第 8 期 プ ロ ・ ナ ト ゥ ー ラ フ ァ ン ド 助 成 成 果 報 告 沓 ( l 卯 9)
「白然の権利シンポジウム98」の開催
自然の権利セミ
佐久間淳子・柿沼靖志
豊田和弘・桑原一久
ナー
茂木紀行
龍橋隆明
¨ The r i ght s of N at ur e¨ Sem i nor ' 98
Semi nar on¨ The r i ght s ofNat ur e¨ J unk o Sak uma, Yas us hi Kak i numa, Nor i y uk i Mo肪 Kaz uhi r o Toy oda, Kaz uhi s a Kuwahar 3/ 脂k ゛k i Kagohas hi
「 自 然 の 権 利 」 基 金 と [ 自 然 の 権 利 ] セ ミ ナ ー は 、 3 月 14日 ( 土 ) 、 束 京 の 文 京 区 民 セ ン タ ー で 「 集 ま れ ! 全 国 の 自 然 保 護 訴 訟 自 然 の 権 利 シ ン ポ ジ ウ ム 98」 を 開 催 し ま し た 。 こ れ は 、 『 報 告 日 本 に お け る [ 自 然 の 権 利 ] 運 動 』 ( [ 自 然 の 権 利 ] セ ミ ナ ー 報 告 書 作 成 委 員 会 編 ) の 完 成 を 記 念 し た も の で す 。 こ の 報 告 書 に は 、 相 摸 大 堰 建 設 差 止 訴 訟 、 奄 美 自 然 の 権 利 訴 訟 、 オ オ ヒ シ ク イ 自 然 の 権 利 訴 訟 、 諌 早 湾 自 然 の 権 利 訴 訟 、 大 雪 山 の ナ キ ウ サ ギ 裁 判 、 生 田 づ R山 ・ 白 然 の 権 利 訴 訟 の 、 計 6 グ ル ー プ の 原 告 や 担 当 弁 護 士 の 原 稿 を 収 録 し た ほ か 、 訴 状 ・ 準 惘 書 面 、 新 聞 記 事 リ ス ト や 重 要 文 献 の 収 録 な ど 、 現 在 進 行 し で い る 白 然 の 権 利 訴 訟 に 関 す る さ ま ざ ま な 資 料 を 収 録 し ま し た 。 じ つ は 、 こ れ ら 6 訴 訟 の 関 係 者 が 一 堂 に 会 す る の は 、 こ れ が 初 め て の こ と だ っ た の で す 。 つ ま り 、 世 間 に は 「 勣 植 物 を 原 告 に し た 萩 判 」 と 、 十 把 一 絡 げ で 見 ら れ て い る は ず の 自 然 の 権 利 訴 訟 も 、 じ つ は お 互 い の 交 流 が 、 ご く 一 部 の 個 人 的 な 関 係 に 頼 っ て い る だ け だ っ た の で す 。 報 告 書 を 作 る 過 程 で 、 原 稿 を お 願 い し た 方 々 と 延 々 長 距 離 電 話 で 話 を す る う ち に 、 そ ん な 実 態 が だ ん だ ん に わ か っ て き ま し た 。 こ う い う 状 態 は 、 決 し て 好 ま し い と は 言 え ま せ ん 。 た だ で も 「 お 犬 様 ア レ ル ギ ー 」 の 強
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い風土の日本ですから、これらの訴訟の主旨が理 解されぬままに曲解が一人歩きしてはたまりませ ん。いずれかの訴訟グループの活動が、自然の権 利訴訟の代表例、と理解されるのも後々なにか間 題がおきるかもしれません。
このように、[自然の権利]とは単に言葉の定 義づけで済むものではなく、まず、ある地域の自 然環境を開発から守りたいと思う人がいて、それ を守る手段・考え方として、[自然の櫓利]とい う言葉が理解され、訴訟という形で動き始めまし た。そして、それは地域ごとに白然環境と開発タ イプが異なるのにあわせて、さまざまな理解のさ れかたをなされて、動いているのです。それを、 初めて紙上でつきあわせ、それをもとに実際に 韻を合わせる、という作業をすることになったわ けです。いずれにせよ、一度顔をあわせて、お互 いがお互いの様子を確認しあう機会を持つこと
は、必要だろう、と考えました。ですから、今回 の集会は、第三者にアピールするため、というよ りも、まず「私たちのため」に必要でした。 シンポジウム前夜には、新宿のレストランでさ さやかな会食をしました。これなしには今回の企 面は語れません。「なんだか初めて会った気がし ないですねj というようなあいさつがあちこちで
か わ さ れ 、 「 み ん な に 会 え て よ か っ た 」 「 前 か ら 一 度 聞 き た い と 思 っ て い た こ と が 解 決 し た 」 と い う 感 想 が 多 く 間 か れ ま し た 。
シ ン ポ ジ ウ ム 当 日 の プ ロ グ ラ ム は 以 下 の と お り 。
第 一 部 ( 12時 30分 ∼ 14時 50分 )
「 法 廷 闘 争 を 通 じ て の 市 民 運 動 」 ‥ ‥ ‥ … … 1 ) 公 害 訴 訟 か ら [ 自 然 の 権 利 ] 訴 訟 ま で 、 環 壇 訴 訟 の 法 廷 闘 争 史 淡 路 剛 久 ( 立 教 大 学 ) 2 ) [ 自 然 の 権 利 ] は 法 廷 で 闘 え る か ( 理 論 編 ) 山 田 隆 夫 ( 弁 護 士 )
3 ) デ ィ ス カ ッ シ EI ン /
[ 白 然 の 権 利 ] 訴 訟 と 市 民 運 動
淡 路 翔 久 十 山 田 隆 夫 十 寵 橋 隆 明 司 会 : 茂 木 紀 行
第 二 部 ( 15時 ∼ )
∼ パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン ∼
合 計 12人 の 訴 訟 関 係 者 に ご 登 壇 い た だ き 、 報 告 書 記 載 後 の そ れ ぞ れ の 訴 訟 の 現 況 を 報 告 、 意 見 交 換 を し て い た だ き ま し た 。 前 日 参 加 が か な わ な か っ た 篠 田 健 三 き ん 金 尾 憲 一 さ ん 飯 島 博 さ ん に も 登 壇 い た だ き ま し た 。
い ろ い ろ と 不 十 分 な こ と も 少 な く な か っ た の で す が 、 「 ス テ ー ジ に ず ら り と 並 ん だ 名 札 を 見 た ら 、 そ れ だ け で も 壮 観 で し た 」 と 、 中 原 貴 久 子 さ ん ( 奄 美 原 告 ) に 声 を か け て い た だ き 、 す こ し ホ ッ と し ま し た 。
と に か く 、 第 一 の 目 的 は 果 た せ た と 言 え ま す 。 な お 、 当 初 申 請 書 へ は 「 自 然 の 権 利 サ ミ ッ ト 」 と 題 し て 申 請 し ま し た が 、 「 サ ミ ッ ト ( 頂 上 ) 」 と い う ニ ュ ア ン ス を 好 ま な い と い う 意 見 が 複 数 出 て き た の で 、 集 会 名 を 変 え ま し た 。
そ の 後 、 そ れ ぞ れ の 訴 訟 グ ル ー プ 間 で 情 報 交 換 が 盛 ん に な り つ つ あ り ま す 。
い ず れ に せ よ 、 こ の イ ベ ン ト と 完 成 し た 報 告 書 は 、 日 本 に お け る 自 然 保 護 運 動 の 中 に 生 ま れ た 一 形 態 が 、 発 展 の 途 に つ く た め の き っ か け と な っ た と 思 い ま す 。
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環境訴訟の歴史を説き起こして下さった、淡路 則久立教大学教授
窮屈を承知でずらりと並んでいただいた自然保護 訴訟関係者のみなさん
なお、各訴訟の進捗状況や、次回飲判日程など の情報を、ホームページで発信しています。
[自然の権利]ホームページ
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