産業組織論Ⅰ（上智大学 2017年度 月曜日1限目） Daiju Aiba's Homepage

独占市場その３

抱 合わ ン

⽉ ⽇

第 回講義

本⽇のテーマ

抱 合わ ン

• 現実 企業 価格差別 ほ 異 商品

を ッ 販売 あ い 補完性 ⾼い商品

購⼊を顧客 義務付 ⾏動をし し ⾏

い

• 経済学的 ⾏動原理 ？

• ⾏動 経済厚⽣へ 影響 ？

抱き合わせ Tying

• 主 商品 補完的 従属商品を ッ 販売

例 ーム機 ーム プ ンター ン エ ベータ 保守的 サー 携帯電話 通信サー

• 時利益を得 主 商品を安く販売し 従 商品を⾼く販売 あ

• 抱 合わ 数量販売 ⼆部料⾦制 性質 持 い

• 主 商品を固定費⽤ 従属商品を従属料⾦ 考え

抱き合わせ

プ ンター機 ーカー ッ 抱 合わ 販売

例を考え

独占企業 プ ンター ーを⽣産し 企業

プ ンター 対し ー 対し 価格を設定

企業 利益 プ ンター 購⼊者⼀⼈あ

ー ⽣産量を

市場 需要 ⼩さい消費者 消費者 需要 ⼤

い消費者 消費者 タ プ 存在

抱き合わせ

消費者

消費者

P* 抱 合わ 販売時 価格

MC ー 価格

ー 購⼊量

抱 合わ を⾏わ い場合

プ ンター 価格 A E F

抱 合わ を⾏う場合

∗

需要 ⾼い消費者 消費者 需要 ⼗分⼤ い あ い 市場 消

費者 ⼗分 多く存在 場合 企業 抱 合

わ を⾏う 収⼊を多く得 し し 消費者余剰 び経 済厚⽣ 悪化

抱き合わせ

• 独占企業 抱 合わ 販売を⽤い 抱 合わ

さ 商品 使⽤頻度 ⾼い消費者

多く 利益を得 前 例

ー 使⽤頻度

• 時 独占企業 基礎的 商品 前 例

ー機 を低い価格 販売 使⽤料⾦

ー 値段 を⾼く設定 最適

抱き合わせ

抱 合わ 理論 実証研究 事例

• 抱 合わ 理論 実証分析 し Hart a  a d Gil 

9 映画館 ⼊場者数 ップ ーン 場内販売 o essio  sales 間 相関関係 分析を⾏ い

• 彼 ⼊場者数 少 い週 ⼈気 映画 少 く映画 価値観 ⾼い⼈ 訪 傾向 あ いう関係を⽤い

客 タ プ ⽀払い意欲 を区別 ⽅法を提案し

• 結果 ⼊場者数 少 い週 ⼀⼈あ 場内販売 売 上割合 ⾼い を発⾒し

• 学⽣や 年寄 ⽀払い意欲 低い層 多い週 場内販売 売上割合 低い 発⾒し い

バンドル Bundling

• 抱 合わ ^{う 主 商品 従属商品 割合}

⼀定 場合を ン いう

Pure  u dli g

• ン 販売 を⾏う

Mi ed  u dli g

• 単品 価格 ン 販売 両⽅ ッ

ー を提⽰ ⽅法

例 本体 Ｓ ⾐料品 ッ 販売 福袋

バンドル Pure Bundling

例 消費者 財 財 対し 持 価値 下 表

⽣産 費⽤ い

ー

企業 両⽅ 財 価格を ８ 利益を得 消費 者余剰

ー

時 企業 財 ン し 価格 商品を売 利益を得 消費者余剰

Co su er

Good A

Good B

バンドルと経済厚⽣

企業 財 財 を独占的 ⽣産し 両⽅ 財を⽣産 財 財 対し 消費者 持 価値を _, 消費

者 異 _{, を持 ,} 区間

, ^{⼀様 分布し} ,

時 企業 利益を最⼤化 単体 販売し 場 合 販売価格 ン 販売価格 利益 いく

？

バンドルと経済厚⽣

：財 を購⼊

：財 を購⼊

Bu： ン を購⼊

消費者余剰の変化

：財 を購⼊

：財 を購⼊

Bu： ン を購⼊ ープ

ープ

ープ ープ

ープ

消費者余剰の変化

消費者余剰 改善さ ープ

, 消費者 単品 場合 両⽅ 財を購⼊ ン 割引価格 購⼊

消費者 ン 場合 単品 多く 商品を買い 消費者余剰 ン 場合 ⾼く

, ^{単品 売 い 場合 購}

⼊し い ン 購⼊

消費者余剰 低下 ープ

, ^{単品 場合 多く買う}

ン 場合 消費者余剰 低下

, ^{単品 場合 購⼊ ン}

場合 購⼊し い

消費者余剰の変化

単品 販売 ー

p ₄

ン 販売 ー

. ₄

• 企業 ン Pure Bu dli g を⾏う 単体を合

わ 売 場合 財あ 価格を下

利潤 増加

• 時 消費者余剰 改善さ

• Mi ed Bu dli g 企業 利益を上

消費者余剰 Pure Bu dli g 低下し

消費者余剰

バンドルと経済厚⽣

• Bellefla e, P., & Peitz, M.  . I dustrial 

orga izatio :  arkets a d strategies. Ca ridge 

U iversit  Press. Chapter 

• 泉⽥・柳川 ８ プ テ カ ・産業

組織論. 有斐閣 第 章

• Gil, R., & Hart a , W. R.  9 . E piri al a al sis 

of  eteri g pri e dis ri i atio : Evide e fro  

o essio  sales at  ovie theaters. Marketi g 

Scie ce, 28 ,  ‐ .

Reference and Further Readings

講義 図 説明し 抱 合わ 販売 い 独占企業 う 価格 設定を う ⼀般化さ ー 理論的 説明を⾏う

Bellefla e & Peitz 章 節 基 い 説明

印刷 対 需要 消費者 需要を 消費者

間 ⼀様 分布し い

ー機 値段を ーカー ッ 値段を

ー機を購⼊ 印刷を ウ ー ン し 場合 値段を 消費 者 ー機 ーを購⼊ 条件

⇔ ≡

書 _,

おまけ：抱き合わせの理論

抱き合わせの理論

時プ ンター カー ッ 需要曲線 以下

う 書

プ ンター

ー

企業 利潤関数 以下 式 ⽣産

抱き合わせの理論

• し抱 合わ 禁⽌さ い 場合 ＝

利潤最⼤化を達成 条件

利潤

抱き合わせの理論

抱 合わ 禁⽌さ い場合

,

を利潤関数 代⼊し い

微分を⾏う

いう結果 得

独占企業 を ⼤ く

最適 選択

抱き合わせの理論

抱き合わせの理論

を十分に小さい値 _し

プ ンター 価格 近く ー 価格

ウ ー ン し 場合 値段 近く設定 最適 選択

時 ー ⽣産数 _{/ ー 利潤} / ー 利潤 抱 合わ 禁⽌さ い 場合 ⼤ く わ