小学生低学年の部 優秀賞
小学生低学年の部 優秀賞
第1章
計画策定について
1 計画策定の背景・目的 2
2 計画の基本的事項 3
第1章では、計画策定の背景と目的を整理すると
ともに、計画の位置づけや役割、計画期間、対象と
する環境、対象地域、対象主体とその役割など、本
計画の前提となる基本的事項を整理しています。
伊達市合併5周年記念事業
『伊達なまち 未来の伊達市』絵画コンクール
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第1章 計画策定について
1 計画策定の背景・目的
(背景)
私たちの伊達市は、福島県の北部に位置し、東に阿武隈山系からなる霊山県立自然公園、西北に阿 武隈川が流れ、西には吾妻連峰の山々が遠望できる福島盆地の中で、豊かな自然環境に恵まれ、自然 と共生した生活を営みながら、それぞれの伝統や文化を創造してきました。
しかし、今日の豊かな生活とそれを支えてきた大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済システ ムは、私たちを取り巻く身近な環境のみならず、すべての生存基盤である地球全体の環境を脅かす までに至っています。
もとより、私たちは、良好な環境の下に、健康で文化的な生活を営む権利を有しており、自然、歴史、 文化を含め、ふるさと伊達市の住みよい豊かな環境を保全し、未来に継承する責務を担っています。
私たちは、生存の基盤である地球の環境が有限であり、自らが環境に影響を及ぼす存在であるこ とを深く認識し、市、市民及び事業者並びに滞在者が協力し合って環境への負荷の少ない持続的発 展が可能な循環型社会*を構築し、自然と共生するやすらぎのあるまちづくりを目指していく必要 があります。
∼伊達市環境基本条例 前文より∼
(目的)
上記のような背景を踏まえ、平成22年4月、本市における良好な環境の保全と創造に関する基 本理念や市民、事業者、滞在者及び市の役割や基本的施策の方向性を示した「伊達市環境基本条例」 を施行しました。
本計画は、この環境基本条例に掲げる基本理念の具現化を目指し、環境の保全及び創造に関する 施策を総合的かつ計画的に推進していくための具体的な指針として策定したものです。
▲阿武隈川 梁川町五十沢の白鳥 ▲名峰 霊山
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第 1
章
計 画
策 定
に つ
い て
第 1
章
計 画
策 定
に つ
い て
環境基本法(H5.11施行)
伊達市環境基本条例
(H22.4施行) 伊達市第一次総合計画− “伊達”織りなす未来 ひとつの心 −(H20.4 策定)
福島県環境基本計画
(H22.3策定)
伊達市環境基本計画
(H23.3策定)
伊達市環境基本計画
伊達市第一次総合計画 伊達市第二次総合計画 環境保全に関する個別の事業・施策等
環境の保全に関する施策の 総合的かつ計画的推進
整合性
H20
H23 H32
H27
中間 見直し
(1)計画の位置づけ
本市における本計画の位置づけは、主に以下に示すとおりです。
○ 環境面において本市の最も基本となる計画であり、「伊達市第一次総合計画」を環境面から 具現化していくための指針になるものです。
○ 平成22年4月施行の「伊達市環境基本条例」に掲げる基本理念を具体化するものであり、 環境の保全に関する目標及び施策の基本的な方向性を示すとともに、これに基づき、市の各 部門における施策を立案・実施する指針となるものです。
(2)計画の対象期間
伊達市環境基本計画は平成32年度を目標年次として、平成23年度から平成32年度までの1 0年間を計画期間とします。
なお、計画期間のおよそ中間年にあたる平成27年度に、市の最上位計画である伊達市第一次総 合計画の改訂及び本市の環境を取り巻く状況の変化等を踏まえ計画の見直しを行います。
1 計画の基本的事項
▲計画の位置づけ、相互の関連性
2 計画の基本的事項
(3)計画の対象とする環境
本 計 画 の 対 象 と な る 環 境 の 範 囲 は 、概 ね 以 下 の と お り で す 。
(4)計画の対象地域
本 計 画 は 伊 達 市 全 域 を 対 象 と し ま す 。ま た 、地 域 に よ り 環 境 の 特 性 や 取 り 組 み な ど が 異 な る た め 、 各 地 域 性 に も 配 慮 す る も の と し ま す 。
た だ し 、大 気 や 水 、地 球 環 境 問 題 な ど 、流 域 あ る い は 広 域 に 対 応 す る こ と が 望 ま し い 事 項 に つ い て は 、周 辺 地 域 や 福 島 県 、国 及 び 地 球 全 体 も 視 野 に 入 れ た 計 画 と し ま す 。
(5)計画の対象主体
本 計 画 の 対 象 と す る 主 体 は 、市 民 、事 業 者 、滞 在 者 及 び 市 と し ま す 。 自 然 環 境
生 活 環 境
快 適 環 境 地 球 環 境
私たちの身のまわりに存在する空気や土、生物など、生物の生存基盤となる環境
農地/河川・水辺/自然景観/森林環境/動植物・生態系*/自然とのふれあい など 大気質、水質、騒音、廃棄物など、私たちが生活・活動することにより何らかの影響を受け、 新たに発生する環境
大気環境/水環境/音環境/土壌環境/廃棄物・リサイクル など 生活空間の中の緑、文化、街並みなど、ふれあいの中で快適と感じる環境 公園・緑地/まち並み/歴史・文化的環境/まち美化 など
地球温暖化など、地球的規模で変化・進行する環境 地球温暖化/酸性雨、オゾン層破壊 など
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