草薙 2011 LET中部秋_口頭発表資料

30 

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全文

(1)

テキストにおける共起傾向の偏りが

テキストにおける共起傾向の偏りが

学習者のコロケーションの処理に影響するか

学習者のコロケーションの処理に影響するか

―コーパスの統計的指標と

―コーパスの統計的指標と

フレーズ認知課題を用いて―

フレーズ認知課題を用いて―

11

11

26

26

日 外国語教育メディア学会

日 外国語教育メディア学会

78

78

回中部支部研究大会

回中部支部研究大会

(於立命館大学びわこ・くさつキャンパス)

(於立命館大学びわこ・くさつキャンパス)

       

       

    

(2)

1.

概要

コロケーションには、その構成要素間の結びつき

に偏りがあるものがある

しかしそういった特徴を持っているコロケーションに

ついては実証研究があまりなされていなかった

本研究では、基礎的な試みとして、共起傾向の偏

りを統計的に評価し

学習者へのフレーズ認知課題を用いて、結びつき

(3)

2.

先行研究

第二言語学習者のコロケーション習得研究

2000

年代から盛んな研究が行われてきている

Schmitt, 2004; 2010; Wray, 2002

など)

その中でもコーパス中の頻度、結びつきの強さなどと

(4)

2.

先行研究

主な研究の焦点

全体的処理

vs

分析的処理、ないし処理の効率性

Conklin and Schmitt, 2008; Jiang and Nekrasova,

2008; Underwood, Schmitt and Gaplin, 2004

速く読むか

(5)

2.

先行研究

コロケーションの処理に影響を及ぼす要因

統計的知識(

Ellis, et al., 2008, Durrant, 2008

頻度

結びつきの強さ(

MI

スコア等)

「学習者は頻度に敏感であるが、結びつきには鈍感」

談話的機能(

Nekrasova, 2009

談話的な機能を持つものほど学習者は知識を持っている

母語の影響

(Yamashita and Jiang, 2010; Wolter and

(6)

2.

先行研究

コロケーションの統計指標

組み合わせ

(combination)

と順列

(permutation)

組み合わせを扱う統計指標は多い

MI score, t-score, z-score, G-score...

しかし、順列に基づいたものは少ない

遷移確率(条件付確率)

(7)

2.

先行研究

順列に基づいた指標

遷移確率

ある特定のテキスト内において、ある語の次に(先に)来る語

が任意の語である確率

(8)

2.

先行研究

コロケーションの共起傾向の偏り?

順行と逆行で

大きく遷移確率が異なるもの

が存在する

各語の「頻度の重みが違う」

コロケーションがある

Sinclair, 1991

Cranberry collocation

(Moon, 1998)

Asymmentry collocation /

(9)

2

.先行研究

心理的な連想関係の強弱

 

The non-directionality of these measures may be particularly

problematic for our task of predicting the psychological correlates

of frequency data, since it seems highly likely that

any associative

links running from kith

to kin

will be stronger that those running in

the opposite direction

. It would therefore be useful to have a

statistic which reflects this.

(10)

2

.先行研究

このような問題に該当するケース

英語の名詞

and

名詞フレーズが考えられる

狭義の文法的には順番は自由

名詞句を成している

順番の選好性がある

irreversible binomials, frozens, frozen word order

などと呼ばれ

black and white vs. white and black?

space and time vs. time and space?

man and woman vs. woman and man?

(11)

3.

実験

研究課題

学習者が英語の名詞

and

名詞フレーズについてフ

レーズ性判断を行うときに

結びつきの偏り(ある

/

なし)

提示名詞の順

(正

/

逆)

2

要因がタス

の結

に影響を及ぼすか?

(12)

3.

実験

材料

1

語の

サイ

ズを持つ

BNC

XML, 2007

名詞(

)のタ

を指定することで「名詞

and

名詞」を

抽出

頻度順に

上位

100

った

(13)

3.

実験

共起傾向の偏りスコア

とつのフレーズに

して、「名詞

and

」と「

and

詞」の

両方

のパターンを中心語とする

black and

and white

両方

のパターンの遷移確率を計

する

“black and” white

の確率 と 

black “and

white”

の確率

(14)

3.

実験

実験

項目

の選定

スコアが

0.3

以上

を「偏りのある

グル

」、

0.1

以下

「偏りのない

グル

」に

れた

グル

項目

平均

頻度、

両方

の遷移確率、逆

頻度

、文

字数

で統

項目

の組み合わせを

無作為

えてフィ

項目

30

(15)

3.

実験

偏りのない

グル

項目 文字数 単純頻度 偏りスコア

(16)

3.

実験

偏りのある

グル

項目 文字数 単純頻度 偏りスコア

(17)

3.

実験

フィ

ーの

loss and health

punishment and goods

safety and time

money and days

science and pay

services and right

engineering and crime

conditions and mother

words and man

(18)

3.

実験

験者

大学

院生

24

名(全

20

歳台

比較

高熟達

TOEIC: Mean

771.6, SD 107.0

EFL

環境/

しかしお

よそ

半数

ある

タス

アンケート

学習者の

情報

フレーズ性判断課題

提示された

項目

がフレー

ズとして自

かどうかを

(19)

実験の

様子

ほぼ中

注視

が現れ、その

後刺激

が提示される

提示されたフレーズ

を判断し、

タンを

(20)

3.

実験

分析

反応時間と

yes

率に

ついて

2

要因(

2-2

)の

ANOVA

のアンケートで

知語

と回

した

項目

正順

逆順

偏りのある

グル

10

10

偏りのない

グル

10

10

フィ

30

予測

偏りのない

項目

は提示

を反

しても反応

時間などに影響が

偏りのある

項目

は提示

えるとその結

びつきの特徴が

(21)

4

.結

反応時間

なし

正順

逆順

偏りのない

項目

1192 (226) 1245 (246)

偏りのある

項目

1302 (345) 1312 (303)

フィ

1525 (425)

300 450 600 750 900 1050 1200 1350

正 反転

m

s

(22)

4

.結

正反応率

なし

正順

逆順

偏りのない

項目

0.86

0.81

偏りのある

項目

0.79

0.79

フィ

0.89

偏りのない 偏りのある

0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00

正 反転

ye

s

 

(23)

4

.結

まと

研究課題への答え「NO」

研究課題への

え「

NO

共起傾向の偏りの

有無

は、学習者のコロケーションの

処理に影響を及ぼさない

に学習者は名詞

and

名詞フレーズを認知する際、そ

の語の順

がどうであっても

同様

の反応をする

(24)

5

議論

統計的知識の

有無

「学習者は結びつきの強さに鈍感」

(Ellis et al.,

2008)

そもそも組み合わせの指標でも効

さかった

発的・付

的学習によって知識が

えられていく

というよりも、そのような学習が

かないような

側面

そもそも逆行遷移確率がどのような影響を持つ?

(25)

5

議論

の要因の影響

学習者要因

熟達

度、

環境

、学習

的、学習

歴…

母語の影響

順の一致・

一致

(26)

5

議論

法の問題

(limitation)

今後

展望

プルサイ

ズ、

項目数

不足

となるコーパス

(BNC)

の影響

「コーパス

=

学習者が得る

プッ

トの

体」ではな

母語話者データの

要性

そもそも母語話者にも影響が

い?

の影響が全く

い実験

(27)

6

.結

回の実験では学習者は共起傾向の偏りといっ

統計的知識を持っていない

といえる。

の要因、

項目別

熟達

、母語話者との

、異なる実験

法など、

なる検

を要する

教育的示

的に、教

成に関わり得る

(28)

考文

Cooper,W. E. and Ross, J. R. (1975).

World order. Notes From Parasession on

Fanctuionalism

. Chicago: Chicago Linguistic Society.

Durrant, P. (2008). High frequency collocations and second language learning. Ph. D

dissertation. The University of Nottingham.

Ellis, N. (2002), Frequency effect in language processing: A review with implications for

theories of explicit and implicit language acquisition.

Studies in Second Language

Acquisition

, 24, 143-188.

Ellis, N. (2006). Selective attention and transfer phenomena in L2 acquisition: contingency,

cue competition, sailance, interface, overshadowing, blocking and conceptual learning.

Applied Linguistics

, 27, 164-194.

Ellis, N. C., Simpson-Vlach, R. and Maynard, C. (2008). Formulaic language in native and

second language speakers: Psycholinguistics, corpus linguistics, and TESOL.

TESOL

Quarterly

, 42 (2), 375-396.

Jaspersen, O. (1942).

A Modern English Grammar Pert Four, Morphology

Copenhagen:

Munksgaard.

(29)

考文

Nekrasova, T. (2009). English L1 and L2 speakers' knowledge of lexical bundles. Language Learning,

59, 3, 647-686.

Pinker, S. and Birdsong, D. (1979). Speakers' sensitivity to rules of frozen word order. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 18, 491-508.

Schmitt, N. (Ed.). Formulaic sequences: acquisition, processing and use. Amsterdam: John Benjamins Publishing Company.

Schmitt, N.. and Underwood, G. (2004). Exploring the processing of formulaic sequences through a self-paced reading task. In N. Schmitt (Ed.), Formulaic sequences: acquisition, processing and use

(pp. 173-189). Amsterdam: John Benjamins Publishing Company.

Schmitt. N. (2010). Researching Vocabulary: A Vocabulary Research Manual. London: Palgrave McCmillan.

Stubbs, M. (1995). Collocations and semantic profiles: on the cause of the trouble with quantitative methods. Functions of language, 2(1), 1-33.

(30)

ご清聴

ありがとう

ござ

いました。

ご清聴

ありがとう

ござ

いました。

草薙邦広

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参照

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