5
環境パートナーシップの推進
環 境 保 全 活 動 や 環 境 教 育 ・ 学 習 の 充 実 な ど 、 市 、 市 民 ・ 市 民 団 体 、
事業者の協働による環境の保全等が進められるまちをめざします。
5-1
環境教育・環境学習の推進
(1)環境教育・環境学習の推進
市民一人ひとりが日常生活と環境との関わりについて理解し、生活環境の保全や自然保護に
配慮した環境教育を推進していくために、学校、教育委員会及び市がそれぞれの役割で、効果
的な環境教育基盤の整備に努めています。
①
環境教育
市では、地域にある様々な環境を活かした環境教育を推進しています。
・環境教育主任研修会
児童・生徒の発達段階を考慮し、各教科・道徳・特別活動・総合的な学習の時間をはじ
めとした教育活動全体を通して、よりよい環境づくりのために主体的に行動する子どもの
育成を図っています。平成28年度は、市内小学3年生に「あさかのかんきょう」を、6
年生には「朝霞の地層たんけんマップ」を配付し、環境学習に用いました。また、環境教
育全体計画の作成と実施及び地域の環境の積極的な教材化等について、研修会を実施しま
した。
・理科主任研修会
身近な朝霞の自然を取り入れた資料集を作成し、生活科・理科及び総合的な学習の時間
等の授業で活用を図っています。平成 28 年度は、小学校理科資料「花たんけんマップ」
と、「虫の世界」(市内小学3年生に配付)、「朝霞の地層たんけんマップ」(市内小学6年
生に配付)を発行し、また、中学校理科資料集「よく見かけるあの花この花」や「みつけ
てみよう 小さな生物」(市内中学1年生に配付)、「生きものいっぱい土の中」(市内中学
3年生に配付)を発行しました。
②
環境教育の支援
市では、市民が自ら企画実施する学習講座において、経費の一部を補助し、学習機会の形成
を促すとともに、市と市民との協働による生涯学習活動の推進を図っています。平成 28 年度
は、環境学習に関するものとして、2 団体に対し、補助金を交付し活動を支援しました。
③
環境学習への支援
例年、夏休みに開催される「黒目川・川まつり」(黒目川・川まつり実行委員会主催)は、
身近な環境である黒目川に親しみながら、川の水を守ることの大切さなどを学ぶ場として、
④
環境大学の開講
環境大学は、市民がごみの減量や環境について理解を深め、環境に配慮したライフスタイ
ルを確立していくための学習の場として、朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会と市との
共催により、毎年 2 月に開講しています。
平成28 年度は、フィールドスタディとして都市ごみ焼却残渣の再利用をしている企業な
どの見学を含めた 4 日間の講座で、参加人数は延べ 132 人でした。
開 催 日 講 座 内 容
平成29 年 2 月 1 日(水) 開講式
豊かな地球環境を未来に~別の道を歩む勇気を~
平成29 年 2 月 8 日(水) 再生エネルギーの今!を学ぶ~コミュニティパワーの可能性~ 平成29 年 2 月 15 日(水) ワークショップ
持 続 可 能な循 環 型 社会を 目 指 して~ わ が 国にお け る ゴミ問 題 の 現状と展望~
平成29 年 2 月 22 日(水) フィールドスタディ
水資源を有効活用する施設等の見学 さいたま市:埼玉県大久保浄水場 戸田市:荒川水循環センター 閉講式
⑤
子ども大学あさかにおける環境学習の実施
子ども大学は、小学4年生から6年生までの子供たちが、学校や家庭で学べないことを、
大学教授や地域のプロフェショナルが講師となって教え、子供の知的好奇心を刺激する学び
の機会を提供しています。
平成 28 年度は、学習カリキュラムのひとつとして、世界各地の文化や言語を学び、ワー
クショップを通して人口・貧困問題について考えました。中でも、食糧問題が深刻であるこ
とを取り上げ、世界の不公平な現状を実感していました。まだ考えることの少ない世界の実
情でしたが、実は身近なところでかかわっていて、決して他人事でないことを実感・経験す
ることにつながりました。
(【はてな学/生き方学】「グローバリゼーション? ~国際化と私たちの生活~」)
(2)啓発活動の推進、環境情報等の充実と発信
①
環境情報の収集と発信
環境問題に対する理解を深めていただくため、広報や市のホームページに環境関連の記事
を掲載するとともに、年次報告書「朝霞の環境」を作成し、その周知と啓発に努めました。
②
環境講座の情報提供等
各種講座の開催について、「広報あさか」や朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会が発行
する情報誌「エコネットあさか」やパンフレット「年間イベント・講座案内」に掲載するほ
か、公共施設にポスター・チラシを設置するなど、環境情報の提供に努めました。また、毎
年、市内小学校のクリーンセンター見学時には、全生徒に「子ども講座」のチラシを配付し、
周知に努めました。
③
環境美化ポスター募集
子どもたちに環境美化に対して関心を持ってもらうため、市内の小学 3 年生・6 年生を対
象に、「まちをきれいに」「自然を大切に」というテーマでポスターを募集しました。
平成 28年度は、135点の応募があり、12 点の入選作品が選ばれ、平成28年11月1
5日(火)に表彰式を行いました。入選作品は、朝霞市リサイクルプラザ及び中央公民館・
コミセン1階ロビーに展示し、市民の環境美化意識の向上を図りました。
【環境美化ポスター 応募数】
平成28年度 135点(3年生 78点、6年生 57点)
平成27年度 161点(3年生100点、6年生 61点)
平成26年度 115点(3年生 57点、6年生 58点)
【環境美化ポスター
入選作品】
① 峯岸
み ね ぎ し
栞大
かんた
さん(朝一小3年) ②山川
や ま か わ
夏結
な ゆ
さん(朝一小3年) ③橋本
は し も と
芽
め
姫
い
さん(朝五小3年)
④千葉
ち ば
めぐるさん(朝八小3年) ⑤真
ま
尾
お
明日樹
あ す き
さん(朝八小3年) ⑥廣兼
ひろかね
夏
か
帆
ほ
さん(朝十小3年)
⑦須藤
すとう
里
り
彩
さ
さん(朝一小6年) ⑧阿部
あ べ
友
と も
哉
や
さん(朝二小6年) ⑨梅澤
うめざわ
直
なお
さん(朝四小6年)
④
環境美化活動功労者
多年にわたり地域の環境美化・清掃美化に尽力された個人・団体の功績をたたえ、平成
28年度は、4人の方に対し、環境美化活動功労者として市から感謝状を贈呈しました。
【平成 28年度 環境美化活動功労者(五十音順)】
氏名(推薦団体) 活動内容
大山
お お や ま
惇
あつし
さん (膝折宿町内会)
自治会の活動を通じて年2回の「きれいなまちづくり運動」に 参加し黒目川清掃を継続的に実施している。また、常にそのリ ーダーとして町内の美化活動に大きく貢献している。
北村
き た む ら
京子
き ょ う こ
さん (東かすみ台町内会)
根岸台7丁目の児童遊園地のすぐそばに居宅があり、平成20 年頃から遊園地周辺の清掃活動に協力している。特に秋はケヤ キの落葉が多く、積極的に清掃活動を行っている。
濱田
はまだ
惠子
けいこ
さん (霞ヶ丘東親和会)
班の集積場の清掃活動を行っている。14班にはアパート4棟 と貸し店舗が多く個人住宅が少ないため、ごみ回収日はいつも 後片付けを積極的に行っている。また、年2回の環境美化運動 には班の代表的役割を担い参加している。
本�
も と は し
敏雄
としお
さん (富士見町内会)
富士見町内会美化担当及び富士見クラブ老人会会長として、永 きに渡り地域の清掃活動に率先して従事している。
環境美化活動功労者の皆さん
【環境美化活動功労者数】
年度 団体数・人数
平成28年度 4人
平成27年度 1団体・8人
⑤
きれいなまちづくり運動
市では、快適な環境づくりを推進するため、町内会・自治会の協力を得て、春と秋の年2
回、きれいなまちづくり運動を実施しています。この運動は、それぞれの地域で道路や河川
敷に捨てられているごみを拾う環境美化活動であるとともに、自分たちのまちの環境美化に
対する意識の向上に関する啓発を図っています。
【きれいなまちづくり運動実施状況】
年度 実施日
ごみ収集量(単位:トン)
参加団体数
可燃ごみ 不燃ごみ 汚泥 合計
平成28年度
春(5月29日) 18.34 7.75 7.16 33.25 79団体
秋(10 月 30 日) 15.22 6.00 5.43 26.65 79団体
合計 33.56 13.75 12.59 59.90
平成 27 年度
春( 5 月 31 日) 16.14 8.07 7.12 31.33 79 団体
秋(10 月 25 日) 15.55 5.66 5.79 27.00 79 団体
合計 31.69 13.73 12.91 58.33
平成 26 年度
春( 5 月 25 日) 18.42 7.35 8.04 33.81 77 団体
秋(10 月 26 日) 17.03 7.06 7.46 31.55 79 団体
5-2
環境パートナーシップによる取組の展開
(1)環境保全行動の促進
市では、学校や地域、家庭、職場での環境保全活動に対する理解の向上に努め、市民等による自
主的な地域の環境保全活動を促進するため、「広報あさか」や市ホームページに環境情報を掲載し
て、普及啓発を行っています。
また、職員一人ひとりが環境に配慮した暮らし方に取り組むエコライフDAYを夏、冬に各 1 日
決め、CO2削減量効果を確認するエコライフチェックを実施しました。この結果、平成 28年度
は、夏冬合せて 2.1tのCO2を削減することができました。
(2)市民団体の環境保全活動支援
①
朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会との協働
市のごみの減量化・再資源化をより一層推進するための情報拠点として、リサイクルプラザが
平成 12 年 7 月に開所しました。開所当時から現在に至るまで、その事業運営については、行政
と市民の「協働」という観点から、市民団体である「朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会」
が担っています。循環型社会の構築を目指して、市民主体で各種事業を企画・運営し、リサイク
ルプラザを拠点に様々な活動を行いました。
【平成 28 年度の主な取り組み】
定期総会 1 回
前年度中にスタッフ全員から企画提案され、精査された事業をまとめ、 年間事業等を決定します。スタッフの意見はこの場に集約されるように なっています。
全員検討会 11 回
毎月、事業の反省や環境情報報告、会報の内容組み立てなどについて、 自由に会員が発言し、活動内容の充実を図っています。
スタッフ会議 12 回
毎月、会での協議事項や継続事業などについて全員で話し合い、決定 しました。
準備会 37 回
主に講座実施のための準備として、スタッフが自主的に集まり、材料 等の調達やチラシの作成などを行いました。
研修・見学・研究会 30 回
環境大学の準備やフィールドスタディ先との調整、また、他市の環境 問題に取り組む市民、リサイクルプラザスタッフとの情報交換を行いま した。
公開講座 41 回
毎月実施している廃油からの固形石けん作りをはじめ、環境大学や布 ぞうり作り、さき織り教室、もったいない講座などを実施しました。
情報誌等の作成と配布 6回
情報誌「エコネットあさか」を4回(1回につき4,000部)、季刊チ ラシを 2 回(7,000 部)作成し、公共機関に設置するとともに、会員や 協力員による手配りで、会の活動や環境問題についての情報発信を行い ました。
【協議会で作成した作品例】
←廃食油で作られた
手作り石けん
不用になった古い
布で作った、足に
②
あさか環境市民会議との協働
市の環境に関する施策を総合的、計画的に推進していくために策定した「朝霞市環境基本計画」
に基づく「(仮称)朝霞環境フォーラム」の設立準備委員会が平成 15 年 12 月に発足しました。
その後、この会の名称を「あさか環境市民会議」とすることとし、設立後は独立した団体として
市民等が中心となって運営することが決定されました。
平成16年6月 20 日には設立総会が開催され、「あさか環境市民会議」が発足、現在は専門
部会を設けて各部会のテーマに沿った活動を実施しています。
平成 28年度は、あさか環境市民会議自然部会で実施している斜面林の保全活動や、団体自ら
が実施する事業等への支援や情報提供などを行い、自主的活動の支援をしました。
【平成28年度の主な取り組み】
役員会 12 回
市民会議の運営について具体的に検討しています。また、視察研修や各専門 部会の開催内容等についても、この場で話し合われています。会員の意見は この場に集約されるようになっています。
全体会 9回
各専門部会で実施された全員参加できる事業を全体会と定義し、意見交換、 情報収集等を行いました。
定期総会 1回
平成 28年5月22日(日)に第 13回定期総会を開催し、前年度の事業報 告及び決算報告、また、今後の事業計画、予算案について審議を行い、会員 に承認されました。
また、元宇宙航空研究開発機構(JAXA)地球観察システム本部副本部長 斎 藤紀男氏による「宇宙から見た地球の自然と環境」をテーマとした講演会を 開催しました。
視察研修 1回
平成29年1月19日(木)に、フルオートメーション化することで外部か らの汚染を限りなくゼロに近づけた「クリクラ本庄工場」とエネルギー自動 計測システムの導入等によりエネルギー使用の合理化を図っている「ガトー フェスタハラダ本社工場」を訪問しました。
専門部会 (自然部会)
29 回
岡斜面林、宮戸斜面林、根岸台自然公園・根岸台里山再生林において、雑木 林の枝打ち、間伐、下草刈りなどの保全活動を実施するとともに、生息する 昆虫や動植物の観察会を実施しました。また、平成28年4月23日(土) に根岸台里山再生林において、一般市民を対象に里山づくりの体験事業「里 山フェスタ」を実施しました。
専門部会
(生活環境部会)
2 回 広報・評価部会と合同で「あさか環境まち歩き」を2回実施しました。
専門部会
(広報・評価部会)
随時
生活環境部会と合同で「あさかの環境まち歩き」を2回実施し、市の広報誌 及びホームページに募集記事を掲載しました。また、会報「かんきょう」を 3 回発行しました。
(3)環境保全活動団体の育成、ネットワークの形成等
自然環境や環境問題に関する市民団体等を把握し、情報の提供・交換・活用・協力等により、団