グローバル化と
研究開発
研究開発の効率性と技術の国際連携
・
先進各国はイノベーション活動にしのぎ
を削り
その成果を効率的に獲得するためにグロー
バルな連携が進んでいる
こうした技術面の国際化において諸外国と
比較した日本の位置付けはどうなっている
のだろうか
我が国の研究開発の効率性は低
下
・我が国の民間企業の研究開発支出は世界的に高水準・その成果を経済効果という視点から付加価値の増加に 寄与したかどうかで測る
・すると我が国の「研究開発効率」は主要国よりも低い 水準である
・イノベーションの方法がグローバル化の成果を十分に 取り入れていないという課題もあるのではないか
特許保有のグローバル化は低調
・海外特許の国内保有、国内特許の海外保有ともに 、我が国は諸外国と比べて低調である
・対外直接投資のストックが積みあがるにつれ、 海外特許の保有が増加することが見込まれる
我が国企業におけるイノベーショ
ンの国際連携の実態
・日本企業全体としてみると、技術面での国
際連携が相対的に遅れているが、一方で海外
進出に積極的な企業は増えている
海外進出企業で高いイノベーション実
現率
・ほとんど全ての業種において、海外進出をしている 企業はイノベーション実現率が高く、海外進出企業は イノベーションを積極的に行っている
・海外との共同イノベーションで多いと考えられるパ ターンは、海外の販売先との連携
外資系企業との共同研究を重視する企業
が増加
・我が国企業においても、海外との連携を含め、自社以 外の組織との共同イノベーションを一定程度実施してい る
・国内外を問わず、5年前と比べると現在は共同研究等 に対する重要性が高まった