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03ディジタル画像と限定色表示pdf 映像メディア工学2017 ヒューマンコンピュータインタラクション研究室 03ディジタル画像と限定色表示prn

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(1)

ディジタル画像と限定色表示

2017116 日)

浅井紀久夫

1

(2)

本日のポイント

標本化

量子化

標本化定理

限定色表示

ハーフトーニング

教科書

ディジタル画像 限定色表示

2

(3)

アナログとディジタル

アナログ信号

時間・空間的また量的に連続な信号

ノイズを除いたり、信号波形の変形を元の波形に戻したりして原信号 を回復することが難しい

ディジタル信号

とびとび(離散的)な信号

ノイズが混入したり、波形が変形したりしても、原信号を回復できる

アナログ信号

ディジタル信号

完全には元の信号 を再現できない

元の信号を再現

できる 3

(4)

A/D 変換

• A/D(アナログ/デジタル)変換

連続的な光強度を、離散的な位置における離散的な数値 に変換する処理

標本化

離散的な位置におけるアナログ信号を取り出す処理

量子化

有限分解能の数値に変換する処理

– A/D変換を、量子化だけの意味で使う場合もある

アナログ信号

ディジタル信号

標本化 量子化

A/D変換の手順 4

(5)

標本化 量子化

• 標本化は、サンプリングの間隔を離散化

• 量子化は、数値(振幅や画素値)を離散化

標本化 量子化 5

(6)

画像の標本化

• 二次元的なアナログ画像に対して、等間隔の格子状 に配置した標本点での光強度を取り出すこと

この標本点を、画素またはピクセルという

標本化

量子化

横軸にN個、縦軸にM個の点 で標本化すれば、画像は

N×M画素」で構成される

画素またはピクセル

CCDカメラにおける画像の 標本化と量子化

6

(7)

どの程度の間隔で標本化すれば良いのか?

間隔が広くなる 間隔が狭くなる

7

(8)

元画像が再現可能な最大の標本化

間隔

• 標本化間隔を小さくすると、細かなパターン

まで読み取れるが、画像サイズが大きくなる

• 標本化間隔を大きくすると、細かいパターン

が読み取れなくなり、元画像を復元すること

ができない

8

(9)

標本化定理

• 情報の損失が一切無い、すなわち、元の信号を完全 に復元するための標本化間隔の条件を与える

正弦波を考えた場合

周期の1/2間隔よりも小さな間隔で標本化すれば、元信号 を再現できる

標本化定理

9

(10)

ナイキスト周波数

• 標本化定理を満たす最大の標本化間隔

ナイキスト間隔

その逆数:ナイキスト周波数(復元可能な最大周波数) 標本化定理を満たすためには、ナイキスト周波数の2

以上の周波数で標本化すればよい

10

(11)

空間周波数

• 空間的(位置的)に変化する信号の周波数

– 時間的に変化する信号の周波数は、1秒あたり に変化する波の数

画素値

位置[画素] 位置[画素]

空間周波数 が高い

空間周波数 が低い

11

(12)

サイズ変更とエイリアシング

解像度 200 × 200 の画像

二つの周波数成分 ω

1

ω

2

標本化周波数 ω

s

解像度を 100 × 100 に変更

– エイリアシング(折り返し歪み) が生じる

– 標本化周波数の低下により、 ωs /2ω2

解像度200×200の画像

解像度を100×100に変更

12

(13)

エイリアシングを避けるには

原画像の高周波成分 ω

2

を、

ローパスフィルタで取り除い

てから、解像度の変換を行う

ローパスフィルタにより、

高周波成分を取り除いた画像

解像度を100×100に変更 画像処理ソフトでは、一般に、

エイリアシングが生じないよう に工夫されている

ωs /2ω1だから、 エイリアシングは ない

13

(14)

ゾーンプレート

• 回折現象を使って集光し、結像するもの

レンズは、屈折現象を使って集光し、結像する

二次元的な画像処理特性 を直感的に把握できる

14

(15)

標本化

量子化 CCDカメラにおける画像の

標本化と量子化

画像の量子化

• 標本化した光強度(連続量)を、等間隔の離散的な 値に置き換えること

量子化後の各画素の値:画素値(濃淡値)

画素値が取りうる範囲 256段階(0から255 ならば、画像は8ビットの データで表される

8ビット量子化)

15

(16)

何ビットで量子化すればよいのか?

256レベル(8ビット)

64レベル(6ビット)

16レベル(4ビット)

4レベル(2ビット)

16

(17)

量子化レベル数

量子化レベル数

階調数

ビット数

– 2の累乗

• 2値画像

量子化レベル数が2レベル(1ビット量子化)

ファクシミリ原稿の読み取りや文字認識などでは、白と黒 2値で表現すれば十分

グレースケール画像

量子化レベル数が3レベル以上

– 4レベル = 2ビット量子化 17

(18)

量子化誤差

• 連続量と離散量の間に生じる丸め誤差

– 連続的な値を離散的な有限個の数値に置き換え るため

– 量子化雑音と呼ぶこともある

• 量子化レベル数が十分に大きくないと、量子

化レベルが一段階変化する境界が等高線の

ように見える

– 疑似輪郭(疑似エッジ)という

18

(19)

グレースケールとカラー

グレースケール画像

– 明るさに関する情報だけを含む

カラー画像

– 三原色のそれぞれの画素値を持っている – 情報量が多い(3倍)

19

(20)

データサイズ

• デジタル画像のデータ量は、標本点の数と量子化 レベル数で決定される

同じ数の標本点数で構成されるカラー画像は、グレース ケール画像の三倍のデータ量がある

• 720×480画素の各色256階調(8ビット=1バイト)RGBカラー画像のデータ量

– 720×480×3バイト = 1,036,800バイト

– 1,036,800バイト÷1,024 = 1,012.5KB (1KB = 210B) – 1,012.5KB÷1,0240.99MB

20

(注意)

(21)

データサイズの例

画像サイズ 量子化レベル数

グレースケール/ カラー

データサイズ 720×480 21ビット) 2値) 42KB 720×480 2568ビット) グレースケール 338KB 720×480 2568ビット) カラー 0.99MB 2048×1536 2568ビット) グレースケール 3MB 2048×1536 2568ビット) カラー 9MB 2048×1536 209612ビット) カラー 13.5MB

21

(22)

限定色表示

• ディスプレイやプリンタでの表示

色数が制限される

– 必要な色だけに限定して表示(印刷)する

元画像の RGB 値を、出力可能な色の RGB

に変換する

カラーマップの用意

– ルックアップ・テーブルの保持

手法

均等量子化法

頻度法 22

(23)

カラーマップとルックアップ・テーブル

カラーマップ

– 出力可能な色をすべて並べたもの

• ルックアップ・テーブル

– 変換前後の値を表形式にして、予め保持しておく

(計算量の節約)

23

(24)

均等量子化法

• 原画像の色の出現頻度に関係なく、表示

可能な色数に応じて、色空間の量子化を

均等に粗くする

RGB空間を均等なセルに分割

し、入力画素の色が含まれる セルの代表色を表示色にする

24

(25)

頻度法

• 出現頻度の最も高い色から、順次代表色

として選定していく

– 原画像のカラー・ヒストグラム(画素値の出現

頻度)をRGB空間内で求め、そのヒストグラム のピークに近い色を優先的に表示色とする – 出現頻度の低い色は、無視される

25

(26)

ルックアップ・テーブルの作成

画素値の置き換え

青の濃度値 赤の濃度値

26

(27)

均等量子化法と頻度法の比較

• 同じ色数でも、頻度法の方が、均等量子化法よりも 原画像に近い色表示ができる

原画像 均等量子化法 頻度法

27

(28)

ハーフトーニング

• 濃淡の表現を、空間的な白黒パターンの粗密

を利用して行う

– モノクロ・プリンタでは、インクの有無(白か黒か) の2値しか表現できない

固定の閾値を用いて2値化を行うと、白と黒の2値 で出力された画像は見にくい

グレースケール 二値画像 ハーフトーニング

28

(29)

ハーフトーニングの手法

濃度パターン法

ディザ法

誤差拡散法

29

(30)

濃度パターン法

濃淡画像の 1 画素(濃度値)を、小さい複数の

画素( n × n )の 2 値パターンで表現する方法

– 黒い領域と白い領域の面積比で、灰色を表現

• 2 × 2 4 × 4 )画素の濃度パターン

擬似的に5 (17)階調の表現が可能

30

(31)

擬似輪郭

• n が小さいと、表現可能な階調数が少ない

– 階調が変化する境界に、輪郭があるかのように 見えてしまう

• n を大きくすると、画像サイズが大きくなる

– >画像サイズはそのままで、擬似輪郭を目立た せないようにしたい

31

(32)

ディザ法

• 原画像にノイズを加えてから階調数を削減すると、 擬似輪郭が目立ちにくくなる

手順

ディザ・パターンを用意

原画像を4×4ブロックに分割し、ディザ・パターンと比較 その大小関係で、白黒つける

0 8 2 10

12 4 14 6

3 11 1 9

15 7 13 5

ディザ・パターン

Bayer型)

比較

白と黒で表示

32

(33)

ディザ法(つづき)

• 入力画像とディザパターン(ディザマトリクス)

を比較

33

(34)

誤差拡散法

原画像の画素値 (画素値: 0 255 )と、

白黒 (255,0)2 値化した値 との誤差

を各画素ごとに計算

f

g f

g e =

f

閾値より大きければ、白(255)に、 閾値より小さければ、黒(0)に、 置き換える

置き換えた後の誤差を e とする

= 255

g ならば、 e = 255 f

34

(35)

誤差拡散法(つづき)

• 誤差を周辺の画素に分散させて、 をキャン

セルするように周囲の画素値を補正しながら、

白黒 (255,0) を決める

– 誤差は、次々に近傍画素に伝搬して拡散する

– よって、画像全体に誤差を補正する働きが生じる e

f f1

f2 f3 f4

周辺の画素に誤差を分散させる

255 f1 f2 f3 f4

e f

f 16

5

1 1=

e f

f 16

3

2

2 =

e f

f 16

5

3

3=

e f

f 16

3

4

4 =

35

(36)

ディザ法と誤差拡散法の比較

36

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