平成25年度第4回府中市商店街振興プラン検討協議会会議録(要旨)
1 開催日時 平成25年8月28日(水)午後2時00分から午後4時00分まで
2 場 所 府中駅北第2庁舎 5階会議室
3 出 席 者
委 員 大西雅子委員、大堀隆康委員、川口宣男委員、金順玉副会長、
今田誠司委員、高島利尚会長、髙野均委員、野口英一郎委員
(8名、50音順)
事務局 経済観光課長 加藤康生、経済観光課長補佐 関田和馬、
経済観光課商工係長 桐生光章、経済観光課 松本典子、
有山公崇、永尾まゆみ、佐々木孝広(株式会社流通研究所)
傍聴者 1名
4 議事日程 (1)第3回会議録の確認
(2)本日の協議内容の概要説明
(3)協議
ア 商店街アンケート調査結果について
イ 目標・活性化の方向性、具体的な施策について
ウ 商店街のタイプ分けについて
エ その他
≪協議会内容(要旨)≫
会長
平成 25 年度第 4 回府中市商店街振興プラン検討協議会を開催いたします。事務局
から連絡事項がありましたら、お願いします。
事務局
本日の出席者ですが、委員に欠席の方はおりませんので、本日の会議は有効に成立
しております。また、本日は傍聴者が1名こられることになっております。 会長
最初に前回の会議録の確認ですが、ご自分の発言のところを中心に確認いただいて、
書き直し等がありましたら9月3日までに事務局へお知らせください。 本日の協議内容の概要について、コンサルの方から説明をお願いします。
コンサル
本日でございますが、前回、プランの目次構成、目標活性化の方向性について(案)
を提出させていただきました。そちらの方で様々なご意見をいただきまして、特に目
標活性化の方向性については、若干、修正させていただいたものを今回提供させてい
ただいております。それから、商店街のアンケート調査結果につきまして、前回、速
報値ということでご提出させていただきましたが、数値が確定いたしましたので、確
定の報告も行わせていただきます。最後に具体的な施策ということで、前回も『5つ の創造』というものをご提案させていただきまして、そこにぶらさがる具体的施策を
『5つの創造』別に掲げさせていただいております。そちらにつきましては、府中市、 商工会議所のコンセンサスというものを全てとったというところではございません
が、本日、提出する資料4へのご意見、こういうところを付け加えてほしい、こうい うことは必要ないのではないか、などのご意見をうかがえればと思っております。最
後に商店街のタイプ分けということで、前回、提出させていただいた商店街のタイプ
分け(案)で概ね了承ということでございましたけれども、細かい点を修正したもの
をご提出させていただいております。主に今回は、具体的な施策の部分についてご要
望、ご意見等、お伺いできればと思っております。
会長
(配布資料の確認のため配布物の読み上げ)
今回、議論する内容は、前回、新プランと旧プランを比較しながら、新プランでは
新たにこのようなことに取り組むということで色々検討しましたが、検討の中で『5 つの創造』の具体性が欠けるとのことでしたので、この辺のところを活性化方策の検
討の中で色々議論し、その前提としてアンケート結果がどのようになっているのかを
それでは調査結果について、何が課題になっているかということを踏まえて、次の
事項につながるような形で説明をお願いします。
コンサル
説明します。
<資料 2 の説明>
商店街アンケート調査結果
大西委員
商店街アンケート調査の問11 に「経営資源はありますか」という問いがあります が、経営資源とは具体的にはどういうものですか。
会長
調査の趣旨からはどういったものになりますか。
コンサル
資料3「商店街アンケート調査票」の4ページに経営資源についての設問がござい まして、ここでは、ヒト、モノ、カネというイメージを書かせていただいております。
会長
一般的に経営資源というのは、経営していくために必要なもので経営の強みのよう
なことを中心にあげていくことが多いです。お客様にサービスやものを提供していく
上で、どういうものが当店にはあるか、商店街にはどのようなものがあるか、その商
材を仕入れる過程で必要な機能としてどういうものがあるか、また、ビジネスを進め
ていく上で必要な資源や建物も入りますし、商店街のパティオと言われるようなもの
や地域によっては駐車場や駐輪場、そういったものが経営資源に入ってきます。
地域資源というのは、地域で自慢できるもの、その地域で特徴的なもので、商品・
サービスに活用できるものを言います。具体的な例として、さきほどの基本構想が国
が定めているものです。これは、市町村から都県に申請して指定されるものです。
他はいかがでしょうか。
それでは資料 4 の活性化の方策と先ほどの調査結果の問 8、問 9 で協調して行われ
ているイベントについて意見がありましたので、それを合わせながら説明していただ
いて、議論をしていきましょう。
コンサル
資料4について説明をさせていただきます。 <資料 4 の説明>
目標・活性化の方向性(案)
会長
5つでよいのか議論し、この5つの内容を踏まえながら、資料5の現状の検討という 流れで進めていきたいと思います。まず、資料4の表のページの内容はいかがでしょ うか。前回の議論で、一店逸品など個店の魅力づくりの必要性が認識されたことが、
改めて強調されています。やはり、それぞれの個店、商店街が来街者としてどういう
人を対象にしているのか、その人たちがどういったものを求めて商店街に来られてい
るのか、その点につきまして、さきほどのアンケート調査結果の16ページ問21、総 体的に見たときに最寄品や生鮮三品、グロッサリーに代表される「買い物(食料品)」
が多く、さらに「食事・喫茶」、「飲酒店の利用」が多くなっていますが、このような
中で、それぞれのお店が近くの量販店にも勝てるような一店逸品を見えるようにして
いこうということが大切ではないでしょうか。
府中市では、今まで一店逸品はやられたことがあるのですか。
事務局
一店逸品というのは、私が知る限りでは実施しておりません。
会長
各地で一店逸品活動が、行われています。先ほどの地域資源を活用して、何かでき
ないか、という試みで実施しているケースが大半です。例えば、地域資源のお醤油を
使ったおせんべいを作ってみようとかという簡単なものなどから様々ありますが、い
ずれもお客様から見て「買ってみたい」と思える商品であることがポイントです。お
客様から見て魅力のある商品やおもてなしのサービスがなければ、お客様は来ないで
す。
私が中小企業の地域活性化の応援をしている時でもいつも話題になるのが、お客さ
まを意識していない商品が圧倒的に多いということです。どういう方がお買い上げに
来られるのですか、どういう方に喜んでいただきたいのですか、と質問をすると黙っ
てしまう経営者が圧倒的に多いです。一生懸命作ったのだから売れるだろ、と言うの
ですけれど、誰でも一生懸命やっているわけでして、そういった時に誰をというター
ゲットを明確にしないと、やはり集客には結びつかないです。そういう意味で、それ
ぞれのお店が、自社の持っている特性を再認識しながら、どのへんのお客さまを商圏
と捉えているのか、ということも関係してきます。
イベントの開催などにも共通だろうと思います。イベントを開催するときに、誰を
対象とするのか、どの辺の地域の方まで対象として考えるかなどです。このような取
り組みを考えられるような人づくり、ならびに関連する商店街、関係機関とのネット
ワークづくり、あるいはサービスづくりにつながっていくのだろうと思います。
野口委員
目標・活性化の方向性で、人づくり、サービスづくり、環境づくり、などの『5つ の創造』は各商店街も実施してきていることで、わかりきっていることなので、今さ
現状をよく把握されていることはわかります。ただ、問 27 や問 31 の「今後も必要 と思われる施策はなにか」に対して「わからない」という回答が多くなっており、結
局、みなさんわからないのだと思いもいます。こうした『5つの創造』ということは、 みなさんわかっていることでやらなければいけないけれど、どうしたら良いのかわか
らない。その「どうすれば良いか」を提示するのが、我々だと思います。だから、具
体的にさらに突っ込んで、「こういう商品でやりましょう」という提案をいくつかあ
げて、その中から選んでもらうようにしないと、おそらく変わらないと思います。具
体的にもっと指針を示さないと今後10年たっても変わらないと思います。 会長
大変に良いご指摘だと思います。他には、いかがですか。
副会長
さきほど会長がおっしゃったように、今の消費者の方は、ものが豊かになっている
ので、特別に何かこれが欲しいというのがなかなかないです。だから、地域の資源を
活用して逸品を開発して「こんな良いものができた」と言ったとしても、お客様が欲
しいものかどうかというのは、また別だったりするわけです。それで、今までなかな
かうまくいっていなかったのです。100円商店街などをやっても、客寄商品を作って も、店内に入ってきて買うものがなければ、やはり意味がないです。やはり、魅力の
ある逸品づくりというのは、欠かせないことだと思います。
商品づくりは、今までは商店街の方たちだけで考えてきたので、消費者も交えてワ
ークショップをやり、消費者の意見も聞きながら開発をしていくと良いと思います。
そのようにしてワークショップをやると、ネットワークづくりも人づくりも両方でき
るのではないかなと思います。
また、一店逸品運動は、逸品を作っただけではだめで、マップを作ったりして宣伝
していかないといけないです。宣伝と連動させていかないかぎりは、いくら良いもの
を作ってもやはり売れないままなので、連動させていくための色々な施策を利用して
いくことまで、プランに書き込めたら良いのではないかなと思います。いずれにしろ、
売り上げを回復するためには逸品運動は必要です。逸品は、販売する「モノ」だけで
なく「お客様との会話がうちの逸品だよ」でも良いですし、何かお客様をひきつける
ものが必要だと思います。今あるものでもスポットを当てて、キャッチコピーを考え
るだけで、商品は変わっていくので、そういう活動は大切だと思います。プランでは、
逸品運動をどうやっていくかということは、もう少し具体的な内容を盛り込んでいか
ないといつもと同じような文言が並ぶだけになると思います。
会長
他には、いかがでしょうか。
大西委員
携わっている人たちがなかなか積極的に参加してこなかったり、既存の商店会や年数
が長くなっている商店会は、イベントがマンネリ化していたりします。
商店会の振興のため、ということを掲げて、個店の商店会に参加する意識を高めよ
うとしても、商店会には何十店舗もありますので、その方たちを一斉に同じ土俵にあ
げるのはすごく難しいことです。だから、自分の商店会も、イベントが終わったばか
りなのですが、イベントの時はすごく団結しますが、それでも全員参加ではないです。
なおかつ一年間通して、商店会活動にみなさんを集めて、商店会を魅力的なものにし
ていくということは非常に難しいです。
会長
おっしゃる通りです。年代的にも幅も広くなっていますし、若い人たちの間には
色々な経験を積んできている人もいるので、イメージも変わってきています。
イベントなどを共同でやるということの狙いは、一店舗では呼べないけれども、数
店の店が動線で結ばれ、ここで魚が買えて、ここでお茶が買えて、となると、集客の
効果もかなりあると思いますし、行って楽しい街並みや街づくりの意味からも商店街、
商店会の位置づけは大きいのかなと思います。そういうお客様にとっての商店街の魅
力とは何なのか、というあたりも考えてみる必要があるように思います。
最近のお酒の分野での新商品は、リキュール類が多いですね。特に、新たな女性客をタ
ーゲットにしたもので。例えば、静岡の花の舞という酒屋さんは、「ちょびっと乾杯」
という女性向けのメロンリキュールが売れて、静岡駅や浜松でも売られるようになっ
たり、宇都宮のカクテルもかなりレパートリーが増えて、地域からソラマチに展開す
るようになったり、工夫をしています。
大西委員
酒屋さんの中で、利き酒はできるのですか。野口委員のお店の中に銘柄がたくさん
ありますよね。
野口委員
試飲のような形でできます。しかし、それをやると、無料でお酒が飲めるというこ
とにもなるので線引きが難しいです。逆に飲んだ後から調子が悪くなった、と言って
こられるのも困るので、人を見て試飲や利き酒をしてもらっています。実は、車で来
ていたということもありますし、十分注意をしながら試飲をしてもらっています。
大西委員
おしゃれですよね。ちょっと飲んでみたい、という気持ちになります。
副会長
そういうことを進めていくために、サービスづくりにある「街ゼミ」が色々な所で
実施されています。「商店主がお酒をおいしく飲むポイントをお話しますよ」、といっ
たように各個店がどのようなことをやるかという一覧を大きなチラシで配ると、買い
参加します。そして、一度行って、そこで初めて馴染みができて、意外と品揃えが良
かったと思えば、次からも買い物に行くようになります。街ゼミというのは、お客様
に一回とにかくお店に足を運んでもらうためのきっかけ作りになっています。
街ゼミのテーマは、飲食店なら「だしの取り方」、宝石店なら「彫金セミナー」な
ど、何でも良いと思います。街の人も商店街に馴染みたいという気持ちは持っていて
も一回も行ったことがないと、なかなか行けないので、垣根を壊すという意味合いも
あります。
商店街の活性化ということで、これまでも個店の方は商店街活動をボランティアで
色々とがんばってきていますので、さらに商店街活性化の取り組みに参加してもらう
のは苦しいですが、自分の店の活性化というテーマであれば、多少はリターンもあり
ますから、参加してくれるのではないかと思います。個店の活性化、自分のお店の活
性化から商店街を活性化していくということにつなげていくということで、まず、人
づくりもネットワークづくりも商品づくりも自分のお店の活性化から始まるのだ、と
いう形にしておくと良いのかなと思います。
野口委員
自分の所でもやっています。10人か20人くらいに人数を決めて、ワインの勉強会 ではないですが、定期的に年に何回かやっていますし、春夏秋冬の季節の変わり目に
限られたメンバーで、お酒を並べてみなさんに試飲をしてもらい、そのお酒について
勉強する会を定期的にやっています。
副会長
効果は、ありますか。
野口委員
あります。みなさんその場で発見もありますし、やはり体感されるとそれが消費に
つながっていくというのは確かにあるだろうなと感じています。自分が一つ覚えると、
誰かにそれを伝えたくなり、それが口コミになっていき、相乗効果が生まれるという
ことは、すごく実感しています。
会長
輸入ワイン販売のモトックスという会社が、AR マーカーを使ってワインの生産者
情報などを簡単に見られるようにし、新たな酒店の拡販等に成功しています。マーカ
ーにスマートフォンをかざすと、ワインの薀蓄が出てくるようになっています。この
ようにして、ワインの知識の少ない酒屋さんでも安心して、ワインを置けるという仕
組みを作っています。
副会長
野口委員の所は個店でやって、ある程度、効果があるということなのですけれど、
これを全体の中でやっていくとなると、やはり、ちょっと大きいチラシみたいなもの
るみ、街ぐるみでやっていくと街の活性化になり、良いのではないかなと思います。
大西委員
企画案は、たくさん出てきます。ただ、具体案がなかなか難しいです。誰がやるの
か、誰が先頭になるのか、となると、そこで足踏みしてしまうところが随分あります。
副会長
そういう時に商店会等へのアドバイザー派遣などの色々な施策がありますから、専
門家の方を呼んでいただいて、橋渡しをやっていただくと良いと思います。第三者を
入れた方がうまくいくと思います。
大西委員
庚申塔というのがありまして、それをメインにして商店会で「庚申様の夜祭」とい
うイベントを8月末にやりますが、庚申の日というのは年に何回かあります。飲食店 が、庚申の日の夜に一斉に提灯や共通するものを掲げて、各店で何でも良いですから
一品サービスや庚申の日にだけ食べられる料理、などの特徴のあるものを提供すると
いう企画は出るのですけれど、いざというとなかなか実行できないです。
会長
小規模の皆さんを支援する 200 万円までの補助金があります。こういう補助金を使
うと商品開発や販路開拓などのリスクを軽減できます。これまでは、どちらかという
と中堅から大きい所が対象で補助金の額も 1,000 万円単位のものが多かったですが、
もっと気楽に使えるようなものにしようということで、国が今年から始めました。も
ちろん、自分たちが儲けるわけですから受益者負担もともないますが、自分でやれば
100 万円かかるところが 30 万円で済むわけですから、こういう施策を活用して、場
合によっては副会長がおっしゃったように中小企業診断士などの応援団を上手に使
いながらやるのも良いのではないかと思います。
川口委員の所はたくさん色々な人が来られるから、お客さんの声はたくさん入るの
ではないですか。
川口委員
無償で提供するものだったら補助金の対象になりますが、例えばそこで何かを買っ
てもらって収益を得ると、補助金が入ってこなくなってしまう。そのため、ある程度、
小規模のものになってしまうことは確かです。商店街で夏祭りをやったが、補助金を
もらうので、ボールすくいなどを子供たちに無料で提供し、あとは提灯を買ったり、
借りたりということで、全体的なお金としては18万円くらいで済んでしまいます。 本当に商店街の中だけですから小規模で、それでもやはり5~600人来ますので、知 恵を出せば色々できると思います。
会長
国や都の補助金の狙いは、やろうかな、どうしようかな、と戸惑っている人たちに
が補助金の狙いで、売れるようになってからは、「全て平等で大企業とも同じ土俵で
頑張ってね」、「自分の力でやってね」、それまでの間に色々なリスクが伴うので、応
援、支援をするというのが狙いになっています。
副会長
結局、イベントに集まった人に自分の店に来てもらいたいわけなのですが、どこの
商店街もそれがなかなかうまくいってない状況です。さらに、仮に500人が自分の店 に来させることに成功したとしても、やはり、買うものがなければ買ってもらえない
です。だから、魅力づくりのための逸品が必要になってくるのかなと思います。
会長
大國魂神社に多くの人が来ても、ただ来て帰ったのでは、何の意味もないわけで、
途中でいかにお金を落としてくれる仕組みを作るかが大事になってきます。
それでは、そのようなことを踏まえて、具体的に施策のところに触れながら、さき
ほど野口委員からご指摘されたようなところも踏まえて、問題提起をお願いします。
コンサル
一点だけ先ほどの野口委員のご意見で重要な所だと感じたことがありましたので、
ご意見を伺いします。前回も例えば地域資源として、「鮎がある」、「どじょうがある」、
という話があったかと思うのですが、例えばそういうことを今回の協議会の中で、鮎
で市内全域統一して何かやりましょう、ということを書くというご意見だったと思い
ますが、それも一つの方法としてあるとは思います。ただ、プランに書いた場合、実
行する時に連合会がそこに入ってくるのか、など、どういうプロセスを踏んで実行す
るのかということがでてきます。また、全市でやる場合、なかなか難しいと思います。
まず、一つの商店街ごとにやって、市全体に広げていこうという考え方もあったりす
ると思うので、やり方を今回のプランにどのように書くかが重要なのかなと思います。
また、この後の説明にもあるのですが、前回のプランの中に「地域商業振興プランも
作りましょう」、つまり、「商店街ごとにもっと小さな振興プランを作っていきましょ
う」、といったことが書かれていたのですが、残念ながら未実施でした。どこに問題
があるのかということも検証しなければいけないのですが、今回のプランからは削っ
ています。地域資源を使ったイベントを一つの商店街レベルから始めようという場合
には、やはりプランは残しておいて、さきほどのアドバイザー派遣などを使って、ま
ず、商店街ごとのプランを作って実行していこうというやり方もあると思います。ど
ういう施策をプランにのせておけば良いかという点で、非常に重要なご意見だと思い
ました。
野口委員
個人的な意見でいえば、テーマをある程度絞って、一つのものなら一つのもので、
そこに特化してやった方がストーリー性も生まれるし、話題性も生まれるし、みんな
と思います。ただ、それを全体の商店街で同じようにやろうというのはたぶん無理だ
と思いますが、さっきおっしゃったようにどこかモデルの商店街が始めて、それを周
りに、こういう風にやっていったら良いですよ、という感じで普及させていく方法が
一つあると思います。他に色々な商店街、地域によって違うと思いますから、『5 つ の方向性』はあったとしてもテーマをもっと具体的にその商店街に作ってもらえれば
良いのかなと思います。例えば、うちの商店街は熊野神社、うちの商店街は浅間山、
その地域に根付いたものの中で、たとえば人でも良いですし、そこに特化したテーマ
を具体的なものにし、その枝葉として5つのものを付けていったら、わかりやすいの ではないかなと思います。だから、もし、やるのだったら商店街ごとにテーマを決め
てもらって、それについてどうやって目標に向かっていくのかという部分で商品なの
か、人なのか、という部分で絞り込んでいったら、非常に具体的でわかりやすいし、
プランニングもしやすいのではないかと感じました。
コンサル
プランの中で、今ずっと話題にでている地域資源のようなものを、あなたの近くに
はこういう地域資源があるのではないですか、といった提案というイメージでという
ことですか。
野口委員
そうだと思いますし、商店街が連携してやっても良いと思います。近くの2~3の 商店街が一緒に、合同で地域資源を使ってこういう取り組みをやってみよう、そして、
その地域だけまず活性化させていこう、というのでも良いと思います。
会長
他の方は、どうですか。髙野委員は、いかがですか。
髙野委員
野口委員の意見には賛成で、うちの商店会も連合会から5つに分かれて、元に戻る ことはないですが、一商店会ではできないので元の商店会で協力し合ってやっていか
ないといけないです。もう一度共同でやろうと言えば賛同してくれる商店会もありま
す。
会長
共同でやるときには、なにか糸口を見つけるようなことをやらないといけないです。
府中市には姉妹都市はありますか。
事務局
長野県佐久穂町です。
会長
姉妹都市から野菜や魚を取り寄せて、それを地域の得意技で地域の商品に変えてい
くということをやっているところもあります。これは東京の一つの宿命で、お客さん
めに両方で工夫し合う、収穫するタイミングやフルーツ類だと摘果して捨てられてい
るものを安く買ってきて、少し加工して売るなどの工夫も色々あると思います。
そのようなことも踏まえて、コンサルから資料5について、どういう施策を実施し てきたか、どういうことが考えられるのか、簡単に触れていただいて議論しましょう。
コンサル
それでは資料5を説明させていただきます。 <資料5の説明>
具体的施策(案)
会長
先ほど野口委員の方から『5つの創造』であげられている切り口をもう一回見直し てみよう、という意見もあったのですが、この点をどのようにしたら良いのか、見直
したものに改めて、資料 4「目標・活性化の方向性(案)」具体的施策に出てきた内 容を当てはめていきながら整理したら良いのかと思いますが、みなさんいかがですか。
野口委員、もう一回先ほどの新たな目線で組み替えようよという話を、みんながやる
気になる、みんなを巻き込んでいける、みんなが手をあげるようなプランにするため
の意見をお願いします。
野口委員
わかりやすさだと思います。あまり難しい文言を書いていると、どうしても引き気
味になってしまうのではないかなと感じます。だから、単純明快なある程度の指針を
出した方がすんなり吸収できるのではないかなと思います。
資料5「具体的施策(案)役割別サンプル」には、事業の主体に会議所、店主、市 と書いてあるが、実際はやらないと思います。役割を決めても、どうやって動いたら
良いのかわからないだろうし、店主を支援するために行政、会議所など、色々アドバ
イスをしているのかもしれないですが、もっとわかりやすくて、もっと自分が気軽に
動きやすいような体制の方が良いと思います。
会長
この5つの切り口はどうですか。この順番の並び替えもありますが。中身はやはり 野口委員がおっしゃるようにわかりやすくないといけないわけで、新しい視点で周り
の応援団を巻き込みながらやっていこうというのがカギになると思います。
大堀委員
今はやはり、迷いだと思います。今まで良いもの、新鮮なもの、おいしいもの、季
節のものを吟味して仕入れて、お客様に提供してきて、それで評価を受けてきました。
しかし、10 年くらい前から安さオンリーといった時代に入りました。私たちはまず ものを見て、吟味して買って、それに合わせて価格を調整していく。これは食べ物商
あてはまります。そんな中で商店街の活性化は、うちの商店街も色々なイベントを重
ねて、お客様へのサービスという形で努力していますが、正直、かなり疲れてきてい
ます。
活性化するためにイベントをやれば良いという時代ではないのかなと、それこそや
はり人づくりだとか、一店逸品ということを遅いかもしれないけれど本当に考えてい
かないといけないと思います。そのためには、窓口を作って、きっかけを作らないと
いけない。
こんな立派なプランができて、本当に良いなとは思いますが、もうわかっているよ、
という言葉が出てくるのかなと思っています。『5 つの創造』については、簡単に言 うと人づくり、ネットワークづくり、商品づくり、サービスづくり、環境づくりの順
番を少し変えて、まず、何に注目するのか、商店街で大切なのはまず人づくりだとか、
商品づくりだとか、サービスづくりだとか、何をこれから自分たちで考えなければい
けないのかということを書いてみたら良いのではないでしょうか。
資料5の7ページの方が、簡単です。何をやりたいのか、何を勉強したいのか、商 店街のアドバイザー派遣はどこが窓口なのかなど、7ページの方がどこが協力してく れるのかということが分かりやすいです。
会長
今日は時間がないのでそういった議論はできませんが、同じようなところで同じ議
論がたくさんされています。安全、安心、トレーサビリティと言って、いざ商品を並
べてみると、結果的には安い方、中国産の方を平気で買って行くお客様がいる。だか
ら、商圏内にどんなお客様がいるのか、域外からどうやってお客様を呼び集めるのか、
そこで工夫をしている例はいくつかあります。
今の並べ替えを含めて、大西委員はいかがですか。
大西委員
具体的な施策の並べ替えは良いのですが、商店主としては商品づくり、サービスづ
くりが前面に出てきた方が良いのではないかと思いますが、各商店会にも個性がある
と思います。だから、その個性によって野口委員がおっしゃったようにこの商店会で
はどういうことをやっていこうか、というような気持ちになってもらうためには、や
はり一つの案として何か商店会で共通なものを揃えようか、ということも必要ですし、
各商店会の個性というものをみんなで話し合う場を持とうというような提案も一つ
だと思います。その中で、人づくりが良いのか、ネットワークづくりが良いのか、商
品づくりが良いのか、サービスづくりが良いのか、そういうことが、必然的に出てく
るようにして、自分たちの商店会はどうしましょうか、ということを話し合ってみて、
そして、こういうものがありますとプランを提案していくのが商店会の活性化になる
のではないかなと思います。
話し合いには、商圏内のお客様を巻き込むというのも良いかもしれないですね。
大西委員
まず、自分の商店会の分析ということがなかなかできないです。こういうアンケー
トとかをとられても、たぶん各商店会の会長は、「うちの商店会はそんなアンケート
だけでは片づけられない」、「もっと色々な人が来ているよ」などの意見が出てくると
思います。
会長
今田委員はどうですか。お客様の視点から、市民の視点から、率直な感想はありま
せんか。
今田委員
商店街の掲示などで「こんなことをやりますよ」というお知らせをしていただけれ
ば、やりたい、加わりたい、という方を巻き込んでできるのではないかと思います。
若い人が食いつくような何かがあれば良いと思います。また、高齢者の方も参加で
きやすいものがあれば良いかなと思います。
会長
次に商店街のタイプ分けについて検討しましょう。それを踏まえて、それぞれの個
性によって施策が違うとおっしゃられていたことも含めて議論していきましょう。
副会長
先ほど、コンサルさんから、資料5の6ページの開業支援セミナーと商店街評価を どうしたら良いでしょうかということがありました。アンケート結果の中で、空き店
舗対策という項目が出ています。今回の施策の中に空き店舗対策がなにもないので、
開業支援セミナーを空き店舗対策とくっつけてやるというのはすごく良いのではな
いかなと思います。
各地でNPOを作ろうとする市民の方々で、自分たちで何かやりたいと思っている 方はすごくたくさんいらっしゃいます。だから、そういった方たちに家賃補助をする
とか、家賃を一年間無料にするとかしながら、空き店舗を活用してもらうということ
は商店街の活性化につながるのではないかと思います。
商店街評価ですけれども、商店街の評価ではなく、ワークッショプのような形でお
互いに歩み寄りながらの話し合いなどの交流が必要だと思います。
会長
そうですね。地域資源を生かした、既存の商店ではやってないようなものづくりや
サービスを地域のみなさんで考えてやっていこうという動きもあるので、このような
ものを助成していくような仕組みを作って、商店街に気づきを与えていく、といった
ことは大事かと思います。また、主婦のみなさんが集まってNPOや一般社団法人を 立ち上げて、何かに取り組むという、新たな視点からの創業促進で商店街の活性化を
事務局
先ほどの金副会長のご発言ですけれども、市議会の方からも空き店舗対策について
は何か検討をしていただきと市の方に要望がありますので、振興プランの中で取り上
げていただければと思います。
会長
ちなみに来年度は創業塾のようなものを含めた創業支援にさらに力を入れる動き
が出ていますので、この辺もいち早く取り組みながら、来年度に向けて準備いただけ
たらと思います。
副会長
東京都は商店街が支援する創業塾といったものもやっていて、商店街の中で創業す
る人を応援するという制度があります。府中市もそういったものを取り入れて、創業
セミナーに出た人は優先的に家賃補助しながら空き店舗に入居させるなどの方法で、
外部の力を取り込んでいったら良いと思います。
会長
それでは商店街のタイプ分けをしながら、どういった形で先ほどの5つのテーマに 取り組んでいくのかということについて、簡単にコンサルから説明をお願いします。
コンサル
説明します。
<資料6の説明>
資料6商店街のタイプ分け(案)
会長
これから考えていく時に商店街の区分を意識した形で、プランの提案をするのです
か。
コンサル
はい。そうです。
会長
商店街の区分について、みなさん自分のところは違うなどの意見はありますか。
大西委員
前回も言ったのですが、府中駅東口商店会は府中町2丁目だけで、緑町1丁目は入 っていないです。
会長
そこは直してください。
野口委員
この間、確認しなかったのですが、本町プラザ商店会と府中本町商店会が、その他
街は、府中本町駅の真下で主要道路がどこのことなのかが分からないです。
コンサル
すみません。2つの商店街の区分は、その他駅近郊です。 会長
『5つの創造』と商店街区分をどのように見直しをするか、順番を変えるだけで良 いのか、表現を変えて具体的にわかりやすさを見せるのか、これを次回までに再提案
してください。具体的施策について、大堀委員から指摘があった通り、資料 5 の 7 ページにあるような形で、誰が主体的にやって、どういう応援団がいるのかをわかり
やすく整理してもらった方が見やすいというご意見でしたが、この辺も考慮しながら
まとめてください。
コンサル
施策のまとめ方について、協議会としての意見はいかがでしょうか。
会長
みなさんどうでしょうか。見やすさという点で、7 ページのまとめ方が良いか、1 ページのまとめ方が良いか、どちですか。
(会場から「7ページの方が見やすい」の声) 川口委員
前回欠席したのですが、議事録を見てタイプ分けには問題はないのですが、なぜタ
イプ分けをするのか、タイプ分けした上で、タイプ分けがどのような形でプランにつ
ながっていくのかが見えてこないです。
コンサル
今日の議論を踏まえると、イメージ的にはこの枠組みの中でいうと、例えば左上の
主要駅近郊型駅前立地の枠組みのところ、府中駅周辺の「ここ」と「ここ」の商店街
の人たちは、まずこういったことを進めるべきではないか、というような、先ほどお
っしゃられたモデル的な提案をしていくべきではないのかなと思っています。例えば
施策のぶら下がっている中でも、その枠の人たちは、まずこれをやってみてはどうで
しょうか、というような提案を具体的に入れ込んでいき、それをやるかやらないかは
それぞれの商店街の行動次第にはなると思うのですが、分けることによって自分たち
がどこに位置付けられていて、どんなことをやったら良いのかということが少し見え
る形になってくるというイメージを持っております。
会長
商店街の区分によって、プランの進め方なり、商品のあり方なりが、違ってきます。
川口委員
たとえばこんな商品を作ってはどうですか、こんなサービスをやってみたらどうで
すか、ということを提案していく中で、駅前と個別特殊型の商店街はどう違うのか対
コンサル
次回は、商店街のタイプ分けの部分を含めまして、施策についても会議所、市と詰
めまして、できればプランの形にして、それを素案としてお話ができればと思ってお
ります。
会長
この間のプランでいうと3、4、5章を関連付けて見られるようにするということで 良いですか。
コンサル
1、2 章の部分についても最初に現状などを書かせていただいたりするので、そこ もプランに掲載する体裁にして、一通り出せるところは素案として出したいと思って
います。
会長
そうしますと3、4、5章を文章表現にする前にマトリックスで頭出しだけして、つ ながりが見えるようにしていただけますか。それを踏まえて議論していきながら、文
章表現に落としていくという流れにしましょう。
今日の議論では商品・サービスづくりを1番目にもっていき、そのために人づくり
はどうするか、商店街全体のサービス、環境、ネットワーク、はどうするかというよ
うにまとめるということですね。
事務局
今後の検討会の開催日程について、お諮りさせていただきます。
最終的な協議会としてのプラン(案)の決定を11月初旬までに行わせていただき たいと考えております。そこで、9月の検討会までにある程度の形にしたプラン(案) を提出させていただき、さらにそれを委員のみなさまにご検討していただき、修正を
加える作業等を行いたいと思っております。そこで、5回目と6回目の間にもう1回、 検討会を開催させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
<事務局の提案を受け、委員で日程調整>
5回目9月25日(水)14時から
6回目10月29日(火)14時から
7回目11月8日(金)15時から
会長