パブリックコメントの結果について
番号 該当ページ 御意見 御意見に対する県の考え方
1 P40、191
P40には医療法施行規則に基づき算定された基準病床数と既存病床数が示されています。 それに対して、地域医療構想の項目(p191)には、病床の機能区分から推計された将来 の病床数の必要量が示されています。算出の根拠が異なっているため両者の数値は一致 していないことは理解できますが、こういった数値が併記されているだけでは混乱を招 くと思います。今後何を目指すのか/どのように病床をコントロールしていくのかを計 画として示し、基準病床数と地域医療構想で示される必要病床数が異なる現状をどうと らえ、両者の整合性をどう考えるかを明記すべきと考えます。
地域医療構想の病床数の必要量は、2025年に向けた医療機関の病床機能の分化・連携及 び在宅医療・介護との連携にもとでの、2025年の病床数の必要量(推計)であり、今後の 各地域における将来の医療提供体制の検討における目安になるものです。このため、医 療計画による病床の整備(抑制)は、P40「第3節 基準病床数」の2つ目の○のとおり、 二次医療圏ごとの病床数の整備目標である基準病床数を基準に行います。
2 P43
介護保険の地域支援事業(在宅医療・介護連携推進事業)では、平成30年4月にすべての 市町村にて(ア)〜(ク)の8事業を実施することとなっています。このうち(ア)で は「地域の医療機関の分布、医療機能を把握し、リスト・マップ化」することが求めら れています。内容は県が行っている「みやざき医療ナビ」と重複していると考えられま すので、利便性を高める/効率性を高める、などの目的で、市町村が準備する医療資源 マップと連携させる、市町村の資源マップと統合するという考えはできないでしょう か。また「みやざき医療ナビ」アプリ版の開発も検討されたらよいと思います。
御指摘の内容については、今後の取組みの参考とさせていただきます。
3 P43
医療相談は、入退院時の相談だけではなく、経済的なことや生活まで多岐にわたるのが 現状です。P43の医療相談は入退院しかないようにも受け取られるような記述は、現状と は一致していないと考えますので修正をお願いしたいです。
医療相談の内容は多岐にわたっている旨の記載を追加します。
4 P55
地域医療計画の作成ご苦労様です。
脳卒中の医療連携体制の構築は形成できれば現状よりさらに改善されて喜ばしいことと 思います。スポーク施設からハブ施設へ、rtPAを投与しながら転送するdrip and shipの 体制を整え、超急性血栓回収を少しでも早く行うために、輸送時間の短縮が重要と考え ます。そのためにドクターヘリの有効活用もお願いしたいところです。そのためにス ポーク、ハブのいずれの施設にもヘリポートが併設されていたら、よりスムーズに転送 ができるかと思いますので、宮崎県の積極的な施策をお願いできれば幸いです。
脳卒中の医療提供体制の充実にあたっては、drip and ship体制の整備やドクターヘリの 有効活用を含む救急搬送体制の充実は重要であり、既存のランデブーポイント等も活用 しながら促進を図ります。
5 P57
地域医療計画の作成ご苦労様です。
今回地図上に脳卒中の医療を担う医療機関が選定されておりますが、その選定基準がよ くわかりません。
本文中にあるように血栓回収が可能な病院をもって中核的な医療機関と設定してあるの でしょうか?
それともrtPAが投与できれば良いのでしょうか?
都城北諸県2次医療圏における脳卒中を中心とする脳疾患の2016年救急車受け入れ件数の 実績は次のページの通りで、現状と選定施設が乖離しています。
血栓回収を基準とするならば、当地域で実施しているのは、都城市郡医師会病院と当院 のみだと思います。選択基準を明らかにした上で、選定病院が決められるべきだと思い ますので、他の地域も含めご検討のほど、よろしくお願いいたします。
急性期を担う中核的な医療機関は、みやざき医療ナビに各医療機関が登録・公表されて いる情報に基づき、専門的治療を実施している医療機関等を記載しており、現時点で再 度確認を行い修正します。
6 P143
障害者の自立・社会参加を促進する「障がい保健対策」として、医療機関における「身 体障害者補助犬同伴者」の円滑かつ積極的な受け入れを推進する施策(補助犬訓練施設 の訓練士による受け入れ検証・職員研修への援助など)を盛り込めないでしょうか? 医療機関における障害理解や「保健・医療・福祉の連携」にもつながると思います。
県では、重度の視覚障がい等のある方の外出する機会を確保するため、盲導犬、介助犬 等の身体障害者補助犬給付等に取り組むとともに、様々な機会を捉え、補助犬の受入に 係るリーフレットやステッカーの配布等により普及啓発を図っております。
また、補助犬関連の施策につきましては、宮崎県障がい者計画の「第2章 各論」中「第 2節 生活支援」及び「第7節 生活・環境」において、補助犬給付等の適切な実施に努 めるとともに、補助犬等に対する理解の促進を図ることとしておりますので、御理解を よろしくお願いいたします。
7 P143
障害者に対するスピーディかつ適切な支援のために、医療機関が障害者手帳交付(更 新)の診断書・意見書を発行した場合、その医療機関に認定結果(認定日・等級など。 特に意見書と違う等級に認定された場合)が通知される仕組みを構築していただきたい です。
医療機関の障害福祉制度理解や、医療・福祉の連携強化にもつながると思います。 以上、計画に盛り込めないでしょうか?何卒よろしくお願い申し上げます。
県では、現在、医療機関に認定結果の通知を行うことは、個人情報保護の観点もあり、 行っていないところです。
障害者手帳制度については、障がい者・御家族に限らず、医療機関をはじめとする関係 機関に対しても機会を捉え周知するなど、引き続き連携を図ってまいります。
8 P163
歯科保健医療対策(成人期・高齢期)のなかに、口腔がん検診を組み込むことを要望し ます。
近年口腔がん患者は増加傾向にあるとされ、毎年約7,000人が死亡する等希少癌ではな く、進行がんでは食べるというヒトの本能に関わる問題や美容的な問題もおこります。 この口腔がんは口腔内を観察することで、早期に発見することが可能です。P165(ライ フステージ等に応じた歯科保健対策の推進)では『「かかりつけ歯科医」での定期歯科 健診の推進を図ります』という方向性が示されています。この定期歯科健診の際に口腔 がん検診もあわせて実施するだけでも、口腔がんの早期発見治療につながります。ぜひ とも「歯科健診時に口腔がん検診を併用する」旨との方針を示していただければと考え ます。
定期歯科健診において口腔がんが見つかる事例もあることから、このような御意見があ ることを宮崎県歯科医師会に伝え、定期的な歯科健診の内容等について協議したいと考 えております。
9 P219
歯科医師について、人口10万人あたり全国平均を下回っているが医師不足ほど厳しいと いう状況ではないとの認識が示されています。しかし歯科医師の高齢化もすすんでお り、10年後には地方では歯科医師数がかなり減少するのではないかとの危機感がありま す(表には歯科医師の年齢構成が示されていません)。
その一方で、高齢化やがん・脳卒中等に伴う医科歯科連携の推進/口腔ケアのニーズの 増加が示唆されています。
県内に歯科医師養成校が無い現状はありますが、中長期的に歯科医師をしっかりと養成 確保していく必要があると考えます。医師と同じく歯科医師確保には時間がかかるはず ですから、早めに歯科医師確保の施策(例:歯科医師養成校との連携、など)を明記し て取り組んでいく必要があると感じます。
御指摘の内容については、P219に「○ 歯科医師の臨床研修病院である宮崎大学医学部 附属病院、県立宮崎病院及び県立延岡病院と協力型病院の連携等を支援し、歯科医師の 養成に努めます。」との記載をしているところですが、今後歯科医師確保の施策を進め る際の参考とさせていただきます。
10 P231-232
医療相談対応をおこなう医療ソーシャルワーカーのなかで中心となるのが社会福祉士や 精神保健福祉士といった国家資格取得者になります。今後医療と介護・生活との連携が 重視されていく場面ではこのような職種はとても重要な役割を果たしていくと期待され ますが、p231「9その他の保健医療関係者」の項目では、社会福祉士の確保に関する記述 が施策の方向性のなかに記載されていません。現状では医療ソーシャルワーカーを非常 勤職員として雇用する病院もありますので、しっかりと病院に社会福祉士等の有資格者 を医療ソーシャルワーカーとしておくことで患者のニーズに応えていくような施策もと りいれていただきたいです。
社会福祉士をはじめとする医療ソーシャルワーカーの果たす役割を踏まえ、必要に応じ た確保を促進していく旨を記載します。
私は経済学部出身で、医学のことはよくわかりませんが、充実させてほしい点は、やは り⾷育であると言えます。そもそも、カロリー計算することで塩分を控えることが高血 圧を防ぐことであると医師に聞きました。
例えば、⾠巳芳子さんの映画「いのちのスープ」を見ると、⾷は生死を分かつことが解 ります。
ひとつの事例としては、熊本市に赤ちゃんポストで、育てることができない赤ちゃんを ⾷ 言
関係団体等への意見照会結果について
番号 団体名 該当ページ 御意見
御意見に対する県の考え方
1 全般
医療計画において「かかりつけ医」は、在宅医療はもちろん、5疾病に おける脳卒中や心筋梗塞等の心血管疾患の医療体制においては、予防や 早期発見、専門的医療機関との連携を担い、また、糖尿病の医療体制に おいては、これらの役割に加え、安定期の継続的治療を担う役割があ る。そして、がんの医療体制においては、これらの役割に加え終末期の 緩和ケア等の役割を担う等の立場にある。
さらに5事業についても、例えば災害時の医療では平時より要配慮者の 生活の場や症状等を把握し、有事に備える役割を担うほか、へき地、救 急、周産期、小児等の医療においても、それぞれ役割を担う立場にあ る。
これらを踏まえ、5疾病5事業及び在宅医療につき「かかりつけ医」の 役割を明記する等のご対応をお願いしたい。
以下の箇所に「かかりつけ医」に関する記載を追加します。 ○総論:P3、P41
○がん:P48、P49 ○脳卒中:P53、P54
○心筋梗塞等の心血管疾患:P61、P62、P63 ○糖尿病:P69(当初から記載していたもの) ○精神疾患:P76
○救急医療:P93
○小児医療:P100、P102 ○災害医療:P134
○在宅医療・介護:P139
2 P153-P155
153pからの肝炎対策において、すでに平成28年10月から定期接種化され ているB型肝炎ワクチン接種について、県民等への情報提供および接種 指導等の記載が全くない。
肝炎対策基本法第九条には『肝炎の予防のための施策に関する事項』が 明記されている。 B型肝炎ワクチン定期接種の実施を踏まえた計画案を お願いしたい。
【現状と課題】7つめの○にB型肝炎が定期の予防接種に位置づけらた ことを追記します。(P153)
【施策の方向】に(感染の予防)を項目立てて、B型肝炎ワクチン接種の 推進を図ることを追記します。(P154)
3
P4、P43、 P240
4ページ2行目、43ページ8行目に「かかりつけ歯科医」の記載があって も良いのではないかと考えます。
P4、P43、P240に追記します。
4 P163
163ページ(障がい児者)の部分に以下の一文の追加をお願いします。 「歯科福祉センターにおける常勤の麻酔科医や歯科衛生士の確保が、課 題となっています。」
P163に、以下の文章を追記します。
「一方、継続的な診療体制を維持するため、全身麻酔を行うことができ る歯科医師等の確保が課題となっています。」
5 P166
166ページの図に何かコメントを付けて頂きたい。
例えば「障がい児者を支えるために、宮崎歯科福祉センターや協力歯科 医療機関等が連携しながら医療ネットワークの構築を更に進めていきま す。」等の説明文があればより分かりやすいと考えます。
P166に、以下の文章を追記します。
(支援が必要な方への歯科保健医療の推進)
「○ 定期的な歯科健診または歯科医療を受けることが困難な障がい児 者、要介護者などが安心して歯科保健医療サービスを受けることができ るよう、宮崎歯科福祉センターや協力歯科医療機関等との連携の強化や 診療体制の整備を図ります。
宮崎県医師会
6 P140
数値目標のうち、現状(2016年度)の「在宅療養支援歯科診療所 数」の「76」については、当方が確認した2017年の7月現在「1 08」と比較すると極端に少ないため再確認を要す。また、目標値(2 022年度)の「83」を既に超えている。
現状値については、国から提供されたNDBの数字を使ってきましたが、 今回、現状値を直近のものに修正し、併せて目標値も修正します。
7
P137-140 P195-202
県主催の「地域医療構想調整会議」と、圏域ごとに市町村で設置の「医 療介護連携協議会」の関係性がわかりにくい。
計画中に「地域医療構想調整会議」は地域の課題等を共有し、その課題 等に対応するための協議をする場であること、「医療介護連携協議会」 は、日常的な医療と介護の連携を深めていくために具体的に取り組むこ と(研修、ICT化など)について協議する場であることを明記しており ます。
8 P195-202
「地域医療構想調整会議」で話し合われた内容を実施するのはどこか。
9 P199
「2016年度病床機能報告値」と「2025年度必要病床数」の変動(変更) を実施していくのはどこか。
10 P240
実施主体の役割 ○県
「・・・・保健所は・・・・」の部分は、表題が「○県」であるのでそこに 宮崎市保健所は入らず、表題「○市町村」に含まれるともよまれる。保 健所についての記載事項に宮崎市保健所も含むのであれば記載上の考慮 はできないか。
「○ 市町村」の項目において、「※宮崎市保健所については、上記県 保健所と同様の役割を担います。」という記述を追加します。
11 P54
本市では、県立延岡病院神経内科の休診に伴い、平成21年3月より緊急 避難的に、延岡市医師会会員医療機関が輪番体制を組み、脳梗塞患者の 受け入れを開始した。
しかし、この輪番制も開始から8年が経過し、医師会会員医療機関も疲 弊している状況である。
そういった中で遠隔診療支援ネットワークを構築するだけでは、医療機 関の負担軽減にはならないので、P54【施策の方向性】(脳卒中の医療 提供体制の充実)の2つ目の○の下に下記を追記いただきたい。
○遠隔診療支援ネットワークの円滑な運用を図るため、ハブ施設への医 師確保や超急性期血栓回収のできる専門医の育成に取り組みます。
専門医の少ない地域においても、rt-PAを用いた血栓溶解療法等が実施 できる体制をつくるため、医師の養成・確保にも努める旨を記載しま す。
12 P88
「宮崎県におけるへき地医療体制」地図上に民営診療所の北浦診療所 (延岡市)が残っているので、削除してください。
修正します。
13 P101
表中のみ「地域小児医療センター」と記載されており、その他の文中は 「地域小児科センター」と記載されている。
修正します。
地域医療構想調整会議での議論の結果を踏まえ、医療機関等それぞれの 主体において実施していくことになります。
宮崎市
関係団体等への意見照会結果について
番号 団体名 該当ページ 御意見
御意見に対する県の考え方
14 全般
厚生労働省医政局地域医療計画課長から各都道府県衛生主管部(局)長 宛に発出された「疾病・事業及び在宅医療に係る医療体制について」 (平成29年3月31日付け医政地発0331第3号)で示された「疾病・事業 及び在宅医療に係る医療体制構築に係る指針」に基づき、今一度計画全 般を精査し、より具体的な取組を計画に盛り込んでいただきたい。
医療計画の作成に当たっては、御指摘の指針を含め、国から示された基 本方針等に沿って対応しているところです。
15 P82-P88
特に、今回から「へき地保健医療計画」と「周産期医療体制整備計画」 が「医療計画」に一本化されているが、へき地医療に関する記載内容は 不十分ではないかと考える。他の取組や医療体制整備と連動したより実 効性の高い内容となるよう考慮していただきたい。
例
・【施策の方向性】で自治医科大学卒業医師の計画的派遣との記載はあ るが、宮崎大学医学部等の修学資金貸与者を含め、就業義務年限内より も義務明けの医師をいかに地元に定着させるかと、大学等を退官された 医師の活用等を図っていくことが重要ではないかと考える。
第6章 医療提供基盤の充実 第1節 医療従事者の養成・確保と資質向上 の記載内容と併せ検討されたい。
・へき地における常勤医師数の目標値(2023年度)75人という数値目標 が設定されているが、目標を達成するための具体的な施策の記載
・自治医科大学卒業生の義務明け後の県内(へき地)定着状況や医師修 学資金貸与者の推移等の情報掲載 等
へき地医療の最大の課題は医師不足であることから、今後とも医師確保 に向けて総合的な取組を図っていきます。
16 P130-P136
また、災害医療に関して、「疾病・事業及び在宅医療に係る医療体制構 築に係る指針」には、保健所管轄区域や市町村単位での保健所等を中心 とした地域コーディネート体制を充実させることで、実災害時に救護 所、避難所の被災者に対して感染症のまん延防止、衛生面のケア、災害 時要支援者へのサポート、メンタルヘルスケア等に関してより質の高い サービスを提供することや災害急性期を脱した後も継続的で質の高い サービスを提供できるよう、保健所を中心とした体制整備に平時から取 り組むことなどの記載があることから、医療計画の中にこれらの内容を 記載するとともに、保健所の機能充実と体制強化についても盛り込む必 要があるのではないかと考える。
今後災害対策に係る保健医療活動の総合調整を行う保健医療調整本部の 設置、保健所を核とした災害時の保健医療の調整体制の構築を図ってい きます。
17 P214
○ 本項の課題の解決に当たっては、若手医師の増加に重点的に取組 み、併せて医師が不足する地域や診療科の充足を図り、女性医師の就労 環境整備や医師の勤務負担軽減等の施策を推進します。
なお、医師の養成・確保と資質向上について、へき地医療、小児医療 (小児救急医療を含む)及び周産期医療に関連するものについては、別 に定めます。 とあるが、「別に定めます。」ではわかりづらいため、 具体的にどこに定めているのかを記載した方がよいと考える。
具体的に定める場所を明示するため、記載を「その項において定めま す。」と修正します。
18 串間市 P225-P227
医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される「地域包括 ケアシステム」の構築が求められているなかで、生産年齢人口の減少に 伴い、医療・介護に関わる専門職の確保は非常に厳しい状況にありま す。
本市の医療職については、市の中核病院である市民病院における医師や 看護師の不足が常態化している状況にあります。民間の医療機関におい ても医師の高齢化による廃業や看護師不足による入院事業取止めなど今 後の地域医療と在宅介護の連携を推進する上で、医療職の確保は喫緊の 課題となっています。
今後、都市部では更に高齢者の増加が見込まれており、都市部での医 療・介護ニーズが高まることで、地方での専門職確保がより困難になる ことが懸念されます。都市部の医療機関においては、看護師資格取得の ための在学中(看護学生時)に就学資金を貸与することにより、新人看 護師を確保している状況が見受けられ、県外流出の大きな要因となって いると言えます。また、研修の充実も看護学生にとって魅力の一つと なっているようです。
つきましては、県外に流出した人材のUターンを促す取組みに加え、看 護学生時における県内定着の取組み、確保対策の充実と強化を図ってい く必要があると考えます。
今回、看護師等需給見通しが明らかでない段階の計画であるため、3年 後の中間見直し時点で、具体的施策に反映させる予定としております。 現在、県内定着の取組みとしまして、看護学生に対し、免許取得後県内 の病院(200床未満)、診療所、訪問看護ステーション等へ就業しようと する者について修学資金貸与事業を実施しております。
また、新人看護職員のスキルアップと離職軽減を図るため新人看護職員 卒後研修事業として医療機関への助成を実施しているところです。 なお、平成30年度から宮崎県ナースセンター事業に、Uターン目的にて 県外就業者への情報発信や中高生向けの看護の魅力発信事業等を含め、 看護職員の確保、定着の強化を行う予定としております。
19 P33
1:二次医療圏の判断基準を明示すること
第6次宮崎県医療計画において、二次医療圏の再検討中の記載に、「流 出患者が分散している二次医療圏については、流出先の医療圏と統合す ることは困難である」とした判断基準が示されている。
第7次宮崎県医療計画における二次医療圏の設定については、地域医療 構想を基本とした設定がなされているが、現在も流出患者が分散してい る状況であるため、第6次宮崎県医療計画を踏襲する形で判断基準を明 示すること。
第7次医療計画における二次医療圏設定の考え方については、P33に示 しているとおりです。
20 P216
2:医師の偏在解消の目標について、文言を追記すること
医師の地域的な偏在の解消(P216)の数値目標として、「二次医療圏別 医師数(人口10万人対)について、県内格差2.30倍以内とする」との記 載があるが、主たる診療科毎にみると、数値に大きな乖離がみられ、こ の記載であると医療圏毎の総数についてのみの目標と捉えかねない。 ついては、二次医療圏毎、診療科目毎に配慮しつつ取り組む旨の文言を 追記すること。
特定の診療科についても地域的な偏在があることを踏まえ、「特定診療 科の医師不足との一体的な解消に配慮しながら」との記載を追加しま す。
3.小児救急医療体制表中に体制の名称等を追加すること
(表)二次医療圏別の小児救急医療体制(P100)について、初期(準 夜)に「西諸医師会時間外急病診療体制」を追加し、注釈として『※5 西諸の初期「準夜」は、概ね「19時~22時」であり、対象年齢は事前に
前段については、そのとおり記載します。
後段については、現在、小林市立病院において小児科医が確保されてい ない点を踏まえ、「整備促進」と記載しているところです。
関係団体等への意見照会結果について
番号 団体名 該当ページ 御意見
御意見に対する県の考え方
22 P83
椎葉村は日向入郷地区の他の病院からかなり距離があり、病床計画など は他の日向入郷地区の病院とは切り離して計画を立てる。
椎葉村は、日向入郷医療圏の中で地理的、交通的にかなり特殊な立地で ある。そのため椎葉村国保病院は椎葉村民に対する効率的で地域に密着 した医療を提供するため、椎葉村国保病院はゆるい形で日向入郷医療圏 に属すると考える。つまり患者動態などは椎葉亜2次医療圏として独立 して考え「へき地小規模多機能病院」として、椎葉村国保病院は、でき る限り椎葉村内の急性期、回復期、慢性期の患者さんに対応するよう努 める。
23
「現状と課題」に以下の文章を追記します。
「へき地公立病院の中には、椎葉村国民健康保険病院など、道路事情や 高齢者の移動手段が限られることなどにより、一定の地域で第一義的に 急性期から回復期、生活期までの患者を受け入れる体制が必要な病院も あります。」
地域医療構想における病院の役割等については、地域医療構想調整会議 における議論を踏まえることとなります。
「へき地小規模多機能病院」の設置を
現在都市部の人口が日本全体の90%あるいは95%を占めるといわれ ている。そんな中諸政策が都市部を中心とした政策になっていることは 納得のいくことである。また今後病床を急性期、回復期、慢性期の3つ の区分に分けていく分業化が行われていくということも非常に理にか なったことと思う。
一方私たち椎葉村の場合、高次医療機関へは1時間半から3時間要し、 現在当院は急性期病床として登録しているが、高次医療機関同様、近隣 の回復期、慢性期病院へも2時間ほどかかる。椎葉村にも急性期患者は もちろん、回復期、慢性期患者さんも居られる。実際最近の入院患者さ んを分析してみても、急性肺炎、尿路感染症、間質性肺炎急性増悪、急 性心不全、脳梗塞急性期、熱中症、外傷、熱傷など急性期疾患の方も居 られれば、骨折や脳梗塞後のリハビリの方など回復期の患者さん、経管 栄養で頻回吸引が必要な老衰患者さんやガン末期の緩和ケアの必要な方 など慢性期の入院患者さんも居られる。
現在までは何とか急性期病床の登録を行えていたが、今後都市部の急性 期病床整理のため急性期病床のハードルが上がり、急性期病床の登録が できず、地域の急性期患者さんの受け入れができなくなるのでは?と危 惧している。
こういった状況の中、中山間地域病院の実態に合わせた、「へき地小規 模多機能病院」などの新たな病院区分が必要と考える。例えば「その病 院がへき地に立地していること」、「かかりつけ病院機能が充実してい ること」、「24時間365日救急患者受け入れが可能であること」、 「必要に応じた訪問診療、看護、巡回診療など在宅患者支援機能がある こと」、「学校保健や地域福祉活動において必須な病院であること」、 「その病院の存続に対して地域住民の大きな要望のあること」など、一 定の条件を満たせば、「へき地小規模多機能病院」に申請でき、それが 受理されれば、26年度以前の診療報酬の急性期病床のような条件のも とで、地域の急性期、回復期、慢性期のいずれの患者さんも対応できる という道を備えることは不可能でしょうか。
24 P46-P52
●がんの緩和ケアについて
現在、緩和ケア医療体制の主たる対象はがん患者であるが、近い将来に は、非がん患者、例えば呼吸器疾患患者の慢性呼吸不全や心血管疾患患 者の慢性心不全などの多様な末期的症状に対応できる包括的BSC(best supportive care)の体制も検討すべきであろうとされており、がん等 における緩和ケアのさらなる推進に関する検討会。がん患者の緩和ケア 対応体制の整備と並行して、他疾患・事業においても非がん疾患の末期 状態への取り組みも将来、見据えておくことも必要であろう。
がんの緩和ケアについては、当計画や宮崎県がん対策推進計画により、 引き続き取組を推進していくとともに、がん以外の疾患の緩和ケアにつ いては、国の「がん等における緩和ケアの更なる推進に関する検討会」 をはじめ、今後、国の動向を注視しながら、関係各担当において、提供 体制等の検討を行っていきたいと考えております。
25 P61-P66
●心筋梗塞等の心血管疾患の医療体制
標的疾患が急性心筋梗塞単独から広く心筋梗塞等の心血管疾患へと拡大 したことは意義深い。
① 急性期の死亡率抑制:致死率が高い重症急性心血管疾患には急性心 筋梗塞、急性大動脈解離のみならず、急性肺塞栓(および血栓性静脈 炎)が重要である。これらの三大重症急性心血管疾患を包括する循環器 疾患の医療提供体制に取り組むと一層充実した体制となる。
② 回復期・慢性期治療:急性期での心臓リハビリテーションと適切な 運動療法や薬物療法の後、在宅までの回復期病棟では急性期治療に準じ た亜急性期治療を受け持つ回復期治療と在宅までの慢性期治療および在 宅社会復帰に向けた訓練と二次予防のための生活習慣病の管理指導など 段階的回復期治療が必要である。そのため対応できる急性期に準じる亜 急性期高機能回復期機能や訓練、安定後の在宅復帰に向けてのリハビリ テーション機能など幅広い回復期機能を果たすことが求められる。ま た、急性期から回復期および慢性期までの一連の医療体制の構築には一 貫した地域連携パスの一層の充実と普及が必要である。
① 急性期の心血管疾患に係る医療提供体制については、今後も関係機 関の御意見を踏まえながら整備に努めていきます。
② 心血管疾患にかかるリハビリテーションを担う医療機関の機能分化 や地域連携クリティカルパスの普及について、今後とも促進を図りま す。
26 P53-P60
●脳卒中の医療連携体制
第6次医療計画において急性期治療開始までのいわゆるgolden timeが3 時間から4.5時間に改定されており、適切な改定である。
動脈硬化性疾患のガイドラインでは、生活習慣病の発症予防の目標値は 動脈硬化発症リスクごとに異なっており、具体的に数値を提示する必要 はないだろうか。
この目標値は、医療計画と「健康みやざき21」と目標値の整合を図って おります。
27 P104-P129
●周産期医療の体制
アクセス等の実情を考慮した圏域の設定は重要である。正常分娩におけ る妊婦の居住地からアクセス時間の議論もさることながら、異常分娩の 場合、一時医療機関から周産期センターへの搬送は緊迫度がはるかに高 い。現在、整備が進んできた胎児・母体異常早期発見のための胎児・母 体モニターの整備状況を踏まえた圏域設定も重要である。
医療計画においては、原則として周産期医療圏の圏域で完結できるよう な体制の整備を進めているところであり、御指摘にありますような緊迫 度が高い異常分娩時の搬送等、圏域を越えた搬送が必要な場合の対応に つきましても宮崎県周産期医療協議会において議論しているところで す。
●周産期・小児医療の体制 ICTを用いた周産期医療ネットワークシステムについては、まずは県内
関係団体等への意見照会結果について
番号 団体名 該当ページ 御意見
御意見に対する県の考え方
29 P48
【がん対策について】
栄養管理も重要であるから追加したほうが良い。
がん診療が大学病院、県立病院、都城医療センターに集中しているこ とから、緩和ケアも含めた裾野の拡大に努める必要がある。
・「がん医療提供体制の充実」の項目に「栄養管理」を追記します。 ・「がん医療提供体制の充実」の項目に、緩和ケアについても追記を行 い、地域連携クリティカルパスの積極的な活用を図りながら、医療機関 相互の連携の活性化を促進することにより、がん診療や緩和ケアの裾野 の拡大に努めてまいります。
30 P54
【脳卒中について】
脳卒中の遠隔診療支援ネットワークについては大学病院救命救急セン ターが中心に進めていることを明記したほうが良いのではないか。
この取組は大学病院救命救急センターと医学部脳外科学教室が連携して 進められておりますので、記載します。
31 P62
【心血管疾患について】
高齢者が増加するにつれて、慢性心不全の急性増悪が増加すると考え る。対応施設は心血管疾患専門施設のみでは不足することが予測され る。
高齢者の増加に伴い増えると見込まれる心血管疾患の急性増悪を予防す るために、定期的に管理・指導することが必要な旨を追記します。
32
-【医師確保、へき地医療について】
医師確保もさることながら、多少離れた場所にも受診できるようにイ ンフラを整備する必要があるのではないか。医師を分散して配置すると 各医師は疲弊しかねない。
へき地では少ない医師でより効果的に医療を提供するため、市町村によ る巡回バスや乗合タクシーなどの取組が行われており、道路等のインフ ラ整備も重要であることから、道路整備部局等へ情報提供を行うなど取 り組んで参ります。
33 P50
P50 数値目標
「75再未満年齢調整死亡率」 → 「75歳未満年齢調整死亡率」
・「75歳未満年齢調整死亡率」に修正します。
34 P57、65
都城市郡医師会病院について、移転前の位置が表示されている。 修正します。 宮崎県保険者協議会