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16ページ~25ページ・裏表紙 府中市景観ガイドライン(緑化編) 東京都府中市ホームページ

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Academic year: 2018

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(1)

針 指 化 緑

4−2 地域分類別の緑化指針

 府中市景観計画では、市内の地形や市街地の特性により、地区を区分しています。また、緑はその場所 の環境特性によって自生する植生が異なるので、緑化を行う場合は、その場所がどのような特性の環境で

あるのかを把握し計画することが重要です。 

(2)

4−2−1 大國魂神社・けやき並木周辺景観形成推進地区

【地域指針】

 業務施設や公共公益施設が集積する中心市街地であり、大國魂神社や馬場大門のけやき並木の緑が一体と なって景観をつくりだしている地区です。

 この地区では、大國魂神社の緑と国指定の天然記念物である馬場大門のけやき並木と調和し、商業地のに ぎわいと、豊かな緑が共存する景観の形成に配慮した緑化を行うものとします。

大國魂神社の緑と馬場大門のけやき並木を中心とした緑の連続性を確保するため、敷地内や壁面、

屋上等の建築物に付帯する空間を効果的に緑化する。

地上だけでなく、様々な位置から見られることを踏まえ、屋上や壁面においても景観に配慮した緑

を配置する。

けやき並木を中心とした緑のまとまりが、沿道建物のベランダ等とつながり、さらに、周辺へと緑

が展開するよう配慮する。

商業施設では、けやき並木側に豊かな緑のある憩いの空間を創出する。

壁面の後退部分には花壇やフラワーポット等を配置し、まちの魅力を高め、にぎわいを創出す

る。さらに、容器のデザインや素材、色彩をまちの景観と調和させる。

針 指 化 緑

大國魂神社・けやき並木周辺景観形成推進地区の緑化イメージ

(3)

針 指 化 緑

4−2−2 多摩川沿川景観形成推進地区

【地域指針】

 対岸の丘陵まで視界が開けている多摩川は、豊かな水と緑の景観が市民に親しまれています。河川敷の 広々とした空間が感じられる景観や、多摩川の自然と調和した景観、対岸からの眺望に加え、生物の貴重

な生息空間でもあることに配慮した緑化を行うものとします。

広がりのある多摩川の緑地帯及び対岸からの自然景観を保全・育成するため、街路樹の植樹及び

敷地内の緑化を積極的に行う。

多摩川沿いでは、水辺の緑と連続した景観となるよう密度の高い緑地帯を形成する。

利用者の多い場所では、快適な利用に欠かせない木陰を形成する。特に緑陰のある並木は、多摩

川を縁取り、対岸からの眺望を保全する。

高層の建築物は、圧迫感を軽減するよう、低層部の緑化を行い、壁面や屋上も緑化に努める。

敷地の近くに用水路がある場合は、水辺の植生に配慮した緑化を行う。また、用水路を緑道とす

る場合には、水辺であったことが意識できるような植生を組み込む。

河畔をはじめとする生物の生息空間としての緑を維持し、周辺への拡大に努める。

(4)

4−2−3 府中崖線景観形成推進地区・国分寺崖線景観形成推進地区・浅間山周辺景観形成推進地区

【地域指針】

 特徴的な地形と斜面部に残された緑は、武蔵野台地の面影を伝える景観として市民に安らぎを与えるとと

もに、生き物の生息空間としても大きな役割を担っています。この地区では、これらの植生に配慮し、緑の

豊かさがより発揮できるような緑化計画を行うものとします。

既存の植生を保全するとともに、多様な林床 となるよう緑化を図る。

生物の生息空間としての緑を維持し、周辺への拡大に努める。

開発事業等を行う場合は、地形及び植生を活かし、これらの景観が損われることのないように十分配

慮する。

建築等により緑が減少する場合は、新たに緑を創出してこれを補う。

密度の高い緑地帯を確保し、崖線や浅間山に生育する樹種等で構成する。

新たに緑化する場合は、既存植生への影響に十分配慮し、植生にかく乱を与える恐れのない樹種を選

定する。

崖線や浅間山に隣接した斜面地の造成を行う場合は、補植等を行う。

敷地内の地盤面は地下水を涵養できる構造とする。

府中崖線景観形成推進地区・国分寺崖線景観形成推進地区・浅間山周辺景観形成推進地区の緑化イメージ

針 指 化 緑

・ 浅 間 山

造成で生じた法面は崖線や 浅間山の植生にならって修 復する

(5)

4−2−4 駅周辺の商業地・幹線道路沿道

【地域指針】

 駅周辺の商業地ではさまざまな商業系施設、業務系施設が一体となって景観をつくりだしている地区で す。この地区ではにぎわいと、潤いや安らぎのある景観との調和に配慮した緑化を行うものとします。

街路樹によりまち並みの統一感を高め、奥行きのある連続した景観を形成するため、大径木を用いる。

敷地内の道路に面した部分は、街路樹と調和した緑化とする。

敷地内の緑は、道路空間等の公共空間からの見え方に配慮し、周辺と調和させる。

沿道に既存の樹林地がある場合は、積極的に道路景観と一体化する。

屋外駐車場は、公共空間から見えないよう植込み等の緑により遮蔽する。

壁面の後退部分には花壇やフラワーポットを配置し、まちの魅力を高め、賑わいを創出する。さらに、

容器のデザインや素材、色彩をまちの景観と調和させる。

交差点の角地等では、まとまった緑を配置し、緑陰を創出する。

駅周辺の商業地の緑化イメージ

幹線道路沿道の緑化イメージ

(6)

4 4−2−5 旧街道沿道・その他(住宅地等)

【地域指針】

旧街道沿道・その他(住宅地等)の緑化イメージ

針 指 化 緑  旧街道沿道や住宅地では、個性や多様性のある緑化によって、人と自然環境が調和した快適なまち並みや

地域らしさを形成するとともに、愛着心やコミュニティを育成する緑化を行うものとします。

旧街道沿い等に残る府中の名木百選や保存樹木等を保全する。

街路樹の無い道路沿いでは、接道部を緑化し、緑のまち並みを創出する。

歩行者に配慮したきめ細やかな植栽を施すとともに、季節の彩りを与える花木や実木、草花等を

用いる。

宅地を造成する場合は、良好な既存の樹木を残し、緑豊かな空間にする。

(7)

4−3 維持管理の留意点

 緑の適切な維持管理を行うことで、快適で緑豊かなまちが実現します。緑の維持管理では、緑化する施 設や周辺地域の特性によって留意点が異なりますので、適正な維持管理を行うことが重要です。緑は市民

共有の貴重な財産であるという認識を持ち、市民、事業者、市の協働による維持管理を基本とし、以下の 留意点を踏まえるものとします。

強風による倒木や枯れによる枝落ち、病虫害の発生等を考慮し、きめ細やかな維持管理を行う。

緑の健全な育成や、病虫害の発生等を考慮し、土壌等、緑化を行う環境の維持に努める。

除草や清掃は適時行い、樹木等の繁茂による日当たりや見通しの悪化、通行の妨げとならないよ

う適切に剪定する。

道路や接道空間では、枝の張出しや根上がり等による交通障害とならないよう、樹木が健全に生

育できる環境を整える。

大規模空間では、地域の緑の核となるよう緑の保全・育成に努め、他の施設のモデルとなるよう

維持管理を行う。

壁面緑化を行う際は、病虫害や植物の刺等による歩行者への被害や、繁茂による交通障害が起き

ないよう、配植に留意する。

屋上等は、地上部に比べて環境条件が厳しいことに加え、水分の確保や根の伸張に制約を伴うこ

とに留意する。

ベランダ緑化を行う場合のコンテナ栽培は、コンテナを固定するなど、落下被害等が生じないよ

う安全性に配慮する。

風は高さが高くなるにしたがって強くなるため、壁面や屋上、ベランダでは植物が風により枯れ

ることがないように配慮するとともに、植物や資材等が飛ばされないように固定する。

大國魂神社・けやき並木周辺景観形成推進地区や駅周辺の商業地では、樹形を整え、整然とした

まち並みを形成する。

多摩川、府中崖線、国分寺崖線や浅間山では、自然樹形を生かし、緑が連続した自然な樹形を生

かした緑が連続したまち並みを形成する。

(8)

5

届出に係る事前協議

 府中市では、 建築や開発事業等を行うにあたり、 府中市景観計画及び本ガイドラインを踏まえた良好な緑の景観 づくりのために、 事前協議を行います。 事前協議の流れと届出の主なものについては次のとおりです。

事前協議の流れ

景観計画に基づく届出制度

( 府中市景観条例・景観法 )

地区計画の区域内における建築物 の緑化率の最低限度等の届出制度

( 府中市地区計画の区域内におけ る緑地の保全と緑化の推進に関す

●建築物の建築等

 国分寺崖線景観形成推進地区

 高さ10m又は延べ面積1,000㎡以上の建物

 国分寺崖線景観形成推進地区以外

 高さ20m又は延べ面積3,000㎡以上の建物

●開発行為

 区域面積3,000㎡以上の開発行為

開発事業の事前協議制度

( 府中市地域まちづくり条例 )

大規模開発事業の事前協議制度

( 府中市景観条例 )

届出基準 届出種別

窓口相談

届 出

緑化の計画・デザイン

緑 化 事 前 協 議

地区計画の区域のうち建築物の緑化率の最低限度が定められた区域内に おける建築物の新築又は増築

 開発行為及び建築を行おうとする区域の面積が5,000平方メートル  以上のもの

 集合住宅の建築で総戸数が100戸以上のもの

 建築物の建築で延べ面積が10,000平方メートル以上のもの

 第一種・第二種低層住居専用地域内

 軒高7mを越える建築物又は地上3階以上の建築物の建築

 (戸建住宅、二世帯住宅等は除く)

 500㎡以上の開発行為

 第一種・第二種低層住居専用地域以外 高さ10mを越える建築物の建築

(戸建住宅、二世帯住宅等は除く)

10戸を超える集合住宅の建築

(9)

6

緑化の支援制度

 府中市では、市内の緑化を推進する支援制度として、以下の取組みを行っています。これらを積極的に活

用し、魅力的な緑の景観づくりを進めて下さい。 

① 出張緑化相談・緑化講習会

  市民で5人以上の方が集まった場合に、樹木のせん定や病害虫の駆除方法等、園芸や緑化についての

 質問を受ける出張緑化相談・緑化講習会を実施しています。

② 保存樹木等の奨励金

  大切な緑を保護・保存するために、次のような奨励金制度を設けています。

  ■樹木の奨励金

   健全で、樹木の姿が美観上特に優れている樹木に対し、奨励金を交付します。

  ■樹林地の奨励金

   集団に属する樹木が健全で、美観が特に優れている樹林地に対し、固定資産税・都市計画税の一定

   割合の奨励金を交付します。

③ 生け垣の造成奨励金

  道路に接する新設の生け垣に対し、奨励金を交付します。また、生け垣の新設を目的としてブロック塀

等を取り壊す場合、費用の一部を助成します。(府中市地域まちづくり条例に基づく開発事業は除きます。)

④ 市民花壇

  市民団体・グループによる花壇づくりを推進するため、春と秋に草花の苗の提供をします。

⑤ 公園清掃団体への謝礼金

  公園の清掃や除草、遊具等の点検を行う登録した市民団体に、公園の面積等に応じて謝礼金をお支払

 いします。 

⑥ 落ち葉の銀行

  緑のリサイクルを積極的に進めるため、登録した市民団体が公園や広場を清掃し、収集した落ち葉を、

 市が回収して腐葉土にし、翌年、落ち葉の収集量に応じて腐葉土を配布します。

(10)

用語解説

敷地 (しきち)

 本ガイドラインにおける敷地は、道路以外の宅地等を指します。

ヒートアイランド現象(ヒートアイランドげんしょう)

 都市部の気温が、その周辺に比べて異常な高温を示す現象のことをいいます。

 様々な都市活動によって放出される熱が、風の流れを遮る建築物やアスファルトやコンクリートで

覆われた環境によって蓄えられ、都市部の高温化に拍車をかけているといわれており、緑地の増加が

対策として有効と考えられています。

地域の自然植生(ちいきのしぜんしょくせい)

 人間によって伐採や植林などの手が加えられていない植生を自然植生といい、府中市の自然植生は

常緑樹ではシラカシ、アラカシなどのカシ類、落葉樹ではコナラ、エノキ、クヌギ、ケヤキ、ムクノ

キ等です

府中の名木百選(ふちゅうのめいぼくひゃくせん)

 ふるさと府中の長い歴史と文化の中を生き続け、地域の人々に深い関わりを通じて親しまれてきた、

府中の名木と呼ぶにふさわしい樹木について、これらを市民に広く紹介するとともに、緑化推進の啓

発に資することを目的として、平成元年に選定された樹木のことです。

保存樹木(ほぞんじゅもく)

 健全で樹容が美観上特に優れている樹木を保存していくために、市が指定する樹木のことです。指

定された樹木には、奨励金が交付されます。

緑地協定(りょくちきょうてい)

 土地所有者等の全員の合意によって緑地の保全や緑化に関する協定を締結する、都市緑地法に基づ

く制度です。保全又は植栽する樹木等の種類、場所、垣又はさくの構造、管理、その他について定め

る事ができます。

景観協定(けいかんきょうてい)

 一団の土地所有者等の全員の合意によって良好な景観の形成に関して締結される、景観法に基づく

制度です。建築物のほか、工作物、樹林地、緑化、屋外広告物、農地や景観づくりの取組や活動等を

対象とすることができます。

環境施設帯(かんきょうしせつたい)

 幹線道路の沿道の生活環境を保全するため、道路に付帯して設けられる植樹帯、路肩、歩道、副道

等のことをいいます。

アイストップ

 視線を誘導するための目標や目印のことをいいます。

ビオトープネットワーク

 ビオトープとは、「bio(いのち)+topos(場所)」というラテン語とギリシャ語からの造語を語源とし、

生物群集の生息空間を示す言葉です。日本では、「生物空間」や「生物生息空間」と訳され、生物群

の棲息場所となるよう人工的に環境を整備した場所も含めて用いられています。こうしたビオトープ

ネットワークが繋がり、より広がりを持った状態をいいます。

 ビオトープネットワークとは、こうしたビオトープが繋がり、より広がりを持った状態をいいます。

登はん型・下垂型(とうはんがた・かすいがた)

 壁面緑化の手法のうち、壁の前に付着型の植物を植栽し、植物の登はん力によるものや、壁に(ネッ

ト等)格子状の補助資材を設置し、これに巻き付き型のツル植物を絡ませるものを登はん型といい、

(11)

府中市

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