事 項 ｜冬季遅くまで落葉しないりんご葉ではキンモンホソガの越冬生存率が高い
キンモンホソガは落葉した寄生葉の中で、踊の状態で、越冬する 。積 雪 地 で は 落 葉 が 雪 の 下 と な る た め 、 雪 の 圧 力 に よ り 踊 が 死 亡 し た り 、 落 葉 同 士 が 密 着 して成虫が正常に羽化で ね ら し，1きないものが多い 。 し か し 、 り ん ご 葉 が 遅 く ま で 樹 上 に 残 る 異 常 年 で あ っ た 平 成17∼18年 の 冬 季 に 、 落 葉 し な い 寄 生 葉 で 越 冬 す る キ ン モ ン ホ ソ ガ 踊 の 生 存 率 を 調 べ た と こ ろ 、 通 常 の越冬場所である落葉中よりも高いことが明らかになったので、参考に供する 。
1 冬 季 遅 く ま で 樹 上 に り ん ご 葉 が 残 る よ う な 異 常 年 に は 、 樹 上 の 寄 生 葉 で 越 冬 す る キ ン モ ン ホ ソ ガ の 踊 は 積 雪 の 影 響 を 受 け な い た め 、 落 葉 で 越 冬 す る 踊 に 比 較 し て 生 存 率 が高 し＼o
十 旨 、世
主子
参
考
内
容
2 前年の秋季に被害が多かった園地で、冬季遅くまでりんご葉が落葉しない場合には、 翌春の発生密度が高いことが予想される 。
期待きれる 効果 ｜ 冬 季 遅 く ま で キ ン モ ン ホ ソ ガ の 被 害 葉 が 樹 上 に 残 っ て い る よ う な 異 常 年 に は 、 翌 年 の 初 期発生密度が高くなることが予測でき、適切な防除対策を講じることができる 。
利用 上の注 意事項
担 当 部 署 ｜青森県農林総合研究センタ ］りんご試験場 病虫肥料部 （担当者名） ｜（石栗陽一、櫛田俊明、雪田金助）
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対 象 地 域 ｜ 県 下全域第51回日本応用動物昆虫学会大会講演要旨
発表文献等｜平成18年度青森県農林総合研究センターりんご試験場試験研究成績概要集
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【根拠となった主要な試験結果】
表 1 樹 上 葉 及 び 落 葉 に お け る キ ン モ ン ホ ソ ガ 踊 の 生 存 率 （平成18年 青 森 農 林 総 研 り ん ご 試 ）
被 害 葉採集日
1 月 17日 2月 24日 3月 22日
被 害葉 の 採集 位 置 樹 上 樹 上 樹 上 地 表
調 査踊 数 246 311 251 95
生 存 222( 90. 2弘） 279( 89. 7見） 195( 77. 7）判 23( 24. 2）同
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積 雪 による 圧 死 42( 44. 2）話
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 回 目 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
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ー ー ー ー 『 一 一 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
そ の 他 要 因 に よ る 死 亡 虫 24 ( 9. 8同） 32( 10. 3判） 56( 22. 3）覧 30 ( 31. 6）弘
（注）りん ご試 験 場 （黒 石 市 牡 丹平 ）C 3- 1号 ほ で 調査。
採
4写真 1 遅 く ま で 落 葉 し な い 園 地
（平成18年3月11日撮影）
写真2 融 雪 後 の 落 葉 の 状 態
（平成18年4 月11日撮影）
写 真4 積 雪 で 圧 死 し た キ ン モ ン ホ ソ ガ 蛸
つ中
ハ
可
