• 検索結果がありません。

第三次草加市生涯学習基本計画素案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "第三次草加市生涯学習基本計画素案"

Copied!
53
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第 三 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 計 画

案)

(2)
(3)

はじ

めに

1 計 画 策 定 の趣 旨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 計 画 の位 置 付 けと期 間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第 1

第 三 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 計 画 の策 定 に当 たって

1 生 涯 学 習 を取 り巻 く背 景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 草 加 市 の生 涯 学 習 の現 状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 第 二 次 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・ 基 本 計 画 の進捗状 況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 の基 本 理 念 ・ 基 本 目 標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 施 策 の体 系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第 2

基 本 計 画

1 重 点 プロジェクト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 【施 策 1】生 涯 をとお した多 様 な学 習 機 会 の充 実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 【施 策 2】生 涯 学 習 施 設 の整 備 とネットワー ク化 の推 進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 計 画 の推 進 体 制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

2

4

6

10 22 26

28

(4)
(5)

1

は じ め に

計 画 策 定 の 趣 旨

草 加 市 では、「生 きる力 をはぐくむ 学 縁 都 市 そうか」を目 指 して、平 成 11年 に「第 一 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」を、平 成 21年 に「第 二 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」を策 定 しました。

この間 の時 代 の潮 流 は、急 激 な少 子 高 齢 化 の進 行 、スマー トフォンなどの普 及 によ る情 報 通 信 技 術 の進 展 、そして近 年 増 加 している大 規 模 災 害 の 発 生 など、私 たちの 生 活 と地 域 の姿 は大 きく変 わりつ つ あります 。

こうした状 況 の中 、団 塊 の世 代 の大 量 退 職 時 代 を迎 え、地 域 に根 ざし、豊 かで充 実 した第 二 の人 生 を過 ごす ために、生 涯 学 習 に対 す る意 識 が高 まっています 。

本 市 にお いては 、平 成 24年 3月 に「草 加 市 教 育 振 興 基 本 計 画 」を、平 成 28年 2月 に「第 二 次 草 加 市 教 育 振 興 基 本 計 画 」を策 定 し、学 校 ・家 庭 ・地 域 が互 いに信 頼 し、 絆 を深 め、連 携 して支 え合 い、子 どもたち一 人 ひ とりが「生 きる力 」を確 実 に身 に付 ける ことができる学 校 教 育 の推 進 、そして市 民 一 人 ひ とりが生 涯 にわたって主 体 的 に学 習 す る機 会 とその成 果 を発 揮 できる学 習 環 境 づ くりの推 進 を目 指 しています 。

「生 きる力 」は 学 校 教 育 といった一 時 期 だけの学 習 で身 に付 けられ るものでは ありま せ ん。生 涯 にわたって、あらゆる場 所 で、様 々 な学 習 経 験 を積 む 中 で身 に付 けられ るも のです 。市 民 一 人 ひ とりのライフステー ジに応 じた多 様 な学 習 情 報 や 学 習 機 会 を提 供 す るとともに、習 得 した技 能 や 知 識 を地 域 社 会 にいかしていけるような生 涯 学 習 社 会 の 実 現 が求 められています 。

こうしたことから、本 計 画 は 「第 二 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」の進捗

(6)

計 画 の 位 置 付 け と 期 間

本 計 画 は 、「第 二 次 草 加 市 教 育 振 興 基 本 計 画 」と連 動 す る個 別 計 画 として位 置 付 けています 。また、本 市 のまちづ くりの総 合 的 な指 針 となる「第 四 次 草 加 市 総 合 振 興 計 画 」の分 野 別 計 画 としても位 置 付 けています 。互 いの計 画 が緊 密 に連 携 しながら、効 果 的 ・効 率 的 に施 策 を推 進 していきます 。

本 計 画 の 期 間 は 、「第 四 次 草 加 市 総 合 振 興 計 画 」及 び 「第 二 次 草 加 市 教 育 振 興 基 本 計 画 」との整 合 性 を図 るため、平 成 29年 度 から平 成 31年 度 までの3年 間 とします 。

第 四 次 草 加 市 総 合 振 興 計 画

( 平 成 28年 度 ∼ 平 成 47年 度 )

第 一 期 基 本 計 画

( 平 成 28年 度 ∼ 平 成 31年 度 )

第 二 次 草 加 市 教 育 振 興 基 本 計 画

( 平 成 28年 度 ∼ 平 成 31年 度 )

第 三 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 計 画

( 平 成 29年 度 ∼ 平 成 31年 度 )

連 動

埼 玉 県 生 涯 学 習 推 進 指 針

参 酌

(7)

第1章

第 三 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 計 画

(8)

第1章

第三次草加市生涯学習基本計画の策定に当たって

生 涯 学 習 を 取 り 巻 く 背 景

生 涯 学 習 は 、学 校 教 育 とは 異 なり、自 己 実 現 や 自 分 や 家 族 の人 生 を豊 かにす るた め、また、地 域 活 動 や ボランティア活 動 など社 会 に参 加 す るための自 発 的 な学 習 という ことができます 。その内 容 は、趣 味 、教 養 、健 康 、スポー ツに関 す ること、生 活 課 題 に即 した学 習 、地 域 活 動 に参 加 す るための学 習 など、非 常 に幅 広 いものとなっています 。

「生 涯 学 習 」という言 葉 の定 着 はもちろん、実 際 に学 習 活 動 をす る人 も年 々 増 加 して います 。平 成 24年 7月 に内 閣 府 が実 施 した「生 涯 学 習 に関 す る世 論 調 査 」では 、この 一 年 間 の生 涯 学 習 の実 施 状 況 を聞 いたところ、「生 涯 学 習 をしたことがある」と答 えた 人 の割 合 は 57.1% (前 回 平 成 20年 5月 の調 査 結 果 :47.2% )となっています 。誰 も が生 涯 にわたって、あらゆる場 所 で、あらゆる機 会 に学 ぶ ことができる生 涯 学 習 社 会 の 進 展 を実 感 できます 。

東 日 本 大 震 災 後 、「人 と人 」「人 と地 域 」の絆 の重 要 性 が見 直 され 、積 極 的 に地 域 社 会 に貢 献 していこうという気 運 が見 られ ます 。学 習 を通 じて必 要 な知 識 や 技 術 を身 に付 け、その成 果 を社 会 貢 献 などにつ なげ ていくための実 践 的 な学 習 機 会 の提 供 が 重 要 となっています 。

また、大 学 、NPO法 人 、民 間 学 習 団 体 などにお ける学 習 事 業 が、質 ・量 ともに急 速 に広 がっています 。多 様 化 、高 度 化 す る学 習 者 のニー ズや 地 域 の課 題 に対 応 していく ためには、人 材 や 情 報 、技 術 など様 々 な資 源 を有 す るこれらの団 体 との積 極 的 な連 携 を進 める必 要 があります 。

このことから、国 にお いては平 成 25年 に第 6期 中 央 教 育 審 議 会 生 涯 学 習 分 科 会 に お ける議 論 の整 理 が公 表 され 、今 後 の生 涯 学 習 ・社 会 教 育 の振 興 の具 体 的 方 策 とし て、「絆 づ くりと活 力 あるコミュニティの形 成 に向 けた学 習 活 動 や 体 制 作 りの推 進 」、「現 代 的 ・社 会 的 課 題 に対 応 した学 習 機 会 及 び ライフステー ジに応 じた学 習 機 会 の充 実 」 などが示 されました。

(9)

5

本 市 にお いては、平 成 21年 3月 に策 定 した「第 二 次 草 加 市 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」に基 づ き、「学 び の環 境 づ くりを推 進 す る」、「学 び の活 発 化 を推 進 す る」、「学 び のまちづ くりを推 進 す る」の3つ を基 本 方 向 として、各 施 策 を推 進 してきました。

しかしながら、平 成 26年 10月 に実 施 した草 加 市 生 涯 学 習 市 民 アンケー トにお いて、 行 政 に対 す る要 望 を聞 いたところ、「生 涯 学 習 情 報 を得 や す くす る」、「サー クル 等 の団 体 を支 援 す る」、「講 座 、講 演 会 などを開 催 す る」など、多 くの意 見 が寄 せ られ ています 。

(10)

草 加 市 の 生 涯 学 習 の 現 状

( 1 ) 生 涯 学 習 施 設 の 設 置 状 況

新 田 西 文 化 センター

瀬 崎 コミュニ ティセンター

獨 協 大 学 前 〈草 加 松 原 〉駅

新 田 駅

草 加 駅

谷 塚 駅

柿 木 公 民 館

川 柳 文 化 センター ■

そうか 公 園 ■

総 合 運 動 場 ■

市 民 温 水 プール ■

原 町 コミュニティ■ センター

■稲 荷 コミュニティ センター

東 京 外 か く環 状 道 路

■八 幡 コミュニティ センター

■市 民 体 育 館 ■草 加 市 文 化 会 館 新 田 ミニコミュニ

ティセンター ■

松 原 ミニコミュニ ティセンター ■

中 央 図 書 館 ■

■ 谷 塚 文 化 センター

谷 塚 南 ミニコミュニ ティセンター

スポーツ健 康 都 市 記 念 体 育 館 ■

■草 加 南 ミニ コミュニティセンター

■吉 町 テニスコート ■ 吉 町 集 会 所 ■ 高 砂 コミュニティ

センター 歴 史 民 俗 資 料 館 ■

■草 加 北 ミニコミュ ニティセンター

中 央 公 民 館 ■

(11)

7

( 2 ) 生 涯 学 習 施 設 の 利 用 状 況

( 草 加 市 行 政 報 告 書 、 草 加 市 統 計 書 よ り )

◆ 公 民 館 ・文 化 センター の利 用 状 況

市 民 の生 涯 学 習 の場 として、公 民 館 ・文 化 センター 6館 (中 央 公 民 館 ・柿 木 公 民 館 ・ 谷 塚 文 化 センター ・川 柳 文 化 センター ・新 田 西 文 化 センター ・新 里 文 化 センター )が設 置 され 、市 民 の身 近 な生 涯 学 習 の場 として親 しまれています 。

(単 位 :人 )

年 度 中 央 公 民 館 柿 木 公 民 館

谷 塚 文 化

センター

川 柳 文 化

センター

新 田 西 文 化

センター

新 里 文 化

センター

25 232, 512 29, 597 146, 292 73, 526 71, 060 - 26 221, 591 33, 561 146, 061 80, 164 67, 672 44, 624 27 243, 105 35, 696 135, 128 83, 229 73, 905 60, 857

※ 新 里 文 化 センター は 平 成 26年 度 に開 設 したため、平 成 25年 度 の数 値 は ありませ ん。

◆ コミュニティセンター ・市 民 活 動 センター の利 用 状 況

コミュニティセンター 7館 (原 町 ・瀬 崎 ・稲 荷 ・氷 川 ・柳 島 ・八 幡 ・高 砂 )、ミニコミュニテ ィセンター 6館 (草 加 南 ・草 加 北 ・松 原 ・新 田 ・谷 塚 ・谷 塚 南 )が設 置 され 、市 民 の参 加 と責 任 のもとでコミュニティづ くりが推 進 できるようにしています 。

また市 民 と協 働 によるまちづ くりを実 践 す るための拠 点 施 設 として、市 民 活 動 センタ ー を設 置 しています 。市 民 活 動 に関 す る相 談 に応 じるほか、学 習 機 会 及 び 交 流 機 会 を提 供 しています 。

(単 位 :人 )

年 度 コミュニティセンター ミニコミュニティセンター 市 民 活 動 センター

25 260, 553 63, 810 5, 418 26 262, 768 61, 049 4, 908 27 256, 974 62, 671 5, 131 ◆ 文 化 会 館 の利 用 状 況

「国 際 ハー プフェスティバル」をはじめす る文 化 事 業 を実 施 す るほか、学 習 機 会 や 学 習 成 果 の発 表 の場 を提 供 しています 。

(単 位 :人 )

年 度 ホール その 他 の 会 議 室 等

(12)

◆ 図 書 館 (室 )・歴 史 民 俗 資 料 館 の利 用 状 況

中 央 図 書 館 を中 心 に 、公 民 館 ・文 化 センター 図 書 室 (6カ所 )、サ ー ビスコー ナ ー (21小 学 校 )及 び 地 域 開 放 型 図 書 室 (3小 学 校 )がネットワー クでつ ながり、図 書 の貸 出 ・返 却 、予 約 本 の受 渡 しなどができるようになっています 。

また、歴 史 民 俗 資 料 館 は、埼 玉 県 下 初 の鉄 筋 コンクリー ト造 校 舎 であった草 加 小 学 校 西 校 舎 を改 修 したもので、郷 土 の歴 史 資 料 や 民 俗 資 料 などを収 集 ・保 管 ・展 示 して います 。

(単 位 :冊 ・人 )

年 度

中 央 図 書 館 貸 出 冊 数

公 民 館 ・文 化 センター

図 書 室 貸 出 冊 数

サ ービスコーナー 地 域 開 放 型 図 書 室

貸 出 冊 数

歴 史 民 俗 資 料 館 来 館 者 数

25 985, 579 97, 497 207, 394 14, 352 26 913, 381 107, 416 175, 722 16, 238 27 902, 614 112, 721 174, 012 16, 763

※ 公 民 館 ・文 化 センター 、サー ビスコー ナ ー 、地 域 開 放 型 図 書 室 の貸 出 冊 数 は 、「草 加 の教 育 」より引 用

◆ 体 育 施 設 の利 用 状 況

市 内 の体 育 施 設 として、体 育 館 (草 加 市 スポー ツ健 康 都 市 記 念 体 育 館 、市 民 体 育 館 )、市 民 温 水 プー ル 、運 動 広 場 (草 加 市 営 総 合 運 動 場 運 動 広 場 、そうか公 園 多 目 的 運 動 広 場 )、草 加 市 営 総 合 運 動 場 野 球 場 、テニスコー ト(吉 町 テニスコー ト、そうか 公 園 テニスコー ト)などが市 内 各 所 にあります 。これらの施 設 では、健 康 の維 持 ・増 進 や 体 力 向 上 のため、様 々 なスポー ツ教 室 が開 催 されています 。

また、市 内 小 学 校 21校 及 び 中 学 校 11校 の体 育 館 ・校 庭 を一 般 に開 放 し、地 域 住 民 のスポー ツ・レクリエー ション活 動 の場 として広 く利 用 されています 。

(単 位 :人 )

年 度

スポーツ健 康 都 市 記 念 体 育 館

市 民 体 育 館 市 民 温 水 プール 吉 町 テニスコート

そうか 公 園

テニスコート

25 231, 126 112, 751 62, 924 28, 064 80, 852 26 242, 900 111, 085 65, 660 27, 386 84, 580 27 257, 554 107, 322 69, 775 27, 402 88, 699

年 度

総 合 運 動 場 野 球 場

工 業 団 地 公 園 野 球 場

総 合 運 動 場 運 動 広 場

そうか 公 園

多 目 的 運 動 広 場

学 校 体 育 施 設 の 登 録 人 数

(13)
(14)

第 二 次 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・ 基 本 計 画 の 進

状 況

「第 二 次 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」では 、第 一 次 計 画 の 基 本 目 標 であった 「生 きる力 をはぐくむ そうか学 縁 都 市 」を基 本 理 念 の礎 とし、次 のように定 めました。

生 き る 力 を は ぐ く む 学 縁 都 市

そ う か

私 たちのまち草 加 で、共 に学 び 、新 しい絆 で結 ば れ 、それ ぞれ の心 の中 にある興 味 や 問 題 意 識 など色 々 な思 いを広 げ 、より豊 かに生 きていくことができる、そんな新 しい学 び のまちを「学 縁 都 市 」と名 付 け、この学 縁 都 市 の実 現 を目 指 しました。

また、この基 本 理 念 につ ながる具 体 的 な基 本 目 標 を、次 の3つ としました。

基   本

  目

  標

(15)

11

「第 二 次 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」の基 本 目 標 は 、場 の整 備 、学 習 機 会 ・支 援 体 制 の充 実 、学 習 成 果 の活 用 といった多 岐 にわたる内 容 を含 んでいました。それ ら を体 系 化 され た施 策 として整 理 す るために、3つ の施 策 の基 本 方 向 、6つ の施 策 の柱 を定 めました。

 1 学びの環境づくりを推進する

 2 学びの活性化を推進する

 3 学びのまちづくりを推進する 施

策 の 基 本 方 向

(16)

( 1 ) 集 い ・ 学 び ・ 交 流 す る 拠 点 を 整 備 す る

【概 要 】

既 存 施 設 を利 用 して、拠 点 となる生 涯 学 習 センター の機 能 を整 備 し、情 報 提 供 や 相 談 事 業 を強 化 す るなど、市 民 の生 涯 学 習 を効 果 的 に 支 援 していくことのできる体 制 の整 備 が課 題 となっていました。

また、学 習 施 設 や スポー ツ・レクリエー ション施 設 の充 実 と市 民 が利 用 しや す い施 設 運 営 が求 められていました。

【進捗状 況 】

生 涯 学 習 センター の機 能 整 備 として、 「草 加 市 生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」 を開 設 しました。「草 加 市 生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」は 、地 域 サイトを運 営 す る民 間 企 業 と提 携 し、インター ネット上 にお いて、学 習 情 報 及 び 指 導 者 情 報 などを提 供 します 。これ ら の情 報 は 、行 政 から発 信 され るば かりでは なく、NPO法 人 や サー クル 団 体 など、生 涯 学 習 を実 践 す る市 民 からも発 信 す ることができ、幅 広 い学 習 情 報 を発 信 す ることにより 効 果 的 に学 習 す ることができる体 制 が構 築 されつ つ あります 。

また、学 習 施 設 の充 実 として新 田 西 公 民 館 及 び 谷 塚 西 公 民 館 を建 て替 え、それ ぞ れ 新 田 西 文 化 センター 、新 里 文 化 センター が開 館 しました。ミニ発 表 会 や 展 示 会 など が開 催 できる機 能 的 なロビー 、スクリー ンを設 置 した会 議 室 、子 育 て中 の市 民 に配 慮 し、 託 児 室 を設 置 す るなどの整 備 が進 められました。

一 方 、新 築 され た栄 小 学 校 につ いては、多 目 的 ルー ム1・2、視 聴 覚 室 、調 理 室 の4 部 屋 を一 般 に開 放 し、小 学 校 と学 習 施 設 の複 合 施 設 として整 備 が図 られました。

(17)

13

【今 後 の課 題 】

生 涯 学 習 情 報 提 供 サイトの周 知 を図 り、多 くの市 民 にその存 在 を知 ってもらうことが 大 切 です 。また、情 報 提 供 サイトに掲 載 され ている情 報 数 や アクセス数 を分 析 す ること も必 要 です 。行 政 からの情 報 ば かりではなく、学 習 活 動 しているサー クル からの生 の情 報 を掲 載 す ることにより、サイト閲 覧 者 の興 味 を引 くことにつ ながります 。

さらに、学 習 施 設 や スポー ツ施 設 の整 備 ・運 営 につ いては 、高 年 者 や 障 がい者 、小 さな子 どもを連 れた親 子 連 れ などの視 点 に立 ち、きめ細 かな施 設 整 備 に心 がけるととも に、引 き続 き利 用 者 や 地 域 住 民 の意 見 を取 り入 れ た施 設 運 営 を行 うことが必 要 です 。 誰 もが利 用 しや す い施 設 の管 理 運 営 体 制 に取 り組 む ことが重 要 です 。

学習情報の収集・

提供

学習相談

指導者の紹介

活動団体・

グループの交流

生涯学習センタ

ーの主な機能

(18)

( 2 ) 地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ の 拠 点 を 整 備 す る

【概 要 】

地 域 コミュニティの拠 点 として、公 民 館 や 文 化 センター 、コミュニティセンター のほか に、徒 歩 や 自 転 車 で行 動 できる範 囲 にある学 校 を、身 近 な学 習 活 動 の場 とす る地 域 学 習 圏 づ くりを進 めることが求 められていました。

【進捗状 況 】

現 在 、14の小 学 校 の平 成 塾 で、地 域 の住 民 と児 童 との交 流 活 動 が実 施 され ていま す 。平 成 塾 は、地 域 の高 年 者 の共 同 学 習 の場 や 地 域 の子 どもたちとの世 代 間 交 流 の 場 として、小 学 校 の余 裕 教 室 を改 修 して設 置 している施 設 です 。平 成 元 年 度 から設 置 を進 めたことから「平 成 塾 」 と名 付 けられ 、地 域 コミュニティの場 となっています 。少 子 化 による児 童 生 徒 数 の減 少 により余 裕 教 室 が問 題 となっていた当 時 、余 裕 教 室 を学 校 教 育 以 外 に活 用 す るということは大 変 めず らしく、先 進 的 な取 組 として、文 部 科 学 省 の資 料 や 小 学 校 6年 生 用 の一 部 の社 会 科 資 料 集 にも紹 介 され ています 。平 成 塾 のこ うした活 動 は、開 かれ た学 校 づ くりを推 進 しています 。

また、児 童 クラブや 放 課 後 子 ども教 室 による学 校 施 設 の利 用 をはじめ、谷 塚 小 学 校 や 高 砂 小 学 校 、栄 小 学 校 など、学 校 施 設 の一 部 開 放 が進 められています 。

【今 後 の課 題 】

平 成 塾 は 、地 域 と学 校 をつ なぐ重 要 な役 割 を担 っています が、利 用 者 の高 齢 化 が 大 きな問 題 となっています 。また、コミュニティセンター の建 設 など学 習 施 設 の整 備 が図 られ たことから、新 たな平 成 塾 の担 い手 が集 まりづ らい状 況 にあります 。平 成 塾 は 、学 校 施 設 を地 域 に開 放 す るという全 国 でもめず らしい事 業 であり、草 加 の特 色 ともいえる 事 業 です 。児 童 と祖 父 母 世 代 との大 切 な交 流 の場 である平 成 塾 の活 動 を支 えていく 必 要 があります 。

学 校 のもつ 機 能 や 施 設 の開 放 につ いては 、地 域 住 民 の学 習 の場 としてだけでは な く、児 童 クラブや 放 課 後 子 ども教 室 といった子 どもの居 場 所 づ くりの方 向 にも進 んでい ます 。地 域 の学 習 拠 点 として学 校 を位 置 付 けることには限 界 があるようです 。

(19)

15

(20)

( 3 ) 一 人 ひ と り の 学 び を 豊 か に す る

【概 要 】

市 民 の学 習 ニー ズは 多 様 化 し、質 の高 い学 習 が求 められ てお り、これ らに応 えるた めに公 民 館 ・文 化 センター での講 座 や そうか市 民 大 学 による講 座 、また、大 学 の公 開 講 座 など多 くの講 座 が提 供 され ていました。様 々 な主 体 で行 われ ている講 座 や 教 室 の 情 報 を一 元 化 す ることにより、市 民 が自 主 的 に、年 間 をとお して計 画 的 に学 習 できる体 制 づ くりが求 められていました。

【進捗状 況 】

学 習 ・講 座 の 情 報 を分 野 別 、内 容 別 に 体 系 化 す ることで、市 民 が選 択 しや す い仕 組 み づ くりとして、生 涯 学 習 情 報 提 供 サイトを開 設 しました。これ により、講 座 ・指 導 者 ・ サー クルを分 野 別 で検 索 す ることができるようになりました。

また、福 祉 や 男 女 共 同 参 画 社 会 、多 文 化 共 生 、環 境 、防 犯 ・防 災 、健 康 、人 権 など の現 代 的 課 題 や スポー ツ・レクリエー ション活 動 につ いて、各 分 野 を所 管 す る市 の各 部 署 から学 習 プログラムなどが提 供 され ています 。

大 学 との連 携 事 業 としては、獨 協 大 学 、上 野 学 園 大 学 との共 催 により公 開 講 座 を開 催 す るとともに、子 どもの学 ぶ 力 や 生 きる力 をはぐくむ 新 たな取 組 として、 「子 ども大 学 そうか」を開 校 しました。

歴 史 ・文 化 資 源 を活 用 した学 び の機 会 としては、平 成 26年 3月 18日 に草 加 市 のシ ンボル である 「草 加 松 原 」 が、文 化 財 保 護 法 に規 定 す る国 の名 勝 に指 定 され たこと から、歴 史 民 俗 資 料 館 にお いて企 画 展 や 歴 史 講 座 を開 催 す るなど、文 化 を継 承 して いくための講 座 を開 催 しています 。

【今 後 の課 題 】

少 子 高 齢 化 、環 境 問 題 、防 犯 ・防 災 問 題 など変 化 の著 しい現 代 的 課 題 につ いて、 効 果 的 に学 習 できるよう工 夫 す る必 要 があります 。

(21)

17

(22)

( 4 ) 学 び を 支 援 す る 効 果 的 な 体 制 を つ く る

【概 要 】

学 習 したい、学 習 の成 果 をいかしたい、そのようなときに欲 しいのは 、学 習 情 報 と相 談 す る窓 口 です 。学 習 情 報 につ いては、 「広 報 そうか」 や 情 報 誌 、市 のホー ムペ ー ジ などによる提 供 に努 めています が、学 習 情 報 の一 元 化 を図 り、学 習 の機 会 だけでなく 指 導 者 、団 体 ・サー クル などの情 報 の充 実 を図 ることが求 められ ていました。学 習 相 談 につ いては 、相 談 機 能 の充 実 に向 け、学 習 成 果 をいかしたスタッフの育 成 が課 題 とな っていました。

また、団 体 ・グルー プが学 習 活 動 を自 主 的 ・発 展 的 に継 続 していけるよう、支 援 体 制 の充 実 が求 められていました。

【進捗状 況 】

学 習 情 報 の一 元 化 としては 、生 涯 学 習 情 報 提 供 サイトを開 設 させ ることにより、リア ル タイムに講 座 、指 導 者 、団 体 ・サー クル の情 報 を得 ることができるようになりました。ま た、公 民 館 ・文 化 センター などでは、「施 設 だより」を発 行 し、情 報 の発 信 に努 めていま す 。

学 び に関 す る相 談 体 制 の整 備 としては、学 習 情 報 を共 有 す ることで公 民 館 ・文 化 セ ンター の窓 口 での相 談 機 能 の充 実 を図 りました。また、中 央 図 書 館 では、調 べ 物 学 習 を支 援 してお り、図 書 を通 した調 査 ・相 談 に応 じています 。

団 体 ・サー クル の活 動 を支 援 す る体 制 の充 実 としては 、公 民 館 使 用 料 の減 額 制 度 を継 続 す るほか、「施 設 まつ り」などで成 果 発 表 の場 を提 供 しています 。

【今 後 の課 題 】

学 習 情 報 の一 元 化 を一 層 進 めるために、生 涯 学 習 情 報 提 供 サイトの内 容 を充 実 さ せ る必 要 があります 。講 座 、指 導 者 、学 習 団 体 ・サー クル の情 報 数 を増 や す ことはもち ろん、掲 載 情 報 も見 や す く、分 かりや す く工 夫 す ることが求 められ ます 。

(23)

19

(24)

( 5 ) 地 域 ぐ る み の 子 育 て 環 境 を つ く る

【概 要 】

学 び は 子 どものときから始 まります 。地 域 に お ける子 育 てに関 す る理 解 の 促 進 と子 育 て支 援 活 動 の活 性 化 が求 められていました。

子 どもたちの基 礎 的 な知 識 を深 め、一 人 ひ とりの未 来 の 可 能 性 を豊 かにす る学 校 教 育 の推 進 が求 められ ていました。

生 涯 にわたる豊 かな人 間 性 と社 会 性 を身 に付 けるため、家 庭 や 地 域 の教 育 力 の向 上 、開 かれた学 校 づ くりによる体 験 ・交 流 活 動 の活 発 化 が求 められ ていました。

【進捗状 況 】

公 民 館 ・文 化 センター にお いては 、年 間 を通 じて子 育 てサロンや す くす くクラブ、家 庭 教 育 学 級 を実 施 してお り、中 央 図 書 館 にお いては、年 間 を通 じて読 み 聞 かせ 、工 作 教 室 などを実 施 し、絵 本 や 図 書 を活 用 した親 子 の交 流 の場 を育 んでいます 。児 童 館 ・ 児 童 センター にお いては、親 子 が触 れ 合 う場 や 親 同 士 ・子 ども同 士 が交 流 す る場 を提 供 しています 。また、出 産 、子 育 て、しつ け、子 どもの発 達 などの相 談 支 援 や 発 達 に心 配 のある子 どもの専 門 支 援 を行 う施 設 として、子 育 て支 援 センター を開 設 しました。

学 校 教 育 にお いては、基 礎 学 力 の向 上 に取 り組 む とともに、心 豊 かな児 童 ・生 徒 の 育 成 を目 指 し、 「知 ・徳 ・体 」 のバ ランスのとれ た育 成 を目 指 した取 組 を進 めています 。 障 がいのある児 童 生 徒 へ の教 育 につ いては、子 どもたちの可 能 性 を広 げ るため、学 校 内 の支 援 体 制 や 特 別 支 援 学 級 の設 置 及 び 担 当 教 員 の育 成 に積 極 的 に取 り組 み まし た。

開 かれ た学 校 づ くりとしては 、地 域 のボランティアを 「学 校 応 援 団 」 とし、学 校 にお ける学 習 活 動 、安 全 ・安 心 確 保 、環 境 整 備 など様 々 な場 面 で学 校 の活 動 を支 援 して います 。

【今 後 の課 題 】

(25)

21

( 6 ) 「 ま ち づ く り は 人 づ く り か ら 」 を 実 践 す る

【概 要 】

音 楽 と文 化 のまちづ くりを推 進 し、市 民 が心 豊 かに過 ごし、住 む ことに自 信 と誇 りが もてる草 加 の新 しい文 化 特 性 をつ くりあげます 。

また、学 習 成 果 をボランティア活 動 などの地 域 活 動 にいかしたい、それ により学 び を深 め、充 実 感 をもちたいと考 える市 民 が多 くなっています 。学 習 活 動 を重 ね て得 た 知 識 や 技 能 をいかし、まちづ くりや 地 域 社 会 の活 性 化 につ なげます 。

【進捗状 況 】

本 市 は、平 成 5年 に音 楽 都 市 宣 言 を行 い、平 成 25年 には20周 年 を迎 えました。公 民 館 ・文 化 センター にお いては、 「音 楽 と文 化 のまちづ くり」 として様 々 な事 業 を開 催 しています 。音 楽 が響 き、人 々 の心 にメロデ ィー があふ れるまちづ くりを進 めています 。

また、平 成 26年 には 「草 加 市 文 化 芸 術 振 興 条 例 」を制 定 し、文 化 芸 術 の振 興 に当 たって、市 、市 民 等 、地 域 団 体 等 の役 割 を明 らかにし、草 加 らしい文 化 芸 術 を創 造 す るための指 針 を定 めました。

市 民 活 動 の支 援 としては 、市 民 活 動 センター を中 心 として、市 民 活 動 団 体 や NPO 法 人 向 けの情 報 の提 供 、団 体 同 士 の情 報 交 換 の場 を提 供 しています 。

学 習 成 果 の発 表 ・活 用 の場 づ くりとしては、公 民 館 まつ りや 平 成 塾 活 動 合 同 発 表 会 の開 催 、中 央 図 書 館 にお ける文 化 講 演 会 及 び 展 示 ギャラリー での企 画 展 示 の実 施 、 指 導 者 バ ンク登 録 者 による 「生 涯 学 習 体 験 講 座 」及 び 「図 書 館 生 涯 学 習 講 座 」の開 催 などにより、発 表 ・活 動 の場 を提 供 しています 。

【今 後 の課 題 】

音 楽 イベ ントや 音 楽 を学 ぶ 機 会 の充 実 、音 楽 活 動 団 体 の支 援 をとお して、音 楽 都 市 宣 言 にふ さわしいまちづ くりを引 き続 き推 進 す る必 要 があります 。

(26)

第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 の 基 本 理 念 ・ 基 本 目 標

生 涯 学 習 の場 で出 会 い、学 び をとお して得 た絆 は 「生 涯 学 習 = 学 縁 (がくえん)」 と呼 ぶ ことができます 。地 縁 や 血 縁 、職 場 縁 といったこれ までの人 間 関 係 に加 え、この 「学 縁 」 は 「人 と人 」 「人 と地 域 」 を結 び 、活 気 のある地 域 コミュニティの広 がりをつ く り出 します 。生 涯 学 習 によって生 まれ た、この新 たな絆 = 縁 は 、 「生 きる力 」となりま す 。

「第 二 次 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」で目 指 したこの理 念 を、今 後 も受 け継 いで いきたいと思 います 。そのため、「第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 」にお いても引 き続 き基 本 理 念 とします 。

基 本 理 念

「第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 」の上 位 計 画 である 「第 二 次 草 加 市 教 育 振 興 基 本 計 画 」 にお いて、生 涯 学 習 にお ける基 本 目 標 を 「地 域 の力 をはぐくむ 生 涯 学 習 活 動 の推 進 」 と定 めています 。その中 では、基 本 理 念 「生 きる力 をはぐくむ 学 縁 都 市 そう か」 の実 現 を目 指 す ためには 、地 域 に根 ざした生 涯 学 習 活 動 を推 進 す る必 要 がある としています 。

基 本 目 標

生き

力 を

はぐ

む学 縁 都 市

(27)

23

「第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 」の策 定 に当 たっては 、地 域 にある学 習 資 源 の積 極 的 な活 用 を目 指 します 。

生 涯 学 習 の広 がりとともに、生 涯 学 習 に関 す る情 報 が増 大 し、社 会 にあふ れるように なっています 。このため、学 習 情 報 を分 野 別 、対 象 別 、会 場 別 などに総 合 化 、体 系 化 し、必 要 な情 報 を選 択 できるようにす るために 「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」 を構 築 しま した。 インター ネットの普 及 により、パ ソコンだけでなく携 帯 電 話 や スマー トフォンで情 報 を入 手 したり、様 々 なや り取 りを行 ったりす ることが日 常 的 となっています 。従 来 の紙 媒 体 による情 報 発 信 とともに、インター ネットの積 極 的 な活 用 が必 要 となっています 。

一 方 、生 涯 学 習 に対 す る市 民 のニー ズは多 様 化 し、質 の高 い学 習 が求 められ るよう になってきました。趣 味 や 教 養 などの分 野 の他 、現 代 的 課 題 や 専 門 的 学 習 を提 供 す る ためには、豊 富 な学 習 資 源 をもつ 様 々 な主 体 と連 携 す ることが大 切 です 。大 学 や 民 間 学 習 団 体 などと連 携 し、充 実 した学 習 プログラムの提 供 にも努 めていく必 要 があります 。

また、本 市 では、歴 史 民 俗 資 料 館 が中 心 となり、地 域 のもつ 歴 史 や 文 化 を再 発 見 し、 次 代 に受 け継 いでいくために郷 土 学 習 の充 実 を推 進 しています 。 「草 加 松 原 」 が国 の名 勝 に指 定 されたことにより郷 土 の歴 史 や 文 化 に対 す る市 民 の関 心 が大 変 高 まって お り、現 在 は郷 土 学 習 を進 める絶 好 の機 会 といえます 。

以 上 のことから、計 画 の策 定 に当 たっては次 の3つ の視 点 を基 本 に据 えるものとしま す 。

● 生 涯 学 習 の情 報 化 を推 進 す る

(28)

この3つ の視 点 に基 づ き、特 に重 点 的 に取 り組 む べ き課 題 を 「重 点 プロジェクト」 と し、次 の3つ とします 。

■ 重 点 プロジェクトⅠ 「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイトの普 及 ・活 用 」

「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」 をより多 くの人 に見 ていただき、利 用 していただくため に、サイトの普 及 、活 用 を推 進 します 。

■ 重 点 プロジェクトⅡ 「地 域 の学 習 資 源 の活 用 」

大 学 、民 間 学 習 団 体 、NPO法 人 などとの共 催 による講 座 や 事 業 の実 施 を推 進 しま す 。

■ 重 点 プロジェクトⅢ 「 『草 加 松 原 』 を活 用 した郷 土 学 習 の推 進 」

歴 史 民 俗 資 料 館 を中 心 として、 『草 加 松 原 』 を活 用 した郷 土 の歴 史 を学 ぶ 学 習 を 推 進 します 。

そして、「重 点 プロジェクト」にお ける課 題 の解 決 のための具 体 的 な施 策 の柱 は 、次 の2つ とします 。

■ 施 策 1 「生 涯 をとお した多 様 な学 習 機 会 の充 実 」

市 民 一 人 ひ とりのライフステー ジに応 じた多 様 な学 習 情 報 や 学 習 機 会 を提 供 す ると ともに、習 得 した技 能 や 知 識 を市 民 が社 会 に還 元 していける地 域 づ くりを推 進 します 。

■ 施 策 2 「生 涯 学 習 施 設 の整 備 とネットワー ク化 の推 進 」

(29)

25

「基 本 理 念 」、「基 本 目 標 」、「重 点 プロジェクト」、「施 策 」の関 係 は、次 のとお りとなり ます 。

【基本目標】

地域の力をはぐくむ生涯学習活動の推進

【基本理念】

生きる力をはぐくむ学縁都市 そうか

【重点プロジェクトⅡ】 地域の学習資源の活用

 【施策1】 生涯をとおした多様な

学習機会の充実

【施策2】 生涯学習施設の整備と

ネットワーク化の推進

【重点プロジェクトⅢ】 『草加松原』を活用した

郷土学習の推進 【重点プロジェクトⅠ】

(30)

施 策 の 体 系

 生涯学習推進体制の整備  生涯学習情報提供体制の充実

 世代間交流事業の推進

 利用しやすい生涯学習施設の運営  生涯学習施設の整備・充実

施 策 2

生 涯 学 習 施 設 の 整 備 と ネ

ト ワー

ク 化 の 推 進

施 策 1

生 涯 を と お

し た 多 様 な 学 習 機 会 の 充 実

学びの環境づくり

 中央図書館の整備・充実  中央図書館の運営の充実 中央図書館の充実

 地域の教育力の活用

 ともに学びともに育つ学習機会の提供

 人材育成の場づくり

地域における 生涯学習施設の整備

身近で地域性をいかした 学習機会の提供

学びをいかす 人づくり

(31)

第2章

(32)

第 2 章

基 本 計 画

重 点 プ ロ ジ ェ ク ト

「第 二 次 生 涯 学 習 基 本 構 想 ・基 本 計 画 」では、重 点 プロジェクトの一 つ として 「新 た な学 習 システムの構 築 」 を掲 げ 、学 習 情 報 を分 野 別 、対 象 別 、会 場 別 などに一 元 化 、 体 系 化 す るために 「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」 を平 成 26年 度 に構 築 しました。

「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」は様 々 な機 能 をもっています 。講 座 や イベ ント情 報 の提 供 はもちろん、学 習 を手 助 けす る指 導 者 の発 掘 ・活 用 、市 内 で活 動 す るサー クル や 学 習 団 体 のPR、講 座 の申 込 、新 たに学 び を始 めたい人 へ の学 習 相 談 など、学 習 に関 わ る人 と人 とを結 び 付 けることができます 。

「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」の開 設 により、公 民 館 ・文 化 センター といった行 政 をはじ め、NPO法 人 や サー クル などからの情 報 提 供 が進 み 、さらにイベ ント風 景 や 活 動 風 景 の写 真 も多 く投 稿 され るようになりました。このように写 真 を多 く活 用 す ることにより、詳 細 な学 習 情 報 の提 供 を進 めることができました。一 方 、学 習 情 報 にはまだまだ偏 りがあ り、また、「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」の利 用 の目 安 となるアクセス数 も開 設 当 初 と比 べ ると増 加 しています が、まだまだ不 十 分 です 。このためサイトの内 容 の拡 充 、利 用 者 の 拡 大 を図 る必 要 があります 。

「第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 」で は 、この 「生 涯 学 習 情 報 提 供 サ イト」をより多 くの 方 々 に見 ていただき、利 用 していただくために、サイトの普 及 、活 用 を推 進 します 。

生 涯 学 習 情 報 提 供 サ イ ト の 普 及 ・ 活 用

生 涯学 習情 報

提 供サ イト

サークル・団体の支援 学習情報収集・提供

連携・交流 学習相談

(33)

29

個 人 の価 値 観 や ライフスタイル が多 様 化 す る中 で、多 種 多 様 な学 習 の機 会 が提 供 され ています 。地 域 に根 ざした学 習 を進 める公 民 館 講 座 、大 学 のもつ 豊 富 な学 習 資 源 を活 用 した大 学 公 開 講 座 、専 門 分 野 を深 く探 究 す る「そうか市 民 大 学 」、この他 民 間 学 習 団 体 による講 座 も多 数 開 催 されています 。

このように学 習 環 境 が整 い、地 域 にお ける高 度 な学 習 の機 会 が充 実 してきているこ とから、市 民 の学 習 ニー ズは以 前 よりも多 様 化 ・高 度 化 しています 。行 政 のもつ 学 習 資 源 だけでは、これらに応 えることは困 難 であり、大 学 や 民 間 学 習 団 体 などのもつ 学 習 資 源 を活 用 す ることが必 要 となってきています 。

このことから、平 成 27年 度 に獨 協 大 学 との新 たな共 催 事 業 として、「子 ども大 学 そう か(※ ) 」 を開 校 し、獨 協 大 学 の教 授 による英 語 や 環 境 の学 習 を行 いました。

「子 ども大 学 そうか」 を大 学 との連 携 モデ ル として内 容 の拡 充 を図 るとともに、大 学 、 民 間 企 業 、民 間 学 習 団 体 、NPO法 人 などとの共 催 による講 座 や 事 業 の実 施 を推 進 し ます 。

地 域 の 学 習 資 源 の 活 用

※ 子 ども大 学 とは

ヨー ロッパ で広 がった取 組 で、日 本 では「子 ども大 学 かわごえ」が最 初 に設 立 され ました。埼

玉 県 ではこの取 組 を推 進 してお り、現 在 では 埼 玉 県 内 全 市 町 村 で開 校 され ています 。大 学 の

キャンパ ス等 を会 場 に、大 学 教 授 や 地 域 の 専 門 家 が 講 師 となり、子 どもたちの 知 的 好 奇 心 を

刺 激 す る講 義 や 体 験 活 動 が行 われ ています 。(埼 玉 県 教 育 委 員 会 ホー ムペ ー ジより引 用 )

「平 成 28年 度 子 ども大 学 そうか」 の様 子

「ドイツ語 であそぼ ! 」の講 義 風 景 「人 間 の目 で見 えないものを科 学 の力 で見 てみ よう」

(34)

平 成 26年 3月 18日 に本 市 に所 在 す る 『草 加 松 原 』 が、 「お くのほそ道 の風 景 地 」 の一 群 として国 の名 勝 に指 定 され ました。埼 玉 県 にお ける名 勝 指 定 は 、 「長瀞」 (大 正 13年 、皆 野 町 ・長瀞町 )、 「三 波 石 峡 」 (昭 和 32年 、神 川 町 ・群 馬 県 藤 岡 市 )に続 く3件 目 であり、56年 ぶ りのこととなります 。

『草 加 松 原 』 は、約 1.5キロメー トル にお よぶ 松 並 木 で、旧 草 加 宿 に隣 接 す る日 光 街 道 の名 所 として江 戸 時 代 から知 られ てお り、紀 行 文 「お くのほそ道 」の中 で、松 尾 芭 蕉 が歩 み を記 した往 時 の雰 囲 気 を、今 なお 色 濃 く伝 えています 。戦 後 、昭 和 40年 代 には根 元 を通 行 す る車 両 の排 気 ガスや 振 動 によりマツは70本 程 度 にまで減 少 しました が、市 民 団 体 や 県 、市 の長 年 の努 力 により、平 成 24年 には 成 木 ・若 木 合 わせ て634 本 にまで復 活 しました。

このように 『草 加 松 原 』 が注 目 され るようになったことから、郷 土 の歴 史 を見 直 し、 再 発 見 しようとす る動 きが出 てきました。子 どもから大 人 まで世 代 を問 わず 、自 分 たち が住 む 草 加 の歴 史 を知 り、郷 土 へ の誇 りと愛 着 を深 める学 習 を提 供 す る必 要 がありま す 。歴 史 民 俗 資 料 館 を中 心 として、 『草 加 松 原 』 を活 用 し郷 土 の歴 史 を学 ぶ 学 習 を 推 進 します 。

『 草 加 松 原 』 を 活 用 し た 郷 土 学 習 の 推 進

松 尾 芭 蕉 翁 像

冬 の草 加 松 原

(35)
(36)

2 【 施 策 1 】 生 涯 を と お し た 多 様 な 学 習 機 会 の 充 実

【現 状 と課 題 】

生 涯 学 習 の広 がりとともに、生 涯 をとお して学 習 活 動 をしていきたいと思 う市 民 が増 えています 。平 成 26年 度 に実 施 した草 加 市 生 涯 学 習 市 民 アンケー トでは 、公 民 館 で 学 習 活 動 をしている市 民 の9割 が、現 在 の学 習 活 動 に満 足 を感 じてお り、「今 後 も学 習 活 動 をしてみ たい」と回 答 しています 。学 習 活 動 で身 に付 けた知 識 などを自 己 実 現 や 家 族 のために活 用 し、人 生 をより豊 かにしていることがうかがえます 。

市 民 の生 涯 をとお した学 習 意 欲 に応 える環 境 づ くりや 学 び の成 果 を地 域 づ くりにい かす ための仕 組 み づ くりが求 められています 。

【主 な取 組 】

学 びの 環 境 づく

市 民 の生 涯 学 習 意 欲 に応 える体 制 づ くりとして、教 育 委 員 会 のみ ならず 、各 部 署 と 連 携 して、本 計 画 を推 進 します 。

また、市 民 の継 続 的 な学 習 活 動 を支 援 す るため、年 間 をとお して「生 涯 学 習 体 験 講 座 」を開 催 し、学 び たい人 と指 導 者 を結 ぶ 仕 組 み づ くりをとお して、「ともに学 び 、ともに 育 つ 」生 涯 学 習 社 会 の構 築 を図 ります 。

(37)

33

生 涯 学 習 推 進 体 制 の 整 備

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

第 三 次 生 涯 学 習 基 本 計 画 の 検 証

・社 会 教 育 委 員 会 議 にお いて、第 三 次 生 涯 学

習 基 本 計 画 の進捗状 況 を検 証 します 。

・生 涯 学 習 に関 す る全 庁 的 な調 整 会 議 を開 催

し、進捗状 況 を確 認 す るとともに 、情 報 交 換

などを行 います 。

・生 涯 学 習 に 関 す る先 進 的 な取 組 に つ い て、

調 査 ・研 究 します 。

指 導 者 バ ンク制 度 の周 知 と

活 用

・生 涯 学 習 情 報 提 供 サ イトを活 用 し、指 導 者

バ ンク制 度 の周 知 に努 めます 。

・指 導 者 バ ンク登 録 者 の発 掘 に努 めます 。

指 導 者 バ ンク登 録 者 の活 用

・指 導 者 バ ンク登 録 者 を講 師 とす る生 涯 学 習

体 験 講 座 の充 実 を図 ります 。

・指 導 者 バ ンク登 録 者 の 情 報 を広 く提 供 し、

様 々 な事 業 に お い てバ ンク登 録 者 が 活 用 さ

(38)

学 習 活 動 へ のきっかけづ くりとして、学 習 情 報 を簡 単 に得 ることができることが重 要 で す 。情 報 通 信 技 術 の進 展 に伴 い、インター ネットの活 用 が日 常 生 活 に浸 透 しています 。 「あらゆる世 代 」 に「いつ でも」生 涯 学 習 情 報 を届 けるためには、「広 報 そうか」へ の掲 載 や パ ンフレットの配 布 といった従 来 のや り方 のほか、インター ネットを活 用 す ることが 必 要 不 可 欠 です 。

市 では 、市 民 の生 涯 学 習 に 関 す る様 々 な情 報 をインター ネット上 で入 手 できる「生 涯 学 習 情 報 提 供 サイト」を開 設 しました。このサイトの普 及 ・活 用 を図 るとともに、あらゆ る媒 体 を用 いた学 習 情 報 の提 供 を推 進 します 。

生 涯 学 習 情 報 提 供 体 制 の 充 実

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

生 涯 学 習 情 報 提 供 サイトの

普 及 ・活 用

・講 座 や イベ ントの 周 知 に 当 たって、サ イトを活

用 します 。

・愛 称 を設 定 しサイトのPRを図 ります 。

・年 齢 や 身 体 的 障 が い に 関 係 なく、誰 もが 利 用

しや す いサイト構 築 に努 めます 。

・機 能 の 追 加 などを行 い 、操 作 が 簡 単 で 使 い や

す いものとします 。

・定 期 的 に サ イトの 操 作 説 明 会 を開 催 し、利 用

を促 します 。

・公 民 館 や 文 化 センター に お い て、インター ネッ

トが使 用 できる環 境 づ くりに努 めます 。

・利 用 登 録 者 の増 加 に努 めます 。

関 連 サイトとの連 携

・子 育 て応 援 ・情 報 サ イト「ぼ っくるん 」との 情 報

連 携 に努 めます 。

・草 加 市 文 化 協 会 や 草 加 市 体 育 協 会 などの サ

イトとの連 携 を検 討 します 。

・市 民 活 動 セ ンター 公 式 facebookとの 情 報 連

携 に努 めます 。

・その他 関 連 サイトとの情 報 連 携 に努 めます 。

生 涯 学 習 情 報 紙 (誌 )等 の

発 行

・「広 報 そうか」折 込 にて生 涯 学 習 に 関 す る情 報

紙 を発 行 します 。

・市 内 で 活 動 す るサ ー クル の 情 報 をまとめ た情

(39)
(40)

学 びの 輪 を広 げる

大 学 、NPO法 人 、市 民 団 体 、学 校 や 民 間 学 習 団 体 といった地 域 の教 育 資 源 をい かし、市 民 の高 度 で多 様 な学 習 意 欲 に応 える学 び の輪 を創 出 します 。

学 校 ・家 庭 ・地 域 の連 携 ・融 合 を更 に推 進 し、「地 域 の教 育 力 」の活 用 を図 ります 。

地 域 の 教 育 力 の 活 用

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

地 域 学 習 圏 づ くりの推 進

・公 民 館 や 文 化 センター を地 域 にお ける主 要

な学 び の拠 点 として位 置 付 け、地 域 の他 の学

習 施 設 (学 校 や コミュニティセンター など)との

連 携 に努 めます 。

そうか市 民 大 学 の充 実

・そうか 市 民 大 学 推 進 委 員 会 と連 携 し、カリキ

ュラムを充 実 させ 受 講 者 数 の 増 加 に 努 め ま す 。

・大 学 及 び 民 間 学 習 団 体 などと連 携 し、多 様

な学 習 の提 供 に努 めます 。

子 ども大 学 そうかの充 実

・子 どもの 知 的 好 奇 心 を刺 激 す る講 座 の 開 拓

など、内 容 の充 実 に努 めます 。

・大 学 及 び 民 間 企 業 などと連 携 し、多 様 な学

習 の提 供 に努 めます 。

獨 協 大 学 との連 携 ・交 流

・獨 協 大 学 と連 携 し、大 学 の もつ 学 習 資 源 の

活 用 に努 めます 。

・獨 協 大 学 との共 催 事 業 「オー プンカレッジ」に

つ い て、講 座 内 容 や 機 会 の 拡 充 を働 きか け

ます 。

上 野 学 園 大 学 との連 携 ・

交 流

・音 楽 都 市 に ふ さわ しい 音 楽 学 習 の 機 会 を充

実 させ るため、大 学 のもつ 学 習 資 源 の活 用 に

努 めます 。

近 隣 大 学 との連 携 ・交 流

・文 教 大 学 をは じめ とす る近 隣 大 学 との 事 業

連 携 を検 討 します 。

地 域 の 教 育 力 の 活 用

(41)

37

地 域 の 教 育 力 の 活 用

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

郷 土 学 習 の充 実

・歴 史 民 俗 資 料 館 が 中 心 となって郷 土 の 歴 史

や 文 化 を知 るための機 会 の充 実 を図 ります 。

・手 軽 に 草 加 の 郷 土 史 を学 ぶ ために「草 加 の歴

史 と文 化 財 ハ ンドブック」の活 用 を図 ります 。

・児 童 生 徒 の 副 教 材 として「草 加 お 宝 かるた」の

活 用 を推 進 します 。

学 校 応 援 団 の活 動 内 容 の 充 実

・学 校 応 援 団 の活 動 の充 実 を図 るため、学 校 応

援 コー デ ィネー ター を育 成 します 。

・学 校 応 援 団 連 絡 協 議 会 や 研 修 会 を実 施 し、

各 校 の具 体 的 な取 組 につ いて情 報 交 換 し、各

校 での活 動 の充 実 及 び 発 展 を図 ります 。

土 曜 日 等 の体 験 活 動 の 充 実

・地 域 社 会 の 中 で 子 どもたちの 知 ・徳 ・体 をは ぐ

くむ ため 、望 ましい 土 曜 日 等 の 教 育 活 動 に つ

いて実 施 してきます 。

・放 課 後 に お い て、子 どもたちが 安 全 安 心 に 過

ごし、多 様 な体 験 ・活 動 ができるよう支 援 してい

きます 。

「親 の学 習 」の実 践

・小 中 学 校 の 入 学 前 に 、保 護 者 向 け 「親 の 学

習 」講 座 を開 催 し、子 育 て 不 安 の 軽 減 などを

目 指 す とともに、保 護 者 同 士 のコミュニケー ショ

ンの充 実 を図 ります 。

・各 園 ・各 校 のPTAなどが 実 施 す る子 育 てに 関

す る講 演 会 や 家 庭 教 育 学 級 などで、保 護 者 向

(42)

生 涯 学 習 の内 容 は 、趣 味 、教 養 、健 康 、スポー ツに関 す ること、生 活 課 題 に即 した 学 習 、地 域 活 動 に参 加 す るための学 習 など、非 常 に幅 広 いものとなっています 。

また、その担 い手 は 子 どもから高 年 者 まで、日 中 仕 事 をしている人 、育 児 中 の人 な どあらゆる世 代 が対 象 となります 。

本 市 では 、多 くの部 署 にお いて学 習 機 会 が提 供 され てお り、引 き続 きこれ ら各 種 事 業 を推 進 します 。

一 方 、生 涯 学 習 は 行 政 からの一 方 向 の取 組 ではなく、市 民 や 地 域 で活 動 す る団 体 などとの連 携 により進 められ ているものも多 くあります 。地 域 との連 携 を強 化 し、「ともに 学 び 、ともに育 つ 」学 習 機 会 の提 供 を推 進 します 。

ともに学 び ともに育 つ 学 習 機 会 の 提 供

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

現 代 的 課 題 に対 す る学 習 の推 進

・女 性 、子 ども、障 が い 者 、高 年 者 、国 際 交 流 、

多 文 化 共 生 、環 境 、防 災 、防 犯 とい った多 肢

に わ たる現 代 的 課 題 に つ い て、理 解 を深 め る

学 習 機 会 の充 実 に努 めます 。

音 楽 ・文 化 ・芸 術 関 連 事 業

の推 進

・「音 楽 都 市 宣 言 」に ふ さわ しい 音 楽 事 業 を推

進 します 。

・「奥 の 細 道 」関 連 事 業 、「草 加 松 原 」関 連 事 業

の充 実 を図 ります 。

・地 域 の文 化 財 の 保 存 ・普 及 ・啓 発 に努 めま

す 。

・「草 加 市 文 化 芸 術 振 興 条 例 」に 基 づ き、草 加

らしい 文 化 芸 術 及 び 伝 統 的 な文 化 芸 術 の 振

興 、向 上 及 び 発 展 に努 めます 。

スポー ツ・レクリエー ション

事 業 の推 進

・(公 財 )草 加 市 体 育 協 会 や スポー ツ推 進 委 員

などと連 携 し、市 民 のニー ズに即 した事 業 展 開

に努 めます 。

・様 々 な大 会 の開 催 を通 じて、スポー ツ・レクリエ

ー ション活 動 の普 及 に努 めます 。

・学 校 開 放 団 体 などを中 心 に、地 域 でスポー ツ・

レクリエ ー ション活 動 や 交 流 が で きる機 会 を創

出 します 。

・オリンピック・パ ラリンピックを活 用 し、「す るスポ

ー ツ」だ けで なく、「見 るスポー ツ」や 「支 えるス

ポー ツ」のす ば らしさを伝 え、市 民 のスポー ツに

(43)

39

ともに学 びともに育 つ 学 習 機 会 の 提 供

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

健 康 づ くり事 業 の推 進

・ライフステー ジに 合 わ せ た健 康 づ くりの 取 組 が

できるよう、各 種 講 座 ・教 室 を開 催 します 。

・身 近 な施 設 に お い て健 康 づ くりの 機 会 を提 供

します 。

・健 康 づ くり団 体 や 医 療 機 関 、学 校 、企 業 などと

連 携 し、スポー ツだけで なく栄 養 ・食 生 活 や 健

康 管 理 の 必 要 性 に つ い ての 講 座 の 充 実 に 努 めます 。

子 育 て支 援 事 業 の推 進

・公 民 館 ・文 化 センター 、児 童 館 ・児 童 センター

などに て、乳 幼 児 と保 護 者 の 交 流 を深 め る事

業 を実 施 します 。

・草 加 市 子 育 て 支 援 コー デ ィネ ー ター を中 心

に、子 育 てを推 進 す る団 体 などと連 携 し、子 育

て支 援 ネットワー クの充 実 を図 ります 。

・市 内 全 ての 小 学 校 に て放 課 後 子 ども教 室 事

業 を開 催 します 。また、放 課 後 児 童 クラブ との

(44)

学 びをいか す人 づく

現 在 、生 涯 学 習 施 設 を中 心 として、その規 模 も様 々 な形 で学 習 成 果 の発 表 が展 開 され ています 。学 ぶ こと自 体 が人 生 を豊 かにし、生 きがいを与 えてくれ るものです が、学 習 成 果 を発 表 す ることで、地 域 へ の積 極 的 な関 わりや 仲 間 づ くりの機 会 を生 み 出 しま す 。

学 習 者 の要 望 や 熟 練 度 に合 わせ た、多 様 な学 習 成 果 の発 表 の場 を提 供 します 。

学 習 成 果 の 活 用

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

学 習 成 果 の発 表 の場 づ くり

・公 民 館 ・文 化 センター まつ りを開 催 します 。

・公 民 館 ・文 化 センター でのロビー 展 、ギャラリー

展 の充 実 に努 めます 。

・平 成 塾 活 動 合 同 発 表 会 を開 催 します 。

・様 々 な機 会 を活 用 して発 表 の場 の提 供 に 努 め

ます 。

(45)

41

学 習 成 果 を活 用 して地 域 活 動 に参 加 す ることは 、これ からの生 涯 学 習 の 大 切 な課 題 となっています 。草 加 市 生 涯 学 習 市 民 アンケー トでは 、公 民 館 で学 習 活 動 をしてい る市 民 の75% が 「地 域 や 社 会 を支 援 す る活 動 に参 加 していきたい」 と回 答 していま す 。公 民 館 の講 座 や サー クル 活 動 などをとお して得 た知 識 や 絆 を、地 域 社 会 に還 元 し ていきたいとの意 向 がうかがえます 。学 び の成 果 を地 域 づ くりにいかせ るよう、人 材 の発 掘 ・育 成 の充 実 を図 ります 。

また、本 市 では行 政 と協 働 して生 涯 学 習 の推 進 を図 る市 民 主 体 の組 織 として、平 成 13年 度 に「生 涯 学 習 市 民 推 進 会 議 」を設 置 しました。生 涯 学 習 の普 及 奨 励 という当 初 の目 的 が達 成 された今 、組 織 の役 割 を見 直 します 。

人 材 育 成 の 場 づくり

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

団 体 ・サー クル の活 動 支 援

・公 民 館 使 用 料 の減 免 制 度 を維 持 します 。

・生 涯 学 習 情 報 提 供 サ イトを活 用 し、団 体 ・サ

ー クル の広 報 活 動 を支 援 します 。

新 成 人 のつ どいの充 実

・新 成 人 に よる実 行 委 員 会 を組 織 し、新 成 人

自 ら企 画 ・運 営 す ることで、地 域 で活 躍 できる

人 材 の育 成 につ なげ ます 。

・ふ るさと意 識 を高 め 、地 域 貢 献 の 心 をは ぐく

む 場 として活 用 します 。

・参 加 率 の維 持 に努 めます 。

市 民 活 動 ・コミュニティ活 動 事

業 の推 進

・市 民 活 動 セ ンター に お い て、まちづ くり講 座

の充 実 に努 めます 。

・市 民 活 動 センター と連 携 し、学 習 者 を地 域 活

動 へ とつ なげ る方 策 を検 討 します 。

・地 域 活 動 へ の 参 加 を促 す ため に 、地 域 活 動

に関 す る情 報 と学 習 の機 会 を提 供 します 。

・市 民 活 動 相 談 体 制 の充 実 を進 めます 。

・安 心 して市 民 活 動 が 取 り組 め るよう、補 償 面

の支 援 を行 います 。

・市 民 活 動 セ ンター 公 式 facebookの 一 層 の

活 用 を進 めます 。

生 涯 学 習 市 民 推 進 会 議 の 活 用

・生 涯 学 習 市 民 推 進 会 議 の 活 用 につ いて検

(46)

3 【 施 策 2 】 生 涯 学 習 施 設 の 整 備 と ネ ッ ト ワ ー ク の 推 進

【現 状 と課 題 】

本 市 では 、公 民 館 ・文 化 センター 、歴 史 民 俗 資 料 館 、中 央 図 書 館 などの社 会 教 育 施 設 のほか、文 化 会 館 、市 民 活 動 センター などにお いても多 様 な学 習 機 会 が提 供 さ れ ています 。 また、コミュニティセンター などでは、市 民 の生 涯 学 習 活 動 を支 援 す るた めの活 動 の場 が提 供 されています 。

公 民 館 ・文 化 センター は、生 涯 学 習 を推 進 す るための主 要 施 設 として活 発 に活 用 さ れ ています 。平 成 26年 度 には谷 塚 西 部 地 域 の情 報 発 信 地 として新 里 文 化 センター が 開 館 し、地 域 活 動 の重 要 な拠 点 となっています 。

また、学 校 施 設 の地 域 開 放 を進 める事 業 として、市 内 初 の複 合 施 設 の開 設 となった 谷 塚 小 学 校 ・谷 塚 文 化 センター では 、学 校 教 育 の場 と社 会 教 育 の場 を一 つ に集 約 し、 一 歩 進 んだ地 域 開 放 の形 を示 しました。さらに、栄 小 学 校 の建 替 えに伴 い一 部 の教 室 を一 般 に開 放 す る取 組 も始 まりました。

一 方 、中 央 公 民 館 及 び 川 柳 文 化 センター は開 館 から約 40年 が経 過 しようとしてお り、 老 朽 化 へ の対 策 が長 年 の課 題 となっています 。

学 校 ・家 庭 ・地 域 の連 携 を図 るため、平 成 塾 にお ける世 代 間 交 流 の拡 充 や 、より身 近 で地 域 性 をいかした学 習 機 会 の提 供 を行 うための仕 組 み づ くりに取 り組 む 必 要 があ ります 。

【主 な取 組 】

地 域 における生 涯 学 習 施 設 の 整 備

公 民 館 ・文 化 センター の整 備 につ いては、市 民 が安 全 で快 適 に利 用 できるよう適 切 な修 繕 ・改 修 工 事 を行 います 。

中 央 公 民 館 及 び 川 柳 文 化 センター の老 朽 化 対 策 として、耐 震 化 などの対 策 を効 果 的 ・効 率 的 に実 施 していくよう検 討 します 。

(47)

43

生 涯 学 習 施 設 の 整 備 ・充 実

主 要 推 進 事 業 事 業 の 方 針

公 民 館 ・文 化 センター の整 備 ・

充 実

・利 用 者 が 安 全 で 快 適 に 利 用 で きるよう適 切 な

修 繕 ・工 事 を行 います 。

・中 央 公 民 館 及 び 川 柳 文 化 セ ンター の 老 朽 化

対 策 に つ い ては 、「草 加 市 公 共 施 設 等 総 合 管

理 計 画 」の方 針 に沿 って、整 備 の在 り方 を検 討

していきます 。

歴 史 民 俗 資 料 館 の整 備 ・充 実

・利 用 者 が 安 全 で 快 適 に 利 用 で きるよう適 切 な

修 繕 ・工 事 を行 います 。

・企 画 展 などが 効 果 的 に 開 催 できるようにす るた

め、展 示 スペ ー スなどのリニュー アル を検 討 しま

す 。

栄 小 開 放 施 設 の整 備 ・充 実

・利 用 者 が 安 全 で 快 適 に 利 用 で きるよう適 切 な

修 繕 ・工 事 を行 います 。

平 成 塾 の整 備 ・充 実

・利 用 者 が 安 全 で 快 適 に 利 用 で きるよう適 切 な

修 繕 ・工 事 を行 います 。

吉 町 集 会 所 の整 備 ・充 実

・利 用 者 が 安 全 で 快 適 に 利 用 で きるよう適 切 な

修 繕 ・工 事 を行 います 。

その他 の生 涯 学 習 施 設 の

整 備 ・充 実

・草 加 市 スポー ツ施 設 整 備 計 画 に 基 づ き、各 ス

ポー ツ施 設 の整 備 ・再 配 置 を検 討 します 。

・小 中 学 校 の 体 育 施 設 、グラウンドとい った学 校

施 設 の開 放 の充 実 に努 めます 。

・その他 公 共 施 設 (文 化 会 館 ・コミュニティセンタ

ー など)につ いても、市 民 の学 習 活 動 の 推 進 の

参照

関連したドキュメント

※2019 年(平成 31 年)4 月 1 日から 2024 年(令和 6 年)3 月 31 日までの 5

○2016 年(平成 28 年)に大型商業施設「枚方 T-SITE」 が、オープンされました。 ○地上 8 階、地下 1 階で総床⾯積約 17,600 ㎡の建物で、 TSUTAYA

生涯学習市民セン ターの設置趣旨等 を踏まえ、生涯学 習のきっかけづく りやセンターの認 知度の向上・活性 化につながるよう

2月使用分 前年の 12 月1日~12 月 10 日に抽選予約 ⇒ 前年の 12 月 11 日に結果発表 3月使用分 当該年の1月1日~1 月 10 日に抽選予約 ⇒ 当該年の1月 11 日に結果発表

(1)2か月前の抽選予約 「Ⓐ一般団体」は、『使用者ID番号証』を発行した後、使用予定月の2か月前、1日~10

公共工事において、リサイクル材の利用 や環境配慮型(低排出ガス・低騒音・低振

第3次枚方市環境基本計画では、計画の基本目標と SDGs

平成 27 年 2 月 17 日に開催した第 4 回では,図-3 の基 本計画案を提案し了承を得た上で,敷地 1 の整備計画に