計量経済学 #14 ・復習問題解答
担当:鹿野(大阪府立大学)
2013 年度後期
解答
1. (a) 次の回帰モデルをOLS推定すれば良い。
Incomei = α + β1Careeri+ β2Di+ ui (1) β1の推定値は「性別をコントロールした上で、勤続年数が年収に与える影響」を測る。 (b) 次の回帰モデルをOLS推定すれば良い。
Incomei= α + β1Careeri+ β2Di+ β3Di· Careeri+ ui. (2) ここで
Di = 0 ⇒ dE(Incomei) dCareeri = β
1, (3)
Di = 1 ⇒ dE(Incomei) dCareeri = β
1+ β3 (4)
なので、β3の推定値は「勤続年数が年収に与える影響の男女差」 を測る。
2. 補足:(a)ダミーを説明変数の一つとして使うケースと、(b)係数ダミー(他の説明変数の 係数のスイッチ)で使うケースの違いに注意。 分析の目的に応じて使い分ける。
(a) 「(勤続年数を一定として) どれだけ 平均所得の男女差 がある?」→説明変数とし てのダミー。ここでH0 : β2 = 0の有意性検定は、「平均所得の男女差が無い」こと の検定。
(b) 「勤続年数の 平均所得への影響に、 男女差 がある?」→係数ダミー。ここでH0 : β3= 0の有意性検定は、「勤続年数の平均所得への影響に男女差が無い」ことの検定。
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