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Technology
Environmental & Social Report 2012
日揮グループの環境テクノロジー
日揮グループは幅広いエンジニアリング事業を通じて培った知見を活かし、電力・水事業や新エネルギー事業、 CDM(排出権取引)事業などの環境ビジネスを展開しています。
この章では、日揮グループ各社が推進している低炭素社会の実現、環境負荷の低い新たなエネルギーの開発、 環境浄化事業の推進など、環境テクノロジーを駆使した取り組みをご報告します。
日揮は、多岐にわたるエンジニアリング要素技術を効果的に組み合わせ、必要に応じて独自開発プロセスも導入しながら世界各 地でプラントEPC事業を実施してきました。各種産業プラントは我々の生活を豊かにすることを目的としていますが、一方で周囲の 環境に影響を与えかねない存在でもあります。
日揮は常に顧客と社会にとって最適となるプラント作りを心掛け、プラント性能の高度化とともに環境負荷の最小化を両立させる 努力を続けてきました。言い換えればプラントEPC技術の高度化は、環境保全技術の高度化とも表現可能です。
このような努力を通じ、日揮はさまざまな環境テクノロジーを育て、これらのビジネス化推進を図っています。
さらに日揮グループには、日揮と同様にEPC事業を行うグループ会社に加え、触媒・ファイン事業、プロセスライセンシング、検査・ 保守、コンサルティングなどの事業を提供するグループ会社も存在します。
本章では、これらグループ会社による環境保全に貢献する新技術や仕組みの開発状況も紹介します。
日揮グループは、次世代を見据え、積極的な技術の開発と導入を通じて持続可能な社会の実現に向けて努力していきます。