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(1)

Protozoological Garden Vol. 3 (2012)

(2)

PROKARYOTE

AMOEBOZOA

OPISTHOKONTA

ARCHAEPLASTIDA

STRAMENOPILES

ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAP HOR

ETIC KES! AMO

R P

H

EA

!

EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

オピストコンタ

アメーボゾア リザリア

エクスカバータ

真核生物

原核生物

 かつて生物の世界は、生き方をもとに分類され

てきました。多細胞生物か単細胞生物か、 動物か

植物か、 というようにです。その流れの中で、

「原生動物」とは、単細胞で動物的特徴を持つ真

核生物として扱われてきました。

 しかし近年、分子系統解析という遺伝子の配列

から生物の系統関係を明らかにする手法によっ

て、原生動物をめぐる分類体系は大きく変わって

います。

 原生動物は、藻類や寄生性原虫、その他菌様体

制をもつ真核生物とともに「原生生物」という大

きな分類群に取り込まれ、更に、その原生生物の

分類は、これまで生物の世界で主流とされてきた

動物・植物・菌類をも巻き込んだ、大系統分類へ

と向かっていきます。動物・植物・菌類とは、原

生生物が分岐していった枝葉の一部に過ぎず、それ

を上回る多様性が原生生物の世界には眠っている

というのが、現在主流となりつつある考えです。

 原生生物の多様性をもとにした大系統分類にお

いて、真核生物は7つの主要グループ(スーパーグ

ループ)に分けられています。アメーボゾア、オピ

ストコンタ、アーケプラスチダ、ストラメノパイ

ル、アルベオラータ、リザリア、エクスカバータで

す。それに加えて、未だ分類的位置の不確かな原生

生物が多く存在します。

 本特集記事では、そんな聞き慣れないスーパー

グループには、いったいどのような原生生物たちが

所属しているのか、Adlらが今年の9月に公開した

真核生物の分類体系(*)をもとにして、紹介し

ていきます。

 原生動物、そして原生生物の分類体系を把握す

ると、これまで動物・植物・菌類のみでしか見て

いなかった生物の世界が、大きく変わります。今

回、ここで紹介する151種類の原生生物たちを通

して、原生生物の世界を通した、真核生物の世界

の隠された一面を発見してみて下さい。

*Adl et al. (2012) J. Eukaryot. Mictobiol. The

Revised Classification of Eukaryotes.

真核生物の大系統樹(Adl et al. 2012の分類体系をもとに作成)

アメーバ

細胞性粘菌

変形菌

動物

襟鞭毛虫

菌類

緑藻

植物

紅藻

珪藻

褐藻

無殻太陽虫

卵菌

アピコンプレクサ 繊毛虫

渦鞭毛虫

ケルコゾア

放散虫

有孔虫

ヘテロロボサ

ユーグレナ

超鞭毛虫

(3)

PROKARYOTE

AMOEBOZOA OPISTHOKONTA ARCHAEPLASTIDA

STRAMENOPILES

ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMO

RPH

EA

! EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

オピストコンタ

アメーボゾア リザリア

エクスカバータ

真核生物

原核生物

何度も起こった多細胞化

細胞性粘菌

動物

菌類

植物

緑藻

褐藻 紅藻

卵菌

アクラシス

真核生物の大系統樹が教えてくれる事①

 大系統樹では、全てのスーパーグループで、多細胞生物

の存在を見ることができます。原生生物が隈無く存在する

大系統樹において、ばらばらに多細胞生物が存在するとい

うことは、すなわち、それぞれのスーパーグループの中

で、独立に多細胞化した生物が出現してきたことを意味し

ています。

 更に、ミクロの世界の原生生物の世界を覗いてみると、

複数の細胞が群体をつくって、一つの個体として振る舞っ

ているものを数多く見ることができます。そんな彼らは多

細胞生物に準ずる存在として見てもよいのかもしれませ

ん。そうなってくると、本当に多くの多細胞生物が、独立

に出現してきたことになります。

 私たちが普段よく目にしている動物や植物は、肉眼で見

えるまでに大きくなった多細胞生物で、特別な存在として

考えがちです。しかし、もしかしたら生物の多細胞化とい

うのは、もっと簡単に起こりうることで、動物や植物はそ

の一つに過ぎないのかもしれません。

(1) M. W. Brown et al. (2009) Mol. Biol. Evol. 26: 2699-2709. (2) L. S. Olive and R. L. Blanton (1980) J. Protozool. 27: 293-299. (3) M. W. Brown et al. (2012) Curr. Biol. 22: 1123-1127.

Sorogena stoianovitchae (2) (image not shown)

Guttulinopsis vulgaris (3) (image not shown)

Fonticula alba (1) (image not shown)

多細胞生物の出現

群体をつくる原生生物たち

ボルボックス クサリハダカオビムシ

シヌラ

グンタイタイヨウチュウ

エピスティリス

変形菌

Protozoological Garden Vol. 3 (2012)

(4)

PROKARYOTE

AMOEBOZOA

OPISTHOKONTA

ARCHAEPLASTIDA

STRAMENOPILES

ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMO

RP H

EA

!

EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

オピストコンタ

アメーボゾア リザリア

エクスカバータ

真核生物

原核生物

何度も起こった藻類化・植物化

(と葉緑体の退化・喪失)

真核生物の大系統樹が教えてくれる事②

シアノバクテリアの一次共生 紅藻の二次共生

緑藻の二次共生

クリプト藻

ハプト藻

所属不明分類群

ポーリネラ・

クロマトフォラ

 大系統樹では、複数のスーパーグループで、藻類の存在を見る

ことができます。これは、藻類のアイデンティティでもある光合

成細胞小器官の葉緑体が、細胞内共生によって異なる生物間を水

平伝播している為です。

 すべての藻類は、(おそらく)もともと捕食性の原生動物でし

た。それらの原生動物が、シアノバクテリア(一次共生)あるい

は、紅藻・緑藻(二次共生)を捕食し、細胞内共生させて、葉緑体

化したのが、現在、さまざまなスーパーグループで見ることので

きる藻類たちです。藻類化も独立に何度も起こったのです。

 さらには、アピコンプレクサのように、藻類のようには見えな

くても、かつては藻類で二次的に葉緑体を退化・喪失した仲間も

います。葉緑体の水平伝播とその喪失については諸説あり、わか

っていない事も多くあります。詳しくは、原生動物園 Vol. 2の記

事「藻類の仲間たち」を参照ください。

 そして、完全な葉緑体とは言えませんが、藻類を細胞内共生さ

せたり奪葉緑体をしたりして、まさに葉緑体獲得の現在進行形に

あると言えるような原生動物や後生動物の仲間も多く知られてい

ます。これからも、藻類の仲間たちはまだまだ増えていくのかも

しれません。

原生動物園 Vol. 2 (2011) 25-41 「藻類の仲間たち」

https://sites.google.com/site/protozoolgarden/protozoolgarden2_25

共生藻・奪葉緑体を持つ

原生動物・後生動物

ミドリマヨレラ ミドリゾウリムシ

グリーンヒドラ

カンムリムシ

タコクラゲ

ミリオネクタ・ルブラ

ミドリムシ藻

クロララクニオ藻

渦鞭毛藻

/アピコンプレクサ

不等毛藻

(5)

PROKARYOTE

AMOEBOZOA OPISTHOKONTA ARCHAEPLASTIDA

STRAMENOPILES

ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMO

RPH

EA

! EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

オピストコンタ

アメーボゾア リザリア

エクスカバータ

真核生物

原核生物

寄生性原虫の多様性

真核生物の大系統樹が教えてくれる事③

マラリア原虫

トキソプラズマ

クリプトスポリジウム

アピコンプレクサ

ネグレリア ランブル鞭毛虫 トリコモナス トリパノソーマ リーシュマニア (image not shown)

赤痢アメーバ バラムチア

(image not shown) アカントアメーバ

ヒトとその他の

多細胞性の寄生虫はここ

 寄生性の原生動物のことを、医学では「原

虫」と呼びます。この表現は日本特有のもの

で(英語では原生動物も原虫もprotozoa)、

他の多細胞性の寄生虫(蠕虫:線虫・吸虫・

条虫)と対比的に使われています。

 原生生物の分類体系が不明瞭だった時代、

原虫の仲間は、単細胞性の真核生物で運動性

のあるもの、として一括りになっていまし

た。しかし、原虫(原生動物)という存在が、

原生生物という多様なグループの中に属する

ことがわかり、真核生物の大系統樹を描いて

みると、原虫の仲間も、さまざまなスーパー

グループに属していることが見えてきます。

 ミクロの世界で多様化してきたさまざまな

原生生物から出現してきたのが寄生性の原虫

の仲間です。そして、それぞれのスーパーグル

ープから、オピストコンタの動物のグループに

属する私たちヒトへ感染してきているという

図式を見ることができます。

動物への原虫の感染

寄生性の原虫に関するホームページ

・国立感染研 寄生動物部 第1室

各種原虫に関する詳細な説明があります。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-lab/473-para/ 1461-2012-02-14-05-57-31.html

・神戸大学寄生虫研究室

ギャラリーで原虫の写真・動画が見られます。

http://www.research.kobe-u.ac.jp/fhs-parasite/index.html

・国立感染研 寄生動物部 永宗ラボ

トキソプラズマやマラリアの研究を行っている研究室です。 http://www.kisanagamune.com/Kisa1/Top.html

・妊娠中に、生肉を食べたり、猫の糞のある砂などに触ると、トキソプラズ マの初期感染リスクが高まり、胎児に重篤な影響を引き起こす可能性があり ます。詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

トーチ会(先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会)  http://toxo-cmv.org

感染研HP http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ta/toxoplasma.html

・原生動物園Vol. 3 P. 4-8に、生物学的側面から見たトキソプラズマに関す る記事が載せられています。生物学的に原虫について正しく知ることが、感 染症の実態に迫ることに繋がります。あわせてご覧ください。

Protozoological Garden Vol. 3 (2012)

(6)

「原生動物」は生き方の名前

真核生物の大系統樹が教えてくれる事④

  原生生物の多様性を論じる際に、必ずといってよいほど混乱を招くのが、「原生動 物」と「原生生物」の違いです。この原生動物と原生生物を同義として用いる研究者も 多いのですが、今回のこの記事では、原生動物と原生生物は、以下のように異なる用 語として扱います。

 原生動物・・・捕食あるいは運動といった動物的特徴を持った単細胞真核生物  原生生物・・・動物・植物・真菌以外の全ての原生生物

  つまり、原生生物は、原生動物・藻類・寄生性原虫・菌様体制をもつものなど、今 回、原生生物151で扱う全ての生き物のことを指しますが、動物的特徴を持った生き 方をしている原生生物であることを強調したい場合は、原生動物と呼ぶことにします。   多細胞生物、藻類、寄生性原虫が、多発的に出現した為に、系統を反映しないグル ープであったのと同じように、原生動物のグループも系統を反映しません。ただし、原 生動物には、前の3者とは決定的に異なる点があります。全ての原生生物は、かつては 原生動物だったという点です。なぜならば、「多細胞生物は原生動物あるいは藻類が 多細胞化したもの」「藻類は、原生動物が葉緑体を獲得して進化してきた」「寄生性 原虫は寄生性の原生動物」だからです。

  多細胞生物・藻類・寄生性原虫は、真核生物の中で二次的に何度も出現してきたグ ループである為、大系統樹の中であちこちに見ることができます。一方、原生動物は、 もともと全ての真核生物が原生動物であったのが、二次的に原生動物でなくなってい ったものが何度も出現した為、大系統樹の中であちこちで見られるという状況ができ たと言えます。その為、原生動物と原生生物の線引きは非常に難しく、定義次第で は、全ての原生生物は原生動物になってしまうのが、この言葉の扱いづらさと言えるで しょう。

  ややこしいかもしれませんが、この記事の中では、そのような前提のもと、原生動 物という言葉を扱っているとして、読んで頂けるようよろしくお願いします。   ちなみに、原生動物は、古典的に、肉質虫(アメーバ・太陽虫)、鞭毛虫、繊毛虫、胞 子虫に分けることができます(上表)。現在では、繊毛虫はアルベオラータにおける 単系統になりますが(起源が同一)、他はさまざまなスーパーグループに点在する多系統 になります。この多系統性が、どのような進化によって生じたのかを断定するには、原 生動物の進化についての研究が更に進むのを待つ必要がありそうです。

肉質虫類・アメーバ 肉質虫類・太陽虫

鞭毛虫類 繊毛虫類 胞子虫類

仮足を用いて運動する原生動物

アメーボゾア、オピストコンタ、リザリア、エクスカバータ、その他所属不明 細胞体から放射状に伸びる軸足を用いて運動する原生動物

ストラメノパイル、リザリア、その他所属不明 鞭毛を持つ原生動物

全てのスーパーグループ、その他所属不明 繊毛を持つ原生動物=繊毛虫類

アルベオラータ(これだけ起源が単一の単系統群) 胞子をつくって増殖する原生動物

オピストコンタ(粘液胞子虫・微胞子虫)、アルベオラータ(アピコンプレクサ)など

原生動物の分類 現在提唱されているスーパーグループにおける所属

ストラメノパイルの太陽虫

リザリアの太陽虫

有中心粒太陽虫(所属不明)

タイヨウチュウ

エダサキタイヨウチュウ

ハリタイヨウチュウ

例:原生動物・太陽虫は多系統

(7)

PROKARYOTE

AMOEBOZOA

ARCHAEPLASTIDA STRAMENOPILES

ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORETIC KES!

AMORP

H EA

! EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

アメーボゾア

リザリア

エクスカバータ

OPISTHOKONTAオピストコンタ

001

  淡水産の大型のアメーバです。大きな仮 足を前に伸ばして、水底をアメーバ運動を します。最も有名なアメーバの一つです。

Euamoebida ユーアメービダ Tubulinea ツブリナ 

Amoeba proteus

オオアメーバ

Amoebozoa アメーボゾア

002

  淡水産の大型のアメーバです。仮足を多 数分岐させます。核のゲノム量が最も大き い生物として知られています。

Euamoebida ユーアメービダ Tubulinea ツブリナ 

Polychaos sp.

カエデアメーバ

Amoebozoa アメーボゾア

003

  淡水産の中型∼小型のアメーバです。一 方向に仮足を伸ばして移動をします。

Euamoebida ユーアメービダ Tubulinea ツブリナ

Saccamoeba sp.

サッカメーバ

Amoebozoa アメーボゾア

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: AMOEBOZOA

アメーボゾア

AMOEBOZOA

●アメーバの仲間

変化に富んだアメーバの世界

●変形菌(真性粘菌)の仲間 ●細胞性粘菌の仲間

 多くのアメーバの仲間と、粘菌の仲間によって構成される分類群です。アメーボゾアに含まれ

るアメーバの多くは葉状仮足を形成します。オオアメーバ(数100µm)、ペロミクサ(数mm)、変形

菌(数∼数十cm)と、サイズの大きいものも少なくありません。アカントアメーバや赤痢アメーバ

のように、動物に感染して病気を起こす仲間もいます。変形菌や細胞性粘菌のように、単細胞の

アメーバ世代と多細胞の子実体世代を行き来するものもいるなど、変化に富んだ仲間たちです。

>Eukaryote>Amorphea>

AMOEBOZOA:amoebo(アメーバ)+zoa(動物)

(8)

004

  淡水産で、鍋型の殻を持ったアメーバで す。鍋の下から仮足を出して移動します。 殻はキチン質で死ぬと残ります。

Arcellinida アルケリニダ  Tubulinea ツブリナ 

Arcellina アルケリナ

Arcella sp.

ナベカムリ

Amoebozoa アメーボゾア

007

  淡水産で、 平な楕円形をしたアメーバ です。縦にしわがあるのが特徴です。

Flabellinia Discosea ディスコサ

Vannellida

Thecamoeba sp.

テカアメーバ

Amoebozoa アメーボゾア

005

  淡水産で、壺型の殻を持ったアメーバで す。壺の下から仮足を伸ばします。殻は土 粒や珪藻殻でできており死ぬと残ります。

Arcellinida アルケリニダ  Tubulinea ツブリナ 

Difflugina ディフルジナ

Difflugia sp.

ツボカムリ

Amoebozoa アメーボゾア

008

 細胞内共生クロレラを持った中型のアメ ーバです。マヨレラの仲間は、三角形の仮 足を出すのが特徴です。

Longamoebia Discosea ディスコサ

Dermamoebida

Mayorella viridis

ミドリマヨレラ

Amoebozoa アメーボゾア

006

  淡水産で、指状の仮足を持つアメーバで す。頻繁に水底から離れて浮遊します。

Flabellinia Discosea ディスコサ

Dactylopodida

Korotnevella sp.

コロトネベラ

Amoebozoa アメーボゾア

009

  土壌に住むアメーバです。棘状の仮足を 出します。コンタクトレンズを介して感染 し、角膜炎を引き起こすものがいます。

Longamoebia Discosea ディスコサ

Centramoebida

Acanthamoeba sp.

アカントアメーバ

Amoebozoa アメーボゾア

010

  大きさが数mmもある巨大なアメーバ。 ミトコンドリアを持たず、細胞内共生細菌 がその代わりの役割をしているとされる。

Archamoebae

Pelomyxa sp.

ペロミクサ

Amoebozoa アメーボゾア

011

  変形菌(真性粘菌)の1種です。多核の 細胞質が連続した巨大な単細胞生物です。 迷路を解く粘菌として有名になりました。

Myxogastria 変形菌類

Physarum polycephalum

モジホコリ

Amoebozoa アメーボゾア

012

  細胞性粘菌の1種です。土壌性の小型ア メーバですが、飢餓条件になると、集合し て多細胞化し、子実体をつくります。

Dictyostelia 細胞性粘菌類

Dictyostelium discoideum

キイロタマホコリカビ

Amoebozoa アメーボゾア

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: AMOEBOZOA

(9)

PROKARYOTE

ARCHAEPLASTIDA STRAMENOPILES

ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMORP

H EA

! EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

リザリア

エクスカバータ AMOEBOZOAアメーボゾア

OPISTHOKONTAオピストコンタ

014

 細胞体の周囲に球体の鱗片を多数持ち、 有中心粒太陽虫類に見えますが、現在では 真菌類に近縁なアメーバとされています。

Nucleariid Nucletmycea 

Pompholyxophrys sp.

ポンフォリクソフリス

Opisthokonta オピストコンタ

013

  動物に最も近縁な原生動物とされていま す。細胞群体を作るものが多く、動物の精 子のように細胞後方に 毛を持ちます。

Choanomonada 襟鞭毛虫類 Holozoa ホロゾア 

Choanoflagellate

襟鞭毛虫の仲間

Opisthokonta オピストコンタ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: OPISTHOKONTA

オピストコンタ

OPISTHOKONTA

●アメーバの仲間

 我々ヒトを含む後生動物と、キノコやカビなどの真菌類を含む分類群です。生物の世界で主流を行くよ

うに見えている後生動物と真菌類ですが、原生生物の多様性を踏まえた分類体系では、オピストコンタの

中にまとめられてしまいます。他のスーパーグループと比べて、原生生物の仲間は少ないですが、いくつか

のアメーバの仲間と、動物にもっとも近縁な原生動物である襟 毛虫が含まれます。この襟 毛虫は、海

綿動物が持つ襟細胞に構造が似ていることから、昔から動物との近縁性が指摘されていました。オピスト

コンタの名前は、細胞が形成する 毛が、細胞後方にあることに由来しています。

>Eukaryote>Amorphea>

OPISTHOKONTA=opistho(後方)+konta(鞭毛)

●真菌類の仲間 ●襟鞭毛虫の仲間 ●後生動物の仲間

動物と菌類に繋がる仲間たち

(10)

PROKARYOTE

ARCHAEPLASTIDA ALVEOLATA

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMO

RP H EA

! EUKARYOTE !

アルベオラータ アーケプラスチダ

オピストコンタ リザリア

エクスカバータ AMOEBOZOAアメーボゾア

STRAMENOPILESストラメノパイル

OPISTHOKONTA

016

水中の動植物の死骸などから生えてきます。カビとあ りますが、オピストコンタの真菌類とは、系統が異なり ます。そのことは、ミズカビの遊走子にはえる 毛構造 がストラメノパイル様であることからわかります。

Peronosporomycetes

Oomycetes

ミズカビの仲間

Stramenopiles ストラメノパイル

017

  土壌性の卵菌の仲間で、植物に病害をも たらします。アイルランドにおけるジャガ イモ飢饉の原因となりました。

Peronosporomycetes

Phytophthora nicotiane

エキビョウキン

Stramenopiles ストラメノパイル

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: STRAMENOPILES

015

  カエルやオタマジャクシの腸間に寄生し ています。 毛が多数生える様子が繊毛虫 のようですが繊毛虫とは異なる系統です。

Opalinea オパリナ類 Opalinata オパリナータ

Opalina sp.

オパリナ

Stramenopiles ストラメノパイル

ストラメノパイル

STRAMENOPILES

●原生動物の仲間

無色生物と褐色の藻類が彩る世界

●卵菌の仲間 ●不等毛藻類の仲間

 ストラメノパイルには、オパリナやタイヨウチュウのような原生動物、ミズカビやエキビョウキンなどの

菌様体制をもつ卵菌類、加えてラビリンチュラの仲間のような従属栄養生物と、紅藻起源とされる二次共

生葉緑体をもつ不等毛藻類がいます。特に、淡水・海水両方において繁栄している珪藻と、植物とは独自

に多細胞体制を獲得した褐藻は、水圏における重要な合成者です。ストラメノパイルは、このあとで紹介

するアルベオラータとは近縁な関係(姉妹群)にあり、アルベオラータと合わせて巨大な分類群をつくり

ます。ストラメノパイルの名前は、細胞が持つ 毛に生えている管状小毛に由来しています。

>Eukaryote>Diaphoretickes>SAR>

STRAMENOPILES:strameno(straw: 麦わら)+pilos(hair: 毛)

褐藻類

珪藻類

(11)

021

  群体性の不等毛藻です。 状の殻(ロリ カ)で細胞が覆われています。

Ochromonadales オクロモナス類 Chrysophyceae 黄金色藻類

Dinobryon sp.

サヤツナギ

Stramenopiles ストラメノパイル

020

  微小な不等毛藻です。たまに大量発生し ます。光合成をしますが、細胞口も持って おり、バクテリアなどを捕食します。

Ochromonadales オクロモナス類 Chrysophyceae 黄金色藻類

Ochromonas sp.

オクロモナス

Stramenopiles ストラメノパイル

019

  タイヨウチュウの核は一つですが、この種は多数の核 を持ち、細胞の大きさも数100 µmと巨大です。タイヨ ウチュウとオオタイヨウチュウは、環境に応じて、隣接 する同種細胞と細胞融合をし、更に巨大化します。

Actinophryidae 無殻太陽虫類

Echinosphaerium akamae

オオタイヨウチュウ

Stramenopiles ストラメノパイル

018

  淡水・汽水に生息し、太陽のような姿をした原生動物 です。細胞体から放射状に伸びる軸足を巧みに操って、 捕食や運動を行います。太陽虫の仲間は多くいますが、 和名でタイヨウチュウといったらこの種を指します。

Actinophryidae 無殻太陽虫類

Actinophrys sol

タイヨウチュウ

Stramenopiles ストラメノパイル

023

  菱形の殻をもつシリカヒゲムシです。シ リカヒゲムシは死んでも殻が綺麗に残っ て、宝石のように観察できます。

Dictyochales ディクチオカ類 Dictyochophyceae ディクチオカ藻類

Dictyocha fibula

ヒシシリカヒゲムシ

Stramenopiles ストラメノパイル

022

  シリカヒゲムシの仲間は、海洋の沿岸域 に分布し、珪酸質の殻をもちます。赤潮の 原因になることもあります。

Dictyochales ディクチオカ類 Dictyochophyceae ディクチオカ藻類

Dictyocha speculum

シリカヒゲムシ

Stramenopiles ストラメノパイル

025

  海洋に分布する不等毛藻です。赤潮の原 因となり、シャットネラと呼ばれながら夏 期の有害プランクトンとして有名です。

Raphidophyceae ラフィド藻類

Chattonella antiqua

オオチャヒゲムシ

Stramenopiles ストラメノパイル

026

  ボール状の群体をつくって、淡水中をくるくる回って いる様は、黄金色藻版のボルボックスのようです。珪酸 質の鱗片が、屋根瓦状に重なり覆われています。黄金色 藻の仲間とされていましたが、別系統にされました。

Synurales シヌラ類

Synura sp.

シヌラ

Stramenopiles ストラメノパイル

024

  淡水・海水に生息します。1本の 毛を 持った太陽虫の仲間で、状況に応じて軸足 を収縮させて 毛虫形態になります。

Pedinellales

Dictyochophyceae ディクチオカ藻類

Ciliophrys sp.

キリオフリス

Stramenopiles ストラメノパイル

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: STRAMENOPILES

(12)

028

  淡水・海水ともに見ることができます。 円筒型の細胞が、直列に連結しています。

Coscinodiscophytina Diatomea 珪藻類

Melosirids

Stramenopiles ストラメノパイル

Melosira varians

タルケイソウ

030

  海洋・沿岸域に生息します。サイズの大 きい円筒系の細胞が、竹筒のように並んで います。

Coscinodiscophytina Diatomea 珪藻類

Rhizosolenids

Stramenopiles ストラメノパイル

Guinardia flaccida

タケヅツケイソウ

029

 円筒形の細胞が、直列に連結した珪藻の 仲間です。

Coscinodiscophytina Diatomea 珪藻類

Melosirids

Stramenopiles ストラメノパイル

Stephanopyxis sp.

クサリケイソウ

027

  コアミケイソウの仲間は、淡水・海水ともによく見る ことができる代表的な中心珪藻の仲間です。盤上の姿 は、今川焼き・回転焼きを彷彿とさせます。

Coscinodiscophytina Diatomea 珪藻類 Coscinodiscids Stramenopiles ストラメノパイル

Coscinodiscus wailesii

タイココアミケイソウ

035

 クサビ型で大型種も多く、見つけた時は かなり目立ちます。フナガタケイソウなど と同じく、滑走運動を行います。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Melosira varians

コバンケイソウ

Stramenopiles ストラメノパイル

031

  海水で見ることができます。群体をつく った細胞のひとつひとつから棘(刺毛)が伸 びています。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Mediophyceae Stramenopiles ストラメノパイル

032

  円筒系の細胞が、粘液質の糸を出して、 互いに繋がって、巨大な球形の塊をつくり ます。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Mediophyceae Stramenopiles ストラメノパイル

033

 淡水・海水ともに見ることのできる代表 的な珪藻の仲間です。菱形の姿をして、活 発に滑走する姿が見られます。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類 Bacillariophyceae Stramenopiles ストラメノパイル

034

  S字型の姿をしています。かつてこの珪 藻を用いて、顕微鏡の調整をしたことから メガネケイソウの和名がつけれらました。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類 Stramenopiles ストラメノパイル

Chaetoceros sp.

ツノケイソウ Thalassiosira diporocyclus

ダンゴゼニケイソウ

Navicula sp.

フナガタケイソウ

Pleurosigma sp.

メガネケイソウ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: STRAMENOPILES

(13)

038

  ヒョウタンの形をした珪藻です。珪藻の 仲間は、このように姿形がユニークなもの が多数存在します。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Diploneis splendica

ヒョウタンケイソウ

Stramenopiles ストラメノパイル

037

  イカダケイソウに似ていますが、こちら は互いに滑り合いません。淡水でたまに大 量発生して、美しく水中を飾ります。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Fragilaria sp.

オビケイソウ

Stramenopiles ストラメノパイル

039

 4, 8, 16個の細胞が、片端でそれぞれく っついて、星型をつくります。この写真も ですが、琵琶湖でよく見られます。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Bacillariophyceae

Asterionella formosa

ホシガタケイソウ

Stramenopiles ストラメノパイル

036

  淡水・海水ともに生息します。一つ一つ の細胞が、目的は不明ですが、互いに滑り 合います。南京玉すだれを彷彿させます。

Bacillariophytina Diatomea 珪藻類

Bacillaria paradoxa

イカダケイソウ

Stramenopiles ストラメノパイル

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: STRAMENOPILES

Bacillaria paradoxa

(14)

PROKARYOTE

ARCHAEPLASTIDA STRAMENOPILES

RHIZARIA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMORP

H EA

! EUKARYOTE !

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

オピストコンタ リザリア

エクスカバータ AMOEBOZOA

アメーボゾア

ALVEOLATAアルベオラータ

OPISTHOKONTA

040

  貝に寄生してパーキンサス症の原因とな る原虫の仲間です。退化してDNAも喪失 した二次共生葉緑体を持っています。

Perkinsidae

Protalveolata プロトアルベオラータ

Perkinsus sp.

パーキンサス

Alveolata アルベオラータ

042

従属栄養の渦 毛虫で、世界中の沿岸から外洋まで広く 分布し、刺激により青白く発光する。渦 毛虫の特徴的 形質は有性生殖の配偶子で見られるが、二分裂期の細胞 は巨大・特殊化した形態である。

Noctilucales Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Noctiluca scintillans

ヤコウチュウ

Alveolata アルベオラータ

041

  従属栄養の渦 毛虫で、世界中の沿岸に分布する。岩 礁のタイドプールによく見られ、細胞は活発に泳ぐピン ク色の小さな顆粒として観察される。渦 毛虫類でも進 化的に早く分岐した種とされる。

Protalveolata プロトアルベオラータ

Oxyrrhis marina

オキシリス

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

ALVEOLATA

三者三様の原生動物群が作る大系統

 それぞれが独自に個性をもって多様化した3つの原生動物の主要系統が含まれます。マラリア原虫など

のアピコンプレクサは感染性の原生動物として、渦 毛虫類は核の構造や葉緑体の獲得にユニークな特徴

を持つ原生動物として、そして、繊毛虫類は繊毛を駆使して最大の多様性を誇る原生動物として繁栄してい

ます。クロメラ、パーキンサス、オキシリスといった、プロトアルベオラータに所属する仲間は、これら

の分類群の系統の間を繋ぐ存在として考えられています。見た目は全く異なるように見える仲間たちです

が、細胞表層直下アルベオリという裏打ち小胞を持つことで共通しており、アルベオラータの名前の由来

にもなっています。

>Eukaryote>Diaphoretickes>SAR>

ALVEOLATA:アルベオラータが持つ構造のalveole(アルベオリ)より

アルベオラータ

●アピコンプレクサ ●渦鞭毛虫(渦鞭毛藻)類 ●繊毛虫類

(15)

050

  暖かい海に分布する渦 毛藻の仲間で す。細胞の鎧板はかなり強固な為、死後も 前方・後方の角を残したまま残ります。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Peridiniphycidae-Gonyaulacale

Ceratium breve

イカリツノモ

Alveolata アルベオラータ

051

  淡水・海水どちらでも頻繁に見られ、富栄養状態にな ると、赤潮として大量発生します。ツノモの仲間は、魚 の鰓に刺さって呼吸障害を起こすと言われています。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Ceratium furca

フタマタツノモ

Alveolata アルベオラータ

046

 2∼8個の細胞が連結した渦 毛藻類で す。夏期にコーヒー色の赤潮をつくり、魚 の大量死を引き起こします。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Cochlodinium polykrikoides

クサリタスキムシ

Alveolata アルベオラータ

043

  典型的な姿をした渦 毛藻類です。名前 からもわかるように、赤潮の原因藻として 知られています。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Gymnodiniphycidae

Akashiwo sanguina

アカシオオビムシ

Alveolata アルベオラータ

045

  2個∼16個の細胞が、縦に連結した群体 をつくります。個細胞の融合の様が奇異な 為、色々な進化的議論がされています。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Gymnodiniphycidae

Polykrikos schwartzii

ヨツゴハダカオビムシ

Alveolata アルベオラータ

044

  2個あるいは4個の細胞が、縦に連結し た群体をつくります。連結面が密に結合す るのが特徴的です。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Gymnodiniphycidae

Polykrikos hartmannii

チャイロハダカオビムシ

Alveolata アルベオラータ

048

  紡錘型の渦 毛虫類です。縦溝がS字カ ーブを描いているのが特徴的です。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Gymnodiniphycidae

Gyrodinium spirale

オオタテスジムシ

Alveolata アルベオラータ

047

貝毒の原因となる赤潮を引き起こす独立栄養の渦 毛 藻。分裂した細胞は鎖状に繋がり、各細胞間が細い糸状 の細胞質で連結した群体を形成する。また細胞間で同調 した細胞分裂や 毛運動を行う。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Gymnodiniphycidae

Gymnodinium catenatum

クサリハダカオビムシ

Alveolata アルベオラータ

049

  オセルス眼と呼ばれるレンズ眼と、素早 く伸縮するピストンを持ちます。単細胞と は思えない高度な装置を備えています。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Erythropsidinium agile

ナガジタメダマムシ

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

Peridiniphycidae-Gonyaulacale

(16)

054

  翼状の構造を持つ渦 毛虫です。細胞工 部にある突起構造が特徴的です。写真は分 裂後の様子です。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Dinophysiales

Dinophysis caudata

オナガカンムリムシ

Alveolata アルベオラータ

055

  貝毒の原因となる毒成分を作ります。細胞内にある葉 緑体は、自身のものではなく、クリプト藻由来のもの で、繊毛虫のミリオネクタ(83)がクリプト藻から奪った ものを、更に奪ってできた奪葉緑体です。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Dinophysiales

Dinophysis acuminata

カンムリムシ

Alveolata アルベオラータ

052

  海水・沿岸域に生息します。ニンニク型 をした渦 毛虫です。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Peridiniphycidae-Peridiniales

Protoperidinium sp.

スケオビムシ

Alveolata アルベオラータ

060

  寄生性の原生動物(原虫)で、人を含む脊椎動物の消化 器へ感染し、激しい下痢を主徴とするクリプトスポリジ ウム症を引き起こす。感染源となるオーシストは塩素耐 性を持ち、公衆衛生において重要な原虫である。

Conoidasida

Apicomplexa アピコンプレクサ

Cryptosporidium parvum

クリプトスポリジウム

Alveolata アルベオラータ

059

  昆虫に寄生する原生動物(原虫)で、グレ ガリナという仲間に属します。この写真の 種は、蛾の消化管に寄生します。

Conoidasida

Apicomplexa アピコンプレクサ

Gregarinasina グレガリナ類

Leidyana sp.

レイディアナ

Alveolata アルベオラータ

057

  寄生性の原生動物(原虫)で、動物の消化器疾患である コクシジウム症を引き起こす。宿主へ経口感染した原虫 は無性生殖と有性生殖を経てオーシストを形成する。糞 便と共に排出されたオーシストが新たな感染源となる。

Conoidasida

Apicomplexa アピコンプレクサ

Coccidia

Eimeria tenella

アイメリア

Alveolata アルベオラータ

058

  人を含む多くの鳥類・ほ乳類に感染する原虫で、もし も発症すると重篤な症状を示すことや、妊娠初期に初め て感染すると胎児重篤な障害が生じることから注意が必 要とされます(詳しくはトーチの会HPを参照下さい)。

Conoidasida

Apicomplexa アピコンプレクサ

Coccidia

Toxoplasma gondii

トキソプラズマ

Alveolata アルベオラータ

053

  淡水・海水ともに分布する渦 毛藻で す。鎧板を持った典型的な渦 毛虫の姿を しています。

Dinophyceae Dinoflagellata 渦鞭毛虫類

Peridiniphycidae-Peridiniales

Peridinium sp.

マルウズオビムシ

Alveolata アルベオラータ

056

  マラリアの原因となる寄生性の原生動物(原虫)です。 最も人間社会に影響を与えている原生生物とも言えま す。写真は、赤血球細胞に感染している様子をギムザ染 色によって観察したものです。

Aconoidasida Apicomplexa アピコンプレクサ

Haemospororida

Plasmodium berghei

マラリア原虫

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

(17)

069

  後端部が尖った形をしています。ハルテ リアに似ていますが、細胞口周りにしか繊 毛は生えていません。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Oligotrichia

Strombidium sp.

ストロンビディウム

Alveolata アルベオラータ

067

 淡水産です。30 µmほどで、ミズヒラタ ムシを一回り小さくしたような繊毛虫で、 水底をよく歩いています。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Euplotia

Aspidisca sp.

メンガタミズケムシ

Alveolata アルベオラータ

068

  淡水産で、大きさは150 µmほど。 平な細胞で、繊 毛が束になった棘毛を、まるで足のように用いながら、 水底や水草の上を歩きます。細胞はかなり堅い構造にな っており、単細胞ながらまるで節足動物のようです。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Euplotia

Euplotes aediculatus

ミズヒラタムシ

Alveolata アルベオラータ

066

  伸縮性に富んだ細長い細胞で、巨大なも のは数mmになります。富栄養の沼などに よく大量発生することがあります。

Postciliodesmatophora Ciliophora 繊毛虫類

Heterotrichea 異毛類

Spirostomum sp.

スピロストマム

Alveolata アルベオラータ

064

  前端部に大きく細胞口を開いて、ラッパ の形をしています。細胞は伸縮性に富み、 刺激を受けると丸くなります。

Postciliodesmatophora Ciliophora 繊毛虫類

Heterotrichea 異毛類

Stentor sp.

ラッパムシ (1)

Alveolata アルベオラータ

065

 ラッパムシは共生クロレラを持つ種が多 く知られており、写真のS. polymorphusも その1種です。

Postciliodesmatophora Ciliophora 繊毛虫類

Heterotrichea 異毛類

Stentor polymorphus

ラッパムシ (2)

Alveolata アルベオラータ

063

  ブレファリズマの仲間は、性フェロモン を分泌することで、異なる性別の個体を認 識し、写真の右のように接合します。

Postciliodesmatophora Ciliophora 繊毛虫類

Heterotrichea 異毛類

Blepharisma undulans

ブレファリズマ (2)

Alveolata アルベオラータ

061

  淡水に生息する原始大核類の仲間です。原始大核類 は、細胞分裂の際に毎回、小核の分裂によって新しい大 核が作られます。ロクソデスは、前端部がくちばし状に 曲がる 平な細胞で、有機質の多い嫌気的環境に多い。

Postciliodesmatophora Ciliophora 繊毛虫類

Karyorelictea 原始大核類

Loxodes sp.

ロクソデス

Alveolata アルベオラータ

062

 淡水に生息し、大きく切れ込んだ細胞口 と、ピンク色の色素を持つことが特徴的で す。細胞後端部には収縮胞があります。

Postciliodesmatophora Ciliophora 繊毛虫類

Heterotrichea 異毛類

Blepharisma japonicum

ブレファリズマ (1)

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

(18)

075

  淡水産の灰色藻類の仲間です。灰色藻の 仲間の葉緑体は、シアノバクテリアの構造 を色濃く残し、シアネレとも呼ばれます。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Hypotrichia

Keronopsis sp.

ケロノプシス

Alveolata アルベオラータ

073

  平な細胞で、ミズヒラタムシのように 歩行運動が顕著です。後端部にある3本の 尾部棘毛がチャームポイントです。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Hypotrichia

Stylonychia mytilus

トゲツメミズケムシ

Alveolata アルベオラータ

072

 サイズは20 µm程度ですが、瞬間移動と 急停止を繰り返す独特な動きをするので、 実体顕下でも存在がすぐにわかります。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Hypotrichia

Halteria sp.

ハルテリア

Alveolata アルベオラータ

071

  トックリ型の殻を持つ繊毛虫です。殻の 表面は穴のような構造が多く見られます。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Oligotrichia

Codonellopsis ostenfeldi

アナトリックカラムシ

Alveolata アルベオラータ

070

  瓶型の殻を持った繊毛虫です。瓶内部の 底に細く伸びた細胞が付着しています。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Oligotrichia

Favella sp.

ビンガタヒゲムシ

Alveolata アルベオラータ

076

 淡水産。紡錘型の細胞から10倍近く長 さの伸縮する首を伸ばし、先端の細胞口で

を捕食する、まさにろくろ首です。 Intramacronucleata

Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Haptoria 毒胞類

Lacrymaria olor

ロクロクビムシ

Alveolata アルベオラータ

074

  細胞は細長く、独特な姿をしています。 あまり有名ではありませんが、淡水域でか なり頻繁に見ることができます。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Spirotrichea-Hypotrichia

Uroleptus sp.

ウロレプタス

Alveolata アルベオラータ

077

  平で伸縮性に富む繊毛虫です。細胞の 腹側にトリコシストが密集したこぶ状の塊 が並びます。さまざまな種類がいます。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Haptoria 毒胞類

Loxophyllum sp.

ロクソフィルム

Alveolata アルベオラータ

078

 細胞口とは逆側に、細胞先端部が反りま す。リトノータスは、さまざまな種類が知 られています。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Haptoria 毒胞類

Litonotus sp.

リトノータス

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

(19)

081

  細胞前端部にある長い吻(プロボーシス) を持ち、これを、豪快に振り回します。ま るで象の鼻のようです。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Rhynchostomatia

Dileptus sp.

ディレプタス

Alveolata アルベオラータ

083

  クリプト藻から、葉緑体を奪って自分の奪葉緑体とし たり、核を奪って使ったりする海産繊毛虫です。奪った 葉緑体は、更に渦 毛虫のカンムリムシ(55)に奪われた りもします。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea

Myrionecta rubra

ミリオネクタ・ルブラ

Alveolata アルベオラータ

086

  触手によって捕食を行うようになった繊 毛虫の仲間です。細胞から伸びる触手から 標的 の細胞質を吸い取ります。

Postciliodesmatophora-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Phyllopharyngea

Suctoria

吸管虫の仲間

Alveolata アルベオラータ

079

  平な細胞で、細胞先端が尖っていま す。ツリガネムシを好んで捕食するので、 ツリガネムシを培養する時には注意。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Haptoria 毒胞類

Amphileptus sp.

アンフィレプタス

Alveolata アルベオラータ

084

  反芻動物の第一胃に生息(共生)する繊毛虫。培養は 極めて困難であり、生態は不明な点が多い。動物が咀嚼 した植物組織を取り込み、そのセルロースを糖へ分解す る。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Trichostomatia

Isotricha sp.

イソトリカ

Alveolata アルベオラータ

085

  小型の繊毛虫です。富栄養状態で大量に 発生することがあります。

Postciliodesmatophora-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Phyllopharyngea-Cyrtophoria

Chilodonella sp.

キロドネラ

Alveolata アルベオラータ

082

  細胞前端に細い吻があります。ツリガネ ムシを好んで捕食し、写真は、ミドリツリ ガネムシを捕食後の様子です。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea-Rhynchostomatia

Trachelius sp.

トラケリウス

Alveolata アルベオラータ

087

  腎臓型で、土壌に生息する繊毛虫です。 乾燥耐性のあるシストを形成します。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Colpodea-Colpodida

Colpoda sp.

コルポーダ

Alveolata アルベオラータ

080

  前端部に、長い突起があり、これでワム シなどを捕獲します。細胞後部に共生クロ レラを持ちます。

Intramacronucleata Ciliophora 繊毛虫類

Litostomatea

Pelagodileptus trachelioides

ペラゴディレプタス

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

(20)

095

  UFOのような形をして、不器用(のよう に見える)水中を漂います。写真のものは 共生クロレラを持っています。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Stokesia vernalis

ストケシア

Alveolata アルベオラータ

093

  淡水に住む有名な原生動物です。姿は円 筒型で、回転しながら遊泳します。繊毛運 動や有性生殖の研究でよく用いられます。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Paramecium caudatum

ゾウリムシ

Alveolata アルベオラータ

092

  淡水でよく見られる卵型の繊毛虫です。 細胞口が大きく広がるので、写真のよう に、長い珪藻なども食べられます。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Frontonia sp.

クチサケミズケムシ

Alveolata アルベオラータ

094

  細胞内共生クロレラを持つゾウリムシで す。 平で足のような姿をしています。  細胞内共生の研究によく用いられます。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Paramecium bursaria

ミドリゾウリムシ

Alveolata アルベオラータ

090

  口部域が大きく広がった繊毛虫です。種 類によっては、細胞の前から後ろまで大き く口が開いています。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Lembadion sp.

レンバディオン

Alveolata アルベオラータ

091

  だるまのような形をした繊毛虫です。遊 泳時も静止時も常に回転しています。降誕 部から繊毛束がちょろんと垂れています。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Urocentrum turbo

マユガタミズケムシ

Alveolata アルベオラータ

089

  嫌気的水環境に生息する繊毛虫です。ハ イドロジェノソームを持ち、メタン生成古 細菌を細胞内共生させています。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Colpodea-Plagiopylea

Trimyema compressum

トリミエマ

Alveolata アルベオラータ

096

  楕円形で、細胞口の横に大きな波動膜が と、尾部に長い尾繊毛を持ちます。急停止 と瞬間移動を繰り返します。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peniculia

Cyclidium sp.

キクリディウム

Alveolata アルベオラータ

088

 表面に四角の板が規則正しく配列し、 の形をした繊毛虫です。有機物の多い淡水 環境で頻繁に見られます。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Colpodea-Prostomatea

Coleps sp.

コレプス

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

(21)

101

  円筒型で伸縮性に富むツリガネムシの仲間です。ゲル 状の物質を分泌し、その中で群体をつくります。ゲル状 群体は、時に数cm程にもなることがあります。写真の は、共生クロレラを持つものです。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peritrichia

Ophrydium versatile

オフリディウム・ベルサタイル

Alveolata アルベオラータ

100

  群体性のツリガネムシです。柄は収縮し ません。ミジンコなどによく付着している ことがあります。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peritrichia

Epistylis sp.

エピスティリス

Alveolata アルベオラータ

099

  群体性のツリガネムシで、刺激を受ける と、全体が一斉に収縮し、また開く様は、 まるでダイナミックな開花のようです。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peritrichia

Zoothamnium sp.

群体ツリガネムシ

Alveolata アルベオラータ

097

  動物の遺骸に群がって消化酵素を分泌し、溶け出した 養分を吸収することができます。無菌培養が容易な為、 分子生物学の分野では盛んに研究されており、テトラヒ メナの研究で、ノーベル賞も受賞しています。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Hymenostomatia

Tetrahymana sp.

テトラヒメナ

Alveolata アルベオラータ

098

  有名な原生動物の1種です。釣鐘型の細 胞から、柄を伸ばして固着します。柄は刺 激を受けてバネのように縮みます。

Intramacronucleata-Conthreep Ciliophora 繊毛虫類

Oligohymenophorea-Peritrichia

Vorticella sp.

ツリガネムシ

Alveolata アルベオラータ

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: ALVEOLATA

Paramecium bursaria

(22)

PROKARYOTE

ARCHAEPLASTIDA STRAMENOPILES

ALVEOLATA

EXCAVATA

SAR



DIAPHORET ICKES!

AMORP

H EA

! EUKARYOTE !

アルベオラータ

ストラメノパイル

アーケプラスチダ

オピストコンタ

エクスカバータ AMOEBOZOAアメーボゾア

RHIZARIAリザリア

OPISTHOKONTA

104

  シアノバクテリアを共生させた有殻アメ ーバです。アーケプラスチダとは独立して 起きた一次共生として興味深い存在です。

Imbricatea-Silicofilosea Cercozoa ケルコゾア

Euglyphida-Paulinellidae

Paulinella chromatophora

ポーリネラ・クロマトフォラ

Rhizaria リザリア

103

  淡水に住んでいます。精巧な鱗状の鱗片 をもった有殻アメーバの1種です。

Imbricatea-Silicofilosea Cercozoa ケルコゾア

Euglyphida-Euglyphidae

Euglypha sp.

ウロコカムリ

Rhizaria リザリア

102

  淡水に生息します。柄を持った固着性の 太陽虫です。円形の殻を持ち、その 間か ら軸足を伸ばします。遊走子を作ります。

Granofilosea Cercozoa ケルコゾア

Clathrulinidae

Clathrulina elegans

エダサキタイヨウチュウ

Rhizaria リザリア

Protozoological Garden Vol. 3 (2012) Protists 151: RHIZARIA

リザリア

RHIZARIA

殻と仮足が織りなすアメーバの世界

 アメーボゾアとは系統の異なるアメーバの仲間たちです。海産のものが目立ちますが、ウロコカムリや

ポーリネラ、ヴァンピレラのように淡水産のものも多くいます。リザリアのアメーバの多くは糸状・網状

仮足を形成し、仮足の内部に微小管をもつものもいます。アメーバ細胞の外部に精巧な殻をもつものが多

いのも特徴です。化石となる単細胞生物として有名な有孔虫と放散虫もここに含まれます。有孔虫と放散

虫は、単系統性が指摘されており、あわせてレタリアという分類群をつくります。放散虫は、ポリキステ

ィナ類(主に珪酸質の殻を持つ)とアカンタリア類(主に硫酸ストロンチウムの殻を持つ)に分類されます。

>Eukaryote>Diaphoretickes>SAR>

RHIZARIA:rhizo(root: 根)

●ケルコゾア

   (アメーバ鞭毛虫) ●有孔虫 ●放散虫

参照

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