明海大学マクロ経済学:影山純二(学生用)
7.6 補足資料
IS曲線の導出: 得られた3つの条件を1つのグラフにまとめる
R
I+G+EX Y
S+T+IM
45
S+T+IM I+G+EX
I+G+EX S+T+IM
R
Y
・
E1 R1
Y1 R2
Y2
・
E2 IS曲線• E1(Y1, R1)やE2(Y2, R2)では財市場が均衡(S + T + IM = I + G + EX)
• E1やE2を結ぶとIS曲線となり、財市場が均衡する所得と利子率の関係を表す
• IS曲線が右下がりの理由
–国民所得(GDP)↓→ 貯蓄↓= 漏出↓→ あわせて注入↓= 投資↓→ 利子率↑
43
明海大学マクロ経済学:影山純二(学生用) LM曲線の導出: 得られた3つの条件を1つのグラフにまとめる
・ ・
R
M/P Y
M/P
45 M/P
M/P
M/P M/P
R
Y R1 E1
Y1 R2
Y2 E2
LM曲線
• E1(Y1, R1)やE2(Y2, R2)では貨幣市場が均衡(L1+ L2= M
sが成立
)
• E1やE2を結ぶとLM曲線となり、貨幣市場が均衡する所得と利子率の関係を表す
• LM曲線が右上がりの理由
–国民所得↑→ 貨幣の取引需要↑→Msは変わってないので、取引需要の増加分、他の需要が減らないと均衡が保てな い→ 貨幣の資産需要↓→ 利子率↑
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明海大学マクロ経済学:影山純二(学生用) 例題1: 海外の景気が悪くなった場合 → 輸出が減少
IS R
I+G+EX Y
S+T+IM
(1) (2)
IS
R LM
Y
• GDP↓、利子率↓(利子率が下がり、海外の景気悪化の悪影響を一部緩和) 例題2: 名目マネーサプライが減少した場合
R
M/P Y
M/P
LM
(1)
(2)
IS
R LM
Y
•利子率↑、GDP↓(利子率が上がり、投資や輸出が減ってGDPが下がる)
45