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卒研発表合宿0228pptx 最近の更新履歴 神奈川大学 木下佳樹研究室

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Academic year: 2018

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(1)

二分探索木基本操作の実装

とその正当性検証

神奈川大学 理学部情報科学科 木下研究室 201303273 樊豪

(2)

やったこと

①二分探索木のデータ型と基本操作を定

義した

②要請を決めた

③要請される基本的な性質を与えた

④基本的な性質を満足することを証明し

(3)

二分探索木のデータ型

定義(集合)

二分木

ならば

定義(述語)

ならば

で,ならば

 

(4)

二分探索木のデータ型

定義(述語)

ならば

で,ならば

定義(述語 BST )

二分探索木

は成り立つ.

で , ならば

 

(5)

定義(述語 member )

① l ∈ Tree,n ∈ N,r ∈ Tree ならば member n [l,n,r]

② m ∈ N,l ∈ Tree,n ∈ N,r∈ Tree で member m l な

らば member m [l,n,r]

③ m ∈ N,l ∈Tree,n ∈N,r ∈Tree で member m r な

らば member m [l,n,r]

(6)

基本操作① insert

insert n t は t に n を付け加えたものである.

 

(7)

基本操作② delete

が与えられた自然数を与えられた木から削除する関数

 

のように定義される. は定義されない.

.

 

(8)

基本操作への要請

要請( insert 挿入)

 が与えられた自然数を与えられた二分探索木に挿入すること が要請される.

要請( insert 保存)

 は与えられた二分探索木に属している自然数を取り除かない ことが要請される.

要請( delete 削除)

 が与えられた自然数を与えられた木から削除することが要請 される.

要請( delete 保存)

 は,与えられた自然数以外の自然数は,与えられた木から 取り除かないことが要請される.

 

(9)

基本的な補題

①任意の自然数 n と任意の木 t に対して, member n (insert n t) が成り立つ.

②任意の自然数 m , n と任意の木 t に対して, member m t ならばが成り立つ.

③任意の自然数 m と任意の木 t に対して,であれば , が成り立 つ.

④任意の自然数 m , n と任意の木 t に対して, m∈t しかも m≠n ならば m∈delete n t が成り立つ.

 

(10)

木の構造に関する帰納法の原理

定義( Tree に関する構造帰納法)

木の構造に関する帰納法の原理とは,を木に関する述語

とする時

が成り立つことを主張する原理である.

この原理によると,の証明との証明から,の証明が得ら

れる.

 

(11)

基本操作の正当性検証 例

を証明するには木の構造に関する帰納法の原理による

①を証明すれば良い .

 

(12)

帰納法に基づく証明の例

 

1. が証明される .(member の定義により ) 2. (insert の定義により )

3. 1. においてをで置き換えて ,① の証明が得られる .

次に

② を証明する . を仮定する .

 

(13)

難点について

任意の自然数 m , n と任意の木 t に対して, m∈t しかも m≠n ならば m∈delete n t が成り立つ .

を証明する . を適用すると

を任意の木とし , を任意の自然数とする.

を証明する

の二つと仮定する。

 

(14)

難点について

を仮定する上で 3. を証明する

の真偽によっていくつの場合に分けます

必須条件が n 個の場合 , 木の構造に関する帰納法による証明は , 最大場合は種になる .

 

(15)

問題点

性質の証明が得られるとはいえ , 必ず基本操作の正当性が妥当とは言えません . 例えば delete を以下のように定義すると

の削除という性質の証明が得られますが , 得られません .

適切な性質を見つかること .

基本操作の要請された性質をすべて証明するのは難しい .

 

(16)

補題に関する話し

補題 2

 任意の自然数と任意の木に対してしかもならばである .

補題 4

 任意の自然数と任意の木に対してならばである .

 

(17)

補題に関する話し

補題 6

 任意の自然数と任意の木に対して , 及びであればである .

補題 8

 任意の自然数と任意の木に対して , ならばである .

 

(18)

補題に関する話し

補題 9

 任意の自然数と任意の木に対して , はある .

補題 10

 任意の木に対して , ある .

 

(19)

まとめ

①データ型と基本操作を定義した

②要請を決めた

③要請される基本的な性質を与えた

④基本的な性質を満足することを証明し

(20)

参考文献

i. haskell.org, Haskell home page, https://www.haskell.org/

ii. Graham Hutton, 山本和彦 ( 訳 ), プログラミング Haskell, オーム 社 ,ISBN:978-4-274-06781-5,2009.

iii. R. セジウィック ( 著 ), 野下浩平 / 星守 / 佐藤創 / 田口東 ( 共訳 ), アルゴ リズム C(Algorithms in C), 近代科学社 ,ISBN:4-7649-0256-7

(21)

ご清聴ありがとうございました。

参照

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