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第1部 所沢市保健医療計画~スマート“健幸”ライフ所沢~ 所沢市ホームページ

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(1) 計画策定の趣旨

厚生労働省が発表した「平成 2 6 年人口動態統計」では、出生数が過去最少となる一方、

死亡数は戦後最多となり、日本は少子高齢化による本格的な人口減少社会を迎えています。 本市の人口推計を見ても、今後、年少人口、生産年齢人口の減少と老年人口の増加が予 想されています。

このように少子高齢化の進行や生産年齢人口の減少など、社会情勢のさらなる変化が予 測される中にあって、いつまでも健康を実感しながら、住み慣れた地域でいきいきとした 暮らしを送ることは市民一人ひとりの願いです。これを実現するためには、市民が自らの 健康に留意し、適切な生活習慣の維持や、あるいは改善を図ることで健康寿命の延伸につ なげることが求められています。

一方、健康に不安を感じたときや損ねてしまったときに、必要な医療が受けられる体制

が整備されていることも必要です。医療法第 3 0 条の 4 の規定では「都道府県は、基本方

針に即して、かつ、地域の実情に応じて、当該都道府県における医療提供体制の確保を図

るための計画を定めるものとする。」とされていることから、埼玉県ではこの規定に沿っ

て「埼玉県地域保健医療計画」を策定しています。

本市はこの計画の中で、飯能市・狭山市・入間市・日高市とともに西部保健医療圏 ( 1

属しており、狭山保健所やほか 4 市と連携を取りながら保健医療に関する様々な課題への

対応を図っています。

日本はこれまで経験したことのない超高齢社会を迎えることから、従来の政策では対応 が困難であるとして、持続可能な社会保障制度の確立を図るために「地域における医療及 び介護の総合的な確保の促進に関する法律」に基づく様々な改革が進められています。

従来の都道府県単位にとどまらない、より市民にとって身近な行政機関である市町村の 果たす役割が重要になっています。

そ こ で 本 市 で は 、 市 長 が 掲 げ た “ 健 幸 長 寿 の マ チ 所 沢 ” 、 男 女 と も に 健 康 寿 命 県 内

1 位 を 目 指 し 、市民のさらなる健康増進と健康保持、さらに、安心して医療を受けられる

医療提供体制を実現するために、市や関係機関などが実施している保健・医療分野の取り 組みを整理し、本市の施策を効果的・効率的に推進するための「所沢市保健医療計画」を 策定することとしたものです。

(3)

1 はじめに

(2) 計画の位置付け

本計画は、「所沢市総合計画」を上位計画とし、本市が目指す将来都市像を実現するた

めの個別計画として位置付けるものです。これまでの「健康日本 2 1 所沢市計画(健康と

ころ 2 1 )」、「所沢市食育推進計画(所沢市食育プラン)」及び「所沢市母子保健計画」を

包含した計画とし、「第二次所沢市市民医療センター改革プラン」や「第6期所沢市高齢

者福祉計画・介護保険事業計画」、「第2次所沢市地域福祉計画」、「第3次所沢市障害者支

援計画」など、市の関連する計画や国・県の関連計画などとの整合を図りながら必要な施 策を展開するものです。

◆ 関連計画との位置付け

(3) 計画の期間

平成 2 8 年度を初年度とし、平成 3 1 年度までの4年間とします。

(4) 計画の特長

本計画は本市の行政計画ですが、保健・医療分野の関係団体との連携が不可欠なことか ら、こうした団体の主な取り組みを掲載することとしました。また、保健・医療分野で市 民が主体的に取り組めるよう「期待される市民自らの取り組み」も示し、健康づくりや医 療の活用に関する市民の手引きとしても活用していただくものです。

(5) 計画の進行管理

本計画の進行管理は、各小項目に設定した指標と、別途作成を予定している「『今後の

市の方向性』についての進捗状況」の把握によって行います。また、市民、関係機関・関

係団体の代表者、学識経験者などで構成する「(仮称)所沢市保健医療計画推進委員会」

による点検・評価などを行うとともに、本委員会の意見を計画の推進に反映していきます。

なお、社会情勢の変化や法律・制度の改正、新たな課題が発生した場合などは、必要に 応じて本計画の見直しを行うものとします。

○ 所沢市地域福祉計画

○ 所沢市障害者支援計画

○ 所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画

○ 所沢市子ども・子育て支援事業計画

○ 所沢市国民健康保険特定健康診査等実施計画

○ 所沢市スポーツ推進計画

○ 所沢市市民医療センター改革プラン など

埼玉県:「地域保健医療計画」等の関連計画

「健康増進法」等の関連法令

「健康日本21」等の関連計画や指針

所沢市保健医療計画

所沢市総合計画

包含される既存の計画: 〇健康日本21所沢市計画 〇所沢市食育推進計画 〇所沢市母子保健計画

(4)

(6) 本市の保健医療に関する沿革 所沢市は「保健所発祥の地」です。

日本の保健所は、昭和 1 2 年の東京・京橋の「都市保健館」、所沢町(現在の本市くす

のき台一丁目)の「農村保健館」に始まります。その後、農村保健館は昭和 1 6 年に「所

沢保健所」と改称し、本市けやき台に新築移転しましたが、平成 2 2 年に保健所再編に伴

い狭山市に移転、「狭山保健所」として現在に至っています。

昭和 4 6 年には米軍所沢通信基地の一部が返還され、その返還地には防衛医科大学校病

院(昭和 5 2 年)、航空記念公園(昭和 5 3 年)、国立障害者リハビリテーションセンター

(昭和 5 4 年)、市役所(昭和 6 2 年)などが建設されました。また、昭和 4 8 年には、

国立所沢病院と国立豊岡病院が統合され、国立西埼玉中央病院として現在地(本市若狭) に開設されました。

保健医療の分野では、地域医療の確保と保健医療の向上などを図るため、国立所沢病院

の跡地(本市上安松)に市立病院として「所沢市市民医療センター」を設置し、昭和 5 1

年に運営を開始しました。

市民医療センターの診療科目は、内科、循環器内科、内視鏡内科、糖尿病・代謝内科、

小児科、放射線科の6つで、4 9 床の一般病床を有しています。

このうち内科では、入院・外来診療のほか、第二次救急医療体制

(2

として病院群輪番制 (3

に参加しています。小児科では、平日昼間の外来診療、夜間急患診療、深夜急患診療及び日

曜日・休日急患診療を行うなど、小児初期救急医療体制

(4

において大きな役割を果たしてい ます。また、健診事業では、優良総合健診施設

(5

として人間ドックを実施しています。

平成 1 0 年には、市民医療センターに隣接して「所沢市保健センター」を開設し、子ど

もからお年寄りまですべての市民が、健康で生きがいのある生活を続けることができるよ うに、乳幼児健康診査や健康教室、がん検診、健康相談などを実施しており、本市の公衆 衛生活動の拠点として市民の皆様にご利用いただいています。保健センター内には「所沢 市歯科診療所あおぞら」を併設しているほか、ヘルパーステーションや訪問看護ステーシ ョンなどを設置しています。また、平成27年3月には、所沢市歯科医師会が運営する所 沢地区在宅歯科医療推進窓口地域拠点

(6

が設置され、さらに、1 0 月には、所沢市医師会

が運営する所沢市医療介護連携支援センター (7

が開設されました。加えて、精神障害者と その家族が地域で安心した生活を送れるように、専門職で構成するチームを作り、アウト

リーチ(訪問)による支援を 1 0 月から開始しました。

本市の主な取り組みとしては、平成 9 年 3 月に「所沢市母子保健計画」、平成 1 8 年 3

月に「健康日本 2 1 所沢市計画( 健康ところ 2 1 ) 」、平成 2 3 年 3 月に「所沢市食育推進計

画」、平成 2 4 年 3 月には「第 2 次健康日本 2 1 所沢市計画( 健康ところ 2 1 ) 」を策定し、

健康教育や健康相談、訪問指導などを通じて、より効果的な健康増進事業を実施しています。

また、がん検診をはじめとした各種検診、国民健康保険の特定健康診査 (8

及び特定保健 指導

(9

などにより、生活習慣病 (1 0

(5)
(6)

③ 各行政区の人口

本市には 1 1 の行政区があります。人口の多い行政区としては、小手指地区 4 8 ,6 6 4

人、松井地区 4 3 ,4 4 4 人、三ケ島地区 4 1 ,8 8 9 人の順となっています。また、人口の少

ない行政区としては、新所沢東地区 1 6 ,0 6 6 人、柳瀬地区 1 9 ,0 4 9 人、富岡地区 2 3 ,0 1 4 人となっています。それぞれの行政区は、区域の面積や土地の利用形態などが異なりま すので人口だけでの比較はできませんが、保健事業に取り組むうえで参考とすべきデー タの一つです。

図3 所沢市の11行政区の人口 (平成26年 1 2 月末現在)

④ 各行政区の年齢3区分の割合

老年人口の多い順に各行政区の年齢3区分を並べてみました。並木地区では既に老年

人口が 3 0 %を超え、このうち 1 ,0 0 0 人以上が居住する大字・町・丁目別では、こぶし

町 4 9 .2 %、中新井4丁目 4 4 .8 %、中新井3丁目 4 3 .7 %となっています。老年人口の

割合が最も低い柳瀬地区は 1 7 .0 %で、特に、東所沢 1 丁目が 1 1 .4 %、東所沢 4 丁目

が 1 1 .6 % となっています。なお、老年人口の割合が 3 0 %を超える大字・町・丁目は

3 4 か所。このうち 1 0 か所は老年人口の割合が 4 0 %を超えています。

図4 所沢市の11行政区の年齢3区分の割合 (平成 2 6 年 1 2月末現在)

58.4 58.9 60.2 61.2 63.9 63.7 65.2 64.5 65.3 68.5 69.1

30.7 28.8 28.3 27.0 22.8 22.7 22.5 22.4 22.3 19.6 17.0

10.9 12.3 11.5 11.8 13.4 13.6 12.2 13.1 12.3 11.9 13.9

( 単位:%)

100

50

0

瀬 所

沢 小

沢 吾

妻 三

井 山

口 富

岡 並

木 老年人口

( 65 歳以上)

年少人口

( 0 歳∼14 歳) 生産年齢人口

(7)

2 気になるデータ

⑤ 出生数・出生率

出生数については毎年小刻みな上下変動はあるものの、5年ごとの統計で見ると本市

の場合は平成6年から減少傾向を示しています。出生率

(1 1

についても同様に減少傾向に ありますが、平成6年当時、本市は全国、埼玉県の平均値よりも高い出生率を示してい

ました。しかし、平成 2 1 年に全国、埼玉県の平均値 8 .5 ‰と同率となり、平成 2 6 年

には全国の出生率よりも低い数値となっています。

図5 所沢市の出生数の推移と所沢市・埼玉県・全国の出生率の推移

⑥ 合計特殊出生率 合計特殊出生率

(1 2

は、所沢市、埼玉県、全国を含め平成 1 6 年から上昇傾向にありま

すが、出生数と出生率については、図 5 が示すように共に減少傾向を示しています。こ

れは、計算に使われている母数の違いや、生産年齢人口の減少、出産年齢の高年齢化な どが影響しているものと考えられます。

図6 所沢市・埼玉県・全国の合計特殊出生率の推移

※ 埼玉県の合計特殊出生率(年次推移・市町村別)の統計は、平成8年からの掲載であるため、

平成元年と平成6年の所沢市分は未掲載となります。

○ 所沢市・埼玉県・全国の出生率

平成元年 平成 6 年 平成 11 年 平成 16 年 平成 21 年 平成 26 年

資料:埼玉県「埼玉県の合計特殊出生率」、「埼玉県の人口動態概況」

1,1 1,2 1,3 1,4 1,5 1,6

全国

所沢市

1.54

1.45

1.34

1.29

1.37 1.57

1.50

1.23

1.20

1.28

1.42

1.31

1.18 1.14

1.21

埼玉県

1.23

2,000

1,000 ( 単位:人)

( 単位:‰)

11.0

10.0

9.0

8.0

平成元年 平成 6 年 平成 11 年 平成 16 年 平成 21 年 平成 26 年

3,129 3,482 3,182 3,046

2,912 2,666

(8)

⑦ 死亡数・死亡率

本市の死亡数は年々増加の傾向にあります。また、死亡率

(1 3

についても同様に所沢市、 埼玉県、全国のいずれも増加傾向にありますが、本市については埼玉県と全国の死亡率 と比較して低い水準にあります。

図7 所沢市の死亡数の推移と所沢市・埼玉県・全国の死亡率の推移

⑧ 死因別死亡割合

死因については、所沢市、埼玉県、全国のいずれにおいても悪性新生物(がん)が約

3割、次いで心疾患(高血圧性を除く)、肺炎、脳血管疾患、老衰の順となっています。

このうち、死因第1位の悪性新生物については、本市の死亡割合が全国と埼玉県のそれ ぞれの平均値よりも高い割合を示しています。

図8 死因別死亡割合(平成25年)

悪性新生物 心疾患 肺炎

老衰

その他 脳血管疾患

所沢市

埼玉県

全国

32.7 15.8 10.7 8.0 4.3 23.2

30.0 16.9 10.5 9.1 4.2 24.3

28.8 15.5 9.7 9.3 5.5 26.0

(単位:% )

資料:厚生労働省「人口動態統計の概況」、埼玉県「保健統計年報」、埼玉県衛生研究所「地域の現状と健康指標」

自殺

2.7

不慮の事故

2.6

2.5 2.5

2.1 3.1

平成元年 平成 6 年 平成 11 年 平成 16 年 平成 21 年 平成 26 年

資料:所沢市「所沢市統計書」、埼玉県「埼玉県の人口動態概況」

7.6 6.7 5.6 5.1 4.4 3.7 8.6 7.4 6.5 6.0 5.2 4.7 10.1 9.1 8.2 7.8 7.1 6.4

全国

埼玉県

所沢市

10.0

8.0

6.0

4.0 ( 単位:‰)

3,000

2,000 ( 単位:人)

1,101 1,396 1,663

1,875 2,284

2,610

0

○ 所沢市・埼玉県・全国の死亡率

○ 所沢市の死亡数

(9)

2 気になるデータ

⑨ 死亡場所

国の統計では、死亡場所は病院が第1位、自宅が第2位となっています。過去には自宅が

第1位、病院が第2位でしたが、昭和 5 2 年に逆転しています。診療所での死亡数を含める

と、昭和 5 1 年に自宅での死亡数を上回りました。

これは、死因の第1位が脳血管疾患から悪性新生物(がん)になった時期(昭和 5 6 年)

に近く、悪性新生物での死亡数が増加する中、病院での死亡数も同様に増加しています。

なお、本市の死亡場所死亡数の割合は、病院と自宅が共に全国及び埼玉県の割合よりも高

くなっています。

図9 死亡場所死亡数の推移(全国)

図10 死亡場所死亡数割合(平成25年)

※ 平成6年までは老人ホームでの死亡は、

自宅又はその他に含まれています。

資料:独立行政法人統計センター 政府統計の窓口「人口動態調査・人口動態統計」

自宅

所沢市

埼玉県

全国

病院

診療所

介護老人

保健施設

介護老人

保健施設

老人ホーム

その他

80.9 14.2 1.6

0.7 0.9 1.6

2.3 1.2

2.2 1.9

5.3 3.9

78.8 1.8

75.6 2.2

資料:独立行政法人統計センター 政府統計の窓口「人口動態調査・人口動態統計」、埼玉県「保健統計年報」

※ 割合は少数第 2 位を四捨五入しているため、合計は必ずしも100%になりません。

(10)
(11)

2 気になるデータ

⑪ 健康寿命

埼玉県の総合計画「埼玉県 5 か年計画(平成 2 4 ∼2 8 年度)」で示された健康寿命の

目標値は、男性 1 7 .3 年(8 2 .3 歳)、女性 2 0 .0 年(8 5 .0 歳)となっています。

本市の場合、平成 2 5 年では、男女共にこの目標値を超え、県内市町村では男性が

4位、女性が16位となっています。なお、市だけの順位で見ると男性が2位、女性が 11位になります。

図13 健康寿命(男性)

図14 健康寿命(女性)

19

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定

められており(健康日本 2 1 (第 2 次))、厚生労働省においては「健康寿命の算定の

方法の指針」を示しています。しかし、この指針による市町村単位のデータがないた

め、本項では「埼玉県の健康寿命」の定義によるデータを掲載することとしました。

埼玉県の健康寿命の定義は、介護保険制度の要介護度2以上に認定された時点を障

害発生時点と捉え、65歳からその認定までの期間を健康寿命としているものです。

18

17

16

15

(単位:年)

(単位:年)

19

18

17

16

15 21

20

平成 22 年

平成 20 年 平成 21 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年

平成 22 年

平成 20 年 平成 21 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年

埼玉県 所沢市

16.42

16.58

16.74

16.85 16.84 16.85

17.04

17.29

17.46

17.58 17.52 17.53

19.39

19.53

19.68 19.77 19.76 19.75

19.74

19.97 20.00

20.18 20.19

20.04

(12)

(2) 所沢市の人口推計

① 年齢別人口構成の推計

本市では、総合計画・実施計画の策定にあたり、毎年次に将来人口の推計を行ってい

ます。この推計では、高齢化と少子化は一層進行していくことが予想され、その一方で、

高齢者を支え、年少者を養育する生産年齢人口については減少が見込まれています。こ

れを人口ピラミッドにして、平成 2 6 年の実数と 2 0 年後の平成 4 6 年の推計値で表し

てみました。少子高齢化の進行が際立っていることが分かります。

図15 平成26年人口ピラミッド(1 2 月末現在)

図16 平成46年人口推計ピラミッド(平成26年12月末推計値)

( 単位:人)

資料:所沢市「所沢市の将来人口」

1,000 1,000

2,000

3,000 2,000 3,000

0 歳- - - - - - 10 歳- - - - - - -- 20 歳- - - - - - 30 歳- - - - - -

40 歳- - - - - -

50 歳- - - - - -

60 歳- - - -- - - -

70 歳- - - - - -

80 歳- - - - - - 90 歳- - - -- - - - 100 歳以上- - - - - -

男性 女性

( 単位:人)

資料:所沢市「所沢市の将来人口」

1,000 1,000

2,000

3,000 2,000 3,000

0 歳- - - - - - 10 歳- - - - - - 20 歳- - - - - - 30 歳- - - - - - 40 歳- - - -- - - - 50 歳- - - - - -

60 歳- - - - - -

70 歳- - - - - - 80 歳- - - - - - 90 歳- - - - - - 100 歳以上- -- - - - - -

(13)

2 気になるデータ

② 年齢3区分別人口の推計

本市の人口はこれまでの微増から減少に転じ、平成 4 2 年からは人口が 3 1 万人台に

入ります。年齢 3 区分別人口で見ると、生産年齢人口は平成 4 4 年に 6 0 % を割り込み、

年少人口も平成 4 3 年には 1 0 % を割り込みます。一方、高齢化の進行は止まらず、平

成 4 4 年からは高齢化率が 3 0 % を超えるものと推計しています。

図17 所沢市の年齢3区分別人口の推計 (平成 2 6 年 1 2 月末推計値)

③ 前期高齢者、後期高齢者の推計(平成 2 6年 1 2月末推計値)

高齢化は、老年人口を前期高齢者、後期高齢者の別で見ても進んでいくことが読み取

れます。平成 2 6 年の実績では前期高齢者の割合は 5 7 .8 % でしたが、2 0 年後の平成 4 6

年には、4 3 .4 % となり、前期高齢者と後期高齢者の割合が逆転すると見込んでいます。

図18 所沢市の老年人口に占める前期高齢者と後期高齢者の割合の推計 ( 単位:%)

平成 26 年 平成 31 年 平成 36 年 平成 41 年 平成 46 年

100

50

0 42.2

57.8

49.8

50.2

58.2

41.8

60.7

39.3

56.6

43.4

前期高齢者

( 65 歳∼74 歳) 後期高齢者

( 75 歳以上)

資料:所沢市「所沢市の将来人口」

老年人口

( 65 歳以上)

年少人口

( 0 歳∼14 歳) 生産年齢人口

( 15 歳∼64 歳)

資料:所沢市「所沢市の将来人口」

平成 26 年 平成 31 年 平成 36 年 平成 41 年 平成 46 年

82,600

(24.1%) (26.9%) 91,508 93,355

(28.1%) (29.4%) 94,203 96,333

(31.4%)

217,646

(63.4%) 208,305(61.3%) 202,570

(61.0%) 194,183(60.5%) 180,711 (58.8%)

42,837

(12.5%) (11.7%) 39,813 (10.9%) 36,060 32,461

(10.1%)

30,144 (9.8%)

343,083 339,626 331,985

320,848

307,188

40 万

30 万

20 万

10 万

0

( 単位:人)

(14)

(3) 医療機関などの現状

① 所沢市内医療機関の開設状況 本市に所在する医療機関は、病院

(1 4

が 2 4 、診療所

(1 5

については1 6 3 (一般外来

受付をしていない診療所を除く)、歯科診療所が 1 2 0 、薬局が 1 3 9 (保険薬局

(1 6 が併 設されていないドラッグストアは除く)となっています。

行政区単位で見ると、新所沢地区と新所沢東地区には病院がないものの、ほかの行政

区には病院があることがわかります。また、診療所、歯科診療所、薬局についても各行 政区にくまなく所在しています。しかし、山口地区の薬局は1か所で、ほかの行政区と 比較して特に少ない状況となっています。

図19 所沢市の11行政区の医療機関 (平成 2 7 年 7 月 1 5日現在)

三ケ島

7 12 14 17

小手指

4 24 16 20

山口

1 4 8 1

吾妻

1 17 7 17

新所沢

0 19 15 14

所沢

1 38 27 26

富岡

5 4 4 4

柳瀬

1 11 6 8

松井

2 11 10 12

並木

2 9 4 8

新所沢東

0 14 9 12

(西部域)

(東部域)

診療所

病院

歯科診療所

薬局

【凡例】

資料:埼玉県「埼玉県医療機能情報提供システム」

※ 本表は、上記システムの登録医療機関から平成 27

年 7 月 15 日時点での未報告分と休診中、及び一般

(15)

2 気になるデータ

② 医療関係者の状況

図20 人口10万対の医師、歯科医師、薬剤師数 (平成24年 1 2 月末現在)

表1 医師、歯科医師、薬剤師数 (平成24年 1 2 月末現在)

区 分 医師 歯科医師 薬剤師

所沢市 660 (192.8) 227 (66.3) 586 (171.2)

埼玉県 10,688 (148.2) 4,991 (69.2) 10,441 (144.8)

全 国 288,850 (226.5) 99,659 (78.2) 205,716 (161.3)

表2 その他の医療関係者数 (平成24年 1 2 月末現在)

区 分 保健師 助産師 看護師

所沢市 76 (22.2) 72 (21.0) 2,082 (608.2)

埼玉県 1,719 (23.8) 1,280 (17.7) 38,109 (528.4)

全 国 47,279 (37.1) 31,835 (25.0) 1,015,744 (796.6)

区 分 准看護師 歯科衛生士 歯科技工士

所沢市 615 (179.7) 202 (59.0) 42 (12.3)

埼玉県 14,877 (206.3) 4,730 (65.6) 1,105 (15.3)

全 国 357,777 (208.6) 108,123 (84.8) 34,613 (27.1)

226.5

192.8

78.2 66.3

161.3 171.2

148.2

69.2

144.8 250

200

150

100

50

0

医師 歯科医師 薬剤師

( 単位:人)

資料:厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」、埼玉県「保健統計年報」

( 単位:人)

資料:埼玉県「保健統計年報」、狭山保健所「事業概要」

( 単位:人)

全国 埼玉県 所沢市

(16)

③ 病床数

病床数を人口 1 0 万人当たりで見ると、精神病床

(1 7

、療養病床 (1 8

、一般病床 ( 1 9

のい ずれにおいても本市は埼玉県を上回っています。一般病床が埼玉県よりも上回っている

のは、防衛医科大学校病院の 8 0 0 床が市全体を押し上げているものと考えられます。ま

た、療養病床については、全国と埼玉県を大きく超えていますが、これは本市の特長的 なものと考えられます。

なお、病院の病床として掲載した表 3 と表 4 以外に、感染症病床

(2 0

と結核病床 (2 1

がありますが、この 2 つについては、掲載を省略しています。

表3 病床数 (平成25 年 1 0月1日現在)

区 分

病 院

診療所

精神病床 療養病床 一般病床

所沢市 806 1,395 1,955 152

埼玉県 14,399 12,095 35,136 3,336

全 国 339,780 328,195 897,380 121,342

表4 人口10万対の病床数 (平成25年 1 0月1日現在)

区 分

病 院

診療所

精神病床 療養病床 一般病床

所沢市 235.3 407.3 570.8 44.4

埼玉県 199.4 167.5 486.5 46.2

全 国 266.9 257.8 704.9 95.3

図21 人口10万対の病床数 (平成 2 5年10月1日現在)

( 単位:人)

( 単位:人)

資料:埼玉県「保健統計年報」

資料:埼玉県「保健統計年報」

精神病床

800

600

400

200

0

療養病床 一般病床 診療所病床

( 単位:人)

704.9

266.9 257.8

95.3 235.3

407.3

570.8 486.5

167.5 199.4

全国 埼玉県 所沢市

(17)

平成 1 2 年に、国は「2 1 世紀における国民健康づくり運動(健康日本 2 1 )」を提唱し、 すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするための取り組みを進め

ています。また、平成 1 7 年には「食育基本法」が施行され、食育を、生きる上での基本

であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付け、翌平成 1 8 年には食育

に積極的に取り組むための「食育推進基本計画」が策定されています。

本市では、国が掲げた「健康づくり」や「食育」、「健やかな子育て」などの施策を推進

するため、「健康日本 2 1 所沢市計画(健康ところ 2 1 )」や「所沢市食育推進計画」、「所

沢市母子保健計画」を策定し、市民の健康の保持増進と生涯にわたる健全な心身を培うた めの様々な取り組みを進めてきました。しかし、地域保健行政に対する期待の高まりとと もに、高度化、多様化する市民ニーズも大きくなっています。

一方、医療の提供体制に関しては、平日夜間や休日の急患のうち入院を必要としない軽 症者に対する「初期救急医療体制」として、所沢市市民医療センターにおいて小児急患診 療を実施しているほか、所沢市医師会の協力のもとで在宅当番医

(2 2

による休日診療を実 施しています。また、所沢市歯科診療所あおぞらでは、所沢市歯科医師会を指定管理者

(2 3

として休日緊急歯科診療も実施しています。

入院が必要な重症患者に対応する「第二次救急医療体制

(2

」については、本市と狭山市、

入間市の 3 市が実施主体となって、所沢地区病院群輪番制病院

(2 4

や小児科救急医療病院 群輪番制

(2 5

を運営しています。また、重篤な救急患者に対応して高度な医療を行う「第 三次救急医療体制」については、防衛医科大学校病院救命救急センターが埼玉県の指定を 受けています。

しかしながら、第二次救急医療体制としての小児科救急医療病院群輪番制については、 診療時間外の急病対応や保護者の不安軽減を図るためにも、すべての時間帯での実施が課 題であり、こうした状態をできるだけ早く解消することと併せ、団塊の世代が後期高齢者

となる 2 0 2 5 年に向けて、在宅療養を望む市民が安心して医療を受けることができる体

制を構築することも急務となっています。さらには、市民の生涯を通じた健康を維持し、 増進していくことで、結果として医療費の適正化につなげていくことも重要な課題と捉え ています。

また、市立の医療機関である「市民医療センター」と「歯科診療所あおぞら」について は、将来を展望した運営方針などを明確にし、その方針に沿った効率的で効果的な運営を 行うことも、本市の重要な課題の一つとなっています。

保健と医療は、それぞれに関連の深い関係にありながらも、これまでは個別の計画や取 り組みの中で施策や事業などが展開されてきました。しかし、保健と医療の目指すべき方

向は、第5次所沢市総合計画後期基本計画に示された第3 章第 6 節の「保健・医療」の

中で、「心身ともに健康と感じ、必要なときに必要な医療を受けられるまち」として象徴

的に示されていますので、保健と医療を一体的に捉え、そして体系的に施策を示し、実施 していく必要があります。

(18)

(1) 基本理念

人が幸せと思える要素の一つに「健康」があります。

普段、何気なく暮らしていても、病気にかかったりケガをした時には、健康であること の大切さに改めて気づかされるものです。

健康でいつまでも笑顔でいられる。病気やケガをしても必要な医療を受けられる。市民 が暮らしやすい所沢市を実現するためには、保健医療分野の課題を解決し充実を図ること が大きな要素の一つと言えます。このほかにも、ソフト面ではコミュニティの形成や安 心・安全なまちづくり、福祉や教育、産業の充実、ハード面では街づくりや自然環境の保 全など、解決すべき多くの課題があります。

本市ではこうした課題の解決に向け、本市が目指すべき道標となる「第5次所沢市総合 計画」を策定し、将来都市像として「所沢発 みどりと笑顔にあふれる 自立都市」を掲げ ています。

そこで本計画では、この総合計画に沿って、市民一人ひとりが健康を実感しながら地域 で安心していきいきとした生活を送ることができるように、健康な時から病気にかかった 時、また、病気や障害がありながらも住み慣れた地域で安心して生活を続けていくことま でを見据えた必要な施策の展開を図るものです。

(2) 基本目標

本計画の基本理念を実現するため、第5次所沢市総合計画後期基本計画(平成 2 7 年度

∼平成 3 0 年度)第3章「健康・福祉」の第6節「保健・医療」(以下「後期基本計画 第

6節」という)の施策目標である「心身ともに健康と感じ、必要なときに必要な医療を受 けられるまち」の実現を計画の基本目標とするものです。

(3) 基本方針

本計画の基本方針は、「後期基本計画 第6節」の基本方針を中心に、後期基本計画「第

3章 第5節 社会保障」の一部を含むもので、それぞれの要素を本計画の各章に取り込

んでいます。

なお、第5次所沢市総合計画後期基本計画の具体的な該当部分は以下のとおりです。

計画の考え方

第6節 保健・医療 第5節 社会保障

3- 6- 1 地域保健対策の推進 3- 5- 1 国民健康保険制度の充実

3- 6- 2 生涯を通した健康づくりの推進 3- 5- 2 高齢者医療制度の充実

3- 6- 3 地域医療・救急医療の充実

3- 6- 4 こころの健康づくりの支援

(19)

〇 計画の基本目標と各章の基本方針

保健医療計画の展開

基本目標 「心身ともに健康と感じ、必要なときに必要な医療を受けられるまち」

第6章 所沢市国民健康保険医療費適正化への取り組み

「ジ ェ ネ リ ッ ク 医 薬 品 の 利 用 促 進 、疾 病 予 防 対 策 の 推 進 等 を 通 し て 医 療 費 適 正 化 に 取 り 組 み ま す 」

基本方針

第5章 健康危機管理

「 市 民 に 最 も 近 い 行 政 機 関 と し て 、健 康 危 機 に 関 す る 情 報 を 迅 速 か つ 的 確 に 情 報 収 集 し 市 民 に 対 し 正 確 な 情 報 提 供 に 努 め ま す 」

基本方針

第4章 市の公立医療機関の役割

「市 の 公 立 医 療 機 関 に 求 め ら れ る 役 割 を 果 た す た め 、関 係 機 関 と 連 携 し て 地 域 医 療 の 充 実 を 図 り ま す 」

基本方針

第3章 医療提供体制

「 市 民 が い つ で も 安 心 し て 医 療 の 提 供 を 受 け ら れ る よ う 、 医 療 提 供 体 制 や 地 域 医 療・在 宅 医 療 提 供 体 制 の 整 備 に 努 め ま す 」

基本方針

第2章 早期発見・治療とリハビリテーション

「市 民 が 地 域 で 安 心 し て 疾 病 の 早 期 発 見 や 治 療 、リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン を 受 け ら れ る よ う 保 健 ・ 医 療 ・ 介 護 ・ 福 祉 の 連 携 を 図 り ま す 」

基本方針

第1章 健康の保持・増進

「市民一人ひとりが健康で心豊かな生活を送れるよう、生涯を

通した健康づくりを推進します」 基本方針

第 7 章 計画の円滑な推進

(20)

章 節 小項目

第 1 章

健康の保持・増進

第 1 節 健康づくり

( 1 ) 乳幼児期(0 歳∼6 歳)

( 2 ) 児童・生徒・学生期(7 歳∼2 0 歳頃)

( 3 ) 青壮年期(2 0 歳∼5 9 歳) ( 4 ) 中年期(6 0 歳∼6 9 歳) ( 5 ) 高年期(7 0 歳∼)

( 6 ) みんなだれでも(健康づくりに取り組みにくい 状況にある人たち)

第 2 節 母と子の健康

( 1 ) 子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり ( 2 ) 切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策 ( 3 ) 思春期の子どもたちのこころとからだの

健やかな成長のための支援 第 3 節

栄養・食生活

( 1 ) 適正体重を維持するための知識の普及 ( 2 ) 朝食を意識したバランスのよい食生活の普及 ( 3 ) 次世代に伝えたい食文化

( 4 ) 共食の推進 第 4 節

歯・口腔の健康

( 1 ) 歯と口の健康意識の向上 ( 2 ) 口腔内疾病等の予防 ( 3 ) 口腔機能の維持及び向上 第 5 節

予防接種

( 1 ) 予防接種に関する知識の普及啓発 ( 2 ) 予防接種接種率の向上

第 2 章

早期発見・治療と リハビリテーション

第 1 節 生活習慣病

( 1 ) がん

( 2 ) 脳卒中・急性心筋梗塞 ( 3 ) 糖尿病

第 2 節 精神疾患

( 1 ) 認知症

( 2 ) うつ病・統合失調症等 ( 3 ) 自殺防止対策

第 3節 リハビリテーション ( 1 ) リハビリテーション

第 3 章 医療提供体制

第 1 節

小児医療・周産期医療

( 1 ) 小児科救急医療(初期・二次)

( 2 ) 周産期医療充実のための関係機関との連携 第 2 節

救急医療

( 1 ) 初期救急医療体制 ( 2 ) 第二次救急医療体制 第 3 節

地域医療

( 1 ) 地域医療の充実 ( 2 ) 在宅医療の推進 第 4 章

市の公立医療機関の 役割

第 1 節

所沢市市民医療センター

( 1 ) 小児急患診療

( 2 ) 地域医療・在宅医療への対応 ( 3 ) 健診事業

第 2 節

所沢市歯科診療所あおぞら

( 1 ) 所沢市歯科診療所あおぞら 第 5 章

健康危機管理

第 1 節 感染症対策

( 1 ) 国・県等の取り組みの情報収集・情報提供 ( 2 ) 新型インフルエンザ等対応

第 2 節 災害時医療

( 1 ) 地域防災計画に基づく対策 ( 2 ) 災害時等の保健活動

第 6 章 所沢市国民健康保険

医療費適正化への取り組み

第 1節 所沢市国民健康保険

医療費適正化への取り組み

( 1 ) 所沢市国民健康保険医療費適正化への取り組み

第 7 章

計画の円滑な推進

第 1 節 保健・医療・介護・福祉の連携

第 2 節 計画の推進のための体制

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