平成 30 年 3 月 19 日
国土交通省 中部地方整備局
1.開催日時及び場所 日 時 : 平成30年 3 月 6 日(火)
15時00分~17時00分
場 所 : 大津橋ビル 「大津橋会館」
2.議 事 概 要
「表1」のとおり
3.解 禁
指定なし
4.配 布 先
中部地方整備局記者クラブ
5.問い合わせ先
中部地方整備局 主任監査官 坪内 透
☎ 052-953-8113
平成29年度 中部地方整備局入札監視委員会
第一部会第4回定例会議を開催しました
- 審議概要を公表します -
入札監視委員会は、「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」に基づ
き、地方整備局長の委嘱に基づき設置された学識研究者等で構成する第三者機関であ
り、中立・公正な立場で客観的に入札及び契約手続きについて審議を行い、意見の具申又
は勧告を行います。
平成29年度第3四半期(平成29年10月から12月まで)に発注した
工事等の中から抽出した8件の事案について審議を行いました。
表 1
部 会 長 : 尾 島 茂 樹
(大学院教授)
委 員 : 永 田 和 寿
(大学院准教授)
中 村 麻 理
(大学教授)
橋 本 修 三
(弁護士)
(委員は五十音順)
審 議 対 象 期 間
平成29年10月 1 日~平成29年12月31日
抽
出
案
件
総件数 8 件 審議案件は表2のとおり
【工事】
一般競争入札方式
( 拡 大 )
4 件
随 意 契 約 方 式
1 件
【建設コンサルタント業務等】
簡 易 公 募 型
競 争 入 札 方 式
1 件
簡 易 公 募 型
プ ロ ポ ー ザ ル 方 式
1 件
【役務の提供等及び物品の製造等】
企 画 競 争 方 式
1 件
回 答
表3のとおり
委 員 会 に よ る
意 見 の 具 申
又 は 勧 告 の 内 容
な し
平成29年度 中部地方整備局入札監視委員会
第一部会 第4回定例会議審議概要
委 員 か ら の
意 見 ・ 質 問 、
そ れ に 対 す る
回
答
等
表3のとおり
意 見 ・ 質 問
委
員
表2
【工事】
番号 工 事 名 工事種別 契約の相手方 契約金額 落札率 備 考
(千円) (%)
(一般競争入札方式)
1 平成29年度 中津川管内整備工事 維持修繕 2 2 H29.12.15 (株)加藤工務店 19,440 97.40 多治見砂防国道事務所(分任官契約)
2 平成29年度 狩野川水系水門設備修繕工事 機械設備 1 1 H29.10.5 宇野重工(株) 113,400 90.60 沼津河川国道事務所(分任官契約)
3 平成29年度 東海環状大安IC南部道路建設工事 一般土木 3 3 H29.12.20 日起建設(株) 244,944 92.33 北勢国道事務所(分任官契約)
4 平成29年度 天竜川水系飯島砂防出張所管内整備工事 維持修繕 3 3 H29.11.22 下平建設(株) 13,446 100.00天竜川上流河川事務所(分任官契約)
(随意契約方式)
5 平成29年度 紀勢道馬瀬地区災害緊急復旧工事 一般土木 - - H29.12.27 (株)塩谷組 21,168 99.34 紀勢国道事務所(分任官契約)
【建設コンサルタント業務等】
番号 業 務 名 業種区分 契約の相手方 契約金額 落札率 備 考
(千円) (%)
(簡易公募型競争入札方式)
6 平成29年度 新丸山ダム国道418号西山地区西部用地調査業務 補償コン 10 10 H29.12.5 (株)テイコク 8,121 78.25新丸山ダム工事事務所(分任官契約)
(簡易公募型プロポーザル方式)
7 平成29年度 中部地方整備局管内橋梁保全マネジメント業務 土木コン 2 2 H29.10.2 (株)建設技術研究所 16,189 100.00中部技術事務所(分任官契約)
【役務の提供等及び物品の製造等】
番号 業 務 名 業務分類 契約の相手方 契約金額 落札率 備 考
(千円) (%)
(企画競争方式)
8 平成29年度 天ダムホームページ更新業務 役務の提供等 2 2 H29.11.15 (株)メディア・クラフト 1,081 100.00 天竜川ダム統合管理事務所(分任官契約)
契 約 締結日
参加表明者 の提出者数
抽 出 事 案 一 覧 表
(期間:平成29年10月1日~平成29年12月31日)
企画提案書 の提出者数
参加 者数
契 約 締結日
競争参加資 格を確認し た者の数
入札 参加 者数
契 約 締結日
表3
委員からの意見・質問、それに対する回答等(1)報 告 意見・質問 回 答
①工事に係る入札方式 別発注工事一覧 ②建設コンサルタント業 務等に係る入札方式別 発注業務一覧 ③役務の提供等及び物 品の製造等に係る入札 方式別発注業務一覧 ④指名停止等の運用状 況一覧表
⑤談合情報等の対応状 況
⑥再度入札における一 位不動状況
⑦工事種別ごとの低入 札価格調査制度調査対 象工事の発生状況
質 疑 な し
抽出案件 意見・質問 回 答
1.平成29年度 中津川管内整備工事
入札参加者が2者と少ない。競 争参加資格の地域要件で事務所 管内としているが、それ以上に拡 げると何か不都合があるのか。 工事施行箇所が接する事務所管 外の自治体までも含めて地域要 件を拡大すれば入札参加者が増 えるのではないか。
地域要件を拡げることにより考えられる支障として、本工事には 災害対応等の応急的な復旧作業が含まれており、24時間体制で 対応しなければならない工事内容であることから、遠方の者では緊 急時に対応できないことが想定される。
また、工事施行箇所が接する事務所管外の自治体まで地域要件 を拡げると、工事箇所の主な交通経路となる国道19号へ出るまで 急峻な地域を移動することになり、緊急時の対応等に厳しい面が あるのではないかと考えている。
2.平成29年度 狩野川水系水門設備 修繕工事
落札者は三重県松阪市の企業 だが、総合評価の加算点の企業 の能力等の地域精通度・貢献度 が3点となっている。なぜ工事箇 所が静岡県内なのに地域精通 度・貢献度が3点加算されるのか 教えてほしい。
企業の能力等の地域精通度については、災害活動実績、災害協 定締結の有無、ボランティアによる地域貢献、この3つの項目につ いて評価している。落札者の評価は、他事務所管内の災害活動実 績と中部地方整備局との災害協定の締結も加算の対象としている ため、3点加算している。
入札参加者が1者しかいない状 況で、過去の同種類似の入札状 況では今回の落札者以外の会社 が受注しているようだが、入札参 加者が1者となった理由が分か れば教えてほしい。
推測になるが、今回の工事箇所が複数に渡り点在していること、 また比較的規模の小さい水門の修繕工事であることから入札の参 加を敬遠されたものと考えている。
比較的大きな規模の水門の補 修工事と一緒に発注した場合は 入札参加者が増える可能性はあ るか。
発注規模を大きくすれば入札参加者は増えると考えられる。
競争参加資格の地域要件を中 部地方整備局管内としているが、 これ以上拡げることは可能か。日 本国内まで拡げる場合もあるの か。
本工事の競争参加資格の地域要件を設定した根拠は、同種の 施工実績の要件を満たす者として69者確認できたことから、今回 は中部地方整備局管内としたところであるが、入札参加可能者数 が一定数見込めない場合については拡げる場合もある。 Ⅰ.議 事
会議の審議対象案件は、当番の委員が入札契約方式別に事務所毎の審議実績及び工事種別等を考慮したうえで抽出 したものである。
(2)審 議
【工事】一般競争入札方式(拡大)
抽出案件 意見・質問 回 答
3.平成29年度 東海環状大安IC南部 道路建設工事
総合評価の企業の能力等の地 域精通度・貢献度の加算点が、 各者に大きな差があるが、この点 差の根拠について教えてほしい。
各者の加算点は、地域内の拠点の有無と災害活動実績の有無 で差が付いている。
なお、総合評価の項目、配点については総合評価のガイドライン で定めており、本工事のような施工能力評価型Ⅰ型においては、 企業の能力等の地域精通度・貢献度として、地域内の拠点の有 無、災害活動実績のほか、近隣地域の工事実績等の5項目で評 価しており、最大10点としている。
地域内の拠点の有無は、愛知 県、三重県などで加算点が変 わってくるのか。
北勢国道事務所管内の拠点の有無と、その拠点の本店、支店等 の別により差を付けて加算している。
4.平成29年度 天竜川水系飯島砂防 出張所管内整備工事
3者が入札に参加し、1者が入 札辞退、1者が予定価格を超過 し、結果的に予定価格内が1者と なって落札している。落札者につ いては、落札率100%となってい るが、これについてどのような分 析をしているのか。
入札参加者から提出された工事費内訳書の内容を確認したとこ ろ、工種別毎の金額が官積算の金額と相違があったが、結果的に 落札者が予定価格と同額での応札となっている状況である。 入札価格が高めになっている理由としては、この管内整備工事 は非常に多数の施設がある中で、かつ細かい作業をしていくことに なり、また、緊急時の対応として、直ちに修繕等を行わなければな らない状況もあるため、合理的にコストダウンを図っていくことが難 しい本工事の性格が関係しているのではないかと推察される。
総合評価の加算点で、前の抽 出案件工事(3.平成29年度 東 海環状大安IC南部道路建設工 事)には、評価項目に「建設ICT の活用」があったが、本工事には 評価項目に無い。「建設ICTの活 用」の評価項目を入れる場合と入 れない場合の違いは何かあるの か。
「建設ICTの活用」を評価項目に入れる場合は、工事内容に土を 動かす土工事でまとまった土工量がある場合に評価項目として入 れている。本工事については、当初からまとまった土工事が無いた め評価項目に入れていない。
なお、前の抽出案件工事については、土を動かすのが主体の工 事であるため、「建設ICTの活用」を評価項目の対象工事としてい る。
今後、施策として建設ICTの活 用を推進していく流れから、建設I CTの施工実績を評価するのであ れば、対象工事の工事内容の別 に関わらず評価項目としても良い のではないか。
現状では、土を動かすのが主体の工事について、建設ICT土工 の施工実績を評価項目に入れているが、ご意見については今後検 討していきたい。
5.平成29年度 紀勢道馬瀬地区災害 緊急復旧工事
業者選定について、紀北町にお いての維持修繕工事の実績があ る者、紀北町に所在する災害時 における協定を締結している者、 確実な施工が可能な者という3つ の条件で最終的に本工事の受注 者を選定しているが、その選定過 程の詳細について教えてほしい。
紀北町においての維持修繕工事の実績がある者で、紀北町に所 在する災害時における協定を締結している者を20者確認してい る。その中で本工事の主となる鉄筋挿入工について、本工事の受 注者が今年度内に施工した実績があり、速やかな材料、機械の手 配も含め、確実に施工できると判断し当該受注者を選定した。
緊急性があるため、工事着手 が先になり、契約金額の確定に ついては工事完成後になると思う が、契約金額の算定、決定はど のように行うのか。
契約金額の算定については、通常の競争契約と同様に官側で標 準積算基準に基づき予定価格を作成するが、今回、標準積算基準 に無い工種は相手方から参考見積もりを徴取している。
なお、契約金額の決定については、予定価格の範囲内で相手方 が提出した見積書の金額をもって決定している。
【工事】一般競争入札方式(拡大)
【工事】一般競争入札方式(拡大)
抽出案件 意見・質問 回 答
6.平成29年度 新丸山ダム国道418 号西山地区西部用地 調査業務
10者指名して全者が同一価格 の応札で調査基準価格と同額と なっているが、正確に積算できる 業務だったということか。また、こ のように多数の者が調査基準価 格と同額で応札するケースは多 いのか。
本業務については、積算に必要な基準や調査基準価格の算出 方法が公表されていることから、正確な積算が可能と考えられる。 また、各者の手持ち業務が僅少な状況から受注意欲の高さの現れ ではないかと推察される。
なお、当事務所発注の同種業務では、過去にも調査基準価格と 同額で応札するケースが多い状況にある。
7.平成29年度 中部地方整備局管内 橋梁保全マネジメント 業務
技術点評価結果で受注者が他 者と比べて企画提案書の評価点 で差がついた理由について具体 的に説明してほしい。
受注者の企画提案書においては、実施方針の工夫点として、より 具体的な分析手法の記載があったことや、効率的なデータの情報 共有が行われる実施体制が示されていたこと。また、特定テーマに ついては、再劣化抑制の検討手法が非常にわかりやすく説明され ていたことにより、他者と比較して優位となった。
契約金額の決定方法について 教えてほしい。また、契約の相手 方を特定してから見積依頼をして 契約締結となっているが、予定価 格は設定しているのか。
特定者の提案内容により官側で仕様を確定し、当該仕様により 特定者から参考見積を提出してもらい、当該見積額が適正かどう か確認し官側で積算して予定価格を作成している。契約金額の決 定については、予定価格の範囲内で相手方が提出した見積書の 金額をもって決定している。
8.平成29年度 天ダムホームページ 更新業務
企画書の評価判断基準におい て、「提案内容が他の内容に比べ 優位である根拠が示されてい る。」の評価で、特定者が他者と 比べ5点差がついているが、その 差の根拠について具体的に説明 してほしい。
特定者の企画提案書の内容については、実施方針、デザインの 見本等、利便性を配慮した具体的な提案内容となっており、他者と 比較して優位となった。
今回の業務はホームページの 最終的な更新のうち、更新コンセ プト提案と更新方針の整理までと し、来年度、これに基づく具体の 更新作業を行う計画としている が、来年度の受注者が違う可能 性はあるのか。
来年度のホームページを作り込む作業については、改めて発注 する予定としているため、本業務の受注者と同じ者になるかどうか はわからない。
コンセプト等の企画の提案者が 具体の更新作業まで行えば一番 メリットがあると思うが、これを分 けて発注する理由は何かあるの か。
単年度の限られた予算により執行しなければならないというのが 理由の一つではあるが、コンセプトの提案及び骨格を作るところは 製作者の感度、センスが重要となるが、それに基づいてホーム ページを作り込む作業は、他者においても履行できる業務であると 考えている。
【建設コンサルタント業務等】簡易公募型プロポーザル方式