http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110106-00000139-jij-soci
効率的に iPS を肝臓細胞に=新薬開発に利用 ―
医薬基盤研
時事通信 1 月 6 日(木)21 時 59 分配信
独自の遺伝子導入技術を使い、万能細胞の「人工多能性幹細胞(iPS 細胞)」を効率的に肝臓細胞に分化させることに成功したと、独立行政 法人医薬基盤研究所(大阪府茨木市)が6 日発表した。同研究所は企 業と共同で、新薬開発に向けた技術の事業化を目指す。
水口裕之大阪大教授らの成果で、米科学誌「モレキュラー・セラピ ー」電子版に掲載された。
水口教授らは、iPS 細胞が肝臓細胞に分化する際、それぞれの分化段 階で必要とされる遺伝子を「改良型アデノウイルスベクター」と呼ばれ る独自技術を用いて細胞内に導入。困難とされてきた肝臓細胞への分 化を、効率的に誘導することに成功した。