 で は 、二酸 化硫 黄( SO2)、一酸 化炭 素( CO)、二酸 化窒 素(NO2)、浮 遊 粒子 状物質は 1時間値の 1日平均値によることとしている。
一酸化炭素(CO)
一酸 化炭 素は 、無 味、無臭 、無 色、無 刺 激な 気体で 、炭 素を含 む物 質 の不 完全燃 焼に よ り生成する。
環 境 中 の主 要な発生源は 自 動 車 排 出ガス 。この他、火 災や喫 煙中 のタ バコ な ど に よ っ て も発生 し 、体 内に吸 収さ れ る 。非 喫 煙 者の正 常な CO-Hb は 0.5% 程度 で あ る が 、これ が 2% 程度 に な る と人 体に影 響が 現 れ始め る 。その影 響を 生 じ さ せ な い汚 染 レ ベ ルと し て 、 1970 年 2 月に環境基準が定められ、「8 時間における 1 時間値の平均は 20ppm 以下、24 時 間における 1 時間値の平均は 10ppm 以下」とされている。これを上回る高濃度の汚染に曝 さ れ る と 、 中毒 症 状と し て 、頭 痛、 めまい か ら始 まり 、意 識障 害 、 さ ら に は死 亡に至るこ ともある。
一般環境大気測定局
監視するよう定められている。
一般廃棄物
産 業廃 棄物以 外の 廃棄物 のことをい い、日常生活に伴って 生ずる生ご み、粗大ご み、 し 尿等のほか、 事業活動に伴い 生ずる紙くず、木くず等の廃 棄物 のうち 産業 廃棄物 に含 まれ ないものをいう。
上乗せ基準(上乗せ排出基準、上乗せ排水基準)
大 気汚 染防 止 法 ( 1968)、 水 質汚濁 防 止 法 ( 1970) で は 、 国 が 全 国一 律の 排 出 基 準 、 排 水 基準 を定め てい る。し かし 、自然 的・ 社会的 条件からみて不 十分で あれば、都 道府 県は 条 例でこれら の基 準に代 えて適用す るよ り厳し い基 準を定 めることが できる。これを 「上 乗せ規制」といい、この基準値を「上乗せ基準」と呼ぶ。
塩化水素
刺激を持つ無色の気体で、 水に よく溶 ける 。塩化 水素が水に溶けたもの を塩 酸と呼 ぶ。 ガス状塩化水素は粘膜を刺激し、結 膜に も炎症を起 こさせ る。 大気汚 染防 止法の有害 物質 および特定物質に定められている。
屋上緑化
建築物等 によっ て自然の地 盤か ら離さ れた 構造物 の表 層に人 工の地盤を つく り、そ こに 植物を植えて緑化 すること。通常、軽量骨材に よっ て排水層を設け、その 上に土 壌を盛っ て植栽する。 建築物の壁 面の緑化も広い意味で 「屋上緑化 」と いう場 合も ある。緑化 によ っ て、 大気の浄化 、ヒー トアイランド現象の緩和、冬季の暖房 費や夏 季の冷房費の削 減等 の効果がある 。植物の生育に必要な土壌量を確保し つつ、 建築物にか かる荷重を減ら すこ とができるかが課題になっている。
温室効果ガス
大 気中 の二酸 化炭 素やメタン などのガス は太陽から の熱を地球に封じ込め 、地表を暖め る 働きがある 。これらのガス を温室 効果 ガスと いう 。温室 効果 ガスに より地球の 平均気温 は約 15℃に保 たれ ている が、仮にこのガスがな いと -18℃に なっ てしまう。 産業革命以降、 温 室 効 果 ガス の 大 気 中 の 濃 度 が人 間 活動 に よ り 上昇し 、「温 室 効 果」 が加 速さ れ て い る 。 97 年 の第 三 回気候 変動枠 組条約 締 約国 会議( COP3) で採 択さ れ た 京 都議定書で は 、地 球 温暖化防止のため、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素のほか HFC類、PFC類、SF6が削減
か行
化学的酸素要求量(COD)
水中 の有機 物質 などが過マンガン 酸カ リウム によ って化学的に酸化 ・分 解され る際に消
費され る酸素量のことで 、数 値が大きく なるほど汚濁して いることを 示す 。湖沼 や海 域の 水 質汚濁の一般指標とし て用 いられ る。これは 湖沼 におい てはプラン クト ン等の呼吸作用 の影響を受け、海 域では 塩分 の影響を受 けることか ら、B O Dを測定 することが難し く、 むしろCODのほうが汚濁の状況を明確に表していると考えられることによる。
拡散計算(モデル)
発生源から 排出 された 大気汚染物 質が 大気中 に広がるとき、 どのよ うに拡散す るか把握
す るに は各種の条 件を選 択し た上で広が り方の予測を行う 。その方法 とし て各種の拡 散モ デルが提案されている。
拡散幅
煙の拡散は 、大 気安定 度に より変化す る。その拡 散幅は強安 定時に 最も 小さく なり 、強 不安定時に最も大きくなる。
環境影響評価
環境 アセス メン トとも いう が、これよ りも狭い概 念。日本の 法律や条例等での 用語 とし て定着している。英語では Environmental Impact Assessment であり、EIA という略称も 広く使 用され る。 環境汚 染や 自然環 境の破壊を未然に防止 する ため開発行為が環 境に及ぼ
す影響につい てあ らかじ め回避・低減す るため の情 報公開にも とづく手続 き。このた めの
調 査、予測、評価を行い 、その結果を公表し、これ に対す る意 見を求める 。これ らの意見 を反映して事 業の実施に際し 、環境影響の回避・低減にど う努めるか を事 業者は 説明し、 環 境保 全対策を実 行する 。こうして 公害 の防止 、自然環境 の保 全、歴 史的・文化的遺産の 保全その他の環境保全の見地から適正な配慮がなされる手続等をいう。
環境 基本法第 20 条におい て「土 地の形状の変更、工作 物の 新設その他 これら に類する 事 業を行う事 業者が、その事 業の実施に当たり あら かじめその 事業に 係る 環境の 保全 につ い て適 正に配 慮す ること を推 進す る た め 、必 要な措 置を講ずる も の 。」 と 規 定 さ れ て い る 。
環境基準
環境 基本法 ( 1993)第 16 条に基づき、人の健康の保護及び生活環 境の 保全の うえで維
持され ること が望ましく 、終局的に 大気 、水、土壌、騒音、を どの程度に 保つことを目標
に施策を実施していくのかを目標とした基準である。
これに 基づき、政府は大 気汚 染、騒 音、 水質、土壌 及びダイオ キシン類に 関する 環境 基 準を定めている。
環境基本法
それまで の 公 害対 策基 本 法 、 自然環 境 保 全 法 で は 、対応に限界が あ る と の認識か ら 、 地 球化時 代の 環 境政 策の 新 た な枠 組を 示 す 基 本的な 法律と し て 、 1993 年 に制定 さ れ た 。 環境省所管。
基 本理 念と し て は 、( 1) 環 境 の恵 沢の享受と継 承等 、( 2) 環 境 へ の負荷の少な い持 続 的 発展が可能な 社 会 の 構築等 、( 3) 国際的協 調に よ る地 球環 境 保 全 の積 極的推 進が掲 げ
ら れ て い る 。この他、 国 、地 方公共 団体、 事 業者、 国民の責務を明ら か に し 、 環 境 保 全 に 関 す る施 策( 環 境 基 本計 画、 環 境 基 準 、 公 害 防 止計 画、経 済的措 置な ど ) が順 次規 定 されている。また、6 月 5日を環境の日とすることも定められている。
環境騒音
観測しようとする場所におけるすべてを含めた騒音。
規制基準
法律 または条例に基づいて 定めら れた 公害の 原因となる行為を規制する ための 基準 であ り 、工場 等 はこの 基 準 を守る義務が課せ ら れ て い る 。 大 気汚 染防 止 法 で は 「 排 出 基 準 」、 水 質汚濁 防 止 法 で は 「 排 水 基 準 」、騒 音規制法 、振動 規制法 、 悪 臭 防 止 法 で は 「 規制基 準 」と いう用 語が 用いら れて いる。 規制基準は 、主に地域 の環 境基準 を維持する ため に課 せられる基準である。
逆転層
水蒸気を含 む通 常の対 流圏中の空気を 上空に移動 させた とす ると、約 6.5℃/km の割合 で温度 が低下 する性質を持っ ており 、これを中 立(状態) と呼 ぶが、実際の大気 中で は時 間、場所 によ り大気 の温度の分布が 上空へ行くほど低くな らず、逆に 上昇す る場 合があ る。 この よ う な 現象を 気温の逆 転と い い 、逆 転の起 こっ て い る層を逆 転層(また は 気温逆 転
層)という。
逆 転層形成の 原因として は、風の強い晴 天の夜間に 、放射冷却により地表付近の 大気 が 冷却し て起こるも のや、高気圧の圏内で吹き出 す空気を補って 、上空の気塊が沈 降し温度 上昇することにより、地表付近よりも温度が高くなる沈降性逆転などがある。
逆 転層が生じ てい るよう な状 態では 、対 流が起って 気塊が 上昇すれば約 6.5℃/km の割
合 で温度が低下す るが、そう すると周り の空気 より も冷た く( 重く) なり 、もと の高さの
位 置に降ろさ れる 。また逆に 気塊が 下降した場 合に はもと の高さに押し上げられ る。 従っ て逆転層内の 上下 の空気混合 が起こりに くくな り、 大気汚 染物 質が滞 留し 、高濃 度汚 染が 生じやすくなる。秋から冬の夕方・夜間・早朝にかけて形成されやすい。
距離減衰
騒音源また は振動源か ら離れるに 従い 、波面 また は振動 の広がりに よっ て音圧また は振
音では、小さい音源(点音源)では距離が 2 倍になると 6dB減少し、ベルトコンベアのよ うに長いもの(線音源)ではある距離(l/π:l は音源の長さ)まで距離が 2 倍になると 3dB 減少し、さらにある距離離れると同様に 6dB 減少する。面音源の場合は近傍ではほと んど減衰がなく、多少離れると 3dB、さらに離れると 6dBの減少となる。
クローズドシステム
有害 物 質 を含んだ排 水 を 外 部 に流出 さ せず、循環利用 す るシステム を ク ロ ーズドシステ
ムという。
群落
同じ 場 所 で一緒に 生育し て い る 、ひとまとまり の植物群を い う 。便 宜的な概 念で 、「植 生」の単位として用いられる。
同じ よ う な 立地に は よ く似た植物群 落が見ら れ ること か ら 、 立地 条 件、種の組成 、群 落全体の形状な ど に よ り 、類型 化 さ れ ること も 多 い (「植物群 系」、「植物群集 」 な ど と も いわれる)。
ど の よ う な 基 準 で類型 化 す る か に つ い て は 、植生学の学派に よ っ て見解 が異な る 。「植 生図」は、植物群落とその類型を地図として表したもの。
景 観
景色、眺め 、特に優れ た景色。景観と は見る主体である人と 、見ら れる対象で ある 環境 との視覚的関係であり、自然景観と文化景観に分けられる。
健康項目 → 人の健康の保護に関する環境基準
建設作業騒音(振動)
建設作 業 (工事 ) に よ っ て発生 し て い る騒 音(振動 )。騒 音(振動 ) の 規制は 、それぞ
れ の規制法に 定め られた もの につい て敷 地境界線で 基準値以下および作業時間の 定め があ る。
K 値規制
大気汚染防 止法 (1968) に基づく固定発生源の硫黄酸化物 排出 規制における規制式に 用 い られ ている値。同法は 「硫 黄酸化 物の 量につ いて地域の区分ごとに 排出口の高さに応じ て定める許容限度」(第 3 条第 2 項第一号)とし、同法施行規則はその許容限度を、q=K ×10-3×He2としている(施行規則第 3 条第 1 項)。この式にちなんだ呼称。式で、q は許 容される硫黄酸化物の排出量の限度(m3 毎時)、He は煙の上昇高さを加えた『有効煙突高 さ(m)』(計算方法は同法施行規則第3条第2項)。
くしなければならないこととなる。
建設副産物(建設廃材)
建設・土木 工事 現場で発生 する各種廃 棄物および建物・工作 物など の除 去に伴って発生 するコンクリート、建材などの廃棄物の総称。
公 害
人の 事業や 生活などに伴っ て生じ る大 気汚染、水 質汚濁 、騒 音や悪 臭な どが、人の健康
や 生活環 境に 被害を及ぼすこと 。「環 境基本 法」 におい ては 、「 環境の保 全上の 支障 のうち 、 事 業活動その他の人の活動に伴って 生ずる相当範囲にわた る大 気の汚 染、 水質の汚濁 、土 壌の汚 染、騒 音、振動、地盤の沈下および悪臭 によ って人の健 康また は生活環境 に係 る被 害が生じることをいう」と定義されている。この七つの公害を通常「典型 7 公害」という。
光化学オキシダント
工場 や自動 車排 出ガス に含 まれて いる窒素酸 化物 や炭化 水素が、一定レ ベル以 上の汚染 の 下で紫外線によ る光化学反 応を繰り返すこと によ って生 じる 酸化性物質 (オゾン、パー オ キシアセチルナイトレート 、ヒドロキシペルオキシドな ど) の総称であ る。光化学オキ
シ ダン トの高濃度発生は 気温や風速、日射量な どの 気象条 件の影響を受け、夏期の風の弱
い日差しの強い日に発生 しや すい。 オキシダン トと同義で 使われることが ある。目や呼吸
器など の粘膜を刺 激する性質 を持ち 、植物を枯らす などの 被害 を及ぼす。光化学オキシダ
ントの高濃度汚染が起こるような状態のことを光化学スモッグとよぶ。
環 境 基 準 は 1 時 間 値 0.06ppm 以 下 (窒 素酸 化 物 の影 響を除い た も の )、注意報基 準 は 0.12ppm 以上で、警報基準は 0.4ppm 以上とされている。
降下ばいじん
降下ばい じ ん と は 、 大 気 中 に 排 出 さ れ たばい じ ん (燃料その他の 物 の燃 焼 また は熱 源と し て 電 気 の 使 用 に伴い発生 す る す す や固体 粒子 ) や風に よ り地 表か ら舞い 上 が っ た粉じ ん ( 物 の破 壊、選別 等 の 機 械的処理 又は 鉱石や土砂の推 積に伴い発生 し 、又は飛 散す る 物 質 ) な ど の う ち 、比 較的 粒径が 大きく 重 い た め に 大 気 中 で浮か ん で い ら れずに落下 (降
下)するもの、あるいは雨や雪などに取り込まれて降下するものをいう。
工業用水法
工業 用 水 の 合理的供 給を確保 し 、また 、地下 水 の 保 全 、地 盤沈下 の 防 止 を図る た め 、 1956 年 に制定 さ れ た 。指定地域内で は 、一定 規模以 上 の工業 用井 戸か ら地下 水 を採 取す る 場合 、都道府県 知事の 許可が必要とな る。実 態と しては 、許可基準 とし て地下 水採 取の
難しい深い地層に設定してあるので、事実上禁止に近い形となっている。
(建設)混合廃棄物
建設 工事 等 に伴っ て 生ずる 廃 棄 物 を い う 。 廃 棄 物 の種 類と し て は 、木くず、ゴム くず、 金 属 くず、ガ ラス くず および陶 磁器くず、 が れき 類に 分類さ れ る 。これ ら の種 類に 現 場 で 分 別 し て 排 出 す る の が望まし い が 、通 常 これ ら が混合 廃 棄 物 と し て 出 さ れ る た め 、リサイ クルや廃棄物処理を困難にしている。
さ行
災害廃棄物
地震や台風、 水 害 な ど の 自然 災害 に よ っ て発生 す る 廃 棄 物 のこと 。具体 的な内容 と し て は 、倒壊し た家屋の 廃 材 や 廃 コ ン クリー ト 、家屋が押し つぶし た家電 や家 具、流さ れ た 自 動車の他、腐敗した食料品なども含む。
環 境 省 は 、「震災廃 棄 物対 策指針」「 水 害 廃 棄 物対 策指針」 な ど のガ イ ド ラ イン を策定 し 、 いずれ も 市町 村(一部 事務組合 を含 む) の 処理 責任を 定 め て い る 。 ただ、 大災害 に よ り 大 量 の災害 廃 棄 物 が発生 し た 場 合 、 被災 地の 自治体だけで 処理す ること は難し く 、また 多 大 な 処理費用 が必 要と な る た め 、災害 等 廃 棄 物 処理事 業費補助金 等 の予 算を措 置し て 支援を している。)
最終処分場
廃棄 物の最終処 分(埋め立 て処分 )を行う場 所。 廃棄物 は、リサイクル・リユース (再 使 用) される 場合 を除き、最終的に は埋め立て か海洋投棄 され る。最終処 分は埋め立 てが 原則とされている。最終処分場については、構造基準と維持管理基準が定められている。
時間率騒音レベル
騒音レベルがあ るレベ ル以 上の時 間が実測時 間のX〔%〕を占める 場合 、そのレベ ルを Xパー セント時間率騒音レベ ルとい う。 量記号L x、単位記号は dB であ る。道路交通騒 音のよ うに時 間と ともに不規則、か つ、 大幅に変動 する騒 音を表すときに広く用 いら れて おり、50%時間率騒音レベル L50を中央値、5%時間率騒音レベル L5を 90%レンジの上端 値、95%時間率騒音レベル L95を 90%レンジの下端値などといい、一般環境騒音の場合に その変動幅を 90%レンジで表し、L50(L95、L5)と表記する。
自然公園
すぐれ た自然の美しい風 景地を保護しつ つ、その中 で自然に親しみ、野外レクリエーシ
ョンを楽しむ こと ができるよ うに指定さ れた地域。日本で は自然公園法に 基づき、国 が指 定 する 国立公園と 国定公園、 都道府 県が指定す る都 道府県立自然公園など が整備され てい る。
ト 大統領が「イエロ ース トーン 公園法」に署名したことで誕生し たの が世界で最初の事例。 日本では 1931 年に制定された国立公園法により、34 年 3 月に瀬戸内海、雲仙、霧島の三 つ の 国 立 公園が誕生 し た 。 57 年 に は 国 立 公園法 が 自然公園法 に替わり 、 国 立 公園に加え て、国定公園、都道府県立自然公園の制度が整備され、現在の自然公園体系ができた。 2010 年 4月 1 日現在、日本全国に 394箇所(国立公園 29、国定公園 56、都道府県立公 園 309)、約 542万 ha の自然公園が整備され、日本の面積の 14%強を占めている。
自然(緑地)環境保全地域
優れた 自然環 境を 保全す るた め自然環境 保全法 ( 1972)に 基づいて環 境大臣が指定し た 地域(法第 22 条)。優れた天然林が相当部分を占める森林、その区域内に生存する動植物 を含む自然環 境が優れた状態を維持して いる河 川、植物の 自生地、野生動 物の生息地等が 指定さ れる。 原生 自然環 境保 全地域 が生態系全体に着目す るの に対し 自然環境保 全地域は 主たる 保全対象、例えば 高山植物やサンゴ等に着目しつつ 、それが成 立す る自然環境 を保 全する地域とされる。
太平山(北海 道)、白神山地(青 森、秋田県)、早池峰(岩手県)、和賀岳(岩手県)、大 佐飛山(栃木 県)、利根川源流部 (群馬県)、笹ヶ 峰(愛 媛県)、 白髪岳(熊本県)、稲 尾岳 (鹿児島県)、崎山湾(沖縄県)の 10地域、合計 21,593ha が指定されている。
なお、白神山地自然環境保全地域は世界自然遺産登録地域の中核部分を構成している。
し尿処理施設
汲み取りし尿を処理する施設。
「 し尿」 と は 、人 体か ら 排泄さ れ る 「屎( し )」 と 「尿」 の混合 物 のこと で 、 排 出 量 は 平 均 1 リットル/人・日、「し」と「尿」の比率は概ね 1:9。広義には、家庭や事務所、公
共 施設の便所 か ら 出 る汚水 を指し 、 水洗トイ レ排 水 を含 むが 、 法律で は 、汲取り 作 業 に よ っ て収集 ・ 処 分 し て い る も のだけを指し て 「 し尿」 と い う 。汲取り し尿は 、一般廃 棄 物として自治体が収集、運搬、処分をしなければならない。
「 し尿処理」 は 、 上 記 の し尿を 処理す る施設を さ し 、 す なわち 水洗化 さ れ て い な い便
所 の汲み取り 処理のこと を意 味す る 。「 し尿処理 施設」 は 、その た め の施設を い い 、 市町 村が設置す る も の 。回 収さ れ た し尿は 、 し尿処理 施設で 集 中 処理を し た後、 河 川 ・ 海 域 に放 流さ れ る他、 下 水 道 へ放 流さ れ る 場 合 も あ る 。 水 質汚濁 防 止 法 ( 1970) に 基づき、
BOD、COD、窒素、リン、その他の規制基準が適用される
臭気指数
臭気 を感知しな くなるまで希釈し た場 合の希 釈倍数の対数を 10 倍した値で、 悪臭 防止 法(1971)及び同法施行規則により定義されている。
相 当す る『特定悪 臭物質』の 濃度の範囲で都道府県 知事が 規制 地域と 規制基準を 定め るこ と とさ れてい るが 、臭気指数に関す る規制につ いて は、この悪 臭強度 2.5~3.5 の範 囲に
相当する臭気指数として 10~21 の範囲内と定められている。
臭気強度
人の嗅 覚は 、一定 の 濃 度 以 下 で は 臭 い を感 知し な い ( 臭 気強度 0)、 臭 い を知 覚す る (臭気強度 1。閾値、あるいは検知閾値と呼ばれる。パネルメンバーの 50%が臭いを知覚 す るレベ ル。)、何の臭いか がわか る( 臭気強度 2。認知閾値と も呼ばれる 。)、容易に感ず る(臭気強度 3)、強く感じる(臭気強度 4)、非常に強く感じる(臭気強度 5)、という 6 段 階に嗅ぎ分けることが できるとさ れて いる。これ を「6 段階臭気強度表示法」 と呼んで いる。悪臭防止法による特定悪臭物質の規制については、臭気強度 2.5、同 3.5 に相当す る特定 悪臭物 質の 濃度または 臭気指 数を もとに 、都 道府県 知事 が規制基準 として 定め るこ と のできる範 囲と して定 めて いる。この 「臭気強度 」の他に、代表的な臭 い・悪 臭の評価
方法としては『臭気濃度』、『快不快度』がある。)
臭気濃度
臭気 のある 気体を、無臭の空気で希釈し、臭 いが感じら れな くなっ た希 釈倍数を臭 気濃 度 と い う 。 におい を『 嗅 覚 測定 法』に よ り数 値化 し よ う と す る も の で あ る 。 悪 臭 防 止 法 ( 1971)は、 臭気 濃度の対数を 10 倍し た『臭 気指 数』を もと に悪臭 の規制を行って いる。
同法は 、この 臭気指数に よる 規制方法、 あるい は『 特定悪 臭物 質』濃 度に よる規制方法の いずれ かの方法を とることと してい る。 臭気濃 度の測定に は『 三点比 較式 臭袋法』に よる 方法が採用されている。
上層気象
排 出源(煙突口) が高い 事 業 や 、周辺の地形が 複 雑 な 場 合 は 、 よ り精度 の良い予測を行 う た め に は 上空の 気象 状 況、逆 転層の形成 とプロ セ ス な ど を主に 気圧、 気温、湿度 等 の 気 象 要 素を測定 す る セ ンサを搭載 し 、測定 し た情 報を送 信す る た め の無線送 信器を備えた 気 象観測器(GPSゾンデ)を用いて観測を行う必要がある。
振 動
広い意味で は、 ある量 の大きさが時間ととも に大きくな った り小さ くな ったり する 現象 を い い 、その 現象が地 盤等 を通じ て伝 播し 、 生理的な影 響(睡 眠障 害 等 )、心理的な影 響 (作業効率低下等)、社会的な影響(家屋被害等)を及ぼすことをいう。
振動の大きさのめやす
90 デシベル 家屋がはげしくゆれ、 すわりのわるい物がたおれる 80 デシベル 家屋がゆれ、
戸、しょうじがガタガタと音を立てる 70 デシベル 大勢の人に感じる程度のもので、
戸、しょうじがわずかに動く 60 デシベル 静止している人だけ感じる 50 デシベル 人体に感じない程度
振動規制法
工場 ・ 事 業 場 にお ける 事 業活動 や 建設 工事 に伴っ て発生 す る相 当範 囲にわた る振動 に つ い て必 要な 規制を行う と と も に 、 道路 交通振動 に 係 る措 置を 定 め ること 等 に よ り 、 生活環 境 を 保 全 し 国民の健 康の 保護に 資 す ること を目 的と し て 1976 年 に制定 さ れ た 法律( 昭 和 51 年法律64号)。環境省所管。
この 法律で は 、 都 道府 県 知事 が 、工場及 び事 業 場 にお ける 事 業活動 や 建設 工事 に伴う発 生 す る振動 を 規制す る地域 を指定 し 、指定 さ れ た地域内に あ っ て著し い振動 を発生 す る施
設(「特定施設」 と い う ) を有す る工場 ・ 事 業 場 に つ い て 規制基 準 を遵守さ せ る た め の 所 要の措 置を講ずること に な る 。一 方、指定地域内で著し い振動 を発生 す る 作 業 (「特定 建 設作 業 」 と い う ) を伴う 建設 工事 に つ い て は 、 あ ら か じ め 市町 村 長に届出 を提出 す ること 等 の措 置が 定 め ら れ て い る 。また 、 市町 村 長は 、 道路 沿道 におい て 道路 交通振動 が一定 の
限度 (「要請限度 」 と い う ) を超えて周辺の 生活環 境 が著し く損なわれ て い る と認め る と きに は 、 都 道府 県公 安委 員会 に対し て交通規制を行う よ う要請す ること が でき、 道路管 理
者に対して道路の改善等について要請できることになっている。
森林法
森林 ・ 林 業 基 本 法 ( 1964) と共に 、日本 の森林 ・ 林 業 関 係 の 基 本的な 法律。 所管は 農 林 水産省・林野庁。
近代的な森林法制は 1897 年に制定された森林法に始まる。1951 年には従来の森林法が 廃 止 さ れ 、 新 た な森林 法 が制定 さ れ た 。その後 一部改 正が繰り返さ れ 現在に至っ て い る (最終改正、2002 年 2 月)。全国森林計画・地域森林計画等の森林計画制度、林地開発許
可制度 、森林施業計 画制度 、 保 安 林制度 等 が主な内容 で あ り 、 資源政 策的な側面を 基軸と しつつ、産業政策的な面も兼ね備えている。
水質汚濁に係る環境基準
に分かれる。基準の設定された各項目はそれぞれ測定方法が指定されている。
水素イオン濃度(pH)
水溶液の酸性、 アルカ リ性の度合 いを表す指標。一般に 「水素イオ ン濃 度」と いわれる こともあるが、正確には、水素イオン濃度の逆数の常用対数を示す値。pH 試験紙や pH 計
などで簡易に測定できる。pH が 7 のときに中性、7 を超えるとアルカリ性、7 未満では酸 性を示す。
河川 水は通 常 pH6.5~8.5 を示す が、 河口で の海 水の混入や 、石灰 岩地帯や田 畑な ど流
域 の地質、生活排 水、工場排 水など の人為汚染、夏期にお ける植物プラン クトン の光合成 等 の要 因によ り酸性にも アルカリ性にもシフト する 。河川 にお ける pH の環境 基準 は類型 別 に 定 め ら れ ており 、「 6.5( あ る い は 6.0)~8.5」 を地域 の状 況に よ り あ て は め る (類 型 あて はめ )。 ただし、 pH 値は厳密に は温度によ って変化す るの で、測定時の水温も付記 する必要がある。
スカイライン
空を背景とし て、 都市の高層建築物 や山 岳の稜線な どが描く輪 郭線のこと である 。都 市 の全体的な構造を表す人工的な地平線として捉えられることもある。
ストレーナー
漉し器のような構造の装置。ろ過装置。
一般の井 戸で は 、帯水層の深さ に 、 小 さ な穴が 多数あ い た管( 外壁) を設置す る 。この 穴の 部 分 か ら井 戸の内側に 水 が入っ て く る よ う に な る が 、これ を ス トレ-ナ-と呼ん で い る。
地下 水 で飽和 し た透水層に 、また利用 す る の に十分 な 水 量 を湧出 す る帯水層が何層か に 分かれている場合には、それぞれの位置にストレ-ナ-を設置するのが一般的である。
スパイクタイヤ粉じん
スパイクタ イヤと は 、 スノータ イヤに スパイク (タングステン ・カーバ イト な ど の超 硬 合 金製のピン ) を 80 本ほど打ち込んだ 積 雪・凍結路面に 使 用 す るタ イヤのこと 。特に凍 結路での制動性、操舵性に優れ、脱着の必要がないことから、1970 年頃から北海道、東北、 北陸などで普及した。
し か し 、雪が 解けた後にこのタ イヤで 道路を走行す る と 、 道路面の磨 耗に よ り 大 量 の粉
じ ん ( スパイクタ イヤ粉じ ん ) が発生 し 、 大 気汚 染問題が 生 じ た 。 さ ら に は 、騒 音の増
加・路面の損傷・道路上の交通標識の消失なども指摘された。
この た め 、 1990 年 に は 公 害 等調整 委 員会 の調停に よ り製造 ・販 売が 中 止 さ れ 、 さ ら に 「 スパイクタ イヤ粉じ ん の発生 の 防 止 に 関 す る 法律」 が制定 さ れ て い る 。 現在で は 、特殊
生活環境の保全に関する環境基準
水質汚濁に 係る 環境基 準で 、生活環境 を保全 する うえで維持することが望まし い基 準と し て設定され た項目をい う。pH、BOD、C O D、SS、D O、大腸菌群数、ノルマル ヘキサン抽出 物質 (油分 など )、 全窒 素、 全燐の 9 項目(生活環 境項目)に ついて 環境 基 準 が設定され てい る。生活環 境項目の基 準値は 、河 川、湖 沼、 海域の各公共用水 域に つい て 、水 道、水 産、工業用 水、 農業用 水、 水浴な どの利用目 的に応じて設けられた いく つか の 水域類型ごとに 、該当する 水域名を指定すること により設定 される 。全窒素および全リ
ン の基 準は、植物性植物性プランク トン の著し い増 殖のお それ のある 海域および湖沼 につ いて水域類型を指定して適用される。
生活排水
水 質汚濁 防 止 法 ( 1970) に よ れば、「炊事 、洗 濯、入浴等人の 生活に伴い 公共用 水 域 に 排出される水(排出水を除く。)」と定義されている。
生活排 水の中 でし尿を除いた ものを 生活雑排水 とい う。排 水中 の窒素やリンによ る富 栄 養化な ど水質汚濁 の原因のな かで生活排 水の寄与が 大きく なり 、生活雑排 水を未処理で放 流する単独処理浄化槽に替わって、 下水 処理施設の完備や 合併浄化槽の普及が望まれ てい る 。また、生活者として も日 常生活の中 で、食品や油をそのま ま排水口に流さな い、洗濯 は できるだけ まとめ て行いせっけん をむだ づか いしな いと いった配慮が必要とさ れている。
生態系
自然 界に存在す るすべての種は、各々が独立 して存在し てい るので はな く、食うも の食 われる ものと して食物連 鎖に組み込 まれ 、相互に影 響しあ って 自然界のバ ランス を維持し て いる 。これ らの種に加えて 、それ を支配して いる 気象、土壌、地形など の環境 も含めて 生態系と呼ぶ。互いに関連を もちな がら 安定が 保た れてい る生 物界のバランスは 、ひとつ が乱れ るとその影 響が全体に及ぶだけで なく、 場合 によっ ては回復不 能なほどの打撃を受 けることもある。
生物化学的酸素要求量(BOD)
溶存酸素の存在下で、 水中 の有機 物質 などが 生物 化学的に酸 化・分 解さ れる際に消費さ れ る酸素量のこと で、数 値が 大きく なるほど汚濁し ていること を示す 。河 川の水 質汚濁の 一般指標とし て用 いられ る。これはBODが自然界での酸素要求量が 大きい有機 物質 量の 指標となる点で汚濁の状況を明確に表していると考えられることによる。
石綿(アスベスト)
石綿( ア スベス ト ) は 、天然に 産 す る繊維状 けい 酸 塩 鉱 物 で 「 せきめ ん 」「 い しわた 」 と呼ばれている。
石綿な ど の除 去等 におい て 所要の措 置を行 わな い と石綿が飛 散し て人が吸 入し て しまうお それ が あ る 。 以前はビル等 の 建築 工事 におい て 、 保温断熱の目 的で石綿を吹き付ける 作 業 が行われていましたが、昭和 50 年に原則禁止された。
その後も 、 スレー ト 材 、ブレー キラ イニングやブレー キパッド、 防音材 、断熱材 、 保温 材などで使用されたが、現在では、原則として製造等が禁止されている。
石綿は 、そ こに あ ること 自体が直ち に問題な の で は な く 、飛び散ること 、吸い込 む こと が問題と な る た め 、 労 働 安 全衛生 法 や 大 気汚 染防 止 法 、 廃 棄 物 の 処理及 び清 掃に 関 す る 法 律などで予防や飛散防止等が図られている。
騒 音
望ましくな い音。ある音が騒音か どう かは人の主観的な判断による もの なので 、あ る人 に とっ て好ましい音であ って も、他の人にとっ ては騒音と認識されること もある 。一般的 に は 、 生理的な影 響(聴力障 害 、睡 眠障 害 等 )、心理的な影 響( 会話障 害 、 作 業効率低下 等)、社会的な影響(地価の低下等)を及ぼす音をさす。
騒音は、環 境基 本法( 1993)で定義さ れてい る典 型七公 害のひとつ で、地域住民か らの 苦情件 数が多 い公 害であ る。騒音の発生源とし ては 、工場 ・事 業場、 建設作業、 自動 車、 航空機、鉄道などがある。
騒音の大きさのめやす
120 デシベル 飛行機のエンジン近く
110 デシベル 自動車のクラクション(前方 2m) 100 デシベル 電車の通るときのガード下
90 デシベル 大声による独唱,騒々しい工場内
80 デシベル 地下鉄の車内(窓を開けたとき)・ピアノ 70 デシベル 掃除機・騒々しい事務所
60 デシベル 普通の会話・チャイム 50 デシベル 静かな事務所
40 デシベル 深夜の市内・図書館 30 デシベル ささやき声
20 デシベル 木の葉のふれあう音
騒音規制法
「工場及び事業 場にお ける 事業活動並びに建設工事に伴って発生す る相 当範囲にわたる
生 する騒音を 規制する地域を指定し 、その指定 され た地域内に あって著し い騒音を発生す る施設(「特定施設」 と い う ) を有す る工場 ・ 事 業 場 に つ い て 規制基 準 を遵守さ せ る た め の措置を講ずることになる。
一 方、指定地域内で著し い騒 音を発生 す る 作 業 (「特定 建設作 業 」 と い う ) を伴う 建設 工事については、あらかじめ市町村長に届出を提出する等の措置が定められている。
また、 自動車騒音につい ては 、環境 大臣が自動 車騒 音の大きさ の許容限度 を定め ること に な っ て い る 。 さ ら に 、 市町 村 長は 、 道路 沿道 におい て 自 動 車騒 音が一定 の限度 (「要請
限度」 という )を超えて周辺の生活環境 が著し く損なわれ てい ると認める ときに は、 都道 府 県公 安委員会に対して交通規制を行う よう要請す ること ができ、また道路管理者に対し て道路構造の改善等について意見を表明することができることになっている。
た行
ダイオキシン類
有機 塩素化 合 物 の一 種で あ るポリ塩 化ジベンゾ-パラ-ジオ キシン ( PCDD) を略し て 、 「ダイオ キシン 」 と呼 ぶ。 ときに 、「ダイオ キシン類」 と い う表記 が さ れ る 。これ は 、 塩 素 含有物質等 が燃 焼する際に発生す る、狭義のダイオキシンと よく似た毒 性を有する 物質 をまと めて表現す るもの 。ダイオキシン類対策特別措置法 ( 1999)で は、 PCDD、ポリ塩 化 ジベンゾフラン ( PCDF)、 コプラナ ーポリ塩 化ビ フ ェ ニル( Co-PCB) を あわせ て 「ダイオ キシン類」と 定義。いずれも 平面構 造を持つ芳 香族有機塩素化 合物で 、置換した 塩素の数 や位置により多数の構造異性体が存在。
塩素と有機 物 (ベンゼン 環 )存在下 で 、銅を触 媒に し て 生 成 す る 。特に 250~400℃の
比較的低温で、有機塩素を含むプラスチックを不完全燃焼すると発生しやすい。
廃 棄物 処理に 係る 環境省 の基 準によ れば、ダイオキシンの発生 防止に は、焼却炉の構 造 と特定の運転条件が必要で、( 1)廃 棄物の連続定量投入、( 2)燃焼 温度 800℃以上 の高温 処理、( 3)十分 なガス滞 留時 間( 1~2 秒以 上継続)、(4) 200℃以 下 へ の 排ガス の高速冷
却とバグフィルターの設置、( 5)排ガス 中の CO 濃 度の連続 的測定記録、な どを義務付け ている。
ダイオ キシン類の除去方法に は、バグフ ィルタ-の他に活 性炭等に吸着さ せる方法、触 媒に よ り 分 解 す る方法 が あ り 、無酸素 状 態で 400~450℃に加熱す れば分 解 す ること も確
認され、実行されている。
大気安定度
気温が 下層か ら上層に向かっ て低い状態にある とき、下層の大 気は上層へ移動し やす い。 このよ うな状 態を 「不安 定」 という 。また、温度分布が逆の場 合は下層の 大気は 上層へ移
動 しに くい。この ような状態を「安 定」 という 。例 えば晴れた日の日中は 、地表 面が太陽
このよ うな大 気の 安定性の度 合いを 大気 安定度 とい い、大 気が 安定の時は汚染物 質が拡散
せず、汚染が進行する。
帯水層
地層の分類の一 種。利水可能な地下水 が飽和して いる地層。地層を構成 する粒子間の空
隙、間隙が大きく、かつ、地下水によって飽和されている透水層。
大腸菌群数
大腸 菌群数は 、 大腸 菌及 び大腸 菌と性質 が似て い る細 菌の数のこと を い い 、 水 中 の 大腸 菌群数は、し尿汚染の指標として使われている。
大腸菌群数は、検水 1mL 中の個数(正確には培養後のコロニー数)または、検水 100mL 中の最確数(MPN)で表される。測定方法は、試料の連続した希釈 4 段階を 5 本ずつ BGLB 醗 酵管に植 種し 、 35~37℃、48±3 時 間 培養す る 。ガス発生 を認め た も の を 大腸 菌群陽 性
管とし、各試料量における陽性管数を求め、これから 100mL 中の最確数を最確数表を用い て算出する。
大腸菌群数の生活環境の保全に関する環境基準値は類型別に定められており、河川は AA
類型の 50MPN/100mL 以下~B類型の 5000MPN/100mL 以下、湖沼はAA類型の 50MPN/100mL 以 下~A類型の 1000MPN/100mL、海域はA類型で 1000MPN/100mL 以下となっている。
ダウンウォッシュ
煙突か ら排出 され た煙は普通、その吐出速度と高温による浮力によっ て上昇し、 気流や 希 釈に より大 気中 に拡散して いく。 しか し排出 され るガス の吐出速度 が周囲の風 速よ りも 小 さく 、また 、排煙温度 が低い場合 には 、煙は あまり上昇せず、煙突の背後の気流の変化 に よっ て生じ る渦に巻き 込まれて降下す ること があ る。この現象をダ ウンウォッシュとい う 。これに伴って 、大気 中に広く拡 散さ れるはずの汚染物 質が煙突周辺に 、もし くは地表
付 近に留まり汚染物質濃 度を高める ため 、この 現象を抑制する必要が 生ずる場合 があ る。 改善策として煙突出口の形状の工夫、吐出速度を高めるなどの措置が有効とされる。
ダウンドラフト
上 記 の 「ダ ウンウォッシュ」 と似て い る 現象で あ る が 、ダ ウンド ラフト は煙突の背後の 下降気流に乗って排ガスが地面付近に下降してくる現象である。
濁度
水 の 濁 り の程度 を表す も の で 、精 製水 1L 中 に標準 物 質 (カオリンまた はホルマジン ) 1mg を含む場合と同程度の濁りを濁度 1 度(または 1mg/L)としている(JIS K0101 参照)。
柱の示す散乱光と透視光の比を用いるもので、適用範囲が広い特長がある。
近年 、工場 排 水 、 生活排 水 に よ る 環 境汚 染が増加し ており 、 濁 度測定 を必 要と す る 場 所 は 、 上 下 水 道だけで な く 、 河 川 ・ 湖 沼 海 域 な ど広い範 囲にわた っ て い る 。浮 遊懸濁 物 質 濃 度 が同じ で あ っ て も粒子 の種 類や 大きさ に よ っ て 濁 度 は異な る 。一般に 河 川 の 上流で は 1 ~10 度で、下流に行くに従って 50~90 度ぐらいになる。水道水基準値は 2 度以下。
単位容積重量
ごみ質分析においては、試料を容量既知の容器に入れ、30cm 位の高さから 3回落とし、 目減りしたならば目減り分だけさらに試料を加えて重さを計り、次式により算出する。
単位容積重量(kg/㎥)=試料重量(kg)/容器の容積(㎥)
短期的評価
大気汚染の予測を行う に当たって 、大 気汚染物質 の短期間の高濃度状態につい ても予測 を行う必要が ある 場合、 1 時 間値等 につ いて予測および評 価を行う場 合、これを短期的評 価と呼 ぶ。また、同時に 、年間の平均値に対し ても評価を行う 場合、これ を短期的評 価と
区別して長期的評価と呼ぶ。
窒素酸化物(NOx)
窒素酸化物 は、空気中 で石 油や石 炭等 の物の燃焼、合成 、分 解等の 処理を行う とその過
程で必ず 発生 するも ので 、燃焼 温度 が高温にな るほど 多量 に発生 する 。その代表 的な物 は、 一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)であり、発生源で発生する窒素酸化物は 90%が NO で ある 。窒素酸化 物は、高温 燃焼の過程でまず NO の形で 生成 され、これ が大気 中に放出 された後、酸素と結びついて NO2となる。この反応はすぐに起こるものではないことから、 大 気中 ではその混合物と して存在し てい る。発生源として は、ばい煙 発生施設等 の固定発 生源と、自動車等の移動発生源がある。
窒素酸化物 は人の健康に影 響を与 える 。また 、窒 素酸化 物は紫外線によ り炭化 水素と光
化学反 応を起 こし 、オゾンな ど光化学オ キシダント を生成 する 。二酸 化窒 素は水 に難溶性 のため呼吸時に深部の肺胞に達し、呼吸器系炎症を起こす。
厨芥類
台所 、調理場か ら排出 され る主に食品 材料か ら分離され た不可食部 分(種子、皮、葉、 根、骨、内臓、穀類、しぼり かす等 )および残 飯等 を主体とす るごみをい う。植物性食品 材 料 と 動 物性食品 材 料 に よ っ て発生 す る厨 芥は 、植物性厨 芥(Vegetable garbage) と 動 物性厨芥(Animal garbage)とに分けられる。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩
主な用途は、約 8 割が家庭の洗濯用洗剤、2 割弱が業務用洗浄としてクリーニング、厨
房や車両洗浄など であり 、わ ずかで はあ るが繊維を染色加工す る際の 分散剤や農薬な どの
乳化剤に使用されている。家庭の台所用洗剤にはほとんど使われなくなっている。 本物 質は化学物 質排出把握 管理促進法第一種 指定 化学物 質(政令番号:24)と して指定 さ れて いるほか、 水生生 物保 全に係 る水 質目標を優先的に検討すべき物質 として選定 され ている。また、本物質は水環境保全に向けた取組のための要調査項目に選定されている。
沈砂池
沈砂池は雨が降った際に工事区域 から流れ出 す濁 水を一 時的に貯め る池のこと であ る。
沈 砂池に よ っ て溜ら れ た貯留水 は 濁 度 や SS(浮 遊物 質 ) を 基 準値以 下まで 下げた 上 で 排 出される。
長期的評価
大気汚染に 係る 環境基 準の適否の評価方法。二酸 化硫黄、浮 遊粒子状物 質、および 一酸 化炭素につい ては 年間にわた る日平均値の 2%除外値を、二酸 化窒素につ いては 年間にわ たる日平均値の 98%値を用いて評価を行う。
鳥獣保護区
鳥 獣の 保護繁殖を図ること を目 的と し て 、「鳥 獣の 保護及 び狩 猟の適 正化 に 関 す る 法律 (鳥 獣保護法 )」 に 基づい て 環 境 大臣又は 都 道府 県 知事 が指定 す る区域 のこと 。鳥 獣保護 区の存続期間は 20 年以内と定められている。
鳥獣保護区の区域内で は、鳥獣の捕獲(狩猟)が禁止さ れて いる。 多様な鳥獣の生息環
境 を保 全する ため に、管 理及 び整備を行う。地権者には鳥 獣保護施設が設置され ることに つ いての受認 義務が 生ずる。この区域内で特別 に鳥獣の保護繁殖を図ること が必 要な場 合、 環 境大臣又は 都道府県知事は区域内に特別保護地区を指定 することが できる。特別保護地
区では 、一定 の開発行為につ いて許可が必要と なる 。また 、特別保護地区内では 、レクリ
エーション目 的の人の立 ち入り、自 動車 やバイクな どの乗り入れが規制さ れる特別保護指 定区域を指定することができる。
眺望点
環 境影 響調 査にお ける眺 望地点 と は 、不 特定 多数の人の 集まる可能 性の あ る 公共的な 場 所 で 、対象事 業計 画地を望む こと の できる地点 を 示 す 。展 望台、 車 道 、歩道沿線等 がこれ にあたる。
等価騒音レベル(LA e q)
を評価するために考案された。等価騒音レベルを表す量記号としては、LAeq,Tや LAeqを用い る。
道路交通振動
道路を自動 車が通行す ることに伴い発生する振動 。振動レベ ルの代 表値(道路 交通振動 に関わる要請限度との比較値)はL10(80%レベルの上端値)を用いる。
特定建設作業
建設 工事と して行われ る作 業のう ち、著しい騒音または振動 を発生 する 作業で あっ て、
騒音規制法または振動規制法に定められたものをいう。騒音規制法では 5 項目、振動規制 法では 4 項目の作業が定められており、それらの作業は、騒音規制法または振動規制法の 規制を受ける 。騒 音また は振動レベ ル規制の場 合、それぞれに敷地境界で 、騒音レベ ルは 85dB、振動レベルは 75dB 以下となっている。レベルの規制以外に 1 日の作業時間、連続 しての作業日数、届け出などの定めがある。
特定事業場
水質汚濁防 止法 の規制対象となる 事業 場で、同法 に定め る特定施設を設置する工場 ・事 業 所を いう。これ には普通の工場のほか に、一定規模以上 の病 院、旅 館な どが含 まれ るの で非常に種類と数が多い 。特定事業 場か らの排 水は 公共用 水域 への排 出口水質で 排水 基準 の規制を受ける。(特定施設からの排出以外の排出も含めて規制される。)
土壌汚染
人の 事業活動その他の活動 に伴い 、土 壌中に有害 物質が残留、蓄積することに より 、土 壌が有する水 質を浄化し地下 水を涵養す る機能や食料を生 産す る機能を阻害すること を土 壌の汚 染と い う 。土 壌の汚 染に か か る 環 境 基 準 は 、カド ミウム 、 トリク ロ ロエチレン 等 27 項目が 定 め ら れ て い る 。 法的に は汚 染物 質 と し て土 壌か ら の除 去が困難で土 壌中 に残 留する 金属元素や難分解性の有機物 が指定され 、可溶性塩類の 集積な どは通常土 壌汚 染に 含めない 。農 用地の土壌の汚染防止 等に関 する 法律で は、特定有害物 質とし てカドミウム、 銅、砒素の三つを指定す る。 大気汚 染物 質の降下、肥料、 農薬の散布、工場排水 の流入な ど が汚 染の原因と なるが 、水田かん がい の多い日本 ではか んが い水を通じ ての汚 染例が多 い。
土壌汚染対策法
平成 15 年 2 月 15 日に「土壌汚染の状況の把握に関する措置及びその汚染による人の健 康被 害 の 防 止 に 関 す る措 置を 定 め ること 等 に よ り 、土 壌 汚 染対 策の実施を図り 、 も っ て 国
土 壌 汚 染対 策法 の 重要な 機能の一つ は 、土 壌 汚 染の存在を指定区域台帳に 記 載 す ること で 社 会 が汚 染の存在を知ること で あ る 。汚 染が あ ること を知れば暴 露を 防ぐこと が できる 。 また 、汚 染か ら土 地が知ら な い間に取引さ れ 、不 適切な管 理が行 われ る の を 防ぐこと が で きる。
な行
75%水質値
公共用水域 の平均的な 水質 を推定 する方法と して 、一般的に 年平均 値が 用いら れる が、
B O D等生活環境項目の 環境 基準に対す る適合性の判断基 準と して、低水流量に相当する
水質である 75%水質値が用いられている。これは年間を通じて 3/4(75%)はその値を超 えない 水質を 示す もので あり 、年間の日 間平均 値の 全データをその値の小 さいも のか ら順
に並べ、0.75×n 番目(n は日間平均値の全データ数)のデータ値をもって 75%水質値と す る。(0.75×n が整数で な い場 合は 、端数を切り 上げた整数番目の値を とる。)逆に 全デ
ータをその値の 大きい も の か ら順番に並べた時は n/4+ 1 (端数は切り捨て )番目のデー タ値が 75%水質値となる。
二酸化硫黄(SO2)
腐敗した卵に似た刺激臭の ある無 色の 気体。不純物とし て石 炭中に 最大で 2.5% 程度、 原油中 に最大で 3%程度含まれる硫 黄の 酸化に よっ て、石 炭や石油な どの 化石燃料の燃焼 時に発生する 。また鉄鉱石、銅鉱石にも硫黄が含まれるた め、製鉄、銅精錬工程から も排 出 され る。主 要大 気汚染物質 のひと つと して、また窒素酸 化物 ととも に酸性雨の 原因物質 として知られる。
二酸化窒素(NO2)
窒素の酸化物で赤褐色の気体。分子量 46.01、融点-9.3℃、沸点 21.3℃。発生源はボイ ラーな どの『固定発生源 』や 自動車 など の『移動発生源』のよ うな燃 焼過程、硝酸製造等 の工程などが ある 。燃焼過程からほとん どが一酸化窒素と して 排出さ れ、 大気中 で二酸化 窒素に酸化される。代表的な『大気汚染物質』である。
人の健康影 響に ついて は、二酸化窒素濃度と せき・たん の有 症率と の関連や、高濃 度で は急性 呼 吸器疾 罹 患率の増加な ど が知ら れ て い る 。この た め二酸 化窒 素の 環 境 基 準 は 「 1 日平均値が 0.04~0.06ppm の範囲内またはそれ以下であること、またゾーン内にある地域 に つい ては原則と して現状程度の水 準を維持しまた はこれ を大きく上回ら ないこと」 とし ている。
日平均値の年間 98%値
環境基準による二酸化窒素の評価を判断する際に、年間にわたる 1 日平均値のうち、低
い方から 98%に相当するもの(365 日の測定値がある場合は高い方から 8日目の測定値) で評価を行う。
日平均値の年間 2%除外値
環境 基準に よる二酸化硫黄の評価を判断する際に 、年間にわたる長期的評価の方法 とし て、年間にわたる 1 日平均値である測定値につき、測定値の高いほうから 2%範囲内にあ るもの(365日分の測定値がある場合は 7日分の測定値)を除外して評価を行う。
日射量
太陽から発する光によ り与 えられ る単 位時間 および単位面積あたり の熱量であ る。 大気 安定度算定のための項目の一つ。
ノニルフェノール
プロピレンの 3 重合体(ノネン)とフェノールの反応により工業的に合成されるもの。 国内でのノニルフェノールの年間生産量は 17 千トン(2000 年)で、エチレンオキシドと 反応させてノニルフェノールエトキシレートが年間 26 千トン(2000 年)生産されている。 なお、ノニルフェノールエトキシレートの国内販売量は 14千トン(2000 年)である。
ノ ニルフェノールエトキシレートは非イオン系界面 活性剤であ り、その用 途は工業用 の 洗浄剤、分散剤と してゴム・プラスチッ ク・繊維工業、機 械・ 金属工業、 農薬工業な どで 使われ ている 。ノ ニルフ ェノールエトキシレー トは 、アルキルフェノールエトキシレート の 生 産 量 の約 80%を占め 、 最 も 生 産 量 が 多 い 。 環 境 水 中 で微生 物 分 解 さ れ 、ノ ニルフ ェ ノールが生成することが知られている。
ノ ニル基は分枝型 であり 、多数の異性体が存在する 。微生 物分 解性は低く 、また 環境ホ
ルモン として の疑いが持たれ ている 。業界の自主的取組と して 、ノニルフ ェノールエトキ
は行
ばい煙
一般的には 、燃料の燃 焼な どによ って発生し 、排 出され る「 すす」 と「煙」と いう意味 合 い で あ る が 、 大 気汚 染防 止 法 ( 1968) で は 、「硫 黄酸 化 物 」、「ばい じ ん 」、「有害 物 質 」 と定義している。
同法 による 規制対象物 質で 、排出 基準 (一般排出 基準、特別 排出基 準、 都道府 県の 上乗 せ 基 準 )、総量 規制基 準 、燃料 使 用 基 準 が設 けら れ ており 、それ ら を 排 出 す る施設が指定 さ れ 、 規制さ れ て い る 。また 、「有害 物 質 」 に つ い て は 、燃 焼のみに限らず 広く有害 物 質 を発生する工程を含む施設が規制されている。
廃棄物
廃棄 物とは 、占有者が 自ら利用し 、または他 人に有償で売却することが できな いた め不 要にな った物 をい い、気体状のものおよび放射性廃 棄物を除く固形状から液体に至る すべ
て のも のが含 まれ る。排 水は 原則と して含まれ ない 。さら に、その排 出状 況等か ら産 業廃 棄物と一般廃棄物に分けられる。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
廃掃法とも略称する。 廃棄 物の排 出抑制、適 正な 分別、 保管、収集 、運 搬、再生、 処分 な どを行い、 生活環境の 保全 と公衆 衛生 の向上 を図ること を目 的とす る法律。(1970 年制 定)
排出基準
大気汚染防 止法 におい て工場など に設置され るばい煙発生施設で発生し 、排出口か ら大 気 中に 排出さ れるばい煙の量 を許容限度 という 。現在排出 基準 の設定 され ている 大気汚染 物 質と して硫 黄酸 化物、ばい じんおよび政令で指定 されて いる有害物 質(窒素酸 化物 、カ
ド ミウムおよびその化合 物、 塩素および塩化水素、フッ素、フッ化水素およびフッ化ケイ 素並びに鉛およびその化合物)がある。
ばいじん
「ばい煙」のひとつで、すすや燃えかすの固体粒子状物質のことをいう(煤塵)。 大気汚染防止法(1968)の第 2条第 1 項第 2 号では「燃料その他の物の燃焼又は熱源とし て の 電 気 の 使 用 に伴い発生 す る 」 も の と 定義し て い る 。無機 物 質 、有機 物 質 、各種金 属 等 が含まれる。
同法 で は 、ばい じ ん を 排 出 す る 26 種 類の施設か ら のばい じ ん の 排 出 を燃料 の種 類、施
設の 大きさ に応じ て 規制し て い る 。燃 焼以 外 か ら発生 す る固体 粒子 は 、 法的に は 「粉じ ん」として区別する。
る。 排水基準
汚水 などを 排出 する施設と して政令で 定めら れて いる特定施設を設置す る工場 ・事 業所 が 、公共用水 域に 排出す る場 合、その排 水が規制の対象と なる 。基準値は 、健康 項目につ い ては 環境基 準の 10 倍の値、生活環境項目に つい ては家 庭汚水の簡易処理によ り得られ る値と同程度 に定 められ てい る。排 水基 準には 国が 定めた 基準 (一律基準 )と、 都道府県 がその地域の実態に応じ て条 例で定 めた より厳しい 基準( 上乗せ基準 )と があり 、基 準違 反に対しては処罰が課せられる。
バグフィルター
排 出ガス の 処理装置の1つ 。代 表 的なろ 過集 じ ん装置で 、ろ材 と し て繊布また は不織布
を用い、これを円筒状にして工業用集じんに活用されるものをバグフィルターと称する。 家 庭用 の 電 気掃除機 の よ う に 排ガス がバグフ ィル ター内に装着さ れ たろ 布を通過す る と き、 排ガス 中 のダス ト 成 分 がろ 布表 面に堆積さ れ て 集 じ ん が行 われ る 。ろ 布表 面のダス ト 層が 厚 く な る に し た が い 、通気抵 抗が増大 す る の で 定期的にこのダス ト層を払い落と し て 、
円滑な集じんが行えるようにしている。
放射収支量
地 表 面が太 陽か ら受 け取るエネルギー (太 陽放 射) か ら 、地 表 面か ら天 空に逃げて い く エネルギー (地 球放 射) を差し引い たエネルギー 量 で あ り 、地 表 面が暖 まる か冷 える か 示 す指標と な る 。放 射収支 量 がプラス (太 陽放 射>地 球放 射) の ときは 、地 表 面が暖 まり 気 温が 上昇し 、マイナ ス (太 陽放 射<地 球放 射) の ときは 、地 表 面が冷 えて 気温が低下 す る 。
光や赤外線を感 知す る2個の セ ンサー を互い に背中 合わせ配 置し 、太 陽放 射を測定 す る セ ンサー は天 空に向けて 、地 球放 射を測定 す る セ ンサー は地 表 面に向けて測定 す る 。 大 気 安定度算定のための項目の一つ。
バックグラウンド(濃度)
事業に よる影響を受ける前の 環境 の現況を表すデータのことを いう 。工場 、自 動車な どの 自然的汚 染か らの影 響を ともに受けていな い地域でも 大気汚染物 質濃 度はゼロで はない 。こ れ をバッ クグラウンド値 またはバッ クグラウンド濃度 とい う。下層大 気のバックグラウンド 値はNO2、SO2などの通常の汚染物質については約 1~2ppb である。
パフ式(無風時、弱風時)
大気汚染の拡散 モデルの一つ。煙 源か ら瞬間 的に 排出さ れた 大気汚 染物 質の塊をパフと
パワーレベル
音響出力(単 位時 間に発生 す る音のエネルギー ) を対数 表示 す ること に よ り 定 量 化 し た も の 。 基 準 の音響出力W0(=10-12W a t t) に対し て いま考察す る音響出力Wが何倍 大きいかを常用対数表示したもの、すなわち:パワーレベル:PWL=10・㏒ 10W/W0
微小粒子物質(PM2.5)
従 来 か ら は 大 気 中 に漂う粒径 10μm( 1μm=0.001mm) 以 下 の粒子 を浮 遊 粒子状物 質 と 定
義し て 環 境 基 準 を 定 め対 策を進め てきて い る が 、その な か で粒径 2.5μm 以 下 の 小 さ な も のを微小粒子状物質と呼んでいる。
発生由来 でみる とディーゼルエンジン 、工場 ・ 事 業 場 で の燃料 の燃 焼な ど か ら の一次粒 子 (粒子 の形で 大 気 中 に 排 出 さ れ た も の ) と 、ガス状で 排 出 さ れ た も の が 大 気 中 で反 応生 成 し て できた硫酸 塩 、硝酸 塩 、揮発 性 有機 化 合 物 か ら 生 成 し た有機炭 素 粒子 な ど の二次粒 子がある。
微小粒子状物 質 は粒径が よ り 小 さ く な ること か ら 、肺の奥深くまで入り や す く健 康へ の 影 響も 大きい と 考えら れ て い る 。具体 的に は 、ぜん息、 気管支炎あ る い は せき、ぜん鳴な ど の症 状や 動悸、呼 吸 数の増加、不整脈、心臓発作 な ど の症 状の 原因と さ れ て い る 。また 、
ディーゼル排気微粒子もこの中に含まれることから、発がん性も懸念されることとなる。
ピット&クレーン方式
ご みピッ ト とご みクレー ン を一 体と し たご み供 給方式 で 、連続 燃 焼式 、 機 械 化バッチ燃 焼式ご み 焼却 施設の 大半はこの方式 を採用 し て い る 。 クレー ン を 用 い な いこの他の方式 に は 、収集 車 が直接ご み投入ホッパへ供 給す る直接投入 方式 、サイロ を 用 い 、底部 よ り コ ン ベアでごみを切出し供給するコンベア方式等がある。
人の健康の保護に関する環境基準
水 質汚濁 に 係 る 環 境 基 準 で 、人の健 康を維持す ること が望まし い 基 準 と し て設定 さ れ た
項目を い う 。人の健 康を 保護す る た め に 、カド ミウム 、シア ン 、有機燐、 鉛 、六価ク ロ ム 、 ヒ 素、総水銀、 アルキル水銀、PC B等 の 27 項目(健 康 項目) に つ い て 基 準 が設定 さ れ て い る 。これ ら の 基 準値は すべて の 公共用 水 域 におい て一 律で あ り 、お お むね水 道 水 の 水 質 基 準値と同じ で あ る が 、総水銀、 アルキル水銀、PC Bに つ い て は 、魚 介類の 生 物 濃縮
を通じ 、食品 と し て人 体に取り入れ ら れ る危 険性が 大きいこと か ら 、これ を 考慮し た値と なっている。また、健康項目に挙げられた物質は、有害物質とも呼ばれている。
浮遊物質(SS)