恒星天文学の源流 星と銀河 その2 ～天空の測深と銀河系～ 「天文教育」（2012年1月号）

恒 星 天 文 学 源 流 19

星 と 銀 河

そ

2

～ 天 空

測 深 と 銀 河 系 ～

小 暮 智 一 京 都 大 学 OB

回 1938-9 時 期 恒 星 視 差 測

成

ン ン 3人 足 跡 辿 見 う

2人 望 遠 鏡 製 作

通 ン 深 い

あ 2 人 視 差 測 良

あ ン ン 観

測 独 立 視 差 測 挑

銀 河 再 考 察

い

1. ッ セ 生 涯 Fr i edr i c h Wi l hel m

Bes s el , 1784 – 1846

生 涯

辿 見 う 方 9

長 始 い [1], [22]

部 ン ン 生

父 公 務 員 あ 家 族 生

活 い あ 14 ン

ン ン 貿 易 会 社 弟

込 会 計 担 当 ン

交 易 路 商 業 栄 え 中

世 い 史 あ

会 社 輸 出 入 主 体 あ 船 乗

知 合 い 多 航

海 術 興 味 持 独 学 数 学 文 学

学 始 彼 特 計 算 術 優 20

1607 出 現 彗 星

観 測 精 密 遈 計 算 法 考 案

論 文 彼 結 果

見 い い 思

Heinrich Wilhelm Olbers

1758 - 1840 ン ン 大 学 医 学 学

ン 開 業 医 生 活

体 観 測 逭 い 惑 星

見 や 彗 星 査 遈 計 算

知 優 文 学 者

評 価 得 い 夜 空

暗 関 留

い ン 裏 通 散

歩 中 捕 え 手 論 文 要

伝 え 興 味 示

速 論 文 家 届

彼 正 確 計 算 十 分 明 簡 潔 理 論 付

学 論 文 値 あ

20 若 い 業 績 彼 感 銘

彼 人 あ

知 12

計 い 論 文 公 表

ン 近 郊 ン

Johann Schröter 設 立 私

設 ン 文 Lilienthal

Observatory あ 1806

招 文 助 手

足

い 彼 後 時 代 幸 福 静 謐

日 々 あ 回 想 い

射 望 遠 鏡 扱 い 便

分 解 能 十 分

面 地 形 ン 組 い

相 変 わ 彗 星 査 集 中 い

恒 星 置 高 い 精 度 必 要

子 午 儀 設 置 い 星 置 測

始 彼 恒 星 視 差 組

始 あ

前 次 第 知 う

図 12 ッ セ 肖 像 [ 1]

う 1809 秋 転

機 訪 皇 帝

3世 国

各 地 国 立 大 学 設 置 逭 い

中 大 学 含 い

皇 帝 大 学 精 密 望 遠 鏡 持

文 建 設 計

当 時 皇 帝 学 補 あ ン

ン Alexander Humbolt

文 長 26 若

推 薦 ン

招 状 届 い あ う

未 来 開

翌 妹 Amalie

伴 (現 領

ン ) 赴 任

文 子 午 儀 用 い 恒 星

精 密 置 観 測 1818 基 礎

文 学 出 版 い [23] 書

1755 文 長

James Bradley, 1693 – 1762 観

測 星 挙 星 置

い あ 機 械 的 誤 差 大 気 差

差 効 果 補 正 行 い 時

補 正 法 い 詳 述 い

書 当 時 文 観 測 者 対 星 置 や

長 期 的 変 動 測 基 本 的

書 中

恒 星 視 差 恐 1 角 以 あ

う 述 視 差 索 者 ン

い

後 彼 星 観 測 恒 星 視 差 測

専 念 1838 恒 星 視 差 測 成

次 節 54 あ

績 1842 英 国 王 立 文 会

贈 い

図 13 ッ セ 時 代 ニ ッ ス

天 文 台 1848年 頃 [ 22]

1842 英 国 訪 2人 人

物 会 い 1 人 ン ン

ン あ 王

礼 挨 拶 兼

あ 折 彼 王 星 精 密 運 動

紹 遈 運 動 乱 未 知 惑 星

存 在 示 唆 い う 新 惑 星 い

文 遈 運 動 精

密 計 算 行 わ ン 文

ン 1846 見 海 王 星

良 知 い

知 1846 死

去 う1人 人 物 ン

ン 1838 視 差 測 1人 あ (第

4節) 訪 職

当 時 明 式

写 凝 い 風 景 や 肖 像 撮

写 撮 い う 話 あ

残 い い

1846 界 観 測

い 最 後 固 運

動 奇 妙 ン 見 出 い 後

伴 星 運 動 表 わ 白 色 星

見 本 人 知 由

2. シ ュ フ 生 涯 1793- 1864

Friedrich

Georg Wilhelm Struve ン

近 郊 Altona 1793 4

誕 生 当 時 ン 領

い 父 Jacob Struve

ン 学 長 典 言 語

学 専 門 あ 数 学 統 計 学 確 率 論

数 論 優 い 数 学 著 書 あ

大 学 数 学 い 誉 学

得 い

当 時 ン 戦 時 代

国 ン 若 者

徴 兵 危 機 的 広 い

ン 領 あ ン

入 込 13 ン

一 時 拘 束 窓 飛 降

脱 走 い う 件 あ う 社 会

安 父 避 長 男

Karl Struve 勤 い

Dorpat 当 時 領 現 在

大 学 入 学

父 志 い

典 言 語 学 担 当 教 授 い

1808 大 学 入 学 15

言 語 学 数 学 学 い 父

申 出 許 や え

言 語 学 専 攻 18 言 語 学 業

在 学 中 地 元 貴 族 ン ン

Count von Berg 家 家 庭 教 師

込 働 大 学 通

逬 36時 間 4人 子 供 教 育 当

い う 自 由 時 間 多 大 学

50km あ 彼 自 由 時 間

ン 家 過 家

家 族 一 員 う 扱 わ

食 会 や 狩 舞 踏 会 参 将 来

多 知 己 得 い

1810 言 語 学 業 父

束 果 考 え 大 学 院 逭 物

理 学 数 学 文 学 分 専 攻 逭

学 ン 大 援 助 あ

彼 大 学 付 属 文 長

Johann W. A. Pfaff 指 文 学 基

礎 学 学 機 器 理 論 家

あ 測 地 学 優 い 1807

文 ン 社 製 子 午 儀 設 置

測 地 学 研 究 課 題 え 子 午 儀 設

1809 ン 学

研 究 転 任 い 引

い 大 学 赴 任

Johann S. G. Huth あ 彼

大 学 数 学 共 測 地 学 数 理 地 理 学

組 1812 文 い

助 手 子 午 儀 測

開 始 い [24]

標 準 星 子 午 線 通 過 時 刻 測 い 地 球 大 気 差 や 行 差 補 正 行 い 方 法 測 結 果

1813 学 論 文 出

ン 戦 影 響 近 郊 一

時 戦 場 学 審 査 延 期 無

学 得 文 研

究 員 文 子 午 儀 星

査 測 観 測 星

作 成 い 大 学

い 文 学 数 学 講 義 担 当

健 康 理 由 1814 職

後 任 専 任 研 究 員

う 生 活 安 (22

) 長 期 休 暇 郷 未

来 妻 若 Emilie Wall 出 会

う 路

文 訪 初 対 面 会

い 輩 体 置 観 測 補 正

法 い 助 言 訪 問 契 機

後 2 人 親 交 結 視 差 測 良

ン 1815

最 後 戦 い 敗 和

訪 や 来 2

人 結 婚 17 間 12人

子 供 生 い う 子 山 あ う

長 男 Otto W.

Struve 文 長 子

ン Hermann Struve

い 文 長

以 後 家 代 々 文 学 者

生 亡

大 学 教 授 国 立 電 波 文 長 Otto Struve

5代 文 家 系

い 1820

27 大 学 教 授 兼 付 属 文

長 文 星 観 測 視 差

測 測 地 業 組

皇 帝 ン 1 世 測 地 経

緯 度 測 共 領 土 国 家 的

業 あ 等 閑

1817 始 角 測

最 初 付 近 対 象

あ 一 段 落 彼 皇 帝

ン ン 端 黒 海 沿 岸 到 大 規 模

測 計 出 計

ン 両 国 力 国 際 業

東 経 26度 線 中 心 265 個 角 点

網 緯 70 度 40 分 緯

45 度40 分 2800km 測 地 作 業 1855

成 果 1857 報 告 書

出 版 中 地 球 形 状 関

測 あ 高 い 精 度 地 球 楕 体 形 状

示 あ 角 点 網 一 部

現 在 10ヵ 国 ぶ 国 際 的 世 界 遺 産

録 い [25]

図 15 シ ュ フ 時 代 天

文 台 [ 22] 右 手 手 前 家 シ ュ フ

住 居

1830 代 皇 帝 ン

近 郊 ワ 新 い 文 建 設

乗 出 皇 帝 委 嘱

備 調 査 多 忙 時 過

1839 46 文 建

設 委 員 会 委 員 長 文 完 成 後

長 新 い 文 い 星 や

恒 星 置 観 測 い 1847 銀

河 系 関 著 書 [26] 第5節 参 照

出 版 あ 健 康 優 次 第 観

測 書 斎 比 移 1861

68 文 職 1864 ン

自 宅 肺 炎 死 去

享 71 あ

3 ッ セ と シ ュ フ 視 差 測 定 (1) ン 望 遠 鏡 ([22], [27])

恒 星 視 差 測 星 精 密 置 観 測

能 望 遠 鏡 必 要 あ

大 型 射 望 遠 鏡 製 作

金 属 射 鏡 研 磨 星 像 必

鮮 明 い え 星 置 観 測

い 屈 折 望 遠 鏡

高 い 精 度 い 19世 紀 初 頭 屈 折 望 遠 鏡 製 作 主 流 あ

ン Joseph

Fraunhofer ン あ

共 ン

製 作 屈 折 望 遠 鏡 用 い い

ン 文 注

文 製 作 9 ン 23cm 屈 折 鏡

次 う 新 い 術 用 い

1 色 消 ン 対 物 ン 使 用

2 赤 遈 儀 方 式 用 ン

以 前 経 緯 式 あ

3 錘 用 い 自 動 追 尾 方 式 入

4 温 度 変 対 対 物 ン 常 色

消 う ン 支 持 方 式

用

う 術 望 遠 鏡 例

い 高 精 度 当 時 最 大 屈 折

鏡

一 方 文

ン 注 文

自 身 設 計 あ

ン ン ン

John Dollond 陽 直 計

考 案 望 遠 鏡 対 物 ン 2等 分

一 方 半 ン 移 動 精 密 角 距

測 装 置 あ 注 文

1824 ン 体

調 崩 い ン 製 作

意 欲 示 完 成 1826

永 後 者

1829 完 成 10

本 格 的 視 差 測 開 始

頃 ン

ン 工 訪 第3代

卿 ン William

Parsons 製 作 術 精 感 嘆

ン 明 以 来(色 消

ン ) 屈 折 鏡 点 射 鏡

精 度 回 い 射 鏡 精 度 関

改 良 う 試 い

図16 フ ン ホ フ 肖 像 [ 22]

図17 天 文 台 大 屈 折 鏡

現 在 古 天 文 台 に 展 示 さ て い

[ 27]

図 18 ニ ッ ス 天 文 台 オ

[ 22]

観 測 解 析 い 当 時

越 い 彼 1818 基

礎 文 学 公 刊 い [23] 書 精

密 置 観 測 教 書 述

う 新 い 観 測 装 置 解 析 術

視 差 測 能

共 星 観 測 始

視 差 測 移 い 視 差

測 成

測 過 程 辿 見 う

( 2) シ ュ フ 視 差 測 定

1814 文

用 以 来 子 午 儀 星

測 組 い 標 準 星 対 経

度 差 緯 度 差 測 経 度 緯 度 々

測 必 要 あ 便 あ

い 暗 い 星 観 測 困 あ

子 午 儀 十 分 高 精 度 屈 折 望 遠 鏡 必 須 あ 大 学 通

設 置 計 出 幸 い 皇 帝

ン 1 世 計

1819 自 ン 工

訪 当 時 世 界 最 高 精 度 持 最

大 望 遠 鏡 注 い う

あ

1824 望 遠 鏡 到 着 大 屈

折 鏡 Great Refractor

17 11 16日 迎 え

星 像 鋭 感 嘆

速 組 星 査 あ

後 2 間 122,000 個 星 観 測

3000 個 星 多 星 検 出 い

1827 成 果 星 多 星 新

公 刊 い 成 分 星

分 角 ， 置 角 精 度 追 許 い

あ 業 績 ン ン

王 立 文 会 授

い

大 屈 折 鏡 行 恒 星 視 差 測

組 彼 遥 星 α Lyr

あ 星 星 あ 主 星 A

伴 星 B 対 異 固 運 動 示

両 星 力 学 的 結 連 星 5等 暗 い 伴 星 遠 方 星 見

両 星 分 角 43 角 大 屈 折 鏡 視

十 分 入 近 あ 彼 星 狙 い

61 Cyg 大 固 運

動 持 視 差 測 力 候 補 星 1 あ

知 い 61 Cyg 比 較 星

460 角 大 屈 折 鏡 視

う 目 的 星 適 当 考 え

対 視 差 測

組 1835 2 間 あ

間 多 忙 日 々 い 実 際 観 測

17 夜 過

彼 観 測 結 果 解 析 視 差

0.125 ± 0.055 角

見 積 1837 7 25日

長 い 手 中

完 全 い 断

測 値 示 い [22] 値 現 在

視 差 0.123 角 極 近 い 彼 観 測

十 分 考 え 観 測 あ

公 表

値 見 大 衝

撃 10

手 中

私 一 歩 逭 い 彼

完 全 い い い 試

望 見 通 え 述 い

最 初 公 表 1840

あ [28] 値

0.2613± 0.0254 角 (現 在 値 0.123

角)

2倍 値 い 彼 差

行 差 補 正 大 言 わ

い う 第 １

測 者 彼 惜

彼 測 視 差

ン ン 比 較 遥

文 大 屈 折 鏡 高 い 精 度 示 あ

弁 明

1838 彼 多 忙 身 幸

運 あ 幼 い 息 子 病

妻 父 あ 大 学 数 学

僚 あ Paul Bartels

死 亡 観 測 解 析 行 う 十 分

時 間 あ

( 3) ッ セ 視 差 測 定

1834 頃 ン

製 作 用 い 視 差 測 観

測 乗 出 い 彼 視 差 観 測 適

[22, Chap.16]

第1 1806 Giuseppe Piazzi,

1746 – 1826, 神 父

星 非 常 大 固 運 動 間

5.123 角 持 見 固

運 動 大 い 星 近 傍 星 考 え

第2 連 星 系

公 転 周 期 求 い 第 3

法 則 両 星 距 概 略 値 推 見

分 角 比 較 星 視 差 0.5

角 少 い 程 度 見 積

測 能 値 い

第3 星 周 極 星 近 間 通

観 測 機 会 多 い あ

う 61 Cyg 視 差 測 挑

置 補 正 法 や 比 較 星 遥 多

問 題 あ 1836 彗 星 観 測 や

測 地 観 測 追 わ い う や 1837

視 差 観 測 再 開 適 当 比 較 星

遥 手 間 足 結 果 到 遉

い 7 述

う 手

彼 意 決

8 本 格 的 視 差 測 乗 出

最 終 的 比 較 星2個 遥 a, b 星

61 Cyg 置 関 測 始 ａ

星 460 角 b 星 706 角 い

視 あ

1837 8 18日 38 10 2日 連

的 観 測 晴 日 15 回 以

観 測 98日 分 得

解 析 半 終 了 視 差

0.3136±0.0202 角 (現 在 値 0.287

角)

い 結 果 直 王 立 文 会

ン 書 簡 い う 形 ン

投 稿 10 23日

理 い [29] 第1報 あ

い 12

ン 詳 細 掲 載 い [30]

視 差 値 公 式 第 1

測 者 あ

4. マ ス ン ソ ン と 視 差 測 定

視 差 測 第2測 者 あ ン

ン Thomas Henderson, 1798 - 1844

い 触 う [22, Chapter 11]

ン ン ン ン

生 海 望 港 あ 地 元

高 校 業 後 弁 護 士 養 成 校 資 格

弁 護 士 働 い い 裁 書 記 兼

あ 高 校 時 代

始 文 学 興 味 深 合

間 ン 私 立 ン

文 置 文 学 実 地 学

食 用 い 経 度 測 方 法 考 案

論 文 原 稿 海 編 暦 局 長

ン Thomas Young

図19 マ ス ン ソ ン 肖 像 [ 31]

文 学 対 ン ン 才 能 ン

高 評 価 ン 大 学

ン 文

留 観 測 食 報 新 方 法

(1827 ) 多 論 文 公 表 い

う 業 績 1831 ン

ン 33 王 立 会 喜 望 峰 王 立

文 長 招 聘 度 気

持 招 聘 入 1832 4

文 着 任 彼 最 初

文 生 活 馴 染 文

ン ン 良 近

彼 陰 鬱 沼 地 地 広

蛇 多 群 生 動 物 出

い う 土 地 柄 環 境 最 悪 あ 前 任 者

初 代 長 Fearon Fallows

地 猩 熱 死 去 い 風 土

ン ン 健 康 徐 々 蝕 い

翌 文 観 測 6

万 個 ぶ 恒 星 置 精 密 測 行 い

や 風 土 健 康 勝 1833

再 ン 国 い

国 後 ン 大 学 教 授 就 任 王 立

文 時 元 ン

文 い 観 測 星

置 観 測 行 い

大 学 喜 望 峰 行 観 測 資 料 整

逭 い 彼 人

α Cen 間 3.6 角 い う 大

固 運 動 示 い う 情 報

彼 星 近 傍 星 遊 い い 確 信

文 行 置 観 測 解

析 数 19 個 過

視 差 1.12 角

資 料 数 少 追 観 測

必 要 考 え 文 勤 務

人 追 観 測 依 頼 結 果 到 着

解 析 逭 い 1838 10 彼

興 奮 入

文 61 Cyg

視 差 測 成 い う 知 あ

彼 速 解 析 急 い

α Cen 星 あ 主 星 伴 星 α 1,

α 2 19 角 距 共 通 固 運 動 示

文 星 周 極 星

間 通 観 測 能 あ ン ン

観 測 日 数 少 視 差 測 十

分 長 い 観 測 期 間 あ 近 傍 3個 比

較 星 共 置 測 行 差 章 動

補 正 施 主 伴 両 星 い

独 立 視 差 計 算 視 差

α 1 ： 1.38 ± 0.16 角

α 2 ： 0.94 ± 0.16 角

値 統 計 的 均 α Cen

視 差

1.16 ± 0.11 角 (現 在 値 0.742

角)

見 積 結 果 ン

1839 1 11日 理 掲 載

ン ン 第 2 測 者

[32] 測 誤 差 一 桁 大

α Cen 陽 最 近 い 星 1

あ 幸 い 最 近 い

Proxima Centauri (視 差 0.772 角) α

Cen 次 2番 目 最 近 星 あ

視 差 測 現 況 い 触

う 恒 星 視 差 測 高 性 能

置 観 測 必 要 観 測 測 星

距 範 20 世 紀 限

あ 1970 い 写 観 測 得

星 数 距 100 以 数 千 個 限

い 大 前 逭 見 観 測 衛 星

打 あ [22] 1989 Hipparcos

(ESA) 打 250 万 星 視 差 測

以 来 多 衛 星 観 測 計

い Hipparcos 計 中

衛 星 表 1 示 う 測 精 度

表1 衛 星 観 測 に よ 視 差 測 定 進 展

度 限 界 距 測 星 数 測 精 度

1989 Hipparcos (ESA) 300 250万 個 2 – 4 角

計 中 DIVA ( ) 3000 3000万 星 0.8 角

計 中 FAME (NASA) 8000 4000万 星 50 角

計 中

2015 SIM (NASA) 100,000 20,000星 1 – 4 角

計 中

2013 GAIA (ESA) 30,000 10億 星 20 角

注 括 弧 号 打 示

5. シ ュ フ 銀 河 系

1847 恒 星 文 学

い う ン

文 愛 皇 帝 ン 語

著 い [26] 書 副 題 銀 河 系

い 恒 星 距 い

い う 1847 視 差 測 現

状 基 銀 河 系 考 察 主

題 い 書 中 彼 次 う

書 い い

私 研 究 立 戻

機 会 課 題 一 見

あ 多 謎 秘 多

人 研 究 あ い

学 者 あ 限 い 現 象 や 設 問

困 わ 研 究 撤

い 研 究 者 い 文 献 良 調

新 い 術 静 推 測 歩 逭

あ

一 文 当 時 銀 河 系 研 究 困

立 向 う 強 い 意 思

示 い

史 的 考 察 始 い 銀 河 構 造 関 哲 学 的 文 学 的

考 察 始 い

行 者 Thomas Wright,1750

ン Immanuel Kant,1755

ン ン ン

Johann Heinrich Lambert,1761 挙

い う 前2者 思 索 的 考 察 あ

ン 観 測 基 い い い

う ン 研 究

届 い い

書 あ 意 味

対

深 い 敬 愛 書 い 執 筆 前

英 国 渡 ン 会 い

銀 河 系 関 詳

い 情 報 手 入 い 書 本 文

109 頁 注 57 い う い

あ う 本 文 半 分 い

銀 河 構 造 論 検 討 当 い

述 う 源 流

[18] 新 2 銀 河 系 1785，1818

唱 1818 い

否 い

1785 星 計 測 法 1818

等 度 法 銀 河

彼 望 遠 鏡 宇 果 星 見

通 い い う 理 由 前 者 廃 棄 深 遠

銀 河 い う 転 換 い

い 銀 河 系 紹 い

憤 慨 書 い い

文 学 者 本 人

否 い い 像 固 執 い

あ う 最 近 著 作 い い 段 階

留 い 驚 あ

当 然 1818 新 い

用 銀 河 宇 限 界 い

23cm 大 屈 折 鏡 微

星 査 48ｃ ｍ や 122ｃ ｍ

射 鏡

深 遠 宇 入 陽 巻

大 恒 星 界 銀 河 広

い わ わ 全 無 知 あ

述 い

宇 限 界

陽 銀 河 系 恒 星 分

い 解 析 逭 い 基 本 的 手 法

星 計 測 法 基 新

恒 星 視 差 成 果 統 計 的 手 法 入 あ

星 計 測 い ワ 文 い

作 成 恒 星

作 成 ン 星 表

[33] 比 較 星 表 赤 緯 -15

度 +15度 ン 限 い

ン い 一 方

ワ 星 表 広 い 域

い

ン 赤 経 12 分

領 域 恒 星 密 度 測 次 測

値 基 い ワ 星 表 銀 河 面

行 域 星 密 度 統 計 的 推 測

恒 星 距 い

時 代 35個 恒 星 視 差 測 い

当 時 恒 星 陽 似 体 考 え

い 彼 星 明 一

あ 仮 1 等 星 均 距

仮 a 100万 文 15.8

推

距 宇 推 測

表 わ

視 差 分 い 遠 方 星 距 測 法

い 明 示 い

い 恐 等 度 法

近 い 方 法 行 わ あ う

彼 等 星 距 次 値 え

い

最 遠 6等 星 距 a6 = 88.726 a

= 1402

9等 星 a9 = 4.25 a6 = 377.08 a = 5958

銀 河 系 全 体 銀 河 面 方 向 9等 星

距 超 え 広 い 垂 直 方

向 距 星 計 測 法 広 銀 河 面 方 向

い 推 う 観

測 能 範 銀 河 構 造 次 う

い

(1) 銀 河 系 構 造 示 中 心 銀 河

面 両 側 対 称 的 層 状 構 造 示

(2) 星 空 間 密 度 銀 河 面 距 共

減 少

(3) 銀 河 系 陽 置 銀 河 面

少 点 あ

(4) 星 団 や 星 雲 銀 河 面 近 い 多

存 在 分 規 則 あ

(5) 恒 星 間 空 間 吸 物 質 存 在

最 後 点 銀 河 面 星 分 均 質 あ

点 や 星 団 星 雲 分 推 測

あ う 陽 近 傍 銀 河 構 造

い 示 い い

, [1] 20 う 構 造

え い

銀 河 像

題 わ 周 視 差 超 え 何

新 い 方 法 必 要 あ [34]

図 20 シ ュ フ 銀 河 系 [ 1]

文 献

[22] Hirshfeld, A. W. 2001, Parallax The Race to Measure the Cosmos, A.W. H.

Freeman / Owl Book 恒 星 視 差 測

成 史 物 語 注 や 文 献 多 い

[23] Bessel, F.W., 1818, Fundamenta

Astronomiae (基 礎 文 学)

[24] Tartu Observatory Home page, Heads

of the Tartu Observatory ( 代 長

Pfaff, Huth, Struve 紹 )

http://www.ajaloomuuseum.ut.ee/vvebo ok/

[25] 暮 智 一 2009 文 報 102 614

史 的 文 訪 3

文

[26] Struve, W. 1847, Etude d’astronomie stellaire, sur la voie lactée et sur la distance des étoiles fixes, St. Petersburg, Imprimerie de l’Academie

des Sciences. 恒 星 系 文 学 研 究 銀 河

系 恒 星 距 い

Kessinger Publishing社 復 刻 版

[27] King, H. C. 1955. The History of the Telescope, Dover Publ. Inc. Chapter IX

ン 望 遠 鏡

[28] Struve, W. F. 1840, Astronomische Nachrichten, 17, No. 396, 12 – 13,

Ueber die Parallaxe des Sterns α

Lyrae nach Micrometermessungen am grössen Refraktor der Dorpater Sternwarte.

[29] Bessel, F. W., 1838, MNRAS, 152 – 161, (1838 Oct. 23 received) A letter from Professor Bessel to Sir J. Herschel (parallax of 61 Cyg, 第1報)

[30] Bessel, F. W., 1838, A. N., 17, No. 365, 65 – 96, Bestimmung der Entferbung des 61sten Sterne des Schwans. (61 Cyg い 視 差 測 詳 細)

[31] Thomas Henderson, Google picture http://www.google.co.jp/search?q=Tho mas+Henderson,astronomer&hl=ja&sa [32] Henderson, T. 1839, MNRAS, 4, (Jan.

11), 168 – 170, On the parallax of α

Centauri.

[33] Bessel, F.W., 1830, Tabulae

regiomontanae reductionum observationum astronomicarum ab anno 1750 usque ad annum 1850

computlatae 作 成

ン 恒 星

[34] Struve, O. W. 1895, Wilhelm Struve, Zur Erinnerung an der Vator, Karlsruhe : G. Braun’schen

Hofbuchdruckerie 息 子

父Wilhelm 対 回 想 録