平成27年10月21日 土 木 建 築 部 海 岸 防 災 課
知事公室辺野古新基地建設問題対策課
執行停止申立てに対する意見書及び審査請求に対する 弁明書の概要について
本日、沖縄県は、国土交通大臣に対して執行停止申立てに対する意見書及び 審査請求に対する弁明書を提出しました。その概要は次のとおりです。
1 意見書及び弁明書の意義
意見書とは、承認取消しを執行停止してほしいとの審査請求人(沖縄防 衛局長)の申立てについての処分庁(沖縄県知事)の意見を記した書面の ことです。
弁明書とは、承認取消しへの審査請求そのものに対する処分庁(沖縄県 知事)の主張を記した書面のことです。
国土交通大臣からは、意見書を本年10月22日までに郵送(必着)で、弁 明書を本年11月16日までに提出するようにとの求めがありました。
2 今回提出した意見書と弁明書の内容上の異同
意見書と弁明書は、第1意見書には、執行停止固有の要件について論じ た部分が付加されている点のみ異なり、その他はほぼ同一内容です(この ことから、以下「意見書(弁明書)」と併記します。)。
今回提出した意見書(弁明書)により県はすべての主張を提出したもの であり、本件審査請求手続においてこれ以上申し述べることはありません。 3 意見書(弁明書)の数及び構成
○第1意見書(第1弁明書)審査請求適格についての主張
○第2意見書(第2弁明書)本件埋立承認取消理由の要旨に係る主張 ○第3意見書(第3弁明書)公有水面埋立法(以下「公水法」という。)
第4条第1項第2号に係る主張 ○第4意見書(第4弁明書)基地形成過程に係る主張
(公水法第4条第1項第1号関係) ○第5意見書(第5弁明書)公水法第4条第1項第1号の詳説
4 各意見書(弁明書)における主な内容について ○第1意見書(第1弁明書)……約40頁
・沖縄防衛局長は審査請求を行う資格を欠いている旨及び本件審査請求は 地方自治法等に照らして許容されない旨主張するもの。
○第2意見書(第2弁明書)……約190頁
・承認取消しが適法であることに関する第3~第5意見書(第3~第5弁 明書)における総括的な主張を行うもの。
・審査請求書における沖縄防衛局長の主張は、普天間飛行場の危険性を除 去する上で辺野古が唯一の移設先であるということを前提にしている点 で不当であり、これを1号要件の比較衡量における考慮要素とすること 自体が誤りである等、利益衡量の要素とするべきでないものを要素とし、 また、考慮する要素についてもその価値を過大に評価する失当なもので ある等の反論。
○第3意見書(第3弁明書)……約250頁
・生態系、海草藻場、ジュゴン、ウミガメ、サンゴ、埋立土砂による外来 種の侵入、航空機騒音、低周波音について、公水法第4条第1項第2号 要件を充足しないことについて詳細に主張するもの。
・「公水法第4条第1項第2号の『十分配慮』とは、……環境が保全されな い可能性がわずかでも存在するか否かを問題とするものではない」との 沖縄防衛局長の主張に対して、県はそもそもそのようなことを問題とし ておらず、環境保全措置が適切で効果のあるものか、確実に実施される ものか、予測の不確実性を補うための事後調査の内容が適切なものかと いった観点から、環境保全措置や事後調査の内容が曖昧であるものなど があることため、取り消し得べき瑕疵があると判断したことなどの反論。 ○第4意見書(第4弁明書)……約160頁
・戦後の基地形成史(米軍による土地接収、日本本土からの海兵隊移駐の 経緯、沖縄返還前後の本土の基地負担の減少等)のの経緯を踏まえ、日 本本土の対比において、沖縄に米軍基地、海兵隊基地及び海兵隊航空基 地に関する地理的必然性は認められないものであることを明らかにする 等、沖縄県の民意に反する県内新基地建設を強行することは、「適正且合 理的」とはいえない旨主張するもの。
○第5意見書(第5弁明書)……約300頁