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ニュースレター第 23 号 2004 年(平成 16 年)2 月 27 日発行

(荒瀬ダム、瀬戸石ダムの放流により出現した球磨川の清流=今年 1月、瀬戸石ダム上流)

熊本事務局〒862-0926 熊本市保田窪 2-3-57

Tel.096-349-8090Fax.096-349-8320E-MAIL:[email protected] 東京の会〒104-0051 東京都中央区佃 2-2-11-3104有限会社アクセラ内 Tel.03-5548-6941Fax.03-5548-6942E-MAIL:[email protected] 福岡の会〒839-0826 福岡県久留米市山本町耳納283-1 高峰真方 Tel.090-9408-1197E-MAIL:[email protected]

関西の会〒597-0033大阪府貝塚市半田 303-7加藤方 Tel.090-8466-0643E-MAIL:[email protected]

川辺川メーリングリスト [email protected] 県民の会ホームページ http://kawabegawa.jp/

福岡の会ホームページ http://member.nifty.ne.jp/TAMA-TAMA/ 郵便振替:01940-8-13454(年会費 2000 円)

* 今回 は 、 県民 の 会 各会 か ら の報 告 以 外に 、 川 辺川 ダ ム問 題 現 地の 人 吉 市、 八 代 市で 活 躍 され て い る緒 方 紀 郎さ ん 、 二見 孝 一 さん や 緑 のダ ム の 実証 ・ 普及 活 動 に精 力 を 注が れ て いる 松 葉 孝博 さ んに寄稿していただきました。ありがとうございました。

■川辺川ダム問題の現状と展望 農民・漁民・

住民がダム建設をストップする

 水質日本一の清流(環境省認定)といわれ、30 セ ン チ 級 の 「 尺 ア ユ 」 が 群 れ る 熊 本 県 の 川 辺 川 に 、 九 州 最 大 級 の 川 辺 川 ダ ム 計 画 が 発 表 さ れて 38 年。事業者である国土交通省は、2004 年 度 政 府 予 算 案 で 、 川 辺 川 ダ ム 本 体 工 事 費 の 計上を見送りました。同省は 1999 年度より川 辺川ダム本体工事費を予算に計上したうえで、 今 年 度 ま で 5 年 連 続 で 執 行 を 見 送 っ て お り 、

川 辺 川 ダ ム 事 業 は 実 質 上 凍 結 状 態 に 入 っ て い ます。

 国 土 交 通 省 の 補 償 案 を 否 決 し て 熊 本 県 収 用 委 員 会 の 攻 防 に ま で 持 ち 込 ん だ 漁 民 と 、 利 水 訴 訟 に 勝 訴 し た 農 民 と 、 目 的 の な く な っ た ダ ム 建 設 を 中 止 し 清 流 を 未 来 に 手 渡 そ う と す る 住 民 の 闘 い は 、 あ と 一 歩 で 川 辺 川 ダ ム 計 画 を 寄り切る所まで来ています。

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● 利 水 事 業 を め ぐ る 攻 防 水 が 必 要 な 農 地 は 当初の 5分の 1

 川 辺 川 ダ ム か ら 農 業 用 水 を 引 こ う と す る 川 辺 川 利 水 事 業 の 事 実 上 の 中 止 を 求 め て 、 多 く の 農 家 が 農 水 省 を 相 手 に 裁 判 を 起 こ し た 「 川 辺川利水訴訟」で昨年 5 月 16 日、福岡高等裁 判 所 は 原 告 農 家 勝 訴 と す る 判 決 を 下 し 、 同 19 日 に は 農 林 水 産 大 臣 が 上 告 を 断 念 し 、 判 決 は 確定しました。

 そ の 後 、「 農 民 が 主 人公 」 を 合 言 葉 に 、 熊 本 県 ・ 農 水 省 ・ 地 元 自 治 体 ・ 利 水 訴 訟 原 告 団 な ど 関 係 団 体 が 一 体 と な り 、 川 辺 川 地 区 の 新 た な 利 水 計 画 を 策 定 し よ う と 、 農 家 の 意 向 を 聞 く意見交換会(昨年 7 月から 3 回、延べ 76 会 場 ) や 、ダ ム 以 外 の 水 源を 探 る 現 地 調査 が 進 め られてきました。

( 荒 瀬 ダ ム 、 瀬 戸 石 ダ ム の 放 流 に よ り 出 現 し た 球 磨 川 の 清流=今年1 月、球磨郡球磨村)

 対 象 農 家 (4321 戸 ) へ の ア ン ケ ー ト 調 査 も 2 回 実 施 さ れ 、 農 家 が 水 を 必 要 と す る 農 地 面 積 は約 700 ヘクタールで、当初計画の約 5 分の 1 で し た 。 ま た 水 需 要 の 分 布 で は 、 農 家 が 「 水 を 必 要 」 と す る 地 区 は 点 在 し 、 島 状 で つ な が

り が な い こ と が 分 か り ま し た 。 つ ま り 、 面 で は な く 、 点 で の 需 要 に 対 す る 細 か な 水 手 当 て を考慮すべきです。

 新 利 水 計 画 の 事 前 協 議 メ ン バ ー で あ る 中 島 熙 八 郎 ・熊 本 県 立 大 学 教授 は 、「 事 業は 国 営 で や る べ き だ が 、 既 存 施 設 の 改 修 や 多 様 な 水 源 の活用で個別に対応できる」と述べています。 熊 本 県 も 農 水 省 の 概 要 ( た た き 台 ) 案 に 、 川 辺 川 以 外 の 中 小 河 川 を 水 源 と す る 案 を 加 え る よ う 求 め 、 同 省 と 利 水 訴 訟 原 告 ・ 弁 護 団 も 了 承 しました。

 こ の 利 水 事 業 は 、 土 地 改 良 法 に よ る と 農 家 の 申 請 事 業 で あ り 、 事 業 を 成 立 さ せ る に は 対 象 農 家 の 三 分 の 二 以 上 の 同 意 が 必 要 で す 。 つ ま り 、 過 大 な 水 需 要 に 基 づ い た 川 辺 川 ダ ム に よる利水計画は完全に頓挫したわけです。

● 収 用 委 員 会 を め ぐ る 攻 防 消 え た 川 辺 川 ダ ムの「公益性」

 球 磨 川 流 域 に 漁 業 権 を 持 つ 球 磨 川 漁 業 協 同 組合は 2001 年に、2 度にわたり国土交通省が 提 示 し た 川 辺 川 ダ ム 漁 業 補 償 契 約 の 受 け 入 れ を否決しました。これを受けて 2001 年 12 月、 国 土 交 通 省 は 漁 業 権 の 強 制 収 用 を 求 め る 裁 決 申請を熊本県収用委員会に対して行いました。

 2002年2月から2003年11月まで21回の審 理 が 開 か れ ま し た が 、 新 利 水 計 画 の 水 源 が 確 定 す る ま で 審 理 は 中 断 さ れ て い ま す 。 治 水 ・ 利 水 を 目 的 と す る 川 辺 川 ダ ム 事 業 に つ い て 、 強制収用の前提となる「事業の公益性」は、「川 辺 川 ダ ム か ら 水 を 引 く 利 水 事 業 は 違 法 」 と す る 福 岡 高 裁 の 判 決 が 確 定 し 、 消 え て し ま っ た

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からです。

( 鶴の 湯 温泉 から の 眺め → 荒瀬 ダ ム、 瀬 戸石 ダム の 放流 に より出現した球磨川の清流=今年1 月、八代郡坂本村)

 国 土 交 通 省 は 、 新 利 水 計 画 に 伴 う 川 辺 川 ダ ム 事 業 へ の 影 響 に つ い て 「 ダ ム の 利 水 容 量 が 変 わ れ ば 、 ダ ム 本 体 の 基 本 計 画 変 更 が 必 要 に な る 」 と の 現 状 認 識 を 示 し ま し た 。 同 省 が ダ ム 計 画 を 変 更 す れ ば 、 県 収 用 委 員 会 は 収 用 裁 決 申 請 の 却 下 要 件 に 当 た る か ど う か を 判 断 す る こ と に な り ま す 。 ま た 、 計 画 変 更 手 続 き に は 県 議 会 の 同 意 な ど が 必 要 な た め 、 同 省 が 川 辺 川 ダ ム 本 体 建 設 に 着 手 す る 道 は 限 り な く 険 しくなっています。

● 住 民 討 論 集 会 を め ぐ る 攻 防 治 水 に 川 辺 川 ダムは不要

 住 民 側 専 門 家 に よ る 川 辺 川 ダ ム 治 水 代 替 案 の発表をきっかけに、熊本県は 2001 年 12 月

「 川 辺 川 ダ ム を 考 え る 住 民 大 集 会 」 を 開 催 し ま し た 。国 の 直 轄 事 業 に対 し 、 事 業 者( 国 土 交 通 省 ) と住 民 が 同 じ テ ーブ ル に つ き 、多 く の 住 民 の 参 加 の も と 、 熊 本 県 が コ ー デ ィ ネ ー ト し て 事 業 の 是 非 を 議 論 す る こ の 形 式 は 、 全 国 に も例がない画期的な試みです。

 2 回目からは国交省が主催して、これまでに

治 水 と 環 境 を テ ー マ に 9 回 開 催 さ れ て き ま し た 。 そ の 中 で 、 治 水 上 、 川 辺 川 ダ ム が 不 要 な こ と や 、 川 辺 川 ダ ム が 流 域 の 環 境 に 悪 影 響 を 与えることが次々と明らかにされています。

 流 域 の 河 川 改 修 が 進 み 、 未 改 修 の 一 部 の 地 区 を 除 け ば 、 今 で は 過 去 最 大 の 洪 水 が 来 て も 球 磨 川 か ら あ ふ れ ま せ ん 。 多 く の 流 域 住 民 は 過 去 の 経 験 か ら 、 大 雨 の 時 に ダ ム に 限 界 ま で た ま っ た 水 が 一 気 に 放 流 さ れ る 時 の 増 水 を 恐 れ 、 ダ ム 建 設 に 反 対 し て い ま す 。 危 険 な ダ ム 建 設 に 頼 る の で は な く 、 人 工 林 の 間 伐 を す す め て 山 林 の 保 水 力 を さ ら に 高 め る こ と や 、 河 川 の 浚 渫 を す す め 、 よ り 水 害 に 強 い 地 域 づ く り を 進 め て い く こ と が 求 め ら れ て い ま す 。 そ の ほ う が 、 よ り 安 全 で 環 境 に や さ し く 、 地 域 振興にもつながります。

 昨年 12 月の第 9 回討論集会では、今後、熊 本 県 ・ 国 交 省 ・ 住 民 で 、 森 林 の 保 水 力 調 査 を 進 め る こ と が 合 意 さ れ ま し た 。 今 後 は 、 事 業 者 と 住 民 と が 情 報 を 共 有 し 、 検 証 し て い く こ とが不可欠です。

●清流を未来に!

 川 辺 川 ダ ム 事 業 は 、 無 駄 な 公 共 事 業 の 象 徴 で あ り 、 各 種 世 論 調 査 の 結 果 を 見 て も 住 民 の 多 く は 川 辺 川 ダ ム 建 設 中 止 を 求 め て い ま す 。 問題がここまで複雑・長期化し、水没予定地・ 五木村をはじめ多くの住民がダム問題に翻弄 さ れ 続 け た 理 由 は 、 行 政 が 住 民 の 声 を 無 視 し て事業を進めてきたからです。

 今 後 、 川 辺 川 ダ ム 建 設 の 「 受 益 者 」 と さ れ

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て い る 下 流 域 住 民 の ダ ム 不 要 の 意 志 を よ り く っ き り と大 量 に 表 し 、「被 害 者 」 と され て い る 五 木 村 民 や 球 磨 川 漁 協 の 本 来 の 意 志 と 結 び 付 け る と と も に 、 こ れ を さ ら に 広 い 国 民 の 世 論 で 包 み 、 ダ ム 建 設 を 完 全 中 止 に 追 い 込 ん で い く こ と が 、 私 た ち の 世 代 に 課 さ れ た 責 務 で は ないでしょうか。

(文責:緒方紀郎)

       

■森林の保水力の現地検証について

 皆さんご承知のとおり、昨年 12 月 14 日(日) に 行 わ れ た 第 9 回 住 民 討 論 集 会 で 、 川 辺 川 流 域 で 森 林 の 洪 水 に 対 す る 保 水 力 に つ い て の 現 地 検 証 を 行 う こ と と さ れ ま し た 。 討 論 集 会 で は 森 林 の 保 水 力 に つ い て の 評 価 が 対 立 し て い る こ と か ら 、 直 接 現 地 で 確 認 を す る こ と と な っ た も の で す 。 異 論 あ る 自 然 現 象 に つ い て 、 現 地 で 確 認 を し よ う と い う こ と は 、 自 然 の 流 れ な の で す が 、 具 体 的 に ど の よ う な 方 法 の 検 証を行うのか、ということが問題になります。

 こ れ ま で の 討 論 集 会 の 議 論 で は 、 国 交 省 は ダ ム 反 対 の 登 壇 者 に 対 し て 発 言 の 揚 げ 足 と り や 個 人 攻 撃 を 行 い 、 ま た 、 住 民 の 素 朴 な 疑 問 に 対 し て 、 は ぐ ら か し 、 す り 替 え を 行 い 誠 実 に 応 え よ う と し な い 姿 勢 が 目 立 ち ま し た 。 川 辺 川 ダ ム に 対 し て 市 民 が 呈 し て い る 疑 問 を 否 定 し よ う と 躍 起 で す 。 国 土 の 保 全 、 河 川 行 政 を 担 う プ ロ と し て の 矜 持 が 感 じ ら れ ま せ ん 。 自 ら の 業 務 を 否 定 さ れ た ら 腹 も 立 つ で し ょ う が 、 プ ロ と し て の 誇 り で 包 み 込 む よ う な 対 応 が出来ないものか、と思います。

( 荒 瀬 ダ ム 、 瀬 戸 石 ダ ム の 放 流 に よ り 出 現 し た 球 磨 川 の 清流=今年1 月、八代郡坂本村)

 今 回 合 意 の あ っ た 現 地 検 証 も 本 来 は 行 政 が 率 先 し て 行 う べ き 事 柄 で す 。 行 政 は 、 縦 割 り 組 織 の た め 容 易 に 意 志 決 定 を 行 え ず 、 計 画 ・ 実 践 ・ 検 証 に 時 間 と 労 力 を 要 す る の は 解 り ま す が 、 近 年 「 緑 の ダ ム 」 の 効 用 が 話 題 と な っ て い る こ と か ら す る と 、 も っ と 早 く か ら 取 り 組んで良い問題でした。

 現 地 検 証 の 方 法 は 、 雨 水 の 地 表 流 の 有 無 確 認 、 森 林の 状 態 別 に よ る浸 透 能 * や 土壌 の 差 異 の 確 認 等 が 考 え ら れ ま す 。 こ れ か ら 専 門 家 を 交 え て 協 議 さ れ ま す が 、 こ れ ま で の 経 緯 か ら す る と 検 証 方 法 を 巡 っ て 敵 対 す る こ と も 心 配 さ れ ま す 。 本 来 は 、 国 土 保 全 の 方 法 の 検 討 を 市 民 が サ ポ ー ト す る と い う 構 図 が 理 想 な の で す が 、 ま だ 、 国 交 省 と ダ ム 反 対 市 民 側 と の 治 水 の 方 法 を 探 る 共 同 作 業 と な る よ う に は 期 待 出 来 ま せ ん 。 検 証 方 法 が 合 意 さ れ 実 行 さ れ て も検証現地での監視が必要になるでしょう。

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( 荒 瀬 ダ ム 、 瀬 戸 石 ダ ム の 放 流 に よ り 出 現 し た 球 磨 川 の 清流=今年1 月、瀬戸石ダム上流)

 「 く ま 川 水 系 緑 の ダ ム 再 生 ネ ッ ト ワ ー ク 」 で こ れ ま で 行 っ た 川 辺 川 流 域 で の 5 回 の 浸 透 能 調 査 で は 、 人 工 林 に 対 し 自 然 林 の 浸 透 能 が 少ないところで 2 倍、多いところでは 7 倍も あ り ま し た 。 浸 透 能 の 差 だ け で ピ ー ク 流 量 カ ッ ト を 証 明 す る も の で は あ り ま せ ん が 、 計 測 地 が 10 m ほ ど し か 離 れ て い な く て も ほ ぼ 確 実 に差異が現れることに驚きを感じます。

 豊 か な 森 林 は 、 綺 麗 な 地 下 水 、 地 味 に 富 ん だ 土 壌 を 育 み 、 そ の 土 壌 の 流 出 、 土 砂 災 害 を 防 ぎ 、 ま た 、 二 酸 化 炭 素 を 減 ら し 温 暖 化 防 止 に 働 く こ と は 周 知 の 事 実 で す 。 手 入 れ さ れ た 人 工 林 に 入 る と 、 林 床 が 薄 暗 く 表 土 が 現 れ た 放 置 人 工 林 で は 得 ら れ な い 、 自 然 林 の 中 を 歩 い て い る よ う な 安 ら ぎ を 感 じ ま す 。 更 に 森 林 整 備 を 進め る こ と は 、「緑 の 雇 用 」 とな り 、 地 域 活 性 化 に も 繋 が り ま す 。 森 林 の 保 水 力 に よ る 洪 水 抑 止 ( ピ ー ク 流 量 カ ッ ト ) 効 果 は 、 川 辺 川 ダ ム に 於 い て は 大 き な 問 題 で す が 、 多 大 な 森林の効果の一面に過ぎません。

 森 林 の 保 水 力 検 証 が 川 辺 川 ダ ム 問 題 の 収 束

は 勿 論 、 豊 か な 国 土 保 全 に 働 い て い く こ と を 期待します。

        (くま川水系緑のダム再生ネットワーク

 松葉孝博)

*注・ ・・ 浸透 能とは 、森 林土壌 が一 定時 間に 浸透 させ るこ とがで きる 雨水の 量。 スギ やヒ ノキ など の人 工林で 間伐 を怠る と、 日光 が遮 られ 下草 や低 木が生 えず 、長年 蓄積 され た腐 葉土 を含 む表 土が洗 い流 される ため 、浸 透能 が低 くな るも のと考 えら れる。 森林 の保 水力 を 表 す 指 標 と し て 、 こ の 浸 透 能 と 貯 水 能 ( 森 林土 壌が 一定 期間、 雨水 を地中 に貯 留す る水 の量)がある。

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● 人吉から

 早 い も の で 、 今 年 の 夏 で 「 県 民 の 会 」 も 発 足 し て ま る 8 年 に な り ま す 。 活 動 を 始 め る の は 簡 単 で す が 、 継 続 す る に は 血 の に じ む よ う な 努 力 が 必 要 で す 。 長 年 活 動 を 続 け て こ ら れ た、県民の会の皆様に敬意を表します。

 さ て 、 人 吉 を 本 拠 地 とす る 「 手 渡 す 会 」 ( 清 流 球 磨 川 ・ 川 辺 川 を 未 来 に 手 渡 す 流 域 郡 市 民 の会)は、活動を始めて 11 年目となります。1993 年 8 月 8 日、発会式を人吉市の青井神社で行 っ た と き は 、 本 当 に 小 さ な 一 歩 で し た 。 そ の 後 、 人 吉 市 内 の 署 名 活 動

を 皮 切 り に 、 川 辺 川 ダ ム 問 題 に 関 す る 学 習 会 や 講 演 会 な ど の 開 催 、 署 名 活

動 や 国 土 交 通 省 な ど 行 政 機 関 へ の 申 し 入 れ 、 住 民 討 論 集 会 や 収 用 委 員 会 な ど で の 専 門 家 的 な 取 り 組 み な ど 、 川 辺 川 ダ ム 問 題 を め ぐ る 地 元 住 民 団 体 の 中 核 と し て 活 動 を 続 け て き ま し た。

 1996 年 の 「 県 民 の 会 」 発 足 の 後 は 、 県 民 の 会 の 皆 様 と 一 心 同 体 で 、 毎 年 の よ う に 「 今 年 度 こ そ ダ ム 本 体 着 工 」 と 言 わ れ な が ら も 、 こ れまで 11 年間、ダム本体着工をどうにか食い 止 め て き ま し た 。 こ れ も 県 民 の 会 の 皆 様 、 そ し て 美 し い 清 流 や ふ る さ と を 愛 す る 多 く の 皆 様 の ご 支 援 ・ ご 協 力 が あ っ て の こ と だ と 、 深 く感謝いたします。

 現 在 、 川 辺 川 ダ ム 事 業 は 全 く 先 行 き 不 透 明

で、こう着状態に陥っています。が、1 年前、

2 年前と比べても、川辺川ダム建設をストップ

で き る 可 能 性 は は る か に 大 き く な っ て い る と 思 い ま す 。 し か し 、 国 が そ う 簡 単 に 白 旗 を 揚 げることは考えられません。

 球 磨 川 ・ 川 辺 川 の 清 流 は 県 民 の 宝 で あ り 、 今 後 の 地 域 振 興 に も 不 可 欠 な 財 産 で す 。 今 後 も 長 い 闘 い が 続 く と 思 い ま す が 、 お 互 い 健 康 に 気 を つ け て 、 が ん ば り ま し ょ う 。 清 流 球 磨 川 ・ 川 辺 川 を 未 来 に 手 渡 す た め に 、 今 後 と も よろしくお願い致します。

(清流球磨川・川辺川を未来に手渡す 流域郡市民の会 緒方紀郎)

● 八代から

 県 民 の 会 の 皆 さ ん 、 原 稿 を 書 か せ て 頂 く の は 久 し ぶ り の よ う な 気 が し ま す 。 ご 無 沙 汰 し てました。

 さ て 、 今 回 は 熊 本 で 開 催 さ れ る 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム の ご 案 内 を 致 し ま す 。 潮 谷 義 子 熊 本 県 知 事 の 英 断 に よ り 、 日 本 の ダ ム で 初 め て 、 球 磨 川 中 流 の 県 営 荒 瀬 ダ ム の 撤 去 が 決 ま り ま し た 。 ダ ム 湖 に 土 砂 が た ま っ て 川 底 が 上 昇 し た

清流球磨川・川辺川 を未来に手渡す流域郡 市 民 の 会   連 絡 先 : 熊 本 県 人 吉 市 北 泉 田 町 214番地 重松隆敏方(事務局長宅)

TEL/FAX:0966-22-3917

(7)

た め に 水 害 が 頻 発 す る よ う に な っ た 地 元 の 人 や 、 水 質 悪 化 に 悩 ま さ れ て い た 下 流 域 の 人 た ち な ど 、 ダ ム の 撤 去 に は 大 き な 期 待 を 寄 せ て い ま す 。 荒 瀬 ダ ム の す ぐ 上 流 に も 瀬 戸 石 ダ ム がありますが、あと 10 年でこのダムも水利権 更 新 期 限 が 来 ま す 。 邪 魔 者 の 荒 瀬 ダ ム 、 瀬 戸 石ダムを完全撤去し、川辺川ダムを中止させ、 鮎 の 大 群 が 押 し 寄 せ る 昔 の 清 流 球 磨 川 を 取 り 戻しましょう。

 そこで、3 月 25 日に、八代にてダム撤去の 本 場 ア メ リ カ か ら 専 門 家 を 招 聘 し て ダ ム 撤 去 の 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し ま す 。 国 内 の 専 門 家 も パ ネ ラ ー に 迎 え た 、 豪 華 メ ン バ ー に よ る 講 演 会 で す 。 皆 さ ん お 誘 い 合 わ せ の 上 、 お 越 し 下 さ い 。 会 報 に も シ ン ポ ジ ウ ム の チ ラ シ を 同 封 さ せ て 頂 き ま し た が 、 こ の チ ラ シ を 10 枚 以 上 配 布 し て い た だ け る 方 は 、 下 記 ま で 発 送 先 住 所 を ご 連 絡 下 さ い 。 こ ち ら か ら 郵 送 さ せて頂きます。

(美しい球磨川を守る市民の会 二見孝一)

ダ ム 撤 去 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム   荒 瀬

ダ ム 「 日 本 初 の ダ ム 撤 去 が も た ら

すものは?」

日時:3月 25 日(木)19:00 21:30

会 場 : 八 代 市 厚 生 会 館 ( 熊 本 県 八 代 市 西 松 江 城 町 1-47)

講演者:

ジェームズ・F・ジョンソン (元陸軍工兵隊最高幹部) デビッド・L・ウェグナー

(元開墾局研究者,『ダム撤去』執筆者) 大熊孝(新潟大学教授)

村上哲生(名古屋女子大学教授)

問 い 合 わ せ : 出 水 晃 (TEL:0965-32-2261), つ る 詳子(TEL:0965-32-7359)

参加費:1000円

主催:美しい球磨川を守る市民の会,RPN 後援:八代市,坂本村,八代漁協

● 熊本から

 熊 本 で の 運 動 が 担 っ て い る 使 命 と し て 、 現 地 支 援 以 外 に 、 熊 本 市 で の ダ ム 反 対 の 世 論 の 盛 り 上 げ や 熊 本 県 へ の 働 き か け が あ り ま す 。

昨年一年間の活動を振り返りますと、5 月の利

水 高 裁 判 決 以 降 3 回 に わ た る 農 家 と 行 政 の 意 見 交 換 会 が 行 わ れ 、 会 と し て も こ ち ら へ の 対 応 を 最 優 先 で 行 い ま し た 。 片 や 、 ダ ム 反 対 の 世 論 の 盛 り 上 げ や 熊 本 県 へ の 働 き か け は 、 そ の 合 い 間 に し か で き ず 、 取 り 組 み 方 と し て 不 十分であったといわざるを得ません。

美 し い 球 磨 川 を 守 る 市 民 の 会   連 絡 先 : 〒 866-0895   八 代 市 大 村 町 804-1   二 見 孝 一 TEL/FAX:0965-43-105携帯:090-6421-9270 E-Mail:[email protected]

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 熊 本 市 で の ダ ム 反 対 の 世 論 の 盛 り 上 げ と し て 昨 年 取 り 組 ん だ の は 、 県 知 事 に 提 出 す る ダ

ム中止の署名集めです。3 月以降、ほぼ月一回

の ペ ー ス で 行 い ま し た 。 毎 回 、 数 百 人 程 度 の 署 名 が 集 ま り ま す 。 特 に 利 水 判 決 以 降 は 世 間 の 人 々 も ダ ム 中 止 を 期 待 し て い る と い う こ と が 肌 で 感 じ ら れ ま す 。 た だ 、 署 名 活 動 だ け で は 話 す 時 間 も 限 ら れ て お り 、 道 行 く 人 に 入 会 の 勧 誘 を し た り す る こ と は 非 常 に 難 し い も の があります。

 本 来 な ら こ の 署 名 活 動 を ベ ー ス に し て 署 名 し て く れ た 人 に 対 し て 、 学 習 会 や シ ン ポ ジ ウ ム に 来 て も ら う よ う 呼 び か け る こ と が で き れ ば い い の で す が 、 学 習 会 や シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催する余裕はありませんでした。

 熊 本 県 に 対 す る 働 き か け は 、 県 議 会 に 対 す る 働 き か け が 不 十 分 で は あ り ま し た が 、 利 水 判 決 時 の 要 請 な ど 、 最 低 限 の こ と は や っ て き たと思います。

 以 上 が 、 昨 年 一 年 間 を 振 り 返 っ て の 反 省 点 で す 。 今 年 は 、 報 告 に も あ る 通 り 、 森 林 の 保 水 力 、 す な わ ち 緑 の ダ ム の 検 証 が 大 き な ポ イ ン ト に な り ま す 。 結 果 に よ っ て は 川 辺 川 ダ ム を 中 止 に 追 い 込 む こ と も 可 能 で す 。 た だ そ の た め に は 、 ま ず 私 た ち が 緑 の ダ ム の こ と を よ く知らないといけません。そこで下記の通り、 3 月 5 日に緑のダムの学習会を行います。学習 を 通 し て 緑 の ダ ム を 理 解 し 、 そ の 上 で 、 行 政 に 対 し て 緑 の ダ ム へ の 政 策 転 換 を 迫 っ て い き た い と 思 い ま す 。 ぜ ひ 、 皆 さ ん も ご 参 加 く だ さ い 。 今 年 は こ の 学 習 会 を 第 一 弾 と し て 、 熊 本 市 内 で で き る だ け 多 く の イ ベ ン ト 行 い 、 ダ

ム 中 止 を 求 め る 世 論 を 熊 本 か ら 生 み 出 し て い きたいと思います。

      (県民の会 土森武友)

学 習 会 「 今 こ そ 緑 の ダ ム − 治 水 ・ 環

境 保 全 ・ 雇 用 創 出 ・ 地 域 活 性 化 を 目

指して」

日時:3 月 5日(金)19:00

場所:熊本市・産業文化会館 6階第 5会議室 講師:中島康

資料代:500 円

主催・問い合わせ:川辺川を守る県民の会・          土森(TEL:070-5273-9573)

● 福岡から

 福岡の会にとって 2003 年度は忘れがたい年

となった。5 月に福岡高裁において川辺川利水

訴 訟 が 勝 訴 し た の で あ る 。 福 岡 の 会 の 最 初 の 活 動 は 、 川 辺 川 利 水 訴 訟 を い か に 福 岡 で サ ポ ートするかだったと言う。節目節目ごとに、200 キ ロ 向 こ う の 人 吉 ・ 球 磨 か ら 弁 論 へ か け つ け る 原 告 農 家 の 皆 さ ん 。 労 を ね ぎ ら い 、 地 元 福 岡 で 支 援 者 を 増 や し て い く こ と は 私 た ち の 使 命だった。

(9)

 後 半 の 裁 判 で は 、 裁 判 所 の 外 で 待 機 さ れ て い た 原 告 団 の 皆 さ ん に 、 お 茶 や 茶 菓 子 を 差 し 入 れ る 余 裕 が 出 て き て 、 皆 さ ん に 大 変 喜 ん で 頂 い た こ と が 懐 か し い 。 時 に は 、 私 た ち が お に ぎ り や 漬 け 物 、 シ シ 肉 と い っ た ご 馳 走 を 頂 くこともあった。

 と も あ れ 利 水 訴 訟 は 完 全 勝 訴 し 、 す ぐ さ ま 新 利 水 計 画 策 定 作 業 が 始 ま っ た 。 農 水 省 ・ 熊 本 県 と 一 緒 に 対 象 農 家 を 回 り 、 ア ン ケ ー ト を 回 収 す る 作 業 に も 福 岡 の 会 か ら 数 度 は 参 加 し た が 、 ま だ 十 分 に サ ポ ー ト で き て い な い 現 状 で あ る 。 ま た 熊 本 地 方 裁 判 所 で は 川 辺 川 尺 鮎 裁 判 ( 事 業 認 定 取

り 消 し 訴 訟 ) も 続 い て お り 、 こ ち ら も ぜ ひ 支 援 し て 行 き た い 。 ま た 五 木 村 の 支 援 も 、 引 き 続 き 取 り 組 ん で い きたい。

 福 岡 の 会 近 辺 で は 、 利 水 訴 訟 判 決 の 集 会 や 昨 年 8 月 の 五 木 村 キ ャ ン プ な ど の 取 り 組 み を 通 じ て 、 支 援 者 の 輪 が 更 に 広 が り つ つ あ る 。 また福岡の会メンバーが、昨年 11 月にタイで 開 催 さ れ た 「 River for Life 命 の た め の 川 : 第 2 回 ダ ム 被 害 影 響 住 民 及 び そ の 支 援 者 に よ る 国 際 会議 」( 国 際 河 川ネ ッ ト ワ ー ク、 東 南 ア ジ ア 河 川 ネ ッ ト ワ ー ク 主 催 ) に お い て 、 川 辺 川 か ら 参 加 し た 吉 村 勝 徳 さ ん ( 川 辺 川 ・ 球 磨 川 を 守 る 漁 民 有 志 の 会 ) の サ ポ ー ト に も 当 た った。世界 61 カ国から 300 人が参加したこの 会 議 で は 、 参 加 者 と 交 流 を 深 め る と と も に 、 同 じ ダ ム 問 題 に 取 り 組 む 仲 間 と し て 互 い の 経

験 の 共 有 と 、 今 後 ど の よ う に 協 力 し て い け る かについて真剣な議論が交わされた。

 九 州 第 一 の 人 口 を 誇 る 福 岡 に お い て 、 川 辺 川 ダ ム 問 題 に つ い て 世 論 の 喚 起 を し て い く こ と は 、 引 き 続 き 福 岡 の 会 の 重 要 な 役 割 だ と 考 え る 。 福 岡 の 会 が 活 動 を 始 め た 当 初 、「 川 辺 川 」 と 言 っ て も ほ と ん ど 知 っ て い る 人 は い な か っ た 。 そ れ が 今 で は 知 名 度 も 上 が り 、 街 頭 署 名 や ア ピ ー ル を し て い て も 市 民 の 意 識 が 以 前 よ り 高 ま っ て い る こ と を 実 感 す る 。 呑 ん べ え も 多 い福 岡 の 会 で は 、「 早 く ダ ム 問題 を 終 わ ら せ て 、 勝 利 の 美 酒 に 酔 お う 」 が 合 い 言 葉 に な り つ つ あ る 。 ダ ム 中 止 ま で あ と 少 し 。 地 元 に い な い け れ ど も で き る こ と は 確 か に あ る 。 そ の 思 い を 胸 に 福 岡 の 街 で 確 か な 支 援 の 輪 を 広 げ つ つ 、 今 年 も 精 一 杯 地 元 の 皆 さ ん を サ ポ ートして行きたい。

        (福岡の会 寺嶋悠)

● 関西から

 川 辺 川 の 清 流 を 守 る た め に 、 遠 く か ら で も で き る こ と を や っ て い こ う ! と い う 主 旨 の も と 、 細 々 と 活 動 し て い る 関 西 の 会 で す が 、 こ れ と い っ た 大 き な イ ベ ン ト を す る で も な く 、 署 名 の 呼 び か け や 個 々 人 の 投 書 な ど 、 活 動 内 容 は ホ ン ト 細 々 と し た も の 。 県 民 の 会 の 会 員 で 関 西 在 住 者 の 集 ま り と い う こ と か ら 、 個 人 的 に は 、 関 西 で の ダ ム 反 対 の イ ベ ン ト に 参 加 し た り 、 全 国 の 仲 間 が 関 西 に 来 た 時 な ど に 歓 迎 し た り と い っ た 、 何 か が あ る と き に 都 合 の つ く 人 間 が 自 分 の 意 思 で 参 加 す る 、 と い う ス タ ン ス で い い と は 思 っ て い ま す が 、 そ れ だ け ではちと寂しいのも事実です。

(10)

 そ こ で 、 関 西 在 住 で ある 、 関 西 の 会 会 員 ( こ れ を 読 ん で い る 関 西 人 の あ な た 、 あ な た で す よ ! ) から 、 こ ん な 集 まり や っ た ら どや ?   と か 、 私 ゃ こ ん な こ と や り た い ん や け ど 、 だ れ か 協 力 し て ん か ! と い っ た 声 を 出 し て も ら え た ら え え な 、 と 思 て ま す ね ん 。 ま た 、 取 り ま と め や 企 画 の 中 心 と な っ て く れ る 方 が お ら れ ましたら、これまた大歓迎でんねやわ。

 初 歩 的 な 内 容 で す が 、 掲 示 板 も あ る 「 関 西 の 会 の ホ ー ム ペ ー ジ 」 を 作 り ま し た の で 、 あ な た の 声を 届 け て い た だけ た ら 幸 い です ( 関 西 の 会 の 方 だ け や な く て 、 全 国 か ら 声 を 届 け て や ) 。ネ ッ ト 環 境 に ない 方 は 、 フ ァッ ク ス で もよろしおま。

 ホームページアドレス:

 http://mypage.odn.ne.jp/home/k_wave  ファックス番号:0724-26-2812です。

 私 の 好 き な フ レ ー ズ は 、 福 岡 の 会 の 松 原 学 さ ん が おっ し ゃ る 、「 頑張 ら な い 、 けど あ き ら め な い 」。 こ の 気 持 ち で 頑 張 り ま し ょ う ! < え?頑張らない、ちゃうのん??

        (関西の会 加藤広行)

(関西の会のホームページ)

(県民の会 HP へのリンク)

(尺鮎トラスト HP へのリンク

(11)

●川辺川の魅力

 私 と 川 辺 川 と の 関 わ り 、 そ れ は カ ヌ ー を は じ め た こ と が き っ か け で し た 。 カ ヌ ー の で き る 川 を ネ ッ ト で 探 し て い て 、 た ま た ま 知 っ た 熊 本 の 川 辺 川 と い う 川 。 そ こ が カ ヌ ー を 楽 し め る 全 国 で も 数 少 な い 清 流 だ と い う こ と 、 し か し ダ ム 計 画 に よ り 、 そ の 清 流 が 危 機 的 状 況 にあることなどを知ったのが 1998 年ごろでし た。

 そ の 後 、 長 良 川 河 口 堰 に 反 対 す る イ ベ ン ト

「長良川 DAY 」で、川辺川のブースにいた西田 陽 子 さ ん と 話 を し た の が 、 私 が 川 辺 川 と 関 わ る 直 接 の き っ か け と な り ま し た ( あ れ が 西 田 さ ん の よ う な か わ い い 女 性 じ ゃ な く て 、 む さ く る し い お っ さ ん だ っ た な ら 、 私 は 今 で も 川 辺川とは無関係かも知れません(笑))。

 そ し て 、 は じ め て 訪 れ た 川 辺 川 。 そ こ で 見 た、噂に違わず美しい川と自然豊かな環境は、 充 分 に 私 の 心 を 惹 き つ け る も の で し た 。 し か し 、 そ れ 以 上 に 私 を 魅 了 し た の が そ こ に い る 人 た ち で し た 。 柳 瀬 の 権 現 川 原 や 八 代 、 熊 本 な ど で は じ め て 会 っ た 人 た ち 。 正 直 、 最 初 は と っ つ き 難 そ う な 個 性 的 な 面 々 だ と 思 い ま し た 。 し か し 、 川 辺 川 に 対 す る そ れ ぞ れ の 思 い を 聞 い た り 、 ダ ム 反 対 運 動 に 関 わ る 真 剣 な 姿 を 見 た り す る う ち に 、 そ の 人 た ち の も つ 素 晴 ら し さ が 分 か っ て き ま し た 。 そ れ は 、 ダ ム 反 対 運 動 と は 対 極 の 側 に あ る 人 た ち を 衝 き 動 か しているであろう私利私欲とはおよそ無縁の、

欲 や 名 声 で 動 く こ と の な い 、 し か し 自 分 の 意 見をしっかりもった人たちでした。

 そ れ か ら 川 辺 川 へ 通 う こ と が 私 の 楽 し み と な り ま し た 。 川 辺 川 で カ ヌ ー や キ ャ ン プ を す る こ と は も ち ろ ん で す が 、 そ れ 以 上 に 、 そ こ で 多 く の 仲 間 と 同 じ 時 間 を 過 ご す こ と が 実 に 楽 し く 、 ま た 勉 強 に も な り ま す 。 川 辺 川 に 行 く 、 と 言 う よ り も 、 ダ ム 反 対 の 仲 間 に 会 い に 行 く 、 と 言 う ほ う が む し ろ 正 直 な 気 持 ち か も 知れません。

 さ て 、 標 題 の 「 川 辺 川の 魅 力 」、 そ れ は 私 に と っ て 、 清 流 ・ 川 辺 川 の 魅 力 で あ る こ と は も ち ろ ん の こ と 、 そ れ 以 上 に そ こ に 集 ま る 人 の 魅 力 な の で す 。 近 頃 特 に 、 家 庭 や 仕 事 の 忙 し さ を 理 由 に 、 な か な か 行 動 の 伴 わ な い 私 と し て は 、 地 元 熊 本 だ け で は な く 全 国 で 川 辺 川 ダ ム 反 対 運 動 に 積 極 的 に 関 わ っ て い る 人 た ち を 見て、実は、密かに尊敬しているのですよ。

(関西の会 加藤広行)

(12)

●学習会「今こそ緑のダム−治水・環境保全・ 雇用創出・地域活性化を目指して」

日時:3 月 5日(金)19:00

場所:熊本市・産業文化会館 6階第 5会議室

(詳細は本文 ページをご参照下さい)

●ダム中止署名集め 日時:3月 7日(日)13:00

場所:熊本市・下通りダイエー前

主催・問い合わせ:川辺川を守る県民の会・         土森(TEL:070-5273-9573)

● よ み が え れ 有 明 海 ! シ ン ポ ジ ウ ム 宝 の 海 をとりもどそう

日時:3月 21 日(日)13:00-15:30 場所:熊本学園大学 4号館 412号教室   (熊本市大江 2-5-1,TEL:096-364-5161) 講演:

 朴 弁 護 士 ( 韓 国 環 境 運動 連 合 付 属 環 境 訴 訟 セ ンター常任弁護士)

パネラー:  馬奈木昭雄

 (弁護士、よみがえれ有明訴訟弁護団長)  森徳和

 (弁護士、川辺川利水訴訟弁護団事務局長) 主催・問い合わせ:公害弁護団全国連絡会議(連 絡先:熊本中央法律事務所

 TEL:096-322-2515 FAX:096-322-2573)  *入場無料です

● ダ ム 撤 去 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム   荒 瀬 ダ ム 「 日 本初のダム撤去がもたらすものは?」

日時:3月 25 日(木)19:00 21:30 会場:八代市厚生会館(

(詳細は本文 ページをご参照下さい)

● ダ ム 撤 去 の ノ ウ ハ ウ を 学 ぶ 専 門 家 向 け 特 別 研修会

日時:3 月 26 日(金)9:30-15:00 場所:八代グランドホテル 2階臥龍

  (八代市旭中央通 10-1,TEL:0965-32-2111) 参加費:10,000円

問い合わせ・申し込み:

 つる(TEL:0965-32-7359,FAX:0965-32-7759  E-mail:[email protected]

 〒866-0073 八代市本野町 463-6)

●川辺川尺鮎裁判(事業認定取消訴訟) 日時:5 月 6日(木)9:30門前集会         10:00口頭弁論 場所:熊本地方裁判所 101号法廷 問い合わせ:毛利(TEL:090-8834-1533)

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