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中心市街地活性化基本計画【PDF】 中心市街地活性化基本計画(素案)に対するパブリックコメント(意見公募)手続きの実施について(募集期間:平成24年5月1日~5月31日) | 函館市 chukatu keikaku all

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全文

(1)

函 館 市 中 心 市 街 地

活 性 化 基 本 計 画

北海道函館市

平成25年3月

(2)

目次

1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針

[1]函館市の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 [2]中心市街地の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 [3]地域住民のニーズ等の把握・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 [4]これまでの中心市街地活性化の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 [5]中心市街地活性化の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 [6]中心市街地活性化に関する基本的な方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43

2.中心市街地の位置及び区域

[1]位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 [2]区域・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 [3]中心市街地要件に適合していることの説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48

3.中心市街地活性化の目標

[1]中心市街地活性化の目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 [2]計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 [3]数値目標を設定する指標の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 [4]数値目標の設定の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56

4.土地区画整理事業,市街地再開発事業,道路,公園,駐車場等の

公共の用に供する施設の整備その他の市街地の整備改善のための

事業に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73

5.都市福利施設を整備する事業に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78

6.公営住宅等を整備する事業,中心市街地共同住宅供給事業その他

の住宅の供給のための事業及び当該事業と一体として行う居住環

境の向上のための事業に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83

7.中小小売商業高度化事業,特定商業施設等整備事業その他の商業

の活性化のための事業及び措置に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86

8.4から7までに掲げる事業及び措置と一体的に推進する事業に

関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96

9.4から8までに掲げる事業及び措置の総合的かつ一体的推進に

関する事項

(3)

10.中心市街地における都市機能の集積の促進を図るための措置に

関する事項

[1]都市機能の集積の促進の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110 [2]都市計画手法の活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112 [3]都市機能の適正立地,既存ストックの有効活用等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113 [4]都市機能の集積のための事業等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・116

11.その他中心市街地の活性化のために必要な事項

[1]基本計画に掲げる事業等の推進上の留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117 [2]都市計画との調和等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119 [3]その他の事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・120

(4)

1

○ 基 本 計 画 の 名 称 : 函 館 市 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画

○ 作 成 主 体 : 北 海 道 函 館 市

○ 計 画 期 間 : 平 成 2 5 年 4 月 ~ 平 成 3 0 年 3 月 ( 5 年 )

1 . 中 心 市 街 地 の 活 性 化 に 関 す る 基 本 的 な 方 針

[ 1 ] 函 館 市 の 概 要

( 1 ) 位 置 ・ 地 勢

本 市 は , 北 海 道 の 南 端 の 渡 島 半 島 南 東 部 に 位 置 し , 北 海 道 に あ っ て は 温 暖 な

気 候 で あ り , 恵 ま れ た 自 然 , 集 積 し た 都 市 機 能 , さ ら に は 歴 史 と 伝 統 に 培 わ れ

た 文 化 , 豊 富 な 人 文 資 源 な ど 数 多 く の 優 れ た 特 性 を 背 景 に , 北 海 道 と 本 州 を 結

ぶ 交 通 の 結 節 点 と し て , ま た , 南 北 海 道 に お け る 行 政 ・ 経 済 ・ 文 化 の 中 核 都 市

と し て 成 長 し て き た 。

平 成 16年 12 月 に は , 戸 井 町 ・ 恵 山 町 ・ 椴 法 華 村 ・ 南 茅 部 町 と 合 併 し , 東 西

41.1㎞ , 南 北 32.8㎞ に 広 が り 総 面 積 は 約 677.92㎞

と な っ た 。

地 勢 は , 函 館 山 ( 標 高 334m ) を 要 と し 扇 状 に 広 が る 平 野 部 と 段 丘 地 形 , さ ら

に 北 東 部 に 広 が る 山 岳 地 で 構 成 さ れ て お り ,扇 状 に 広 が る 平 野 部 に 市 街 地 が 形 成

さ れ て い る ほ か , 海 岸 に 沿 っ て 漁 業 集 落 が 形 成 さ れ て い る 。

▲ 函 館 市 の 位 置

(5)

2 ( 2 ) 歴 史

安 政 元 年(1854)の 日 米 和 親 条 約 ,安 政 5 年(1858)の 日 米 修 好 通 商 条 約 に よ り , 箱 館 は ,横 浜 ,長 崎 と と も に ,国 際 貿 易 港 と し て 開 港 し ,多 く の 外 国 の 文 化 ・ 技

術 等 が 取 り 入 れ ら れ , 現 在 に 繋 が る 異 国 情 緒 豊 か な ま ち が 築 き は じ め ら れ た 。 明 治 2 年(1870)に は , 「 箱 館 」 が 「 函 館 」 と 改 名 さ れ , 大 正 11 年(1922)の 市

制 施 行 後 は , 東 北 以 北 最 大 規 模 の 都 市 と し て 都 市 建 設 が 進 め ら れ た 。

昭 和 63 年(1988)の 青 函 ト ン ネ ル の 開 通 を は じ め , 函 館 港 の 整 備 , 函 館 空 港 の 機 能 ・ 路 線 網 の 拡 充 な ど , 陸 ・ 海 ・ 空 の 交 通 体 系 の 整 備 進 展 に よ り ,観 光 ・ 交 流

機 能 が 増 大 す る と と も に テ ク ノ ポ リ ス 函 館 の 推 進 に よ る 地 域 企 業 の 技 術 高 度 化

と 新 規 企 業 の 立 地 な ど , 南 北 海 道 の 中 核 都 市 と し て 進 展 し て き た 。

平 成 16 年(2004)12 月 に は , 函 館 市 , 戸 井 町 , 恵 山 町 , 椴 法 華 村 , 南 茅 部 町 の

1 市 3 町 1 村 が 合 併 , 平 成 17年(2005)10 月 に は , 中 核 市 へ と 移 行 し , よ り 自 主

的 な ま ち づ く り の 展 開 が 求 め ら れ る な か で ,現 在 ,国 際 水 産・ 海 洋 都 市 の 実 現 や

北 海 道 新 幹 線 の 開 業 に 向 け た 取 り 組 み を 進 め て い る 。

▲ 特 別 史 跡 五 稜 郭

(6)

3 ( 3 ) 人 口 ・ 世 帯 の 状 況

1 ) 人 口 ・ 世 帯 数

本 市 の 人 口 は , 昭 和 55年(1980)の 345,165人 を ピ ー ク に 減 少 が 続 い て お り ,

平 成 22 年(2010)に は 279,127人 と な っ て い る 。

世 帯 数 は , 核 家 族 化 の 進 行 等 に よ っ て 増 加 基 調 で あ っ た が , 平 成 17 年(2005)

の 128,411世 帯 を ピ ー ク に 減 少 に 転 じ , 平 成 22 年 に は 126,180世 帯 と な っ て い

る 。 世 帯 当 り 人 数 は , 全 国 的 な 動 向 と 同 様 に 縮 小 傾 向 で , 平 成 22 年 に は 2.21

人/世 帯 と な っ て い る 。

2 ) 人 口 動 態

本 市 の 平 成 16 年(2004)か ら 平 成 23 年(2011)ま で の 自 然 動 態 は ,死 亡 数 が 出 生

数 を 上 回 る 傾 向 が 続 い て お り , 平 成 23 年 で は 1,757人 の 自 然 減 と な っ て い る 。

社 会 動 態 に お い て は , 転 出 が 転 入 を 上 回 り , 平 成 23 年 で は 1,176 人 の 社 会 減

と な っ て い る 。

305472 314135 322497

334416 345,165 342,540 328,493 318,308

305,311 294,264 279,127

68037 78923 90170

103040 113,911 116,977 120,151 125,189 127,593 128,411 126,180 4.49

3.98 3.58 3.25

3.03 2.93

2.73 2.54

2.39 2.29 2.21

0 1 2 3 4 5 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000

S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22

人口 世帯数 世帯当り人数

(人・世帯)

(人/世帯)

(国勢調査)

市 全 体 の 人 口 ・ 世 帯 数 の 推 移

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 出生 死亡

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 転入 転出 人 口 動 態 の 推 移

▲ 自 然 動 態 ▲ 社 会 動 態

(人) (人)

(7)

4 3 ) 世 代 別 人 口

世 代 別 人 口 で は ,15歳 未 満 の 年 少 人 口 割 合 は 年 々 減 少 し , 平 成 23 年(2011)

で は 10.8%と な っ て い る 。 ま た ,65 歳 以 上 の 老 年 人 口 の 割 合 は 年 々 増 加 し て お

り , 平 成 23 年 で27.6%と な り , 少 子 高 齢 化 が 進 行 し て い る 状 況 と な っ て い る 。

4 ) 人 口 集 中 地 区

人 口 集 中 地 区 ( D I D ) は , 昭 和 35 年(1960)に は , 当 時 の 函 館 市 域 の 一 部 の

約 20.6㎞

と な っ て お り , 平 成 22 年(2010)の 時 点 で は , 面 積 は 約 42.5㎞

と な っ

て い る 。 ま た , 人 口 重 心 は , 平 成 16 年 (2004) の 市 町 村 合 併 に よ り , 平 成 17

年(2005)の 調 査 で は 東 北 東 に 大 き く 移 動 し て い る 。

11.9% 11.6% 11.5% 11.4% 11.2% 11.1% 11.0% 10.8% 65.4% 64.9% 64.2% 63.5% 62.7% 62.2% 62.0% 61.5% 22.7% 23.5% 24.3% 25.1% 26.0% 26.7% 27.1% 27.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23

老年人口 生産年齢人口 年少人口

世 代 別 人 口 の 推 移

(住 民 基 本 台 帳)

人 口 集 中 地 区 の 推 移

(8)

5 ( 4 ) 産 業 の 状 況

1 ) 就 業 人 口

本 市 の 産 業 別 就 業 人 口 比 は , 第 3 次 産 業 が 7 割 以 上 を 占 め て お り , 平 成 2 年

(1990)の 72.0%か ら 平 成 17 年(2005)の77.5%と 増 加 傾 向 に あ る が , 第 1 次 産 業 は

平 成 2 年 の 6,5%か ら 平 成 17 年 の 4.1%へ , 第 2 次 産 業 は 平 成 2 年 の 21.5%か ら 平

成17 年 の 18.4%へ と 減 少 傾 向 に あ る 。

2 ) 商 業

本 市 の 商 業 事 業 所 数 お よ び 商 品 販 売 額 は 減 少 傾 向 に あ り ,卸 売 業 の 販 売 額 は 平

成3年(1991)の8,728億 円 か ら 平 成19 年(2007)の5,075億 円 と 3,653億 円(42%)

の 減 少 , 小 売 業 の 販 売 額 は 4,280 億 円 か ら 3,287 億 円 と 993 億 円(23%)の 減 少 ,

商 店 数 は 5,682店 か ら 3,969店 と 1,713店(30%)の 減 と な っ て い る 。

6.5% 5.3% 4.4% 4.1%

21.5% 22.0% 21.1% 18.4%

72.0% 72.7% 74.5% 77.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H2 H7 H12 H17

第3次産業 第2次産業 第1次産業

産 業 別 就 業 人 口 比 の 推 移

(国 勢 調 査)

4,280 4,123 4,242 3,596 3,287

8,728

7,650 7,925

6,023

5,075 5,682

5,373

4,998

4,447

3,969

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000

H3 H6 H9 H14 H19

卸)販売額 小)販売額 商店数

商 業 事 業 所 数 お よ び 商 品 販 売 額 の 推 移

(9)

6 3 ) 製 造 業

本 市 の 製 造 業 の 事 業 所 数 と 従 業 者 数 は 減 少 傾 向 に あ り , 事 業 所 は 平 成 12 年

(2000)の539事 業 所 か ら 平 成22年(2010)の318事 業 所 と221事 業 所(41%)の 減 少 ,

従 業 者 数 は 平 成 12年 の 11,823人 か ら 平 成22年 の8,674人 と3,149人(26%)の 減

少 と な っ て い る 。

製 造 品 出 荷 額 等 に つ い て は , 平 成 17 年(2005)の 日 本 た ば こ 産 業 ㈱ 函 館 工 場 閉

鎖 に よ り 大 き く 減 少 し て お り , 平 成 16 年(2004)の 2,940 億 円 か ら 平 成 22 年 で

は 1,854億 円 と 1,086億 円(37%)の 減 と な っ て い る 。

539

509

460 447

408 396

380 365 339

323 318 11,823

11,210 10,389

9,985 9,720

9,121 9,348 9,535 8,671 8,713 8,674 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 100 200 300 400 500 600 700

H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

事業所数 従業者数

3,149

2,863 2,854 2,880 2,940

1,780 1,806 1,942 1,847 1,799 1,854

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

事 業 所 ・ 従 業 者 数 の 推 移

(事 業 所) (人)

(工 業 統 計 調 査)

製 造 品 出 荷 額 等 の 推 移 (億 円)

(10)

7 ( 5 ) 交 通 の 状 況

1 ) 鉄 道

函 館 駅 の 利 用 客 数 は 平 成 17 年(2005)の 1,352 千 人 か ら 平 成 22 年(2010)の

1,136 千 人 と 216千 人(16%)減 少 し て い る が , 五 稜 郭 駅 は 平 成 17 年 の 300千 人

か ら 平 成 22 年 の 355千 人 と 55 千 人(18%)増 加 し て い る 。

北 海 道 新 幹 線 の 開 業 が 平 成 27 年 度(2015)に 予 定 さ れ て お り ,開 業 効 果 に よ る

北 海 道 と 本 州 の 1 日 あ た り の 鉄 道 交 流 量 は 3,790 人( 年 間 138万 人 )か ら 9,506

人( 年 間 347万 人 )と ,約 2.5倍 に 増 え る と 試 算 さ れ て い る 。こ の う ち ,約 14%

に あ た る 1,301 人/日 が 新 幹 線 に よ っ て , 新 た に 誘 発 さ れ る 交 流 量 と さ れ て い

る 。

1,352 1,325

1,318

1,261 1,185

1,136

300 299 326 348 351 355

0 500 1,000 1,500 2,000

H17 H18 H19 H20 H21 H22

函館駅 五稜郭駅

鉄 道 駅 別 利 用 客 数 の 推 移 (千 人)

(函 館 市 統 計 書)

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000

3,790人/日 (138万人/年)

8,206人/日 (300万人/年) 9,506人/日 (347万人/年)

1,301人/日 (47万人/年) 北 海 道 新 幹 線 開 業 に よ る 経 済 波 及 効 果

※ 移 転 ・ 転 換 交 流 量 : 他 の 交 通 手 段 か ら 移 転 ・ 転 換 さ れ る 交 流 量

※ 新 規 誘 発 交 流 量 : 新 た に 誘 発 さ れ る 交 流 量 開 業 前

鉄 道 交 流 量

函 館 開 業 後 新 幹 線 交 流 量

移 転 ・ 転 換 交 流 量

(11)

8 2 ) 電 車 ・ バ ス

電 車 は 平 成 17 年(2005)の6,630 千 人 か ら 平 成 22 年(2010)の 5,849千 人 と 781

千 人(12%)減 少 し て お り , バ ス に つ い て も , 平 成 17 年 の 7,519 千 人 か ら 平 成 22 年 の 6,875 千 人 と 644千 人(9%)減 少 し て い る 。

3 ) 空 路

国 内 定 期 便 は , 東 京 便 , 大 阪 便 , 名 古 屋 便 , 札 幌 便 な ど が 運 行 さ れ て い る が ,

こ れ ら の 乗 降 客 は 減 少 傾 向 と な っ て い る 。

国 際 定 期 便 は ,ソ ウ ル 便 が 運 行 さ れ て い る が ,ユ ジ ノ サ ハ リ ン ス ク 便 は 休 航 中

と な っ て い る 。ま た ,中 国 ,台 湾 な ど か ら の チ ャ ー タ ー 便 も 運 航 さ れ て お り ,平

成 24 年(2012)9月 か ら は , 新 た に 台 湾 便 が 定 期 便 化 さ れ て い る 。 6,630 6,567 6,541

6,378

5,861 5,849 7,519

7,290

7,226

7,038

6,880 6,875

5,000 5,500 6,000 6,500 7,000 7,500 8,000

H17 H18 H19 H20 H21 H22

電車 バス

電 車 ・ バ ス 利 用 客 数 の 推 移 (千 人)

(函 館 市 統 計 書)

1,335 1,300 1,238 1,172 1,092 1,143 800 1,000 1,200 1,400

東京

148 153

140 137 124 133 228 239

228 160

77 92

6 5 4 4 1

17 36 33 39 41

378

308 260

241

173 176

0 100 200 300 400

H17 H18 H19 H20 H21 H22

札幌

大阪

ユジノ

ソウル

その他 (千 人)

函 館 空 港 乗 降 客 数 の 推 移

函 館 空 港 発 着 路 線 状 況

(函 館 市 統 計 書)

(12)

9 4 ) 海 路

フ ェ リ ー 航 路 は,函 館 ~ 青 森 と 函 館 ~ 大 間 が 運 行 し て い る 。

平 成 20年(2008)に 函 館 ~ 青 森 を 運 行 し て い た 高 速 フ ェ リ ー が 撤 退 し た こ と に

よ り , 平 成 21 年 以 降 は 乗 降 客 数 が 減 少 し て い る 。

5 ) 道 路

市 内 の 道 路 網 は ,国 道 が 国 道 5 号 の ほ か 4 路 線 ,道 道 が 主 要 道 道 函 館 上 磯 線 ほ

か 14 路 線 , 市 道 が 入 舟 1 号 線 ほ か 4,324路 線 で 構 成 さ れ て い る 。

677 647 650 722 792 634 618

142 134 143 147

132

119 112

0 200 400 600 800 1,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

大間 青森

フ ェ リ ー 乗 降 客 数 の 推 移 (千 人)

(函 館 市 統 計 書)

(13)

10 ( 6 ) 観 光 の 状 況

1 ) 観 光 資 源 の 分 布

本 市 の 主 要 な 観 光 資 源 は , 函 館 山 や 元 町 周 辺 , 特 別 史 跡 五 稜 郭 , 湯 の 川 温 泉 ,

ト ラ ピ ス チ ヌ 修 道 院 な ど で あ り , 市 内 各 所 に 分 布 し て い る 。 ま た , 大 沼 国 定 公

園 を は じ め , 恵 山 道 立 自 然 公 園 や ト ラ ピ ス ト 修 道 院 な ど が 広 域 圏 の 観 光 資 源 と

し て 分 布 し て お り , 観 光 資 源 間 の 移 動 に は 時 間 を 要 す る こ と も あ る 。

市 内 の 主 要 観 光 資 源

(14)

11 2 ) 観 光 入 り 込 み 客

本 市 の 観 光 入 り 込 み 客 数 は , 平 成 10 年(1998)の 5,392千 人 を ピ ー ク に 減 少 し

て お り , 東 日 本 大 震 災 の 影 響 に よ り , 平 成 23年 度(2011)に は 4,108 千 人 と な っ

て い る が , 平 成 24 年 度(2012)は 回 復 傾 向 に あ る 。

日 帰 り ・ 宿 泊 別 で は , 宿 泊 客 の 割 合 が 6 割 を 超 え て い る 。

外 国 人 宿 泊 者 数 は , 台 湾 か ら の チ ャ ー タ ー 便 等 に よ り , ア ジ ア を 中 心 に 増 加

し て い る 。

1,627 1,635 1,573 1,511 1,551 1,507

3,238 3,183 2,989

2,821 3,035 2,601

4,865 4,818

4,562 4,332 4,586

4,108 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

H18 H19 H20 H21 H22 H23

道外 道内

3,108 3,067 2,914 2,838 2,896 2,740

1,757 1,751 1,648

1,494 1,690 1,368

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

H18 H19 H20 H21 H22 H23

日帰り 宿泊

49,916 59,058 49,202

127,565 155,715 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000

H18 H19 H20 H21 H22

中国

韓国

台湾

香港

シンガポール

アジアその他

その他 観 光 入 り 込 み 客 数 の 推 移

(千 人)

(函 館 市 資 料)

(千 人)

(函 館 市 資 料) 日 帰 り ・ 宿 泊 別 観 光 入 り 込 み 客 の 推 移

外 国 人 宿 泊 者 数 の 推 移

(15)

12 3 ) 来 函 観 光 客 の 特 性

観 光 客 の 旅 行 形 態 で 函 館 市 の み を 目 的 と し て い た 割 合 は , 平 成 18 年(2006)の

35.6% か ら 平 成 22年(2010)に は 53.0%と 増 加 傾 向 に あ る 。

ま た , 市 内 で の 宿 泊 日 数 は , 1 泊 の 割 合 が 高 い 傾 向 に あ る が , 市 内 広 域 に 分 布 し て い る 既 存 の 観 光 資 源 の 活 用 策 を 拡 充 し て き た こ と な ど に よ り , 2 泊 の 割 合 が 平 成

18年 の 19.9%か ら 平 成 22年 に は 29.4%と 増 加 し て い る 。

73.0 65.4 66.9 61.7 61.5 19.9 26.7 25.2 28.2 29.4 4.0 5.0 3.3 4.9 6.0 3.1 2.9 4.6 5.2 3.1 H18 H19 H20 H21 H22

1泊 2泊 3泊以上 日帰り

35.6 38.2 44.8 47.1 53.0 56.9 54.2 48.0 44.0 41.6 3.2 4.1 3.6 2.9 3.2 2.0 2.1 2.3 2.9 0.7 2.3 1.4 1.3 3.1 1.5 H18 H19 H20 H21 H22

函館のみ 道内周遊 その他周遊 仕事・観光 帰省等

市 内 で の 宿 泊 日 数 旅 行 形 態

(観 光 ア ン ケ ー ト 調 査)

(16)

13 [2]中心市街地の現状

( 1 ) 中 心 市 街 地 の 概 況

函 館 駅 前 ・ 大 門 地 区 や 本 町 ・ 五 稜 郭 ・ 梁 川 地 区 と い う 中 心 市 街 地 に は ,百 貨

店 を は じ め ,専 門 店 や 商 店 ,飲 食 店 な ど の 人 が 集 ま る 施 設 が 建 ち 並 ん で い た ほ

か , 周 辺 に は 多 く の 人 が 住 ん で お り , ま ち の 賑 わ い を 創 り 出 し て い た 。

し か し な が ら ,モ ー タ リ ゼ ー シ ョ ン の 発 展 と と も に ,郊 外 部 に 立 地 し た 大 型

商 業 施 設 は ,自 家 用 車 に よ る ア ク セ ス の 良 さ と 広 大 な 駐 車 場 を 背 景 に ,高 い 集

客 力 を 発 揮 し て き た 。こ の た め ,人 の 流 れ が 都 心 部 か ら 郊 外 へ と 変 化 し ,こ の

こ と に よ り ,中 心 市 街 地 の 求 心 力 が 低 下 し ,店 舗 数 や 売 り 上 げ が 減 少 す る な ど

の 空 洞 化 を 引 き 起 こ し た 。

一 方 で ,中 心 市 街 地 は ,高 度 に 都 市 基 盤 が 整 備 さ れ ,商 業 ・ 業 務 ・ 行 政 な ど

多 く の 都 市 機 能 が 集 積 立 地 し て い る 場 所 で あ っ て ,鉄 道 ,路 面 電 車 ,路 線 バ ス

な ど の 公 共 交 通 の 結 節 点 と な っ て お り ,ど こ か ら で も 容 易 に ア ク セ ス で き る 状

況 に あ る 。こ の た め ,多 く の 都 市 生 活 者 に と っ て 暮 ら し や す い ま ち を 目 指 し て , 今 後 の 人 の 流 れ を 郊 外 か ら 中 心 市 街 地 に 引 き 戻 す と と も に 中 心 市 街 地 に お け る 街 な か 居 住 を 進 め て い く こ と が 必 要 で あ る 。

ま た , 平 成 27年 度 の 北 海 道 新 幹 線 新 函 館(仮 称)開 業 に 向 け , ま す ま す 激 化

す る 都 市 間 競 争 の な か ,本 市 が 南 北 海 道 に お け る 行 政 ,経 済 ,文 化 の 中 核 都 市 と し て ,さ ら に 発 展 し て い く た め に は ,そ の 核 と な る 中 心 市 街 地 に お い て ,交 流 機 能 の 強 化 や 観 光 ・ 商 業 の 魅 力 向 上 , 安 全 ・ 快 適 な 生 活 空 間 の 創 出 に よ り , 交 流 人 口 の 拡 大 等 を 図 っ て い く こ と が 必 要 で あ る 。

(17)

14 (2)人口動向

1)人口・世帯数

本 市 全 体 の 人 口 の 推 移 と 同 様 に 中 心 市 街 地 の 人 口 も 減 少 を 続 け て お り , 平 成 16年 の

23,024人から,平成23年には20,936人と2,088人の減少となっている。

世帯数は,平成16年の12,600世帯から平成23年の12,350世帯と250世帯の減少とな

っており,また,世帯規模は平成23年で1.70人/世帯となっている。

2)年齢別人口状況

中心市街地の年齢3区分別人口割合では,老年人口割合が年々増加傾向にあるが,年少 人口割合は横ばいとなっている。高齢化率の推移では,中心市街地の高齢化率が市全体を 上回っており,その差はほぼ一定で推移している。

中心市街地の人口・世帯数の推移

(人・世帯)

(人/世帯)

中心市街地の年齢3区分別人口割合の推移 高齢化率の推移

(住民基本台帳 各年12月末現在)

(18)

15 (3)商業の動向

1)小売業の事業所数・従業員数

中心市街地における小売業の事業所数は減少傾向にあり,そのシェアも平成6年の43.6

%から平成19年は38.0%に低下している。

従業員数についても減少傾向にあり,そのシェアは平成6年の38.7%から平成19年は

28.8%に低下している。一方,市全体から中心市街地の従業員数を除外した数値は,横ば

い傾向にあることから,中心市街地の空洞化が進行している。

2)小売業年間販売額

中心市街地における小売業販売額は,大型商業施設の郊外立地の進行に合わせて減少し

ており,平成9年から平成19年では市全体の23.7%減少を上回る41.6%が減少している。

また,対市シェアは平成6年の39.3%から平成19年は29.3%に低下している。

事業所数(小売業)の推移

(商業統計調査)

(店)

(商業統計調査)

年間販売額(小売業)の推移

従業員数(小売業)の推移

(人)

(19)

16 (4)空き地・空き店舗・駐車場,空き家の状況

1)空き地・空き店舗・駐車場

中心市街地のうち函館駅前・大門地区の空き店舗は,平成16年の288件から平成22年

は205件と減少しているものの,空き地の面積は約2倍に増加している。

本町・五稜郭・梁川地区の空き店舗・空き事務所は,平成21年で222件となっている。

また,中心市街地には駐車場が多く分布しており,土地利用が低下している状況にある。

函館駅前・大門地区の状況

H16 H18 H20 H22

空 き 地 20件:5,490㎡ 19件:7,205㎡ 28件:11,285㎡ 27件:10,247㎡

空 き 店 舗 288件 258件 192件 205件

(20)

17 本町・五稜郭・梁川地区の状況

H21

空き店舗・空き事務所 222件

(21)

18 2)空き家

中心市街地の住宅の建て方別主世帯数の推移では,一戸建て住宅が平成7年の5,269世帯か

ら平成22年の4,468世帯と801世帯が減少している。また,長屋建てについても同様に820世 帯が減少しており,この減少世帯が居住していた住宅の一部が除却されたとしても相当数の住 宅が空き家となっていることがうかがえる。

住宅の建て方別主世帯数の推移 (世帯)

(22)

19 (5)中心市街地の主なイベント

中心市街地では,本市を代表するイベントである「函館港まつり」や「はこだて冬フェ

スティバル」をはじめ,特色あるイベントが開催され,市民はもとより観光客も多数訪れ るなど,賑わいの創出につながっている。

イベント一覧(平成23年度実績)

イベント 場所 主催者

4月 大門バル 大門横丁ほか ㈱はこだてティーエムオー

5月

箱館五稜郭祭 五稜郭公園ほか 箱館五稜郭祭協賛会

中島三郎助祭 中島廉売 中島町商店街振興組合

6月

大門バル 大門横丁ほか ㈱はこだてティーエムオー

どんぶり横丁市場 函館朝市 函館朝市第一商業協同組合

7月

ロシア文化フェスティバル 芸術ホールほか ロシア文化フェスティバル組織委員会

函館スイーツオープンカフェ グリーンプラザ 函館スイーツの会

大門祭 グリーンプラザ 大門祭実行委員会

大門夢広場 大門横丁ほか ㈱はこだてティーエムオー

大門サンフェスタジャズスト

リート

グリーンプラザ 函館都心商店街振興組合

はこだて赤テント 和光ビル はこだて赤テント

NPO市民創作函館野外劇 五稜郭公園 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会

8月

函館港まつり 全域 函館港まつり実行委員会

はこだて国際科学祭 五稜郭タワーほか サイエンス・サポート函館

9月

住宅リフォームサポートフェ

棒二森屋 (財)函館市住宅都市施設公社

子育てネットらんど ロワジールホテル函館 函館市子育て支援ネットワーク

はこだて赤テント 和光ビル はこだて赤テント

大門キッズスタジアムin GP グリーンプラザ 大門キッズスタジアム

大門音楽祭 グリーンプラザ 函館市中心街まちづくり協議会

10月

はこだてスイーツフェスタ 棒二森屋 はこだてスイーツフェスタ実行委員会

大門横丁 開業記念イベント 大門横丁 ㈱はこだてティーエムオー

消費者まつり 棒二森屋 函館市・函館消費者協会

秋の大収穫祭「大門台所」 グリーンプラザ 箱館夢八商店

11月

大門バル 大門横丁ほか ㈱はこだてティーエムオー

はこだて赤テント 和光ビル はこだて赤テント

12月

五稜星の夢 五稜郭公園 五稜星の夢実行委員会

はこだて冬フェスティバル 五稜郭公園 はこだて冬フェスティバル実行委員会

1月 はこだて赤テント 和光ビル はこだて赤テント

2月

ハコパ! 駅前・大門地区 ハコパ!実行委員会

函コン 本町・五稜郭・梁川地区 函コン運営事務局

大門バル 大門横丁ほか ㈱はこだてティーエムオー

3月

春フェスタin Yanagawa 梁川地区 函館梁川商興会

はこだて赤テント 和光ビル はこだて赤テント

(23)

20 (6)歩行者通行量

函館駅前・大門地区および本町・五稜郭・梁川地区の歩行者通行量は,平成3年と平成

24年を比較すると,平日,休日ともに大きく減少しており,中心的な商店街としての賑わ

いが低下している状況がうかがえる。

特に本町・五稜郭・梁川地区は,平日,休日ともに減少幅が大きく,平成15年の西武デ

パ ー ト や 平 成21年 の グ ル メ シ テ ィ 五 稜 郭 店 な ど 大 型 商 業 施 設 の 相 次 ぐ 閉 店 が 賑 わ い の 低 下に大きく影響していると考えられる。

(人)

(人)

[平日通行量]

[休日通行量]

調査日・調査方法

*調査日:各年7月の平日と休日各1日

*調査方法:10時~20時の10時間観測

(24)

21

歩行者通行量調査地点

【函館駅前・大門地区】

(25)

22 (7)公共公益施設の状況

中心市街地やその周辺には,市役所,中央郵便局,合同庁舎,年金事務所などの公共機 関や中央図書館,美術館,芸術ホールなどの文化施設のほか,赤十字病院,中央病院,五 稜郭病院などの主要な医療機関や多くの診療所が立地している。

路面電車やバスなどでのアクセスに優れ,都市基盤の整った中心市街地は,多くの公共

公益施設が集積しており,利便性は高い状況にある。

公共公益施設の分布

(26)

23 (8)地価の状況

中心市街地の地価公示価格は,全ての地点で下落傾向が続いている。

特に若松町20-1は,下落幅が著しく,平成5年の1,550,000円/㎡から平成23年

には146,000円/㎡と10分の1以下となっている。

(千円)

地価公示価格の推移(1㎡当たり)

本町11-12

千代台32-3

若松町20-1

地価公示地点

(27)

24 [3]地域住民のニーズ等の把握

函 館 市 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 の 策 定 に 向 け ,市 民 の 現 在 の 中 心 市 街 地 の 利 用 状

況 や 今 後 期 待 す る 事 項 等 の 把 握 を 行 う た め の 市 民 ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 す る と と も

に ,関 係 団 体 等 か ら 今 後 の 中 心 市 街 地 活 性 化 に 関 し 広 く 意 見 を 聴 取 す る た め の 懇 話 会

を 開 催 し た 。

( 1 ) 函 館 駅 前 ・ 大 門 地 区 に 関 す る 市 民 ア ン ケ ー ト 調 査

■ 調 査 実 施 状 況

実施期間:平成20年4月15日~5月2日(18日間)

調査対象:住民基本台帳に登録されている満20歳以上の市民

調査対象数:1,000人

回収数:416通 回収率41.6%

1)函館駅前・大門地区への来街状況

来街頻度は「ほとんど行かない(年1回程度)」が32.5%,「2~3ヵ月に1回程度」

が23.8%となっており,来街頻度は高くない状況にある。

来街手段として最も多いのは「自家用車」で61.5%,次いで「バス」18.9%,「市電」

8.8%となっている。

3.6%

32.5% 23.8%

15.4% 13.9% 6.7%

2.9% 1.2%

0% 10% 20% 30% 40%

まったく行かない

年1回程度

2~3ヶ月に1回程度

月1回程度

月2回程度

週1回程度

週3回程度

毎日

0.0% 1.4%

1.7% 3.0%

4.7% 8.8%

18.9%

61.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

バイク その他 JR 徒歩 自転車 市電 バス 自家用車

来街頻度

(28)

25 2)函館駅前・大門地区への来街目的

来街目的で最も多いのは「買い物」で37.9%であり,次に多い「飲食」16.2%や「銀行」

8.7%と比較しても,比重の高さがうかがえる。

3)市民がイメージする中心市街地像

市民がイメージする中心市街地像については,「商店や飲食店が充実しているところ」

が24.4%で最も多く,次に「たくさんの人が集まり常ににぎわっているところ」が21.4%

となっており,函館駅前・大門地区は,市民がイメージする中心市街地像と一致していな

い状況にある。

2.6% 4.0% 4.7% 5.1% 6.0% 7.0% 7.9% 8.7% 16.2% 37.9%

0% 10% 20% 30% 40%

理美容 散策 イベント参加(フリーマーケット等) なんとなく その他 仕事 娯楽(映画、パチンコ等) 銀行 飲食 買い物

来街目的

0.7% 1.9% 2.9% 6.7% 7.4% 8.3% 8.3% 8.5% 9.3% 21.4% 24.4%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

その他 お店を開業しやすいところ 医療・福祉施設が充実しているところ ギャラリー、ホールなどの文化施設が集中しているところ 子供や高齢者を含めた多くの人が歩いて暮らしやすいところ 観光・文化施設が充実しているところ 銀行などの民間事業所が集中しているところ 官公庁などの公共施設が集中しているところ 道路や公園などの都市基盤が整備されているところ たくさんの人が集まり常ににぎわっているところ 商店や飲食店が集中しているところ

0% 20% 40% 60% 80% 100%

一致する だいたい一致する あまり一致しない 一致しない

市民がイメージする中心市街地像

中心市街地像と函館駅前大門地区の印象

36% 53%

(29)

26 4)函館駅前・大門地区への期待

市民が函館駅前・大門地区へ期待することについては,「商店,飲食店などの商業施設

の充実」が20.1%と最も高く,市民がイメージする中心市街地像と一致している。

5)函館駅前・大門地区への居住意識

「住みたくない」が54%と半数以上を占めており,「住みたい」,「条件が合えば住みた

い」は合わせても19%と居住意識が低いことがうかがえる。

住むための条件としては,「日常生活環境(買い物や病院など)が整えば」が27.6%と

最も高く,日常生活に不便さを感じていることがうかがえる。 1.3%

1.9% 3.1%

3.8% 4.8%

6.2% 8.0% 8.0% 8.1%

10.2% 11.1%

13.3%

20.1%

0% 5% 10% 15% 20% 25%

その他 何も期待しない 役所、病院や金融機関などの集中 災害や犯罪に対する危機管理体制の充実 道路・公園など都市基盤施設の充実 高齢者福祉施設や子供サロンなど社会福祉環境の…

電車・バスなどで行きやすい環境づくり 商店や飲食店の新たな開業への支援の充実 お祭りなどのイベントの充実 街なみ景観の向上 娯楽施設や文化施設の充実 駐車場の充実 商店・飲食店などの商業施設の充実

2% 17% 27% 54%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

現在住んでいる 住みたい 条件が合えば住みたい どちらともいえない 住みたくない

函館駅前・大門地区へ期待すること

函館駅前・大門地区への居住意識

0%

2.8%

11.7% 12.1%

12.6% 15.0%

18.2%

27.6%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

その他 緑豊かな環境が整えば 新しい賃貸住宅が整備されれば 土地の価格が安くなれば 家賃補助や住宅建設補助などがあれば 防犯上、安全な住環境が整えば 日常生活環境(買い物や病院など)が整えば

(30)

27

( 2 ) 本 町 ・ 五 稜 郭 地 区 に 関 す る 市 民 ア ン ケ ー ト 調 査

■ 調 査 実 施 状 況

実施期間:平成21年9月30日~10月20日(20日間)

調査対象:住民基本台帳に登録されている満20歳以上の市民

調査対象数:3,000人

回収数:892通 回収率:29.7%

1)本町・五稜郭地区への来街状況

来街頻度は「月1~3回」が42%と最も高く,次いで「週1~4回」の12%や「ほぼ毎

日」の9%など,函館駅前・大門地区より来街頻度は高い状況にある。

来街手段として最も多いのは「自家用車」で63.9%,次いで「バス」19.3%となって

おり,函館駅前・大門地区と同じ傾向にある。

8%

29%

42% 12%

9%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

年1回以下 年2~6回 月1~3回 週1~4回 ほぼ毎日

0.5% 0.6%

10.3% 12.2%

15.0% 17.1%

19.3%

63.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

その他 バイク タクシー 路面電車 徒歩 自転車 バス 乗用車

来街頻度

(31)

28 2)本町・五稜郭地区への来街目的

平日,休日とも,「飲食」で本町・五稜郭地区を訪れるという回答が多く,次いで「最

寄り品の買物」,「買回り品の買物」,「図書館・美術館」を目的に来街している。

1.1% 2.3% 3.9% 4.4% 5.6% 6.8% 7.7% 9.7% 12.3% 12.3% 12.7% 14.5% 14.5% 15.0% 18.9% 37.3%

0% 10% 20% 30% 40%

スポーツ 習い事や趣味のサークル その他 祭りやイベント 友人・知人訪問 五稜郭公園 遊び・娯楽 金融機関 通院 ウィンドウショッピング・散歩 通勤・通学 買回り品の買物 図書館・美術館 最寄り品の買物 平日にはほとんど行かない 飲食

0.5% 0.6% 1.1% 2.6% 2.6% 3.5% 8.3% 9.8% 10.6% 13.1% 14.8% 17.1% 21.4%

22.6% 38.1%

0% 10% 20% 30% 40%

金融機関 習い事や趣味のサークル スポーツ その他 通院 友人・知人訪問 五稜郭公園 祭りやイベント 遊び・娯楽 図書館・美術館 ウィンドウショッピング・散歩 最寄り品の買物 買回り品の買物 休日にはほとんど行かない 飲食

来街目的(平日)

(32)

29 3)本町・五稜郭地区への期待

市民が本町・五稜郭地区へ期待することについては,「駐車場の充実」が45.2%,「大型商業 施設の誘致」が43.4%と高くなっており,次いで「商店・飲食店の充実」が32.8%となってお り,商業拠点としての充実が求められていることがうかがえる。

4)本町・五稜郭地区への居住意識

「住みたくない」が45.7%と半数近くの割合を占めており,「住んでみたい」,「住み続

けたい」は合わせても14.8%と函館駅前・大門地区と同様に居住意識が低いことがうかが

える。

0.6% 2.9%

3.5% 4.0%

4.8% 8.1% 8.1%

10.5% 15.1%

15.4% 17.2%

23.0%

32.8%

43.4% 45.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

宿泊施設の充実 その他 役所・病院・金融機関などの集中 観光案内の充実 居住環境の充実 環境・衛生面への配慮の充実 高齢者福祉施設の充実 公共交通の充実 お祭り・イベントの充実 街並み景観の向上 道路・公園などの整備 娯楽施設や文化施設の充実 商店・飲食店の充実 大型商業施設の誘致 駐車場の充実

3.7% 11.1% 45.7% 38.2% 1.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

住み続けたい 住んでみたい 住みたくない どちらともいえない 無回答

本町・五稜郭地区へ期待すること

(33)

30

(3)本町・五稜郭地区に関する宿泊客アンケート調査 ■調査実施状況

実施時期:平成21年9月

調査対象:本町・五稜郭地区のビジネスホテル(6件)を利用した宿泊客

回収数:136通

1)本町・五稜郭地区の印象

良い印象では,「飲食店が充実している」が30.9%と最も高く,次いで「仕事上利用しや

すい」や「観光に便利」など,食事や買物をするうえでは利便性の高い場所と位置付けら れていることがうかがえる。

悪い印象では,「空き店舗が多い」と「目的地がわかりにくい」が18.4%で最も多かった。

「駐車場が少ない」(17.6%)や「渋滞が多い」(11.8%)といった自動車でのアクセス面

に関しては,市民アンケートと比べるとそれほど回答は多くなかった。

2)本町・五稜郭地区への期待

「街並み景観の向上」が30.9%と最も高く,飲食や買物および交通面での利便性に関する

回答を上回っている。 0.7% 1.5% 8.8% 10.3% 14.0% 19.9% 22.8% 23.5% 26.5% 30.9%

0% 10% 20% 30% 40%

その他 商店などの接客が良い 活気がある 歩いていて楽しい 公共交通手段が充実して…

街並みがきれい 行きつけの店・場所がある 観光に便利 仕事上利用しやすい 飲食店が充実している

1.5% 3.7% 6.6% 8.8% 11.8% 12.5% 14.0% 16.9% 17.6% 18.4% 18.4%

0% 10% 20% 30%

街並みがきたない 歩いていてもつまらない 飲食店が少ない 休むところがない 渋滞が多い 娯楽施設が少ない その他 活気がない 駐車場が少ない 目的地がわかりにくい 空き店舗が多い

良い印象

悪い印象

2.9% 3.7% 4.4% 6.6% 14.0% 14.0% 14.0% 14.7% 15.4% 15.4% 15.4% 25.7% 30.9%

0% 10% 20% 30% 40%

宿泊施設の充実 役所・病院・金融機関などの集中 その他 環境・衛生面への配慮の充実 観光案内の充実 娯楽施設や文化施設の充実 公共交通の充実 お祭り・イベントの充実 道路・公園などの整備 大型商業施設の誘致 個別商店の充実 飲食店の充実 街並み景観の向上

(34)

31 (4)中心市街地活性化懇話会からの意見聴取

■実施状況

第1回:平成22年7月 6日(火),第2回:7月21日(水),第3回:8月18日(水)

参加団体 座長:公立はこだて未来大学 教授 木村健一

新都心五稜郭協議会,北海道建築士会函館支部,函館市中心街まちづくり協

議会,函館黒船地域活性化協議会,函館都心商店街振興組合,中島町商店街 振興組合,五稜郭商店街振興組合,協同組合五稜郭,函館梁川商興会,函館

商工会議所,(株)はこだてティエムオー,函館市 (12団体)

■主な意見

○公共交通機関や都市インフラが整っている駅前・大門地区~中島町~本町・五稜郭・

梁川地区の一帯を中心市街地に位置付ける。

○北海道新幹線・新函館開業を見据え,「都市間競争」を見据えた取り組みが必要

○活性化に必要な要素

①都心居住の促進

・人口減少・少子高齢化を見据えた都心居住を促進

・日常の買い物における利便性を向上

・安心して暮らせる医住近接を促進

②商業の活性化

・空き店舗の活用方策を再認識

・空き店舗の解消する・増加させない手立てを促進

・商店街活動を推進する人材の育成

③にぎわい創出の仕組みづくり

・人・団体のネットワークの構築

・補助金制度を緩和

・文化・芸術施設等の既存資源活用を促進

④環境整備の促進

・利用しやすい交通環境を促進

・美しい景観づくりを促進

・旧グルメシティの活用を促進

(35)

32 [4]これまでの中心市街地活性化の取り組み

( 1 ) 旧 活 性 化 基 本 計 画 ( 平 成 11 年 5月 策 定 ) の 概 要

■ 区 域

面 積 : 函 館 駅 前 ・ 大 門 地 区 の

約 48 ヘ ク タ ー ル

■ 課 題

① 函 館 の 街 の 顔 と し て の シ ン ボ ル 性

の 向 上

② 都 心 に 相 応 し い 商 業 的 魅 力 の 強 化

③ 既 存 の 都 市 ス ト ッ ク を 活 用 し た 街

づ く り

④ 安 心 し て 過 ご せ る 環 境 づ く り と 定

住 人 口 の 確 保

⑤ 高 次 都 市 機 能 の 集 積 化

⑥ 交 流 ・ 交 通 の 拠 点 性 の 強 化

■ 基 本 コ ン セ プ ト

~ 函 館 2 1 世 紀 へ の 都 心 再 生 ~

潮 風 と 歴 史 の ロ マ ン が か お る 賑 わ い の ま ち づ く り

- 函 館 ハ イ カ ラ タ ウ ン -

■ 基 本 方 針

①街 の シンボルとなる拠 点 形 成 と都心

軸づくり

② 美 し い 街 並 み の 形 成

③ 交 流 拠 点 と し て の 商 店 街 づ く り

④ 住 宅 複 合 市 街 地 の 形 成 と 都 心 住 宅

の 供 給 シ ス テ ム づ く り

⑤ 民 間 投 資 の 誘 発 に よ る 老 朽 建 物 の

更 新

⑥ 歩 い て 楽 し め る 街 づ く り と 人 に や

さ し い 都 市 環 境 の 整 備

⑦ 公 共 交 通 を 主 体 と し た 交 通 シ ス テ

(36)

33 (2)事業実施状況

全35事業のうち,11事業が完了,11事業が実施中,13事業が未着手となってい

る。

未着手のうち,3.駅前街区市街地再開発事業は,個別の敷地での建物立地により土地利用

が完了しているほか,9.松風町市街地再開発事業についても,対象地区内に遊戯施設が立地 し,土地利用が一部更新されている。

しかし,未着手の事業すべてが,構想段階で計画に登載したものであり,経済情勢の悪化等

に伴う民間投資意欲の減退などもあり,現在までに事業の実現に向けた方向性を見いだせなか ったものである。

事業の進捗状況

番号 事業名 事業概要 実施主体 進捗状況

市街地の整備改

に関

1 函館駅前土地区画整理事業 駅と広場の再編成を図る 市 完 了

函館駅前町並み・まちづくり総合

支援事業

町並みのグレードアップを図る 市 完 了

3 駅前街区市街地再開発事業 共同化促進,魅力創出施設の導入 民間 未着手

4 駐車場整備事業 駅前土地区画整理事業内で整備 市,民間 未着手

5 中臨港線賑わいの道づくり事業

歩行者優先型の道路整備

(駅~東雲広路)

市 完 了

若 松 町 街 な か 再 生 型 土 地 区 画 整

理事業

木造家屋密集地区の改善 市 未着手

7 駅前通り整備事業 歩行者環境の整備 - 未着手

大 門 地 区 街 な か 再 生 型 土 地 区 画

整理事業

道路整備,交流拠点施設の導入 市 未着手

9 松風町市街地再開発事業 中核的施設の整備 民間 未着手

10 松風町優良建築物等整備事業(1) 都心居住のモデル的住宅複合型整備 民間 未着手

11 松風町優良建築物等整備事業(2) 都心型居住の再生モデル事業の検討 民間 完 了

12 道路整備事業 歩行者優先道路の整備等 市 未着手

13 人にやさしいまちづくり事業 高齢者等にやさしい関連施設整備 市 実施中

(37)

34

番号 事業名 事業概要 実施主体 進捗状況

商業等の活性化に関

15 パティオ建設事業 商店街でのパティオ建設

組合,

TMO

未着手

16 パサージュの整備 回遊性を高めるパサージュ整備 TMO 完 了

17

再開発事業等による宿泊・娯楽施

設誘致

商業・観光機能の拡充 企業,組合 未着手

18 同一業種の集中配置

同 一 業 種 の 複 数 店 舗 の 配 置 を 促

企業 実施中

19 魅力ある飲食店の集積配置 魅力ある飲食店の集積促進 TMO 完 了

20 情報発信機能の整備 地域の情報発信体制の構築 TMO 実施中

21 個店の魅力向上 業態転換,商品開発,企業誘致等 市,組合 実施中

22 TMOの配置 街づくり,商店街活性化の主体

会議所,

組合,市

完 了

23 TMOの実施が想定される事業

企画調整・運営指導,プロジェク

ト実施

TMO 実施中

24 都市型新事業の立地促進

製販一体型施設,インキュベータ

ー等

市 実施中

25 研修会等の開催 各種研修会等による人材育成

TMO,

組合,市

実施中

26 人材(起業家)発掘事業

空 き 店 舗 等 の 活 用 に よ る 担 い 手

発掘

TMO,市 実施中

27 グリーンプラザの再整備 グリーンプラザの再整備 市 完 了

28 駅前通りのモール化 駅前通りのグレードアップ - 未着手

その他

29 総合情報センター整備事業

整 備 構 想 に 基 づ く 拠 点 整 備 の 検

第3セクター 未着手

30 情報通信システムを活用

活性化,街づくりへのシステム活

民間 未着手

31 文化・交流等施設整備事業

文化・交流,福祉等施設の導入検

民間 実施中

32 公共交通機関の利便増進事業

公共交通の充実,運行形態等の検

市,民間 実施中

33 臨港道路・緑地整備事業 港湾関係施設の整備・誘導 市 完了

34 函館駅ビル整備事業

中 心 市 街 地 の シ ン ボ ル と な る 駅

舎の整備

JR 完了

35 街のサイン計画・整備事業 質の高いデザインのサイン整備 国,道,市 実施中

(38)

35

(3)事業効果の検証

旧活性化基本計画では,7つの基本方針に基づき,各種事業に取り組んできた。

1)街のシンボルとなる拠点形成と都心軸づくり

(評価される結果)

・平成10年度から平成16年度において,函館駅前広場の整備や隣接する都市計画道路の

整備,JR函館駅舎の移設等を土地区画整理事業として施行し,整備にあたっては,周 辺空間との調和を図り,新しいJR駅舎のシンボル性を引き立たせるとともに,JR,

路線バス,タクシーの利便性の面においても,交通結節点としての機能が向上するなど,

拠点形成に寄与している。

・土地区画整理事業に伴う,民間事業者によるホテル建設は,国際観光都市としての拠点 形成に寄与している。

(不十分とされる結果)

・駅前地区と大門地区を結ぶ駅前通は,商業等の活性化策が展開される都心軸としての整

備が期待されていたが,老朽化したアーケードの取り扱いや,電線類の整理に関する検

討などに時間を要し,整備には至っていないことから,都心軸づくりが不十分となって

いる。

2)美しい街並みの形成

(評価される結果)

・函館駅前広場の整備は,石張舗装やデザイン照明灯,四季折々の表情を演出する植栽, パブリックアート等を配置することにより,質の高い空間づくりに寄与している。

・グリーンプラザの整備は,施設両側の街路灯にフラワーバスケットを設置するなど美し

い街並みの形成に寄与している。

(不十分とされる結果)

・中心市街地における都市景観形成に関する基準を定めていないことや,美しい街並みの

形成に関わる各施設の管理主体が様々であるとから,統一的な視点に立ち,協議を進め

ていくことが必要となっている。

3)交流拠点としての商店街づくり

(評価される結果)

・食の核施設として,多種多様な26店舗で構成する「函館ひかりの屋台 大門横丁」は,

平成17年10月に開業し,平成22年10月から平成23年9月までの1年間の利用者数

は,145千人となっており,函館駅前・大門地区の交流拠点として大きく寄与している

とともに,当施設の開業後,周辺に飲食店の新規開業が続くなど,活性化の牽引に寄与 している。

・平成14 年以降,当地区においては,民間事業者により7棟のホテルが建設され,宿泊

機能の拡充が図られてきたほか,映画館や遊戯施設,レストランを備えた商業ビルが建

(39)

36

・函館朝市においては,平成 17 年,飲食店の集積施設である「どんぶり横丁市場」をリ

ニューアルし,朝市全体の魅力向上による商業施設および観光施設として,交流拠点の

形成に寄与している。

・タウンマネージメント機関の必要性から,平成 12年9月,函館市,函館都心商店街振

興組合,函館商工会議所,金融機関,企業等の出資により,まちづくり会社である「(株)

はこだてティーエムオー」が設立され,同社では,「函館ひかりの屋台 大門横丁」の

整備・運営を行っているほか,平成13年度から平成16年度においては,新規起業を支

援することを目的として,「チャレンジショップ事業」を展開し,19名の事業参加者の

うち独立開業した方が10 名(うち中心市街地での開業は4名)であり,商業の活性化

へ一定の貢献をしてきたほか,中心市街地において開催される各種イベントの調整やサ

ポートを行うなど,まちづくり会社として,成果を上げてきている。

・グリーンプラザは,昭和 48年に市民の憩いの場として整備した広場であるが,老朽化

に加え,近年のイベント開催に適さない面もあったことから,平成13年度から平成15

年度において再整備を行い,地区への集客拠点づくりとして寄与してきた。

また,市においても,一層の利用促進を図るため,平成21年度から平成23年度におい

て,オープンカフェの開催や新規イベントを企画・開催するなど,地区の賑わい創出に 一定の成果を上げてきた。

(不十分とされる結果)

・「函館ひかりの屋台 大門横丁」の整備や空き店舗を活用したアンテナショップの展開

など各種施策を行ってきているが,中心市街地内の空き店舗は依然として増加傾向にあ

ることから,空き店舗対策に関する新たな事業展開が必要となっている。

・商店街および個店の魅力向上を図っていくために,セミナー開催などの取り組みを進め

ているものの,地区の店舗数および年間販売額が減少傾向にあることなどから,個店レ

ベルでの魅力向上に努めていくとともに,交流拠点としての商店街づくりを推進してい

くためには,老朽化したアーケードの撤去や歩道のリニューアルによって,新たな空間

整備に努めていくことが必要となっている。

・グリーンプラザにおけるイベント開催は,地区の賑わい創出のほか,商店街への波及効 果も期待されているが,開催時期が夏期に限定されていることから,冬期間を含め,年

間を通じた利用を促進していくため,利用に関する周知を図っていくとともに,商店街

等の各種団体との連携を強化し,地区の活性化に効果的なイベントの開催に努めていく

ことが必要となっている。

・グリーンプラザについては,函館駅前・大門地区のほぼ中央に立地し,賑わいの創出に

果たす役割が期待されていることから,年間を通じて訪れる観光客にとっても魅力ある

施設への転換を図るなど,観光名所としての機能も備えた商店街における中核的な交流

(40)

37

4)住宅複合市街地の形成と都心住宅の供給システムづくり

(評価される結果)

・借上市営住宅制度を活用し,中心市街地区域内および近接区域を合わせ,平成 12年度

から平成20年度の間に市営住宅を8棟256戸整備したほか,民間事業者による高齢者

向け優良賃貸住宅が整備されたことにより,地区の定住人口の確保に寄与してきた。

(不十分とされる結果)

・市民アンケート調査の結果では,函館駅前・大門地区への居住意識では,「住みたくな

い」が54%となっており,居住意識が低く,住むための条件としては,「日常生活環境

(買い物や病院など)が整えば」が 27.6%と最も高くなっていることから,居住を促

進していくためには,住宅や宅地の供給とともに,生活利便施設の充実などが求められ

ている。

5)民間投資の誘発による老朽建物の更新

(評価される結果)

・民間事業者による宿泊施設や娯楽施設,福祉施設などの整備は,様々な目的を持った人 が中心市街地を訪れるきっかけとなり,地区の多様性向上に寄与している。

(不十分とされる結果)

・北海道新幹線新函館開業に伴う観光客の増加見込みに対しては,宿泊施設等の観光関連

業務の向上への期待が見られるものの,長引く厳しい経済環境にあって,民間投資の誘

発が図られていないことから,官民が連携したまちづくりを進めていくための体制づく

りが必要となっている。

6)歩いて楽しめる街づくりと人にやさしい都市環境の整備

(評価される結果)

・函館朝市を通り,駅前地区と観光拠点となっている西部地区とを繋ぐ中臨港通は,平成

17 年度に整備が完了し,観光客や買い物客の安心・安全な歩行空間の確保に寄与して

いる。

・函館駅前広場やグリーンプラザ,路面電車停留所の整備では,段差を少なくするなど,

ノーマライゼーションの理念に基づき,すべての人にやさしい都市環境の整備に寄与し

ている。

・歩道上に地図看板や観光施設等の方向を示す案内標識を配置しており,外国語(英語, 中国語,ハングル,ロシア語)併記による外国人観光客への対応を含め,歩いて楽しめ る街づくりに寄与している。

(不十分とされる結果)

・中心市街地全域において,高齢者や障がいのある人が安心・安全に歩行できる歩道空間

を整備するとともに,店舗等においても,段差解消などに取り組むことが必要となって

いる。

(41)

38

・案内標識は,主要な交差点のみに設置されていることから,歩いて楽しめる街づくりを

一層推進し,回遊性を高めていくためには,より細やかな案内機能の充実が必要となっ

ている。

7)公共交通を主体とした交通システムの改善

(評価される結果)

・函館駅前広場や路面電車停留所においては,段差を解消したほか,超低床電車の導入な どにより,バリアフリー化を進め,安心・安全な環境整備に寄与している。

(不十分とされる結果)

・五稜郭公園をはじめ,観光地や各施設へのアクセスについての問い合わせが多いことか

ら,路面電車や路線バス等の公共交通機関の分かりやすい案内に関する仕組みづくりが

(42)

39 [5]中心市街地活性化の課題

函館市および中心市街地の現況,これまでの中心市街地活性化の取り組みなどを踏ま

え,中心市街地活性化の課題を抽出する。

( 1 ) 都 市 機 能 に 関 す る 課 題

○ 既 存 の 公 共 公 益 施 設 の 利 用 者 を 各 商 店 街 へ 誘 客 す る 取 り 組 み が 必 要

・中 心 市 街 地 に は 、公 共 公 益 施 設 等 が 集 積 し て お り 、今 後 新 た に 整 備 す る 公

共 公 益 施 設 な ど の 集 客 機 能 も 活 か し て ,来 街 者 の 増 加 を 図 る と と も に ,そ

の 来 街 者 を 各 商 店 街 へ 誘 客 す る 取 り 組 み が 必 要 で あ る 。

○ 子 ど も や 高 齢 者 が 利 用 で き る 公 共 公 益 施 設 が 不 足

・中 心 市 街 地 に は ,高 齢 者 が 日 常 利 用 で き る 施 設 が な く ,中 心 市 街 地 か ら 離

れ た 場 所( 湯 川 町 1 丁 目 ,谷 地 頭 町 ,美 原 1 丁 目 )に 老 人 福 祉 セ ン タ ー が 立 地 し て い る 。ま た ,子 ど も が 利 用 す る 施 設 と し て は ,和 光 ビ ル 内 の キ ッ ズ ス タ ジ ア ム( 小 学 生 以 下 の 利 用 に 限 ら れ る 。)の み と な っ て お り ,街 な か 居 住 の 推 進 や 来 街 者 の 増 加 を 図 る た め に も , 子 ど も か ら 高 齢 者 ま で 利 用 で き る 公 共 公 益 施 設 の 設 置 が 必 要 で あ る 。

○ 公 共 公 益 施 設 利 用 者 が 安 全 ・ 安 心 に 歩 行 で き る 環 境 づ く り が 必 要

・中 心 市 街 地 に は ,公 共 公 益 施 設 が 集 積 し て い る ほ か ,五 稜 郭 公 園 や 千 代 台 公 園 ,グ リ ー ン プ ラ ザ な ど の 公 園・緑 地 も 整 備 さ れ て い る が ,駅 前 通 で は

ア ー ケ ー ド が 老 朽 化 し 危 険 な 状 態 に な り つ つ あ る ほ か ,バ リ ア フ リ ー 対 応

が 遅 れ て い る 状 況 に あ る 。ま た ,公 共 交 通 機 関 を 利 用 し 公 共 公 益 施 設 を 訪

れ る 方 の た め ,バ ス 停・電 停 を 活 用 し た 案 内 機 能 の 充 実 を 図 る な ど ,来 街 者 が 安 全 ・ 安 心 に 回 遊 で き る 環 境 づ く り が 必 要 で あ る 。

○ 観 光 施 設 と 中 心 市 街 地 内 の 文 化 施 設 な ど と の 連 携 強 化 を 図 り , 各 商 店 街 の 誘 客 に つ な げ る こ と が 必 要

・ 本 市 の 主 要 な 観 光 資 源 は 、 函 館 山 を は じ め 市 内 各 所 に 分 布 し て い る ほ か ,

大 沼 国 定 公 園 な ど 広 域 に も 多 く 分 布 し て い る こ と か ら , 中 心 市 街 地 内 の

箱 館 奉 行 所 ,芸 術 ホ ー ル な ど の 文 化 集 客 施 設 や ,今 後 新 た に 整 備 す る 観 光

セ ン タ ー と 連 携 を 図 り ,中 心 市 街 地 へ の 来 街 者 の 増 加 を 促 進 し ,そ の 来 街

者 を 各 商 店 街 へ 誘 客 す る 取 り 組 み が 必 要 で あ る 。

○ 海 外 観 光 客 が 回 遊 し や す い 環 境 の 整 備 が 必 要

・平 成 2 4 年 9 月 か ら ,新 た に 台 湾 便 が 定 期 便 化 さ れ る な ど ,ア ジ ア な ど を

中 心 に 海 外 観 光 客 が 増 加 傾 向 に あ る こ と か ら ,街 の 案 内 サ イ ン な ど の 外 国

語 併 記 や Wi-Fiな ど を 活 用 し た 情 報 発 信 な ど を 通 じ て ,海 外 観 光 客 が 回 遊

し や す い 環 境 を 整 え る こ と が 必 要 で あ る 。

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