アジェンダ 21 ながの
―環境行動計画―
2013
平成 25(2013)年9月
ながの環境パートナーシップ会議
目 次
はじめに
1 アジェンダ 21 ながの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(1)「アジェンダ 21 ながの」とは ・・・・・・・・・・・・・・ 3
(2)策定・改定の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
第 1 章 わたしたちの目指すもの ∼長野市の環境ビジョン∼
1 長野市の環境ビジョン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
2 環境ビジョンを実現するために・・・・・・・・・・・・・・・ 7
3 ながの環境パートナーシップ会議の 10 年間の活動と今後の展望・10
(1)ながの環境パートナーシップ会議の 10 年間の活動 ・・・・・10
(2)ながの環境パートナーシップ会議の今後の展望 ・・・・・・・38
第2章 理想の街にむけて
1 行動計画・数値目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
第3章 パートナーシップで進める
1 ながの環境パートナーシップ会議の推進体制 ・・・・・・・・・48
2 進捗管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
資 料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
はじめに
1 アジェンダ 21 ながの
(1) アジェンダ21ながのとは
20世紀の科学と技術の進歩は、生産方式の革新と相まって、人間活動
を大きく変え、より多くの富を生み出し、人類社会を飛躍的に発展させ
るものでした。しかしながら、そのような活動は、例えば自然界に存在
しなかった化学物質を環境中に排出するなど、必ずしも、環境の利用の
コストと環境の復元力に十分配慮した形で行われてきたとは言い難いも
のでした。
20世紀後半になるに従って、このような人間活動の変化の影響がさま
ざまな場面に現れてきました。環境問題は、その端的なものです。今日
の環境問題には、都市交通公害や湖・湿地帯などの水質悪化のような身
近な問題から、オゾン層の破壊、地球温暖化、熱帯林の大規模な開発に
伴う生物多様性の減少のような地球規模の問題まで、極めて幅広い問題
が含まれますが、それらに共通の原因は、通常の事業活動や日常生活か
ら生ずる環境負荷があまりにも大きなものになっていることです。
自然に恵まれた信州の長野市においても環境問題に無関係ではありま
せん。全国の多くの都市と同様に多数の問題を抱えています。
問題の改善・解決に何が必要なのでしょうか?
もちろん国際的な取り決めや政府による環境対策が必要です。 しかし、
現実の問題を改善するためには、地域に根差して、地域の人々が対策を
立てて実行していくことが必要不可欠です。
1992(平成4)年にリオ・デ・ジャネイロで開催された地球サミット
(国連環境開発会議)以来、こうした対策を「ローカルアジェンダ」と
呼んでいます。そして現在世界中のたくさんの国と地域でローカルアジ
ェンダの作成が行われています。
長野市においても平成9年に「長野市環境基本条例」が制定され、そ
れに従い「長野市環境基本計画」が平成12年に策定されました。
ここでは長野市の環境施策を総合的かつ計画的に推進して、望ましい
環境像の実現を目指すとしています。そして、その実現のためには、市
民・事業者・行政の3者が連携した取り組みが必要不可欠であることか
ら、平成13年6月、3者により「ながの環境パートナーシップ会議」が
組織されました。
また、長野のローカルアジェンダを作成することがその結成の目的の
一つでした。平成12年から準備を始め、平成13年には本格的に活動を始
めました。この会議の特徴はパートナーシップの名が示すように市民・
事業者・行政が協働作業を行いながら運営されてきたことにあります。
現在でも、それぞれの立場を理解しながら、協働して活動をしていま
す。
(2) 策定・改定の経緯
「アジェンダ 21 ながの」はこうした経緯を経て長野市版のローカル
アジェンダとして平成 15 年に策定されました。 その後、 平成 19 年には
プロジェクトの改定を行いました。
今回、策定から 10 年余りが経過し、この間、環境に関する諸課題が
大きく変化してきていることから、 再度の見直しを行うこととし、 平成
22 年に「ながの環境パートナーシップ会議」内にアジェンダ策定のた
めのプロジェクトチームを組織し、 これまで2年以上にわたり協議を重
ねてきました。
平成 15 年の策定からこれまでの 10 年に及ぶ間、法律・制度の改正、
環境に関するさまざまな取り組み、 「ながの環境パートナーシップ会議」
の各プロジェクトの活動などにより、 私たちの生活の中に環境に対する
意識が深く浸透してきましたが、 地球温暖化の深刻化や放射能汚染の発
生など、環境問題の様相も変化しています。
こうしたさまざまな状況の変化を踏まえて、 あらためて検討を行うと
ともに 「ながの環境パートナーシップ会議」 の在り方についても検討を
加えて、今回の改定を行いました。
第 1 章 わたしたちが目指すもの
∼長野市の環境ビジョン∼
長野市の将来の姿がどのような姿であればいいのでしょうか?
環境の視点でその姿を考え、 「長野市の環境ビジョン」として以下の
姿を提案しています。
このビジョンは、 長野市に住んでいる人のほか、 長野市で働く人、 長
野市を訪れる人や事業者などに、 環境関連の活動の方向性を示すものと
して、多くの方の参加・協力を得て、実現を目指します。
1 長野市の環境ビジョン
山にみどり・川に清流・谷に風・空に星
自然と和して発展するまち・人のくらし
みんなの知恵と行動でつくる環境・未来・ながの
豊かな山々には人の手が入り、 林は清冽 (せいれつ) な水を生み、
里山、田畑、水辺には多くの生き物が息づいて、豊かな恵みを与え
てくれる。
まちには、木々が茂る安らぎの空間、水が流れる潤いの空間、す
がすがしい風のなかを、人々がゆったりと安心して行き交う空間、
自然に調和した街並みがある。そこに、地球の恵みを大切にしてい
る市民のくらしがある。
長野の環境を保全、復元、創造し、未来に引き継いでいこうと、
ともに知恵を絞り、汗を流す多くの市民がいる。そして、市民の行
動を支える仕組みがある。
こんな ほっとするまち「ながの」をわたしたちは目指します。
ここでは、自然と人間の共存を軸に本市の理想の環境像が描かれています。
豊かな自然は、われわれの生活にさまざまな恵みをもたらしています。この環
境を将来にわたって引き継いでいくこと、 自然と調和した社会生活やまちづくりを
推進すること、 そして環境への配慮が永続性をもつよう今後も英知を終結すること
が、本市に暮らしているわれわれ一人一人に求められています。
2 環境ビジョンを実現するために
「ながの環境パートナーシップ会議」 では、 環境ビジョンの実現を目
指し、複数のプロジェクトを実行しています。
プロジェクトは、 個々に独立して取り組みを実施しますが、 環境ビジ
ョンの実現を目指す体系の中では、 「自然」 、 「生活」 、 「未来」という3
つのテーマの下にそれぞれが位置付けられています。
現在、 「ながの環境パートナーシップ会議」では、多くのプロジェク
トが実行されていますが、 今後、 市民意識の高まりや科学技術の進化や
時代の変化とともに、 実行すべき新たなプロジェクトも発生してくるも
のと思われます。
そこで、 「ながの環境パートナーシップ会議」では、自由な発想で、
楽しみながら取り組めるプロジェクトの提案を積極的に受け入れてい
くこととします。
また、 一緒にプロジェクトに取り組んでいただける方も幅広く受け入
れるとともに、 同様の活動に取り組んでおられる方々の支援にも積極的
に取り組んでいきます。
このように 「ながの環境パートナーシップ会議」 では、 環境問題に関
わる人や団体を結び (つなぐ) 、 情報を共有 (伝える) し、 共に活動 (行
動する) する役割を担うことにより、 環境保全に向けたネットワークを
築き、 地球規模の環境問題へと視野を広げながら、 地域から地球規模に
広がる環境保全活動を推進し、 環境ビジョンの実現を目指していきます。
アジェンダ 21 ながの−環境行動計画−2013 概念図
以下、プロジェクト⑤、⑥、⑦・・・・・・
※ 各プロジェクトは、市民・事業者・行政による
ながの環境パートナーシップ会議
長野市の環境ビジョンの実現
事業者 行政
市民
環境活動を行う全 ての人 、 団体 NPO・住民自治協議会など 、 事業者
つなぐ
・ 伝える
・ 行動する プロジェクト ①
プロジェクト ②
市民
プロジェクト③
プロジェクト④
行政
事業者
市民
行政
事業者
市民
行政
事業者
長野市環境基本条例
アジェンダ 21 ながの-環境行動計画-2013
第二次長野市環境基本計画
ビジョン・プロジェクト体系図
長野市の
環境ビジョン
主に関連する 第二次
長野市環境基本 計画の施策のテーマ
→ 生物多様性の確保
→
森林・農地の保全と 農林業の活性化
→ 良好な水辺の形成
→
廃棄物の発生抑制 再資源化
→ 廃棄物の発生抑制
→ 廃棄物の発生抑制
→ 身近な生活環境の保全
→
再生可能
エネルギーの利活用
→
市場原理を活用した 温室効果ガス削減
→
環境教育及び 環境学習の推進
→
環境教育及び 環境学習の推進
ながの環境パートナーシップ会議では、上記プロジェクトを実施しています。
長野市の環境ビジョンの実現を目指していくためには、新規プロジェクトを立ち上げ、プロジェクト活動の 活性化を図っていく必要があります。
取り組むことが可能な項目を例示しました。
外来植物の駆除、日本固有種の保護 / 里山遊歩道・自転車道路の整備
食べ残しの削減、賞味期限から消費期限への意識改革運動 / 雨水の有効利用による節水
実施中のプロジェクト
アジェンダ21ながの-環境行動計画-2013
Ⅰ
自
然
山にみどり・川
に清流・谷に
風・空に星
1 スキー場跡地の自然復元プロジェクト
2 市民の森づくりプロジェクト 3 生態系豊かな、水に親しめる
川づくりプロジェクト
みんなの知恵
と行動でつく
る環境・未来・
ながの
Ⅱ
生
活
Ⅲ
未
来
自然と和して
発展するまち・
人のくらし
4 GLOBEプロジェクト
1 生ごみ削減・再生利用プロジェクト
2 食品トレイ使用削減プロジェクト
3 レジ袋使用削減プロジェクト
4 光害対策プロジェクト
1 太陽エネルギー普及促進プロジェクト 2 ながのカーボンオフセット
プロジェクト 3 子どもの環境学習支援プロジェクト
3 ながの環境パートナーシップ会議の10年間の活動と今後の展望
これまでの 10 年間の活動を振り返り、今までの成果と今後の
展望をまとめました。
(1)ながの環境パートナーシップ会議の10年間の活動
① 全体の総括について
「ながの環境パートナーシップ会議」 の発足した当時、 環境保
全活動と経済活動では目的が必ずしも一致しないことなどから、
環境意識の高い人や、 環境問題は重要ではあるが、 経済活動の許
す範囲で、 資金や人材に余裕がある事業者、 団体等により、 環境
保全活動が取り組まれていました。
また、 環境に対する意識も十分に社会全体に浸透しているとは
言えず、 例えばごみ問題では、 分別をきちんとしていれば、 環境
に良いことをしているという意識がありました。
しかし、 その後 「減量(リデュース)、 再使用(リユース)、 再資
源化(リサイクル)」 の考え方が多くの人や事業者、 団体に知られ
るところとなり、 環境に対する意識は、 広く浸透してきたものと
考えられます。
そして現在、個人、事業者、団体における環境を大切にしよ
うという意識の高まりから環境保全活動を経済活動の制約要因
ではなく成長要因の一つと捉え、 地球温暖化対策などの環境保全
活動と経済活動の活性化のバランスを取りながら、 環境問題に取
り組む社会へと変化してきています。
このような社会全体における環境に対する意識の変化は、個
活動の成果であり、 「ながの環境パートナーシップ会議」も、そ
の一翼を担うことができたのではないかと考えています。
「ながの環境パートナーシップ会議」では、これまでレジ袋
削減や食品トレイ使用削減の検討、生ごみ削減、市民の森づく
り、 光害対策など多くのプロジェクトにおいて、 市民・事業者・
行政が協働で問題の解決に向けて取り組みを実行することによ
り、成果を上げてくることができました。
10 年前に私たちが提案した、市民・事業者・行政の協働(パ
ートナーシップ)により環境問題の解決に向けて取り組んでい
くという理念は、社会の変化を捉え問題の解決に向けて取り組
んでいく方法としては、先駆的なものであり、これまでの成果
が有効性を証明しています。
「ながの環境パートナーシップ会議」 では、 今後も引き続き、
市民・事業者・行政のそれぞれが適正に役割を分担しつつ、対
等の立場での協働により、環境問題の解決に向けて取り組んで
いきます。
② 各プロジェクトの活動について
各プロジェクトは、 わたしたちが目指す環境ビジョンの実現に向け
て、 プロジェクトごとに目的とする 「理想の街」 を掲げて環境保全活
動に取り組んできました。
実施されているプロジェクト
Ⅰ−1 スキー場跡地の自然復元プロジェクト
Ⅰ−2 市民の森づくりプロジェクト
Ⅰ−3 生態系豊かな、水に親しめる川づくりプロジェクト
Ⅱ−1 生ごみ削減・再生利用プロジェクト
Ⅱ−2 食品トレイ使用削減プロジェクト
Ⅱ−3 レジ袋使用削減プロジェクト
Ⅱ−4 光害対策プロジェクト
Ⅲ−1 太陽エネルギー普及促進プロジェクト
Ⅲ−2 ながのカーボンオフセットプロジェクト
Ⅲ−3 子どもの環境学習支援プロジェクト
Ⅲ−4 GLOBEプロジェクト
Ⅰ − 1 ス キ ー 場 跡 地 の 自 然 復 元 プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
平 成 2 1 ( 2 0 0 9 ) 年 度 末 を も っ て 閉 鎖 と な っ た 大 岡 聖 山 パ ノ ラ マ ス キ ー 場 の 跡 地 を 、 地 域 の 環 境 に 適 合 し た 植 生 に 復 元 し 、 伝 統 的 土 地 利 用 を 考 慮 し な が ら C O
2吸 収 源 の
拡 大 と ボ ラ ン テ ィ ア に よ る ネ ッ ト ワ ー ク が 構 築 さ れ て い る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど )
ス キ ー 客 減 少 に よ り 、 聖 山 パ ノ ラ マ ス キ ー 場 が 閉 鎖 と な り 今 後 の 跡 地 利 用 に つ い て 、 当 プ ロ ジ ェ ク ト が 長 野 市 に 受 け 入 れ ら れ 、 平 成 2 2 ( 2 0 1 0) 年 か ら 「 生 物 多 様 性 の 確 保 」 の 取 り 組 み を 始 め た 。
( 1) 植 物 調 査 の 活 用
ス キ ー 場 跡 地 第 一 ゲ レ ン デ で 植 物 の 調 査 を 行 い 、 ス ズ ラ ン ・ コ ウ リ ン カ ・ ヤ ナ ギ ラ ン ・ ク ガ イ ソ ウ な ど 草 原 に 特 有 な 植 物 種 の 分 布 を 確 認 し た 。
こ の 植 物 種 の 生 育 箇 所 に 関 す る 情 報 は 、 ス キ ー 場 跡 地 を 管 理 す る 長 野 市 観 光 振 興 課 に 提 供 し 、 ス キ ー 場 跡 地 管 理 の 資 料 と し て 活 用 し て い る 。
( 2) 小 学 校 の 活 動 支 援
毎 年 春 と 秋 、 大 岡 小 学 校 「 み ど り の 少 年 団 」 に 参 加 し 、 活 動 を 支 援 す る こ と に よ り 児 童 の 樹 木 や 草 花 へ の 関 心 が 高 ま っ て き た 。
( 3) 苗 木 づ く り と 管 理
平 成 2 3 ( 2 0 1 1) 年 は ブ ナ の 成 り 年 に 当 た り 、 翌 年 春 に 発 芽 し た 実 生 を ビ ニ ー ル ポ ッ ト に 鉢 上 げ す る こ と に 成 功 し 、 ブ ナ の 苗 木 づ く り の 第 一 歩 を 踏 み 出 し た 。
平 成 2 4 ( 2 0 1 2) 年 は 信 州 大 学 工 学 部 の 学 生 が 活 動 に 参 加 し 、 草 原 を 維 持 す る た め の 侵 入 樹 木 の 伐 除 を 一 部 区 画 で 行 う こ と が で き た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と
( 1) 草 原 生 態 系 を 維 持 す る た め に 「 火 入 れ 」 を 計 画 し た が 、 実 施 に 当 た り 関 係 者 な ど の 理 解 が 得 ら れ ず 実 施 で き な か っ た 。 現 時 点 で は 「 草 刈 り 」 及 び 侵 入 樹 木 の 伐 除 で 対 応 し て い く が 、「 火 入 れ 」 の 単 位 面 積 を 縮 小 す る な ど 少 人 数 で 管 理 で き る 面 積 で 関 係 者 と の 調 整 を 行 っ て い き た い 。
( 2) 「 植 生 調 査 」 や 「 出 現 種 調 査 」 が で き て い な い 。 今 後 の ス キ ー 場 跡 地 の 具 体 的 活 動 に 当 た り 重 要 な 資 料 と な る の で 、 植 物 相 の み な ら ず 昆 虫 相 や 鳥 類 相 な ど 生 物 相 全 般 に わ た る 調 査 を 早 急 に 実 施 し た い 。
3 課 題
( 1) 平 成 2 4 ( 20 1 2 ) 年 度 は 、 信 州 大 学 の 学 生 が 参 加 す る 関 係 で 活 動 日 を 毎 月 第 2 土 曜 日 と 定 め て 定 例 的 に 行 っ て い る が 、 地 元 メ ン バ ー と の 日 程 調 整 が 図 れ ず 地 域 に 根 ざ し た 活 動 と な っ て い な い 。
( 2) 大 岡 小 学 校 「 み ど り の 少 年 団 」 の 秋 の 活 動 で は 、 樹 木 の 種 子 を 拾 い 集 め て も ら っ て い る が 、 地 元 メ ン バ ー と の 協 議 が で き て い な い の で 種 ま き や 水 や り な ど 事 後 の フ ォ ロ ー が で き て い な い 。
「 自 然 復 元 に つ い て 」 地 元 小 学 校 へ の 支 援
聖 山 パ ノ ラ マ ス キ ー 場 の 概 要
長 野 市 大 岡 に 位 置 し 、 旧 更 級 郡 大 岡 村 が 「 聖 ヶ 岡 ス キ ー 場 」 と し て 昭 和 4 1( 1 96 6) 年 に 開 設 し 1 0 h a に 6 コ ー ス を 備 え る 。 ス キ ー 人 口 の 低 迷 等 に よ り 平 成 21 ( 2 0 0 9) 年 度 末 を も っ て 閉 鎖 し た 。
Ⅰ − 2 市 民 の 森 づ く り プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
四 方 を 山 に 囲 ま れ た 長 野 市 に は 、 手 入 れ さ れ た 里 山 が あ り そ こ に は 多 様 な 動 植 物 が 暮 ら す 豊 か な 森 が あ る 。 人 々 は こ の 里 山 を 利 用 し 、 楽 し み 、 未 来 に つ な げ る 自 然 の 大 切 さ に つ い て 学 ぶ こ と が で き る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど ) ( 1) 市 民 の 森 づ く り
ア ボ ブ ス レ ー ・ リ ュ ー ジ ュ パ ー ク の 森 の 整 備 が 進 み 、 明 る さ を 取 り 戻 し た 森 に な っ て き た 。 ま た 、 市 民 が ゆ っ く り 散 策 の で き る 遊 歩 道 の 設 置 が で き た 。 イ 「 市 民 の 森 」 と い う 概 念 を 多 く の 市 民 に 持 っ て も ら う こ と が で き た 。 ウ さ ま ざ ま な イ ベ ン ト を 実 施 し 多 く の 市 民 に 参 加 し て い た だ け た 。
エ 林 業 講 座 な ど は 20 0 名 近 い 受 講 生 を 輩 出 で き 、 よ り 安 全 な 整 備 活 動 が 広 ま っ た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と
( 1) 第 2 、 第 3 の 「 市 民 の 森 」 構 想 が 進 ん で い な い 。
( 2) 「 市 民 の 森 」 の 維 持 管 理 に 地 元 と の 協 力 体 制 が で き て い な い 。 ボ ブ ス レ ー ・ リ ュ ー ジ ュ パ ー ク の 森 林 部 分 の 整 備 活 動 に 地 元 と の 関 わ り 合 い が 希 薄 で あ る 。 ( 3) 「 市 民 の 森 」 に ま つ わ る 多 く の 可 能 性 を 引 き 出 し た り 、 活 用 し た り で き て い な
い ( カ ル チ ャ ー 教 室 や サ ー ク ル 活 動 等 )。
3 課 題
(1 ) 「 ボ ブ ス レ ー ・ リ ュ ー ジ ュ パ ー ク の 森 の 整 備 」 に 力 を 注 い だ た め 、 森 の 整 備 が 進 み 、 整 備 事 業 に あ る 程 度 の 結 果 が 見 え て き た た め 、 会 員 の モ チ ベ ー シ ョ ン の 維 持 が 難 し く な っ て き て い る 。
( 2) 他 団 体 と の 交 流 や 、 も っ と 多 く の 人 材 と の 接 点 が 少 な い 。 ( 3) 地 元 の 人 材 育 成 に つ な が っ て い な い 。
( 4) 多 く の 市 民 が 参 加 す る 「 市 民 の 森 」 の P R が 必 要 で あ る 。
4 今 後 の 課 題 と 展 望
( 1) 第 2 、 第 3 の 「 市 民 の 森 」 構 想 の 展 開 の た め の 情 報 収 集 と 構 想 実 現 に 向 か っ て の 方 法 の 検 討
( 2) 多 く の 人 材 や 、 他 団 体 と の 交 流 の 中 か ら よ り 広 い ニ ー ズ と 可 能 性 の 抽 出 を 図 る 必 要 性
( 3) 森 林 整 備 に と ら わ れ ず に 、 広 い 視 野 で プ ロ ジ ェ ク ト の 運 営 を 考 え る 。
( 4) 森 林 の 利 活 用 に つ い て の 可 能 性 を 探 る と と も に 、 社 会 の ニ ー ズ に あ っ た 活 動 の 検 討 を し て い く 。
ボ ブ ス レ ー ・ リ ュ ー ジ ュ パ ー ク 「 市 民 の 森 」 の 紹 介
平 成 1 0 ( 1 9 9 8 ) 年 に 開 催 さ れ た 長 野 冬 季 オ リ ン ピ ッ ク で は 「 自 然 と の 共 存 」 を テ ー マ の 一 つ に 、 ボ ブ ス レ ー ・ リ ュ ー ジ ュ が 開 催 さ れ た 。「 市 民 の 森 」 は 競 技 施 設 の 周 辺 の ス ギ や カ ラ マ ツ の 人 工 林 と 広 葉 樹 の 山 を 市 民 有 志 で 整 備 し 、 遊 歩 道 を 設 置 し た 森 で あ る 。
ス パ イ ラ ル の 森 の 面 積 約 1 8h a 、 そ の う ち の 約 4 . 5 h a を 整 備 遊 歩 道 整 備 総 延 長 約 1 20 0 メ ー ト ル
「 市 民 の 森 」 づ く り の 活 動
Ⅰ − 3 生 態 系 豊 か な 、 水 に 親 し め る 川 づ く り プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
市 街 地 を 流 れ る 川 に は 清 ら か な 水 が 流 れ 、 多 く の 生 物 が 息 づ い て い る 。 周 辺 を 散 策 す る 人 々 が 憩 え る 水 辺 を 備 え た ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど ) ( 1) 「 せ せ ら ぎ 水 路 」 の 取 り 組 み
川 中 島 町 今 井 ニ ュ ー タ ウ ン は 、 平 成 1 0 ( 1 9 9 8 )年 に 開 催 さ れ た 長 野 冬 季 オ リ ン ピ ッ ク の 選 手 村 と し て 利 用 さ れ 、 現 在 は 多 く の 市 民 の 生 活 の 場 と な っ て い る 。 こ の 団 地 を 流 れ る 「 せ せ ら ぎ 水 路 」 を 、 親 水 型 モ デ ル と し て 取 り 組 み を 続 け 6 年 目 を 迎 え た 。 今 後 市 河 川 課 と 打 合 せ を 行 い 具 体 的 に 改 修 工 事 を 行 う 計 画 中 。 ア 「 せ せ ら ぎ 水 路 」 の 水 辺 の 手 入 れ が 進 み 水 質 が 改 善 し 、 四 季 を 通 じ て 多 く の
水 生 生 物 が す む よ う に な り 、 そ し て 多 く の 子 ど も た ち が こ の 水 辺 で 遊 ぶ よ う に な っ た 。
イ 今 井 ニ ュ ー タ ウ ン 自 治 会 の 皆 さ ん が 、 自 主 的 に 水 路 清 掃 や 草 刈 り な ど 積 極 的 に 維 持 管 理 を す る よ う に な っ た 。
ウ 将 来 は 「 蛍 の 飛 ぶ せ せ ら ぎ 水 路 」 を 目 指 す 住 民 意 識 が 育 っ て き た 。
( 2) 「 水 プ ロ ジ ェ ク ト 河 川 環 境 評 価 表 」
生 態 系 を 含 め た 水 環 境 に つ い て 「 水 プ ロ ジ ェ ク ト 河 川 環 境 評 価 表 」 を 作 成 し 、 自 然 観 察 会 な ど で 利 用 す る こ と で 、 独 自 評 価 を す る こ と が 可 能 と な っ た 。 ( 3) 水 環 境 学 習 会 の 開 催
市 と の 協 働 に よ り 、「 浅 川 」、「 北 ・ 南 八 幡 川 」、「 松 代 泉 水 路 」、「 戸 隠 ・ 信 濃 町 の 小 さ な 池 め ぐ り 」 な ど で 市 民 を 対 象 と し た 学 習 会 を 開 催 し 、 水 質 分 析 を 体 験 し た 参 加 者 か ら 好 評 を 得 た 。
( 4) 他 団 体 と の 協 働
信 州 大 学 工 学 部 の 地 域 環 境 演 習 や 環 境 I S O 学 生 委 員 会 の 学 生 が 活 動 に 積 極 的 に 参 加 し 、 専 門 的 な 水 質 分 析 を 実 施 し た り 水 質 浄 化 へ の 成 果 を 上 げ た り し た 。
今 井 ニ ュ ー タ ウ ン を 流 れ る 「 せ せ ら ぎ 水 路 」
( 5) 先 進 地 視 察
今 後 の 活 動 の 参 考 と す る た め 、 先 進 地 ( 岐 阜 県 郡 上 八 幡 川 、 大 町 市 農 具 川 、 安 曇 野 市 拾 ヶ 堰 、 松 本 市 女 鳥 羽 川 、 駒 ヶ 根 市 上 穂 川 ) の 視 察 研 修 を 行 い 、 見 識 を 深 め た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と
(1 ) 「 水 プ ロ ジ ェ ク ト 河 川 環 境 評 価 表 」 を 活 用 し た 中 小 河 川 の 現 地 調 査 (2 ) 「 河 川 の 水 生 生 物 調 査 」 を テ ー マ と し た 現 地 学 習 会 開 催
3 課 題
(1 ) 第 2 、 第 3 の 「 水 に 親 し め る 川 づ く り 」 を 目 指 し て 情 報 収 集 を し 、 実 現 に 向 け た 検 討 を す る 。
(2 ) 「 水 、 河 川 の 大 切 さ 」 に つ い て 、 引 き 続 き 啓 発 活 動 を 積 極 的 に 行 う 。
独 自 に 作 成 し た 「 水 プ ロ ジ ェ ク ト 河 川 環 境 評 価 表 」 一 部 抜 粋
Ⅱ − 1 生 ご み 削 減 ・ 再 生 利 用 プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
市 民 一 人 一 人 が 地 球 環 境 を よ り 良 い 形 で 後 生 に 伝 え て い く た め 、 家 庭 及 び 事 業 者 が ご み の 削 減 ・ 再 生 利 用 に 努 め 、 C O
2の 排 出 量 が 以 前 と 比 べ 大 幅 に 減 っ て い る ま ち 地 域 ご と で 多 く の 市 民 が 生 ご み の 減 量 化 ・ 再 資 源 化 に つ い て 取 り 組 み 、 有 効 活 用 し て い る ま ち
生 ご み の 大 半 が リ サ イ ク ル さ れ 、 可 燃 ご み が 減 少 し 、 限 り あ る 資 源 を 大 切 に し て い る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど )
( 1) 「 長 野 市 一 般 廃 棄 物 処 理 基 本 計 画 」 に あ る 、 生 ご み の 自 家 処 理 を 市 民 に 広 く 普 及 す る た め 、 生 ご み の 削 減 ・ 再 生 利 用 キ ャ ン ペ ー ン に よ る 啓 発 活 動 や 各 種 講 座 を 開 催 し た 。 こ れ ら は 市 民 ・ 事 業 者 ・ 行 政 の 協 力 に よ っ て 、 次 の 大 き な 成 果 が 得 ら れ た 。
ア 平 成 1 6 ( 2 00 4 ) 年 度 か ら 「 生 ご み フ ォ ー ラ ム 」 を 3 回 行 い 、 次 の 講 座 を 開 催 し 、 延 べ 30 0 人 を 超 え る 参 加 者 が あ り 、 生 ご み の 有 効 利 用 の 具 体 性 を 示 せ た 。 ( ア ) 生 ご み の 少 な い 調 理 を 提 案 し た 「 エ コ ク ッ キ ン グ 」
( イ ) 生 ご み を 堆 肥 化 し 、 そ れ を 利 用 し た 「 エ コ ガ ー デ ン 」
( 後 に 市 の 事 業 の 「 生 ご み 堆 肥 を 利 用 し た ガ ー デ ニ ン グ 講 座 」 に 発 展 ) イ 平 成 2 0 ( 2 00 8 ) 年 度 に 、 小 ・ 中 学 生 に よ る 「 生 ご み 削 減 ポ ス タ ー 」 を 募 集 し た
と こ ろ 2 39 点 の 作 品 が 集 ま り 、 優 秀 作 品 を 表 彰 し た 。 原 画 を 市 役 所 ・ 公 民 館 ・ デ パ ー ト ・ 駅 な ど 多 く の 市 民 の 目 に 付 く 場 所 に 展 示 し 、 絶 賛 を 得 た 。 さ ら に 、 優 秀 2 作 品 は 4, 0 00 枚 印 刷 し 、 要 望 の あ っ た 住 民 自 治 協 議 会 の 環 境 部 会 に 配 り 、 ご み ス テ ー シ ョ ン 等 住 宅 地 に 近 い 場 所 に 貼 る こ と が で き た 。 ま た 、 ご み 収 集 車
( パ ッ カ ー 車 ) の ボ デ ィ に も ペ イ ン ト さ れ 街 中 を 走 っ て い る 。
こ れ ら の 事 業 に 係 る 経 費 2 8 万 円 は 、 全 て 協 賛 事 業 者 ( 株 式 会 社 本 久 ・ 宝 資 源 開 発 株 式 会 社 ・ 信 濃 理 化 学 工 業 株 式 会 社 ・ 信 濃 楽 農 会 ) の 協 賛 金 で 賄 う こ と が で き た 。
( 2) 家 庭 で で き る 生 ご み 処 理 を 多 く の 市 民 に 理 解 し 実 践 し て も ら う た め 、 次 の よ う な 取 り 組 み を し て い る 。
「 生 ご み 削 減 ポ ス タ ー 」 小 学 生 優 秀 作 品 中 学 生 優 秀 作 品
ご み 収 集 車 ( パ ッ カ ー 車 ) に ポ ス タ ー を 掲 示
ア 「 生 ご み 堆 肥 化 キ ャ ラ バ ン 隊 」 を 組 織 し て 地 域 に 出 向 き 、 住 民 自 治 協 議 会 と 連 携 し 、 各 地 域 で の 定 着 を 目 指 し て い る 。 そ の た め 、 生 ご み の 削 減 ・ 再 生 利 用 の 方 法 ( 水 切 り ・ コ ン ポ ス ト ・ 段 ボ ー ル 堆 肥 化 等 ) を 通 じ て 、 啓 発 活 動 や 各 種 講 座 の 開 催 を し て い る 。
( ア ) 芹 田 地 区
「 ボ カ シ 作 り と 生 ご み 堆 肥 化 講 座 」 を 開 催 し 、「 花 い っ ぱ い 運 動 」 に つ な げ る 活 動 の 支 援 を し 、 地 域 で の 広 が り を 促 し た 。
( イ ) 安 茂 里 地 区
「 生 ご み 堆 肥 化 講 座 」 を 延 べ 8 回 開 催 し 、 2 2 0 人 を 超 え る 参 加 者 が あ り 、 以 後 さ ら に 発 展 し た 。 ま た 、 一 次 生 成 物 の 地 域 内 移 譲 の シ ス テ ム 構 築 を 実 験 中 で あ る 。
イ 新 た な 生 ご み 堆 肥 化 基 材 の 開 発 を し 、 実 証 実 験 を 継 続 中 で あ り 、 次 の 課 題 が ク リ ア さ れ る 方 向 性 が 見 え て き た 。
( ア ) 使 い や す く す る ( 発 酵 菌 を 入 れ る 、 匂 い を 減 ら す な ど )。 ( イ ) 市 中 の お 店 で 買 え る よ う に す る ( 継 続 性 の 視 点 か ら )。
( ウ ) コ ス ト を 下 げ る ( 継 続 性 の 視 点 か ら 。 で き れ ば 市 と の 連 携 に よ り 、 さ ら に 下 げ る 。)。
ウ 信 州 環 境 フ ェ ア 等 の 催 事 に 積 極 的 に 参 加 し て 、「 生 ご み 堆 肥 で お 花 を 咲 か そ う 。 野 菜 を 育 て よ う 」 を テ ー マ に 次 の 広 報 活 動 を し た 。
( ア ) 生 ご み 堆 肥 化 講 座 の チ ラ シ 配 布
生 ご み 堆 肥 化 講 座 の チ ラ シ
Ⅰ 水 切 り Ⅱ 家 庭 で の 堆 肥 化 Ⅲ 堆 肥 作 り ( 2 次 発 酵 ) Ⅳ 生 ご み 堆 肥 に よ る 土 作 り
生 ご み か ら 堆 肥 を つ く り = = = 作 業 の 流 れ = = =
き れ い な 花 を 咲 か そ う
第 1 ス テ ー ジ 水 を 切 ろ う第 2 ス テ ー ジ 生 ご み 堆 肥 を 作 ろ う
第 3 ス テ ー ジ 土 づ く り を し よ う
第 4 ス テ ー ジ 花 を 咲 か そ う野 菜 も 作 ろ う
な が の 環 境 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 会 議
生 ご み 削 減 ・ 再 生 利 用 プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム
( イ ) ク イ ズ ( 子 ど も ) お よ び ア ン ケ ー ト ( 大 人 ) に よ る 認 知 活 動 を し た ( 景 品 と し て 協 賛 事 業 者 か ら の 協 賛 品 を 配 る )。
こ れ ら は 市 民 ・ 事 業 者 ・ 行 政 の 協 力 に よ っ て 、 大 き な 成 果 が 得 ら れ た 。 ( 3) 先 進 地 視 察 、 メ ン バ ー 勉 強 会 、 市 へ の 提 案
ア 県 内 視 察
地 域 活 動 組 織 と 生 ご み チ ー ム が 共 催 で 生 ご み 活 用 施 設 等 見 学
( 平 成 1 9 (2 0 07 ) 年 直 富 商 事 株 式 会 社 、 平 成 2 1 ( 2 00 9 ) 年 伊 那 市 ・ 駒 ヶ 根 市 、 平 成 2 2( 20 1 0) 年 上 田 市 ・ 小 諸 市 、 平 成 2 3( 2 0 1 1 ) 年 小 布 施 町 ・ 信 濃 町 ) イ 県 外 視 察
生 ご み チ ー ム の み で 生 ご み 活 用 施 設 と 直 販 施 設 等 見 学
( 平 成 1 8 (2 0 06 ) 年 仙 台 市 ・ 株 式 会 社 大 地 酵 素 他 、 平 成 2 1 年 ( 20 09 ) 年 鈴 鹿 市 ・ 津 市 ・ 名 古 屋 市 )
ウ 視 察 報 告 会 お よ び 市 へ の 提 案
環 境 部 長 お よ び 生 活 環 境 課 長 に 出 席 し て い た だ き 上 記 活 動 報 告 を す る と と も に 、 当 チ ー ム と し て 生 ご み 行 政 に 対 す る 提 案 を し た 。 後 日 、 環 境 部 内 で 再 度 職 員 に も 見 て い た だ い た 。
2 課 題
( 1) 行 政 と の 連 携 を さ ら に 十 分 に 取 る 必 要 が あ る 。
ア 当 初 の 数 値 目 標 と し て 可 燃 ご み 総 量 の 1 0 % を 2 年 ご と に 削 減 さ せ る 計 画 で あ っ た が 、 生 ご み 総 量 の 調 査 デ ー タ は な く 、 は っ き り し た 傾 向 が 分 か ら な い 。 生 ご み 含 有 率 の 推 移 か ら は や や 減 少 傾 向 に あ る ( 下 図 )。
生ご み含有率の推移
41 . 8 34 .9
3 6 . 5 55 . 8 4 4 . 4 3 8 . 9 4 0 .5
49 .9 4 3 . 2 4 2. 5 47 .7
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0
平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年 度 平成18年度 平成19年度 平成20年 度 平 成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
年度( 年)
含有率(%)
イ 「 段 ボ ー ル に よ る 生 ご み 堆 肥 化 講 座 」 等 の 活 動 に よ る 生 ご み の 削 減 数 値 が 見 え な い た め 、 今 後 は 検 証 す る こ と で 効 果 的 な 対 策 を 取 る 必 要 が あ る 。
ウ 平 成 2 1 ( 2 00 9 ) 年 度 お よ び 平 成 2 2 (2 0 10 ) 年 度 の 大 型 電 動 生 ご み 処 理 機 を 使 っ た 三 重 県 津 市 ( 有 ) 酵 素 の 里 堆 肥 工 場
市 の モ デ ル 地 区 ( 若 里 ) の デ ー タ を 市 と 共 有 し て の 活 用 が で き て い な い 。 ( 2) 家 庭 系 と 事 業 系 の 生 ご み 対 策 を 分 け て 考 え る べ き か 検 討 す る 必 要 が あ る 。 次 の
2 点 は 今 後 の 課 題 と 言 え る 。
ア 家 庭 系 生 ご み の 自 家 処 理 以 外 の 構 想 が 進 ん で い な い 。
イ 事 業 系 生 ご み ( 給 食 セ ン タ ー ・ ス ー パ ー 等 ) の 削 減 や 処 理 方 法 の 検 討 が 進 ん で い な い 。
(3 ) 平 成 1 9 ( 2 0 07 ) 年 ( 電 動 生 ご み 処 理 機 使 用 者 対 象 )、 平 成 2 1( 2 00 9) 年 ( 市 議 会 議 員 対 象 )、 平 成 2 4 ( 2 01 2 ) 年 ( ア モ ー レ フ ェ ス タ に て )、 こ れ ら 3 回 の 生 ご み 処 理 の 意 識 ア ン ケ ー ト に よ っ て 得 ら れ た デ ー タ を 基 に 自 家 処 理 を 促 す に は ど の よ う な 方 策 が 必 要 か 検 討 す べ き で あ る 。
自 家 処 理 は あ る 意 味 で 自 己 責 任 と も 取 れ る が 、 行 政 は 補 助 金 を 出 し 推 奨 し て い る の だ か ら 個 人 の 限 界 を 超 え て 、 地 域 で 協 力 し て 自 家 処 理 の 方 法 を 模 索 す る 必 要 が あ る 。
3 こ れ か ら の 展 望
( 1) 住 民 自 治 協 議 会 と の 協 働 に よ り 、 さ ら に 多 く の 市 民 が 自 家 処 理 に 行 動 で き る よ う に 展 開 し た い と 考 え て い る 。
( 2) 家 庭 系 生 ご み を 堆 肥 化 す る こ と で 貴 重 な 資 源 と し て 活 用 し 、 ご み の 減 量 の み な ら ず 、 花 や 野 菜 作 り に 親 し み な が ら 地 域 内 循 環 を 目 指 す 。
( 3) 当 チ ー ム は 、 さ ら に 自 主 財 源 を 確 保 し 、 よ り 自 主 的 な 活 動 を し て い く こ と を 目 指 す ( な が の 環 境 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 会 議 の 予 算 に 束 縛 さ れ ず 、 予 算 外 活 動 も 進 め て い く 必 要 を 感 じ る た め )。
Ⅱ − 2 食 品 ト レ イ 使 用 削 減 プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
食 品 ト レ イ の 使 用 を 減 ら す こ と に よ り 、 限 り あ る 地 球 の 資 源 を 大 切 に し 、 有 効 利 用 す る 、 市 民 の 暮 ら し と 事 業 活 動 が 営 ま れ て い る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど )
な が の 環 境 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 会 議 の リ ー デ ィ ン グ プ ロ ジ ェ ク ト と し て 発 足 当 初 か ら 取 り 組 み 、 食 品 小 売 事 業 者 の 協 力 を 得 て 「 食 品 ト レ イ 使 用 品 目 削 減 」 に 向 け て 活 動 を 開 始 し た 。 日 常 生 活 で 、 で き る こ と か ら 始 め る き っ か け と し て 、「 ご み は 元 か ら 断 つ 、 ご み を 発 生 さ せ な い 」 と の 考 え 方 を 、 さ ま ざ ま な 人 た ち に 先 駆 的 具 体 例 と し て 周 知 で き た 。
( 1) 食 品 小 売 事 業 者 と の 協 働
ア 平 成 1 4( 2 00 2) 年 2 月 か ら 市 内 の 主 要 な 食 品 小 売 事 業 者 ( ス ー パ ー な ど ) と
「 ご み 減 量 に 関 す る 懇 談 会 」 を 開 催 し 意 見 交 換 、 検 討 し た 。
イ 平 成 1 4 ( 2 00 2 ) 年 7 月 か ら 食 品 ト レ イ の 使 用 削 減 目 標 を ※ 対 象 1 0 0 品 目 と し て 、 市 内 1 3 事 業 者 と 「 食 品 ト レ イ 使 用 品 目 削 減 に 関 す る 申 し 合 わ せ 書 」 を 締 結 し 、 本 格 的 に 活 動 が ス タ ー ト し た 。 そ の 後 、 対 象 品 目 が 9 8 品 目 と な り 当 初 の 目 標 が ほ ぼ 達 成 さ れ 、 以 降 、 申 し 合 わ せ 書 の 検 証 や 見 直 し を し た 。
ウ 平 成 1 9 ( 20 0 7 ) 年 9 月 か ら プ ラ ス チ ッ ク 製 容 器 包 装 材 削 減 を 目 的 と し て 、 従 来 の 申 し 合 わ せ 書 を 廃 止 し 、 新 た に 「 プ ラ ス チ ッ ク 製 容 器 包 装 材 の 使 用 削 減 に 関 す る 申 し 合 わ せ 書 」 を 同 食 品 小 売 事 業 者 と 締 結 し た 。
※ 対 象 1 00 品 目 と は 、 ダ イ コ ン 、 ニ ン ジ ン 、 ネ ギ 、 バ ナ ナ 、 ミ カ ン な ど の 野 菜 や 果 物 等 に つ い て 、 食 品 ト レ イ を 使 用 し な い こ と と す る 品 物
食 品 ト レ イ ( 生 鮮 野 菜 な ど 商 品 を の せ る 皿 )
食 品 ト レ イ は 、 白 色 ・ 色 物 ・ 柄 物 の 発 泡 ス チ ロ ー ル 製 食 品 ト レ イ 及 び PE .P P. PE T. 非 発 泡P S等 の プ ラ ス チ ッ ク 製 ト レ イ ( パ ッ ク ) を 対 象 と し た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と ・ 課 題
( 1) 「 プ ラ ス チ ッ ク 製 容 器 包 装 材 の 使 用 削 減 に 関 す る 申 し 合 わ せ 書 」 の 締 結 を し た が 、 ラ イ フ タ イ ル の 変 化 か ら 核 家 族 化 ・ 個 食 の 増 加 や 総 菜 の ア イ テ ム 数 の 増 加 、 ま た プ ラ ス チ ッ ク 製 容 器 包 装 材 の 用 途 ・ 種 類 の 多 様 化 、 そ し て 梱 包 ( こ ん ぽ う ) や 包 装 の ほ と ん ど が 生 産 ・ 流 通 段 階 で 行 わ れ て い る 現 状 で は 、 生 産 ・ 流 通 段 階 を 含 め た 活 動 の 見 直 し 、 検 討 が 必 要 で あ る 。
( 2) 市 内 の 主 要 小 売 事 業 者 で は 、 現 在 の 「 容 器 包 装 リ サ イ ク ル 法 」 改 正 な ど に 伴 い 、 独 自 に 取 り 組 み を 行 っ て い る た め 、 目 的 で あ る 「 食 品 ト レ イ 使 用 品 目 削 減 」 の 活 動 が 頭 打 ち の 現 状 か ら 、 今 後 は 当 チ ー ム の 在 り 方 に つ い て 検 討 す る 必 要 が あ る 。
Ⅱ − 3 レ ジ 袋 使 用 削 減 プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
レ ジ 袋 の 使 用 を 減 ら し 、 買 い 物 袋 ( マ イ バ ッ グ ) を 持 参 す る 意 識 を 定 着 さ せ る こ と に よ り 、 ご み 減 量 に 対 し て 市 民 が 主 体 的 に 行 動 し 、 資 源 を 大 切 に し て い る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど )
レ ジ 袋 の 使 用 削 減 の 取 り 組 み は 平 成 1 5( 2 00 3 ) 年 6 月 か ら 始 め ら れ 、 市 民 ・ 消 費 者 団 体 、 小 売 事 業 者 ( ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト な ど )、 長 野 市 の 3 者 の 協 働 に よ り 、 店 頭 キ ャ ン ペ ー ン を 中 心 に さ ま ざ ま な 活 動 を 実 施 し た 。 そ の 結 果 、 現 在 で は 日 常 生 活 に 受 け 入 れ ら れ 、 食 品 小 売 店 に お い て は 、 マ イ バ ッ グ の 持 参 率 が 5 0 % に 近 づ い た 。
( 1) 多 く の 団 体 と の 協 働
市 民 ( 消 費 者 団 体 等 )・ 事 業 者 ( 食 品 ス ー パ ー )・ 行 政 ( 長 野 市 ) の 協 働 は も と よ り 、 千 曲 川 流 域 の 市 町 村 が 集 ま っ た 広 域 組 織 へ の 参 画 、 県 の レ ジ 袋 削 減 活 動 へ の 参 加 ・ 協 力 な ど 、 さ ま ざ ま な 組 織 と 連 携 し て 広 域 的 な 活 動 を す る こ と が で き た 。
ま た 、 地 元 の 高 校 生 や 信 州 大 学 工 学 部 地 域 環 境 演 習 の 学 生 を 受 け 入 れ 、 環 境 学 習 の 実 践 の 場 を 提 供 す る こ と が で き た 。
レ ジ 袋 の 削 減 は 「 一 人 の 10 0 歩 よ り 1 0 0 人 の 一 歩 」 が な け れ ば 進 ま な い 取 り 組 み で 、 さ ま ざ ま な 人 た ち が 参 加 し 、 協 力 を 得 ら れ た こ と は 大 き な 成 果 で あ る 。 ( 2) ノ ー ・ レ ジ 袋 デ ー
ア 市 内 の 主 要 な 小 売 事 業 者 と 「 ご み 減 量 に 関 す る 懇 談 会 」 を 開 催 し 、 レ ジ 袋 使 用 削 減 の た め の 統 一 行 動日 「 ノ ー ・ レ ジ 袋 デー 」の 実 施 に つ い て 合 意を 得ら れ た 。 イ 平 成 1 6 ( 2 00 4 ) 年 9 月 か ら 「 ノ ー ・ レ ジ 袋 デ ー 」 の 店 頭 キ ャ ン ペ ー ン を 開 始 。
以 降 も 毎 月 5 日 に 市 内 の 協 力 店 舗 に て 、 市 民 ・ 消 費 者 団 体 と 事 業 者 の 協 力 の も と 継 続 し て 実 施 し て い る 。
ウ 平 成 1 9 ( 2 00 7 ) 年 1 0 月 以 降 は 、 毎 年 1 0 月 を 「 ノ ー ・ レ ジ 袋 デ ー 強 化 キ ャ ン ペ ー ン 」 と し て 、 実 施 店 舗 や 実 施 期 間 の 拡 大 の ほ か 、 幅 広 い 層 に 協 力 を 呼 び 掛 け 、 市 長 、 市 議 会 議 員 、 各 住 民 自 治 協 議 会 や 老 人 ク ラ ブ な ど 大 勢 の 参 加 を 得 る な ど 、 通 常 の 月 よ り も 強 化 し て 店 頭 キ ャ ン ペ ー ン を 実 施 し た 。
エ 現 在 「 ノ ー ・ レ ジ 袋 デ ー 」 店 頭 キ ャ ン ペ ー ン 等 の 協 力 団 体 ・ 事 業 者 数 は 、 1 4 市 民 ・ 消 費 者 団 体 、 1 4 事 業 者 ( 4 9 店 舗 ) で あ る 。
「 ノ ー ・ レ ジ 袋 デ ー 」 で 定 め た 3 者 の 役 割
Ⅰ 市 民 ・ 消 費 者
買 い 物 袋 持 参 な ど レ ジ 袋 削 減 の た め の 行 動 を す る 、 又 来 店 者 へ の 店 頭 啓 発 の 実 施 ( た す き の 着 用 、 チ ラ シ 等 の 配 布 )
Ⅱ 事 業 者 ・ 店 舗
店 内 放 送 、 声 掛 け の 実 施 、 ま た 、 レ ジ 袋 不 要 カ ー ド 、 の ぼ り 旗 、 啓 発 ポ ス タ ー 等 の 設 置 ( 掲 示 )、 そ の 他 レ ジ 袋 削 減 に 関 す る 独 自 の 取 り 組 み
Ⅲ 行 政 ( 市 )
市 報 や ホ ー ム ペ ー ジ へ の 掲 載 、 メ デ ィ ア で の 広 報 、 啓 発 グ ッ ズ の 提 供 な ど
( 3) マ イ バ ッ グ 持 参 率 ( レ ジ 袋 辞 退 率 ) 調 査
レ ジ 袋 使 用 削 減 状 況 の 指 標 と し て 「 マ イ バ ッ グ 持 参 率 」 の 調 査 を 実 施 し て い る 。 当 初 、 持 参 率 の 目 標 値 を 3 0 % と し て お り 、 平 成 1 8( 20 0 6) 年 3 月 調 査 で は 1 3. 5 % 、 平 成 2 0 ( 2 00 8 ) 年 3 月 調 査 で は 2 7 . 5 % に 向 上 し た こ と か ら 、 平 成 2 1 ( 2 0 09 ) 年 に は 目 標 値 を 6 0 % に 見 直 し た 。 以 降 、 平 成 2 4 ( 2 01 2 ) 年 3 月 の 最 新 調 査 で は 49 . 3 % と な り 、 目 標 達 成 に 向 け 着 実 な 進 捗 ( し ん ち ょ く ) が 図 ら れ た 。
ま た 、 マ イ バ ッ グ 持 参 率 調 査 に よ る 結 果 数 値 は 、 活 動 の 進 捗 状 況 を 一 目 で 確 認 す る こ と が で き 、 さ ら に は 今 後 の 取 り 組 み を 進 め て い く 上 で 重 要 な 資 料 と な っ た 。
※ こ の マ イ バ ッ グ 持 参 率 ( レ ジ 袋 辞 退 率 ) の 数 値 は 、 市 内 の 主 な 食 品 ス ー パ ー の 定 点 調 査 の 結 果 で す 。
( 4) 地 域 活 動 へ の 取 り 組 み
市 内 の 地 域 や そ の 地 域 の 小 規 模 小 売 店 に 目 を 向 け 、 商 工 会 や 商 店 会 な ど に 協 力 を 要 請 し 、 順 次 、 協 力 店 ス テ ッ カ ー の 配 布 や の ぼ り 旗 の 設 置 ( 実 施 地 区 : 三 輪 地 区 、 信 州 新 町 地 区 ) を 依 頼 し た 。 地 域 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン か ら の 広 報 が 期 待 で き る 。
レ ジ 袋 削 減 の た め の ス テ ッ カ ー 店 頭 キ ャ ン ペ ー ン 風 景
マイバッ グ持参率の推移
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0
平成1 8 年 平成2 0 年 平成2 4 年
持参率(%)
( 5) そ の 他 の 最 近 の 取 り 組 み
従 来 の 店 頭 キ ャ ン ペ ー ン の 活 動 経 験 や マ イ バ ッ グ 持 参 率 の 調 査 結 果 な ど か ら 、 市 民 ・ 消 費 者 へ の 新 た な 周 知 対 策 と し て 、 マ イ バ ッ グ 持 参 率 の 目 標 値 や 現 状 値 を 示 し た 「 取 り 組 み の 見 え る 化 ス テ ッ カ ー 」 を 協 力 店 に 配 布 し た 。 こ れ を 来 店 客 の 見 え る 場 所 へ 掲 示 す る こ と で 、 一 層 こ の 取 り 組 み が 分 か る 周 知 活 動 が 行 え た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と ・ 課 題
( 1) ド ラ ッ グ ス ト ア 、 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア な ど 多 く の 地 域 で 事 業 展 開 し て い る 店 舗 に つ い て は 、 折 衝 を 行 っ た が 了 解 が 得 ら れ ず 、 周 知 活 動 が で き な か っ た 。 ま た 、 地 域 の 小 規 模 小 売 店 や ホ ー ム セ ン タ ー な ど は 業 態 特 性 が あ り 、 定 着 さ せ る に 至 ら な か っ た 。 そ れ ら は 、 そ れ ぞ れ の 小 売 形 態 や 状 況 に 応 じ た 取 り 組 み を 行 う 必 要 が あ り 、 今 後 ど の よ う な 方 法 で 活 動 を 推 進 し て い く か が 課 題 で あ る 。 ( 2 ) 「 レ ジ 袋 無 料 配 布 中 止 ( レ ジ 袋 の 有 料 化 )」 に つ い て は 、 県 内 で も 一 部 の 自 治
体 で は 取 り 組 み が 進 ん で い る 。 ま た 、 長 野 県 で は 平 成 2 4 ( 2 0 12 ) 年 1 0 月 に 「 レ ジ 袋 無 料 配 布 中 止 」 に つ い て 、 県 知 事 に よ る 提 唱 が な さ れ 、 県 民 ・ 事 業 者 ・ 市 町 村 に 対 し 参 加 と 協 力 が 呼 び 掛 け ら れ た 。 こ れ を 受 け て 長 野 市 と 協 力 し 、 今 後 の 周 知 方 法 等 の 検 討 が 必 要 で あ る 。
( 3) レ ジ 袋 の 使 用 削 減 活 動 は 、 学 校 、 各 組 織 、 地 域 な ど さ ま ざ ま な 場 で の 環 境 意 識 の 啓 発 を 高 め る た め に 、 さ ら に 積 極 的 に 推 進 す る 必 要 が あ る 。
Ⅱ − 4 光 害 対 策 プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
川 辺 に は 蛍 が 舞 い 、 夜 空 を 見 上 げ れ ば 天 の 川 、 適 度 に 足 元 が 明 る い 照 明 が 生 み 出 す 安 全 で 、 自 然 が 身 近 に 感 じ ら れ る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど ) ( 1) 夜 空 の 明 る さ 調 査
光 害 の 現 状 を 把 握 す る た め 、 市 内 1 5 0 カ 所 の 「 夜 空 の 明 る さ 調 査 」 を 天 文 サ ー ク ル 「 き ら き ら 」 と 協 力 し 毎 年 行 っ て き た 。 平 成 2 2 ( 2 01 0 ) 年 か ら は 、 手 間 の か か る フ ィ ル ム カ メ ラ 方 式 か ら ス カ イ ク オ リ テ ィ ー メ ー タ ー に よ る 計 測 に 切 り 替 え 、 効 率 化 を 図 っ た 。 そ の 結 果 、 光 害 に よ っ て 年 々 夜 空 が 明 る く な っ て い く 傾 向 が 浮 き 彫 り に な っ た 。
( 2) 屋 外 照 明 の 実 態 調 査
「 屋 外 照 明 の 実 態 調 査 」 を 行 い 、 屋 外 照 明 の 現 状 と 問 題 点 を 把 握 し て き た 。 傘 の な い 街 灯 な ど に よ る 光 害 や 無 駄 の 多 い 照 明 が ま だ ま だ 多 い 反 面 、 光 害 を 考 慮 し た フ ル カ ッ ト オ フ の 照 明 も 着 実 に 増 え て き た 。
「 夜 空 の 明 る さ 調 査 」 や 「 屋 外 照 明 の 実 態 調 査 」 で 得 た デ ー タ を 基 に パ ン フ レ ッ ト や パ ネ ル を 作 成 し 、 光 害 啓 発 活 動 の 資 料 と し て イ ベ ン ト な ど で 市 民 に 働 き 掛 け を し て き た 。
光 害 対 策 パ ン フ レ ッ ト ス カ イ ク オ リ テ ィ ー メ ー タ ー
グ ラ フ / 夜 空 の 明 る さ 調 査
水 平 よ り 上 に 光 が 漏 れ な い
「 フ ル カ ッ ト オ フ 照 明 器 」
( 3) 光 害 の 啓 発 活 動
光 害 を 多 く の 市 民 に 知 っ て も ら う た め 、 全 国 的 な イ ベ ン ト で あ る 「 1 0 0 万 人 の キ ャ ン ド ル ナ イ ト 」 に 合 わ せ て 「 環 境 に や さ し い 光 」 を テ ー マ に 、 生 の 音 楽 と プ ラ ネ タ リ ウ ム を 活 用 し た イ ベ ン ト を 平 成 1 9 ( 20 0 7 ) 年 か ら 毎 年 開 催 し て い る 。 毎 回 80 人 ほ ど の 参 加 者 を 集 め 、 ア ン ケ ー ト を 実 施 し た と こ ろ 約 半 数 の 方 が 「 イ ベ ン ト 前 か ら 光 害 を 知 っ て い た 」 な ど 光 害 に 対 す る 認 識 度 が 着 実 に 上 が っ て き た 。
( 4) 光 害 対 策 照 明 の 設 置
新 た な 道 路 建 設 や 公 園 造 成 の 際 に は 市 担 当 課 ( 公 園 緑 地 課 、 体 育 課 等 ) と の プ ロ ジ ェ ク ト 実 施 会 議 を 開 催 し 、 要 望 を 行 っ て き た 。 そ の 結 果 、 若 穂 中 央 公 園 な ど に 光 害 対 策 を 考 慮 し た 照 明 を 設 置 す る こ と が で き た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と
( 1) 光 害 の 生 態 系 へ 及 ぼ す 悪 影 響 に つ い て の 調 査 、 研 究 が 足 り ず 啓 発 活 動 に 生 か す こ と が で き な か っ た 。
( 2) 水 環 境 保 全 チ ー ム が 取 り 組 ん で い る 蛍 の 再 生 活 動 に 光 害 の 観 点 か ら 協 力 し 、 サ ポ ー ト す る 計 画 で あ っ た が 、 実 際 の 活 動 と し て は 、 ほ と ん ど で き な か っ た 。
3 課 題
( 1) 光 害 の 生 態 系 へ 及 ぼ す 悪 影 響 に つ い て 調 査 、 研 究 を 行 い 光 害 啓 発 活 動 に 生 か し た り 、 水 環 境 保 全 チ ー ム の 活 動 な ど に 協 力 、 サ ポ ー ト し た り す る 。
( 2) 光 害 啓 発 活 動 を 通 し て 、 市 民 が 実 際 に 光 害 に 対 し て 意 見 し た り 、 活 動 へ 参 加 し た り で き る 環 境 を つ く り 、 光 害 防 止 へ の 理 解 を よ り 一 層 深 め る 。
( 3 ) 「 1 0 0 万 人 の キ ャ ン ド ル ナ イ ト 」 イ ベ ン ト 以 外 に も 光 害 防 止 を 市 民 に P R す る 場 を 設 け 、 認 知 度 を 高 め る 。
( 4) 市 担 当 課 と 考 え 方 が 相 反 す る 課 題 に つ い て 、 今 後 の ミ ー テ ィ ン グ の 議 題 と し て 対 策 を 考 え て い く 。
光 害 調 査 の 様 子
光 害 ( ひ か り が い ) に つ い て
屋 外 照 明 器 具 か ら 出 て い る 光 の う ち 、 目 的 の 外 に 漏 れ る 光 に よ っ て 起 こ る さ ま ざ ま な 悪 影 響 で 、 居 住 者 ・ 運 転 者 ・ 歩 行 者 へ の 不 快 な 影 響 や 星 を 見 え に く く す る
Ⅲ − 1 太 陽 エ ネ ル ギ ー 普 及 促 進 プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
資 源 を 大 切 に し 、 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー で あ る 太 陽 光 を 活 用 し た 、 地 球 環 境 保 全 に 配 慮 し た 持 続 可 能 で 活 力 あ る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど )
太 陽 エ ネ ル ギ ー 促 進 チ ー ム で は 、 各 地 で 太 陽 エ ネ ル ギ ー 利 用 グ ッ ズ を 用 意 し 、 イ ベ ン ト や 小 学 校 で の 出 前 講 座 等 を 数 多 く 企 画 し 開 催 し た 。
( 1) 小 学 生 か ら 次 の よ う な 感 想 を い た だ き 、 出 前 講 座 な ど が 役 に 立 っ て い る こ と が 実 感 し た 。
ア 「 温 暖 化 す れ ば 地 球 が ダ メ に な り 、 自 分 た ち や 全 生 命 の 危 機 と か ・ ・ 。」 イ 「 温 暖 化 の 原 因 は 二 酸 化 炭 素 ( 温 室 効 果 ガ ス ) の 急 激 な 増 加 で あ る 。」 ウ 「 太 陽 エ ネ ル ギ ー を も っ と 利 用 す れ ば C O
2削 減 と な り 低 炭 素 社 会 が 実 現 で き る 。」
( 2) 今 ま で の 出 前 講 座 等 へ の 参 加 人 数 は 1 , 50 0 人 を 超 え た 。 ( 3) 長 野 市 に お け る 太 陽 光 発 電 設 備 に 対 す る 補 助 実 績 の 増 加
平 成 2 1( 2 00 9 ) 年 の 補 助 件 数 と 総 出 力 エ コ 市 民 シ ー ル 57 8 件 / 2 ,3 2 3. 03 k W ( エ コ 市 民 シ ー ル な し )
平 成 2 2( 2 01 0 ) 年 の 補 助 件 数 と 総 出 力
1, 0 42 件 / 4 , 30 1. 8 9k W ( エ コ 市 民 シ ー ル 1 , 04 2 枚 ) 平 成 2 3( 2 01 1 ) 年 の 補 助 件 数 と 総 出 力
1, 2 04 件 / 5 , 49 2. 4 1k W ( エ コ 市 民 シ ー ル 1 , 20 4 件 )
太 陽 光 発 電 設 備 を 設 置 し た 2 ,2 4 6 名 に 「 エ コ 市 民 賞 シ ー ル 」 を 配 布 し 、「 エ コ 市 民 」 の 知 名 度 が 上 が っ て き た 。
ア 平 成 2 0 ( 2 00 8 ) 年 か ら 国 の 個 人 住 宅 の 太 陽 光 発 電 補 助 金 も 再 開 さ れ 設 置 者 が 急 激 に 増 え 、 発 電 機 能 が 有 利 に 働 い て い る 。
イ 平 成 2 3 (2 0 1 1 ) 年 3 月 1 1 日 の 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 以 来 、 太 陽 光 発 電 設 備 の 設 置 希 望 者 が 増 え て き て い る 。
ウ 国 の 法 律 で 太 陽 光 発 電 の 固 定 価 格 買 い 取 り 額 が 1 k W 当 た り 平 成 2 4 年 度 設 置 分 は 4 2 円 と な り 、 関 心 が 高 く な り 設 置 者 も 増 え て き た 。
2 実 現 で き な か っ た こ と
( 1) 他 の チ ー ム や 環 境 団 体 と の 連 携 ( 2) 商 工 会 や 事 業 所 と の 連 携
( 3) 運 営 費 の 自 主 確 保 ( 企 業 か ら の 賛 助 金 )
3 課 題
( 1) 太 陽 エ ネ ル ギ ー 促 進 プ ロ ジ ェ ク ト の 1 0 年 後 の 目 標 が は っ き り し て な い 。 ( 2) 参 加 メ ン バ ー の 高 齢 化 の た め 、 若 返 り を 図 る 。
( 3) メ ン バ ー の 拡 大 の た め 、 高 校 生 、 大 学 生 や 社 会 人 の メ ン バ ー 募 集 ( 4) チ ー ム の 資 金 を 多 く し 大 き な イ ベ ン ト を す る 。
( 5) イ ベ ン ト ツ ー ル の 拡 充
太 陽 エ ネ ル ギ ー 出 前 講 座 の 車 ( 軽 ト ラ 完 成 平 成 2 4( 2 01 2 ) 8 月 )
ソ ー ラ ー パ ネ ル が 開 き 、 1 .8 k W の 発 電 所 動 く と き は 、 コ ン パ ク ト に な り ま す ! と な り ま す 。
平 成 2 4( 2 01 2 ) 年 9 月 「 軽 ト ラ 市 」 へ の 出 展
Ⅲ − 2 な が の カ ー ボ ン オ フ セ ッ ト プ ロ ジ ェ ク ト
理 想 の 街
市 民 ・ 団 体 ・ 事 業 者 一 人 一 人 が 、 自 身 の 生 活 ・ 活 動 に 伴 う 環 境 負 荷 を 自 覚 し て 、 環 境 に 優 し い 地 域 社 会 構 築 へ の 協 働 に 努 め て い る ま ち
1 「 理 想 の 街 」 に 向 け て 成 果 の あ っ た も の ( 具 体 的 な 活 動 実 績 な ど )
( 1) 信 州 大 学 工 学 部 地 域 環 境 演 習 の 学 生 受 入 れ ( 学 生 向 け カ ー ボ ン オ フ セ ッ ト 制 度 の 検 討 )
ア 平 成 2 4 ( 2 01 2 ) 年 4 月 か ら 8 月 末 ま で 、 3 名 の 信 大 生 を 受 け 入 れ 、 学 生 が 取 り 組 め る 制 度 の 検 討 を 行 っ た 。 初 心 者 で も 容 易 に 検 討 開 始 で き る こ と は 、 平 成 22 ( 20 10 ) 年 度 の ワ ー ク シ ョ ッ プ で 確 認 済 み で あ り 、 2 時 間 の 基 礎 知 識 及 び 進 行 ル ー ル 説 明 で 、 学 生 を 中 心 に し て 約 半 年 間 の 活 動 を 開 始 し た 。
イ 三 者 三 様 の ス キ ー ム の 提 案 が あ っ た が 、 最 終 的 に 、 エ コ 活 動 と 学 生 生 協 製 品 の 交 換 を 基 本 と し た ス キ ー ム で 一 本 化 ・ 演 習 報 告 を 行 っ た 。 内 容 的 に は 未 完 成 な 部 分 が 多 々 存 在 し た が 、 基 本 的 な 構 想 は 十 分 に 活 用 可 能 な も の で あ り 、 今 後 の さ ら な る 改 善 が 期 待 さ れ 、 平 成 2 5 ( 2 01 3 ) 年 度 も 演 習 受 け 入 れ が 可 能 で あ れ ば 、 継 続 的 な 検 討 を し た い 。
ウ 検 討 会 の 一 環 と し て 、 地 域 カ ー ボ ン オ フ セ ッ ト 制 度 に 造 詣 が 深 い 市 内 の 個 人 ・ 団 体 と の 交 流 を 実 施 し た 。 ク ル ベ ジ ( 竹 墨 を 用 い た 健 康 野 菜 M CG R EE VY 氏 )、 省 エ ネ 活 動 と 植 林 の 交 換 企 画 ( N P O 法 人 み ど り の 市 民 )
2 実 現 で き な か っ た こ と
( 1) 信 州 大 学 工 学 部 地 域 環 境 演 習 は 、 制 度 確 立 未 完 の ま ま で 終 了 し た 。
( 2) 信 州 大 学 工 学 部 地 域 環 境 演 習 向 け に 、 短 期 的 に な が の 環 境 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 会 議 会 員 の 協 力 を 得 て プ ロ ジ ェ ク ト を 運 営 し た が 、 固 定 メ ン バ ー の 獲 得 ま で は 至 ら な か っ た 。
3 課 題
( 1) 信 州 大 学 の 学 生 向 け 制 度 の 骨 格 は 見 え て き た の で 、 平 成 2 5 ( 20 13 ) 年 度 は そ の ブ ラ シ ュ ア ッ プ を 図 り た い 。
( 2) 少 な い メ ン バ ー 数 で も 制 度 設 計 ・ 運 用 開 始 で き る が 、 新 し い 制 度 設 計 を 自 ら 行 う こ と に 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 最 大 の 醍 醐 味 ( だ い ご み ) が あ る 。 ま た 、 そ れ ら 活 動 を 通 じ て 、 な が の 環 境 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 会 議 活 性 化 を 図 る こ と を 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 目 的 の 一 つ と し て い る 。 可 能 な 限 り メ ン バ ー の 充 足 を 図 り た い 。
4 今 後 の 展 望
メ ン バ ー 充 足 を 図 る 手 段 と し て 、 次 の 活 動 を 展 開 す る 。
( 1) カ ー ボ ン オ フ セ ッ ト 制 度 設 計 の 楽 し さ を 感 じ て い た だ く た め の セ ミ ナ ー 等 を 開 催 す る 。
( 2) 具 体 的 な 制 度 案 を 提 示 し て 、 見 る 形 で の 公 募 活 動 を 行 う 。
( 3) 信 州 大 学 工 学 部 地 域 環 境 演 習 で 検 討 し た 学 生 向 け 制 度 は 、 独 立 し た 一 つ の 制 度
と し て 確 立 を 目 指 す 。
カ ー ボ ン オ フ セ ッ ト
自 身 で 削 減 で き な い 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 を 、 他 の 場 所 で 削 減 ・ 吸 収 し た 量 で オ フ セ ッ ト ( 埋 め 合 わ せ ) す る こ と 。 そ の 埋 め 合 わ せ 方 法 を 排 出 量 取 引 と い う 。
た だ し 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト は 、 こ こ で 定 義 す る カ ー ボ ン オ フ セ ッ ト の 実 現 を 全 く 目 的 と し て い な い 。 市 民 等 が 創 出 し た 環 境 価 値 の 、 地 域 に お け る 利 用 ( 分 配 ・ 交 換 ) 方 法 の 検 討 を 通 じ 、 新 し い 環 境 コ ラ ボ レ ー シ ョ ン の 可 能 性 を 探 る こ と を 目 的 と し て い る 。