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第１章
基本方針の位置付け
１．都市計画に関する基本方針の位置付け
○ 都市計画
＊
制度においては、都道府県が「都市計画区域
＊
の整備、開発及び保
全の方針」（以下、「都市計画区域マスタープラン
＊
」といいます。）を定めるこ
とが必要であり、この「都市計画に関する基本方針」（以下「基本方針」といい
ます。）は、その前提となるものです。
○ 基本方 針は、県 政 運営の指針 である「 宮 崎県総合計 画（未来 み やざき創造プ
ラン）
＊
」などの上位計画を踏まえ、県内各都市における都市計画、都市づくり
＊
を推進し ていく ために 、宮崎県 として の都市 づくりの 基本的 な考え 方を定める
ものです。
○ 今後、 県が決定 す る都市計画 区域マス タ ープラン及 びその他 の 個別の都市計
画については、基本方針に基づいて検討、計画策定を行います。
○ また、 基本方針 は 、各都市に おける都 市 計画行政の 主体であ る 市町が決定、
改定する「 都市計画 に 関する基本 的な方針 」（以下、「 市町マス タ ープラン」と
いいます。）や、市町の個別の都市計画において活用されることが望まれます。
○ なお、 基本方針 は 、今後、社 会経済情 勢 や法制度な どに大き な 変化が生じた
場合など、変更の必要が生じた事項等について適宜見直しを行います。
図 都市計画基本方針等の位置付け
＊
印の用語については、附属資料の用語解説（P.85～）を参照。（以下同様）
宮 崎 県 総 合 計 画
都市計画区域マスタープラン
市町マスタープラン
個別の都市計画
都市計画に関する基本方針
市町 の総合計 画
即する
宮
崎
県
２．改定の背景
○ 本県の 「都市計 画 に関する基 本方針」 に ついては、 平成１６ 年 ５月に策定し
ていますが、平成１８年のまちづくり三法の改正
＊
に伴い、その内容を補完する
ものとし て、人 口減少 ・超高齢 社会に 対応し た「宮崎 県まち づくり 基本方針」
を、平成２０年３月に策定しています。
○ 今後、 日本は、 本 格的な少子 高齢・人 口 減少社会を 迎え、さ ら に、地方都市
において は、急 激な人 口減少が 見込ま れてい るため、 国にお いては 、都市再生
特別措置法の改正等
＊
、都市構造
＊
を見直す法整備が進められています。
また、 東日本 大震 災 や熊本 地震な どの 大 規模地 震、新 燃岳 の 噴火、 台風等の
集中豪雨 に伴う 水害、 土砂災害 など、 大規模 な自然災 害が発 生して おり、津波
防災地域づくり法
＊
の制定、土砂災害防止法
＊
の改正など、これらの被害を軽減
するための取組が進められています。
○ 本県に おいても 、 さらに高齢 化が進み 、 人口減少が 加速する 見 込みとなって
おり、さらには、自然災害について、南海トラフ地震
＊
に伴う大きな被害が想定
されています。
○ これら の課題に 対 応するため 、平成１ ６ 年策定の「 都市計画 に 関する基本方
針」に平 成２０ 年策定 の「宮崎 県まち づくり 基本方針 」を包 含し、 改定を行う
ものです。
３．基本方針の目的
～全県的な都市づくりの基本方針～
基本方針 では、 本県に おける概 ね２０ 年後、 平成４７ 年を目 標年次 とする都市
づくりの方向性を定めます。
県勢の動 向や、 現行都 市計画法 を適用 してき た過去４ ８年間 の都市 計画の歴史
を踏まえな がら、都 市 計画からみ たこれか ら の本県の将 来都市構 造 のあり方や、
土地利用・都市施設
＊
・都市景観
＊
・自然環境
＊
・都市防災の各分野について都市計
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■都市計画に関する基本方針改定の背景
市町村合併(H18～H22)
都市計画区域
9 市 19 町⇒9 市 10 町
まちづくり基本方針(H20.3)
まちづくり三法改正(H18.5) 景観法
＊
制定(H16.6)
津波防災地域づくりに関する 法律(津波法)(H23.12)
南海トラフ特措法(H25.11)
都市再生特別措置法改正 (H26.7) 都市計画区域マスタープラン
の見直し(H24.3)
都市計画に関する基本方針の見直し
東日本大震災 (H23.3)
都市計画に関する基本方針(H16.5)
17 年度
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
22 年度
24 年度
25 年度
26 年度
27 年度
