地域 沖縄群島
①
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果) ・
・
防除のポイント
作物 さとうきび
病害虫名
メイチュウ類(カンシャシンクイハマキ)
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 芯枯茎率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
・ふ化した幼虫は、葉裏や葉鞘部から下部に移動した後、地上部の芽や根帯から食入し、生長点を加害 して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる。
・加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため、培土時および生育初期の防除を徹底する。 ・ほ場内外のイネ科雑草は発生源となるため除去する。
・乳剤の場合は、葉鞘内に薬液がきちんと浸透するように丁寧に散布する。粉剤の場合は、茎と葉元の 12月中旬の調査の結果、新植夏植ほ場における芯枯茎率は2.1%(前年2.1%、平年5.0%)と平年 並であった。
12月の芯枯茎切開調査の結果、確認された幼虫のうち59%が本種であり、人当たり5分当たり幼虫 数は0.4頭(前年0.5頭、例年0.7頭)と例年よりやや少なかった。
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
9 10 11 12 1 2
芯
枯
茎
率
(
%
)
月 メイチュウ類(芯枯茎)の発生推移
2015年 2016年 (今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
9 10 11 12 1 2
幼
虫
数
(
頭
/
人
/
5
分
)
月 カンシャ シンクイハ マキ(幼虫)の発生推移
2015年 2016年 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
9 10 11 12 1 2
芯
枯
茎
率
(
%
)
月 メイチュウ類(芯枯茎)の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
9 10 11 12 1 2
幼
虫
数
(
頭
/
人
/
5
分
)
月 カンシャシンクイハマキ(幼虫)の発生推移
今年 例年
地域 沖縄群島
②
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果) ・
・
防除のポイント
作物 さとうきび
病害虫名
メイチュウ類(イネヨトウ)
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 芯枯茎率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
・卵は塊で産み付けられ、ふ化した幼虫は葉鞘部から下部に移動した後、地上部の芽や根帯から食入 し、生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる。
・加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため、培土時および生育初期の防除を徹底する。 ・ほ場内外のイネ科雑草は発生源となるため除去する。
・乳剤の場合は、葉鞘内に薬液がきちんと浸透するように丁寧に散布する。粉剤の場合は、茎と葉元の 12月中旬の調査の結果、新植夏植ほ場における芯枯茎率は2.1%(前年2.1%、平年5.0%)と平年 並であった。また芯枯茎切開調査の結果、確認された幼虫のうち41%が本種であった。
12月のイネヨトウ合成性フェロモントラップによるトラップ当たり日当たり誘殺虫数は0.1頭未満 (前年0.1頭未満、例年0.2頭)と例年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
9 10 11 12 1 2
芯
枯
茎
率
(
%
)
月 メイチュウ類(芯枯茎)の発生推移
2015年 2016年
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
誘
殺
虫
数
(
頭
/
ト
ラ
ッ
プ
/
日
)
月 イネヨ トウ (トラッ プ)の発生推移
2015年 2016年 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
9 10 11 12 1 2
芯
枯
茎
率
(
%
)
月 メイチュウ類(芯枯茎)の発生推移
今年 平年 並の範囲
0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
誘
殺
虫
数
(
頭
/
ト
ラ
ッ
プ
/
日
)
月 イネヨトウ(トラップ)の発生推移
地域 沖縄群島
①
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病葉率は0.3%(前年0.6%、平年2.6%)と平年並であった。
防除のポイント 病害虫名
作物 かんきつ(温州みかん)
発病葉率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
かいよう病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
・本病はミカンハモグリガによる食害痕から侵入しやすい。 ・罹病葉・枝は翌年の伝染源になるので除去する。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
②
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病葉率は1.1%(前年0%、平年0.4%)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 かんきつ(温州みかん)
病害虫名
そうか病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病葉率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生
量と考えられる。
・罹病葉・枝は翌年の伝染源になるので除去する。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
⑤
12
やや多
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、寄生葉率は17.3%(前年6.9%、平年6.7%)と 平年よりやや高かった。
防除のポイント
作物 かんきつ(温州みかん)
病害虫名
ハダニ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 寄生葉率の平年の発生推移から、12月より発生量は減
少すると考えられる。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
①
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病葉率は5.5%(前年8.8%、平年11.3%)と平年並 であった。
・ 発病果率は3.0%(前年4.5%、平年.9%)と平年並であった。
防除のポイント 病害虫名
作物 かんきつ(タンカン)
発病果率の平年の発生推移から、12月より発生量は減 少すると考えられる。
かいよう病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
・本病はミカンハモグリガによる食害痕から侵入しやすい。 ・罹病葉・枝は翌年の伝染源になるので除去する。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
②
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病果率は3.3%(前年19.3%、平年11.7%)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 かんきつ(タンカン) 病害虫名
黒点病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病果率の平年の発生推移から、12月より発生量は減 少すると考えられる。
・周辺の防風樹も含めて、枯れ枝は丁寧にせん定し処分する。
・園内の通風、採光を良くするために、間伐、せん定等の管理を徹底する。 (過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
③
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病葉率は0%(前年0%、平年0%)と平年並であった。 ・ 発病果率は0.2%(前年0.3%、平年0.1%)と平年並であった。
防除のポイント
作物 かんきつ(タンカン) 病害虫名
そうか病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病果率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
・罹病葉・枝は翌年の伝染源になるので除去する。 (過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
④
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、寄生葉率は13.6%(前年8.5%、平年6.2%)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 かんきつ(タンカン) 病害虫名
ハダニ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 寄生葉率の平年の発生推移から、12月より発生量は減 少すると考えられる。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。 (過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
①
12
やや多
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、葉当たり成虫・幼虫数(中央値)は2.2頭(前年0.6頭、 平年0.1頭)と平年よりやや多かった。
・ 黄色粘着トラップへの日・トラップ当たり誘殺虫数は0.3頭(前年0.5頭、平年0.5頭)と 平年並であった。
防除のポイント 病害虫名
作物 マンゴー
成虫・幼虫及びトラップ誘殺虫数の平年の発生推移か ら、12月より発生量は減少すると考えられる。
チャノキイロアザミウマ
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
・不要な新梢は、ほ場外に除去する。 ・発生源となる施設内外の雑草を除去する。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
・平成29年度病害虫発生予報第5号(平成29年7月27日付)コラム参照。 (今年のデータ)
(過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
②
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発生株率は30.0%(前年85.7%、平年13.7%)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 マンゴー
病害虫名
マンゴーハフクレタマバエ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発生株率の平年の発生推移、新梢の発生がほぼ終息していることから、12月より発生量は減少すると考えられ る。
・幼虫は、新葉から新梢の軸までの柔らかい組織内に潜行して食害し、成熟すると飛び出し、 地面に落下して蛹化する。
・不要な新梢は、ほ場外に除去する。
・平成29年度病害虫発生予報第5号(平成29年7月27日付)コラム参照。 (今年のデータ)
地域 沖縄群島
③
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、葉当たり雌成虫数は0.4頭(前年0.1頭、平年0.3頭)と 平年並であった。また、新葉の葉当たり雌成虫数は0.1頭であった。
・ ハダニの発生が確認された6施設のうち、シュレイツメハダニは6施設、 マンゴーツメハダニは1施設で発生が確認された。
防除のポイント
作物 マンゴー
病害虫名
ハダニ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 雌成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は減
少すると考えられる。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
・平成29年度病害虫発生予報第5号(平成29年7月27日付)コラム参照。 (今年のデータ)
地域 沖縄群島
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、平年0.1%未満)と 平年並であった。
防除のポイント
・密植栽培を避けて、通風をよくする。
・被害株は菌核を形成しないうちに、早めに抜き取る。 ・本病が発生しやすい作物での輪作・連作は避ける。 ・多発生したほ場は、休閑期に天地返しや土壌消毒を行う。
病害虫名
作物 キャベツ
発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
菌核病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
(今年のデータ) (今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.1 0.2 0.3 0.4
11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 菌核病の発生推移
今年
平年
並の範囲
0 0.1 0.2 0.3 0.4
11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 菌核病の発生推移
2015年
地域 沖縄群島
黒腐病
12
(発生なし)並
1
↘
発生量の根拠(調査結果) ・
防除のポイント
作物 キャベツ 病害虫名
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は減 少すると考えられる。
12月中旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、平年0%)と 平年並であった。
・圃場の排水を良くするとともに、密植栽培を避けて通風をよくする。 ・害虫の食害痕は病原菌の侵入口となるので、害虫の防除も徹底する。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.02 0.04 0.06
11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 黒腐病の発生推移
今年
平年
並の範囲
0 0.02 0.04 0.06
11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 黒腐病の発生推移
2015年
地域 沖縄群島
①
12
並
1
↗
発生量の根拠(調査結果) ・
防除のポイント
作物 キャベツ 病害虫名
コナガ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 幼虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増加 すると考えられる。
・ほ場周辺のアブラナ科雑草の除去および収穫後の残さ処理を徹底し、ほ場管理に努める。 ・多発すると防除が困難になるので、低密度時に薬剤防除を行う。
12月中旬の調査の結果、株当たりの幼虫数は0.1頭(前年0頭、平年0.1頭)と 平年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
11 12 1 2 3
幼
虫
数
(
頭
/
株
)
月 コナ ガの発生推移
今年
平年
並の範囲
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
11 12 1 2 3
幼
虫
数
(
頭
/
株
)
月 コナ ガの発生推移
2015年
地域 沖縄群島
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント
作物 キャベツ
病害虫名
ウワバ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 幼虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増加 すると考えられる。
・ほ場周辺の雑草の除去および収穫後の残さ処理を徹底し、ほ場管理に努める。 12月中旬の調査の結果、株当たりの幼虫数は0頭(前年0頭、平年0.1頭未満)と 平年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.02 0.04 0.06 0.08 0.1
11 12 1 2 3
幼
虫
数
(
頭
/
株
)
月 ウワバ類の発生推移
今年
平年
並の範囲
0 0.02 0.04 0.06 0.08 0.1
11 12 1 2 3
幼
虫
数
(
頭
/
株
)
月 ウワバ類の発生推移
2015年
地域 沖縄群島
①
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、平年0%)と 平年並であった。
防除のポイント
・密植栽培を避けて、通風をよくする。
・被害株は菌核を形成しないうちに、早めに抜き取る。 ・本病が発生しやすい作物での輪作・連作は避ける。 ・多発生したほ場は、休閑期に天地返しや土壌消毒を行う。
病害虫名
作物 レタス
発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
菌核病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.5 1 1.5
10 11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 菌核病の発生推移
今年 平年
並の範囲
0 0.5 1 1.5
10 11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 菌核病の発生推移
地域 沖縄群島
②
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果) ・
防除のポイント 作物 レタス
病害虫名
腐敗病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
・圃場の排水を良くするとともに、密植栽培を避けて通風をよくする。 ・発病株は放置せずに抜き取り、ほ場外に持ち出し処分する。
・本病が発生しやすい作物での輪作・連作は避ける。 ・多発生したほ場は、休閑期に天地返しや土壌消毒を行う。
12月中旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、平年0%)と 平年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0 0.5 1 1.5
10 11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 腐敗病の発生推移
2015年 2016年
0 0.5 1 1.5
10 11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 腐敗病の発生推移
今年 平年
地域 沖縄群島
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント 作物 レタス
病害虫名
軟腐病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
・圃場の排水を良くするとともに、密植栽培を避けて通風をよくする。
・菌の侵入源となる傷口の発生を助長するヨトウ類の幼虫やナメクジなどの駆除に努める ・薬剤散布は予防を主として、株元を中心に、丁寧に行う。
・発病株は放置せずに抜き取り、ほ場外に持ち出し処分する。 ・本病が発生しやすい作物での輪作・連作は避ける。
12月中旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、例年0%)と 例年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0.0 0.2 0.4 0.6
10 11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 軟腐病の発生推移
2015年 2016年
0 0.2 0.4 0.6
10 11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 軟腐病の発生推移
今年 例年
地域 沖縄群島
③
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント 作物 レタス
病害虫名
アブラムシ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増加す ると考えられる。
・多発すると防除が困難になるので、葉裏を観察し、早期発見・早期防除に努める。 ・天敵に影響の少ない、選択性殺虫剤を選定する。
12月中旬の調査の結果、株当たり虫数は0頭(前年0頭、平年0頭)と 平年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0 0.1 0.2 0.3
10 11 12 1 2 3
虫
数
(
頭
/
株
)
月 アブラムシ類の発生推移
2015年 2016年
0 0.1 0.2 0.3
10 11 12 1 2 3
虫
数
(
頭
/
株
)
月 アブラムシ類の発生推移
今年 平年
地域 沖縄群島
①
12
(発生なし)やや少
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月下旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0.5%、平年1.9%)と 平年よりやや低かった。
・ 関係機関によると、Zucchini yellow mosaic virus (ZYMV) の発生が確認された。
防除のポイント
・ほ場周辺に防風対策を兼ねた防虫ネット等を設置し、媒介虫であるアブラムシ類の飛来侵入 を防ぐ。
・媒介虫の密度が低くても感染力は高いので、葉裏をよく観察し、早期発見・早期防除に努め る。
病害虫名
作物 かぼちゃ
発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
ウイルス病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 5 10 15
12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 ウイルス病の発生推移
今年 平年
並の範囲
0 5 10 15
12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 ウイルス病の発生推移
2 0 1 5 年
地域 沖縄群島
②
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月下旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、平年3.6%)と平年並であった。
防除のポイント
作物 かぼちゃ
病害虫名
うどんこ病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 今後1か月の気温が平年並の見通しから、12月より発生 量は増加すると考えられる。
・発生源となる老葉や不要な下葉を除去し、透光通風をよくする。 ・生育初期は徒長しないよう管理し、予防散布を行う。
・着果期以降は草勢の低下に伴い被害が急激に広がる場合があるので防除を徹底する。 ・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
・ほ場周辺の雑草は本種の感染源になるため除去する。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 10 20 30 40 50 60
12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 うどんこ病の発生推移
今年 平年
並の範囲
0 10 20 30 40 50 60
12 1 2 3
発
病
株率(
%
)
月 うどんこ病の発生推移
2 0 1 5 年
地域 沖縄群島
③
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果) ・
防除のポイント
作物 かぼちゃ
病害虫名
アブラムシ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫・幼虫数の平年の推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
12月下旬の調査の結果、葉当たり虫数は0.21頭(前年0頭、平年0.69頭)と 平年並であった。
・本種はウイルス病を媒介する。
・ほ場周辺に防風対策を兼ねた防虫ネット等を設置し、有翅虫の飛来侵入を防ぐ。 ・葉裏をよく観察し、早期発見・早期防除に努める。
・ほ場周辺の雑草はアブラムシ類の発生源になるので除草を行う。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 2 4 6 8 10 12 14
12 1 2 3
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 アブラムシ類の発生推移
今年 平年
並の範囲
0 2 4 6 8 10 12 14
12 1 2 3
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 アブラムシ類の発生推移
2 0 1 5 年
地域 沖縄群島
④
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント
作物 かぼちゃ
病害虫名
ハモグリバエ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 今後1か月の気温が平年並の見通しから、12月より発生 量は増加すると考えられる。
・多発すると防除が困難になること、また寄生痕からうどんこ病や細菌性病害が侵入する場合 があることから、発生初期の防除を徹底する。
・幼虫期間が比較的短いため、葉面に産卵痕や食害痕がみえ始めたら防除を開始する。 ・防除効果は幼虫の体色で判定する。生存時は黄色で、死亡すると黒変する。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
12月下旬の調査の結果、幼虫の寄生葉率は0%(前年0%、平年0.5%)と平年並であっ
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0 2 4 6
12 1 2 3
寄
生
葉
率
(
%
)
月 ハモグリバエの発生推移
2 0 1 5 年
2 0 1 6 年
0 2 4 6
12 1 2 3
寄
生
葉
率
(
%
)
月 ハモグリバエの発生推移
今年 平年
地域 沖縄群島
12
やや少
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント
作物 かぼちゃ
病害虫名
タバココナジラミ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 今後1か月の気温が平年並の見通しから、12月より発生 量は減少すると考えられる。
・多発すると白化症を引き起こし生育不良となる場合があることから、初期生育の防除を徹底 する。
・ほ場周辺の雑草は本種の発生源になるため除去する。
12月下旬の調査の結果、葉当たり成虫数は0.3頭(前年0.2頭、平年1.3頭)と 平年よりやや少なかった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 1 2 3
12 1 2 3
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 タバココナ ジラミの発生推移
今年 平年
並の範囲
0 1 2 3
12 1 2 3
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 タバココナ ジラミの発生推移
2015年
地域 沖縄群島
①
12
多
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は2.0%(前年0%、平年0%)と平年より高かった。
防除のポイント
作物 ゴーヤー(施設)
病害虫名
ウイルス病(灰白色斑紋病以外)
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
・ウイルス病は主にアブラムシ類によって媒介される。
・発病株は伝染源となるため見つけ次第抜き取り、施設外に持ち出しビニール袋に入れて密閉 処分する。
・本病は汁液伝染するので、ハサミや手の消毒・洗浄を行う。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
12
判定不可
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0.6%(前年0%)であった。
防除のポイント
・本病はミナミキイロアザミウマによって媒介されるウイルス病である。
・発病株は感染源となるため見つけ次第抜き取り、施設外に持ち出しビニール袋に入れて密閉 処分する。
・本病は汁液伝染するので、ハサミや手の消毒・洗浄を行う。 病害虫名
作物 ゴーヤー(施設)
発病株率の昨年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
灰白色斑紋病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
②
12
並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病葉率は11.0%(前年15.0%、平年9.2%)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 ゴーヤー(施設)
病害虫名
うどんこ病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 今後1か月の降水量が少ない見通しから、12月より発生 量は増加すると考えられる。
・老葉や病葉は発生源になるので除去し、施設外に持ち出し処分する。 ・過繁茂を避け、透光通風を良くする。
・多湿条件で発生し、その後乾燥が続くと被害が拡大するため、湿度管理に注意する。 ・多発すると防除が困難になるため、予防散布に重点をおく。硫黄粉剤による予防は効果が期 待できる。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
③
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病葉率は5.0%(前年7.4%、平年11.0%)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 ゴーヤー(施設)
病害虫名
斑点病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病葉率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
・葉には周囲が黄色で中央が灰色の円形病斑を形成し、果実では表面にすす状のカビを生じ る。
・老葉や病葉は発生源になるので、施設外に持ち出し処分する。 ・過繁茂を避け、透光通風をよくする。
・多湿条件で発生が助長されるため、湿度管理に注意する。またビニールの破れは補修する。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
④
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、葉当たり成虫数は0頭(前年0頭、平年0.47頭)と平年並で、 つる当たり成虫数は0.02頭(前年0.04頭、平年0.10頭)と平年並であった。
防除のポイント
作物 ゴーヤー(施設)
病害虫名
ミナミキイロアザミウマ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 葉当たり成虫数の平年の発生推移から、12月より発生 量は減少すると考えられる。
・本種は吸汁により果実表面にケロイド状の被害を生じるほか、灰白色斑紋病を媒介する。 ・施設の出入口や側窓は0.6ミリ以下のネット等で被覆し、成虫の侵入を防ぐ。
・施設周辺の雑草は本種の発生源になるため除去する。
・多発すると防除が困難になるので、つる先や葉裏をよく観察し、早期発見・防除に努める。 ・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
⑤
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、葉当たり無翅成虫・幼虫数は0.13頭(前年0.73頭、 平年0.22頭)と平年並で、葉当たり有翅成虫数は0頭(前年0.01頭)であった。
防除のポイント
作物 ゴーヤー(施設)
病害虫名
アブラムシ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は減少 すると考えられる。
・本種はウイルス病を媒介する。
・施設の出入口や側窓は0.6ミリ以下のネット等で被覆し、有翅虫の侵入を防ぐ。 ・施設周辺の雑草は本種の発生源になるため除去する。
・発生初期は局所的に分布するので、被害葉を除去し、スポット散布を行う。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
①
12
多
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は2.0%(前年0.2%、平年0.1%未満)と 平年より高かった。
・ 今回確認されたのは、Cucumber mosaic Virus(CMV)によるモザイク病であった。
防除のポイント 病害虫名
作物 ピーマン
発病株率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
ウイルス病
(スイカ灰白色斑紋ウイルス以外)月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
・Cucumber mosaic Virus(CMV)はアブラムシ類によって媒介されるウイルスである。 ・発病株は伝染源となるため見つけ次第抜き取り、施設外に持ち出しビニール袋に入れて密閉 処分する。
・本病は汁液伝染するので、ハサミや手の消毒・洗浄を行う。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
12
判定不可
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0.4%であった。
防除のポイント
作物 ピーマン
病害虫名
スイカ灰白色斑紋ウイルス
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 媒介虫のミナミキイロアザミウマが減少傾向であること から、12月より発生量は減少すると考えられる。
・本ウイルスはミナミキイロアザミウマによって媒介される。
・発病株は伝染源となるため見つけ次第抜き取り、施設外に持ち出しビニール袋に入れて密閉 処分する。
・本病は汁液伝染するので、ハサミや手の消毒・洗浄を行う。
地域 沖縄群島
②
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0.8%(前年38.0%、平年0.1%未満)と平年並で あった。
防除のポイント
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は減 少すると考えられる。
・本病は主に葉、葉柄に褐色の斑点を形成し、時には果実や果梗にも被害を出す。 ・ハウスでは排水や換気を良くし、多湿を避ける。
・被害植物の残さは、施設外に持ち出し処分する。 作物 ピーマン
病害虫名
斑点細菌病
月の発生量(現況)
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
③
12
やや多
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は4.4%(前年0%、平年1.1%)と平年より やや高かった。
防除のポイント
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
・通風が悪いときに多発生しやすいので、老葉や病葉を除去し、透光通風を良くする。 ・多湿条件で発生し、その後乾燥が続くと被害が拡大するため、湿度管理に注意する。 ・今後、発生が増加すると考えられるので防除を徹底する。
・多発すると防除が困難となるので、葉をよく観察し早期発見・防除に努める。 作物 ピーマン
病害虫名
うどんこ病
月の発生量(現況)
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
④
12
(発生なし)並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、葉当たり成虫数は0頭(前年0頭、平年0頭)と 平年並であった。
防除のポイント
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は減少 すると考えられる。
・本種は新葉や果実を吸汁により加害する。新葉は縮れ、果実にはコルク化した線状の傷が 付く。また、スイカ灰白色斑紋ウイルスを媒介する。
・施設の開口部には防虫ネットを張り飛来侵入を防ぐ。
・繁殖力が高く多発すると防除が困難になるため、青色粘着板等を用い初期発見・初期防除に 努める。
・発生源となる周辺雑草の除去に努める。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。 作物 ピーマン
病害虫名
ミナミキイロアザミウマ
月の発生量(現況)
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
⑤
12
(発生なし)並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、花当たり成虫数は0頭(前年0.1頭未満、平年0.1頭未満)と 平年並であった。
防除のポイント
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月と同程度の発生量 と考えられる。
・本種は主に花に寄生し、多発すると産卵により果実ヘタ部や果梗部が黒変する。 ・施設の開口部には防虫ネット等を張り飛来侵入を防ぐ。
・繁殖力が高く多発すると防除が困難になるため、初期防除に努める。 ・発生源となる周辺雑草の除去に努める。
・同系統薬剤の連用を避ける。
・天敵を利用している施設では、薬剤散布の際には天敵に影響の少ない薬剤を選定する。 作物 ピーマン
病害虫名
ヒラズハナアザミウマ
月の発生量(現況)
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
⑥
12
多
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、寄生株率は0.4%(前年0%、平年0%)と平年より高かった。
防除のポイント
作物 ピーマン
病害虫名
アブラムシ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 寄生株率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
・本種はウイルス病を媒介する。
・施設の出入口や側窓は0.6ミリ以下のネット等で被覆し、有翅虫の侵入を防ぐ。 ・施設周辺の雑草は本種の発生源になるため除去する。
・発生初期は局所的に分布するので、被害葉を除去し、スポット散布を行う。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
⑦
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、寄生株率は0.4%(前年0%、平年0.2%)と平年並であった。
防除のポイント
作物 ピーマン
病害虫名
ホコリダニ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 寄生株率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生 量と考えられる。
・本種は心葉部および果実を加害する。被害葉は十分に展開せず、縮れ、葉の周囲から裏側へ おわん状に曲がり、葉裏は光沢を帯びる。被害がひどい場合は生長点が黒変し芯止まりを引き 起こす。果実では果皮がサメ肌状になる。
・短期間で高密度になりやすいになるため、早期発見・防除に努める。 ・施設内のナス科雑草は発生源となるので除去する。
・薬散は葉裏へ丁寧に行い、生長点付近や未展開葉に潜っている個体へ薬剤がかかるように
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
①
12
並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0.9%(前年0.6%、平年2.0%)と平年並で、 発生ほ場率は15.4%(前年57.1%、平年33.3%)と平年並であった。
防除のポイント
・本病はタバココナジラミによって媒介されるウイルス病である。
・栽培初期に蔓延すると多大な被害となるため、媒介虫の早期発見・早期防除に努める。 ・感染した株は伝染源となるため、疑わしい株も含め早急に抜き取る。
・感染株及び摘葉残さは、施設外に持ち出し必ずビニール袋に入れて密閉処分する。 病害虫名
作物 トマト
発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
黄化葉巻病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
②
12
多
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0.3%(前年0%、平年0%)と平年より高く、 一部施設で確認された。
・ 今回確認されたのは、Cucumber mosaic Virus(CMV)によるモザイク病であった。
防除のポイント
作物 トマト
病害虫名
ウイルス病(黄化葉巻病以外)
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移から、12月と同程度の発生
量と考えられる。
・Cucumber mosaic Virus(CMV)はアブラムシ類によって媒介されるウイルスで、汁液伝染 する。
・発病株は伝染源となるため、早急に抜き取り、施設外に持ち出しビニール袋に入れて密閉処 分する。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
③
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は0%(前年0%、平年0.3%)と平年並であった。
防除のポイント
作物 トマト
病害虫名
うどんこ病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の平年の発生推移及び、今後1か月の降水量が少ない見通しから、12月より発生量は増加すると考え られる。
・通風が悪いときに多発生しやすいので、老葉や病葉を除去し、透光通風を良くする。 ・多湿条件で発生し、その後乾燥が続くと被害が拡大するため、湿度管理に注意する。 ・今後、発生が増加すると考えられるので防除を徹底する。
・多発すると防除が困難となるので、葉をよく観察し早期発見・防除に努める。 (今年のデータ)
(過去2年のデータ) (今年のデータ)
地域 沖縄群島
12
判定不可
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は14.6%(前年25.7%)であった。
防除のポイント
作物 トマト
病害虫名
すすかび病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発病株率の過去2年の発生推移から、12月より発生量は 増加すると考えられる。
・多発すると防除が困難になるので、予防散布及び初期防除を徹底し、感染の拡大を防ぐ。 ・多湿条件や密植、過繁茂で発生しやすいため、排水や換気を良くする。
・発生源となる不要な老葉、下葉は除去し、透光通風をよくする。 ・除去した葉は放置せず、施設外に持ち出し処分する。
・薬剤耐性を発達させる可能性があるので、同系統薬剤の連用を避ける。 (今年のデータ)
(過去2年のデータ)
地域 沖縄群島
④
12
並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、葉当たり成虫数は0.02頭(前年0.01頭、平年0.02頭)と 平年並であった。
防除のポイント
作物 トマト
病害虫名
タバココナジラミ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増加
すると考えられる。
・本種はトマト黄化葉巻病を媒介する。
・多くの雑草が発生源となりうるので、施設内外の雑草除去に努める。
・施設開口部には目合い0.4mm以下の防虫ネットを展張し、本種の侵入を防止する。 ・黄色粘着テープ等により、早期発見・早期防除に努める。
・幼虫は下位葉の葉裏に多いことに留意しながら薬剤散布を行う。 (今年のデータ)
地域 沖縄群島
⑤
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、寄生葉率は0%(前年0%、平年0.3%)と平年並であった。
防除のポイント
作物 トマト
病害虫名
ハモグリバエ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 発生ほ場率の平年の発生推移から、12月より発生量は
増加すると考えられる。
・摘葉等による残さは成虫の発生源となるので、施設外に持ち出し処分する。
・本種は多数の在来天敵が存在することから、天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を使用する。 ・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
・幼虫期間が比較的短いため、葉の表面に産卵痕や食害痕がみられたら防除を開始する。 ・農薬やその他の防除資材の効果は幼虫の体色で判定する。生存時の幼虫の体色は黄色で、死 亡すると黒色に変化する。
(今年のデータ)
地域 沖縄群島
①
12
多
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月中旬の調査の結果、発病株率は5.2%(前年0%、平年0.5%)と 平年より高かった。
防除のポイント 病害虫名
作物 さやいんげん(平張)
発病株率の平年の発生推移から、12月より発生量は増 加すると考えられる。
菌核病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
・発病部位は、菌核が形成される前に早めに除去し、ビニール袋に入れるなどして ほ場外へ持ち出し処分する。
・多湿条件下で発生しやすいので、老葉病葉は取り除き透光通風をよくする。 (今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 1 2 3 4 5 6
11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 菌核病の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 1 2 3 4 5 6
11 12 1 2 3
発
病
株
率
(
%
)
月 菌核病の発生推移
地域 沖縄群島
②
12
並
1
↘
発生量の根拠(調査結果) ・
防除のポイント
作物 さやいんげん(平張)
病害虫名
タバココナジラミ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は減少
すると考えられる。
12月中旬の調査の結果、葉当たり成虫数は0.1頭(前年0.1頭、平年0.1頭)と 平年並であった。
・ほ場周辺の雑草は発生源になるので除去する。
・本種はさやの白化を引き起こすので、出入り口の防虫ネットを二重にするなどして、 施設内への侵入を防止する。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。 (今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.2 0.4 0.6 0.8
11 12 1 2 3
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 タバココナ ジラミの発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.2 0.4 0.6 0.8
11 12 1 2 3
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 タバココナ ジラミの発生推移
地域 沖縄群島
③
12
多
1
↗
発生量の根拠(調査結果) ・
防除のポイント
作物 さやいんげん(平張)
病害虫名
ミナミキイロアザミウマ
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増加
すると考えられる。
・施設の出入口には二重カーテンなどを設置し、本種の侵入を防ぐ。 ・施設周辺の雑草は本種の発生源となるので、除草を行う。
・多発すると防除が困難になるので、発生初期の防除を徹底する。 ・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
12月中旬の調査の結果、葉当たり成虫数は0.3頭(前年0.1頭未満、平年0.1頭)と 平年より多かった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0 1 2 3 4
11 12 1 2 3
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 ミナミキイロアザミウマの発生推移
2015年 2016年 0
1 2 3 4
11 12 1 2 3
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 ミナミキイロアザミウマの発生推移
地域 沖縄群島
12
やや少
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント
作物 さやいんげん(平張)
病害虫名
ハモグリバエ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 寄生葉率の平年の発生推移から、12月より発生量は減
少すると考えられる。
・摘葉等による残さは成虫の発生源となるので、ビニール袋に入れるなどして、 ほ場外に持ち出し処分する。
・本種は薬剤抵抗性が発達し、また野外に多数の在来天敵が存在することから、 天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を使用する。
12月中旬の調査の結果、寄生葉率は0.4%(前年0.3%、平年7.0%)と 平年よりやや低かった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ)
0 10 20 30
11 12 1 2 3
寄
生
葉
率
(
%
)
月 ハモグリバエ類の発生推移
2 0 1 5 年 2 0 1 6 年 0
10 20 30
11 12 1 2 3
寄
生
葉
率
(
%
)
月 ハモグリバエの発生推移
地域 沖縄群島
④
12
(発生なし)並
1
↗
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント
作物 さやいんげん(平張)
病害虫名
ハダニ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 雌成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増
加すると考えられる。
・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。 ・葉裏に多いことに留意しながら、丁寧に薬剤散布する。
12月中旬の調査の結果、葉当たり雌成虫数は0頭(前年0頭、平年0.1頭)と 平年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.1 0.2 0.3 0.4
11 12 1 2 3
雌
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 ハダニ類の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.1 0.2 0.3 0.4
11 12 1 2 3
雌
成
虫
数
(
頭
/
葉
)
月 ハダニ類の発生推移
地域 沖縄群島
12
(発生なし)並
1
↘
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月下旬の調査の結果、発病葉率は0%(前年0%、平年0.1%)と 平年並であった。
防除のポイント 病害虫名
作物 小ギク(彼岸出荷用)
今後1か月の気温が平年並の見通しから、12月より発生 量は減少すると考えられる。
黒斑病・褐斑病
月の増減傾向
月の発生量(現況)
増減傾向の根拠
・発病葉や摘葉等による残渣は発生源となるため、ビニール袋などに入れるなどして早めにほ 場外に持ち出し処分する。
・除草などにより、ほ場の通風をよくする。 ・水滴の跳ね上がりを防止するため、敷草を行う。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.1 0.2 0.3 0.4
12 1 2
発
病
葉
率
(
%
)
月 黒斑病・褐斑病の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.1 0.2 0.3 0.4
12 1 2
発
病
葉
率
(
%
)
月 黒斑病・褐斑病の発生推移
地域 沖縄群島
12
(発生なし)並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・ 12月下旬の調査の結果、発病茎率は0%(前年0%、平年0%)と平年並であった。
防除のポイント
作物 小ギク(彼岸出荷用)
病害虫名
白さび病
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 今後1か月の気温が平年並の見通しから、12月と同程度 の発生量と考えられる。
・多湿条件下で発生するので、不要な下葉、脇芽は除去し、通風をよくする。
・ 発病葉は除去し、ビニール袋に入れるなどしてほ場外に持ち出し、焼却などの処分を行 う。
・発生時期には予防散布を行うとともに、葉をよく観察し初期発生を見逃さない。 ・防除効果を高めるため、薬剤耐性菌が発現しないようローテーション散布を行う。 ・栽培終了後は近隣ほ場や次作の発生源にならないよう、不要な株は速やかに処分する。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.5 1
12 1 2
発
病
茎
率
(
%
)
月 白さび病の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.5 1
12 1 2
発
病
茎
率
(
%
)
月 白さび病の発生推移
地域 沖縄群島
①
12
やや多
1
↗
発生量の根拠(調査結果) ・
・ 発生種は、クロゲハナアザミウマであった。
防除のポイント
作物 小ギク(彼岸出荷用)
病害虫名
アザミウマ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫数の平年の発生推移から、12月より発生量は増加
すると考えられる。
・成虫は新葉や上位葉に、幼虫は上~中位葉の葉裏に多いことに留意しながら薬剤散布を行 う。
・同一ほ場内にあるキクは、異なる品種、異なる生長段階であっても、同時に防除を行う。 ・地際部から新しく出てきた脇芽は、アザミウマが増殖しやすいので、早めに除去する。
12月下旬の調査の結果、茎当たり成虫数は0.1頭(前年0頭、平年0.1頭未満)と 平年よりやや多かった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.2 0.4 0.6
12 1 2
成
虫
数
/
茎
月 アザミウマ類の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.2 0.4 0.6
12 1 2
成
虫
数
/
茎
月 アザミウマ類の発生推移
地域 沖縄群島
②
12
並
1
→
発生量の根拠(調査結果) ・
・ 発生種は、ワタアブラムシであった。
防除のポイント
作物 小ギク(彼岸出荷用)
病害虫名
アブラムシ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 成虫・幼虫数の平年の発生推移から、発生量は12月と
同程度と考えられる。
12月下旬の調査の結果、茎当たり虫数は0.1頭(前年0頭、平年0.3頭)と 平年並であった。
・ほ場周辺の雑草はアブラムシ類の発生源になるので除草を行う。
・シルバーポリテープを畦上に張り出すか吊したり等して有翅虫の飛来侵入を防ぐ。 ・増殖が早いので、新葉や上位葉に多いことに留意し、早期発見・早期防除に努める。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 1 2 3
12 1 2
虫
数
/
茎
月 アブラムシ類の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 1 2 3
12 1 2
虫
数
/
茎
月 アブラムシ類の発生推移
地域 沖縄群島
③
12
(発生なし)並
1
→
発生量の根拠(調査結果)
・
防除のポイント
作物 小ギク(彼岸出荷用)
病害虫名
ハモグリバエ類
月の発生量(現況)
月の増減傾向
増減傾向の根拠 今後1か月の気温が平年並の見通しから、発生量は12月 と同程度と考えられる。
・ほ場内外のウリ科・ナス科・マメ科などの雑草は発生源になることから、除去する。 ・幼虫期間が比較的短いため、葉の表面に産卵痕や食害痕がみられたら防除を開始する。 ・薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
・農薬やその他の防除資材の効果の判定は幼虫の体色で判定する。 ・生存時の幼虫の体色は黄色で、死亡すると黒変する。
12月下旬の調査の結果、寄生葉率は0%(前年0%、平年0.1%)と平年並であった。
(今年のデータ)
(過去2年のデータ) 0 0.2 0.4 0.6 0.8
12 1 2
寄
生
葉
率
(
%
)
月 ハモグリバエ類の発生推移
今年 平年 並の範囲
0 0.2 0.4 0.6 0.8
12 1 2
寄
生
葉
率
(
%
)
月 ハモグリバエ類の発生推移