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大石(2回目) 最近の更新履歴 近畿大学産業理工学部 飯島研究室(2011年度)

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(1)

海外の経済成長の取り込

10-1-116-0076

(2)

(1)

企業活動のグローバル化と所得分配

  海外売上高比率が高まって需要の期待成長

率が改善すれば、輸出や海外投資からの収益 を先取りする形で国内での支出や賃金等への 支払いが増加する可能性もでてくる。

(3)

企業の需要見通しの改善には海外売上高比率の上昇が鍵

  リーマンショック後の持ち直し局面において、設備

投資や雇用の回復が力強さが背景の一つとして、企業 の中期的な成長期待の低さが挙げられる。

  中期的な成長期待の低さは、成長実績の低さの影響 を受けている面もあるが、加えて、将来的な人口の減 少による内需へのマイナス効果が指摘されることが多 い。

(4)

  

  

「業界の需要見通

し」と「経済見通し」

を比べると、

2000

代においては、一貫し

て需要見通しが経済見

通しを下回っている。

(5)

要因

  回答企業には、非製造業、卸 売小売、不動産など内需に影響され やすい業種が社数ベースで多いこと が考えられる。実際、非製造業では 製造業と比べて需要見通しが経済見 通しを大幅に下回っている。

(6)

  

加工型、素材型

(7)

  

   海外売上高比率の引き上げは大

きな影響を持っており、1年後の想 定為替レートが採算為替レート対比 で10円円高になると、需要見通し が0.15%程度低下する関係も明ら かになった。  

(8)

企業活動のグローバル化は従業員への利益配

分を抑制

  ここからは、海外売上高比率、資金調達な

いしコーポレートガバナンス面での指標とし て外国人持株比率を取り上げる。

  海外売上高比率は、 2000 年代を通じてほ ぼ単調に上昇してきている。

(9)

大企業では、内部留保

、設備投資、株主への還 元が 5 割以上となってお り、従業員への還元は 2

割強である。一方、製造 業が 2008 年から、急速に

(10)
(11)

企業活動のグローバル化は労働分配率を押し下げ るが賃金にはプラスの効果

   2000 年代前半は、予想された ように分配率の押し上げに寄与す るのに対し、後半は、海外売上高 比率の効果が検出されない。

(12)

  海外売上高比率等の賃金への影

響を分析すると、前半については 、海外売上高比率、外国人持株比 率の両方、後半については、外国 人持株比率のみが賃金の押し上げ に寄与している。

(13)

(2)

海外投資収益の還流

  

日本

の投資収益については、

の先

国と比べて収益率が低いのではない

か、

られた収益は、

現地

での

投資

に回され、国内に

還流

していないので

(14)

日本の投資収益のシェアはアメリカやユーロ圏と 比較した場合には低い水準

  第一に欧米諸国、第二に中国、そ の他の新興国が存在感を増している。   欧米諸国は、受取、支払を両建て

で膨張させたが、リーマンショック後 は大幅な縮小を経験した。

  中国では、受取、その他の新興国 では支払が増加し、リーマンショック 後の落ち込みも小さかった。

(15)

   2010 年時点でも、 15 兆

円程度の水準であるのは、

米国債等の証券投資から得

られる収益により、 2007 年までの投資収益の拡大の

主たる要因もその増加であ る。 2010 年時点では、直

接投資収益が受取収益全体

(16)

  直接投資収益の動きの 背景には、 2005 ~ 2007 年にかけての円安進行、

対外直接投資の残高増加

があるが、中国などのア ジア向け投資の増加が必 要である。

(17)

  

北米

欧州

アジア

外の

その

他」

割合

が高まっており

、資

国への投資が

収益を上げつつある

(18)

直接投資比率を高めることで投資収益

率の改善が可能

  

対外投資においては

、直

投資のリスクが

対的に高いと考えら

れる。長期

平均

ると、直

投資は

証券

(19)

  投資残高に占める直接投資の比率

をリスクの指標として収益率との関 係を分析すると、右上がりの関係が 検出され、カナダやスウェーデンな どの直接投資の多い国の収益率が高 くなっている。

  日本は、低い割には、良好な収益 率を得ているため、今後は、適切な

(20)

配当として国内に還流される割合は上

   2000 年代において直接投資収益 は大きく増加している。もともと は、配当金の割合が高かったが、 2 008 年には両者がほぼ半分ずつを占 めるようになっている。 2009 年に は、直接投資収益全体が減少する なかで、配当金の割合が高まって いる。

(21)

  直接投資収益に対する配当性

向金を 2003 ~ 2007 年の平均、世 界的に景気が悪化し投資機会が

縮小した 2008 ~ 2009 年の平均に 分けて調べてみると、日本は、 6 割程度であり、配当性向が高め のグループに属することが分か る。したがって、少なくとも直

参照

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