事業報告書 平成16年度財務諸表等 | 独立行政法人 日本芸術文化振興会

全文

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第2期事業年度

事業報告書

(平成

16

4

1

日から平成

17

3

31

日まで)

平成

16

年度

(2)

独立行政法人日本芸術文化振興会の概要

1.目的及び事業 ・・・ 1

2.事務所等の所在地 ・・・ 1

3.資本金の状況 ・・・ 2

4.役員の状況 ・・・ 2

5.職員の状況 ・・・ 2

6.設立の根拠となる法律名 ・・・ 2

7.主務大臣 ・・・ 2

8.沿革 ・・・ 3

9.審議等機関 ・・・ 3

10.事業の運営状況及び財産の状況 ・・・ 4

[ 別図] 組織図 ・・・ 5

業務の実施状況

1.芸術文化活動に対する援助 ・・・ 6

2.伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演 ・・・ 7

3.伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞台芸術の実演家その他の関係者の研修 ・・・ 8

4.伝統芸能及び現代舞台芸術に関する調査研究の実施並びに資料の収集及び活用 ・・・ 9

5.劇場施設の利用 ・・・ 10

6.附帯する業務 ・・・ 10

7.業務運営の効率化等 ・・・ 11

8.国立劇場おきなわ及び新国立劇場の管理運営の委託 ・・・ 12

財源の措置状況等

・・・ 12

運営費交付金の状況

事業収入等自己財源の状況

施設整備費補助金の状況

借入金の状況

収入支出の内訳

目的積立金の状況

関連会社及び関連公益法人

・・・ 14

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1

独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 の 概 要

1 . 目 的 及 び 事 業

独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 は 、 芸 術 家 及 び 芸 術 に 関 す る 団 体 が 行 う 芸 術 の 創 造 又 は 普 及 を 図 る た め の 活 動 そ の 他 の 文 化 の 振 興 又 は 普 及 を 図 る た め の 活 動 に 対 す る 援 助 を 行 い 、 あ わ せ て 、 我 が 国 古 来 の 伝 統 的 な 芸 能 の 公 開 、 伝 承 者 の 養 成 、 調 査 研 究 等 を 行 い 、 そ の 保 存 及 び 振 興 を 図 る と と も に 、 我 が 国 に お け る 現 代 の 舞 台 芸 術 の 公 演 、 実 演 家 等 の 研 修 、 調 査 研 究 等 を 行 い 、 そ の 振 興 及 び 普 及 を 図 り 、 も っ て 芸 術 そ の 他 の 文 化 の 向 上 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と し て い ま す 。( 独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 法 第 3 条 )

こ の 目 的 を 達 成 す る た め 、 次 の よ う な 事 業 を 行 っ て い ま す 。 1. 芸 術 文 化 活 動 に 対 し て 援 助 を 行 う こ と 。

2. 伝 統 芸 能 の 公 開 及 び 現 代 舞 台 芸 術 の 公 演 を 行 う こ と 。

3. 伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞台芸術の実演家その他の関係者の研修を行うこと。

4. 伝 統 芸 能 及 び 現 代 舞 台 芸 術 に 関 し て 調 査 研 究 を 行 い 、 並 び に 資 料 を 収 集 し 、 及 び 利 用 に 供 す る こ と 。

5. 劇 場 施 設 を 以 上 の 事 業 と 同 様 の 目 的 を 有 す る 事 業 の 利 用 に 供 す る こ と 。 6. そ の 他 以 上 の 事 業 に 附 帯 す る 業 務 を 行 う こ と 。

2 . 事 務 所 等 の 所 在 地

■ 独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 芸 術 文 化 振 興 基 金

国 立 劇 場 本 館 国 立 演 芸 場 伝 統 芸 能 情 報 館

〒 102- 8656 東 京 都 千 代 田 区 隼 町 4 番 1 号 ℡ 03- 3265- 7411

■ 国 立 能 楽 堂

〒 151- 0051 東 京 都 渋 谷 区 千 駄 ヶ 谷 4 丁 目 18 番 1 号 ℡ 03- 3423- 1331

■ 国 立 文 楽 劇 場

〒 542- 0073 大 阪 府 大 阪 市 中 央 区 日 本 橋 1 丁 目 12 番 10 号 ℡ 06- 6212- 2531

■ 国 立 劇 場 お き な わ

〒 901- 2122 沖 縄 県 浦 添 市 勢 理 客 4 丁 目 14 番 1 号 ℡ 098- 871- 3311

■ 新 国 立 劇 場

〒 151- 0071 東 京 都 渋 谷 区 本 町 1 丁 目 1 番 1 号 ℡ 03- 5351- 3011

■ 新 国 立 劇 場 舞 台 美 術 セ ン タ ー

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3 . 資 本 金 の 状 況

独立行政法人日本芸術文化振興会の資本金は、平成 17 年 3 月末現在で246, 819, 120, 854 円となっており、これは、独立行政法人日本芸術文化振興会法第 5 条の規定に基づき、平成 15 年 10 月 1 日付けで、政府から独立行政法人日本芸術文化振興会に出資されたものです。

4 . 役 員 の 状 況

役 員 の 定 数 は 、独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 法 第 7 条 に よ り 、理 事 長 1 人 、監 事 2 人 、 理 事 3 人 以 内 と さ れ て お り 、 理 事 長 及 び 理 事 の 任 期 は 4 年 、 監 事 は2 年 と な っ て い ま す 。 ま た 、 理 事 長 及 び 監 事 は 、 文 部 科 学 大 臣 が 任 命 し 、 理 事 は 理 事 長 が 任 命 し ま す 。 平 成 17 年 3 月 末 現 在 の 役 員 は 次 の と お り で す 。

役 職 氏 名 就 任 年 月 日 主 な 経 歴

理 事 長 津田 和明 平成 16 年 5 月 10 日 平 成 7 年 3 月 サ ン ト リ ー ㈱ 取 締 役 副 社 長

平 成 14 年 3 月 サ ン ト リ ー ㈱ 相 談 役

理 事 崎谷 康文 平成 17 年 1 月 14 日 平 成 13 年 1 月 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 常 務 理 事

平 成 15 年 8 月 衆 議 院 調 査 局 文 部 科 学 調 査 室 長

理 事 殿敷 威海 平成 15 年 10 月 1 日 平 成 10 年 4 月 日本芸術文化振興会国立劇場芸能部長

平 成 14 年 11 月 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 理 事

理 事 福島 忠彦 平成 16 年 12 月 1 日 平 成 8 年 7 月 名 古 屋 大 学 事 務 局 長

平 成 11 年 4 月 ㈶日 本 オ リ ン ピ ッ ク 委 員 会 理 事

監 事 松井 博 平成 15 年 10 月 1 日 平 成 14 年 7 月 文 化 学 園 文 化 出 版 局 出 版 総 務 部 部 長

・ 参 与

監 事 峯岸 芳幸 平成 15 年 10 月 1 日 昭 和 55 年 9 月 峯 岸 公 認 会 計 士 事 務 所 代 表 者( 現 在 )

5 . 職 員 の 状 況

平 成 17 年 3 月 末 現 在 の 職 員 数 は 319 人 で す 。

6 . 設 立 の 根 拠 と な る 法 律 名

独 立 行 政 法 人 通 則 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 103 号 )

独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 163 号 )

7 . 主 務 大 臣

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3 8 . 沿 革

昭 和 41 年 6 月 27 日 国 立 劇 場 法 公 布 昭 和 41 年 7 月 1 日 特 殊 法 人 国 立 劇 場 設 立

昭 和 41 年 11 月 1 日 国 立 劇 場 本 館 ( 大 ・ 小 劇 場 ) 開 場 ( 千 代 田 区 隼 町 ) 昭 和 54 年 3 月 22 日 国 立 演 芸 資 料 館 ( 演 芸 場 ) 開 場 ( 本 館 隣 接 地 ) 昭 和 58 年 9 月 15 日 国 立 能 楽 堂 開 場 ( 渋 谷 区 千 駄 ヶ 谷 )

昭 和 59 年 3 月 20 日 国 立 文 楽 劇 場 開 場 ( 大 阪 市 中 央 区 日 本 橋 ) 平 成 2 年 3 月 30 日 芸 術 文 化 振 興 基 金 設 置

特 殊 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 に 名 称 変 更 平 成 9 年 10 月 10 日 新 国 立 劇 場 開 場 ( 渋 谷 区 本 町 )

平 成 9 年 11 月 1 日 舞 台 美 術 セ ン タ ー 資 料 館 開 設 ( 千 葉 県 銚 子 市 ) 平 成 14 年 12 月 13 日 独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 法 公 布 平 成 15 年 3 月 19 日 伝 統 芸 能 情 報 館 開 館 ( 本 館 敷 地 内 ) 平 成 15 年 10 月 1 日 独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 設 立 平 成 16 年 1 月 18 日 国 立 劇 場 お き な わ 開 場 ( 沖 縄 県 浦 添 市 )

9 . 審 議 等 機 関

理 事 長 の 諮 問 機 関 と し て 、評 議 員 会 が 置 か れ 、独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 の 業 務 の 運 営 に 関 す る 重 要 事 項 を 審 議 し ま す 。評 議 員 会 は 、文 部 科 学 大 臣 の 認 可 を 受 け て 理 事 長 が 任 命 す る 20 名 以 内 の 学 識 経 験 の あ る 者 に よ っ て 組 織 さ れ て い ま す 。平 成 16 事 業 年 度 は 、 評 議 員 会 が 3 回 開 催 さ れ ま し た 。 平 成 17 年 3 月 末 現 在 の 評 議 員 は 次 の と お り で す 。

氏 名 現 職

青 木 保 岩 城 宏 之 歌 田 勝 弘 片 山 九 郎 右 衛 門 川 口 幹 夫 河 竹 登 志 夫 後 藤 美 代 子 佐 竹 昭 廣 芝 祐 靖 高 階 秀 爾 竹 西 寛 子 中 村 芝 翫 服 部 幸 雄 花 柳 壽 輔 馬 場 あ き 子 三 隅 治 雄 村 山 德 五 郎

政 策 研 究 大 学 院 大 学 教 授

指 揮 者 、 日 本 芸 術 院 会 員 、 N H K 交 響 楽 団 終 身 正 指 揮 者 味 の 素 株 式 会 社 特 別 顧 問

能 楽 師 、 日 本 芸 術 院 会 員 、 社 団 法 人 能 楽 協 会 理 事 長 日 本 放 送 協 会 名 誉 顧 問

社 団 法 人 日 本 演 劇 協 会 会 長 、 早 稲 田 大 学 名 誉 教 授 フ リ ー ア ナ ウ ン サ ー 、 徳 島 文 理 大 学 客 員 教 授 京 都 大 学 名 誉 教 授 、 国 文 学 研 究 資 料 館 名 誉 教 授 雅 楽 演 奏 家 、 日 本 芸 術 院 会 員 、 国 立 音 楽 大 学 招 聘 教 授 美 術 評 論 家 、 大 原 美 術 館 館 長

作 家 、 日 本 芸 術 院 会 員

歌 舞 伎 俳 優 、 日 本 芸 術 院 会 員 、 社 団 法 人 伝 統 歌 舞 伎 保 存 会 副 会 長 歌 舞 伎 研 究 家 、 千 葉 大 学 名 誉 教 授

舞 踊 家 、 日 本 芸 術 院 会 員 、 社 団 法 人 日 本 舞 踊 協 会 常 任 理 事 歌 人 、 日 本 芸 術 院 会 員

財 団 法 人 民 族 芸 術 交 流 財 団 理 事 長

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10. 事 業 の 運 営 状 況 及 び 財 産 の 状 況

財 務 状 況 ( 単 位 : 百 万 円 )

区 分 平成 15 事業年度 平成 16 事業年度

経 常 収 益

経 常 費 用

経 常 利 益

当 期 総 利 益

総 資 産

純 資 産

行 政 サ ー ヒ ゙ ス実 施 コ ス ト

8, 747 8, 603 144 144 259, 468 256, 862 9, 881 16, 219 15, 706 512 510 257, 574 253, 858 18, 143

※平 成 15 事 業 年 度 は 平 成 15 年 10 月 1 日 か ら 平 成 16 年 3 月 31 日 ま で の 半 年 間

経 理 区 分 別 セ グ メ ン ト 情 報 ( 平 成 16 事 業 年 度 ) ( 単 位 : 百 万 円 )

区 分 国 立 劇 場 新 国 立 劇 場 基 金

経 常 収 益

経 常 費 用

経 常 利 益

当 期 総 利 益

総 資 産

純 資 産

行 政 サービス実 施 コスト

8, 548 8, 300 247 245 108, 608 106, 518 9, 150 5, 204 5, 196 8 8 82, 493 81, 602 7, 945 2, 466 2, 209 256 256 66, 471 65, 737 1, 048

事 業 区 分 別 セ グ メ ン ト 情 報 ( 平 成 16 事 業 年 度 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 区 分 公 演 事 業 研 修 事 業 調 査 研 究 事 業 施 設 利 用 事 業 経 常 収 益

経 常 費 用 経 常 利 益 総 資 産

6, 046 6, 269 △ 223 86, 881 1, 969 1, 969 0 4, 640 1, 325 1, 377 △ 51 12, 929 2, 808 2, 402 405 75, 608 区 分 基 金 事 業 法 人 共 通

経 常 収 益 経 常 費 用 経 常 利 益 総 資 産

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(平成17年3月31日現在)

総 務 課

国 立 能 楽 堂 部 管 理 課

舞 台 技 術 課

事 業 課

管 理 課

情 報 セ ン タ ー

管 理 課

計 画 課

芸 術 活 動 助 成 課

経 理 課

営 繕 技 監

契 約 課

国 立 劇 場 事 業 部

国 立 文 楽 劇 場 部

舞 台 課

国 立 劇 場 舞 台 技 術 部

技 術 課

企 画 制 作 課

国 立 演 芸 場 部

調 査 資 料 課

事 業 課

演 芸 課

基 金 部

国 立 劇 場 芸 能 部

新 国 立 劇 場 部

事 業 課

企 画 制 作 課

管 理 課

業 務 課

文 化 テ ゙ シ ゙ タ ル ラ イ フ ゙ ラ リ ー 課 国 立 劇 場 調 査 養 成 部

第 二 制 作 室

監 事

理 事

[ 別図] 組織図

人 事 課

地 域 文 化 助 成 課

理 事 長

評 議 員 会

総 務 部

経 理 部

情 報 推 進 室

調 査 養 成 課

普 及 養 成 課

文 芸 室

第 一 制 作 室

劇 場 課

宣 伝 課

舞 台 監 督 室

養 成 課

企 画 課

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業 務 の 実 施 状 況

1 . 芸 術 文 化 活 動 に 対 す る 援 助

す べ て の 国 民 が 芸 術 文 化 に 親 し み 、 自 ら の 手 で 新 し い 文 化 を 創 造 す る た め の 環 境 の 醸 成 と そ の 基 盤 の 強 化 を 図 る 観 点 か ら 、 芸 術 文 化 振 興 基 金 が 平 成 元 年 度 末 に 創 設 さ れ ま し た 。 芸 術 文 化 振 興 基 金 は 、 そ の 運 用 益 に よ り 、 芸 術 家 及 び 芸 術 に 関 す る 団 体 が 行 う 芸 術 の 創 造 又 は 普 及 を 図 る た め の 活 動 そ の 他 の 文 化 の 振 興 又 は 普 及 を 図 る た め の 活 動 に 対 し て 援 助 す る も の で す 。

助 成 金 の 交 付 対 象 活 動 は 、 毎 年 公 募 さ れ 、 理 事 長 の 諮 問 機 関 で あ る 芸 術 文 化 振 興 基 金 運 営 委 員 会 に よ る 審 査 の 上 決 定 さ れ ま す 。平 成 16 事 業 年 度 は 、芸 術 創 造 普 及 活 動 に 対 し て 331 件 、988, 800 千 円 、地 域 文 化 振 興 活 動 に 対 し て 189 件 、207, 200 千 円 、文 化 振 興 普 及 団 体 活 動 に 対 し て 179 件 、

192, 100 千 円 の 助 成 金 を 交 付 し ま し た 。

ま た 、国 か ら の 運 営 費 交 付 金 を 充 当 し て 、芸 術 に 関 す る 団 体 が 行 う 我 が 国 の 舞 台 芸 術 の 水 準 向 上 に 資 す る 優 れ た 公 演 活 動 に 対 し て も 、同 様 に 募 集 、審 査 を 行 い 、舞 台 芸 術 振 興 事 業 助 成 金 を 交 付 し て い ま す 。 平 成16 事 業 年 度 は 音 楽 分 野 24 件 、 209, 300 千 円 、 舞 踊 分 野 23 件 、 107, 500 千 円 、 演 劇 分 野 41 件 、277, 000 千 円 の 助 成 金 を 交 付 し ま し た 。

芸術文化振興基金助成の推移

1,192

1,255

1,388

692 694 699

14年度 15年度 16年度 助成金額(百万円)

交付件数(件)

舞台芸術振興事業助成の推移

743

592 594

121

100 88

14年度 15年度 16年度 助成金額(百万円)

交付件数(件)

芸 術 文 化 振 興 基 金 の 仕 組 み

国 立劇場 等 芸 術 文 化

振 興 基 金 [ 政府 出資金 ]

530億 円 [ 民間 の出え ん金 ]

112億 円

芸 術文化 活動

芸 術 団 体 文 化 団 体 そ の 他

政 府

出 資

民 間

寄 付

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7 2 . 伝 統 芸 能 の 公 開 及 び 現 代 舞 台 芸 術 の 公 演

● 国 立 劇 場

伝 統 芸 能 の 公 開 に つ い て は 、 つ と め て 古 典 伝 承 の ま ま の 姿 で 、 な る べ く 広 く 、 各 種 の 伝 統 芸 能 の 演 出 や 技 法 を 尊 重 し な が ら 、 そ の 維 持 と 保 存 を 心 が け て 行 っ て い ま す 。

歌 舞 伎 や 文 楽 に つ い て の 上 演 は 、 古 典 を 主 と し 、 そ の 代 表 的 な 演 目 に つ き 、 初 演 当 時 の 作 品 の 構 想 を 今 日 の 制 作 状 況 に 合 わ せ 、 筋 を 通 し て 上 演 す る い わ ゆ る 通 し 狂 言 の 上 演 に 努 め て い ま す 。

ま た 、 優 れ た 作 品 で 上 演 が 途 絶 え た も の を 復 活 し 、 演 目 の 拡 充 に 努 め る と と も に 、 伝 統 的 な 演 出 及 び 技 法 を 基 盤 に し た 新 作 の 上 演 を 推 進 し て い ま す 。

平 成 16 事 業 年 度 に お い て は 、歌 舞 伎 は 、上 方 演 出 に よ る「 通 し 狂 言 伊 賀 越 道 中 双 六 」、 約 100 年 ぶ り の 復 活 と な る「 通 し

狂 言 噂 音 菊 柳 澤 騒 動 ( か ね て き く や な ぎ さ わ そ う ど う )」 の 上 演 な ど 7 公 演 を 行 い ま し た 。 文 楽 は 、 文 楽 劇 場 20周 年 記 念 公 演 と し て「 通 し 狂 言 義 経 千 本 桜 」「 通 し 狂 言 妹 背 山 婦 女 庭 訓 ( い も せ や ま お ん な て い き ん )」 の 上 演 な ど 10公 演 を 行 い ま し た 。 そ の ほ か 舞 踊 4 公 演 、邦 楽 6 公 演 、雅 楽 2 公 演 、 声 明 2 公 演 、 民 俗 芸 能 4 公 演 、 大 衆 芸 能 67 公 演 、 能 楽 50 公 演 、 そ の 他 4 公 演 を 行 い ま し た 。 ま た 、 平 成 16 年1 月 に 開 場 し た 国 立 劇 場 お き な わ で は 、組 踊

等 沖 縄 伝 統 芸 能 30 公 演 を 行 い ま し た 。 以 上 の 公 演 に お け る 総 入 場 者 数 は 513, 045 人 で 、 引 き 続 き 文 楽 公 演 に お け る 入 場 者 数 の 増 加 が 顕 著 で す 。

● 新 国 立 劇 場

国 際 的 に 比 肩 し う る 高 い 水 準 の

オペラ、バレエ等の現代舞台芸術を

自主制作により公演しています。 公 演 に お い て は 、新 作 と 再 演 の バ ラ ン ス 、邦 人 作 品 の 上 演 、レ パ ー ト リ ー の 充 実 に 努 め る と と も に 、演 劇 に つ い て は 、我 が 国 で 創 作 さ れ た 作 品 の 再 評 価 と と も に 、 地 方 で 活 躍 す る 劇 団 な ど と の 交 流 に 努 め て い ま す 。

平 成 16 事 業 年 度 に お い て は 、 オ ペ ラ は「 フ ァ ル ス タ ッ フ 」な ど の 新 制 作 、日 本 人 作 曲 家 に よ る オ リ ジ ナ ル 作 品「 お さ ん 」の 上 演 な

国立劇場入場者数の推移

16.7 17.3 18.2 48.8 49.9 51.3 69.2 67.3 67.1 0 10 20 30 40 50 60

14年度 15年度 16年度 万人

60 62 64 66 68 70 72 %

入場者数 うち文楽入場者数 入場率

新国立劇場入場者数の推移

20.8 21.1 19.7 78.6 79.6 79.0 0 5 10 15 20 25 30

14年度 15年度 16年度 万人

70 72 74 76 78 80 82 %

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ど 、 16 公 演 を 行 い ま し た 。 バ レ エ は 「 ラ イ モ ン ダ 」 オ リ ジ ナ ル 版 の 上 演 な ど 6 公 演 、 現 代 舞 踊 は 4 公 演 、 演 劇 は 11 公 演 を 行 い ま し た 。 総 入 場 者 数 は 211, 426 人 で し た 。

な お 、 国 立 劇 場 及 び 新 国 立 劇 場 で は 、 青 少 年 等 が 気 軽 に 伝 統 芸 能 や 現 代 舞 台 芸 術 の 魅 力 に 触 れ ら れ る 機 会 と し て 、 歌 舞 伎 、 文 楽 、 能 楽 、 オ ペ ラ な ど に つ い て 、 解 説 と 親 し み や す い 演 目 、低 廉 な 料 金 に よ る 鑑 賞 教 室 を 実 施 し 、新 た な 観 客 層 の 育 成 を 図 っ て い ま す 。 特 に 今 年 度 新 た に 「 社 会 人 の た め の 歌 舞 伎 入 門 」 と し て 、 仕 事 帰 り に も 来 場 し や す い よ う 開 演 時 間 を 19 時 に 設 定 、「 勧 進 帳 」 な ど の 名 作 を 解 説 付 き で 上 演 す る な ど 、 観 客 層 の 拡 大 に 努 め ま し た 。

ま た 、 外 部 団 体 や 地 方 と の 連 携 協 力 、 外 部 資 金 に よ る 事 業 の 実 施 に 努 め 、 受 託 に よ る 各 種 公 演 、 制 作 し た 作 品 の 地 方 で の 上 演 等 を 行 っ て い ま す 。

3 . 伝 統 芸 能 の 伝 承 者 の 養 成 及 び 現 代 舞 台 芸 術 の 実 演 家 の 研 修

● 国 立 劇 場

我 が 国 の 文 化 的 財 産 で あ る 歌 舞 伎 、 文 楽 、 能 楽 等 の 伝 統 芸 能 を 保 存 育 成 す る た め の 伝 承 者 の 養 成 は 、 振 興 会 の 目 的 の 一 つ で 、 国 立 劇 場 設 立 の 当 初 か ら こ れ に 取 り 組 み 、 必 要 に 応 じ 以 下 の 各 コ ー ス の 養 成 を 行 っ て い ま す 。な お 、平 成 17 年 4 月 よ り 国 立 劇 場 お き な わ に お い て 、 新 た に 組 踊 の 後 継 者 の 養 成 を 開 始 す る こ と と し 、 研 修 生 の 募 集 ・ 選 考 を 行 い ま し た 。

■ 歌 舞 伎 / 歌 舞 伎 俳 優 、 歌 舞 伎 音 楽 ( 竹 本 、 鳴 物 、 長 唄 ) ■ 大 衆 芸 能 / 寄 席 囃 子 、 太 神 楽

■ 能 楽 / 三 役 ( ワ キ 方 、 囃 子 方 、 狂 言 方 ) ■ 文 楽 / 三 業 ( 大 夫 、 三 味 線 、 人 形 ) ■ 組 踊 / 立 方 、 地 方

研 修 期 間 は2 年 ま た は3 年 で ( 能 楽 の み 6 年 )、 平 成16 事 業 年 度 は 、 大 衆 芸 能 ( 寄 席 囃 子 )4 名 、能 楽 3 名 が

研 修 を 修 了 し 、伝 承 者 と し て の 第 一 歩 を 踏 み 出 し ま し た 。

ま た 、上 記 の ほ か 、養 成 研 修 修 了 者 な ど 現 に 伝 統 芸 能 の 各 分 野 で 活 躍 し て い る 伝 承 者 を 中 心 と し た 発 表 会 を 実 施 す る な ど 、技 芸 の 一 層 の 向 上 を 目 的 と し た 研 修 を 実 施 し ま し た 。 な お 、 能 楽 に つ い て は 、研 修 機

会 の 拡 大 と 伝 承 者 間 の 交 流 を 促 進 す る た め 、17 年 4 月 よ り 研 究 課 程 を 設 置 す る こ と と し 、 研 修 生 の 募 集 ・ 選 考 を 行 い ま し た 。

● 新 国 立 劇 場

プ ロ の オ ペ ラ 歌 手 や バ レ エ ダ ン サ ー の 育 成 の た め の 研 修 を 行 っ て い ま す 。研 修 期 間 は オ

研 修 修 了 生 の 現 況( 平 成17 年4 月1 日 現 在 )

区 分 研 修 修 了 生 数 伝 承 者 総 数 割 合

歌 舞 伎 俳 優 88 人 315 人 28%

歌 舞 伎 音 楽 ( 竹 本 ) 23 人 31 人 74%

歌 舞 伎 音 楽 ( 鳴 物 ) 12 人 41 人 30%

歌 舞 伎 音 楽 ( 長 唄 ) 3 人 50 人 6%

大 衆 芸 能 ( 寄 席囃 子 ) 24 人 27 人 89%

大 衆 芸 能 ( 太 神 楽) 5 人 19 人 26%

能 楽 ( 三 役 ) 26 人 436 人 6%

文 楽 ( 三 業) 40 人 87 人 46%

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9

ペ ラ 3 年 、バ レ エ 2 年 で 、平 成 16 事 業 年 度 は 、オ ペ ラ 歌 手 5 期 生 5 名 、バ レ エ ダ ン サ ー 2 期 生 8 名 が 研 修 を 修 了 し ま し た 。そ の う ち 、オ ペ ラ 研 修 修 了 生 3 名 が 文 化 庁 新 進 芸 術 家 海 外 留 学 制 度 に よ る 派 遣 在 外 研 修 員 と な る こ と が 決 定 し 、ま た 、バ レ エ 研 修 修 了 生 7 名 が 新 国 立 劇 場 バ レ エ 団 の オ ー デ ィ シ ョ ン に 合 格 し 、 シ ー ズ ン 契 約 ダ ン サ ー と な り ま し た 。

な お 、 平 成17 年 4 月 よ り 、 新 た に 演 劇 研 修 ( 定 員15 人 / 研 修 期 間3 年 ) を 開 始 す る こ と と し 、 研 修 生 の 募 集 ・ 選 考 を 行 い ま し た 。

4 . 伝 統 芸 能 及 び 現 代 舞 台 芸 術 に 関 す る 調 査 研 究 の 実 施 並 び に 資 料 の 収 集 及 び 活 用

● 伝 統 芸 能 関 係

伝 統 芸 能 の 保 存 、 振 興 の 一 環 と し て 、 そ の 純 正 な 形 態 に よ る 公 開 を 行 う た め 、 演 出 ・ 演 技 の 向 上 に 資 す る 各 種 の 調 査 研 究 を 行 い 、そ の 成 果 を 刊 行 す る と と も に 、録 画・録 音 ・ 写 真 等 に よ る 公 演 記 録 の 作 成 、 各 種 古 文 献 の 復 刻 、 芝 居 版 画 等 図 録 を は じ め と す る 目 録 類 の 作 成 な ど を 行 っ て い ま す 。

平成 16 事業年度に行われた調査研究の主な成果は以下の通りです。 ■ 近 代 歌 舞 伎 年 表 「 京 都 篇 別 巻 補 遺 ・ 索 引 」 の 刊 行

■ 歌 舞 伎 資 料 選 書 「 六 二 連 俳 優 評 判 記 下 」 の 刊 行

■ 現代の日本音楽「第 13 集( 藤枝守) 」「第 14 集( 宮下伸) 」の刊行 ■ 「 歌 舞 伎 に 関 す る 意 識 調 査( 高 校 生 )」に つ い て 報 告 書 の 作 成

資 料 の 収 集 ・利 用 に つ い て は 、 国 立 劇 場 に お け る 自 主 公 演 に 関 す る 視 聴 覚 資 料 を は じ め 、各 種 芸 能 資 料 を 収 集 ・整 理 し 、 図 書 室 、視 聴 室 、資 料 展 示 室 に お い て 閲 覧 、利 用 、公 開 を 行 う ほ か 、各 種 資 料 の デ ー タ ベ ー ス 化 を 進 め 、イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る 提 供 も 行 っ て い ま す 。特 に 国 立 劇 場 本 館 に 隣 接 す る 伝 統 芸 能 情 報 館 で は 、伝 統 芸 能 の 魅 力 を 分 か り や す く 国 民 に 伝 え る た め 、 12 面 マ ル チ 映 像 「 歌 舞 伎 誕 生 400 年 ( 3) 」、 ジ オ ラ マ ビ ジ ョ ン 「 舞 台 機 構 」 を 作 成 す る な ど 、 積 極 的 に デ ジ タ ル 技 術 を 活 用 し た 展 示 を 行 っ て い ま す 。

● 現 代 舞 台 芸 術 関 係

新 国 立 劇 場 に お け る 公 演 そ の 他 、 我 が 国 に お け る 現 代 舞 台 芸 術 に 関 す る 諸 活 動 を 円 滑 に 進 展 さ せ 、 そ の 普 及 、 創 造 に 資 す る た め の 調 査 研 究 、 資 料 ・ 情 報 の 収 集 ・ 提 供 を 行 っ て い ま す 。

平 成 16 事 業 年 度 は 、主 催 公 演 に 関 す る 各 種 情 報 を 収 集 し 、録 画 等 に よ る 公 演 記 録 を 作 成 す る と と も に デ ー タ ベ ー ス 化 を 進 め 、 劇 場 関 係 者 及 び 一 般 へ の 視 聴 ・ 利 用 を 行 い ま し た 。 ま た 、 日 本 近 代 の 舞 踊 上 演 に 関 す る 資 料 の 調 査 を 行 い 、 調 査 結 果 を 「 日 本 洋 舞 史 年 表 Ⅱ 」と し て 刊 行 し ま し た 。そ の ほ か 、海 外 の 劇 場 の 調 査 及 び 情 報 の 収 集 を 行 い 、オ ペ ラ ハ ウ ス デ ー タ ベ ー ス の 整 備 を 進 め る な ど し ま し た 。

図 書 ・ 資 料 の 収 集 状 況 ( 平 成17 年3 月 末 現 在 )

伝 統 芸 能 情 報 館 国 立 能 楽 堂 国 立 文 楽 劇 場 国 立 劇 場 お き な わ 新 国 立 劇 場 図 書 239, 833 冊 36, 092 冊 29, 811 冊 1, 180 冊 20, 677 冊 資 料 372, 139 点 87, 076 点 22, 729 点 2, 701 点 1, 156 点 伝 統 芸 能 情 報 館

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5 . 劇 場 施 設 の 利 用

振 興 会 で は 劇 場 施 設 を 、 自 主 公 演 や 舞 台 機 構 整 備 等 で 必 要 な 時 以 外 の 日 に つ い て 、 伝 統 芸 能 の 保 存 振 興 、 現 代 舞 台 芸 術 の 振 興 普 及 等 を 目 的 と す る 事 業 な ど に 対 し て 、 利 用 に 供 し て い ま す 。

利 用 に 際 し て は 、劇 場 案 内 や 舞 台 機 構 等 の ス タ ッ フ の 提 供 、舞 台 進 行 、照 明 デ ザ イ ン 、 音 響 デ ザ イ ン 等 に つ い て の 技 術 協 力 も 行 っ て い ま す 。

平 成 16 事 業 年 度 の 各 劇 場 施 設 の 利 用 日 数 は 以 下 の 通 り で 、利 用 可 能 な 日 に 対 し て 全 体 で 約 73% の 利 用 率 で し た 。

● 国 立 劇 場

本 館 大 劇 場 107 日 / 本 館 小 劇 場 165 日 / 演 芸 場 85 日 / 能 楽 堂 185 日 / 文 楽 劇 場 123 日 文 楽 劇 場 小 ホ ー ル 110 日 / 国 立 劇 場 お き な わ 大 劇 場 80 日 / 小 劇 場 23 日

● 新 国 立 劇 場

オ ペ ラ 劇 場 28 日 / 中 劇 場 132 日 / 小 劇 場 39 日

国立劇場分野別貸与日数

その他 74 沖縄伝統

芸能 87

能楽 176

大衆芸能 96

邦楽 115 邦舞 292 演劇 38

新国立劇場分野別貸与日数

その他 23 ミュー シ ゙カ ル

4

演劇 54

現代舞踊 24

バレエ 17

オペラ 77

6 . 附 帯 す る 業 務

● 教 育 普 及 事 業

各 種 講 座 、 公 演 記 録 映 画 鑑 賞 会 等 を 実 施 し 、 伝 統 芸 能 や 現 代 舞 台 芸 術 に 関 す る 理 解 の 促 進 と 普 及 に 努 め ま し た 。参 加 者 は 計 46 回 5, 605 人 で 、ア ン ケ ー ト の 結 果 、約 9 割 の 方 か ら 事 業 内 容 に つ い て 満 足 し た と の 回 答 を 得 ま し た 。

ま た 、 小 ・ 中 学 校 等 に お け る 伝 統 芸 能 教 育 へ の 活 用 の た め 、 舞 台 芸 術 教 材 と し て 、 国 立 劇 場 が 収 集 し た 資 料 等 を 素 材 と し た デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ 「 文 楽 編 そ の 一 」「 演 目 解 説 妹 背 山 婦 女 庭 訓 」 を 作 成 し 、 イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る 配 信 を 行 い ま し た 。

● 広 報 活 動

振 興 会 で は 、各 種 広 報 誌・年 報 等 を 作 成 し 、劇 場 利 用 者 や 関 係 機 関 に 配 布 す る と と も に 、 ホ ー ム ペ ー ジ を 通 じ て 、 公 演 情 報 、 チ ケ ッ ト 発 売 情 報 な ど 各 種 情 報 の 提 供 を

ホ ー ム ペ ー ジ ア ク セ ス 数

国 立 劇 場 HP 新 国 立 劇 場 HP 合 計

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11 行 い ま し た 。

● 交 流 事 業

日 韓 友 情 年 2 0 0 5 記 念 事 業 と し て 日 韓 芸 能 交 流 公 演 「 文 楽 と パ ン ソ リ 」 の 実 施 や 、 国 内 外 の 芸 術 団 体 等 の 施 設 見 学 ・ 訪 問 、 舞 台 技 術 専 門 家 の 研 修 を 積 極 的 に 受 け 入 れ る な ど 、 各 地 域 の 伝 統 芸 能 や 現 代 舞 台 芸 術 を 通 じ た 相 互 理 解 に 努 め ま し た 。

● 劇 場 利 用 者 等 へ の サ ー ビ ス

国 立 劇 場 及 び 新 国 立 劇 場 の 観 劇 者 な ど 、 劇 場 利 用 者 に 対 す る 快 適 な サ ー ビ ス の 提 供 に よ り 、 満 足 度 の 向 上 を 図 る た め 、 以 下 の こ と に 取 り 組 み ま し た 。

¾ 国 立 劇 場 に お け る 託 児 サ ー ビ ス の 提 供 、イ ヤ ホ ン ガ イ ド や 字 幕 表 示 の 積 極 的 な 活 用 、 英 文 解 説 書 の 提 供 、 施 設 の バ リ ア フ リ ー 化 な ど 、 様 々 な 利 用 者 を 想 定 し た サ ー ビ ス の 充 実 に 努 め ま し た 。

¾ チ ケ ッ ト 販 売 ・ 管 理 シ ス テ ム の 整 備 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 販 売 の 拡 大 な ど 、 チ ケ ッ ト 購 入 者 の 要 望 に 応 じ た 販 売 手 段 の 提 供 に 努 め ま し た 。

¾ 国 立 劇 場 及 び 新 国 立 劇 場 で は 、 観 劇 者 の た め の 会 員 組 織 を 設 け 、 公 演 情 報 の 定 期 的 な 提 供 、 先 行 販 売 や 割

引 販 売 な ど の 特 典 に よ り 、 顧 客 の 取 り 込 み に 努 め ま し た 。 ま た 平 成 16 年1 月 に 開 場 し た 国

立 劇 場 お き な わ に お い て も 会 員 組 織 の 育 成 に 努 め 、17 年 3 月 末 現 在 に お け る 総 会 員 数 は 、 前 年 に 比 べ 1, 490 人 増 の 37, 513 人 と な っ て い ま す 。

¾ 団 体 観 劇 者 、教 育 機 関 や 劇 場 関 係 者 等 の べ 15, 874 人 に 対 し て 、公 演 内 容 の 事 前 解 説 、 施 設 見 学 の 受 け 入 れ 、 バ ッ ク ス テ ー ジ ツ ア ー の 実 施 な ど 、 公 演 内 容 や 劇 場 運 営 に 対 す る 理 解 の 促 進 に 努 め ま し た 。 ま た 、 文 楽 劇 場 で は 展 示 説 明 な ど に 、 積 極 的 に ボ ラ ン テ ィ ア を 活 用 し て い ま す 。( 登 録 人 数 63 人 )

¾ ホ ー ム ペ ー ジ 及 び 各 劇 場 施 設 に 設 置 し た ご 意 見 箱 や 、各 種 ア ン ケ ー ト の 実 施 に よ り 、 広 く 劇 場 利 用 者 等 の 要 望 ・ 苦 情 を 伺 い 、 サ ー ビ ス の 向 上 に 努 め ま し た 。

7 . 業 務 運 営 の 効 率 化 等

● 業 務 運 営 の 効 率 化 の た め の 取 り 組 み

¾ 営 業 力 の 強 化 と 専 門 性 の 確 保 を 図 り つ つ 、組 織 の ス リ ム 化 に 努 め 、平 成 17 年 度 か ら 2 課 13 係 を 削 減 す る こ と と し ま し た 。

¾ 中堅職員を中心とした「業務効率化等に関する検討会」において、日常業務の問題点や

効率化について検討を行い、セキュリティー強化策など可能なものから実施しました。

¾ 国 立 劇 場 統 一 の チ ケ ッ ト 販 売 ・ 管 理 シ ス テ ム の 整 備 を 進 め ま し た 。

¾ そ の 他 、 契 約 事 務 の 集 約 化 、 一 般 競 争 入 札 に よ る 外 部 委 託 の 促 進 な ど 業 務 の 効 率 化 に 努 め ま し た 。 省 エ ネ ・ リ サ イ ク ル に つ い て は 、 猛 暑 の 空 調 運 転 の た め ガ ス 使 用 料 が 若 干 増 え ま し た が 、 節 減 努 力 や 契 約 方 法 の 工 夫 に よ り 、 電 気 ・ ガ ス ・ 水 道 に 係 る 費 用 を 全 体 で 前 年 度 に 比 べ 約 10 百 万 円 節 約 し ま し た 。ま た 、館 内 L AN の 活 用 に よ る ペ ー パ レ ス 化 に 努 め 、 前 年 度 と 比 べ コ ピ ー 枚 数 を 16% 削 減 し ま し た 。

会 員 数 内 訳( 平 成17 年3 月 末 現 在 )

あ ぜ く ら 会 文 楽 劇 場 お き な わ 新 国 立 劇 場 合 計

15, 191 人 7, 016 人 774 人 14, 532 人 37, 513 人

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● 事 業 評 価 の 実 施 及 び 職 員 の 意 識 改 善 の た め の 取 り 組 み

¾ 事 業 の 実 施 に あ た っ て 、 外 部 の 専 門 家 か ら の 意 見 を 積 極 的 に 取 り 入 れ な が ら 行 う た め 、 事 業 ご と に 委 員 会 を 設 置 し て い ま す 。 ま た 、 事 業 の 実 施 結 果 に つ い て 、 自 己 点 検 を 行 う と と も に 、 外 部 の 有 識 者 に よ る 外 部 評 価 を 行 い 、 評 価 結 果 を ホ ー ム ペ ー ジ 等 に お い て 公 表 し て い ま す 。

¾ 独 立 行 政 法 人 と し て の 使 命 を 果 た す た め 、 各 種 職 員 研 修 の 実 施 に よ り 、 職 員 の 意 識 改 革 及 び 事 務 能 力 の 向 上 に 努 め ま し た 。

8 . 国 立 劇 場 お き な わ 及 び 新 国 立 劇 場 の 管 理 運 営 の 委 託

組 踊 等 沖 縄 伝 統 芸 能 の 保 存 及 び 振 興 に 係 る 劇 場 施 設 の 管 理 運 営 に つ い て は 、 沖 縄 芸 能 ・ 文 化 の 独 自 性 と そ の 伝 統 を 活 か し 、 地 方 自 治 体 等 地 元 の 協 力 を 得 る た め 、 財 団 法 人 国 立 劇 場 お き な わ 運 営 財 団 に 委 託 し て 行 っ て い ま す 。( 平 成 16 事 業 年 度 委 託 費 実 績 : 795, 306, 716 円 )

ま た 、 現 代 舞 台 芸 術 の 振 興 及 び 普 及 に 係 る 劇 場 施 設 の 管 理 運 営 に つ い て は 、 芸 術 家 、 芸 術 団 体 等 の 創 意 、 工 夫 を 取 り 入 れ る と と も に 民 間 等 の 協 力 を 得 る た め 、 財 団 法 人 新 国 立 劇 場 運 営 財 団 に 委 託 し て 行 っ て い ま す 。(平成 16 事業年度委託費実績:5, 107, 980, 000 円)

財 源 の 措 置 状 況 等

● 運 営 費 交 付 金 の 状 況

業 務 の 運 営 に 必 要 な 役 職 員 給 与 、 業 務 経 費 及 び 一 般 管 理 費 に 充 て る た め 、 運 営 費 交 付 金 12, 053 百 万 円 の 交 付 を 受 け ま し た 。

● 事 業 収 入 等 自 己 財 源 の 状 況

公 演 実 施 に よ る 入 場 料 収 入 、 劇 場 施 設 の 利 用 に 伴 う 施 設 使 用 料 収 入 な ど 公 演 事 業 収 入 に つ い て は 、 2, 811 百 万 円 の 収 入 が あ り ま し た 。

外 部 資 金 に よ る 公 演 実 施 な ど 公 演 受 託 事 業 収 入 に つ い て は 、 4 件 103百 万 円 の 収 入 が あ り ま し た 。

芸 術 文 化 振 興 基 金 の 運 用 に よ る 基 金 運 用 収 入 つ い て は 、 運 用 利 回 り 2. 7% 、 1, 718 百 万 円 の 収 入 が あ り ま し た 。

ま た 、 養 成 研 修 発 表 会 に お け る 収 入 等 雑 収 入 44 百 万 円 、 寄 附 金 等 そ の 他 収 入 30 百 万 円 が あ り ま し た 。

● 施 設 整 備 費 補 助 金 の 状 況

劇 場 施 設 ・ 設 備 の 老 朽 化 等 に 伴 う 整 備 の た め 、 施 設 整 備 費 補 助 金 656 百 万 円 の 交 付 を 受 け 、 本 館 耐 震 補 強 整 備 、 大 小 劇 場 舞 台 機 構 整 備 、 文 楽 劇 場 吊 物 駆 動 装 置 制 御 盤 整 備 、 新 国 立 劇 場 床 機 構 整 備 、 国 立 劇 場 お き な わ 土 地 購 入 を 行 い ま し た 。

● 借 入 金 の 状 況

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13 ● 収 入 支 出 の 内 訳

雑収入 44 その他 30

基金運用 1,718

公演受託事業

103

公演事業 2,811

施設整備費

補助金 656

運営費交付金

12,053

公演受託事業費

94

基金助成事業費

1,600

公演事業費 2,598

施設整備費 656

一般管理費 1,305

事業費 10,944

● 目 的 積 立 金 の 状 況

平 成 16 事 業 年 度 損 益 計 算 書 に お け る 当 期 総 利 益 510, 144, 940 円 の う ち 109, 522, 035 円 に つ い て は 、通 則 法 第 44 条 第 3 項 の 規 程 に よ り 、中 期 計 画 に 定 め ら れ た 剰 余 金 の 使 途 に 充 て る こ と と し て い ま す 。

< 収 入 17, 416百 万 円 >

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関 連 会 社 及 び 関 連 公 益 法 人

該 当 す る 関 連 会 社 は あ り ま せ ん 。

振 興 会 の 業 務 の 一 部 又 は 振 興 会 に 関 連 す る 事 業 を 行 う 公 益 法 人 で 、振 興 会 が 出 え ん 、人 事 、 資 金 、技 術 、取 引 等 の 関 係 を 通 じ て 、財 務 及 び 事 業 運 営 の 方 針 決 定 に 対 し て 重 要 な 影 響 を 与 え る こ と が で き る か 又 は 振 興 会 と の 取 引 を 通 じ て 公 的 な 資 金 が 供 給 さ れ て お り 、振 興 会 の 財 務 情 報 と し て 、 重 要 な 関 係 を 有 す る 公 益 法 人 は 、 以 下 の 3 法 人 が あ り ま す 。

■ 財 団 法 人 国 立 劇 場 お き な わ 運 営 財 団 ■ 財 団 法 人 新 国 立 劇 場 運 営 財 団 ■ 財 団 法 人 清 栄 会

課 題 と 取 組 み

独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会 は 、 我 が 国 に お け る 芸 術 文 化 の 中 核 的 拠 点 と し て 、 国 民 の 関 心 、 果 た す べ き 役 割 を 踏 ま え な が ら 、 そ の 基 盤 の 整 備 、 活 動 の 発 展 を 図 っ て い く こ と が 求 め ら れ て い ま す 。 そ の た め 、 以 下 の 諸 課 題 に つ い て 検 討 を 進 め 、 事 業 の 一 層 の 充 実 に 取 り 組 ん で い き ま す 。

● 提 供 す る サ ー ビ ス 等 の 向 上

芸 術 文 化 活 動 に 対 す る 援 助 に お い て は 、助 成 の 対 象 と な っ た 活 動 等 に 対 す る 調 査 を 充 実 さ せ 、 よ り 効 果 的 な 助 成 方 法 の 検 討 を 進 め ま す 。

公 演 の 実 施 に お い て は 、「 社 会 人 の た め の 歌 舞 伎 入 門 」 の 継 続 的 実 施 、 託 児 サ ー ビ ス の 充 実 、よ り 効 果 的 な 字 幕 表 示 方 法 の 検 討 な ど 、観 客 の 要 望 に 応 じ た サ ー ビ ス の 提 供 に よ り 、新 た な 観 客 層 の 開 拓 に 努 め ま す 。

後 継 者 の 養 成・実 演 家 の 研 修 に お い て は 、引 き 続 き 関 係 機 関 と の 協 議 、外 部 専 門 家 の 意 見 を 取 り 入 れ な が ら 、 メ ニ ュ ー や 研 修 の 実 施 方 法 の 見 直 し を 進 め ま す 。

各 種 調 査 研 究・資 料 等 の 収 集 や 活 用 に お い て は 、計 画 的 な 事 業 の 実 施 、国 民 へ の 周 知 、調 査 研 究 の 成 果 や 収 集 し た 資 料 等 の 活 用 促 進 に 努 め ま す 。

劇 場 施 設 の 利 用 に お い て は 、ホ ー ム ペ ー ジ に よ る 情 報 提 供 を 充 実 す る な ど 、施 設 利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 に 努 め ま す 。 ま た 、 施 設 の 老 朽 化 や 利 用 者 の 要 望 の 把 握 に 努 め 、 計 画 的 な 改 修 に よ り 観 劇 環 境 の 向 上 を 図 り ま す 。

● 自 己 収 入 の 確 保

公 演 事 業 収 入 を 中 心 と し た 自 己 収 入 の 確 保 の た め 、 人 員 配 置 の 見 直 し を 進 め 、 営 業 力 の 強 化 、 国 立 劇 場 各 館 の 事 業 推 進 体 制 の 強 化 を 図 り ま す 。 会 員 組 織 に つ い て は 、 サ ー ビ ス の 充 実 に 努 め る 一 方 、 適 正 な 割 引 率 の 検 討 に よ り 、 収 入 の 確 保 を 図 り ま す 。 劇 場 施 設 の 利 用 率 の 向 上 や 、 寄 附 金 、 協 賛 金 等 の 外 部 資 金 の 導 入 に つ い て も 努 力 し 、 よ り 安 定 的 な 法 人 運 営 を 目 指 し ま す 。

● 業 務 運 営 の 効 率 化

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独立行政法人日本芸術文化振興会

J apan Arts C ounc il

平成 18 年 3 月 28 日発行

発行:独立行政法人日本芸術文化振興会

編集:経理部計画課

〒102- 8656 東京都千代田区隼町 4 番 1 号

T E L :03- 3265- 6241(経理部計画課)/F AX :03- 3265- 8782

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