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東区区別計画調査特別委員会 特別委員会調査状況報告書|岡山市|岡山市議会|本会議・委員会の案内

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東区区別計画調査特別委員会調査状況報告書

平成29年 6 月14日

岡山市議会議長 宮 武 博 様

東区区別計画調査特別委員会 委員長 成 本 俊 一

本委員会に付託されました調査事件について,調査状況を下記のとおり報告します。

1 調査事件

(1)東区の区別計画に関する調査

2 調査状況 別紙のとおり

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3 東区区別計画調査特別委員会

目次

1.構成 ... 1

2.調査概要 ... 1

○平成 28 年6月 22 日(第1回) ... 1

○平成 28 年7月 12 日(第2回) ... 1

○平成 28 年8月5日(第3回) ... 3

○平成 28 年8月 23 日(第4回) ... 4

○平成 28 年 11 月 21 日(第5回) ... 5

○平成 28 年 12 月 21 日(第6回) ... 6

○平成 29 年6月 14 日(第7回) ... 6

3.まとめ ... 7

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東区区別計画調査特別委員会調査状況

1 構 成

委 員 長 成 本 俊 一 副委員長 岡 崎 隆 委 員 山 田 正 幸 〃 竹之内 則 夫 〃 竹 永 光 恵 〃 小 林 寿 雄

2 調 査 概 要

○平成28年6月22日(第1回)

平成28年6月定例市議会において本特別委員会が設置され,正・副委員長の互選を 行った。

○平成28年7月12日(第2回) 1 東区の区別計画に関する調査

(1) 東区の概況,現状と課題について

○会議の内容

1(1) 総合政策課長から,東区の概況,現状と課題について, 資料により説明があった。 それによると,概況は,人口9万5,000人余りと4区の中でも最少で,唯一人口 減少期に突入し,高齢者人口比率が25%を超えて(平成22年国勢調査)最も高くなっ ている。吉井川,百間川の河口一帯には干拓による広大で豊かな農地が広がってい る一方で,臨海部や新産業ゾーン,瀬戸地域や上道地域に工場が集積して,本市製 造業の中核を担っている。また,500年以上の歴史を誇る西大寺会陽は国の重要無 形民俗文化財に指定されたところで,西大寺の門前町として栄えてきた五福通りの まちなみや大廻小廻山城跡,万富の東大寺瓦窯跡など,歴史,文化的資産が数多く 残っている。さらに,市内唯一の人が住んでいる離島である犬島は,犬島精錬所美 術館や瀬戸内国際芸術祭などで脚光を浴びている。

現状と課題は,6つの分野に分けている。①産業は美作岡山道路,瀬戸インター チェンジの整備を契機とした企業誘致や農業の担い手育成や近隣市町との連携に よる有害鳥獣対策などのほか,西大寺会陽や犬島を初めとする地域の魅力の活用と

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発信が課題。②交通は渋滞対策や公共交通の利便性向上,さらに買い物や通院など の生活交通の確保が課題。③保健福祉,子育て分野は,高齢化率が高いことを受け て高齢者の支援策,人口減少に歯どめをかける意味でも子育て環境の整備が重要に なっている。さらに中学校区単位の組織づくりによる地域ぐるみの健康づくりの推 進が課題。④防災,安全・安心の面では,津波,浸水対策が課題で,吉井川の早期 改修,沿岸部の高潮対策,砂川の早期改修,瀬戸の市街地等での浸水対策を進める 必要があるとともに,安全・安心な地域づくりのための地域組織の維持強化や用水 路の安全対策も課題。⑤コミュニティーは,町内会の加入率は4区の中で最も高い ものの,近年減少傾向にある。これを踏まえて,世代を超えた交流の場づくりや地 域活動,コミュニティーの維持が課題。⑥特色ある地域づくりとしては,西大寺会 陽等の伝統行事や五福通りのまちなみなど地域の歴史,伝統文化を継承するととも に,その活用や魅力を発信していくこと,カネボウ跡地に整備された元気な新拠点 を地域の交流拠点として活用することが課題となっている。また,政田サッカー場 の立地を生かしたファジアーノ岡山との連携による地域スポーツの振興も期待さ れている,とのこと。

委員から,万富で美作道路のインターチェンジができ,東西と北へ向けて結節点 になっていく。資料に企業誘致をとあるが,企業誘致といってもそんなに土地はな い。どういう企業をどういう形で誘致しようとするのか,との質問があり,当局か ら,農地法,農業振興地域の整備に関連する法律上の関係があって,どこにでも企 業を誘致するわけにはいかないが,インターチェンジができると,その周辺部300 メートルぐらいは法制度上,若干今までの扱いと変わって企業誘致が可能になって くる。業種としては少し想定しづらいが,インターチェンジ周辺ということで,地 の利を生かしたような運送業とかは可能かと考えている,との答弁があった。

複数の委員から,人口推計などについても大きなデータを当てはめて,区として 推計をしているが,東区は既に人口減少期に入っている。学区によっても非常に大 きな違いがあり,人口について学区単位で考えられないところもある。10年後ある いは20年後にどんな人口推計になるのかといった情報は,行政が独自にきちんとプ ログラミングして提案すべきだろうと思う。備前平野は物理的には人が家を建てて 住むエリアが大変多いが,東区には市街化調整区域が非常に多く規制があって家を 建てられないし,企業を誘致する場所もない。その学区,学区で一定の景観を含め た地域を安全・安心も含めて守っていこうと思うと,そこへは人が入っていける仕 組みをつくらなければならない。調整区域だが,入ってくる意欲のある人がいたと したら,そこに人が住むことができる支援を制度上しないと難しい。道路整備が遅 れている点や公共交通,区内の拠点を結ぶ南北のネットワークの整備など交通につ

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いても課題が多い。資料には公共交通不便地域があると書いてあるが,むしろ一部 便利なところがあって,ほとんどが不便地域だ。地域の生活交通の確保をどうして いくのかという問題もある。学校の問題では,小規模小学校の維持存続,発展をど う展望するのか,非常に大きい課題で,子育て環境などの問題もある。分野別計画 との兼ね合いも出てくると思うが,全市的な分野別計画に即していたら多分東区の 発展は展望できないだろうと思う。分野別計画は分野別計画として,東区にはこう いう施策が必要なのではないかというあたりをきちんと整理してかからないと,い いことにはならない。オール岡山市としては成り立つ話でも,東区へ持ってきたら 発展のために全く役に立たないというか,むしろ発展を阻害することになりはしな いか,その辺の整理も必要ではないかと思う。分野別計画と区別計画の関係の中で, その辺のこともしっかり考えて,東区がこうだから岡山市の政策をこうするぐらい のことを言ってもらいたい,との指摘や意見があった。

○平成28年8月5日(第3回)

1 東区の区別計画に関する調査について (1) 東区の概況,現状と課題について

○会議の内容

1(1) 総合計画課長から,東区の概況,現状と課題について,資料により説明があった。 委員から,他都市の区別計画を見た印象では,区別計画には基本的な方向性が出 ている。区の個別具体的な課題についてはこの区別計画の範疇なのか,との質問が あり,当局から,区別計画は,特に区のほうから見た特徴的な課題に対応したもの や区の特性を生かしたまちづくりを進めるために重点的に取り組むものを記載し, 施策の方向性を記述していきたいと考えている,との答弁があった。

経済局統括審議監から,東区の概況,現状と課題について,資料により説明があっ た。

委員から,市が主体となって工業団地を用意するつもりはないか,との質問があ り,当局から,工場については,現在大手企業は海外に土地を求める傾向があり, 景況感も年々変わってくる中で,市が直営で土地を取得して団地をつくるという判 断には至っていない。企業誘致に関しては,今までどおり前向きに協力はさせてい ただく,との答弁があった。

これに対し委員から,東区には地域の方が働く場所が必要であり,それが定住に もつながる。長期計画の中の中期計画をつくろうということなので,従来どおりと

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いうのではなく,何らかの表記をしてもらいたい,との意見があった。

別の委員から,東区には子どもが生まれて1,2年で転出する家庭が多い。仕事 が大きな原因のようである。岡山市として人口増を目指すのであれば,そういった ことまで調査してほしい,との要望があった。

さらに別の委員から,農業従事者の減少,後継者や新規就農者についてどう考え ているのか,との質問があり,当局から,東区は農業が盛んな区だと認識しており, 農業者の高齢化と後継者不足は喫緊の課題であると認識している。農地中間管理機 構,JA,就農サポートセンターなどと連携して,後継者だけではなくUIJター ンによるものも念頭に入れた新規就農策について検討していきたいと思っている, との答弁があった。これを受けて委員から,区別計画に文言として入れてほしいと の要望があった。

教育委員会事務局統括審議監から,東区の概況,現状と課題について,資料によ り説明があった。

委員から,過小規模校の今後の展望について質問があり,当局から,適正な規模 の教育環境づくりについては全市的な課題であり,総合計画の分野別計画に位置づ けて,その中で検討していきたい,との答弁があった。

また委員から,区別計画が根拠のない総花的なものにならないように,今東区の 中で何が起こっているのかということを,まずは実態がよくわかっている東区役所 で議論してほしい,との意見があった。

○平成28年8月23日(第4回)

1 東区の区別計画に関する調査 (1) 区別計画(たたき台)について

○会議の内容

1(1) 総合計画課長から,区別計画(たたき台)について,資料により説明があった。 委員から,東区が他の3区に先行して人口が減少しているということは,逆に言 うと支え合いの地域づくり,健康づくりなどにおいて,後に続く3区のモデルとな るようなまちづくりを進めるという視点での記載が,区別計画にあってもいいので はないかとの指摘があり,当局から,意見を持ち帰って各局と一緒に検討したい, との答弁があった。

建築指導課長から,区別計画(たたき台)について,資料により説明があった。 委員から,現時点では空き家対策として危険の防止が主になっているが,今後の

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区づくりの中では空き家を財産と捉えるというようなことを考えていかなければ ならない。他の自治体では空き家を地元のNPO法人が中心になって斡旋し,そこ に大勢が移住定住している。区別計画(たたき台)の中に移住定住という視点が見 えにくいが,東区に空き家が多いということで移住定住とリンクさせることも考え ていかなければならないとの指摘があり,当局から,空き家対策は対策計画の中で も利活用と危険の除去が両輪だと考えている。現在は危険の除去に優先的に取り組 んでいるが,移住定住も踏まえた利活用については,対策計画の中でも方向性を示 している,との答弁があった。

これに対し別の委員から,空き家の問題について,財産としての活用や,そのた めにどういう政策展開をするのかということを考えるということになれば,担当課 だけで進めていくには無理があり,トータルで進めていくよう仕組み,機構を含め て考える必要がある,との指摘があり,当局から,空き家の問題に対しては広範囲 な対策も考えられると思うので,関係部局と対応を考えたい,との答弁があった。

財政活用マネジメント推進課長から,区別計画(たたき台)について,資料によ り説明があった。

委員から,公共施設に空きスペースがあるのはいかがなものか,十分東区に生き る使い方をしてもらいたい,との指摘があり,当局から,今後地域の方とも話をし ながら有効な活用に努めていきたい,との答弁があった。

また委員から,今後の委員会の進め方として,区別計画(たたき台)を一個一個 見ていき,一項目ごとに何を意味しているのかというのを検証していく形で進めて もらいたい,という意見があった。

○平成28年11月21日(第5回) 1 東区の区別計画に関する調査

(1) 区別計画(素案)について

○会議の内容

1(1) 東区区別計画(素案)について,また,前回の委員会で委員から請求のあった空 家等適正管理支援事業実績について,それぞれ資料により説明を受け,質疑応答を 行った。

委員からは,東区の人口はすでに減少に転じているためそれに対する施策に関す る意見や,その他具体的な意見として,駅を拠点にした公共交通の充実や回遊性の 確保,空き家の利活用,南海トラフ巨大地震等による液状化の記述,コミュニティ

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ーの問題や地域資源を生かした取り組みなどさまざまな意見が出された。そして, 今回出された意見について各部局で調整の上,その修正案を再度委員会を開催し協 議することとした。

○平成28年12月21日(第6回) 1 東区の区別計画に関する調査

(1) 区別計画(素案)について

○会議の内容

1(1) 11月21日の東区区別計画調査特別委員会で出された問題意識や指摘などを踏ま え,区づくりの将来目標などの修正を行い,再度,東区の区別計画素案が示された。

委員から,分野別計画の関係で「児童生徒の増加・減少に対応するため,学校の 統廃合,分離新設,通学区域の変更などにより,適正な規模の教育環境づくりを進 めます」とある。前期中期計画は5年の計画だが,ここに載せるのがいいのか。東 区には過小規模校も結構ある。学校規模の適正化を分野別計画の中で言われてしま うと,統廃合ありきのような話になり,全く展望が持てない話になってしまうから, この文言は外してもらいたい。常任委員会のほうで分野別計画を最終的に整理する 段階でぜひ議論してもらいたい,との質問があり,分野別計画だが,適正規模化等 について今議会等でいろいろ議論していただいている,その辺の書きぶりについて は政策局等とも話をしながら検討していきたい,との答弁があった。

○平成29年6月14日(第7回)

1 東区の区別計画に関する調査

(1) 東区区別計画調査特別委員会調査状況報告書(案)について

○会議の内容

1(1) 本特別委員会調査状況報告書のとりまとめについて,委員間で協議を行い,最終 的な取りまとめについては,正副委員長一任となった。

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ま と め

各区区別計画調査特別委員会は,岡山市第六次総合計画前期中期計画の策定に向け, 計画の中の区別計画を調査するため,平成28年6月定例会で設置された。この東区区別 計画調査特別委員会は東区選出の議員で構成しており,東区区別計画の調査を行った。

調査にあたっては,まず,東区の概況,現状と課題について当局から説明を受け,東 区が抱える固有の課題に関する調査を行うため,必要資料の提出を求め調査を深めたと ころである。

それらの調査を踏まえ,当局から示された区別計画のたたき台,さらには素案に対し, 委員会として意見・提案を行い,実質委員会を5回開催し調査を実施することにより, 区別計画(案)としてまとめられたものである。

委員会での調査の状況は前述のとおりであるが,6分野に分けられた現状と課題の中 でも,東区としては,人口が4区の中でも最少で,唯一人口減少期に突入していること や高齢化率が28.9%と最も高くなっていること,市街化調整区域が非常に多く規制が あって企業を誘致する場所がないこと,道路整備の遅れや区内の拠点を結ぶ公共交通な どの南北のネットワークの整備,生活交通の確保などが喫緊の課題であり,特に東区が 他の3区に先行して人口が減少していることを考えると,後に続く3区のモデルとなる ようなまちづくりを進める視点を東区の区別計画に盛り込むことが重要であるという 考えのもと,さまざまな角度から調査を進めた結果,区づくりの将来目標や区づくりの 重視すべき視点などに本調査特別委員会での議論が反映された計画となった。

各区における特徴的な課題に対し,特性を生かしたまちづくりを進めるための方向性 を示す区別計画は,平成32年までの5年間を対象に策定されたものであり,今後もこの 計画に基づいた政策・施策の進捗状況等を注視するとともに,課題等の検証が求められ る。第六次総合計画前期中期計画が策定されことにより,本調査特別委員会は所期の目 的を果たしたと考えるが,調査は継続すべきであり,今後は平成29年5月に設置された 活力と魅力あふれる区づくり調査特別委員会で引き続き調査されることを要望し,調査 報告書とする。

参照

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