マクロ経済学 I 第 14 講 講義ノート 1/ 2
14 金融市場の理解:中央銀行の役割
14.0 今回のアウトライン
A. 日本銀行の金融政策の方法とその効果を理解する
14.1 銀行の中の銀行、中央銀行とは何
A. 中央銀行 (中銀) は各経済圏に一つだけ、日本では日本銀行 (日銀) 1. 中央銀行は「銀行の銀行」で、銀行がお金を預けたり借りる 2. 中央銀行は「政府の銀行」を兼ねることも多い
3. 日本銀行の一番重要な仕事は物価の安定・・・(1)
4. 物価の安定の中で金融システム安定や経済成長を目指す
B. 日本銀行の業務は預金、貸付、為替、統計調査以外に、金融政策を行う
14.2 金融政策の決め方
A. 金融政策は政治的決定 ⇒ 中央銀行の独立性とのつながり 1. 総裁、副総裁、審議委員は衆参両院の同意の下で内閣が任命
B. 政策委員会による金融政策決定会合で短期金利をはじめ誘導目標等を決定 1. 金融市場局などが決定にしたがい金利誘導の諸手段を取る
2. 政策の対象となる金利を(2) と呼ぶことも 図 11.1 日本銀行の組織図
Ver. 2.4 Masumi Kawade, 2017
マクロ経済学 I 第 14 講 講義ノート 2/ 2
14.3 金融政策のいろいろ
A. 金融政策は市場介入や銀行命令 → 通貨量をコントロールし、金利を間接操作 1. 金融政策は通貨量や利子率などに影響 → (3) と呼ぶことも
B. 市場介入は日銀が銀行と国債などを売買する債券手形オペレーション
1. (4) :日銀の債券購入で銀行に現金が増えて貸付増 2. 売りオペレーション:日銀の債券売却で銀行の現金が減り、貸しにくく 3. 銀行にとっては銀行同士で現金を融通する ((5) )の短期
金融市場 (コール市場) の金利 (コールレート) が非常に重要
4. 銀行は手元現金通貨が不足すれば高金利、多ければ低金利で貸し付ける
→買いオペをすれば金利は低下、売りオペをすれば金利は上昇 C. 経営健全化のために日銀への強制預金である(6) を命令
1. 日本銀行に強制的に預金させる額を増減させると銀行保有の通貨が増減 D. 市場の通貨の総量 (通貨量) を(7) (通貨供給量:マネーストック、ま
たはマネーサプライ) という]
E. インフレ目標導入 (2013 年 1 月 22 日):2 年間で 2%
14.4 確認問題
14.4.1 次の文章の正誤について答えなさい
A. 日本銀行の総裁は独立性を維持するため銀行内の経営会議で任命される B. 日本銀行は金利を直接設定することで金融政策を行う
C. 買いオペレーションによって、市場に貨幣が供給されて金利は下がる D. 日本銀行は長期金利であるコールレートを政策金利とすることが多い
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