社会保険
期待効用と保険の選択
所得のプールと期待所得
リスク選好
リスク回避的 (risk averse)
リスク中立的 (risk neutral)
リスク愛好的 (risk loving)
無差別曲線
無差別曲線の傾き
保険
保険の選択
逆淘汰 (ADVERSE SELECTION)
高リスクと低リスク
単一交差
対称情報
分離均衡
非対称情報
一括「均衡」でのゼロ利潤線
一括均衡は存在するか？
一括均衡
一括均衡
自己選択制約
(self-selection constraint)
分離均衡と自己選択制約
分離均衡が存在しない場合
逆淘汰（選択） Adverse Selectio n
• 同一の保険の提供
• 正の利潤→利潤の少ない近い新しい保険の提供→ゼロ 利潤線へ近づく
• ゼロ利潤→クリームスキミング（低リスク者のみへの 保険提供）可能→既存の商品市場からは低リスク者は 消え，高リスク者のみ残る（保険者にとって望ましい 消費者が淘汰される＝逆淘汰）→負の利潤→保険者の 撤退→．．．
• 高リスク者用市場：高リスク者が低所得者と偽り，低 リスク者用の保険を購入→負の利潤→保険者の撤退
→．．．
社会保険（強制保険）
分離均衡が存在する場合との比較
公平性？
保険が全く無い配分 A との比較
• 一律保険料の強制保険と full insurance(E)
• 低リスクの比率が大きい
– 高リスクも A と比べれば効用増加
• 低リスクの非率が小さく
– 高リスクは A と比べれば効用減少
モラルハザード（ moral hazar d ）
• 個人の努力が望ましくないことが起こる 確率に影響する．
• 保険者は個人の努力を観察できない（ hid den action ）ので，保険者は保険給付をそ の努力に関連づけて支払うことが出来な い．
• 結果として，個人の努力水準が過小にな る．
モデル
努力をすると．．．
• 全ての被保険者の q の増加
– Q が左下へ（保証できる所得の減少）
– ゼロ利潤線の傾きが緩やかに（保証できる所 得の増加）
• 2 つの限界効果がバランスするところ→ 最適な所得水準 y* ，そこでの努力 q* ， そこでの確率 π*
保険者が努力を観察できない と．．
