調査シリーズNo1501 第１分冊 本編全文 調査シリーズNo150「妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査結果」｜労働政策研究・研修機構（JILPT）

妊娠等を理由とする不利益取扱い及び

セクシュアルハラスメントに関する実態調査結果

―第1分冊 本編―

No.150-1

2016年 5 月

男 女 用 機 会 均 等 法 は1986年 に 施 行 均 等 行 政 課 題 し 1993年 に は セ ク シ ュ

ア ル ハ ラ ス ン ト に い 概 念 整 理 1999年 改 法 は 防 事 業 主 配 慮

義 務 追 加 に 妊 娠 出 産 に 関 す 保 護 強 化 。 2007年 改 法 は 妊 娠

出 産 等 を 理 由 す 不 利 益 取 扱 い 対 象 拡 大 セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 防 義 務

化 。

1992年 に は 育 児 休 業 法 勤 務 先 に 制 度 規 定 い 労 働 者 育 児 休 業 を 取 得 す

う に 。2005年 改 育 児 介 護 休 業 法 は 期 契 約 労 働 者 に 対 象

拡 大 。

う に 用 均 等 を 実 現 す 性 的 言 動 に 関 す 問 題 へ 対 応 お び 母 性 健 康

管 理 に 関 す 法 制 度 妊 娠 出 産 育 児 を 経 験 し 者 就 業 を 支 援 す 法 制 度 整 備

一 方 ま 職 場 に お 妊 娠 等 を 理 由 す 不 利 益 取 扱 い 等 実 態 セ ク シ

ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 実 態 に い 非 規 労 働 者 育 児 休 業 取 得 状 況 取 得 後

就 業 状 況 に い 既 存 調 査 は 依 然 し 明 に い い 多 く 特 に

他 企 業 へ 派 遣 い 労 働 者 に い 情 報 は 乏 し い 状 況 に あ 。

2014年10月 専 門 的 知 識 等 を す 期 用 労 働 者 等 に 関 す 特 別 措 置 法 案 に 対 す 附

帯 決 議 に お い は 女 性 期 用 労 働 者 に 対 す 妊 娠 出 産 育 児 休 業 取 得 等 を 理 由 す

実 態 に い 十 分 調 査 を 政 府 行 う 。 妊 娠 等 を 理 由 す 不

利 益 取 扱 い 及 び セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト に 関 す 実 態 調 査 は う 背 景

派 遣 労 働 者 を 含 期 契 約 労 働 者 育 児 休 業 取 得 状 況 等 実 態 や 妊 娠 等 を 理 由 す 不

利 益 取 扱 い 及 び セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト に い 社 員 等 無 期 契 約 労 働 者 比 較 に

お い 調 査 す に 施 策 方 向 性 検 討 に 必 要 基 礎 タ を 得 厚 生 労 働

省 用 均 等 児 童 家 庭 局 用 均 等 政 策 課 要 請 を 緊 急 調 査 し 実 施 し

あ 。

本 報 告 書 政 策 担 当 者 企 業 労 働 組 合 関 係 機 関 方 々 研 究 者 等 に 役 立 に

各 界 各 層 議 論 に 資 す 幸 い あ 。

お 忙 し い 中 調 査 に 協 力 い い 企 業 従 業 員 ニ タ 方 々 に は 厚 く 御 礼

申 し 上 い 。

2016 年 5 月

独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 究 ･研 修 機 構

理 事 長 菅 野 和 夫

氏 名 所 属 執 筆 章

永 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 統 括 研 究 員 第 章 第 章

眞 崎 昭 彦 ほ 総 合 研 究 所 。株 )上 席 主 任 研 究 員 第 章

酒 井 計 史 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 ア シ ス タ ン ト ロ 基 礎 集 計 表

第 章 調 査 研 究 の 趣 旨 ・ 方 法 ··· 1

． 調 査 研 究 趣 旨 経 緯 ··· 1

． 調 査 研 究 方 法 ··· 1

． 調 査 結 果 概 要 ··· 4

第 章 調 査 結 果 ··· 5

． 産 前 産 後 休 暇 母 性 健 康 管 理 措 置 育 児 休 業 等 状 況 ··· 5

産 前 産 後 休 暇 母 性 健 康 管 理 措 置 規 定 状 況 用 形 態 別 適 用 状 況 ··· 5

用 形 態 別 妊 娠 し 労 働 者 就 業 等 状 況 ··· 6

育 児 休 業 制 度 規 定 状 況 出 産 後 就 業 状 況 ··· 9

用 形 態 別 企 業 規 模 別 育 児 休 業 取 得 状 況 ··· 10

． 妊 娠 等 を 理 由 す 不 利 益 取 扱 い 等 実 態 ··· 11

妊 娠 等 を 理 由 す 不 利 益 取 扱 い 等 状 況 ··· 11

企 業 妊 娠 等 を 理 由 す 不 利 益 取 扱 い 等 防 対 策 へ 取 組 状 況 ··· 19

． セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 実 態 ··· 23

セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 状 況 ··· 23

企 業 セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 防 対 策 へ 取 組 状 況 ··· 30

セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 事 案 に 対 す 企 業 把 握 対 応 状 況 ··· 31

第 章 既 存 調 査 の 概 要 ··· 33

． 用 均 等 基 本 調 査 女 性 用 管 理 基 本 調 査 ··· 33

育 児 休 業 取 得 率 ··· 33

育 児 休 業 取 得 者 復 職 状 況 ··· 35

セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 防 対 策 等 ··· 35

． 就 業 構 造 基 本 調 査 ··· 38

育 児 休 業 取 得 率 ··· 38

． 独 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 調 査 ··· 39

期 契 約 労 働 者 育 児 休 業 制 度 適 用 状 況 ··· 39

期 契 約 労 働 者 育 児 休 業 取 得 状 況 ··· 41

． 東 京 都 調 査 ··· 41

セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト パ ワ ハ ラ ス ン ト 状 況 ··· 41

マ タ ニ ハ ラ ス ン ト 状 況 ··· 44

セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス ン ト 等 に 関 す 調 査 ··· 46

． そ 他 調 査 ··· 47

(公 財)21 世 紀 職 業 財 団 調 査 ··· 47

＜ 参 考 資 料 ＞

調 査 票 ··· 49

参 考 集 計 表 参 考 表 ··· 97

基 礎 集 計 表 企 業 調 査 ··· 105

第 分 冊

＜ 参 考 資 料 ＞

調 査 票

基 礎 集 計 表 個 人 調 査

第 １ 章 調 査 研究の趣旨・方法

１ ． 調 査 研 究 の 趣 旨 ・ 経 緯

1986 年 施 行 の 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 で は 、 ₁₉₉₃ 年 に セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト に つ い て の

概 念 整 理 が さ れ 、 ₁₉₉₉ 年 改 正 法 で は 防 止 の た め の 事 業 主 の 配 慮 義 務 が 追 加 さ れ る と と も に 、

妊 娠・出 産 に 関 す る 保 護 が 強 化 さ れ た 。 ₂₀₀₇ 年 改 正 法 で は 妊 娠・出 産 等 を 理 由 と す る 不 利 益

取 扱 い 対 象 が 拡 大 さ れ 、 セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト の 防 止 が 義 務 化 さ れ た 。

1992 年 に は 育 児 休 業 法 が で き 、 勤 務 先 に 制 度 の 規 定 が な い 労 働 者 も 育 児 休 業 を 取 得 す る こ

と が で き る よ う に な っ た 。 ₂₀₀₅ 年 の 改 正 育 児・介 護 休 業 法 か ら は 有 期 契 約 労 働 者 に も 対 象 が

拡 大 さ れ た 。

こ の よ う に 、 雇 用 均 等 を 実 現 す る た め の 性 的 な 言 動 に 関 す る 問 題 へ の 対 応 お よ び 母 性 健 康

管 理 に 関 す る 法 制 度 、 妊 娠 、 出 産 、 育 児 を 経 験 し た 者 の 就 業 継 続 を 支 援 す る 法 制 度 が 整 備 さ

れ て き た 一 方 で 、 こ れ ま で 職 場 に お け る 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 実 態 、 セ ク シ

ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト の 実 態 に つ い て も 、 非 正 規 労 働 者 の 育 児 休 業 の 取 得 状 況 、 取 得 後 の 継 続

就 業 の 状 況 に つ い て も 、 既 存 の 調 査 で は 依 然 と し て 明 ら か に な っ て い な い こ と が 多 く 、 特 に

他 企 業 へ 派 遣 さ れ て い る 労 働 者 に つ い て の 情 報 は 乏 し い 状 況 に あ っ た 。

2014 ^年 10 月 の「 専 門 的 知 識 等 を 有 す る 有 期 雇 用 労 働 者 等 に 関 す る 特 別 措 置 法 案 に 対 す る

附 帯 決 議 」に お い て は 、 「 女 性 有 期 雇 用 労 働 者 に 対 す る 妊 娠 、出 産 、育 児 休 業 取 得 等 を 理 由 と

す る 雇 止 め の 実 態 に つ い て 、 十 分 な 調 査 」 を 政 府 が 行 う こ と と さ れ た 。 「 妊 娠 等 を 理 由 と す る

不 利 益 取 扱 い 及 び セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト に 関 す る 実 態 調 査 」 は 、 こ の よ う な 背 景 の 下 で 、

厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 ・ 児 童 家 庭 局 雇 用 均 等 政 策 課 か ら の 要 請 に よ る 緊 急 調 査 と し て 実 施 し た

も の で あ り 、 派 遣 労 働 者 を 含 め た 有 期 契 約 労 働 者

の 育 児 休 業 取 得 状 況 等 の 実 態 や 、 妊 娠 等 を

理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等

及 び セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト

に つ い て 、 正社 員 等 無期 契 約 の

労働者との比較において調査することにより、 施策の方向性の検討に資することを目的とした。

２ ． 調 査 研 究 の 方 法

企 業 及 び 従 業 員 に 対 す る 郵 送 法 に よ る 調 査 票 調 査 と 、 雇 用 者 及 び 雇 用 さ れ て 就 業 し た 経 験

の あ る 無 業 者 に 対 す る ウ ェ ブ モ ニ タ ー 調 査 。 及 び 、 比 較 の た め の 既 存 調 査 サ ー ベ イ 。

＜ 調 査 票 調 査 の 詳 細 ＞

調 査 票 調 査 の 対 象 は 、 民 間 信 用 調 査 会 社 所 有 の 企 業 デ ー タ ベ ー ス を 母 集 団 と し 、 ₂₀₀₉ 年 経

済 セ ン サ ス 基 礎 調 査 の 構 成 比 に 基 づ き 、 産 業 ・ 規 模 別 に 誤 差 率 が ₅ ％ 以 内 と な る よ う に 層 化

1

本 調 査 で は 派 遣 労 働 者 の 実 態 を 明 ら か に す る た め 、 「 職 業 紹 介 ・ 労 働 者 派 遣 業 」 及 び 派 遣 労 働 者 を オ ー バ ー サ

ン プ リ ン グ し て い る 。 企 業 調 査 は 母 集 団 に 復 元 し て 集 計 し て い る た め 結 果 に 偏 り は な い が 、 個 人 調 査 は 回 答 を

そ の ま ま 集 計 し て い る た め 、 雇 用 形 態 計 の 値 を み る 際 に は 注 意 が 必 要 で あ る 。

2

本 調 査 で は 、男 女 雇 用 機 会 均 等 法 や 育 児 介 護 休 業 法 に お け る 妊 娠 、出 産 、育 児 休 業 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱

い の み な ら ず 、 上 司 ・ 同 僚 に よ る 嫌 が ら せ （ い わ ゆ る マ タ ニ テ ィ ハ ラ ス メ ン ト ） も 含 め て 広 く 調 査 し て い る 。

3

本 調 査 で は 、 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 に お け る セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト に 限 ら ず 、 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 に

基 づ く 言 動 も 含 め て 広 く 調 査 し て い る 。

- 2 -

無 作 為 抽 出 し た 全 国 の 従 業 員 ₁₀ 人 以 上 の 民 営 企 業 _6,500 社 、 及 び 当 該 企 業 に 雇 用 さ れ る ₂₅

～ ₄₄ 歳 の 女 性 労 働 者 （ 規 模 に 応 じ て ₁ 社 当 た り ₃ 票 ま た は ₅ 票 を 配 布 す る よ う 依 頼 し た た

め 最 大 _26,186 人 だ が 、 対 象 年 齢 層 の 女 性 労 働 者 が い な い 企 業 も あ る こ と か ら 実 際 の 配 布 数

は 不 明

）。企 業 に 他 企 業 か ら 派 遣 さ れ て い る 、ま た は 他 企 業 に 派 遣 し て い る 労 働 者 が い る 場

合 に は そ の 者 に 優 先 的 に 調 査 票 ₁ 票 を 配 布 し 、残 り の 票 を 正 社 員 、非 正 社 員 に だ い た い 半 々

に な る よ う 配 布 を 依 頼 し た 。

2015 ^年 9 ^月 14 ^{日 ～} 10 ^月 4 日 を 調 査 期 間 と 設 定 し 、 ₁₁ 月 ₄ 日 ま で に 回 収 で き た 分 を 集 計

し た 。 企 業 _1,711 社

（ 回 収 率 _26.3 ％ ） 、 労 働 者 _4,654 人 （ _26,186 人 に 対 す る 回 収 率 _17.8 ％ ）

か ら 有 効 回 答 を 得 た 。 企 業 調 査 は 母 集 団 に 復 元 し て 集 計 し た 。

企 業 調 査 の 主 な 調 査 項 目

は 、企 業 属 性 、育 児 休 業 制 度 、母 性 健 康 管 理 措 置 等 の 状 況 、最 近

3 年 間 に 把 握 し た 妊 娠 し た 労 働 者 の 継 続 就 業 、 休 業 取 得 状 況 、 セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト 防

止 対 策 、 セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト 把 握 状 況 、 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 防 止 対 策 、

等 。

従 業 員 調 査 の 主 な 調 査 項 目 は 、 雇 用 形 態 、 勤 務 先 の 職 場 風 土 等 、 勤 務 先 の セ ク シ ュ ア ル ハ

ラ ス メ ン ト 防 止 対 策 、 セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト 経 験 、 態 様 、 自 身 及 び 勤 務 先 の 対 応 、 妊 娠 、

出 産 、 未 就 学 児 の 育 児 経 験 、 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 経 験 、 態 様 、 原 因 、 自 身 の

対 応 等 。 現 在 勤 め て い る 勤 務 先 の ほ か 、 過 去 ₁₀ 年 以 内 に 勤 め て い た ₁ つ 前 の 勤 務 先 で の 状

況 に つ い て も 調 査 し て い る 。

＜ ウ ェ ブ モ ニ タ ー 調 査 の 詳 細 ＞

ウ ェ ブ モ ニ タ ー 調 査 は 、 民 間 の 調 査 会 社 に モ ニ タ ー 登 録 し て い る ₂₅ ～ ₄₄ 歳 の 女 性 雇 用 労

働 者 _2,500 人 、 及 び 雇 用 さ れ て 就 業 し た 経 験 が あ る ₂₅ ～ ₄₄ 歳 の 女 性 無 業 者 _2,500 人 か ら 回

答 を 得 た 。 調 査 期 間 は ₂₀₁₅ 年 ₉ 月 ₁₈ 日 ～ ₁₀ 月 ₆ 日 （ 原 則 と し て ₂₀₁₅ 年 ₄ 月 ₁ 日 時 点 の

状 況 を 把 握 ） 。

ウ ェ ブ モ ニ タ ー 調 査 の 主 な 調 査 項 目 は 、 調 査 票 調 査 の 従 業 員 調 査 に 同 じ で あ る 。 雇 用 労 働

者 に つ い て は 、 現 在 勤 め て い る 勤 務 先 の ほ か 、 過 去 ₁₀ 年 以 内 に 勤 め て い た ₁ つ 前 の 勤 務 先

に つ い て も 、 現 在 無 業 者 に つ い て は 最 後 に 勤 め て い た 勤 務 先 の ほ か 、 過 去 ₁₀ 年 以 内 に 勤 め

て い た も う ₁ つ 前 の 勤 務 先 で の 状 況 に つ い て も 調 査 し て い る 。

4

ま た 、派 遣 先 に つ い て も ₂₅ ～ ₄₄ 歳 の 女 性 労 働 者 に 配 布 す る よ う 依 頼 し て い る が 、派 遣 先 で 年 齢 を 把 握 し て い

な い 場 合 が あ る 。

5

う ち 、 他 企 業 に 労 働 者 を 派 遣 し て い る 企 業 は ₁₂₇ 社 。

6

詳 細 は 参 考 資 料 の 調 査 票 を 参 照 さ れ た い 。

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労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

企 業 調 査 回 答 企 業 の 属 性

個 人 調 査 サ ン プ ル の 構 成

（ 人 ）

業種別 （ 社）

鉱 業 、 採 石 業 、 砂 利 採 取 業 3 2 学 術 研 究 ， 専 門 ・ 技 術 サ ー ビ ス 業 7 3

建 設 業 1 4 9 宿 泊 業 ， 飲 食 サ ー ビ ス 業 5 7

製 造 業 1 4 7 生 活 関 連 サ ー ビ ス 業 ， 娯 楽 業 4 1

電 気 ・ ガ ス ・ 熱 供 給 ・ 水 道 業 7 4 教 育 ， 学 習 支 援 業 1 3 4

情 報 通 信 業 7 3 医 療 ， 福 祉 1 4 6

運 輸 業 ， 郵 便 業 9 6 複 合 サ ー ビ ス 事 業 1 1

卸 売 業 5 2 サ ー ビ ス 業 （ 他 に 分 類 さ れ な い も の ） 2 9 7

小 売 業 6 2 _{そ の 他} 1 0 6

金 融 業 ， 保 険 業 9 7 無 回 答 1 3

不 動 産 業 ， 物 品 賃 貸 業 5 1 計 1 , 7 1 1

規模別 （ 社）

１０～２９人 3 5 6

３０～９９人 4 5 0

１００～２９９人 3 9 0

３００～９９９人 2 5 2

１０００人以上 1 6 2

無回答 1 0 1

計 1 , 7 1 1

（ ％） 現在企業 １つ前の企業 現在企業 １つ前の企業 直前企業 １つ前の企業

雇用形態計

14,477 (100.0) 4 , 6 5 4 1,895 2 , 5 0 0 1,683 2 , 5 0 0 1,245

正社員（ フルタイムで雇用期間の定めのない者）

7,276 (50.3) 3,249 865 997 665 1,034 466

契約社員等（ フルタイムで有期契約の者）

1,905 (13.2) 493 358 250 263 333 208

パ ート タイマー（ 労働時間が通常の労働者より短 い者）

3,104 (21.4) 520 321 748 461 701 353

他の会社等に雇われ、 この調査票を渡した今の 勤務先に派遣されている派遣労働者

1,859 (12.8) 232

先に派遣されている派遣労働者

68 (0.5) 68

わからない

93 (0.6) 3 21 0 26 0 43

無回答

172 (1.2) 89 83 0 0 0 0

（ 参考）

2 0 1 2 年就業構造基本調査 女性2 5 ～4 4 歳

（ ％） 会社などの役員を除く雇用者

　　　　　正規の職員・ 従業員 契約社員、嘱託、その他 パート、アルバイト

労働者派遣事業所の派遣社員 3 .1

郵送調査 web 調査

現在雇用者 現在無業者

全サンプル

247 505 268 432 175

1 0 0 .0 4 2 .5 1 0 .1 4 4 .3

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３ ． 調 査 結 果 の 概 要

１ 就 業 規 則 等 に 明 文 化 さ れ た 育 児 休 業 制 度 が あ る 企 業 で は 、 な い 企 業 に 比 べ 出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 が 多 く 、 有 期 契 約 労 働 者 に つ い て 育 児 休 業 制 度 を 取 得 で き る 者 が 明 確 化 さ れ て

い る 企 業 で は 、 さ れ て い な い 企 業 に 比 べ 、 出 産 後 も 働 き 続 け る 有 期 契 約 労 働 者 が 多 い 。

２ 妊 娠 、 出 産 、 未 就 学 児 の 育 児 を 経 験 し た 勤 務 先 に お い て 、 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取

扱 い 等 の 経 験 率 は 、 正 社 員 で _22.3 ％ 。 契 約 社 員 や パ ー ト タ イ マ ー で は 正 社 員 よ り 低 い が 、

派 遣 労 働 者 で は 正 社 員 よ り 高 い 。 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 は 上 司 だ け で は な く

同 僚 か ら も 行 わ れ 、 男 性 だ け で な く 女 性 か ら も 行 わ れ て い る 。

３ 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 防 止 対 策 に 取 り 組 ん で い る 企 業 で は 、 取 り 組 ん で い

な い 企 業 よ り も 経 験 率 が 低 く な る ば か り で な く 、 出 産 後 も 働 き 続 け る 女 性 の 割 合 が 高 く な

る 傾 向 が あ る 。

４ セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト の 経 験 率 は 正 社 員 で _34.7 ％ と 非 正 社 員 よ り 高 く 、 規 模 別 に は

大 規 模 ほ ど 高 い 。 態 様 と し て は 「 容 姿 や 年 齢 、 身 体 的 特 徴 に つ い て 話 題 に さ れ た 」 が 多 く、

行 為 者 は 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 に 比 べ て 女 性 か ら 受 け る 割 合 は 総 じ て 低 い 。

５ セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト 防 止 対 策 に 取 り 組 ん で い る 企 業 は お よ そ ₆ 割 で あ る が 、規 模

100 ^～ 999 ^{人 で は} 9 ^{割 以 上 、} 1,000 人 以 上 で は 全 て の 企 業 が 取 り 組 ん で い る の に 対 し 、 ₁₀

～ ₉₉ 人 で は 半 数 強 の 企 業 し か 取 り 組 ん で い な い 。

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労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

第 ２ 章 調 査 結 果

１ ． 産 前 ・ 産 後 休 暇 、 母 性 健 康 管 理 措 置 、 育 児 休 業 等 の 状 況

（ １ ） 産 前 ・ 産 後 休 暇 、 母 性 健 康 管 理 措 置 の 規 定 状 況 、 雇 用 形 態 別 適 用 状 況

就 業 規 則 等 に 明 文 化 さ れ た 産 前・産 後 休 暇 、 母 性 健 康 管 理 措 置 別 の 規 定 状 況 を み る と 、 「 産

前・産 後 休 暇 」を 規 定 し て い る 企 業 割 合 が ₈₆ . ₂ ％ と 最 も 多 く 、次 い で「 時 差 通 勤・勤 務 時 間

の短 縮等 」 （ ₆₈ . ₂ ％ ） 、 「業 務負 担 軽減 」 （ ₆₃ . ₃ ％） 等と なっ てい る 。産 前・ 産 後休 暇の 規 定が

ある企業割合は規模が大きくなるほど高くなり、 規模 ₁ , ₀₀₀ 人以上では ₁₀₀ . ₀ ％となっている。

制 度 の 規 定 が あ る 企 業 に つ い て 、 雇 用 形 態 別 に 制 度 の 適 用 状 況

を み る と 、 正 社 員 に つ い て

は い ず れ の 制 度 も ₉₉ ％ 以 上 の 企 業 で 適 用 さ れ て い る の に 対 し 、 パ ー ト タ イ マ ー で は ₄ 割 前 後 、

契 約 社 員 等 フ ル タ イ ム の 有 期 契 約 労 働 者 で は ₃ 割 台 の 企 業 が 適 用 し て い る 。

他 企 業 へ の 派 遣 労 働 者 （ 有 期 契 約 ） に つ い て は 、 制 度 の 規 定 が あ る 企 業 の う ち ₃ ～ ₅ 割 台

の 企 業 が 適 用 し て い る 。

第 ₂ － ₁ － ₁ 表 産 前 ・ 産 後 休 暇 、 母 性 健 康 管 理 措 置 別 の 規 定 状 況 （ 企 業 調 査 ）

（ 注 ） 無 回 答 及 び 「 わ か ら な い 」 を 除 く 。 （ ） 内 は 「 制 度 の 規 定 あ り 」 に 対 す る 割 合 。

1

明 文 化 さ れ た 規 定 上 そ の 雇 用 形 態 の 者 が 制 度 を 利 用 で き る か に つ い て 聞 い て い る 。

① 全 企 業

正社員

契約社員等フ ルタイムの有 期契約労働者

パートタイ マー

産 前 ・ 産 後 休 暇 1 3 . 8 8 6 . 2 ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 7 ) ( 3 3 . 2 ) ( 3 7 . 5 )

1 0 ～ 9 9 人 _{1 5 . 2 8 4 . 8} ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 7 ) ( 2 8 . 5 ) ( 3 4 . 5 )

1 0 0 ～ 9 9 9 人 2 . 9 9 7 . 1 ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 8 ) ( 6 4 . 3 ) ( 5 7 . 6 )

1 , 0 0 0 人 ～ 0 . 0 1 0 0 . 0 ( 1 0 0 . 0 ) ( 1 0 0 . 0 ) ( 7 2 . 6 ) ( 6 4 . 7 )

4 1 . 6 5 8 . 4 ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 1 ) ( 3 6 . 9 ) ( 3 5 . 9 )

3 1 . 8 6 8 . 2 ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 1 ) ( 3 6 . 4 ) ( 4 0 . 0 )

4 4 . 2 5 5 . 8 ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 5 ) ( 3 6 . 6 ) ( 3 7 . 5 )

3 6 . 7 6 3 . 3 ( 1 0 0 . 0 ) ( 9 9 . 5 ) ( 3 8 . 5 ) ( 4 1 . 5 )

② う ち 他 企 業 へ の 派 遣 労 働 者 （ 有 期 契 約 の 者 ） あ り の 企 業

産 前 ・ 産 後 休 暇 5 . 6 9 4 . 4 ( 1 0 0 . 0 ) ( 5 7 . 7 )

1 0 ～ 9 9 人 7 . 7 9 2 . 3 ( 1 0 0 . 0 ) ( 5 5 . 2 )

1 0 0 ～ 9 9 9 人 _{0 . 0 1 0 0 . 0} ( 1 0 0 . 0 ) ( 6 3 . 9 )

1 , 0 0 0 人 ～ 0 . 0 1 0 0 . 0 ( 1 0 0 . 0 ) ( 6 7 . 0 )

2 9 . 5 7 0 . 5 ( 1 0 0 . 0 ) ( 3 6 . 1 )

1 6 . 4 8 3 . 6 ( 1 0 0 . 0 ) ( 5 2 . 5 )

3 6 . 9 6 3 . 1 ( 1 0 0 . 0 ) ( 3 9 . 9 )

2 8 . 5 7 1 . 5 ( 1 0 0 . 0 ) ( 4 1 . 2 )

制度の規定あり

妊 婦 健 診 の 受 診 時 間 確 保

時 差 通 勤 ・ 勤 務 時 間 の 短 縮 等

制度の規定 なし

制度の規定あり

妊 婦 健 診 の 受 診 時 間 確 保

時 差 通 勤 ・ 勤 務 時 間 の 短 縮 等

妊 娠 中 の 休 憩

妊 娠 中 の 休 憩

業 務 負 担 軽 減

業 務 負 担 軽 減

制度の規定 なし

- 6 -

（ ２ ） 雇 用 形 態 別 妊 娠 し た 労 働 者 の 継 続 就 業 等 の 状 況

企 業 が 把 握 し た 最 近 ₃ 年 間 に 妊 娠 し た 労 働 者 の 継 続 就 業 等 の 状 況 を み る と 、正 社 員 で は 産

前 ・ 産 後 休 業 を 取 得 せ ず に 退 職 し た 者 は ₇ . ₄ ％ で 、 在 職 中 に 出 産 し た 者 は ₇₅ . ₀ ％ で あ っ た 。

産 前・産 後 休 業 後 に 復 職 せ ず 退 職 し た 者 は ₀ . ₉ ％ 、産 前・産 後 休 業 後 の 復 職 者 は ₇₃ . ₃ ％ 、育

児 休 業 を 取 得 せ ず に 復 職 し た 者 は ₁ . ₁ ％ で あ り 、 多 く は 育 児 休 業 を 取 得 し て い る （ ₇₂ . ₂ ％ 、

在 職 中 に 出 産 し た 者 ₇₅ . ₀ ％ に つ い て の 育 児 休 業 取 得 率 ₉₆ . ₃ ％ ） 。 育 児 休 業 後 退 職 し た 者 は

2 ^. 2 ％ 、復 職 し た 者 が ₅₁ . ₃ ％ と 復 職 し た 者 が 多 い（ 育 児 休 業 を 終 了 し た 者 ₅₃ . ₅ ％（ 育 児 休 業

取 得 後 退 職 し た 者 ₂ . ₂ ％ と 育 児 休 業 取 得 後 復 職 し た 者 ₅₁ . ₃ ％ の 和 ） に つ い て の 復 職 率

95 ^. 8 ^{％ ）} 。 正 社 員 の ま ま 職 位 を 下 げ ず に 復 職 し た 者 が ₄₈ . ₀ ％ 、 雇 用 形 態 を パ ー ト タ イ マ ー

に 変 更 し た 者 が ₂ . ₇ ％ で あ っ た 。 正 社 員 に つ い て は 出 産 後 、 育 児 休 業 を 経 て 正 社 員 と し て 復

職 す る 割 合 が 高 く な っ て い る （ 育 児 休 業 後 の 復 職 者 ₅₁ . ₃ ％ に つ い て 、 正 社 員 の ま ま 職 位 を 下

げ ず に 復 職 し た 者 の 割 合 ₉₃ . ₆ ％ ） 。

パ ー ト タ イ マ ー （ 有 期 契 約 ） に つ い て は 、 妊 娠 し た 後 の 退 職 や 出 産 状 況 を 企 業 に 把 握 さ れ

て い な い 者 が ₁₉ . ₃ ％ 、 出 産 後 の 退 職 、 復 職 状 況 を 把 握 さ れ て い な い 者 が ₄ . ₄ ％ い る 。 ま た 、

産 前 ・ 産 後 休 業 を 取 得 せ ず に 退 職 す る 者 が ₁₇ . ₇ ％ と 比 較 的 多 い 。 在 職 中 に 出 産 し た 者 ₅₈ . ₃ ％

に 対 し 育 児 休 業 取 得 者 は ₅₀ . ₈ ％ で 育 児 休 業 取 得 率 は ₈₇ . ₁ ％ で あ る 。

契 約 社 員 等 フ ル タ イ ム の 有 期 契 約 労 働 者 で は 産 前 ・ 産 後 休 業 取 得 前 に 退 職 し た 者 は ₁₁ . ₄ ％

と パ ー ト タ イ マ ー よ り は 少 な く 、 産 前・産 後 休 業 取 得 後 の 復 職 者 は ₇₈ . ₃ ％ と 正 社 員 よ り 高 い

割 合 で あ る 。育 児 休 業 取 得 後 の 復 職 者 は ₄₂ . ₅ ％ 、退 職 者 ₁ . ₂ ％ と 育 児 休 業 取 得 後 の 復 職 率 も

高 い（ 育 児 休 業 を 終 了 し た 者 ₄₃ . ₇ ％（ 育 児 休 業 取 得 後 退 職 し た 者 ₁ . ₂ ％ と 育 児 休 業 取 得 後 復

職 し た 者 ₄₂ . ₅ ％ の 和 ） に つ い て の 復 職 率 ₉₇ . ₄ ％ ） 。 在 職 中 に 出 産 し た 者 ₈₁ . ₄ ％ に 対 し 育 児

休 業 取 得 者 は ₇₂ . ₂ ％ で 、 育 児 休 業 取 得 率 は ₈₈ . ₆ ％ で あ る 。

他 企 業 へ の 派 遣 労 働 者 （ 有 期 契 約 ） に つ い て は 、 産 前 ・ 産 後 休 業 を 取 得 せ ず に 退 職 し た 者

が ₁₆ . ₉ ％ 、 在 職 中 に 出 産 し た 者 が ₅₉ . ₃ ％ と パ ー ト タ イ マ ー に 近 い 割 合 で あ る が 、 産 前 ・ 産

後 休 業 取 得 後 に 復 職 せ ず に 退 職 し た 者 が ₁₁ . ₈ ％ 、 育 児 休 業 取 得 後 に 退 職 し た 者 が ₅ . ₆ ％ と 他

の 雇 用 形 態 よ り 高 く 、復 職 率 は 低 く な っ て い る（ 育 児 休 業 を 終 了 し た 者 ₂₈ . ₁ ％（ 育 児 休 業 取

得 後 退 職 し た 者 ₅ . ₆ ％ と 育 児 休 業 取 得 後 復 職 し た 者 ₂₂ . ₅ ％ の 和 ） に つ い て の 復 職 率 ₈₀ . ₁ ％ ） 。

在 職 中 に 出 産 し た 者 ₅₉ . ₃ ％ に 対 し て 育 児 休 業 取 得 者 ₄₇ . ₂ ％ で 、 育 児 休 業 取 得 率 は ₇₉ . ₅ ％ で

あ る 。

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労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

第 ₂ － ₁ － ₂ 表 雇 用 形 態 別 妊 娠 し た 労 働 者 の 継 続 就 業 等 の 状 況 （ 企 業 調 査 ）

（ 注 ） ₁ .調 査 票 で は 企 業 が 把 握 し た 人 数 を 聞 い て い る が 、 「 の べ 人 数（ 件 数 ） 」を 回 答 し た と み ら れ る 企 業 が あ

る た め 、 す べ て 「 の べ 人 数 」 と み な し て 内 数 の 合 計 が 全 体 に な る よ う に 調 整 し て い る 。

2 ^.（ ） 内 は 在 職 中 に 出 産 し た 者 を ₁₀₀ . ₀ ％ と し た 構 成 比 、 < > 内 は 育 児 休 業 を し た 者 を ₁₀₀ . ₀ ％ と し

た 構 成 比 、 { }内 は 育 児 休 業 取 得 後 復 職 し た 者 を ₁₀₀ . ₀ ％ と し た 構 成 比 で あ る 。

3 .育 児 休 業 後 の 復 職 率 は 、育 児 休 業 取 得 後 復 職 し た 者 と 育 児 休 業 取 得 後 退 職 し た 者 の 合 計 に 占 め る 育 児

休 業 取 得 後 復 職 し た 者 の 割 合 。

正 社 員 の 場 合 、 ₅₁ . ₃ ／ （ ₅₁ . ₃ ＋ ₂ . ₂ ） × ₁₀₀ （ ％ ） と し て 計 算 さ れ る （ 四 捨 五 入 の 関 係 で ₉₅ . ₈ と な る ） 。

（％）

最近３年間に妊娠していた

1 0 0 . 0 1 0 0 . 0 1 0 0 . 0 1 0 0 . 0

妊娠後、産前産後休業を取得せずに退職した

7 . 4 1 1 . 4 1 7 . 7 1 6 . 9

継続就業しており現在も妊娠中、または出産に至らなかった

8 . 0 7 . 1 4 . 6 2 3 . 8

在職中に出産した

7 5 . 0 ( 1 0 0 . 0 ) 8 1 . 4 ( 1 0 0 . 0 ) 5 8 . 3 ( 1 0 0 . 0 ) 5 9 . 3 ( 1 0 0 . 0 )

産前産後休業取得後復職せずに退職した

0 . 9 ( 1 . 2 ) 2 . 1 ( 2 . 6 ) 1 . 6 ( 2 . 7 ) 1 1 . 8 ( 1 9 . 8 )

産前産後休業取得後復職した

7 3 . 3 ( 9 7 . 7 ) 7 8 . 3 ( 9 6 . 1 ) 5 2 . 4 ( 8 9 . 7 ) 4 7 . 6 ( 8 0 . 2 )

育児休業を取得しなかった

1 . 1 ( 1 . 5 ) 6 . 1 ( 7 . 5 ) 1 . 5 ( 2 . 6 ) 0 . 4 ( 0 . 7 )

育児休業を取得した

7 2 . 2 ( 9 6 . 3 ) 7 2 . 2 ( 8 8 . 6 ) 5 0 . 8 ( 8 7 . 1 ) 4 7 . 2 ( 7 9 . 5 )

< 1 0 0 . 0 > < 1 0 0 . 0 > < 1 0 0 . 0 > < 1 0 0 . 0 >

うち育児休業中に代替要員を確保した

1 8 . 0 < 2 4 . 9 > 2 0 . 4 < 2 8 . 2 > 4 . 3 < 8 . 4 > 1 5 . 1 < 3 2 . 1 >

育児休業取得中

1 8 . 7 < 2 5 . 9 > 2 5 . 9 < 3 5 . 9 > 9 . 5 < 1 8 . 6 > 6 . 8 < 1 4 . 4 >

育児休業取得後退職した

2 . 2 < 3 . 1 > 1 . 2 < 1 . 7 > 2 . 3 < 4 . 4 > 5 . 6 < 1 1 . 9 >

育児休業取得後復職した

5 1 . 3 < 7 1 . 0 > 4 2 . 5 < 5 8 . 9 > 3 8 . 4 < 7 5 . 6 > 2 2 . 5 < 4 7 . 6 >

{ 1 0 0 . 0 } { 1 0 0 . 0 } { 1 0 0 . 0 } { 1 0 0 . 0 }

取得前と同じ雇用形態で、職位を下げず に復職した

4 8 . 0 { 9 3 . 6 } 4 2 . 5 { 1 0 0 . 0 } 3 6 . 4 { 9 4 . 9 } 2 2 . 5 { 1 0 0 . 0 }

取得前と同じ雇用形態だが、職位を下げ て復職した

0 . 6 { 1 . 2 } 0 . 0 { 0 . 0 } 0 . 0 { 0 . 1 } 0 . 0 { 0 . 0 }

取得前は正社員だったが雇用形態をパー トタイマーに変更して復職した

2 . 7 { 5 . 2 } － － － － － －

育児休業からの復職後の職位、雇用形態 等不明

0 . 0 { 0 . 0 } 0 . 0 { 0 . 0 } 1 . 9 { 5 . 0 } 0 . 0 { 0 . 0 }

育児休業取得後の状況不明

0 . 0 < 0 . 0 > 2 . 6 < 3 . 6 > 0 . 7 < 1 . 3 > 1 2 . 3 < 2 6 . 1 >

0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0

出産後の退職、復職状況等不明

0 . 8 ( 1 . 0 ) 1 . 1 ( 1 . 3 ) 4 . 4 ( 7 . 6 ) 0 . 0 ( 0 . 0 )

妊娠した後の退職や出産状況不明

9 . 6 0 . 0 1 9 . 3 0 . 0

正社員

契約社員等フルタイ ムの有期契約労働者

他企業への派遣労働 者（有期契約） パートタイマー（有

期契約）

産前産後休業からの復職後の育児休業取得状況不明

- 8 -

第 ₂ － ₁ － ₃ 図 雇用形態別産前産後休業取得、 育児休業取得者の継続就業等の状況 （企業調査）

（ 注 ） ₁ . 調 査 票 で は 企 業 が 把 握 し た 人 数 を き い て い る が 、 「 の べ 人 数 （ 件 数 ） 」 を 回 答 し た と み ら れ る 企 業 が あ る

た め 、 「 の べ 人 数 」 に つ い て 算 出 し て い る 。

2 . ① の 数 字 は 、 第 ２ － １ － ２ 表 中 （ ） の も の 、 ② の 数 字 は < > の も の 。

①　産前産後休業取得後の状況

②　育児休業取得後の状況

97.7 96.1 _{89.7 80.2}

1.2 2.6 _2.7 ^19.8

1.0 1.3 _7.6 ^0.0

0

20

40

60

80

100

正 社 員 契 約 社 員 等 フ ル タ イ ム

の 有 期 契 約 労 働 者 パ ー ト タ イ マ ー （ 有 期 契

約 ） 他 企 業 へ の 派 遣 労 働 者

（ 有 期 契 約 ）

不明

退職した

復職した

（ ％）

71.0

58.9 ^75.6 47.6

3.1 1.7

4.4

11.9

25.9

35.9 ^18.6

14.4

3.6 1.3 26.1

0

20

40

60

80

100

正 社 員 契 約 社 員 等 フ ル タ イ ム

の 有 期 契 約 労 働 者 パ ー ト タ イ マ ー （ 有 期 契

約 ） 他 企 業 へ の 派 遣 労 働 者

（ 有 期 契 約 ）

不明

取得中

退職した

復職した

（ ％）

（ ％） _0.0

- 8 -

労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

（ ３ ） 育 児 休 業 制 度 の 規 定 状 況 と 出 産 後 の 継 続 就 業 状 況

明 文 化 さ れ た 育 児 休 業 制 度 が あ る 企 業 で は 、 な い 企 業 に 比 べ 出 産 後 も 働 き 続 け る 女 性 が 多

い 。正 社 員 に つ い て 、 「 出 産 後 も 働 き 続 け る 女 性 が 大 多 数 だ（ お お む ね ₈ 割 以 上 ） 」と「 出 産

後 も 働 き 続 け る 女 性 が 多 い （ お お む ね ₅ 割 以 上 ₈ 割 未 満 ） 」 を 合 わ せ た 企 業 割 合 は 、 明 文 化

さ れ た 育 児 休 業 制 度 の 規 定 が あ る 企 業 で は ₆₂ . ₅ ％ 、 な い 企 業 で は ₄₉ . ₄ ％ で あ る 。 有 期 契 約

労 働 者 に つ い て み て も 、 あ る 企 業 で ₄₄ . ₇ ％ 、 な い 企 業 で は ₃₂ . ₅ ％ と 規 定 が あ る 企 業 で 継 続

就 業 者 が 多 い 。

有 期 契 約 労 働 者 の う ち 要 件 を 満 た す 者 は 育 児 休 業 が 取 得 で き る 旨 が 明 確 化 さ れ て い る こ と

の 効 果 を み る と 、 有 期 契 約 労 働 者 に つ い て 、 「 出 産 後 も 働 き 続 け る 女 性 が 大 多 数 だ （ お お む ね

8 ^{割 以 上 ）} 」と す る 企 業 割 合 は 、要 件 を 満 た す 者 は 育 児 休 業 が 取 得 で き る 旨 が 明 確 化 さ れ て い

る 企 業 で ₂₇ . ₅ ％ 、 さ れ て い な い 企 業 で は ₂₂ . ₂ ％ 、 「 出 産 後 も 働 き 続 け る 女 性 は ほ と ん ど い な

い （ お お む ね ₂ 割 未 満 ） 」 企 業 割 合 は 明 確 化 さ れ て い る 企 業 で ₄₀ . ₄ ％ 、 さ れ て い な い 企 業 で

45 ^. 7 ^{％ と 、} 要 件 が 明 確 化 さ れ て い る 企 業 で 出 産 後 も 働 き 続 け る 有 期 契 約 労 働 者 が 多 い こ と が

う か が わ れ る 。

第 ₂ － ₁ － ₄ 表 育 児 休 業 規 定 の 明 確 化 と 出 産 後 の 継 続 就 業 状 況 （ 企 業 調 査 ）

（注） ₁ .「要件を満たす者」とは、法律上の育児休業取得要件である「子の出生までに ₁ 年以上雇用され、子が ₁

歳 到 達 日 を 超 え て 引 き 続 き 雇 用 が 見 込 ま れ 、子 が ₂ 歳 時 点 ま で に 契 約 更 新 が な い こ と が 明 ら か で な い 」者

を い う 。

2 . 無 回 答 を 除 く 。

①正社員 （ ％）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 が

大 多 数 だ （ お

お む ね ８ 割 以

上 ）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 が

多 い （ お お む

ね ５ 割 以 上 ８

割 未 満 ）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 は

少 な い （ お お

む ね ２ 割 以 上

５ 割 未 満 ）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 は

ほ と ん ど い な

い （ お お む ね

２ 割 未 満 ）

全 体 4 2 .9 1 7 .2 1 3 .1 2 6 .9

4 3 .7 1 8 .8 1 2 .8 2 4 .8

要 件 を 満 た す 者 は 育 児 休 業 が 取 得 で

き る 旨 が 明 確 化 さ れ て い る

4 4 .5 1 7 .8 1 5 .0 2 2 .7

要 件 を 満 た す 者 は 育 児 休 業 が 取 得 で

き る 旨 が 明 確 化 さ れ て い な い

3 9 .7 2 3 .1 7 .9 2 9 .3

3 9 .3 1 0 .1 1 4 .6 3 6 .0

②有期契約労働者 （ ％）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 が

大 多 数 だ （ お

お む ね ８ 割 以

上 ）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 が

多 い （ お お む

ね ５ 割 以 上 ８

割 未 満 ）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 は

少 な い （ お お

む ね ２ 割 以 上

５ 割 未 満 ）

出 産 後 も 働 き

続 け る 女 性 は

ほ と ん ど い な

い （ お お む ね

２ 割 未 満 ）

全 体 2 6 .3 1 7 .0 1 2 .6 4 4 .1

2 6 .6 1 8 .0 1 3 .5 4 1 .8

要 件 を 満 た す 者 は 育 児 休 業 が 取 得 で

き る 旨 が 明 確 化 さ れ て い る

2 7 .5 1 6 .9 1 5 .2 4 0 .4

要 件 を 満 た す 者 は 育 児 休 業 が 取 得 で

き る 旨 が 明 確 化 さ れ て い な い

2 2 .2 2 2 .0 1 0 .2 4 5 .7

2 3 .4 9 .2 5 .5 6 2 .0

明 文 化 さ れ た 育 児 休 業 制 度 の 規 定 が あ る

明 文 化 さ れ た 育 児 休 業 制 度 の 規 定 は な い

明 文 化 さ れ た 育 児 休 業 制 度 の 規 定 が あ る

明 文 化 さ れ た 育 児 休 業 制 度 の 規 定 は な い

- 10 -

（ ４ ） 雇 用 形 態 別 、 企 業 規 模 別 育 児 休 業 取 得 状 況

働 い て い た 企 業 で 未 就 学 児 の 育 児 を 経 験 し た 者 に つ い て 、 育 児 休 業 取 得 者 の 割 合 は ₅₅ . ₇ ％

で 、 企 業 規 模 が 大 き い ほ ど 取 得 率 は 高 い

。

雇 用 形 態 別 に み る と 、 正 社 員 で は ₇₄ . ₂ ％ で あ る が パ ー ト タ イ マ ー で ₂₄ . ₈ ％ 、 派 遣 労 働 者

で ₂₁ . ₃ ％ で あ っ た 。 な お 、 有 期 雇 用 の 労 働 者 の 中 に は 育 児 休 業 制 度 が 適 用 さ れ な い 者 を 含 む

た め 、 非 正 社 員 の 取 得 率 が 低 く 出 て い る と 考 え ら れ る 。 本 調 査 で は 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利

益 取 扱 い 等

3

を 経 験 し た 者 に 限 っ て 出 産 予 定 日 時 点 で の 勤 続 年 数 、 子 が ₁ 歳 に な っ た 以 降 の 契

約 更 新 の 見 込 み 、子 が ₂ 歳 に な る ま で の 雇 用 契 約 の 終 了 に つ い て 聞 い て い る の で 、こ の 条 件

に つ い て 育 児 休 業 制 度 が 適 用 さ れ う る 者 に 限 っ て 取 得 状 況 を み る こ と が で き る 。 そ の 数 値 を

み る と 、 非 正 社 員 で は 、 い ず れ も 正 社 員 の 上 昇 幅 （ ₆ . ₂ ポ イ ン ト 上 昇 ） よ り も 大 き く 上 昇 し 、

と く に 派 遣 労 働 者（ ₂₂ . ₅ ポ イ ン ト 上 昇 ）で 上 昇 幅 が 大 き い が 、取 得 率 の 水 準 で は い ず れ の 雇

用 形 態 で も 正 社 員 （ ₈₀ . ₄ ％ ） を 下 回 っ た 。

第 ₂ － ₁ － ₅ 表 雇 用 形 態 別 、 企 業 規 模 別 育 児 休 業 の 取 得 状 況 （ 個 人 調 査 ）

（ 注 ） ₁ .最 近 ₂ つ ま で の 職 場 に つ い て 、未 就 学 児 の 育 児 を し た か 、育 児 休 業 を 取 得 し た 者（ _n ＝ ₃ , ₂₂₆ ）に 対 す

る 育 児 休 業 取 得 者 の 割 合 。 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 経 験 者 で 、 育 児 休 業 制 度 が 適 用 さ れ う る

者 は _n ＝ ₅₃₄ 。た だ し 、勤 続 及 び 契 約 更 新 の 条 件 の み を 考 慮 し て お り 、子 の 年 齢 が 育 児 休 業 を 取 れ る 年

齢 を 超 え て い る 者 を 含 ん で い る 。

2 .企 業 規 模 計 に は 規 模 ₁ ～ ₉ 人 、 官 公 庁 、 規 模 不 明 を 含 む 。

3 .雇 用 形 態 計 に は 「 雇 用 期 間 の 定 め の な い 雇 用 （ 正 社 員 以 外 ） 」 、 「 わ か ら な い 」 及 び 無 回 答 を 含 む 。

4 .妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 経 験 者 の パ ー ト タ イ マ ー は 有 期 契 約 の 者 の み 。

2

分 母 に は 子 の 年 齢 が 育 児 休 業 が 取 得 で き る 年 齢 を 超 え て い る 者 を 含 ん で お り 、 取 得 で き る 者 に 対 す る 育 児 休

業 取 得 率 と は い え な い こ と に 注 意 が 必 要 で あ る 。

3

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 態 様 に つ い て は 後 出 の 第 ２ － ２ － ４ 表 を 参 照 さ れ た い 。

（ ％ ）

雇 用 形 態 計

正 社 員 （ フ

ル タ イ ム で

雇 用 期 間 の

定 め の な い

者 ）

契 約 社 員 等

( フ ル タ イ

ム の 有 期 契

約 の 者 )

パ ー ト タ イ

マ ー （ 労 働

時 間 が 通 常

の 労 働 者 よ

り 短 い 者 ）

派 遣 労 働 者

企 業 規 模 計 5 5 . 7 7 4 . 2 4 5 . 9 2 4 . 8 2 1 . 3

1 ～ 2 9 人 3 8 . 6 5 6 . 0 3 4 . 6 2 1 . 8 1 5 . 0

3 0 ～ 2 9 9 人 5 9 . 1 7 3 . 7 5 1 . 8 2 6 . 3 2 2 . 6

3 0 0 人 ～ 6 7 . 9 8 4 . 4 5 0 . 6 2 9 . 4 2 8 . 4

7 1 . 9 8 0 . 4 6 6 . 7 4 0 . 0 4 3 . 8

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利

益 取 扱 い 等 経 験 者 で 、 育

児 休 業 制 度 が 適 用 さ れ う

る 者

- 10 -

労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

２ ． 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 実 態

（ １ ） 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 状 況

ア 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 経 験 率

働 い て い た 職 場 で 、 妊 娠 、 出 産 、 未 就 学 児 の 育 児 を 経 験 し た 者 に つ い て 、 妊 娠 等 を 理 由 と

す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 経 験 率 は ₂₁ . ₄ ％ で あ り 、 企 業 規 模 が 大 き い ほ ど 高 い 。

雇 用 形 態

4

別 で み る と 、 正 社 員 が ₂₂ . ₃ ％ 、 契 約 社 員 等 （ フ ル タ イ ム で 有 期 契 約 の 者 ） が ₁₃ . ₂ ％ 、

パ ー ト タ イ マ ー が ₆ . ₃ ％ 、 派 遣 労 働 者 が ₄₅ . ₃ ％ と な っ て お り 、 派 遣 労 働 者 の 経 験 率 が 高 い 。

第 ₂ － ₂ － ₁ 図 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 経 験 率 （ 個 人 調 査 ）

（ 注 ） ₁ . 最 近 ₂ つ ま で の 職 場 に お い て 、 妊 娠 、 出 産 、 未 就 学 児 の 育 児 を し た 者 （ 雇 用 形 態 「 無 回 答 」 を 除 く 、 _n

＝ _4,505 ） に 占 め る 割 合 。

2 . 企 業 規 模 計 に は 「 覚 え て い な い 、 わ か ら な い 」 、 「 官 公 庁 」 及 び 無 回 答 を 含 む 。 派 遣 労 働 者 の 企 業 規 模 は

派 遣 先 企 業 の 規 模 。

ま た 、 派 遣 労 働 者 の ₁ ～ ₂₉ 人 は サ ン プ ル サ イ ズ が ₃₈ と 小 さ い こ と に 注 意 が 必 要 。

3 . 雇 用 形 態 計 に は 「 わ か ら な い 」 を 含 む 。

4 . 経 験 率 は 最 も 重 大 と 考 え る 事 案 を 経 験 し た と き の 雇 用 形 態 別 経 験 者 を 、 現 在 ま た は 退 職 時 の 雇 用 形 態 別

妊 娠 、 出 産 、 未 就 学 児 の 育 児 経 験 者 数 で 除 し て 求 め て い る 。

派 遣 労 働 者 に つ い て 、 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 を 派 遣 元 か ら 受 け た か 、 派 遣 先

か ら 受 け た か の 別 を み る と 、派 遣 元 の み か ら 受 け た が ₅₀ . ₆ ％ と 最 も 多 く 、次 い で 派 遣 元・派

遣 先 両 方 か ら 受 け た 者 が ₃₉ . ₇ ％ と な っ て い る 。

4

同 一 の 勤 務 先 に お い て 雇 用 形 態 を 転 換 し た 者 が 、 異 な っ た 雇 用 形 態 で 複 数 の 不 利 益 取 扱 い 等 事 案 を 経 験 す る

場 合 が あ る た め 、 経 験 者 の 雇 用 形 態 は 本 人 が 最 も 重 大 と 考 え る 事 案 １ 件 を 経 験 し た と き の も の と し て い る 。

複 数 事 案 経 験 者 が 最 も 重 大 な 事 案 を 特 定 し な い 場 合 に は 、 調 査 者 側 で 予 め 用 意 し た 事 案 の 重 大 さ の 順 位 に し

た が っ て 最 も 重 大 な 事 案 を 決 定 し た 。 詳 細 は 巻 末 の 参 考 資 料 （ 参 考 表 ） を 参 照 さ れ た い 。

21.4 22.3

13.2

6.3

45.3

18.6 ^19.6 _10.7 15.4

6.0

78.9

11.5

23.2 23.4 _13.9

7.0

54.8

25.2 24.6 18.1

14.5

7.9

45.5

21.7

0

20

40

60

80

雇 用 形 態 計 正 社 員 （ フ ル タ イ ム で 雇 用 期

間 の 定 め の な い 者 ） 契 約 社 員 等 （ フ ル タ イ ム で 有

期 契 約 の 者 ） パ ー ト タ イ マ ー （ 労 働 時 間 が

通常の 労働者 よ り 短 い 者 ） 派 遣 労 働 者 非 正 規 全 体

企業規模計 ₁ ～ ₂₉ 人 ₃₀ ～ ₂₉₉ 人 ₃₀₀ 人～

（ ％）

（ ％）

- 12 -

第 ₂ － ₂ － ₂ 図 派 遣 労 働 者 が 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 を 受 け た 相 手 （ 個 人 調 査 ）

（ 注 ） _n ＝ ₁₇₄

勤 務 先 や 職 場 の 状 況 に つ い て の 認 識 ご と に 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 経 験 率 を

み る と 、 「 職 場 は 、 子 育 て 等 の 多 様 な 状 況 を 抱 え る 社 員 が 、 辞 め ず に 継 続 就 業 で き る こ と が 大

事 と い う 雰 囲 気 が あ っ た 」 、 「 職 場 の 同 僚 達 は 妊 娠 経 過 ・ 母 体 の 個 人 差 に つ い て よ く 認 識 し て

い た 」 、 「 職 場 の 雰 囲 気 は 明 る か っ た 」 や 「 職 場 に は お 互 い 助 け 合 う 風 土 が あ っ た 」 に つ い て

「 あ て は ま る 」 と し た 者 の 経 験 率 が 「 あ て は ま ら な い 」 と す る 者 の 経 験 率 を 比 較 的 大 き く 下

回 っ て い る 。

派遣元のみか

ら不利益取扱

い等を受けた

50.6%

派遣元・派遣

先両方から不

利益取扱い等

を受けた

39.7%

派遣先のみか

ら不利益取扱

い等を受けた

9.8%

- 12 -

労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

第 ₂ － ₂ － ₃ 表 職 場 の 状 況 別 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 経 験 率 （ 個 人 調 査 ）

（ 注 ） ₁ . 最 近 ₂ つ ま で の 職 場 に お い て 、 妊 娠 、 出 産 、 未 就 学 児 の 育 児 を し た 者 （ 雇 用 形 態 「 無 回 答 」

を 除 く 、 _n ＝ _4,505 ） に つ い て の 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 経 験 率 。

2 . 職 場 の 状 況 別 に つ い て は 、 「 わ か ら な い 」 、 無 回 答 を 除 く 。

（ ％、％ポイント）

全体（職場の状況について無回答含む） _{2 1 . 4}

あてはまる _{2 5 . 0 3 1 . 0}

どちらともいえない _{2 0 . 2 2 2 . 8 1 4 . 4} あてはまらない _{5 4 . 7 1 6 . 6}

あてはまる _{1 1 . 5 3 4 . 1}

どちらともいえない _{1 4 . 5 2 7 . 3 1 5 . 9} あてはまらない _{7 4 . 0 1 8 . 2}

あてはまる 3 8 . 6 2 3 . 3

どちらともいえない 1 6 . 8 1 8 . 9 2 . 6 あてはまらない 4 4 . 5 2 0 . 7

あてはまる 2 2 . 0 2 8 . 5

どちらともいえない _{2 8 . 0 2 0 . 7 9 . 7} あてはまらない _{5 0 . 0 1 8 . 8}

あてはまる _{3 2 . 4 2 8 . 3}

どちらともいえない _{3 6 . 8 2 0 . 4 1 2 . 9} あてはまらない _{3 0 . 8 1 5 . 4}

あてはまる _{3 6 . 6 2 6 . 4}

どちらともいえない _{3 6 . 5 1 9 . 6 9 . 2} あてはまらない _{2 6 . 9 1 7 . 2}

あてはまる _{3 9 . 2 1 5 . 8}

どちらともいえない _{3 2 . 1 1 9 . 9 - 1 4 . 9} あてはまらない _{2 8 . 7 3 0 . 7}

あてはまる _{2 6 . 7 2 1 . 1}

どちらともいえない _{7 . 9 2 3 . 8 - 0 . 1} あてはまらない _{6 5 . 5 2 1 . 3}

あてはまる _{3 1 . 7 1 6 . 9}

どちらともいえない _{3 9 . 7 1 8 . 9 - 1 3 . 5} あてはまらない 2 8 . 6 3 0 . 4

あてはまる 5 4 . 9 1 5 . 7

どちらともいえない 3 3 . 5 2 5 . 4 - 2 0 . 5 あてはまらない 1 1 . 6 3 6 . 2

あてはまる 5 2 . 0 1 5 . 8

どちらともいえない 3 4 . 7 2 4 . 3 - 1 9 . 9 あてはまらない 1 3 . 3 3 5 . 7

あてはまる _{3 5 . 6 1 5 . 3}

どちらともいえない _{4 1 . 6 1 9 . 8 - 1 8 . 6} あてはまらない _{2 2 . 8 3 3 . 9}

あてはまる _{9 . 7 2 8 . 3}

どちらともいえない _{1 7 . 3 2 4 . 8 8 . 5} あてはまらない _{7 3 . 0 1 9 . 8}

あてはまる _{2 4 . 5 2 4 . 8}

どちらともいえない _{3 3 . 3 2 0 . 9 4 . 8} あてはまらない _{4 2 . 3 2 0 . 0}

あてはまる _{4 1 . 8 2 3 . 6}

どちらともいえない _{2 9 . 0 1 8 . 9 2 . 9} あてはまらない _{2 9 . 2 2 0 . 6}

あてはまる _{4 1 . 1 2 0 . 6}

どちらともいえない _{1 6 . 5 2 0 . 6 - 2 . 4} あてはまらない 4 2 . 4 2 2 . 9

あてはまる 4 4 . 9 2 4 . 0

どちらともいえない 1 7 . 3 1 9 . 1 4 . 3 あてはまらない 3 7 . 8 1 9 . 7

あてはまる 3 4 . 7 1 6 . 1

どちらともいえない 3 2 . 8 2 1 . 1 - 1 3 . 5 あてはまらない _{3 2 . 5 2 9 . 6}

あてはまる _{3 5 . 5 1 3 . 4}

どちらともいえない _{3 7 . 6 2 1 . 5 - 2 1 . 4} あてはまらない _{2 6 . 9 3 4 . 8}

あてはまる _{3 6 . 3 1 2 . 2}

どちらともいえない _{3 4 . 8 2 1 . 2 - 2 4 . 0} あてはまらない _{2 8 . 8 3 6 . 2}

職場は意見が言いやすい風通しの良い環境だった 恒常的に残業や休日出勤が多い職場だった

早朝や深夜にする仕事が多い職場だった

職場には女性の方が男性よりも多く配属されていた

職場では男女で受け持つ仕事の内容がはっきり分かれていた

職場の特定の人や係に仕事量が集中していた

職場の特定の人しかできない業務が多かった

職場の同僚達は妊娠経過・母体の個人差についてよく認識していた

職場は、子育て等の多様な状況を抱える社員が、辞めずに継続就業で きることが大事という雰囲気があった

構 成 比

妊 娠 等 に よ る 不 利 益 取 り 扱 い 等 経

験 率

あ て は ま る － あ て は ま ら な い （ 経 験 率 ）

外勤や出張の多い職場だった

１日や週の中での繁閑の差が大きい職場だった

季節や月によって繁閑の差が大きい職場だった

勤務先（会社等）全体として女性が多かった（5割以上）

部署によっては男性が（または女性が）ほとんどいなかった

妊娠・出産等を通じて働き続ける事例がほとんどだった 休みやすい職場風土だった

職場の長（課長相当職）は女性だった

職場の長は社員間の業務分担等について良くマネジメントしていた

職場の雰囲気は明るかった

職場にはお互い助け合う風土があった

- 14 -

イ 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 態 様

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 態 様 は 、 「 『 休 む な ん て 迷 惑 だ 』 『 辞 め た ら ？ 』 な ど 、

妊 娠 ・ 出 産 ・ 育 児 関 連 の 権 利 を 主 張 し づ ら く す る よ う な 発 言 を さ れ た 」 が ₄₇ . ₀ ％ と 最 も 多 く 、

次 い で 、 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 を 「 示 唆 す る よ う な 発 言 を さ れ た 」 が ₂₁ . ₁ ％ 、

「 賞 与 等 に お け る 不 利 益 な 算 定 」 （ ₁₈ . ₄ ％ ） 、 「 雇 い 止 め 」 （ ₁₈ . ₀ ％ ） 、 「 解 雇 」 （ ₁₆ . ₆ ％ ） な ど

と な っ て い る 。

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 経 験 率 の 高 い 雇 用 形 態 で あ る 派 遣 労 働 者 に 対 す る 、 派

遣 先 企 業 か ら の 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 態 様 を み る と 、 「 『 休 む な ん て 迷 惑 だ 』

『 辞 め た ら ？ 』 な ど 、 妊 娠・出 産・育 児 関 連 の 権 利 を 主 張 し づ ら く す る よ う な 発 言 を さ れ た 」

が ₂₉ . ₉ ％ と 最 も 多 い の は 全 体 と 同 じ で あ る が 、 雇 用 形 態 計 で の ₄₇ . ₀ ％ よ り は 低 い 。 次 い で

「 妊 娠 し た が 、 仕 事 が で き る に も か か わ ら ず 、 派 遣 契 約 を 打 ち 切 ら れ た り 他 の 労 働 者 へ の 交

代 を 求 め ら れ た 」 （ ₂₄ . ₇ ％ ） な ど と な っ て い る 。

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 を 受 け た 勤 務 先 等 を 離 職 し た 者 （ 離 職 理 由 が 当 該 不 利

益 取 扱 い 等 に よ る と は 限 ら な い 点 注 意 が 必 要 で あ る ） に つ い て 、 不 利 益 取 扱 い 等 の 態 様 を み

る と 、全 体 に 比 べ て「 解 雇 」や「 雇 い 止 め 」を 受 け た 割 合 が 高 く 、 「 賞 与 等 に お け る 不 利 益 な

算 定 」 や 「 昇 進 ・ 昇 格 の 人 事 考 課 で 不 利 益 な 評 価 を さ れ た 」 は 少 な く な る 。 最 も 多 い 態 様 は

「 『 休 む な ん て 迷 惑 だ 』 『 辞 め た ら ？ 』 な ど 、 妊 娠 ・ 出 産 ・ 育 児 関 連 の 権 利 を 主 張 し づ ら く す

る よ う な 発 言 を さ れ た 」 で 変 わ ら な い 。 派 遣 労 働 者 が 派 遣 先 か ら 受 け た 不 利 益 取 扱 い 等 の 態

様 で は 、 す べ て の 態 様 で 経 験 し た 割 合 が 高 ま る が 、 「 妊 娠 し た が 、 仕 事 が で き る に も か か わ ら

ず 、 派 遣 契 約 を 打 ち 切 ら れ た り 他 の 労 働 者 へ の 交 代 を 求 め ら れ た 」 で 最 も 増 加 幅 が 大 き い 。

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労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）

第 ₂ － ₂ － ₄ 表 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 態 様 （ 個 人 調 査 ）

（ 注 ） ₁ .最 近 ₂ つ ま で の 職 場 に お い て 、 何 ら か の 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 を 受 け た 者 （ _n ＝ ₉₈₄ ） 及

び 、 う ち 最 も 重 大 な 事 案 を 経 験 し た と き の 雇 用 形 態 が 派 遣 労 働 者 で あ っ た 者 （ _n ＝ ₁₇₄ ） に つ い て 集 計 。

2 . 表 ① に つ い て 、 派 遣 労 働 者 は 派 遣 元 か ら 受 け た 態 様 を 集 計 。

3 . 「 勤 務 先 等 を 離 職 し た 者 」 は 従 業 員 調 査 及 び ウ ェ ブ モ ニ タ ー 調 査 の 雇 用 者 サ ン プ ル の 「 以 前 に 勤 め て い

た 職 場 」 に つ い て の 回 答 と 無 業 者 サ ン プ ル の 回 答 を 集 計 し た も の 。

4 . 不 利 益 取 扱 い 等 の 「 経 験 率 」 で は な い こ と に 注 意 。

ウ 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 行 為 者

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 行 為 者 （ 受 け た 相 手 ） は 、 男 性 ₅₅ . ₉ ％ 、 女 性 ₃₈ . ₁ ％

と 男 性 か ら が 多 い が 、 女 性 か ら も 行 わ れ て い る 。

経 験 者 と の 関 係 で は 、 「 職 場 の 直 属 上 司 」 （ ₂₉ . ₉ ％ ） が 最 も 多 く 、 「 直 属 上 司 よ り も 上 位 の

上 司 、役 員 」 （ ₂₀ . ₈ ％ ）も 含 め る と 、上 司・上 長 が 過 半 数 を 占 め て い る 。次 い で 、 「 職 場 の 同

僚 、 部 下 」 が ₁₄ . ₉ ％ と な っ て い る 。 人 事 部 か ら の 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 は ₇ . ₉ ％

で あ っ た 。

①雇用形態計 ②派遣労働者が派遣先企業から受けた

妊娠等を理由とする不利益取扱い等

（ 複 数 回 答 、 ％ ） （ 複 数 回 答 、 ％ ）

勤 務 先 等 を 離 職 し た 者

勤 務 先 等 を 離 職 し た 者

解 雇 1 6 .6 2 6 .8

妊 娠 し た が 、 仕 事 が で き る に も か か わ ら ず 、 派 遣 契 約 を 打 ち 切 ら れ た り 他 の 労 働 者 へ の 交 代 を 求 め ら れ た

2 4 .7 3 9 .1

雇 い 止 め 1 8 .0 2 8 .0

育 児 休 業 を 申 し 出 た が 、 休 業 に 入 る ま で の 間 は 仕 事 が で き る に も か か わ ら ず 派 遣 契 約 を 打 ち 切 ら れ た り 他 の 労 働 者 へ の 交 代 を 求 め ら れ た

1 4 .4 2 0 .7

契 約 更 新 回 数 の 引 き 下 げ 6 .0 9 .5

子 の 看 護 休 暇 を 申 し 出 た り 、 利 用 を し た が 、 そ の こ と を 理 由 と し て 派 遣 契 約 を 打 ち 切 ら れ た り 他 の 労 働 者 へ の 交 代 を 求 め ら れ た

1 0 .3 1 3 .8

退 職 や 正 社 員 を 非 正 規 社 員 と す る よ う な 契 約 内 容 変 更 の 強 要

1 4 .4 2 0 .7

育 休 、 子 の 看 護 休 暇 を 申 し 出 た り 、 利 用 を し た が そ の こ と を 理 由 に 、 仕 事 を さ せ な い 、 専 ら 雑 務 を さ せ る 、 な ど の 扱 い を 受 け た

7 .5 1 1 .5

降 格 7 .6 7 .0 上 の い ず れ か を 示 唆 す る よ う な 発 言 を さ れ た 1 6 .7 2 4 .1

減 給 1 2 .7 1 1 .9

「 休 む な ん て 迷 惑 だ 」 「 辞 め た ら ？ 」 な ど 、 妊 娠 ・ 出 産 ・ 育 児 関 連 の 権 利 を 主 張 し づ ら く す る よ う な 発 言 を さ れ た

2 9 .9 4 0 .2

賞 与 等 に お け る 不 利 益 な 算 定 1 8 .4 1 2 .3

不 利 益 な 配 置 変 更 1 4 .6 1 2 .3

不 利 益 な 自 宅 待 機 命 令 5 .0 7 .6

昇 進 ・ 昇 格 の 人 事 考 課 で 不 利 益 な 評 価 を さ れ た 1 4 .0 9 .9 仕 事 を さ せ な い 、 も っ ぱ ら 雑 務 を さ せ る な ど 就

業 環 境 を 害 す る 行 為 を さ れ た

1 2 .6 1 3 .7 上 の い ず れ か を 示 唆 す る よ う な 発 言 を さ れ た 2 1 .1 2 1 .9

「 休 む な ん て 迷 惑 だ 」 「 辞 め た ら ？ 」 な ど 、 妊 娠 ・ 出 産 ・ 育 児 関 連 の 権 利 を 主 張 し づ ら く す る よ う な 発 言 を さ れ た

4 7 .0 4 9 .9

全 体 全 体

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第 ₂ － ₂ － ₅ 図 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 行 為 者 （ 個 人 調 査 ）

（ 注 ） ₁ . 最 近 ₂ つ ま で の 職 場 に つ い て 、 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 経 験 に つ い て の 複 数 回 答 の べ 回 答 数

に 占 め る 割 合 。 の べ 件 数 は _n ＝ _1,898 件 。

2 . 「 人 事 所 管 部 署 の 長 、 社 員 」 は 人 事 以 外 に 配 置 さ れ て い る 者 の み 回 答 す る 。

エ 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 事 由

妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 を 受 け る こ と に な っ た と 本 人 が 考 え る 事 由 に つ い て

は 、妊 娠 中・産 後 の 期 間 に 関 す る も の と し て は「 妊 娠 、出 産 」が ₄₄ . ₀ ％ と 最 も 多 く 、次 い で

「 つ わ り 、切 迫 流 産 な ど で 仕 事 が で き な い 、労 働 能 率 が 低 下 」 （ ₂₃ . ₁ ％ ） 、 「 産 前・産 後 休 業 」

（ ₁₉ . ₀ ％ ）な ど と な っ て い る 。育 児 中 の 期 間 に 関 す る も の と し て は 、 「 育 児 休 業 」が ₂₁ . ₂ ％

と 最 も 多 く 、 次 い で 「 短 時 間 勤 務 」 （ ₁₈ . ₇ ％ ） 、 「 子 の 看 護 休 暇 」 （ ₁₆ . ₈ ％ ） な ど と な っ て い る 。

妊 娠 ・ 出 産 期 に つ い て は 妊 娠 ・ 出 産 自 体 が 妊 娠 等 を 理 由 と す る 不 利 益 取 扱 い 等 の 原 因 と 認 識

さ れ て い る ほ か 、 育 児 中 の 期 間 に つ い て は 育 児 休 業 の 取 得 や 短 時 間 勤 務 等 が 原 因 と 認 識 さ れ

て い る こ と が わ か る 。

①男女別

②経験者との関係別

19.2

15.4

5.5 _{4.9 3.5}

2.6 2.8 _1.9

10.7

5.4

9.4

3.0 3.0 _{2.2 2.8 1.8}

0

10

20

30

職 場 の 直 属 上 司

直 属 上 司 よ り も 上 位 の 上 司、 役 員

職 場 の 同 僚、 部 下

人 事 所 管 部 署 の 長、 社 員

人 事 以 外 の、 他 部 署 の 長、 社 員

取 引 先 や 顧 客 な ど

雇 用 さ れ て い る 派 遣 元 の 社 員

・ 役 員

左 記 以 外

わ か ら な い

わからない

女性

男性

（ ％） _29.9

14.9

20.8

7.9 _6.5

4.8 5.6 _3.7 ^6.0

55.9 38.1 6.0

0 20 40 60 80 100

男性 女性 わからない

（ ％）

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労働政策研究・ 研修機構（J I L PT ）