宮崎県公共施設等総合管理計画
(概要版)
第1章
公共施設等総合管理計画策定の目的等
・
公共施設等とは、建物系施設やインフラ施設を指す。
建物系施設・・・行政庁舎、県営住宅、県立学校などの建築物
インフラ施設・・・道路、橋りょう、トンネルなどの土木構築物
1
建物系施設
・
本計画は、県が保有し、又は管理する全ての建築物及び土木構築物を対象とする。
区
分
施設数
棟数
面積( ㎡)
割合
( %)
庁舎等一般施設
675
2, 602
1, 000, 699. 97
44. 6
行政系施設
279
1, 354
552, 584. 47
24. 6
スポーツ施設
6
84
92, 088. 40
4. 1
警察施設
189
557
105, 448. 70
4. 7
県立病院施設
3
33
104, 240. 93
4. 6
職員宿舎
198
574
146, 337. 47
6. 5
県営住宅
111
1, 146
630, 880. 60
28. 1
県立学校施設
60
1, 518
613, 804. 00
27. 3
合
計
846
5, 266
2, 245, 384. 57
100. 0
2
インフラ施設
分
類
施
設
施設数
道
路
県管理道路
212路線
2, 919km
橋りょう(橋長2m
以上)
2, 026橋
トンネル
125本
河
川
県管理河川
58水系
474河川
2, 650km
河川管理施設
935基
ダ
ム
治水ダム
13ダム
発電利水ダム
3ダム
農業用ダム
2ダム(防災ダム)
砂
防
砂防設備
2, 913基
地すべり
地すべり防止施設
49箇所
急傾斜地
急傾斜地崩壊防止施設
1, 214箇所
治
山
治山ダム
3, 979箇所
山腹治山施設、落石防止施設
1, 718箇所
地すべり防止施設
264箇所
海
岸
海岸堤防等
65km
港
湾
県管理港湾16港
港湾施設
974施設
漁
港
県管理漁港23港
漁港施設
728施設
漁
場
漁場施設
11施設
公
園
都市公園6箇所
公園施設
1, 639施設
土地改良施設
地すべり防止施設
7箇所
発電施設
13発電所
発電所、取水堰、取水施設
33施設
工業用水道
工業用水道
1箇所
交通安全施設
信号制御機
2, 380基
宮崎県全体で846施設、
5,266棟、
延床面積約224万㎡の建物系施設を保有
庁舎等一般施設(
約4
割)
、
県営住宅(
約3
割)
、
県立学校施設(
約3
割)
の割合
公共施設等の保有状況
同種・類似の計画(長寿命化計画等)の策定状況
施設類型
既存計画の名称
県営住宅
県営住宅長寿命化計画
橋りょう長寿命化修繕計画
トンネル長寿命化修繕計画
舗装維持管理計画
河 川
特定構造物長寿命化計画
港 湾
港湾施設維持管理計画(防波堤、係留施設、橋りょう)
漁 港
漁港施設機能保全計画
土地改良施設
農業水利施設機能保全計画
公 園
公園施設長寿命化計画
道 路
計画期間
・
計画策定の目的達成には、公共施設等の老朽化の状況などに
ついて長期的な視点での検討が必要
・
現段階で把握できる公共施設等の状態や現状の取組状況を基
に本計画を策定
1
計画期間
・
計画期間を「20年間(平成28年度から平成47年度まで)
」とする。
2
フォローアップの実施
・
今後の社会経済情勢や公共施設等に求められる機能の変化
などを反映させることが必要
・
定期的(概ね5年ごと)に見直しを実施
計画策定の目的
・
建物系施設、インフラ施設のいずれも急速に老朽化が進行
・
人口減少・少子高齢化による行政ニーズの変化
・
厳しい行財政運営
1
計画策定の目的
・
「公共施設等の保有・運営・維持の最適化(財政負担の最
小化と施設保有効果の最大化の両立)」
を図る。
・
本計画は、それを実現するための「総合的・計画的な管
理」について、基本的な方針を示す。
基本的方針
・
総合的かつ計画的な管理のための推進体制を
構築する
・
施設配置・総量の最適化を目指す
・
施設の老朽化対策を強化する
2
個別施設計画
・
公共施設等総合管理計画の下位計画で、施設ごとの具体的
な取組を示すもの
・
できるだけ早期に策定し、公共施設等の保有・運営・維持
の最適化を着実に推進する。
・
既に同種・類似の計画を策定している施設については、当
該計画をもって個別施設計画の策定に代える。
第2章
公共施設等の現況及び将来の見通し
1
建物系施設の老朽化の状況
2
主なインフラ施設の老朽化の状況
3
人口の推移及び将来推計
4
年代別割合の推移及び将来推計
5
宮崎県の財政状況
宮崎県の建物系施設の現状
宮崎県のインフラ施設の現状
宮崎県の将来人口の見通しと財政状況
91. 4 110. 7 94. 7 90. 1 60 70 80 90 100 110 120
T9 T14 S5 S10S15S20S25S30S35S40S45S50S55S60 H2 H7 H12H17H22H27H32H37H42H47H52
宮崎県の人口推移
( 万人)
人口減少(
平成52年の推計値は約90万人で昭和20年頃に相当)
計画期間39. 3 39. 4 37. 1 31. 0
24. 5 23. 0 17. 9
14. 7 14. 0 13. 3 12. 7 12. 0 11. 5 11. 3 11. 4 55. 4 55. 1 57. 6
61. 9 66. 0 65. 0 64. 7 61. 8 60. 2 57. 2
54. 8 53. 7 53. 3 52. 9 51. 6 5. 3 5. 5 5. 2 7. 1 9. 5 12. 0
17. 4
23. 5 25. 8 29. 5
32. 5 34. 3 35. 2 35. 7 37. 0
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
S10 S20 S30 S40 S50 S60 H7 H17 H22 H27 H32 H37 H42 H47 H52 年少人口( 0∼14歳) 生産年齢人口( 15∼64歳) 老年人口( 65歳以上)
宮崎県の人口の年代別割合推移
高齢化の進展(
年少人口割合の低下と
高齢人口割合の上昇)
計画期間0 2 4 6 8 10 12 14 T 1 5 S 2 8 S 3 3 S 3 8 S 4 3 S 4 8 S 5 3 S 5 8 S 6 3 H 5 H 1 0 H 1 5 H 2 0 H 2 5
建築年次別延床面積の状況
庁舎等 警察施設 県立病院 県立学校 県営住宅 ( 万㎡)
建築後30年以上経過
94. 3%
67. 6%
47. 5%
5. 7%
26. 7%
20. 1%
5. 7%
26. 7%
5. 7%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 20年後
10年後 現在
延床面積の経過年数別割合の将来見込み
30年以上 20∼29年 10∼19年 0∼9年
老朽化の進行(
30年を経過する建物の割合が10年後で約68%、
20年後で約94%)
69. 7% 46. 2% 40. 4% 40. 6% 24. 3% 34. 6% 34. 2% 30. 3% 53. 8% 59. 6% 59. 4% 75. 7% 65. 4% 65. 8%
0% 25% 50% 75% 100% 県立学校
施設 県営住宅 職員宿舎 県立病院 施設 警察施設 スポーツ 施設 行政系
施設
現在の状況
30年以上 0∼29年
95. 0% 91. 7% 98. 8% 94. 2% 76. 6% 99. 2% 97. 8% 5. 0% 8. 3% 1. 2% 5. 8% 23. 4% 0. 8% 2. 2%
0% 25% 50% 75% 100% 県立学校
施設 県営住宅 職員宿舎 県立病院 施設 警察施設 スポーツ 施設 行政系
施設
20年後の状況
30年以上 0∼29年
2, 625 1, 039 0 1, 000 2, 000 3, 000 4, 000 5, 000 6, 000 7, 000
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
経費別歳出予算の推移
投資的経費 人件費 扶助費 公債費 その他一般行政経費
( 億円)
厳し
い行財政運営(
平成28年度予算の投資的経費はピーク
時の約4
割)
51. 5% 21. 3% 10. 1% 16. 2% 60. 8% 66. 7% 38. 5% 19. 2% 15. 8% 48. 5% 100. 0% 100. 0% 78. 7% 89. 9% 83. 8% 100. 0% 97. 2% 97. 0% 98. 3% 98. 0% 39. 2% 100. 0% 33. 3% 61. 5% 99. 0% 80. 8% 84. 2%
0% 25% 50% 75% 100%
発電施設 都市公園等 漁場施設 漁港施設 港湾施設 海岸堤防等 地すべり 防止施設 山腹治山施設 落石防止施設 治山ダム 急傾斜地崩 壊防止施設 地すべり 防止施設 砂防設備 農業用 ダム 発電利水
ダム 治水ダム 河川管理 施設 トンネル 橋りょう
現在の状況
50年以上 0∼49年
75. 8% 36. 6% 51. 5% 64. 3% 48. 6% 70. 0% 10. 6% 33. 1% 34. 6% 15. 9% 16. 4% 79. 3% 100. 0% 66. 7% 69. 2% 51. 1% 39. 2% 60. 8% 24. 2% 63. 4% 48. 5% 35. 7% 51. 4% 30. 0% 89. 4% 66. 9% 65. 4% 84. 1% 83. 6% 20. 7% 33. 3% 30. 8% 48. 9% 60. 8% 39. 2%
0% 25% 50% 75% 100%
発電施設 都市公園等 漁場施設 漁港施設 港湾施設 海岸堤防等 地すべり 防止施設 山腹治山施設 落石防止施設 治山ダム 急傾斜地崩 壊防止施設 地すべり 防止施設 砂防設備 農業用 ダム 発電利水
ダム 治水ダム 河川管理 施設 トンネル 橋りょう
20年後の状況
50年以上 0∼49年
第3章
公共施設等の総合的・計画的な管理に関する基本方針
施設配置・総量の最適化(建物系施設)
( 1)
施設評価システムの構築
・
施 設 の 性 能 や 利 用 率 等 の 情 報 を 収 集 し 、 分 析 し 、 一 元
的に管理する「県有施設評価システム」の構築
・
職 員 宿 舎 で 入 居 率 は 低 い が 建 物 性 能 が 高 い 施 設 は 他 用
1
総合的かつ計画的な管理
途 へ の転 用 を 検討 す るな どの 、各 施設 類 型の 実態 を踏 ま
のための推進体制の構築
えた最適配置の検討の実施
( 1)
全 庁 的 な 推 進 体 制 の 構
( 2)
施設の統廃合等の検討
築
・
「 県 有 施 設 評 価 シ ス テ ム 」 に よ る 評 価 結 果 等 を 踏 ま え
施 設 の 老 朽 化 対 策 を 効
る と とも に 、 県有 施 設に 加え 、国 ・市 町 村の 施設 及び 民
率 的 ・ 効 果 的 に 行 う た め
間施設等の活用も視野に入れた統廃合などの検討
に は 、 全 庁 的 な 推 進 体 制
( 3)
未利用財産の有効活用
を 構 築 し 、 様 々 な 情 報 を
・
統廃合等により生じた未利用財産を国・市町村や民間等に売却したり貸付けを行
共 有 し て 総 合 的 ・ 計 画 的
うことで、資産の有効活用を早期に実施
な 管 理 に 取 り 組 む 必 要 が
ある。
施設の老朽化対策(建物系施設・インフラ施設共通)
( 1)
施設利用者の安全確保
・
日常点検の適切な実施
・
劣 化 や 損 傷 の 状 況 に 応 じ た 修 繕 ・ 改 修 等
( 2)
エ リア マ ネジ メン トの
の安全確保措置の実施
推進
( 2)
耐震性能等の施設機能の確保
地 域 の 特 性 等 を 踏 ま
・
施 設 の 重 要 度 な ど に 応 じ た 、 耐 震 性 能 等
え、
コスト、
まちづくり、
の災害時に求められる機能の確保
利 便 性 な ど の 観 点 か ら 、
( 3)
メンテナンスサイクルの構築
様 々 な 検 討 を 行 い 、 最 適
・
「 メ ン テ ナ ン ス サ イ ク ル 」 の 構 築 と 継 続
な 施 設 整 備 に 取 り 組 む 必
的な発展
要がある。
( 4)
長寿命化による財政負担の低減化・平準化
・
施設の長寿命化の取組による、財政負担の低減化・平準化の推進
建物系施設
…
県有建物保全業務推進プラン等による取組の継続・推進
インフラ施設
…
早期の長寿命化計画策定の推進
2
施設配置・総量の最適化
行 政 ニ ー ズ の 変 化 に 対 応
総合的かつ計画的な管理のための推進体制の構築
し た 施 設 の 最 適 配 置 や 総 量
( 1)
全庁的な推進体制の構築
( 2)
エリアマネジメントの推進体制の構築
の最適化を図る必要がある。
「公有財産調整委員会」に新たに企業局長及び病院局長を委員に加え、全庁的な推進体制を構築
・
県有施設に加え、国・市町村の施設を含めた情報の共有化や施設
・
公有財産調整委員会は総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針の調整や本計画の進
捗
状況の管理を実施
の集約化・複合化等に向けた定期的な情報更新のための体制を地域
・
各部局は所管する施設に係る行政ニーズの把握、施設の適正規模・適正配置の検討や個別施設計画の策定を実施
の実情に応じて構築
・
施設情報等の共有化、地域の展望・将来ニーズの把握、地域にお
3
施設の老朽化対策
【公有財産調整委員会の取組】
ける施設の最適利用の調整・管理を推進
老 朽 化 が 進 む 中 で も 、 利
次の取組を実施し、総合的・計画的な管理を推進
用 者 の 安 全 や 耐 震 性 能 等 の
ア
総合的か つ計画的な管理に関する基本的な方
施 設 に 求 め ら れ る 機 能 を 確
針の調整
保 す る と と も に 、 施 設 の 長
イ
本計画の進
捗
状況の管理
寿 命 化 を 推 進 し 、 財 政 負 担
ウ
公共施設 等の維持管理・更新などに関する将
の 低 減 化 ・ 平 準 化 を 図 る 必
来経費の調査・把握
要がある。
【公有財産調整委員会の下部組織】
公有財産調 整委員会の下部組織として建物系施
設部会(仮称 )及びインフラ施設部会(仮称)等
を新たに設置し、施設の特性に応じた管理を実施
公共施設等の管理に関する基本方針
現状や課題に関する基本認識
メンテナンスサイクルのイメージ
④次回の点検・ 診断に活用し、 精度向上
①点検・診断の 実施
③点検・診断・ 修繕・改修等の 履歴の蓄積
②修繕・改修等 の実施
改修 建替
維持 廃止
他用途へ 転用
建物性能 高 低
入 居 率 高
低
総量適正化のイメージ (職員宿舎の例)
国
県
市町村
施設情報等の共有化
地域の展望、将来ニーズの把握 地域における施設の最適利用の調整 総合的かつ計画的な管理のための推進
体制の構築
施設配置・総量の最適化
施設の老朽化対策
施設評価システムの構築 未利用財産の有効活用
長寿命化による財政負担の低減化・平準化 施設利用者の安全確保
耐震性能等の施設機能の確保 メンテナンスサイクルの構築 建物系施設
インフラ施設 施設の老朽化対策
施設利用者の安全確保 耐震性能等の施設機能の確保
公
共
施
設
等
の
保
有
・
運
営
・
維
持
の
最
適
化
メンテナンスサイクルの構築
長寿命化による財政負担の低減化・平準化 全庁的な推進体制の構築
施設の統廃合の検討 エリアマネジメントの推進体制の構築
新たな公有財産調整委員会の組織のイメージ
(現状)
副知事
総務部長
部局の長 (総務部長を除く)
教育長 警察本部長 議会事務局長
幹事会
企業局長
病院局長