CSR情報はこちらから
http://www.senshukai.co.jp/csr （パソコンのみ）
CSR情報はこちらから
「えがおの森」プロジェクトについての
報告はこちらから
http://www.egaono-mori.jp/ （パソコンのみ）
この印刷物に使用している用 紙は、森を元気にするための 間伐と間伐材の有効活用に 役立ちます。
見やすいユニバーサル デザインフォントを採 用しています。 <本社>
〒530-0035
大阪市北区同心一丁目8番9号 電話（06）6881-3100
<東京本社> 〒141-0001
東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル12・13F 電話（03）5475-7511
http://www.senshukai.co.jp
環境・社会貢献活動レポート
女性の毎日に笑顔を届けるために
今、私たちに
できること
千趣会では、
「女性に笑顔を
届ける」という創業から変わらな
い「千趣会のDNA」をより明確
にし、従業員、取引先、そしてお客
さま、さらに世の中へと幸せを広
げるために、2012年に「ウーマン
スマイル カンパニー」
という企業
ビジョンを策定しました。
このビジョンのもと、CSR活動でも「女性支援」を最重要課題
として位置付けています。
2013年度は、東日本大震災の復興支援において、
「被災地
の 母と子 を応援する」をテーマに掲げて取り組みました。仮設
住宅で暮らすお母さんたちに向けて母の日にカーネーション
の鉢植えをプレゼントしたほか、被災地で当社従業員がワーク
ショップを開催、さらに新しく生まれた赤ちゃんに「おくるみ」を
プレゼントする試みも実施しました。協賛商品の販売、募金活動
なども行い、お客さまと力を合わせて取り組みを進めました。
また、女性の健康を守りたいと2010年から参加している
「ピンクリボン運動」を継続し、乳がんの早期発見・早期治療に
貢献すべく、乳がん検診の受診を促す活動に力を注ぎました。
さらに、子育て支援の取り組みとして、新たに保育事業を
立ち上げました。2014年度には認可保育所を設立し、運営を
開始します。
一方、カタログに多くの紙を使うという当社の業態を考え、少
しでも自然環境への負荷を減らすべく、デジタルカタログの利用
推進による紙使用量削減や、海外での植林事業参画、環境にや
さしい商品のご提案などの活動にも引き続き取り組んでいます。
これからも、どのような活動が女性の笑顔につながるのか
を考え、企業ビジョンに相応しい、よりよいCSR活動を行って
まいります。
代表取締役社長
目 次
・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
・・・・・・・・・・・・・・・
15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
・・・・・・・・・・・・・・5
・・・・・・・・・・・・・
9
（株）千趣会は、2009年度からサステナビリティ・レポートを
発行、2010年度からは名称をよりわかりやすく「環境・社会貢献
活動レポート」と変更して発行しています。
今回は、社会貢献活動「『えがおの森』プロジェクト」と、
「育児
支援」をクローズアップし、特徴的な活動を特集として報告すると
ともに、千趣会による各種の取り組みについて、対象となるス
テークホルダーごとに報告しています。
できるだけ多くの方に千趣会の活動を知っていただくため、従業
員などのコメントも掲載し、読みやすい誌面づくりを心がけました。
編集方針
（株）千趣会。グループ会社についても一部活動を報告しています。
報告対象組織
2013年度（2013年1月1日から2013年12月31日まで）。
一部その前後の事象についても報告しています。
報告対象期間
次回発行予定
2015年3月
CSR活動の基本となる考え方
コーポレートガバナンス／
コンプライアンス
特集 CSR活動の展開
お客さまと力を合わせて取り組む社会貢献活動
「えがおの森」
プロジェクトを開始
子どもをもつお母さんが安心できる社会へ
お母さんの育児を
応援する活動に注力
参考としたガイドライン
●
GRI「サステナビリティ レポーティング ガイドライン3.1」
●GRI「サステナビリティ レポーティング ガイドライン4」
活動ハイライト
お客さまのために
社会のために
本業と社会貢献活動の両方を通して、
女性に貢献していきます。
人生のさまざまなシーンで、女性に笑顔を 届ける会社でありたい
2014年3月
笑顔が積み重なって、幸せは生まれる。 ひとりひとりが笑顔になれば、 明日はもっと素敵になる。 私たちは、女性の毎日に 笑顔を届けることを通じて、 世の中を幸せにしていく会社です。
1
2 2
千趣会の主な事業、サービス
● 通販事業カタログ通販、
インターネット 通販 ほか
その他の事業、サービス
● ブライダル事業● 法人事業
● その他事業
クレジットカード・保険サービス、 保育所運営事業 ほかNEW
うち女性
44.9
％
グループ
従業員数
1,635
人
年間購入者数
403
万人
うち女性
92.0
％
TOPICS
ピンクリボン活動の継続
省資源 省エネの推進
環境配慮型商品の企画・販売 CO2排出量の削減
環境貢献活動 品質管理の徹底
お客さまの個人情報の保護 女性への貢献
社会に貢献する取り組み
ダイバーシティ推進
環境保全のために
従業員のために
2013年度の取り組み
34
それぞれの
ライフステージに
合わせて
多様な
ライフスタイルに
対応して
「女性支援」を軸に
「環境対策」
「コンプライアンス」にも注力。
CSR活動の基本となる考え方
1. 女性とともに、時代とともに
時代とともに変化する女性たちの生活スタイルと、そのときどきに描かれる 夢や憧れを見つめ、よりよい商品やサービスを開発し提供してまいります。
2. ウーマン スマイル カンパニー
「ウーマン スマイル カンパニー」を企業ビジョンとして、女性の毎日に笑顔 を届ける事を通じ、社会の幸せに寄与してまいります。
3. 自分らしさを応援します
「女性の気持ちに響く提案、夢を広げるお手伝いがしたい」
そんな思いで、多様な価値観の共生を大切に、自分らしく生きる女性を応援 してまいります。
「女性を応援するリーディングカンパニー」
「女性を応援するリーディングカンパニー」
を目指します
を目指します
コーポレート･ガバナンス／コンプライアンス
千趣会は、企業活動においてさまざまなステークホルダー
への社会的責任を果たすために、透明性の高い経営システム
を構築し、有効に機能させることが重要だと考えています。
そこで、取締役会の透明性を高め、監督機能の強化を図る
ことを目的に、2006年度から社外取締役（非常勤）制度を導入。
社外取締役2人を含む取締役9人で構成される取締役会と
社外監査役2人を含む監査役4人で構成される監査役会による
監査役設置会社制度を採用しています。なお、社外監査役につい
ては、公認会計士および弁護士の資格を有する2名を選任し、2
名とも金融商品取引所の定める独立役員として届け出ています。
グループ全体のガバナンスとしては、関係会社管理規定を
策定・実施し、50％超出資の子会社の重要な事項については親
会社で承認するとともに、子会社ごとに主管部を明確に定めて
親子会社間の指揮・命令・意思疎通の連携を図っています。
千趣会では、
「千趣会グループ コンプライアンス・ポリシー」
を制定し、日々心がけるべきことをまとめた「千趣会人心得」と、
これに基づく具体的な行動を示した「千趣会行動ケースブッ
ク」を全従業員に配布しています。また、講習会やeラーニング、
日常業務に必要な情報を「法務ニュース」として発信するなど、
従業員へのコンプライアンス教育に取り組んでいます。
下請法については、社内研修会や
「法務ニュース」で取り上げて理
解促進を図っています。また、
法令や社内規定違反への潜
在的リスクに早期に対応す
るため、内部通報制度「企業
倫理ヘルプライン」を2005年
から社内外に設置しています。
業務運営の状況の把握と改善を図ることを目的に、社長直
轄の監査部が「財務報告に係る内部統制の整備・運用規程」に
基づく内部監査を実施し、社長に報告することとしています。
2013年度は、全社統制のほか、7つの業務サイクル
※に
おける統制体制の整備面と運用面の評価を実施しました。
その結果、整備面、運用面ともに「有効」と評価できる状態に
なっています。
3つの約束
●
活動をオープンにし、ステークホルダーの意見を取り入れながら
ともに活動します。
●
トリプルボトムライン（環境−社会−経済）の視点でバランスのとれ
た活動を目指します。
●
私たちは、環境を決してイメージだけでは語りません。
5つの方針
1. 紙の環境負荷軽減（カタログ用紙全量分の植林）への取り組み
2. 植林事業等を通じた地球温暖化防止への取り組み
3. 環境配慮型商品の開発・採用推進
4. 3R（Reduce：減量・Reuse：再使用・Recycle：再利用）の推進
5. 環境コミュニケーションへの取り組み
1. 法令等の順守
すべての事業活動において、法令のみならず、社会規範、企業倫理、社内 ルールを順守し、適正かつ良識のある企業活動を行います。
2. 経営の健全性と透明性の確保
内部統制システムを構築するとともに、経営情報を適時、的確に開示する ことにより、経営の健全性と透明性を確保します。
3. 反社会的勢力への毅然とした対応
反社会的勢力に対しては、毅然とした対応を徹底します。
4. 従業員のための企業環境づくり
従業員が意欲を持ってその能力を発揮し、創造性、専門性を最大限に高める ことができる企業環境づくりに努めます。
人と環境、地球との関わりを考える
それは私たちの未来を考えるということ。
千趣会は通信販売というシステムを
通じて商品開発から、販売、そして販売
した後の環境改善活動までを含めた
企業活動を、今いちど地球環境への配慮
という視点から見直す努力をします。
スローガンはThink the Earth, think the future
全社的に地球環境保全に積極的に取り組みます。
平成10年11月1日
Think the Earth, think the future
Think the Earth, think the future
人と環境、そして地球の未来を考える
※ 販売・商品購買･販売促進費・媒体関連費･棚卸資産集計･財務･財務報告 の7業務それぞれに設定した内部統制のサイクル。
通
報
者
社
長
社
内
窓
口
＝
事
務
局
︵
人
事
部
長
・
総
務
部
長
・
事
務
局
担
当
者
︶
▼ ヘルプラインの仕組み
監
査
委
員
会
取
締
役
会
監
査
役
会
他
の
役
員 社
長
社
外
窓
口
上
司
通
報
者
「女性支援」ポリシー
環境イディア（憲章）
環境方針
コンプライアンス・ポリシー
コーポレート・ガバナンス
コンプライアンス
内部統制
2013年 CSRアンケート結果
千趣会が取り組んでいるCSR活動に対する印象、評価について ベルメゾン会員を対象に調査を実施、今後の取り組みに役立てて います。2013年は1,680名のお客さまにご回答いただきました。 今後も調査結果をもとに、さらなる活動の強化に努めます。
〈ポイント〉
58.8
44.6
25.0
22.1
20.5
ピンクリボン運動への参加
環境配慮型商品の販売 （ベルメゾンのエコ商品） 商品の安全・安心に関して
廃棄物削減への取り組み 子育て支援
75 50
25 0
▼ 特に共感する「CSR活動」上位5つ
倫理 コンプライ アンス委員会
取締役会 監査役会
監査法人
報告・提案
報告・提案
報告・提案
監査・ 改善勧告
監督・指示・承認
監督・指示・承認
勧告
報告
報告 答申
報告 選任・解任
出席・ 意見陳述
監査
連携
報告 報告
会計監査 会計監査の 相当性
内部統制監査
（会計監査人） 内部監査部門（監査部）
リスク管理 統括委員会 経営会議
（常勤役員）
選任・解任・承認
各事業部門
監査委員会 特別委員会
企業倫理 ヘルプライン
倫理コンプライ アンス委員会
▼ コーポレート・ガバナンス体制図
お客さまと力をあわせて取り組む社会貢献活動
「えがおの森」
プロジェクトを開始
千趣会では2013年度に、これまで実施してきた社会貢献活動を見直し、3つの
重要テーマを定めて重点的に取り組んでいくことにしました。それが「東北復興支
援」
「女性支援」
「環境対策」です。
さらに、それぞれのテーマについて、クリック募金や協賛商品を用意。寄せられた
お金を基金として積み立てる仕組みをつくりました。お客さまは、募金やお買い物を
通して、気軽に社会貢献活動に参加することができます。2013年度は3,898万1,248円
の資金が集まりました。
千趣会ではこれらの取り組みを「えがおの森」プロジェクトと名付けました。さまざま
な人の「えがお」があふれる社会をつくるため、今後も活動を続けていきます。
↑「『かけはしおくるみ』プロジェクト」では東北4県で オリジナルデザインの「おくるみ」をお贈りしたほか、 釜石で贈呈イベントも実施
左：デザイナー セキユリヲ様
寄せられた資金額の最新状況は「えがおの森」公式 ホームページ内の活動ブログでご覧いただけます。
http://www.senshukai.co.jp/egao
お客さまと協力し、
「東北復興支援」
「女性支援」
「環境対策」の３分野に取り組みます。
NPO法人などによる「子育てサロン」の開催をお手伝いしました。
東北の「母と子」を笑顔にするため、親子で
楽しめるイベントの開催などに取り組んでいます。
寄せられた資金額の最新状況は「えがおの森」公式 ホームページ内の活動ブログでご覧いただけます。
http://www senshukai co jp/egao
ハハトコ 東北プロジェクト
復 興 支 援
お客さま
ハ ハ ト コ
デザイナーのセキユリヲ様、デザイン会社 ea様、一般社団法人ジェスペール様とと もにオリジナルデザインの「おくるみ」を 作成し、東北4県で生まれた赤ちゃんに プレゼント
このほか、以下のような活動にも取り組みました。
「かけはしおくるみ」プロジェクトさいとう製菓株式会社さんと協働し、岩 手県大船渡市の仮設住宅1,800世帯に 対して、母の日にカーネーションの鉢植 えと地元銘菓の「かもめの玉子」をお届け
母の日スマイルカーネーション in 大船渡
宮城県石巻市の被災企業が復興のため に立ち上げた団体である「石巻元気復興 センター」様を千趣会の大阪・東京両本 社に招いてイベントを開催。従業員が東 北の特産品を購入することで、被災企業 を支援
社内イベント
「石巻マルシェ＆石巻バー」を開催
母の日ギフト、つむぐの木（枕カバー、タ オルなど）の販売
協賛商品の開発、販売
グリーン プロジェクト ハハトコ 東北プロジェクト ピンクリボン プロジェクト
復 興 支 援 女 性 支 援 環 境 対 策
NPO法人 ベビースマイル石巻 代表
荒木 裕美
様（写真左）
スマイルサポートフェス！ in 石巻
共同開催NPO法人の声
家族みんなで楽しめるイベントが、
心のケアにつながります。
▼
イベントの開催準備を進める中で何より印 象に残ったのが、「どうやってみんなを笑 顔にしようか」と楽しそうに企画する千 趣会のみなさんの姿でした。その熱 意が実を結び、当日は大盛況。家 族写真の撮影サービスのおか げでお父さんも大勢来られ、お 母 さん が 手 作り教 室 で 楽 しんでいる間、お父さんたち が子守りをする素敵な光 景も見られました。
▼
こうしたイベントを楽しみにすることが、被災地の方の心 のケアにつながります。今後も「お母さんを通して家族みん なをハッピーにする」ご支援を続けていってください！
↑母の日スマイルカーネーション
in 大船渡 ↑石巻マルシェ＆石巻バー
創造研究開発室
山田 誠
（写真右） ▼2013年度の「ハハトコ東北」プロジェク
トでは、石巻、大船渡、釜石などの各被災地域 で積極的に支援活動を行いました。「暮らしの中 で女性を笑顔にする」という視点からの千趣会ら しい企画で、今後も被災された子育てママさんたち に少しでも笑顔をお届けできればと思っています。
▼プロジェクトへの募金は2013年度だけで2,300万円 に達しており、お客さまもまた、東北地方の復興を支援し たいと思っておられること、その思いの強さを改めて実感 しています。今後は募金以外の方法で参加いただけるよう な支援活動も企画・運営していきたいと考えています。
ハハトコ東北プロジェクト 担当者の声
今後はお客さまに参加いただける
活動の幅を拡大したいです。
1
CSR 活動の展開
特 集
興味のある活動分野を選び、 基金に寄付、協賛商品を購入
協力団体 協力団体 協力団体
1
千趣会が寄付金・購入 代金を活動ごとに集約
2
千趣会と協力団体による社会貢献活動に活用
3
石巻市で
イベントを
開催
「子育てサロン」は、NPO法人や助産師さんの
団体が、小さな子どもをもつお母さんたちのお
悩みを聞いたり、お母さん同士の交流を助ける
イベントです。千趣会は、一般社団法人「ジェス
ペール」様のご協力のもと、東北4県での子育て
サロン開催をサポートする「ハハトコスマイルサ
ポート」活動に取り組んでいます。
2013年5月25日には、宮城県石巻市で、現地
で子育てサロン活動をされているNPO法人
「ベビースマイル石巻」様との共同イベント
「スマイルサポートフェス！ in 石巻」を開催。
手作り教室や家族写真の撮影会などを実施し
ました。休憩スペースでは 笑顔 を描いたクリ
エイターズギャラリー（⇒P.21）の掲載作品を
テントに作り変えて使用するなど、笑顔がこぼ
れるイベントになるよう工夫を凝らしました。
↑スマイルサポートフェス！ in 石巻
↑手作り教室
宮城県石巻市 岩手県大船渡市 岩手県釜石市
日本
オーストラリア ラオス
グリーン プロジェクト
ピンクリボン プロジェクト
女 性 支 援
環 境 対 策
日本対がん協会ほか主催「スマイルウオー ク神戸大会」参加のほか、自社でもイベン トを開催。マグネット配布やパネル展示、 クイズなどで乳がん検診への興味を喚起
10月のピンクリボン月間にキャンペーン を実施。乳がんに関するクイズの正解者 から、抽選で2,000名に乳がん検診無料 クーポン券をプレゼント
「えがおの森」公式サイトやコミュニケー ションサイト「ベルメゾンデッセ」に特設 ページを開設。乳がんと検診の基礎知識 や受診者の体験談を掲載するほか、乳房 健康研究会の検診設備の整った施設の 情報も提供
10月のピンクリボン月間に、全社員対象 のe-ラーニングを実施。ピンクリボン活 動についての社員の理解を促進
乳がん検診受診の「きっかけづくり」に注力しました。
女性の命を守る乳がん検診の
受診率向上に取り組んでいます。
社会貢献として、森林の保全につながる活動を支援しました。
このほか、以下のような活動にも取り組みました。
無料検診クーポンをプレゼント イベント開催・参加
ウェブサイトで
乳がんについての情報を提供
社員対象のe-ラーニングを実施
社内で募金を実施し、里山保全や緑化 整備に取り組む団体に寄付
東北地方のどんぐりから全国の里親が 苗木を育て、故郷に返す
プロジェクトに協力
このほか、以下のような活動にも取り組みました。
どんぐりプロジェクトへの参加 （⇒P.18）
みどりの募金（⇒P.18） 電力や紙資源の消費量など、千趣会の事業 から生まれる環境負荷を減らす取り組みを 継続。6月の環境月間には、フォトフレーム としてリユースできるダンボールで商品を 発送したほか、「えがおの森」公式サイトで 特設ページを開設。お客さまにダンボール の3R※について考えていただく機会を提供
※ 減量（Reduce）、再使用（Reuse）、リサイ クル（Recycle）
自社由来の環境負荷の削減活動
国内外で、森林の保護などに
取り組む団体を支援しています。
▼AKAYAプロジェクトは、日本の豊かな森を復元 させ、その恵みを持続可能性の高い地域づくりにつなげ ていく取り組みです。日本は森が国土の7割を占める森林国 ですが、そこに生息する動植物の中には、イヌワシやクマタカ など絶滅の危機に瀕している生き物もいます。それらの種を 保全しながら、持続的に森を利用していけるよう、その仕組み や方法を検討、実践し、普及させていくのがAKAYAプロジェクトで す。千趣会様には、特にプロジェクトを普及させる活動にご協力いた だいています。今後も継続的なご支援をいただければと思います。
▼
このダンボールは、千趣会の環境への取り組みをお客さまに 知っていただき、そしてお客さま自身にも「リユース」に取り組んで いただけたらという想いで制作したものです。イラストレーターの スズキトモコさんによる、自然をモチーフにしたデザインのダンボール には、お客さまご自身が軽く手を加えることでフォトフレームやアー トボードになる仕掛けを盛り込んでいます。これを環境月間の 6月に、お客さま宛の荷物の一部で使用させていただきま した。ささやかな取り組みですが、環境活動の輪を広
げていくきっかけになればと考えています。
AKAYAの森プロジェクト 活動団体の声
森林の保護は日本に不可欠な活動。
継続的なご支援を期待します。
「フォトフレームにもなる
ダンボール」 制作担当者の声
環境活動を知っていただき、
広げていただくきっかけに。
↑ウェブサイトで情報を提供↑ディアモール大阪での キャンペーン活動
↑イベントへの参加
ピンクリボン運動 協力団体の声
受診率50％を目指して、
引き続き取り組みをお願いします。
公益財団法人日本対がん協会
岸田 浩美
様▼千趣会様では、ピンクリボン運動関連イベント への協賛、参加や、協賛商品の売上寄付などに積 極的に取り組まれています。女性の健康と笑顔を 守るために活動されるその姿勢は、企業ビジョン の「ウーマン スマイル カンパニー」を体現されて いると感じています。しかし、国が提示する目標 値である「がん検診受診率50％」はまだまだ達成 できていないのも事実。受診を促進するために、 女性に寄り添う御社ならではの視点から、引き続 き取り組みをお願いしたいと思います。
広報部
川﨑 彩
▼2013年度は乳がん検診の受診を促進するため、そのきっかけになるような活動 に注力。検診無料クーポン券の抽選プレ ゼントや、イベントでの触診モデル 体感、また乳がん検診を促すマ グネットの配布などを通し て、検診への関心を高めて いただきました。一方で、
多くのお客さまに、募金 や協賛商品の購入に
ご協力をいただいています。今後はこの募金を、ひとり でも多くの方の早期受診につながるよう活用してい きます。お客さまとともに、お客さまのご家族へ、また そのご友人へと活動をつなげ、ピンクリボン運動の
輪を広げていきたいと思います。
ピンクリボン運動 担当者の声
お客さまとともに、
ピンクリボン運動の輪を広げていきます。
創造研究開発室
山下 友
公益財団法人 日本自然保護協会出島 誠一
様30代∼60代以上の女性のがん死亡原因
トップを占める「乳がん」は、早期発見で生存率
が格段に上がる病気。そこで千趣会では、乳
がん検診受診を促す活動を続けてきました。
2013年度は、ベルメゾンデッセ会員様を対
象に実施したアンケートの結果から、
「検診が
大事なことは知っているけど、きっかけがなく
て行かない」という方が多いことに着目。親し
い人同士で受診を呼びかけ、受診の抵抗感を
なくすための活動に注力しました。その一環
として、啓発用マグネットを作成。3,000枚を
ベルメゾンデッセ会員様にお渡しし、身近な
人に配布していただきました。
千趣会では、カタログなどで紙を多く消費する
企業として、森林の保全に取り組むNPO法人
の活動に協力するほか、海外植林事業に参画
しています。
例えば、10周年を迎えた「AKAYAの森プロ
ジェクト」。群馬県と新潟県の県境に広がる国
有林において、傷ついた森林生態系の復元と、
森林資源を持続的に利用していく手法の確立・
普及に取り組む本プロジェクトを、資金提供な
どで支援しています。
また、ラオスやオーストラリアで行
われている植林事業に参画してい
ます。このうちラオスでは、小学校や
道路といったインフラ整備もあわせ
てお手伝いしています。
早期発見時
生存率
90
％
2012年
死亡者数
約
12,000
人
検診受診を促す
マグネットを配布
フォトフレームとして
リユースできる
国内外で
森林保全を
支援
検診の習慣化が急務！ 受診しない理由のトップは
きっかけがないから
（ベルメゾンデッセ調べ））
↑AKAYAの森プロジェクト
↑ラオスでのインフラ整備
（
写真右はピンクリボンオフィシャル）
「えがおの森保育園・いの」 建物完成図（イメージ）
子どもをもつお母さんが安心できる社会へ
お母さんの育児を
応援する活動に注力
総務省によれば、2013年4月の女性の就業率は
62.5％と過去最高となり、子育て中の女性が幼い
子どもを安心して預けられる保育所へのニーズは
急増しています。保育所の質と量を向上すべく
2012年に可決された「子ども・子育て関連3法」の
もと、保育所定員数は増加していますが、保育所に
入れない「待機児童」は都市部を中心にいまだ
多く、お母さんたちのニーズに即した保育施設が
十分提供できているとは言えません。
こうした状況を受けて千趣会では、2013年11
月に子会社「（株）千趣会チャイルドケア」を設立。
女性のさまざまな働き方に応えられる、きめ細や
かな保育サービスの提供を目指し、認可保育所
事業の運営を新たに開始することとなりました。
まずは待機児童を多く抱える関東圏で事業を
進める想定で、2014年9月には、千葉県佐倉市で
「えがおの森保育園」1園目の開設を予定していま
す。さらにその後3年間で、認可または認証保育所
を5∼10カ所程度開設する計画です。
働く女性のニーズに応えて、保育所運営事業を開始します。
2014年9月から認可保育所の運営を開始。今後3年間で5∼10カ所の保育所の開設を目指します。
ノウハウの豊富な外部企業と連携し、
親子の絆づくりをサポートできる保育所を目指します。
▼このたび千趣会グループは、働く女性、働きたい女性の生活支援の 一端を担うべく、保育所運営に着手することになりました。当社はその 担い手として、通販事業を通して培ってきた女性のお客さまへの対応 経験を活かし、「笑顔でつなぐ。ママと子供と、地域と未来。」の実践に取 り組むとともに、安全・安心に細心の注意を払って事業を運営して
いきます。
▼
これを起点に、将来的にはあらゆる角度から子育て支 援サービスを展開することも検討しており、思いは広が るばかりです。今後も地域に根差した女性支援・子育
て支援に取り組んでいきます。
（株）千趣会チャイルドケア 代表取締役社長
内藤 剛志
（株）千趣会チャイルドケア 代表取締役社長の声
地域に根差した女性支援・
子育て支援の第一歩と考えています。
▼千趣会様から認可保育所の開設について ご相談をいただいたのは、2013年9月のことで す。初めて事業参入されるとのことでしたが、「ウー マン スマイル カンパニー」というしっかりとした企 業ビジョンをうかがい、安心しました。その後の協議 でも、スタッフの方々の事業運営に向けた熱意を感じ、 すばらしい施設ができるだろうとうれしく思っています。 ▼佐倉市が掲げる保育目標は、「恵まれた自然の中で心 身ともに健康で、豊かな人間性をもった子どもを育成す る」です。これを達成していただけるような、明るく、笑顔 の絶えない保育所となることを期待しています。
認可保育所設置 地元自治体の声
佐倉市の保育目標にかなう
保育所となることを期待しています。
佐倉市役所 健康こども部 子育て支援課
女性の就業率の推移
2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 75
70
65
60
55
保育所利用児童数の増加
定員
2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006
2,400,000 2,300,000 2,200,000 2,100,000 2,000,000 1,900,000 1,800,000 1,700,000
24,500 24,000 23,500 23,000 22,500 22,000
保育所利用児童数 保育所数
25-29歳 20-24歳
35-39歳 30-34歳
2
CSR 活動の展開
特 集
保育所の運営で
〈％〉
〈年〉 〈年〉
〈人〉 〈カ所〉
（厚生労働省、2013年4月調べ）
保育所では、
「心身ともに健やかな子ども」
「感性豊かで感動できる子ども」
「忍耐力と集中
力のある子ども」を育てるという保育目標を掲
げています。
保育所の施工・運営にあたっては、事業実績
があり多くのノウハウを持つ外部企業と協力
していきます。また、保育現場では、これまで千
趣会が独自で開発してきた、子どもの健康や安
全に配慮した製品を活用します。
さらに、地域の自然や行事を大切にし、近年
注目されている「食育」の理念を取り入れた保
育を実施するとともに、家庭との連携を密にし
た保育を心がけます。子どもの「成長の喜び」と
保護者の「悩みや不安」を共有し、親子の絆づ
くりをサポートしていきます。
今後は保育所運営にとどまらず、間接的に
子どもを預かることにもなる教育サービス、子
育て中の両親および祖父母をサポートする周
辺事業など、包括的な「子育て支援事業」を展
開する予定です。
※ 写真は保育中のイメージです。
▼
▼
外部企業のご協力をいただいた分野の例
分野
内容
協力
●建築設計管理、建物認可要件 を順守したデザイン・施工
●保育年間計画の作成
●各種マニュアルの整備
●保育士採用活動
●自治体との折衝
●許認可等の取得サポート
「株式会社 I-PLAN（一級建築士 事務所）」様
「保育園運営相談所」百瀬智仁様
「保育園開設相談所」今村友則様
①ハードの整備
②ソフトの整備
③社会福祉事業者
としての認可等
滋野
主査（写真左）
小川
主査補 （写真右）2012年∼
2013年で
42,779
人増
25歳以上
の全年代で
増加傾向
子育てをさまざまな角度から支援。
子どもたちの健やかな成長を応援しています。
千趣会が提供する、育児に便利なさまざま
なオリジナル商品。その開発には、お母さんや
妊婦の方のご意見、アイデアを積極的に取り
入れています。例えば、モニターのお母さんた
ちを社内に招いて意見をうかがう「モニター
会」の開催、情報サイト「ベビータウン」
「プレ
ママタウン」
（⇒P.14）などを通じ、妊娠期を
経て育児に携わる女性の視点を重視した商品
開発を心がけています。
千趣会は学童野球を通じて子どもの健全な成
長を応援する「ポップアスリートカップ」をメイン
スポンサーとして支援し、野球に打ち込む子ども
たちはもとより、それを陰で支える、お母さんを
はじめとするご家族の方々も応援しています。
また、2012年度から本格展開している東北被災
地支援活動では、避難生活を送るお母さんが、
子どもと一緒に楽しく過ごせるようなイベントを
開催しています。このほか、全国各地の産院や自
治体の母子手帳交付窓口など子育てママが集ま
る場所で、育児グッズ購入に使えるカタログやお
買い物券などをお母さんに配布しています。
2014年4月からは、産院・ベルメゾンネットを通
してオリジナルの育児日記も配布していきます。
お子さんの
「片付け習慣」を
応援するラックを開発
授乳しやすくアウターにひびきにくい
ブラジャーを求める声に応えて
「赤ちゃんが動き回った拍子にスタイがずれ、後 ろに回ってしまうのが悩み」との声に応え、ずれ てもそのまま使えるスタイを開発しました。花や 星をモチーフとしたデザインで、360度どこが 正面になっても食べこぼしをキャッチできます。
ブラジャーへのご意見として、モニター会で特に多かったのが、「しっかりした素材のカップやレース が授乳のジャマ」「肩ひもが服の上から見えたり、アウターにひびいたりするのがイヤ」の2つでした。 そこで、授乳しやすい素材・形状を追求するとともに、肩ひもには「アウターから出にくく、見えてもブラ ジャーとはわかりにくい」デザインを採用したブラジャーを開発しました。
商品開発のアイデア募集サイト「モノレシピ※」に寄せられたご
意見から、お子さんが遊び感覚でお片付けできるラックを開発 しました。決まった場所におもちゃや絵本を入れるだけの簡単 な収納方法なので、手間がかからず、楽しみながら片付けの習 慣を身につけられます。
※ モノレシピ http://www.belle-desse.jp/mono/ 赤ちゃんの健康記録や緊急連絡先な
どをまとめて管理できる「みんなの育児 日記」。最新の育児情報が得られて、 他のママと交流できる子育て応援サイト 「ベビータウン」と連動して使えます。
360度回っても使える
スタイ（よだれかけ）で
お悩みを解決
お母さんの意見を反映した、
商品・サービスを提供しています。
▼
授乳期は胸がどんどん張ってきたりする ので、締めつけのきつくないブラジャーがあ ればいいなと思っていました。その点、この授乳 ブラジャーは、ゆったりした感じで、でもワイヤー でしっかり支えてくれるので安心。肩ひもも細いけれ どくいこんだりせず、着ていてらくちんでした。素材も やわらかめで安っぽくはないのでよかったです。
▼モニター会を実施していつも感じるのは、「子どもの一番近 くにいるお母さんだからこそ、気づくことがたくさんある」とい うことです。
▼日々子どもと向き合う中で、お母さんたちからは百人百様の お悩みやご要望が出てきます。そのひとつひとつに着目し、お 悩みの解決に役立つ商品・サービスを提案するのが私た ちの仕事。だからこそ、お客さまと直接顔を合わせ、ご 意見にじっくり耳を傾けられる機会を大切にした
いと考えています。
授乳ブラジャーについて
先輩ママの声
機能も素材もよかったです。
「モニター会」 担当者の声
お母さんのご意見を直接うかがう
機会を大切にしています。
育児商品開発部
林 真理子
▼当イベントは、学童野球の全国大会として は唯一、参加費不要の大会です。その開催をス ポンサーとして支えるだけでなく、選手の保護者にも オリジナルの商品をお配りするなど、親子ともに「よい 大会だった」と思っていただけるよう配慮していただい ていることに心から感謝します。今大会でも、従業員の方 が会場を訪れ、オリジナルの保冷バッグを配布してくださ いました。「こんな実用性のある商品をもらえる大会なんて ほかにないよね」と笑顔になるお母さんたちの姿は、まさに 「ウーマン スマイル」そのものだと思います。今後も、あら
ゆる関係者を笑顔にするようなご支援を期待します。 ▼妊娠中で、あるいは小さな赤ちゃんがいて、なかなか外出でき
ない―ベルメゾンの通販は、そんなお母さんにこそ役立つもの のはず。ベルメゾンの販促担当部門では、こうした考えのもと、妊 婦さんや赤ちゃんをもつお母さんにベルメゾンを知っていただく べくさまざまな活動に取り組んでいます。産院や自治体を通した 販促物の配布もその一環。ほかにも、「マタニティフェスタ」な どの子育てイベント、ウェブサイトを含む各種メディアを 活用してどんどんご紹介の機会をつくっています。こう した取り組みによって、子育てをするお母さんたちに 寄り添える存在になっていきたいと考えています。
ポップアスリートカップ 開催団体トップの声
選手たちの保護者まで
笑顔になれるご支援に感謝します。
育児グッズの配布活動 担当者の声
「子育てママ」に寄り添える存在で
ありたいと思っています。
NPO法人全国学童野球振興協会 理事長
伊藤 浩
様 （写真左） 育児企画部岩谷 篤
（前列左から2人目）
授乳がしやすく 赤ちゃんの邪魔に ならない、やわらかい モールドカップ
乳腺を圧迫しにくい L字型ワイヤーを使用。 授乳しやすいクロスオープン
社会貢献活動で
育児に役立つ商品開発で
←ポップアスリートカップ
「みんなの育児日記紹介ページ」
↑東北でのお母さん参加のイベント（育児サロン）
※ 産後数カ月の新生児がいる家を保健師が訪問してヒ アリングを行い、必要なら育児環境などについて指 導する活動
モニター会の様子
↑押尾コータロー クリスマス・スペシャルライブ2013（大阪）
お客さまのニーズに応える
商品やサポートを提供しています。
活動ハイライト①
活動の全体像、グラフデータは
P.21
へ
▼
千趣会は2013年、ベルメゾンネットのお客さまを主な対象に、音楽を通
じて素敵な時間を過ごしていただきたいと、アコースティックギタリスト押
尾コータローの年末スペシャルライブを大阪と東京で開催しました。
特に、12月23日、24日の2夜連続でお届けした「押尾コータロー クリスマス・
スペシャルライブ2013」
（大阪）では、
「遊びには行きたいけど、子どもがいる
となかなか機会が持てない」という女性従業員の声に着想を得て、育児中の
お客さまも参加しやすいよう配慮。千趣会の負担による無償サービスとして、
0歳から12歳を対象とした託児サービスコーナーを会場内に用意しました。
さまざまな角度から、
「お客さまへの貢献」を検討しました。
育児ママにも素敵な時間をプレゼント
千趣会は2013年、
「東北復興支援」
「女性支援」
「環境対策」を社会貢献活
動の重要テーマと定めるとともに、これらにお客さまと一緒に取り組むこと
を活動の柱に据えました。
それに伴い、これらの活動にお客さまが参加しやすい仕組みを整備。クリッ
ク募金や協賛商品の購入によってお客さまから寄せられたお金を、千趣会が
３つの活動テーマごとに積み立て、社会貢献活動の資金とすることとしまし
た。これによって、お客さまは気軽に興味のある社会貢献活動に参加でき、千趣
会はお客さまの声を今まで以上に的確に活動に反映することができるよう
になります。
（⇒P.5）
「お客さまとともに行う社会貢献活動」へ
お客さまへのお約束
安心・安全をお届けするために、
商品開発でさまざまな配慮をします。
●
●
商品ジャンル・アイテムごとに自社の
品質基準を設定しています。
●
仕様や素材による不適正商品を排除し、
品質検査を行っています。
●
商品は入荷前に検品しています。
商品化してからも「お客さまの声」に
耳を傾け、安全で高品質な
商品・サービスを届けます。
●
コールセンターおよびウェブサイトに
寄せられたお客さまの声をデータベース
化して商品の改善やサービスの向上に
努めています。
●
リスク管理統括委員会で「製品事故
報告」について討議し、不具合の除去と
再発防止に努めています。
●
業務に即した「個人情報取扱い管理運用ガイド」を
作成し、イントラネットで公開。
●
毎年、監査で管理状況をチェック。
●
グループ会社の従業員も含め個人情報保護教
育を実施。
厳しい品質基準を自主的に設定し、それらを順守しています。
通信販売では、お客さまと直接お会いする機会が少ない
からこそ、お客さまである女性に対し、さまざまな場面で少し
でも力になりたい― そんな思いから、私たちは「見えない」
お客さまに貢献するためにどうすればいいかと考えながら、
女性を支援するさまざまな取り組みを進めています。
お客さまの多くを占める女性たちに、もっと貢献するために。
通信販売を主要事業とする千趣会では、お客さまからお
預かりしている個人情報を安全・適切に管理することを何よ
り重要な責任と考えています。
そこで、2005年に「千趣会個人情報保護方針」を策定。こ
れを順守して、個人情報を厳密に管理しています。さらに、お
客さまからの情報の開示・訂正・利用停止などのご要望・ご
相談には、
「個人情報お客様相談室」を設置して迅速な対応
に努めています。
お客さまの個人情報の安全・適切な管理の徹底に努めています。
2006年度にはプライバシーマークを取得しました。 このマークは、個人情報保護体制がJISの基準に準拠 していることを認証するものです。
妊娠・子育て中の方に役立つ情報を提供しています。
ママと赤ちゃんの365日
を応援するウェブサイト「ベ
ビータウン」と、初めて妊娠
した女性を応援するウェブ
サイト「プレママタウン」を、
ほか3社と共同運営。サイト
に寄せられたママたちの声
を参考にオリジナル商品も
開発し、女性の出産・育児を
応援しています。
↓ウェブサイト「ベビータウン」 http://www.babytown.jp/
ウェブサイト「プレママタウン」→ http://www.premama.jp/
「笑顔」になれるヒントや写真を募集し、公開しました。
千趣会では女性の笑顔
にフィーチャーした企画
を随時実施しています。
2013年度は、2013年3月
から2014年3月まで「ウー
マン スマイル キャン
ペーン」として、思わず
笑 顔になるようなエピ
ソードや写真を募集し、
入賞作品を公開したほ
か 、商 品 のキャッチフ
レーズも募集しました。
例えば
例えば
●
乳がんの早期発見、早期診断、 早期治療を呼び
かける「ピンクリボン運動」に継続参加。
※
ピンクリボン運動についてはP.7、15も参照ください。
●
ウェブサイトなどを通じて、妊娠・子育て中の
方をサポート。
業務に即した「個人情報取扱い管理運用ガイド」を
グループ会社の従業員も含め個人情報保護教
乳がんの早期発見、早期診断、 早期治療を呼び
ウェブサイトなどを通じて、妊娠・子育て中の
かける「ピンクリボン運動」に継続参加。
方をサポート。
作成し、イントラネットで公開。
毎年、監査で管理状況をチェック。
育を実施。
お客さまの
ために
↑公式ウェブサイト
http://www.senshukai.co.jp/ main/top/camp/
に
を
2
か
マ
ペ
笑
ソ
入
か
レ
公式ウェブサイト ↑公
http://www.senshukai.co.jp/ h
main/top/camp/ m
千趣会は、品質管理の関連法規の順守はもちろんの事、厳
しい自社基準・自主規制を設定し、これらを順守しています。
商品お届け後に、お客さまからご指摘のあった商品は出
荷をストップし、再度の検査・検証を実施し、その経緯や結
果を関連部署にフィードバックするほか、社内の情報として
共有し、再発防止につなげています。
▼
品質基準の考え方
▼
自主基準・規制の例
衣料： JIS基準
雑貨： JIS・SG基準
食品： 食品衛生法
千趣会独自の
自社基準、自主規制、
管理マニュアル
品名
規制
ベビー・乳幼児向け衣料品の法令順守はもちろんの事、下
着・靴下等の指定商品における遊離ホルムアルデヒドについ
ては、法規制よりさらに厳しい自社基準を順守しています。
自主規制により、肌に刺激の強いモノフィラメント、ガラス
繊維などの素材は触肌部には使用していません。
「もの干し」や「アイロン台」の耐荷重・強度等の基準は
JIS・SGにも規定がないため、自社基準を設定しています。
自主規制により、塩ビ素材および防虫・防カビ加工剤につ
いては安全のため一部使用を規制しています。
通信販売の特性上、食品衛生法より厳しい自社衛生基準
値を適用しています。
・
・
・
・
・
衣料品
雑貨品
食 品
上記とは別に、環境保護への取り組みとして「環境商品採用基準」を設け、販売規制も 行っています。
Pickup
↑押尾コータロー クリスマス・スペシャルライブ2013（大阪）
会はお客さまの声を今まで以上に的確に活動に反映することができるよう
になります。
（⇒P.5）
とができるよう
受診の
きっかけ
づくりに
貢献
よりよい社会をつくるための
取り組みを続けています。
活動ハイライト②
活動の全体像、グラフデータは
P.21
へ
▼
ピンクリボン活動の継続
乳がん検診の受診率アップに取り組みました。
年間死亡者12,000人超、早期発見が生死を分ける「乳がん」
社会の
ために
自宅、オフィスにある不要な本、CD、DVDを従業員が持ち寄
り、それを売ったお金を寄付する「BOOK MAGIC」の活動を
2009年度から展開しています。寄付金は、特定非営利活動法人
ジェンを通じて、イラク・アフガニスタン・南スーダンなどのほか、
宮城県石巻市での学
校建設や教育支援に
役立てられます。
2013年度は6月と
11月に9カ所で実施
した結果、1,305 点
が集まりました。
千趣会では2005年から乳がん検診受診率を高める「ピンク
リボン運動」に参加し、協賛商品の販売をはじめとするさまざま
な取り組みを行っています。
乳がんは発見が遅れると死につながる病気。しかし、早期発
見すると生存率は9割と非常に高いのです。このため、
「乳がん
検診の積極的受診」が生死を分けると言われます。それにもか
かわらず、日本では受診率が上がらず、30代∼60代の女性の死
TOPICS
（株）ディアーズ・ブレインの
（株）ディアーズ・ブレインの
社会貢献プロジェクト「Ring」
社会貢献プロジェクト「Ring」
千趣会が本社を構える大阪は「ひったくり被害全国ワースト1位」と言わ
れます。被害者の約90％は女性で、さらにその約2割が20代女性です。
中でも自転車の前カゴからの被害が多く、その背景には、自転車カゴカ
バーが被害防止に役立つにもかかわらず、見た目が「ダサい」、カゴへの取
り付けやカゴの中のものを取り出すのが「面倒くさい」というイメージが強く、
若い女性に浸透していないという実情があります。
そこで千趣会は、大阪府警のひったくり防止キャン
ペーンに協力。抵抗なく使っていただけるよう、社内外の
20代女性の意見を盛り込み、
「かわいらしい」デザインで
「取り扱いが簡単」なカバーを共同開発しました。
20代女性が使いやすい、ひったくりを防止する
カバーを大阪府警と共同開発しました。
Pickup
亡原因の1位となっています。特に千趣会本社がある大阪周辺
は全国でも受診率が低いのが現状です。
千趣会では2012年度に、ベルメゾンデッセ会員1,835名に
アンケートを実施。乳がんを「他人事ではない」と認識しつつも、
受診しないのは「きっかけがないこと」であるという人が多いと
わかりました。この結果を受け、今後もきっかけづくりと啓発の
両面を重視した活動を続けていきます。
乳がんによる死亡者数は年々増加
乳がん検診に行けていない理由は？
「啓発」と「きっかけづくり」の両面から受診を促進
乳がん検診の受診を訴える日本対がん協会ほか 主催のウォーキングイベント「スマイルウオーク 神戸大会」に参加したほか、検診促進イベントを 開催。親しい方に配って検診のきっかけをつくる マグネットなどの啓発ツールも配布しました。
気軽に検診を受けていただけるよう、ク イズにご回答いただ いた方に無料で乳 がん検診を受診 できるクーポン をプレゼントし ました。
啓発イベント開催、参加で
啓発イベント開催、参加で
無料受診クーポンのプレゼントで
無料受診クーポンのプレゼントで
包装などのデザインで
包装などのデザインで
10月のピンクリボン月間に は、ガムテープなど商品包 装 のデ ザインをピンクリ ボンデザインに変更し、関 心を喚起しました。
↑BOOK MAGIC
千趣会のグループ会社でウェディングビジネスを展開する
（株）ディアーズ・ブレインでは、2006年7月から社会貢献活
動「Ring」に取り組んでいます。笑顔の輪、結婚式場にあふれ
る笑顔や幸せを世界中に広げるため、世界各国で学校建設など
に取り組んでいます。
現在、中国、インド、
ベトナム、カンボジア、
タイ、フィリピン、ラオ
スなどで活動してお
り、2013年度は支援
先をミャンマーにも
拡大しました。
↑NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンと 協力し、インドのバリンド村に小学校を寄付グループ会社でも社会貢献に取り組んでいます。
BOOK MAGIC活動を継続しています。
野菜の種や苗を配る「スマイルシーズ」で
世界中の女性を元気に。
2013年度は
クイズ形式に
活動ハイライト①
お客さまのために
千趣会は、栄養の改善や収入源を必要とする世界各地の
人々に、その手助けとして野菜の種や苗を配布する「スマイル
シーズ（笑顔の種）」プロジェクトに協力しています。
本プロジェクトは特定非営利活動法人ジェンが主導する
もので、2012年以降は、東日本大震災で被災した東北の
女性の経済的自立に向けた支援も行われています。2013年
度は、協賛商品の購入による募金、計206,480円を寄付し
ました。
社会へのお約束
お客さまが笑顔で暮らせる社会を
つくるため、わたしたちにできる
ことを考え、実施します。
●
寄付やボランティアに参加するほか、
事業を通じた社会貢献の方法を検討し、
実施しています。
●
グループ会社でも活動に取り組んで
います。
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
〈人〉
〈年〉 〈%〉
199020002002 200420082009 20102011 2012 1950 1960 1970 1980
厚生労働省「平成24年人口動態統計月報年計（概数）の概況」
ベルメゾンデッセ会員「乳がん検診について」2012年実施 仕事をしている 仕事をしていない 合計
56.3
33.3
19.7
0.5
15.5 きっかけがないから
どこでどのような 手続きをすればよい のかわからないから 仕事が忙しいから
その他 子育てが忙しいから
38.5
56.0
25.3
21.0
14.6
16.6
38.4
55.6
15.7
22.5
31.5
18.0
38.2 受診料がいるから
60 30
0
