弟 7 期 プ ロ ・ ナ ト ゥ ー ラ ・ フ ァ ン ド 肋 成 成 果 報 告 書 ( 1998)
中山間地域における人工湿原の観察と保護活動
水辺の未来を考える会
紙谷智彦・倉品伸子
O bs er v at i onandc ons er v at i v eadi v i t i es f or an ar t m dal s w am P
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l om ohi k o Kam i t ani , N obuk o Kur as hi na
多様な動植物の相互関係の観察と地域住民との 交流を通じて、串山間地域における自然環境の現 状を理解し、そのあり方を考えることを目的に、 自然観察会を行った。水田の放棄跡地につくられ
解 し 、 そ の 複 雑 な 構 造 が 多 く の 生 物 に と っ て 重 要 で あ る こ と を 学 ん だ 。 村 内 の バ ン ガ ロ ー に 宿 泊 し 、 翌 日 は 地 元 に 伝 わ る 紙 す き を 体 験 し た 。 ・
た 人 工 湿 原 「 た き が し ら 湿 原 」 を 申 心 と し て 、 そ 3 秋 の 観 察 会 : 参 加 者 8 名 、 9 月 27∼ 28日 の 周 囲 の 広 葉 樹 二 次 林 、 天 然 林 を 含 め た 地 域 の な 観 察 の テ ー マ は 「 種 子 散 布 」 と し た 。 結 実 し た か で 、 3 回 の 観 察 会 を 行 っ た 。 さ ま ざ ま な 槍 物 を 材 料 と し て 、 多 様 な 種 子 散 布 様 参 加 者 の 募 集 は 新 聞 ・ 情 報 訪 ・ ラ ジ オ な ど を 通 式 を 観 察 し 、 、 ま た 鳥 や 動 物 が 果 た す 役 割 に つ い て じ て 行 っ た 。 現 地 で の 移 動 や 、 宿 泊 施 設 等 の 確 保 学 ん だ 。 2 日 目 は 、 地 元 の 渡 部 克 明 さ ん ら の ご 協 力 に つ い て は 、 地 元 ・ 上 川 村 役 場 の 協 力 を 得 た 。 を 得 て 、 山 里 の 水 田 で 稲 刈 り を 体 験 し 、 お 話 を
1 ’ I I I 伺 っ た 。 ’
1 初夏観察会:参加28名、6月14∼15日 講師として京都大学の浅野透先生√新潟大学の 阿部學、箕口秀夫両先生に参加いただいた。濯原 とその周辺に生息する多様な生物間の相互関係に 関する話題を、各専門分野のスタッフが分担して 提供した。夜は地元に住む土屋久さんから、山里 の生活と自然との関わりについてお話を伺った。2 日目は、かつて地域の基幹産業であった炭焼きを 体験した。
2 夏の観察会:参加者19名、8月2∼3日 ブナ天然林を訪れた。参加者全貝で実際に木の 大きさを測ることによって天然林の成り立ちを理
新 潟 大 学 大 学 院 白 然 科 学 研 究 科
Gr aduat e Sc h㈲ 1 ofSc i enc e andTec hnol ogy Ni i gat auni v er s i t y
観察会全体を通して、われわれスタッフも、企 画・運営の難しさを含めて多くのことを学ぶこと ができた。各回の企團としては、観察と体験のプ ログラムを2日間で組み合わせることによって、 自然と人間のつきあい方、ひいては中山間地域の 白然環境と人々の暮らしぶりについて考える機会 を提供することができたのではないかと思う。今 後は、人工湿原がもつ生態系の中での役割を考え るとともに、自然と人との関わり方の実践的な学 習の場としても、このような観察会を活用してい
きたい。
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活動の中心となったたきがしら湿原
湿原の脇でカエルの産卵の説明
ブナ天然林で木の高さを測る
種子を観察する
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花 し の 、 の . =
二次林の成り立ちを解説
プナ天然林の中で記念撮影
山里の水田での稲刈ひ体験