2013 年度 数学 II・B (2 年文理) の授業について
2013年4月9日 川嶋哲典(かわしまてつのり) https://sites.google.com/site/tecchan0420/ 1. 数学II・Bの内容
「数学II」と「数学B」は1年次の「数学I」「数学A」の内容を基礎として,より発展的な内容を扱 います.文系・理系どちらに進学するに際しても入試の中心となる科目であり,また「数学III」を選択 する人にとってはその基礎となる,大変重要な科目になります.授業でとりあげる内容は以下のとおり です:
(1)いろいろな式(整式の乗法・除法と分数式/式と証明/高次方程式) (2)図形と方程式(点と直線/円と直線/軌跡と領域)
(3)三角関数(一般角の三角関数/三角関数の加法定理) (4)指数関数と対数関数
(5)数列(等差数列・等比数列/いろいろな数列/漸化式と数学的帰納法)【数B】 (6)平面上のベクトル【数B】
(7)空間座標とベクトル【数B】
(8)微分と積分(微分係数と導関数/導関数の応用/積分)
数学IIは4単位,数学Bは2単位の授業ですので,合わせて週に6回授業があります.なお,文理 コースの平日講習は通常の授業の続きを行ないます.
授業では,常に話の重点を
「どうしてその定理・公式が導かれるのか」 「その公式のメリットは何か」
「ここで何故その解法を思いつくのか」
に置きます.時間の許す限り,数学の歴史や実際の活用例についても話したいと思います.
数学II・Bでは新しい用語・概念・記号・記法がたくさん登場しますのでその都度憶えて,最低限意 味がわかるようにしてください.学習のコツとしては,計算練習と問題演習をサボらず,一度で理解で きなくてもあきらめずに取り組むことが必要です.数学I・Aよりも質・量ともにボリュームアップしま すので,授業時間だけで学習を完結させることは不可能です.必ず予習・復習をして,その都度理解し ながら消化していってください.
2. 持参物と授業ノート
毎回の授業には,教科書(当面は「数学II」)・ノート・『アドバンス』(該当範囲の『アドバンスノー ト』でもOK)を持参してください.『Focus Up』は授業には持参しなくてもかまいません.(土曜講習・ 休業中の講習で用いることがあります.別途連絡します.)
ノートは,「授業ノート」を必ず用意すること.ルーズリーフでもかまいませんが,バインダー等でき ちんと整理して自己管理してください.記述式試験(国公立大学2次試験・私大一般入試等)できちんと した答案を書くためには,日頃から面倒くさがらずにノートに丁寧に書き取る,問題演習はすべて答案 を意識して書くことがポイントです.ですから,普段しっかりとしたノート作りを心がけなければなり ません.
3. 週末課題と「週明け確認テスト」
1週間の授業で進んだ範囲の『アドバンス』の問題がそのまま週末課題です.各自の『アドバンスノー ト』に解いてきてください.具体的な問題番号は,毎週金曜日の授業で指示します.
この範囲から,翌週月曜日の授業の最初に「週明け確認テスト」を行ないます.5–10分間程度で,10 点満点です.
4. 成績評価
次のことを素材として総合的に判断して評価します.その結果,後期中間までは10段階の「評価」を, 学年末には5段階の「評定」をつけます.
(1)定期考査・課題テスト(春・夏・冬) (2)週明け確認テスト,各種提出課題
5. 参考書案内
[1] 『チャート式』シリーズ(赤・青・黄・白の4シリーズ),数研出版
※ 『赤チャート』の数学II・Bは12月刊行予定.
[2] 藤田宏編著『理解しやすい数学II+B〔新課程版〕』文英堂 [3] 上園信武『数学II・B基礎問題精講〔4訂版〕』旺文社
[4] 坂田アキラ『数学が面白いほどわかる本』(図形と方程式,三角関数・指数・対数,数IIの微分・積 分,数列の4冊),中経出版
[5] 志田晶『数学が面白いほどわかる本』(ベクトル),中経出版
[6] 佐藤恒雄『佐藤の数学教科書』(式と証明・複素数編,図形と方程式編,三角関数編,指数関数・対 数関数編,微分編,積分編の6冊),東進ブックス
[7] 『教科書Nextシリーズ』(三角比と図形編,図形と方程式編,ベクトル編,数列編の4冊),東京 出版
[8] 広瀬和之『合格る(うかる)計算 数学I・A・II・B』文英堂 ※旧課程版だが大変重宝する.
『Focus Up』を使いこなせればそれで足りるでしょうが,それと方向性の異なる参考書を参照すること
も意味のあることかもしれません.
皆さんは,課程の変わり目の代ですので,続々と新刊・改訂版の参考書が出版されると思います.私(川 嶋)も出る度にだいたい買うか目を通していますので,自分で気になった本については気軽に尋ねてく ださい.
なお,ここに挙げた参考書以外については,Website「水野の数学参考書レビュー」 http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/
に多数紹介されています.また,私(川嶋)のWebsiteにも参考書紹介のページを設けています.適宜見 てみてください.