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資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度) 「福岡県犯罪被害者等支援に関する取組指針」を改定しました 福岡県庁ホームページ

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資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

① 犯罪被害者等支援に関する施策の総合的な展開

 ○ 犯罪被害等による様々な影響から回復するための支援への取組

(48施策)

種別 施策の内容 担当課

(犯罪被害者等全般に係る施策)

「ふくおか医療情報ネット」によるPTSD治療可能な医療機関に関する情報提供の推進

「ふくおか医療情報ネット」において、心的外傷後ストレス障害(PTSD)等の診療ができる医療機関に 関する情報を提供しています。

※「ふくおか医療情報ネット」とは医療法第6条の3(医療機能情報提供制度)に基づき県内の医療機 関の医療情報をデータベース化し、県民等に対しインターネット上のホームページで医療情報を提供 するシステムです。

精神保健福祉センターにおける犯罪被害者等に対する心の健康回復支援

「精神保健福祉センター」において、うつ病等心の健康に関する講演、啓発、相談等を行います。

高次脳機能障がい者への支援の充実

交通事故等により高次脳機能障がいになられた方に対し、福岡県高次脳機能障がい支援拠点機関 において、高次脳機能障がいのある人への相談、支援等を実施します。

身体障害者手帳の交付

法律で定める一定以上の障がいがある方は、身体障害者手帳の交付を受けることができます。これ により、身体障がいのある方に対する様々な制度が利用できるようになります。

自立支援医療費の支給

被害者本人に心的外傷による精神疾患が認められ、継続的に入院によらない精神医療(通院医療) が必要な場合は、県の支給認定(申請窓口は市町村)を受けることにより、公費によって医療費の補

本県の犯罪被害者等支援に係る具体的施策について、取組方針の体系に沿って分類し、記載

しています。なお、種別は犯罪被害者等基本法で定める基本的施策に基づくものです。

 施策の内容は、犯罪被害者等への支援を直接の目的としたもののほか、犯罪被害者等が活用

できるものがあります。

医療指導課

健康増進課こころの 健康づくり推進室

健康増進課こころの 健康づくり推進室

障がい福祉課

障がい福祉課 が必要な場合は、県の支給認定(申請窓口は市町村)を受けることにより、公費によって医療費の補

助を受けることができます。(原則1割の自己負担) 障がい者虐待に対する通報窓口の設置

障がい福祉課に「福岡県障がい者権利擁護センター」を設置し、障がい者虐待に関する通報・相談に 対応しています。

(子どもに係る施策)

児童虐待に対する夜間・休日対応の充実等

「児童相談所」において、夜間・休日の電話相談員を配置し、相談体制を強化しています。また、市町 村の対応力を強化するため「児童相談所」において市町村の支援を行っています。

少年被害者に対する学校におけるカウンセリング体制の充実等

ア 少年被害者を含む生徒の心のケアに資するよう、高等学校におけるスクールカウンセラーの配置 に対して財政的に補助することにより、学校におけるカウンセリング体制の充実と生徒に対する個々 の状況に応じた学習支援を行うよう要請しています。(私学振興課)

イ 県内全ての中学校、中等教育学校及び教育事務所にスクールカウンセラーを配置しています。ま た、県内各学校区の県立高等学校及び県立特別支援学校には拠点校方式によりスクールカウンセ ラーを配置し、少年被害者を含む児童生徒が学校においてカウンセリングなどの心のケアを受けるこ とができる体制を整えています。(高校教育課・義務教育課)

ウ 学校の教職員が一体となって少年被害者を含む児童生徒等の相談等に的確に対応できるよう、 スクールカウンセラーや関係機関、地域の人材と連携しつつ、犯罪被害者である生徒の相談等に的 確に対応できるよう、教職員に対する研修の支援や各学校の取組の促進を行っています。

被害少年が受ける精神的打撃軽減のための継続的支援の推進

ア 被害少年に対して、保護者の同意を得た上で、犯罪被害者等早期援助団体「公益社団法人福岡 犯罪被害者支援センター」(以下「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」という。)への紹介を行いま す。

イ 少年補導職員等が臨床心理学等の専門家の助言を受けつつカウンセリングを実施する等、被害 少年が受ける精神的打撃軽減のための支援を継続的に実施します。

(警)被害者支援・相 談課

(警)少年課 保健医療・福

祉サービス

障がい福祉課

障がい福祉課

児童家庭課

(2)

種別 施策の内容 担当課 (犯罪被害者等全般に係る施策)

犯罪被害者等に関する情報の保護

ア 犯罪被害者等の氏名等の発表に当たっては、犯罪被害者等とマスコミ、双方の要望を踏まえ、犯 罪被害者等のプライバシーの保護、発表することの公益性等の事情を総合的に勘案しつつ、個別具 体的な案件ごとに適切な発表内容となるよう配慮します。

イ 報道発表を行う場合には、犯罪被害者等に対し、事前に犯罪被害者等が必要としている情報の 提供がなされるように努めます。

再被害防止措置の推進

ア 同じ加害者によって再び危害を加えられるおそれのある犯罪被害者を再被害防止対象者に指定 し、検察庁、刑事施設、地方更生保護委員会、保護観察所その他の関係機関・団体と密接に連携を 図ります。

イ 犯罪被害者に対して再被害防止に資する関連情報を適切に教示するとともに、非常時の通報要 領、自主警戒の方法等について教示するなど防犯指導を行います。

ウ 必要に応じて再被害防止用装備資機材を活用するとともに、警戒措置を講ずるなどして、再被害 防止の措置を推進します。

エ 再被害防止への配慮が必要とされる場合には、関係機関と連携し、逮捕状の請求に当たり犯罪 被害者の個人情報に配慮するなど、事案に応じた柔軟な対応に努めます。

再被害防止に向けた関係機関との連携の充実

配偶者等からの暴力の被害者、人身取引の被害者、児童虐待の被害者等を保護し、再被害を防止 するため、女性相談所、児童相談所、配偶者暴力相談支援センター等との連携を充実させます。 また、学校を始めとする関係機関・団体との連絡体制や要保護児童対策地域協議会等の組織を活用 するほか、加害少年やその保護者に対する非行防止や立ち直り支援のための助言、指導等の充実 を図ります。

(女性に係る施策)

配偶者からの暴力被害者の一時保護の実施

ア 配偶者からの暴力被害者の被害直後の居場所として、福岡県女性相談所一時保護所及び委託 施設において一時保護を実施しています。

イ 加害者からの追及が厳しく、県内の施設では被害者の安全の確保が困難である場合には、県外 の施設とも連携して保護に当たっています。

配偶者からの暴力被害者の一時保護体制の充実

ア 被害者の一人ひとりの状況に応じた保護、施設整備の充実に努めるとともに、関係施設、市町村 安全の確保

(警)被害者支援・相 談課

(警)広報課

(警)被害者支援・相 談課

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)少年課 (警) 生活保安課 (警)刑事総務課

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)少年課 (警)生活保安課 (警)捜査第一課

男女共同参画推進課

ア 被害者の一人ひとりの状況に応じた保護、施設整備の充実に努めるとともに、関係施設、市町村 等との連携を強化します。

イ 障がいのある方や高齢者の被害者については、一時保護所での受け入れが困難な場合、市町 村と連携して被害者の状況に応じて受け入れができる施設の確保に努めます。

ウ 外国人被害者の保護に当たっては、言語、文化等の違いに配慮して対応します。

エ 男性やLGBT(セクシャルマイノリティ)被害者のホテルを活用した緊急時の安全確保を実施する とともに、一時保護施設の確保に努めます。

配偶者暴力防止法に基づく保護命令の適切な実施

「福岡県配偶者暴力相談支援センター」において、加害者を近づけないようにすることができる保護命 令制度について情報提供を行うとともに、関係機関への同行支援等を行い、円滑な手続きのための 援助を行います。

(子どもに係る施策)

児童虐待の防止、早期発見・早期対応のための体制整備等

ア 児童相談所の組織、職員等の体制強化を進めるとともに、市町村との連携の充実を図ります。ま た、地域の医療機関の協力のもと、児童虐待対応のネットワークを構築し、虐待対応の向上を図りま す。(児童家庭課)

イ 児童虐待に関する県民理解の促進のため、広報・周知を図ります。(児童家庭課)

ウ 乳児期等における虐待の早期発見・早期対応に資する「妊娠期からのケア・サポート事業」、「乳 児家庭全戸訪問事業」及び「養育支援訪問事業」の市町村での取組が充実するよう必要な支援を行 います。(健康増進課)

エ 教職員が虐待発見時に適切に対応できるよう、通告義務の周知、研修会の案内や学校から福祉 部門への定期的な情報提供の依頼等、早期発見・早期対応のための体制の整備に努めています。 (私学振興課、高校教育課)

オ 各学校等に対して、「児童虐待の防止のための学校、教育委員会等の的確な対応について」の 通知を行い、児童虐待の早期発見・早期対応を行うための体制整備を進めるよう指導・支援していま す。(義務教育課)

カ 保育所等の職員に対し、虐待の早期発見のポイントや通告義務、保護者への対応等についての 研修を実施し、早期発見・早期対応のための体制整備に努めています。(子育て支援課)

男女共同参画推進課

男女共同参画推進課

(3)

児童虐待防止のために行う児童の死亡事例等の検証の実施

県内で死亡事例等が発生した場合に、福岡県社会福祉審議会児童福祉専門分科会に設置された児 童虐待等事例検証部会において事実の把握、発生原因の分析及び再発防止策の検証を実施してい ます。

再被害防止に向けた関係機関の連携の充実

ア 「ふくおか児童生徒健全育成サポート制度」によって、警察と学校の通報連絡体制を充実させ、連 携を図ることによって再被害の防止に努めています。

イ 福岡県学校警察連絡協議会によって警察と学校の連携を図ることによって、児童生徒の安全確 保等のために必要な情報交換等を行い、犯罪による被害防止に努めています。

児童虐待による被害児童の保護に関する関係機関の連携の充実

児童虐待による被害児童の適切な保護を図るため、要保護児童対策地域協議会を活用して、市町 村(児童福祉、母子保健)、児童相談所、保育所等、学校関係機関との連携充実を図ります。

児童虐待の防止、早期発見・早期対応のための取組

ア 児童虐待対応マニュアルの活用等により、児童虐待の発見に資する教養を実施し、職員の児童 虐待に関する知識の向上を図るなどして、事案の早期発見に努めます。

イ 児童の安全が疑われる事案については、警察職員が児童の安全を直接確認するなど、児童の安 全確保を最優先とした児童虐待の未然防止の徹底を図ります。

(上記以外の施策) 保護対策の推進

ア 保護対象者に対する危害を未然に防止するため、暴力団等から危害を受けるおそれのある者を 保護対象者として指定します。

イ 保護対象者が危害を受けるおそれの程度に応じ、その危害を防止するための必要な措置を講ず るなど、警察組織の総合力を発揮した保護対策を推進します。

行方不明者対策の強化

行方不明者の届出を受理した場合は、その者の行方に関する情報の収集を行い、必要な探索又は 捜査を行うとともに、関係機関・団体の協力を求めるなど、行方不明者を早期に発見し、保護するた 安全の確保

私学振興課 健康増進課 子育て支援課 児童家庭課 義務教育課 高校教育課

(警) 被害者支援 ・相談課 (警) 少年課 (警) 地域課 (警) 捜査第一課

(警)組織犯罪対策課

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)地域課 (警)捜査第一課 児童家庭課

私学振興課 義務教育課 高校教育課

捜査を行うとともに、関係機関・団体の協力を求めるなど、行方不明者を早期に発見し、保護するた めの措置を講じます。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 公営住宅への優先入居

犯罪被害により従前の住宅に居住することが困難になられた方に県営住宅の入居申込みにおいて 優遇措置を実施しています。

被害直後における居住場所の確保

ア 被害直後における犯罪被害者等の一時避難場所の確保に係る公費支出制度を積極的に運用す るとともに、その充実に努めます。

イ ハウスクリーニング料の公費支出制度を積極的に運用するとともに、その充実に努めます。 ウ 地方公共団体が行う公営住宅への入居に関する優遇制度を積極的に運用するとともに、その充 実に努めます。

(女性に係る施策)

配偶者からの暴力被害者の一時保護の実施 (再掲)

ア 配偶者からの暴力被害者の被害直後の居場所として、福岡県女性相談所一時保護所及び委託 施設において一時保護を実施しています。

イ 加害者からの追及が厳しく、県内の施設では被害者の安全の確保が困難である場合には、県外 の施設とも連携して保護に当たっています。

配偶者からの暴力被害者の一時保護体制の充実 (再掲)

ア 被害者の一人ひとりの状況に応じた保護、施設整備の充実に努めるとともに、関係施設、市町村 等との連携を強化します。

イ 障がいのある方や高齢者の被害者については、一時保護所での受け入れが困難な場合、市町 村と連携して被害者の状況に応じて受け入れができる施設の確保に努めます。

ウ 外国人被害者の保護に当たっては、言語、文化等の違いに配慮して対応します。

エ 男性やLGBT(セクシャルマイノリティ)被害者のホテルを活用した緊急時の安全確保を実施する とともに、一時保護施設の確保に努めます。

居住の 安定

県営住宅課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)捜査第一課

男女共同参画推進課

(4)

種別 施策の内容 担当課 (子どもに係る施策)

児童虐待による被害児童の一時保護の実施

ア 児童虐待による被害児童の安全確保のため、児童相談所一時保護所及び委託施設において一 時保護を実施しています。

イ 児童虐待による被害児童の居住場所の環境改善のため、各児童相談所の一時保護所におい て、保護業務支援員や学習指導専門員を配置し、又、個室の整備を行うなど、環境改善を実施してい ます。

児童虐待による被害児童の社会的養護の実施

児童虐待の被害児童に対し、家庭に代わって養育を行うため、里親等への委託や乳児院、児童養護 施設等への入所措置を実施しています。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 個別労働紛争解決制度の活用等

「労働者支援事務所」において、犯罪被害者等を含め労働者と事業主との間で生じた労働問題に関 し相談に応じるとともに、相談だけでは解決できない紛争については、あっせんを実施します。 年代別・対象別就職支援センターにおける就職支援

「年代別・対象別就職支援センター」において、犯罪被害者等を含め、求職者に対するきめ細かな就 職支援を実施します。

事業主等の理解の促進

DV被害者でひとり親家庭とみなされる方も含めたひとり親家庭及び寡婦に求人情報提供等の就業 支援サービスや養育費相談等の生活支援サービスを提供し、ひとり親家庭等の自立を総合的に支援 しています。

高等技術専門校における公共職業訓練

県内7校の高等技術専門校や民間の教育機関を活用した委託訓練を通じ、犯罪被害者等を含め、求 職者に対して安定的な就業につながる職業訓練を実施します。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 医療保険の円滑な利用の確保

犯罪による被害を受けた被保険者が、医療保険を利用することが可能なことについて、周知・助言を 行います。

居住の安定

児童家庭課

雇用の 安定

労働政策課

労働政策課 新雇用開発課

職業能力開発課 児童家庭課

児童家庭課

医療保険課 行います。

DV被害者の医療保険への加入について、各市町村に周知・助言を行います。 特別障害者手当の支給

著しく重度の障がいがあるため、日常生活において常に特別の介護を必要とする20歳以上の在宅 の重度障がい者に対し、手当が支給されます。

障害児福祉手当の支給

重度の障がいがあるため、日常生活において常時の介護を必要とする20歳未満の在宅の障がい児 に対し、手当が支給されます。

障がい者となられた方の県税の減免措置等

被害者等本人が障がい者である場合には、障がいの部位・程度に応じ、県税の減免措置等(①自動 車税・自動車取得税の減免、②個人事業税の非課税・減免、③ゴルフ場利用税の非課税など)を受 けることができます。

犯罪被害給付制度の運用改善

ア 犯罪被害給付制度について、各種会合の機会や各種広報媒体を利用して周知を図るとともに、 給付制度の対象となり得る犯罪被害者等に対しては、給付制度に関して有する権利や手続について 十分な教示を行います。

イ 給付金の支給に係る裁定については、事案の内容に即して、可及的速やかに行うよう努めるほ か、仮給付制度の効果的な運用、求償権の適切な行使その他の犯罪被害給付制度の運用改善及び 関係職員への同制度の周知徹底に努めます。

公益財団法人犯罪被害救援基金との連携

犯罪被害給付制度等の公的制度では救済の対象とならない犯罪被害者等であって、個別の事情に 照らし特別の救済が必要と認められる者については、「(公財)犯罪被害救援基金」と連携のうえ、同 基金が行う支援金支給事業による救済に努めます。

障がい福祉課

税務課

(警)被害者支援 ・相談課

(警)被害者支援 ・相談課 給付金等

(5)

医療費等の負担軽減

ア 性犯罪被害に係る初診料、処置料、緊急避妊処置費、診断書料等の公費支出制度を適切かつ 積極的に推進するとともに、これら制度の周知を図ります。

イ 身体犯被害に係る初診料及び診断書料の適切な公費支出制度を適切かつ積極的に推進すると ともに、これら制度の周知を図ります。

ウ 解剖前後の遺体搬送費及び遺体修復に対する費用の公費支出制度を適切かつ積極的に推進 するとともに、これら制度の周知を図ります。

(上記以外の施策)

犯罪被害を受けた生活保護受給者への犯罪被害者等給付金の申請指導

犯罪被害を受けた生活保護受給者に対しては、犯罪被害給付制度の説明、支援の指導を行ってい ます。

犯罪被害者等給付金を受領した場合は、自立助長という観点から自立更生に当てられる額を除き、 収入認定をしています。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 「日本司法支援センター」との連携

「日本司法支援センター」と連携して、損害賠償の請求に関する制度や支援施策について、各機関の 相談窓口に周知し、犯罪被害者等に対する情報提供の充実を図ります。

損害賠償請求制度等に関する情報提供の充実

ア 損害賠償請求制度等の犯罪被害者等の保護・支援のための制度の概要について紹介した冊子 やパンフレット等、各種広報資料の内容を必要に応じて見直し・充実させます。

イ 上記広報資料については、警察本部、各警察署、自動車運転免許試験場の窓口等、来訪者の目 に触れやすい場所に備え付けます。

   また、各種会合の機会や各種広報媒体を活用して当該制度の周知を図ります。 証拠物件の適正な保管・管理を通じた早期還付手続等の実施

検察庁と連携し、捜査上留置の必要がなくなった証拠物件については、犯罪被害者等の意向を踏ま えた上で早期に還付等の手続を行います。

(交通事故に係る施策)

交通事故による保険金等支払い等に関する相談の実施

「交通事故相談所」において、交通事故に係る損害賠償、示談、保険金請求等に関して、交通事故相

(警)刑事総務課 保護・援護課

(警)被害者支援 ・相談課

(警) 組織犯罪対策課 (警)交通捜査課 給付金等

(警)被害者支援 ・相談課 (警)捜査第一課

損害賠償請 求への援助

生活安全課

生活安全課 「交通事故相談所」において、交通事故に係る損害賠償、示談、保険金請求等に関して、交通事故相

談員による無料相談を行っています。 (上記以外の施策)

医療事故等による被害に関する情報提供の実施

「福岡県医療相談支援センター」を設置し、弁護士による法律相談を実施し、医療事故被害者等へ訴 訟制度等の情報提供及び助言を行っています。

犯罪利用預金口座等対策による被害回復の促進

特殊詐欺等の預金口座等への振込みを利用して行われた犯罪行為により被害を受けた者に対し、 被害回復分配金が適切に支払われるようにするため、金融機関に対して当該預金口座等の不正利 用に関する情報提供を行うほか、被害者に積極的に働き掛け、被害回復に係る各種制度の教示を実 施するなど情報提供を行います。

暴力団犯罪による被害の回復の支援の充実

「(公財)福岡県暴力追放運動推進センター」及び福岡県弁護士会等との連携を強化し、暴力団犯罪 の被害者による損害賠償請求への支援等の援助措置を充実させます。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 施設の改善

犯罪被害者等専用の相談室や被害者支援車両の活用を図るほか、犯罪被害者等の心情に配慮した 照明や内装に改善するなど、環境整備を図ります。

保護、捜査、 公判過程で

の配慮

(警)被害者支援 ・相談課 (警)施設課 医療指導課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)生活経済課 (警)捜査第二課 生活安全課

(6)

 ○ 犯罪被害者等に対する情報提供の充実

(35施策)

種別 施策の内容 担当課

(犯罪被害者等全般に係る施策) 総合相談窓口における支援の充実・強化

「福岡犯罪被害者総合サポートセンター」を設置し、犯罪被害者等からの相談対応や支援に関する適 切な情報提供を行っています。

「犯罪被害者等支援の手引き」の作成・配布による相談・支援体制の充実

被害者支援に関する相談・支援を行う機関・団体等の支援内容をまとめた「犯罪被害者等支援の手 引き」を作成し、市町村、関係機関等に配布して、支援に携わる職員等の相談対応能力の向上、関係 機関等相互の連携促進を図っています。

保健福祉環境事務所における精神保健福祉相談の実施

保健福祉環境事務所における精神保健福祉相談で、犯罪被害者からの相談に対応します。 福岡県医療相談支援センターによる医療相談の受付

「福岡県医療相談支援センター」を設置し、医療に関する相談(保健師等による一般相談や医師、弁 護士による専門相談)に対応します。

県民相談室等における相談

県民相談室、北九州県民情報コーナー、県内9箇所の保健福祉(環境)事務所の総合相談窓口で は、県政や県民生活に関する相談に対応しています。また、県民相談室、北九州、筑後県民情報 コーナー、嘉穂・鞍手、京築保健福祉環境事務所の総合相談窓口では、日常生活の争いやもめ事に ついて、弁護士による法律相談を実施しています。

各種広報媒体を通じた犯罪被害者等の支援に関する情報提供の実施・充実

犯罪被害者等の相談窓口や支援施策等について、県のホームページや広報紙等、様々な広報媒体 を通じて、幅広い情報提供を行っていきます。

「ふくおか医療情報ネット」による医療機関に関する情報提供の推進

「ふくおか医療情報ネット」により、県民等に対してインターネットを通して、医療機関に関する情報を 提供しています。

※「ふくおか医療情報ネット」とは、医療法第6条の3(医療機能情報提供制度)に基づき県内の医療 機関の医療情報をデータベース化し、県民等に対しインターネット上のホームページで医療情報を提 供するシステムです。

生活安全課

生活安全課

健康増進課こころの 健康づくり推進室

県民情報広報課 生活安全課 相談及び情

報提供等

医療指導課

県民情報広報課

医療指導課

供するシステムです。 福岡県障害者110番運営事業

障がいのある方やそのご家族が抱える日常生活上の不安や悩み、福祉・保健・法律問題など各種の 心配事を相談できる窓口を設置し、障がいのある方の権利擁護を図っています。

相談体制の充実等

ア 全国統一の相談専用電話「#9110」のほか、犯罪被害者相談電話「ミズ・リリーフ・ライン」(以下 「ミズ・リリーフ・ライン」という。)、少年相談に関する相談窓口等個別の相談窓口の設置、性犯罪相 談窓口への女性警察職員の配置等、相談体制の充実を図ります。

 また各相談窓口にあっては、必要に応じて随時、体制の強化・見直しを行い、犯罪被害者等からの 適切な相談受理を推進します。

イ 暴力団が関与する犯罪、少年福祉犯罪、児童虐待事案、人身取引事犯等に関する通報を受け付 ける「匿名通報ダイヤル」、公共工事からの暴力団排除を強化する取組である「公共工事暴排スキー ム」、暴力団組員からのみかじめ料要求に関する相談等を受け付ける「みかじめ通報ダイヤル」等を 適切に運用し、これら事件の早期認知・検挙に努めるとともに、被害者を早期に保護します。 ウ 犯罪被害者等からの相談を受理した際は、その住所地の如何を問わず、あるいは匿名であるか 実名であるかにかかわらず、相談に応じるとともに、その要望に応じて、「(公社)福岡犯罪被害者支 援センター」などの犯罪被害者支援協議会等のネットワークに参画する関係機関・団体に関する情報 提供やこれらへの引継ぎを行うなど、犯罪被害者等がより相談しやすく、より負担が少なくなるような 対応を行います。

障がい福祉課

(7)

告訴・告発、被害届等の適切な受理

ア 告訴・告発、被害届等に関する相談、質疑等を受理した場合は、必ず「相談カード」等を作成して 確実な記録化を行います。

イ 告訴・告発、被害届等の受理に当たっては、その内容が明白な虚偽又は著しく合理性を欠くもの である場合を除き、迅速・確実に受理するよう努めるなど、犯罪被害者等の立場に立って適切に対応 します。

ウ 被害の届出の受理に当たっては、届出人に対して、今後の問合せ先を教示するとともに、連絡先 を教示する書面の趣旨の説明及び交付希望の有無の確認を行い、届出人が希望する場合には、書 面を交付します。

エ 犯罪としての立件措置の可否とは別に、当該事案の状況に応じ、加害者に対する指導・警告によ る被害拡大防止を検討するとともに、捜査担当以外の部門や他の機関での対応が適切と判断される ものについては、確実に引き継ぐなど必要な措置を講じます。

地域警察官による犯罪被害者等への訪問・連絡活動の推進

ア 捜査部門との緊密な連携を図りつつ、犯罪被害者等の心情に十分配意して、被害回復、被害拡 大防止等に関する情報提供、防犯指導を行うとともに、警察に対する犯罪被害者等の要望・相談の 聴取を行います。

イ 地域警察官による犯罪被害者等への訪問・連絡活動を効果的に推進します。 (女性に係る施策)

配偶者からの暴力被害者に対する相談の実施

ア 「福岡県配偶者からの暴力相談電話」において、休日・夜間の電話相談に対応しています。 イ 県内10カ所の「配偶者暴力相談支援センター」において、配偶者からの暴力被害者からの相談、 被害者の自立のための就業促進、住宅の確保等に関する情報提供を行っています。外国人からの 相談には、外国語のリーフレットを用意するとともに、必要に応じて通訳を手配するなどして相談を受 けています。

ウ 男性やLGBT(セクシャルマイノリティ)の方のDV被害者専用相談窓口を設置しています。 エ 「福岡県男女共同参画センター」において、暴力に悩む女性からの相談に対応しています。 オ 障がいのある方や高齢者が被害者となった相談には、市町村等と連携・協力しながら対応してい ます。

ストーカー事案、配偶者からの暴力事案等への適切な対応

ア ストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等に関し、被害者に危害が加えられる危険性・切迫性 に応じて、検挙措置等により加害者を隔離することを最初に検討し、被害者の安全確保を最優先とし た組織による迅速・的確な対応を推進します。

イ 「ストーカー総合対策」(平成27年3月20日ストーカー総合対策関係省庁会議)を踏まえ、ストー カー事案に対応する体制の整備、被害者の一時避難等の支援、被害者情報の保護、被害者に対す 相談及び情

報提供等

(警)被害者支援 ・相談課 (警)刑事総務課

男女共同参画推進課 (警)被害者支援 ・相談課 (警)地域課

(警)被害者支援 ・相談課

(警)子ども・女性安全 対策課

カー事案に対応する体制の整備、被害者の一時避難等の支援、被害者情報の保護、被害者に対す る情報提供、ストーカー被害予防のための教育、加害者に対する精神医学的・心理学的手法による 取組を推進します。

(子どもに係る施策)

学校内における連携、相談体制の充実及び相談対応能力の向上等

ア 県内全ての中学校、中等教育学校及び教育事務所にスクールカウンセラーを配置し、また県内 各学校区の県立高等学校及び県立特別支援学校には拠点校方式によりスクールカウンセラーを配 置し、少年被害者を含む児童生徒が学校においてカウンセリングなどの心のケアを受けることができ る体制を整えています。

 また、各学校に教育相談担当を設け、校内の連携・教育相談体制の充実を図るとともに、職員研修 を通じ教職員の相談対応能力の向上に努めています。(義務教育課・高校教育課)

イ 私立高等学校には、スクールカウンセラーの配置に財政的補助を行い、学校における相談対応 能力の向上を図っています。(私学振興課)

犯罪被害者等である児童生徒が不登校になった場合における継続的支援の促進

ア 犯罪被害者等である児童生徒が不登校になった場合、当該生徒に対し、カウンセリングや学習指 導等による学校復帰等のための継続的な支援を行います。(義務教育課・高校教育課)

イ 私立高等学校については、犯罪被害者等である生徒が不登校になった場合、当該生徒に対し、 カウンセリングや学習指導等による学校復帰等のための継続的な支援を行う学習支援センターへの 助成を行います。(私学振興課)

犯罪被害者等である生徒が問題を抱えるに至った場合における継続的支援の促進

ア 学校と関係機関の連携によるサポート体制を形成し、問題を抱えるに至った犯罪被害者等の児 童生徒への支援を継続的に行っています。(義務教育課、高校教育課)

イ 私立高等学校については、生徒が問題を抱えるに至った場合、生徒の相談等に的確に対応でき るよう、各学校のスクールカウンセラーの配置に対し財政的補助をしています。また、当該生徒を含 む生徒に対し、カウンセリングや学習指導等の継続的な支援を行う学習支援センターの事業への助 成を行っています。(私学振興課)

私学振興課 義務教育課 高校教育課

私学振興課 義務教育課 高校教育課

(8)

種別 施策の内容 担当課 被害少年が相談しやすい環境の整備

ア 少年サポートセンターや各警察署の少年係等、少年からの悩みごと・困りごとの相談を受け付け るための窓口において、関係機関への十分な引継ぎを含め、年少者である相談者の特性に十分配 意した対応を行います。

イ 少年サポートセンターや各警察署の少年係等、相談窓口の適切な運用により、被害少年が相談 しやすい環境の充実を図ります。

ウ 電子メールによる相談を適切に受理することにより、被害少年が相談しやすい環境の充実を図り ます。

被害児童からの事情聴取における配慮

ア 被害児童の負担軽減及び供述の信用性担保のため、警察、検察庁、児童相談所等の関係機関 が被害児童の事情聴取に先立って協議を行い、関係機関の代表者が聴取を行うことを積極的に検討 します。

イ 被害児童から事情聴取をするに当たっては、聴取の場所、回数、方法等を考慮するなど、被害児 童に配慮した各種取組を推進します。

ウ 臨床心理学、精神医学等の部外専門家である「専門アドバイザー」を活用し、警察署の支援担当 職員に対して専門的な助言を行います。

私立学校への相談関係機関の情報提供

私立学校に対して、少年サポートセンター、児童相談所、福祉事務所、保健所等の地域の関係機関 についての情報提供を行っています。

(交通事故に係る施策) 交通事故相談所における相談

福岡県交通事故相談所において、交通事故にあわれた方が問題を円滑に解決するため、損害賠 償、示談、保険請求等に関する相談に対応しています。

(上記以外の施策)

消費生活に関する相談・支援

「福岡県消費生活センター」において、消費者契約において発生した事業者とのトラブルに関する苦 情その他消費生活に関する相談及び苦情を受け付け、解決に向けた助言等を行っています。 外国人に関する相談・支援

在住外国人が抱える諸問題について、(公財)福岡県国際交流センター「こくさいひろば」において、行 政書士会及び法務局と連携して、問題解決のための相談に対応するとともに、電話相談にも応じて 相談及び情

報提供等

生活安全課

国際局国際政策課 (警) 被害者支援・相 談課

(警) 生活安全総務課 (警) 少年課

(警) 刑事総務課 (警) 捜査第一課 (警)被害者支援・相 談課

(警)少年課

私学振興課

生活安全課

政書士会及び法務局と連携して、問題解決のための相談に対応するとともに、電話相談にも応じて います。

海外における邦人の犯罪被害者に対する支援

ア 関係機関・団体と連携し、海外における邦人の犯罪被害に関する情報の収集に努めます。 イ 帰国する犯罪被害者や日本国内の遺族等に対し、国内での支援に関する各種情報の提供や帰 国時の空港等における出迎え等の支援に努めます。

ウ 国外犯罪被害弔慰金等の支給に関する法律の周知推進と弔慰金等の支給に係る迅速かつ的確 な受給裁定に向けた業務管理を行います。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 刑事手続等に関する情報提供の充実

ア 犯罪被害者等へ刑事手続等に関する情報を提供する場合においては、犯罪被害者等の要望・意 見を踏まえ、そのニーズに沿った情報の提供に努めます。

イ 刑事手続のほか、関係機関・団体による犯罪被害者等のための制度を網羅的に分かりやすく取 りまとめた「被害者の手引」やパンフレット等を作成し、必要に応じてその内容の充実を図り、効果的 な配布方法を随時検討し、犯罪被害者等への早期提供に努めます。

ウ 外国人犯罪被害者のための外国版「被害者の手引」についても、必要に応じて、その内容の充 実、見直しを図り、確実な配布に努めます。

エ 外国人対象の防犯教室や自治体の外国人向け広報誌等を通じ、警察が行う犯罪被害者等支援 施策についての周知を図ります。

捜査に関する適切な情報提供等

捜査への支障等を勘案しつつ、犯罪被害者等の要望に応じて捜査状況等の情報を提供するよう努 めます。その際、連絡責任者、連絡副責任者及び連絡担当者を指定し、連絡の実施状況を把握する とともに、連絡が確実に行われるように必要な措置を講じます。

また、被害者連絡等の支援活動を通じて得た犯罪被害者等の状況やニーズのうち、「(公社)福岡犯 罪被害者支援センター」や他の行政機関と共有すべきものについては、犯罪被害者等の同意を得て 積極的に情報提供するなど、犯罪被害者等の支援の必要に応じて関係機関・団体との連携を図りま す。

(警)被害者支援 ・相談課 (警)国際捜査課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)刑事総務課 (警)交通捜査課 刑事手続き

への関与の 拡充

(9)

(交通事故に係る施策)

適正かつ緻密な交通事故事件捜査の推進等

ア 重大・悪質な交通事故事件等については、捜査経験が豊富な交通事故事件捜査統括官及び交 通事故の科学的解析に関する研修を積んだ交通事故鑑識官が事故現場に赴いて客観的証拠の収 集等の捜査指揮を行うなど、適正かつ緻密な交通事故事件捜査を推進します。

イ 被害者連絡調整官等を適切に運用し、簡略化した捜査書類の的確な運用等により、交通事故被 害者の心情に配意した取組を推進し、その負担軽減を図ります。

ウ 交通事故事件捜査の過程における交通事故被害者の二次的被害を防止するため、交通事故捜 査員に対する各種資料を活用した教養を実施します。

(犯罪被害者全般に係る施策) 民生委員・児童委員に対する研修

民生委員・児童委員に対し、犯罪被害者等の人権に配慮した適切な対応が行われるよう、守秘義務 の遵守や犯罪被害者等の心身の状況等に関する理解を深めるための研修を実施します。

犯罪被害者等支援に携わる職員研修会の実施・充実

犯罪被害者等支援に必要な情報を提供したり、適切な支援を提供するために、県や市町村等の犯罪 被害者等支援に携わる職員を対象とした研修会を実施し、職員の資質向上に努めています。 支援要員の活用

ア 事件発生直後から犯罪被害者等に付き添い必要な助言等を行ったり、カウンセラー、弁護士会、 犯罪被害者支援団体等を紹介するとともに、これらへの引継ぎを実施したりするなど支援要員の積極 的活用を図ります。

イ 被害者支援に関する支援要員の知識・能力の向上を図るための教養の充実に努めます。特に、 多数の死傷者を伴う事件等にも対応できるよう、「支援要員マニュアル」を活用した訓練の実施に努 めるとともに、犯罪被害者支援担当部門と捜査担当部門との連携強化を図ります。

研修の充実等

ア 採用時教養及び昇任時教養のほか、捜査に従事する者を対象とした専科等各種教養時に、犯罪 被害者支援の体験記等の資料を活用しつつ、犯罪被害者支援の意義、性犯罪被害者への支援要 領、被害少年への支援要領、犯罪被害者支援団体との連携要領等に関する教養を行います。これら の教養には、犯罪被害者等の講演を組み込むなど、犯罪被害者等への適切な対応を確実にするた

(警)交通捜査課

生活安全課

(警)被害者支援 ・相談課 (警) 捜査第一課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)教養課

(警)子ども・女性安全 刑事手続き

への関与の 拡充

福祉総務課

めの教養の充実を図り、犯罪被害者等の二次的被害の防止に努めます。

 特に、犯罪被害者支援担当職員に対しては、臨床心理士によるロールプレイ方式による演習を含 む専門的研修を行います。

 これら教養・研修に当たっては、性犯罪被害者や被害児童を始め被害が潜在化しやすい犯罪被害 者に係る教養の実施についても配慮します。

イ 配偶者からの暴力事案等への対処、被害児童の心情に配意した聴取等の専門的な技能の向上 に努めます。

(女性に係る施策)

婦人相談員・相談員に対する研修の実施 (再掲)

「福岡県女性相談所」において、婦人相談員等に対し、配偶者からの暴力や性被害に関する知識や 相談技術の習得等、職員の資質向上を目的に専門研修を実施しています。研修の充実を図るととも に、婦人相談員の心理的ケアの充実に努めます。

民生委員・児童委員に対する研修の実施

民生委員・児童委員研修会において、「配偶者からの暴力」について啓発や情報提供を実施します。 (子どもに係る施策)

虐待を受けた子どもの保護等に携わる者の研修の充実

児童相談所や市町村等の職員の資質向上のため各種研修の充実を図っています。

学校における相談対応能力の向上等(教職員への犯罪等被害の研修、スクールカウンセラー) 私立高等学校におけるスクールカウンセラーの配置に対して財政的に補助し、学校における的確な 相談対応能力の向上を図っています。

学校における犯罪被害者等である生徒への的確な対応のための施策の促進

学校の教職員が犯罪被害者等である生徒の相談等に的確に対応できるよう、犯罪等の被害に関す る研修等を通じ教職員の指導力の向上に努めるとともに、スクールカウンセラーの配置など教育相談 体制を整備しています。

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)少年課 (警)刑事総務課 (警)捜査第一課 (警)鑑識課 (警)交通捜査課 人材研修

男女共同参画推進課

児童家庭課

私学振興課

高校教育課

(10)

② 施策推進のための体制づくり

 ○ 関係機関等相互の連携・協力

(6施策)

種別 施策の内容 担当課

(犯罪被害者全般に係る施策)

「犯罪被害者等対策会議」の設置による内部連携の強化

県、県警察、教育庁の関係課で構成する「犯罪被害者等対策会議」を設置し、犯罪被害者等に係る 施策の推進に関する連携強化、情報の共有、連絡調整等を図り、総合的かつ効果的な支援施策の 推進に努めています。

「福岡県犯罪被害者支援協議会」の設置による関係機関・団体の連携強化

県、県警察、関係機関、民間団体等で構成する「福岡県犯罪被害者支援協議会」を設置し、支援に関 する制度や施策の情報交換、相互連携に関する連絡調整等を行い、途切れない支援を実施するた めのネットワークの充実・強化に努めています。

「犯罪被害者等支援の手引き」の作成・配布による相談・支援体制の充実 (再掲)

被害者支援に関する相談・支援を行う機関・団体等の支援内容をまとめた「犯罪被害者等支援の手 引き」を作成し、市町村、関係機関等に配布して、支援に携わる職員等の相談対応能力の向上、関係 機関等相互の連携促進を図っています。

犯罪被害者支援協議会等の活用による関係機関・団体との連携等

ア 犯罪被害者支援協議会の設置目的を各構成員に共有させ、犯罪被害者支援を実施する関係機 関・団体が果たすべき役割を明確にするとともに、犯罪被害者等が置かれている立場の理解を深め るための研修会や具体的事例を想定した実践的なシミユレーション訓練を実施するなどして事案へ の対応能力の向上を図ります。

イ 犯罪被害者支援協議会等の活用により、犯罪被害者支援に係る機関・団体との連携を強化する とともに、それらの機関・団体等における犯罪被害者支援のための制度等についての情報提供を犯 罪被害者等に対して行うよう努めます。

(女性に係る施策)

「福岡県配偶者からの暴力防止対策連絡会議」の設置による関係機関・団体の連携強化

県、県警察、関係機関、民間団体等で構成する「福岡県配偶者からの暴力防止対策連絡会議」を設 置し、被害者に対する迅速な対応及び自立を支援するために、関係機関及び団体等が密接な連携 及び協力関係を築き、県内における配偶者からの暴力被害者の保護・自立支援施策の推進を図りま す。

生活安全課

生活安全課

(警)被害者支援 ・相談課

男女共同参画推進課 生活安全課

連携・協力

す。

(子どもに係る施策)

教育委員会と関係機関・団体等との連携・協力の充実・強化

「福岡県教育相談ネットワーク会議」を設置し、教育委員会と関係機関・団体等との連携・協力を図っ ています。

学校で生徒が犯罪被害者となる重大事件が発生した場合は、関係機関・団体と連携・協力し、当該生 徒及びその保護者等への対応等を行います。

(11)

 ○ 性犯罪被害に関する支援体制の充実

(15施策)

種別 施策の内容 担当課

急性期の性暴力被害者に対する医療機関への付添

「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、医療機関での受診が必要な急性期の被害者に対し、 支援員が協力医療機関への付き添いを行います。

性暴力被害者等に対するカウンセリングの実施

「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、被害者等の心身の早期回復に向け、臨床心理士によ るカウンセリングを行います。

犯罪被害者に対するカウンセリングの充実

ア 「犯罪被害者の精神的被害の回復に資する施策に関する報告書」を踏まえ、「ミズ・リリーフ・ライ ン」の効果的運用に努めます。

イ カウンセリング技能を有する警察職員に対して専門的研修を行うことにより、その技術・能力の向 上に努め、当該職員を積極的に活用して犯罪被害者等に対するカウンセリングを実施します。 ウ 部外カウンセラーの活用を含め、犯罪被害者等のニーズに応じた適切なカウンセリングを実施す るよう努めます。

子供を対象とする暴力的性犯罪の再犯防止

ア 関係機関から前歴者の出所情報の提供を受け、出所後の居住状況等の定期的な確認を行い、 その際必要に応じて、当該出所者の同意を得た上で面談を行います。

イ 検察庁、刑務所、地方更生保護委員会、保護観察所等、関係機関・団体との連携に努め、子供を 対象とする暴力的性犯罪の前歴を有する者の再犯を防止します。

犯罪被害の発生直後における居住場所の確保

「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、自宅が性犯罪現場となるなど、物理的に居住できない 場合やその他の事由により、自宅での居住が困難で、自ら居住する場所を確保できない急性期の被 害者に対し、一時的な避難場所を提供します。

医療費等の負担軽減 (再掲)

性犯罪被害に係る初診料、処置料、緊急避妊処置費、診断書料等の公費支出制度を適切かつ積極 的に推進するとともに、これら制度の周知を図ります。

性暴力被害者等の相談・支援

性暴力被害者等の被害直後の負担を軽減し、心身の健康の早期回復等を図るため、電話相談や付 保健医療・福

祉サービス

生活安全課

生活安全課 生活安全課

居住の安定

給付金等

(警)被害者支援 ・相談課

安全の確保 (警)子ども・女性安全対策課

生活安全課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)捜査第一課

性暴力被害者等の被害直後の負担を軽減し、心身の健康の早期回復等を図るため、電話相談や付 添支援等を行う「性暴力被害者支援センター・ふくおか」を設置し、24時間・365日、被害者等からの 相談に対応しています。

婦人相談員による性被害者に対する相談の実施

福岡県保健福祉(環境)事務所(県内9箇所)に配置された婦人相談員が、性被害にあった女性から の相談に対応しています。

性犯罪に遭った児童生徒に対する学校での対応の充実

県内全ての中学校、中等教育学校及び教育事務所にスクールカウンセラーを配置し、また県内各学 校区の県立高等学校及び県立特別支援学校には拠点校方式によりスクールカウンセラーを配置し、 性犯罪にあった児童生徒の心のケアができるような体制を整えています。

性犯罪にあった生徒への教育相談体制の充実

性犯罪被害者である生徒及びその保護者の相談等に対し、担任、生徒指導担当教員、養護教諭、ス クールカウンセラー等が連携し、適切な対応ができるよう、学校内の教育相談体制の充実を図るとと もに、関係機関との連携を図ります。

性犯罪被害者による情報入手の利便性の拡大

ア 性犯罪被害の申告を促進し、被害の潜在化を防止するため、「ミズ・リリーフ・ライン」等の各種相 談窓口に関する広報啓発活動、性犯罪被害者用「被害者の手引」の作成・配布及び交番等における 女性警察官の効果的運用などにより、性犯罪被害者が被害申告をしやすい環境の整備に努めます。 イ 事件化を望まない性犯罪被害者に対しても、「性暴力被害者支援センター・ふくおか」が提供し得 る支援の内容を十分に説明することにより、早期支援の実現に努めます。

男女共同参画推進課

相談及び情 報提供等

生活安全課

(警)被害者支援 ・相談課 (警) 地域課 (警)捜査第一課 義務教育課 高校教育課

(12)

種別 施策の内容 担当課 婦人相談員・相談員に対する研修の実施

ア 「福岡県女性相談所」において、婦人相談員等に対し、配偶者からの暴力や性被害に関する知識 や相談技術の習得等、職員の資質向上を目的に専門研修を実施しています。研修の充実を図るとと もに、婦人相談員の心理的ケアの充実に努めます。

イ 「福岡県男女共同参画センター」では、女性に関する相談に対応する県・市町村等の相談員を対 象に養成講座を実施するとともに、相談員の連携会議を開催し、情報交換や事例検討を行い、相談 員の資質の向上等に努めています。

性犯罪捜査を担当する係への女性警察官の配置等

ア 性犯罪捜査を担当する係への女性警察官の配置を促進するととともに、性犯罪捜査専科の実施 等により、性犯罪捜査を担当する職員の実務能力の向上を図ります。

イ 性犯罪捜査を適正かつ強力に推進するために、性犯罪被害者の身体からの資料採取の際にお ける女性警察官の活用を図るととともに、産婦人科医会、「性暴力被害者支援センター・ふくおか」等 との連携強化に努め、性犯罪被害者の心情に配慮した対応を強化します。

弁護士による法律相談の実施

「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、犯罪等により直面している法律問題の円滑な解決を図 るため、性犯罪に係る捜査機関への申告、刑事裁判手続等について、弁護士が相談に対応します。 医療機関における性犯罪被害者からの証拠採取等の促進

ア 警察庁において実施している「医療機関における性犯罪証拠採取キットの試行整備モデル事業」 の結果を踏まえつつ、医療機関において警察への被害申告前の性犯罪被害者からの証拠採取が適 切に行われ、また、当該採取された証拠物件が適切に保管されるよう証拠の採取・保管に必要な資 機材の整備及び「性暴力被害者支援センター・ふくおか」等、関係機関への働き掛けを行い、警察へ の被害申告をちゅうちょしている間に証拠が滅失することのないよう努めます。((警)被害者支援・相 談課・(警)捜査第一課・生活安全課)

イ 性犯罪被害者からの証拠採取の方法を産婦人科医会等とのネットワークを活用するなどして医 師等に教示するとともに、捜査に支障のない範囲において、医療機関で採取した資料の鑑定状況に ついての情報を提供します。((警)被害者支援・相談課・(警)捜査第一課)

刑事手続き への関与の

拡充

刑事手続き への関与の

拡充

(警)被害者支援 ・相談課 (警)捜査第一課 生活安全課 人材研修

男女共同参画推進課

(警)被害者支援 ・相談課 (警) 地域課 (警)捜査第一課 (警) 鑑識課

(13)

③ 犯罪被害者等を支える社会づくり

 ○ 県民の理解の増進と配慮・協力への取組

(14施策)

種別 施策の内容 担当課

(犯罪被害者等全般に係る施策)

犯罪被害者等に関する県民の意識の把握

犯罪被害者等の支援に関する県民の意識の把握に努め、県及び関係機関等の施策に反映させてい きます。

関係機関・民間団体等における犯罪被害者等支援に関する制度等の周知

犯罪被害者等の支援を行う機関の制度や施策、民間団体の活動等について、県や各自治体の広報 媒体等を活用して、県民への周知に努めていきます。

福岡県人権教育・啓発基本指針に基づく実施計画による人権教育・啓発の実施

人権が尊重される社会の実現を目指して、平成15年6月に策定した「福岡県人権教育・啓発基本指 針」に基づき「実施計画」を毎年度策定し、人権教育・啓発に関する施策を総合的かつ効果的に推進 します。

「福岡県人権啓発情報センター」における啓発活動・情報提供の実施

県民の人権意識の高揚を図り、人権が尊重される社会を確立するため、「福岡県人権啓発情報セン ター」において、展示事業や人権問題に関する研究、啓発活動に必要な各種の資料、情報の収集及 び提供等を行います。

様々な広報媒体を通じた犯罪被害者支援施策に関する広報の実施

ア 「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」等、関係機関と連携の上、犯罪被害者等の置かれた状 況やそれを踏まえた施策実施の重要性、犯罪被害者等の援助を行う団体の意義・活動等について、 様々な広報媒体を活用するとともに、街頭キャンペーン、各種イベント等における広報啓発活動を推 進します。

イ 広報啓発用の冊子を作成し、また、ウェブサイト上に犯罪被害者等支援施策を掲載するなどして、 犯罪被害者等支援施策を広く社会に知らせるとともに、犯罪被害者支援に関する県民の理解増進に 努めます。

(警)被害者支援 ・相談課

(警) 生活安全総務課 (警)少年課

(警) 生活保安課 (警) 生活経済課 (警)サイバー犯罪対 策課

(警)捜査第一課 (警)捜査第二課 (警)組織犯罪対策課 (警)交通企画課 (警)交通捜査課 生活安全課

生活安全課

人権・同和対策局 調整課

人権・同和対策局 調整課

県民の理解 増進

犯罪被害者の個人情報の保護に配慮した犯罪発生状況等の情報提供の実施

地域住民自らが積極的に防犯対策を講ずる契機となるよう、犯罪被害者が特定されないように配慮 した上で、各種広報誌や電子メール等、汎用性、波及性の高いツールを利用し、性犯罪等の犯罪発 生状況等を発信します。

(女性に係る施策)

配偶者からの暴力に関する広報啓発事業の実施・充実

配偶者からの暴力に関する正しい理解、相談窓口や法律に基づく制度の周知を図るため、カードや リーフレット(外国語版を含む)を作成しています。今後も多くの機会を活用し、広く県民の方へ周知を 図っていきます。また、関係機関や民間団体等との連携を図りながら、若年層への啓発の充実を図り ます。

(子どもに係る施策)

児童虐待防止推進月間を中心とした広報啓発事業の実施

児童虐待の範囲、現状やその防止に向けての取組を広く県民に周知させるために、11月の児童虐待 防止推進月間を中心に県の広報誌などを活用した広報活動を行っています。

(交通事故に係る施策)

交通事故被害等に関する県民の理解増進

交通事故の状況や交通事故被害者の声などについて、各種交通関係行事や県の広報媒体、テレ ビ、新聞等のメディアを通じ広く県民に広報するとともに、「生命のメッセージ展」など被害者等の体験 を伝える機会を設定するなど、県民の理解増進を図っています。

(警)交通捜査課

児童家庭課 (警)生活安全総務課 (警)地域課

男女共同参画推進課

(14)

種別 施策の内容 担当課 交通事故被害者等の声を反映した県民の理解増進

交通事故被害者の手記等を活用した交通安全教育活動及び交通事故被害者による講演を実施する ほか、運転者等に対する各種講習において、交通事故被害者の切実な訴えが反映されたDVDの上 映、交通事故に関する様々なデータを公表すること等により、交通事故被害者等の現状や交通事故 の惨状等に関する県民の理解増進に努めます。

(子どもに係る施策)

学校における生命のかけがえのなさ等に関する教育の推進

各学校において生命尊重や思いやりの心などを育てる道徳教育を推進しています。

学校における犯罪抑止教育の充実

ア 保護者と学ぶ児童生徒の規範意識育成事業を行い、各学校において社会規範を遵守する判断 力や行動力を育てています。(義務教育課)

イ 規範意識育成学習の中で、警察などの関係機関と連携するよう実施・要請しています。(私学振 興課・高校教育課)

学校における犯罪被害者等の人権問題も含めた人権教育の推進

ア 様々な人権課題の一つとして、児童生徒の発達段階に配慮しつつ、それぞれの学校の実情に応 じて、効果的に学習を進めていくよう指導しています。また、「人権教育研修会資料集」に、基本的な 考え方・観点及び関係法令等について掲載して、情報提供を行っています。(人権・同和教育課) イ 人権教育及び人権啓発の推進に関する法律に基づき、犯罪被害者等の人権問題を含め、学校 教育における人権教育の実施を要請しています。(私学振興課)

中学生・高校生を対象とした「命の大切さを学ぶ教室」の開催等

ア 教育委員会等の関係機関と連携し、中学生・高校生を対象に、犯罪被害者等による講演または 犯罪被害者等の手記を朗読する等、直接生徒に語りかける「命の大切さを学ぶ教室」を開催すること により、犯罪被害者等への配慮・協力意識のかん養や次世代を担う若者の規範意識の向上に努め ます。

イ 大学等との連携を強化し、大学生に対する犯罪被害者支援に関する講義等を積極的に推進する ほか、様々な機会を利用して、社会全体で被害者を支え、被害者も加害者も出さない街づくりに向け た気運の醸成を図ります。

学校教育

私学振興課 義務教育課 高校教育課 (警)交通企画課 (警) 運転免許試験課 県民の理解

増進

私学振興課 義務教育課 高校教育課

私学振興課 人権・同和教育課

(15)

 ○ 民間の犯罪被害者等支援団体との連携

(9施策)

種別 施策の内容 担当課

(犯罪被害者全般に係る施策)

民間団体等における人材育成への支援

民間団体等が行う研修に弁護士、臨床心理士等を登録している「福岡県安全・安心まちづくりアドバ イザー」を派遣するなど、民間団体等における人材の育成を支援します。

コーディネーターとしての役割を果たせる民間支援員の養成への支援

ア 「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」が行う研修内容に対しての助言や講師派遣等の協力を 行います。

イ 犯罪被害者等が必要とする支援についての相談や情報提供、適切な機関・団体への橋渡し等、 犯罪被害者等に対する支援全般を管理するコーディネーターとしての役割を果たせる民間支援員の 育成を支援するため、犯罪被害者支援協議会等において、「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」 の職員をコーディネーター役とし、具体的事例を想定した犯罪被害者支援についての実践的なシミュ レーション訓練を行います。

(上記以外の施策)

高齢者虐待対応のための体制の充実

高齢者虐待対応の窓口である市町村の体制の充実を図るため、地域包括支援センター職員等に対 する研修を実施します。

障がい者虐待防止等のための体制の充実

障がい者虐待の防止や通報に対する適切な対応等のため、障がい福祉サービス事業所の職員や市 町村の障がい者虐待対応窓口職員を対象とした研修を実施しています。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 民間団体等の支援活動に関する協力

民間団体等の支援活動について、各種広報媒体や研修の機会を通じて周知を図るとともに、研修会 の後援を行うなど、積極的に協力することで、民間団体等の支援活動の活性化を図っていきます。

特定非営利活動促進法(NPO法)の適切な運用

特定非営利活動促進法に基づき、犯罪被害者等の援助を行う団体等を含む民間非営利団体からの 民間団体

との連携 人材研修

生活安全課 (警)被害者支援 ・相談課

高齢者地域包括ケア 推進課

社会活動推進課 障がい福祉課 生活安全課

特定非営利活動促進法に基づき、犯罪被害者等の援助を行う団体等を含む民間非営利団体からの 法人格の取得申請に対し、同法の適切な運用に努めます。

犯罪被害者等早期援助団体等の民間の団体との連携・協力等

ア 犯罪被害者支援の過程における秘密が守られること等を犯罪被害者等に十分に説明した上で、 犯罪被害者等の連絡先や相談内容等を「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」等の犯罪被害者支 援団体に対して提供し、犯罪被害者等の精神的負担の軽減に努めます。

イ 犯罪被害者等の実態、支援に役立つ事例、二次的被害を防止するための留意事項等の支援に 関する必要な情報提供を行い、「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」の運営及び活動に協力しま す。

民間の団体への支援の充実

ア 「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」への財政的援助の充実に努めるとともに、犯罪被害者等 の援助に携わる民間の者の研修に関する講師の手配・派遣、会場借上げ等の必要な支援に努めま す。

イ 様々な広報媒体を通じて、犯罪被害者等の置かれた状況やそれを踏まえた施策実施の重要性、 犯罪被害者等への援助を行う団体の意義・活動等について広報します。

(警)被害者支援 ・相談課 民間団体

との連携

社会活動推進課

参照

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