23 JGC CORPORATION
Management
環境マネジメントによる環境配慮
日揮グループは、持続可能な地域社会の形成および地球環境の保全を重視した事業展開を行っています。こ の事業展開の過程における具体的な環境配慮は前章「Projectー事業活動に伴う健康・安全・環境への配慮」 で詳しくご報告しました。
これらの環境配慮は、日揮の環境マネジメントシステム(EMS)の継続的な改善により一層強化されています。
近年の顧客は、自社で操業中のプラントや新たに建設する設備に関して、品質やコストに加えて工事の安全性や環境配慮を重視 する傾向が強まっています。これは顧客だけでなく世界全体の潮流でもあります。
日揮は以前からプラント建設のHSEを重視し、取締役が委員長を務める「HSE委員会」を設置し、エンジニアリング会社として顧客 の要求事項と社会・経済ニーズとのバランスを取りながら全社的なHSE施策を指揮しています。
そしてHSE委員会のリーダーシップの下、複数の関連部門が連携して具体的な業務を担当しています。
さらに、オフィス活動のHSEについては、各本部のHSE委員を通じて定常的な活動を行っています。
このように日揮グループは、健康・安全・環境マネジメント運動は経営層が先頭に立って社内の意識高揚を図るべき重要な事項と 認識し、これを実践しています。
なお、日揮は2003年にISO14001に準拠する「環境マニュアル」を制定し、環境マネジメントシステムを文書化しています。
環境方針の実現に向けて
全ての事業活動による環境負荷の
低減を促進していきます。
HSE全般の管理・指導
「品質・安全・環境室」
プロジェクト毎の基本計画か ら工事計画の一部までに関す るエンジニアリングHSE業務 を担当
エンジニアリング本部 「HSEシステム部」
海外建設工事に関するHSE 業務を担当
国際プロジェクト統括本部 「建設部」
国内建設工事に関するHSE 業務を担当