はじめに
平成24年3月に策定いたしました「宮崎県立高等学校教育整備計画」(基本計画)は、
平成25年度から平成34年度までの10年間を通じて目指す本県高等学校教育の姿を示し
ております。
この基本計画では、まず、本県高等学校教育の目指す高校生の姿を、「夢や希望を抱き、
生涯にわたって自己実現を目指す高校生」、「ふるさとを愛し、地域や社会の発展に主体的に
参画する高校生」、「グロ-バルな視野をもって考える高校生」として設定いたしました。そ
の上で取り組む施策の方向性を、高等学校教育の質の向上を目指す「Ⅰ 魅力ある高等学校
」、 「 」、
教育の推進 中高一貫教育のより一層の充実を目指す Ⅱ 魅力ある中高一貫教育の推進
生徒にとってより良い教育環境の提供を目指す「Ⅲ 活力ある高等学校づくりの推進」の3
つの柱に分けて整理しております。
さらに、基本計画の10年間の計画期間を平成25年度から平成27年度までの「前期実
施計画」、平成28年度から平成30年度までの「中期実施計画」、平成31年度から平成3
4年度までの「後期実施計画」の3期に区切り、それぞれの期間ごとに具体的な実施計画を
示すことにしております。
今回、策定いたしました後期実施計画は、平成29年11月に学識経験者等から構成され
「 」 、
る 宮崎県学校教育改革推進協議会 からいただきました報告を参考にいたしますとともに
国に おける新しい教育施策の 方向性や最新の生 徒数の状況等を踏まえて 策定するものであ
り、重点的な取組を基本計画のⅠからⅢの3つの柱に沿って整理しております。
今後は、本県の財政事情を踏まえながらも施策の推進に必要な予算の確保に努め、本計画
の実効性を高めていきます。
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後期実施計画策定の趣旨
(1)社会の急激な変化
今日、社会・経済のグローバル化、高度情報化の進展、産業・就業構造の変化、人
口減少や少子高齢化の進展による地域社会の環境の変化など、高等学校教育を取り巻
く社会の変化はますます大きくなることが予想されます。
こうした変化に的確に対応していくために、国内外で活躍する人材及び本県産業の
発展を担い地域で活躍する人材の育成が求められています。そのために、県立高等学
校においては、基礎的・基本的な知識・技術の習得とともに、自ら学び自ら考える力
や社会の変化に主体的に対応できる資質や能力を育成する教育がますます重要になっ
てきています。
(2)生徒のニーズの多様化
平成29年3月における本県の中学校卒業者の高等学校等への進学率は、98.3%
となり、中学校卒業者のほとんどが高等学校に進学する状況の中、高等学校に入学す
る生徒の興味・関心、能力・適性、進路希望などが一層多様化している状況にあります。
このような状況を踏まえ、県立高等学校においては、それに見合った特色ある学校
づくりや、教育内容の充実、指導方法の工夫・改善を行うなど、生徒一人一人の個性
を伸ばす柔軟な教育を推進する必要があります。
(3)中学校卒業者の減少
本県の中学校卒業者数は、本後期実施計画を策定する平成29年度は約1万500
人であり、平成元年度の中学校卒業者数である約2万人と比べて、約50%にまで減
少しております。今後も緩やかな減少傾向が続き、本後期実施計画期間中の平成32
年度には1万人を割り込むことが見込まれます。
このような状況の中、生徒にとって魅力と活力ある教育環境を提供するという視点
に立って、地域の実情等を勘案しながら、学校や学科等を適正に配置するなどの教育
環境の整備について総合的に考えていく必要があります。
中学校卒業者の減少が進む中、生徒にとってより良い教育環境を提供するという視点に
立って、高等学校教育の質の確保を図りつつ、県全体の活力や地域的なバランス、社会の
急激な変化・生徒のニーズの多様化に対応するための資質や人材を育成する視点に立って、
高等学校教育を受ける機会の確保に努めます。