明海大学マクロ経済学:影山純二(学生用)
10.4 補足資料
日本のケース:1990年代から2000年代前半にかけて流動性のわなに陥る
•バブル崩壊(1990年代初頭):消費・投資減少 →ISが左シフト
•金融不安によって投資が利子率に対して反応しなくなった →ISがより垂直に
•この結果、流動性のわなに陥る R IS
LM
Y 0
・
Y1流動性のわなの解決法
拡張的財政政策: 有効。ただし刺激している間だけ
IS R
LM
0
・・
Y金融緩和: 伝統的な金融緩和(利子率の低下を狙う政策)は無効
•名目マネーサプライを増やしても、利子率はこれ以上下がらないから
IS R
LM
0
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Y57