• 検索結果がありません。

第二期武蔵野市学校教育計画 第1章

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "第二期武蔵野市学校教育計画 第1章"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第Ⅰ章

(2)
(3)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

1

近年、社会を取り巻く情勢は急速な変化を見せています。急激に進む経済のグローバル化やサ

ー ビス産 業化 、情 報通 信技 術の進 展と いった 経済 ・産業 構造 の変化 が進ん でい ます。また 、少子

高 齢化の進 行により社会活力 の低下が 懸念されてい ます 。都 市化の進 展やライフスタ イルの 多様

化などにより、地域社会とのつながりの希薄化、支え合 いによるネットワーク機能の低下も指摘され

てい ます。こうした 変化の 激しい不 安定な社 会は 、子 どものみな らず家 庭、地域に も影響を与え て

います。

平成 23 年3月に発生した東日本大震災という未曽有の災害体験を通じて、私たちは、困難に直

面 して も諦め ずに自ら 考え実行 する力の 必要性 、人 材育 成の重 要性 、人のつな がりの 大切 さな ど

多くの教訓を得ました。

このような状況の中で、第2期教育振興基本計画の策定、障害者基本法の改正、障害者の権利

に関 する条 約の発 効、 「21世紀型 能力 」(国 立教 育政策 研究所 )の提 案、いじめ防止 対策推 進法

の制定などがありました。

今 、子 どもた ちに 知性 ・ 感 性に 加え 、認 知 、思 考 、行 動等 を 方 向付 ける 理性 を育 む と と もに 、自

立への勇気を与える学校教育が求められています。

武蔵野市の学校 ではこれまで、子どもの教育的 ニーズ、体験活動、言語活動 、体力向 上、主体

的な 学び 、社会性 の育成 、文化 ・芸術 活動 、豊かな人間 性の育成な どを重視 した教 育を展開 して

きました。

武 蔵 野 市 教 育 委 員 会 では 、社 会 情 勢の 変 化 や 地方 教育 行 政 法 をは じめ と す る教 育 関 連 法の

改正、第2期教育振興基本計画等の趣旨を踏まえながら、本市における教育の現状と課題を整理

す る とと もに 、目 指 す方 向性 を明 らかに す るた め 、「 第二 期武蔵 野 市学 校 教育 計画 」を 策 定 しまし

た 。今後 、本市 の子 どもたち が 、知 性・ 感性 を磨 き、 自ら未 来を 切 り拓 いてい く力を 身に付 けること

ができるよう、学校教育の充実を図っていきます。

本計画は、武蔵野市第五期長期計画(平成24年度~33年度)の考え方を踏まえ、平成27年度

を 初年 度と する 平成 31年 度 までの 5年 間に おいて 、目指 すべ き学 校教 育の 基本 的方 向性を 示 し

たものです。

本 計画は 、学 校教 育計 画より1年早 く平 成20年度に 策定 された 特別支 援教 育推進 計画 と一 体

的 に 策定 しま した 。これは 、平成 24年 7月に 中央 教育審 議 会初 等 中等 教育 分 科会 で報 告された

「共 生 社 会 の 形 成 に 向 けた イン ク ル ー シ ブ 教 育 シ ス テ ム 構 築 の た め の 特 別 支 援 教 育 の 推 進 ( 報

告 )」 の提 言 も踏 まえ 、特別 支 援教 育 推進 計 画は学 校教 育 計 画と 一 体的 に進 めて い くべき と の考

えに基づくものです。特別支援教育の具体的な実行計画については、本計画を受けて、教育委員

会が別に定める「武蔵野市特別支援教育の具体的な取組」によります。

また、武蔵野 市生涯 学習計 画、武蔵野 市スポー ツ振 興計 画、武蔵野 市図書 館基本 計画との 整

第Ⅰ章

計画策定にあたって

計画策定の背景・趣旨

(4)

合性も図っています。

さらに 、本 年度 策定の 第四 次子 どもプラン 武蔵 野( 第五期 長期 計画の 分野 別実 施計 画であ り、

子ども・子育て支援法に基づく子ども・子育て支援事業計画)との整合性も図っています。

な お、本計 画につ いては 、国 や東京 都の教 育施 策の動向 などを 踏まえ 、平成 31年 度までに 見

直しを行い、平成32年度に改定する予定です。

3-1 第2期教育振興基本計画の策定

第 2期 教 育 振興 基 本計 画は 、教 育 基本 法 第 17条第 1項 に 基 づき 政 府が 平成 25年 6月 に閣

議 決 定 した 教 育の 振興 に関 する 総 合計 画 で、第 2期 計画 の 計画 期 間は 、平 成 25年度 ~ 29年

度の5年間です。

第2期計画では、第 1期計画 で掲げた「 10年間を通じて 目指すべき姿」を達成すると同時に、

「自立」「協働」「創造」を基軸とした新たな社会モデルを 実現するための生涯学習社会の構築を

旗印として、教育の再生に向けた施策を推進する必要があるとしています。

教 育行政の基 本的方 向性と して、4つの ビジ ョン (社会を生き 抜く力の養成 、未 来への飛躍 を

実現する人材の養成、学びのセーフティネットの構築、絆づくりと活力あるコミュニティの形成)の

下に、8のミッション(成果指標)、30のアクション(基本施策)からなる体系となっています。

3-2 障害者基本法の改正等特別支援教育に係る法改正等

平 成 23年 8月に 障害 者基 本法 が改 正 され、「国 及び 地方 公 共団 体は 、障 害者が 、そ の年 齢

及び能力に応じ、かつ、その特性を踏まえた十分な教育が受けられるようにするため、可能な限

り障害者である児 童及び生徒が障害者 でない児童及び 生徒と共に教育を受けられるよう配慮し

この間の教育に関わる様々な動き

各計画の関係図

武蔵野市第五期長期計画

平成 24 年度~33 年度

第四次子どもプラン武蔵野

平成 27 年度~31 年度

第二期

武蔵野市学校教育計画

平成27年度~31年度

武蔵野市生涯学習計画

平成 22 年度~31 年度

武蔵野市スポーツ振興計画

平成 21 年度~30 年度

武蔵野市図書館基本計画

(5)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

3

つつ、教育の 内容及び 方法の改善 及び充実を図 る等 必要な施策を講 じなければならない」 こと、

また 、児 童・生徒その 保護 者への 情報 提供 及び 意向の尊 重 、交 流及び 共同 学習によ る相 互理

解の促進、人材の確保及び資質の向上、環境の整備の促進が定められました。

平 成 24年 7月 には 、中 央教 育 審議 会 の特 別 支 援教 育の 在 り方に 関 する 特 別 委員 会 にお い

て、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育シス テム構築のための特別支援教育の推進

(報告)」が報告されました。「インクルーシブ教育システム」とは、障害のある者と障害のない者が

共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general edu cation system(教育制度一般)」から

排 除 されな いこと 、自 己の 生 活す る地 域に おいて 初 等中 等 教育 の機 会が 与えら れる こと 、個 人

に必要な「合理的配慮」が提供されること等が必要とされています。

平 成25年 6月に 、 「障害者 差別解 消法」が 制定 されました 。行政 機関等 及び事 業者は、社会

的 障壁の除去 の実施につ いての必要かつ 合理的な 配慮を 的確に行 うため 、自ら設 置する施 設

の 構 造の 改善 及び 設 備の 整備 、関係 職員 に対 す る研修 その 他の 必要 な環 境の 整備 に努 めな

ければならないものとされました。

平 成 26年 2月 に 、障 害 者 の 権 利 に 関 す る 条 約 が 、日 本 に お い て も発 効 しました 。同 条 約 第

24条には、「 締約国は 、教育についての 障害者の権 利 を認める。締 約国は、この権利を差 別な

しに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため、障害者を包容するあらゆる段階の教育制度

及び生涯学習を確保する。」と定められています。

3-3 「21世紀型能力」 ― 日本型資質・能力の枠組み

次 期 教育 課 程基 準の 改 訂に 影響を 及 ぼす 、文 部科 学省 の 「育 成 すべ き資 質 ・能 力を 踏 まえ

た 教育 目標・ 内容 と評 価の在 り方に 関す る検討 会」の 第6回 会議 (平成 25年 6月)に おいて 、国

立 教 育 政 策 研 究 所か ら 「 社 会の 変 化 に 対応 す る 資 質や 能 力 を 育 成 する 教 育 課 程 編 成の 基 本

原理」(平成25年3月)の中で、「21世紀型能力」が提案されました。

「 21世紀型 能力 」は 、「 生きる 力」 としての知 ・徳 ・体を 構成 する 資質 ・能力か ら,教科 ・領 域横

断的に学習することが求められる能力を資質・能力として抽出し、これまで日本の学校教育が培

ってきた資質・能力を踏まえつつ、それらを「基礎力」「思考力」「実践力」の観点で再構成した日

本型資質・能力の枠組みです。

具体的には、「思考力」を中核として、それを支える「基礎力」と、使い方を方向づける「実践力」

という三層構造で構成されています。

「 21世紀 型能力 」は、今日、諸外国 で求 められている能 力観と も一 致して おり、学校 生活 全

体 、全 ての教科 や領 域等を貫 いて育て たい資 質・ 能力であ り、「生 きる力 」をよ り実効 性のある も

のとして、どう発揮するかという方向性を示唆するモデルです。

また 、平成 26年11月 20日 に文 部科 学大 臣よ り、初 等中 等 教育に お ける 教育 課程 の基 準等

の在 り方に ついて 、中央教 育審議 会に諮問 されました 。この諮問は 、①教 育目標 ・内容 と学習 ・

指導方法、学 習評価の在 り方を一体的と して捉えた、新 しい時代にふ さわしい学 習指導要領等

の 基本 的考え 方 、②育 成す べき 資質 ・能 力を 踏まえ た 、新 たな 教科 ・科 目等の 在 り方 や既 存の

教 科 ・ 科目 等の 目標 ・ 内容 の見 直 し、③学 習指 導 要領等 の 理念 を実 現す るた めの 各 学校 にお

けるカリキュラム・マネジメントや、学習・指導方法及び評価方法の改善を支援する方策について

(6)

3-4 教育委員会制度の改正

教 育の政治的 中立性 、継続 性・安定 性を確保 しつつ 、地 方教育行 政における責任の明 確化 、

迅 速 な 危 機管 理 体 制の 構 築 、首長 と の 連携 の 強化 を図 り、地 方 に 対 する 国 の関 与 の見 直 しを

図るため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が、平成26年6月に改正されました。

改 正 の主 な内 容は 、教育 委員 長 と教 育 長を一 本 化 した新 たな 責 任者 ( 新教 育 長) を置 く。首

長は、首長と、教育委員会により構成される総合教 育会 議を設け、首長は総合教育会議におい

て 、教 育委 員会 と協議 し、教 育基 本法 第17条に規 定する 国の教 育振 興基 本計 画を参 酌して 、

教育の振興に関する施 策の大綱を策定する 。会議 では 、大綱の策定 、教育条件の 整備等重点

的に 講ずべき 施策 、緊急の 場合に講ず べき措置 について協 議・調 整を行う。児 童・生徒 等の 生

命 又 は 身体 への 被 害の 拡 大 又は 発生 を 防止 す る緊 急の 必 要が あ る場 合 に 、文 部 科 学大 臣 が

教育委員会に対して指示ができるよう第50条(是正の指示)を見直すなどです。

3-5 いじめ防止対策推進法の制定

平 成 25年 6月に 、い じめ 防止 対策 推 進法 が公 布 されました 。同 法は 、国 に対 し、い じめ の防

止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針の策定を求め、自治体

に対しては、国のいじめ防止基本方針を踏まえ、その地域の実情に応じた同様の基本的な方針

の 策 定に 努 める よ う求 めて い ます 。また 、学 校に 対 しては 、国 のい じめ防 止 基 本方 針 又は 自治

体の地域いじめ防止基本 方針を参考にし、その学校の実情に応じた同様の基本的な方 針の策

定を求めています。

さら に 、学 校 の設 置 者 及 びそ の 設置 す る 学 校が 講 ず べき い じめ の 防 止 等に 関 す る措 置 や 、

重大事態への対処等についても規定しています。

3-6 教育のIT化に向けた環境整備4か年計画の策定

21世 紀に ふ さわ しい学 校教 育を 実現 できる 環境 の整備 を図 るた め 、第 2期教 育振 興 基本 計

画では、目 標とされている「 教育のIT化に向 けた環境 整 備4か年計画 」(平成 26年度~ 29年度)

を策定しました。具体的な水準目標は、教育用コンピュータ1台あたりの児童・生徒数が3.6人、

電 子 黒板 ・実 物投 影機 の整 備( 1学級 あた り1台) 、超高速 インタ ーネ ット 接続 率およ び無 線L A

N整備率100%、校務用コンピュータが教員1人1台などとなっています。

3-7 小学校及び中学校施設整備指針の改訂

文 部科 学省の 「学校 施設の 在り方に関 する 調査研 究協力 者会 議」は 、小 学校及 び中 学校 学

習 指 導 要 領 の改 訂 へ の 対応 、社 会 状 況の 変 化 への 対応 等 を 踏 まえ 、平 成 22年 3月 に 検 討結

果を報告書としてとりまとめました 。同月、本報告書に基 づき「小学校施設整備指針 」及び「中学

校施設整備指針」が改訂されました。

本 報 告 では 、小 学校 にお いて外 国語 活動 が新 設 された ことに 伴い 、外 国 語活 動 での多 様な

学 習活 動が適 切に 実施 でき る空 間を計 画する 場合の留 意事 項の追 加や 多目 的教 室の計 画に

関する記述、中学校にお ける武道の必修化に伴 う武道 が安全かつ円滑に実施できるようにする

(7)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

5

えるようにするための記述の充実など、学習指導要領の改訂に伴って学校施設面で対応すべき

事項について、計画・設計上の留意点を記載しています。

また 、学校 施設に おける情報 環境 や、環境面から の持続 可能 性への配 慮、屋内 運動施 設 で

の快適な環境づくり、家庭や地域と連携した施設などについても記載しています。

さらに、平成26年7月には、東日本大震災において顕在化した課題や、学校施設に関わる新

た な課 題に対 応す るた め 、「 学校 施設 の在 り方 に関 する調 査 研究 協力 者会 議」 の審 議を経て 、

学校施設整備指針が 改正されました。学 校施設の津波 対策及び避難所 としての防災機 能の強

化、老朽化対策等に関する規定が充実されました。

3-8 第 3 次 東 京 都 教 育 ビ ジ ョ ン 、 東 京 都 特 別 支 援 教 育 推 進 計 画 第 三 次 実 施 計 画 の 策 定

東京都特別支 援教育推 進計画は、発達障害を含 む障 害のある幼児・ 児童・生 徒一人一 人の

能力を最大限に伸長するため、乳幼児期から学校卒業後までを見通した多様な教育を展開し、

社 会 的自 立を 図る ことの できる 力 や地 域の 一員 と して生 きて い ける 力を 培い 、共 生社 会の 実現

に寄与するという基本理念にたって平成16年度に策定されました。

平成22年11月、平成23年度からの6年間の計画として、すべての学校で実施する特別支援

教 育の 推進 、つなが りを大 切に した 特別 支援 教育 の推進 、自立 と 社会 参加を 目指 す 特別 支援

教育の推進の3つの基本的考え方に基づいた第三次実施計画が策定されました。

第3次東京都教育ビジョンは、平成25年第7回都教育委員会定例会において策定されました。

『 社 会全 体で子供 の「 知」 「徳 」 「体 」を育 み 、グロ ーバ ル化 の進 展な ど変化 の激 しい 時代 にお け

る 、自ら学 び考え行動 する力や 社会の発 展に主体的に貢 献する力を 培う』 ことを 基本理念 とし、

平 成 25年 度から の 5年 間を 中心 に 、東 京 都が 今後 中 ・長 期 的に 取 り組 む べき 教育 の基 本 的な

方向性として、10の取組の方向と23の主要施策が示されました。

3-9 武蔵野市第五期長期計画の策定

武 蔵 野市 第五 期長 期計 画は 、平 成 22年 8月に 設置 された 策定 委員 会を 中心に 検 討が進 め

られました。策定委員会は、討議要綱(平 成23年 2月) や計画案(平成23年 10月)を公表し、圏

域別市民会議やパブリックコメントや無作為抽出市民ワークショップなど様々な手法を通じて広く

市 民 の 意見 を求 め 、平 成 23年 11月に 計 画案 を市 長 へ答 申 しました 。市 長は 、答申 を もとに 第

五期長期計画案を作成して市議会へ上程し、平成24年1月に可決されました。

子ども・教育分野の5つの基本施策のうち、学校教育計 画の分野は、基本施策の5「次代を担

う力をはぐくむ学校教育」にあたり、その下に7つの施策が位置付けられました。

基本施策 5 「次代を担う力をはぐくむ学校教育」 (1)確かな学力と個性の伸長

(2)豊かな人間性や社会性をはぐくむ教育の推進 (3)学校と地域との協働体制の充実

(4)特別支援教育・教育相談の充実 (5)学校・教員支援体制の充実

(8)

参照

関連したドキュメント

本章では,現在の中国における障害のある人び

わが国の障害者雇用制度は、1960(昭和 35)年に身体障害者を対象とした「身体障害

2号機原子炉建屋への入力地震動は、「福島第一原子力発電所  『発電用原子炉施設に 関する耐震設計審査指針』の改訂に伴う耐震安全性評価結果  中間報告書」(原管発官1 9第603号  平成

(1) 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づき更生手続開始の申立がなされている者又は 民事再生法(平成 11 年法律第

平成 支援法 へのき 制度改 ービス 児支援 供する 対する 環境整 設等が ービス また 及び市 類ごと 義務付 計画的 の見込 く障害 障害児 な量の るよう

今年度第3期最終年である合志市地域福祉計画・活動計画の方針に基づき、地域共生社会の実現、及び

トン その他 記入欄 案内情報のわかりやすさ ①高齢者 ②肢体不自由者 (車いす使用者) ③肢体不自由者 (車いす使用者以外)

あった︒しかし︑それは︑すでに職業 9