平成 22 年 2 月 18 日
長野市上下水道事業管理者 中 村 治 雄 様
長野市公共事業再評価監視委員会 委 員 長 小 山 健
簡易水道統合整備事業(戸隠簡易水道事業)の事前評価に関する意見について
平成 22 年 2 月 18 日に提出された簡易水道統合整備事業(戸隠簡易水道事業) の事前評価について、当監視委員会で慎重に審議した結果は別紙のとおりです。
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長野市公共事業再評価監視委員会意見書
1 事前評価対象事業
・簡易水道統合整備事業(戸隠簡易水道事業)
※ 水道施設整備事業の評価実施要領第2の2(事業採択前の事業費 10 億円以上の事業)
2 審議経過
事業内容について事業者から説明を受け、その妥当性について監視委員会で慎重に 審議するとともに評価を実施し、結果を取りまとめた。
3 評価手法
監視委員会における評価は、厚生労働省所管の水道施設整備事業の評価実施要領に 基づき、新技術の活用、コスト縮減、代替案立案等の可能性、事業の必要性、計画の 適切性などについて審議を行い、利点(便益性)など総合的な視点で評価を行った。
また、事業の投資効果の検討に当たっては、厚生労働省「水道事業の費用対効果分 析マニュアル‐ 第Ⅳ編 算定事例‐ 」の換算係数法に基づく費用便益比(B/C)を 算出し、評価の判断材料とした。
4 事業の評価における利点(便益性)と課題
【利点(便益性)】
○ 膜ろ過方式による浄水場建設により、クリプトスポリジウム、濁度対策が図ら れ、安心・安全な水道水の供給が可能となる。
○ 貯水量の豊富な上水道「戸隠水源」からの取水により、安定した水道水の供給 が可能となる。
○ 耐震構造の浄水場や配管により、災害に強い施設となる。また、浄水場建設予 定地が高所のため、災害時に他の水系への供給が可能となる。
○ 既存の水源を含めた施設の統廃合により、効率的な水運用が図られる。
【課題】
○ 管布設延長が長いため、通行への配慮を十分行う必要がある。
○ 水源等の統合により、給水エリアが広範囲となるため、災害時に対応した維持 管理マニュアルを新たに作成する必要がある。
○ 配水管は既存のものを使用していくことから、老朽管等の布設替を計画的に進 める必要がある。
5 評価結果
監視委員会の委員が、以下の5項目について5段階で評価し、「事業実施・計画の 見直し・事業中止」の判断材料とした。
総合評価の平均点が 3. 0 以上を「事業実施」、2. 9 から 2. 1 を「計画の見直し」、2. 0 以下を「事業中止」とした。
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【評価項目】
(1)新技術の活用
(2)コスト縮減
(3)代替案立案等の可能性
(4)事業の必要性
(5)計画の適切性
【結果】
戸隠簡易水道事業簡易水道再編推進事業(統合簡易水道)
6 結論
以上の結果を持って監視委員会は、事業について「事業実施」が妥当とする。
(付帯意見)
・施設の一部は国立公園内に整備されることから、環境及び景観等に配慮し建設す ること。
・効率的な事業計画の実施及び適切な技術力の投入による工期短縮を行い、費用の 縮減に努めるとともに、早期完成に努めること。
・安定した水の供給を確保するため、水道施設における維持管理の充実を図るとと もに、老朽管路などの計画的な更新に積極的に取り組むこと。
平成 22 年 2 月 18 日
長野市公共事業再評価監視委員会 委員長 小 山 健 委 員 加 藤 恵美子 委 員 武 井 久美子 委 員 松 岡 保 正 委 員 松 本 明 人
評価項目 評価点(平均)
(1)新技術の活用 4.8
(2)コスト縮減 4.2
(3)代替案立案等の可能性 4.6
(4)事業の必要性 4.8
(5)計画の適切性 4.8 総合評価(平均) 4.6