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第8章前半中嶋 最近の更新履歴 近畿大学産業理工学部 飯島研究室(2011年度)

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Academic year: 2018

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1、所得、消費、貯蓄の動向

所得 

2007年度の国民所得は、375兆円 人口1人当たりは約293万円

1985年度と比べると1,4倍ではあるが、国民所得の ピークと比べると2,0%下回っている。

消費と貯蓄

民間最少消費支出は名目で288兆円とGDPの58%を 占める。

バブル崩壊後は、所得が低迷するなかで、消費の伸びが所 得の伸びを上回ることが多くなっている。

(3)

家計貯蓄率の低下とその要因

OECDの統計によれば、日本は1970年代頃まで主 要先進国のなかで、貯蓄率は高かった。

アメリカやカナダなどの他の先進国でも低下がみられる が、日本の低下幅が大きく欧州大陸国を下回る水準とな っており、先進国と比べ家計貯蓄率が高い国ではなくな っている。

家計貯蓄率の低下の要因

人口高齢化成長率低下

公的年金等社会保障制度の整備流動性制約

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(1)、高齢化要因

ライフサイクル仮説によれば、家計は消費支出にあたり、現 在の所得のみならず生涯にわたり得られる所得をもとに決定 される。

このため、所得の多い現役時代の間に貯蓄を行い、退職後は その貯蓄の取り崩しを消費にあてることとなる。

このため、ライフサイクル仮説に従う家計が多ければ、人口 高齢化により国全体で見た家計貯蓄率は低下する効果が働く 。

(2)、成長率要因

経済成長が起こると、高齢者世代がかつて貯蓄した貯蓄に比 べて現役世代の貯蓄が相対的に多くなり貯蓄率を上げる効果 が働く。

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(3)、社会保障制度の整備

公的年金制度や医療制度がととのったことにより、引退 後のために必要とされる貯蓄率が引き下げられたり、高 齢者が貯蓄の取り崩しを加速させれば、貯蓄率を低下さ せる。

(4)、流動性制約と消費者信用

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3、消費生活の変化

(1)消費構造の変化

支出比率減少項目・・・・食料、被服・履物、家具・家 事用品、教育費

支出比率増加項目・・・・交通・通信、教育娯楽、保健 ・医療、住居、光熱・水道

(2)世帯構造の変化

1世帯当たりに人員数は、3,3人から2,6人へと低 下。

核家族世帯全体の6割を占めるようになり、 1人世帯は、3割を占めるようになった。

2人以上の勤労者世帯の世帯数は全体の38%になり、 消費に影響およぼす要因として、高齢者や単身者のウェ

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1、家計保有資産の現状と特徴

(1)国民資産の現状

国民資産は、1999年をピークに3年連続減少した後、株 価上昇などから2003年以降4年連続増加したが、200 7年株価下落などにより減少し、8420兆円となった。

(2)年齢差の大きい家計資産保有

家計の保有する所得や資産は年齢による差が大きい。

これは、現役世代の間に退職後の生活費を貯蓄するというラ イフサイクル仮説と整合的といえる。

参照

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