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第2部 第3章 医療提供体制 所沢市保健医療計画~スマート“健幸”ライフ所沢~ 所沢市ホームページ

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(1)

【第

2

部】

(2)

基本方針:市民がいつでも安心して医療の提供を受けられるよう、医療提供体制や 地域医療・在宅医療提供体制の整備に努めます

「医療」とは病気という状態から回復(あるいは悪化の防止)させようとすることです。

本章の基本方針として掲げている「市民がいつでも安心して医療の提供を受けられる」ため

には切れ目のない医療提供体制の整備が重要です。

救急医療では、埼玉西部消防局の平成 2 7 年版「消防年報」によると、平成 2 6 年の埼玉

西部消防局管内の救急出場件数、救急搬送ともに前年に比べ増加傾向にあります。年齢区分

別の救急搬送数では、特に、乳幼児(生後 2 9 日∼6 歳)と高齢者(6 5 歳以上)が増加して

います。また、県内での産科・周産期の傷病者搬送も毎年増加傾向にあります。そこで、本

章の第 1 節を小児医療・周産期医療、第 2 節を救急医療とし、それぞれの現状と課題、役割

を整理しながら、市民への適正受診や相談窓口等の情報提供を進めるとともに、救急医療体

制の維持、周産期医療の充実に向けた体制の提供を目指します。

高齢化や疾病構造の変化、特に脳卒中(脳血管疾患)や認知症は「平成 2 5 年国民生活基

礎調査」によると、介護が必要となった主な原因として、要介護者では脳卒中(脳血管疾患)

が第 1 位、認知症は第 2 位となっています。また、内閣府の平成 2 4 年度「高齢者の健康に

関する意識調査」では、自宅で最期を迎えることを希望する人が 5 4 .6 % 、自宅で介護を希望

すると答えた人が 3 4 .9 % で最も多くなっています。

こうした社会情勢を背景に、従来の「病院完結型」の医療から、退院後に住み慣れた地域

で必要とする医療や介護を受けながら、安心して過ごすことができる「地域完結型」の医療

環境の整備が求められています。このため第 3 節を「地域医療」とし、地域医療の充実、在

宅医療の推進及び、関係機関との連携を図りながら、在宅での医療や介護等の必要なサービ

スを切れ目なく受けられる体制の提供を目指します。

◆ 第3章の体系

( 1 ) 小児科救急医療(初期・二次)

( 2 ) 周産期医療充実のための関係機関との連携

( 1 ) 初期救急医療体制

( 2 ) 第二次救急医療体制

( 1 ) 地域医療の充実

( 2 ) 在宅医療の推進

第3章

医療提供体制

第1節 小児医療・周産期医療

第2節 救急医療

(3)

第1

小児医療・

周産期医療

小児医療では、市民医療センターが平日の小児科診療を行っているほか、市内の小児科を

標榜している医療機関がそれぞれ実施しています。

小児の救急医療体制については、症状に応じて初期から第三次までの救急医療体制を整備

しています。まず、初期救急医療体制については、入院を必要としない軽症の救急患者を対

象とするもので、所沢市医師会の協力により日曜日や祝休日及び年末年始の診療については、

在宅当番医制

(2 2

を実施しています。また、市民医療センターで小児科日曜日・休日急患診療、

夜間急患診療等を実施しています。

入院を必要とするような小児の重症救急患者を対象とする小児の第二次救急医療体制

(2

ついては、狭山保健所が中心となって整備を行い、所沢地区( 所沢市・狭山市・入間市) におい

て小児科救急医療病院群輪番制

(2 5

を実施し、診療時間外の急病対応や保護者の不安軽減に努

めています。その他、第二次救急医療体制では対応できない重篤患者に対応する第三次救急

医療として、埼玉県が救命救急センターを整備しています。

「周産期医療」は、妊娠、分娩に関わる母体・胎児管理と、出生後の新生児管理を主に対

象とする医療とされています。本市においては、N IC U (新生児集中治療室)

(6 7

を備える「地

域周産期母子医療センター

(6 8

」として、西埼玉中央病院が地域の周産期医療の拠点としての

重要な役割を果たしていましたが、新生児専門医の不足等から平成 2 4 年 1 0 月以降 N IC U

を休止しています。しかしながら、平成 2 6 年 2 月からは、病院の努力により帝王切開を含

め 3 5 週以降の分娩受入れを再開するなど、体制を整えています。

なお、この間の対応については、所沢市医師会産婦人科・周産期医療問題協議会

(6 9

を通じ

た関係機関の連携を中心とする市内の産科医療機関の尽力により、周産期医療体制の維持が

図られています。

本節では、小児医療・周産期医療に関して、関係機関が連携しながらこの課題に取り組ん

でいくことについて記載しています。

◇ 小項目分類の考え方

小児医療については、救急外来を受診する緊急性のない軽症患者が休日や夜間の時間帯に

自己都合で受診する、いわゆるコンビニ受診や軽症による救急搬送が多いことなどから、救

急医療体制の役割、適正受診についての理解が求められます。

また、周産期医療では、常に突発的な病態が生じる可能性があるため、高度医療を提供す

る総合周産期医療センター

(7 0

及び地域周産期医療センターの整備や個々の分娩のリスクに

応じた医療の提供が求められています。そこで、小項目については、(1 )小児科救急医療(初

(4)

第 1 節 小児医療・周産期医療

〔現状〕

 子どもが急病時に家庭での対処方法や受診の必要性について電話相談ができる「埼玉県

小児救急電話相談(# 8 0 0 0 )」の相談件数は、平成 2 5 年度 4 9 ,1 6 8 件、平成 2 6 年

度 5 3 ,3 2 8 件です。

 埼玉西部消防局の「消防年報」によると、埼玉西部消防局管内で救急搬送された年齢区

分別の人数は下記の表のとおりとなっています。

死 亡

重 症

中 等 症

軽 症

そ の 他

計 死 亡

重 症

中 等 症

軽 症

そ の 他

計 死 亡

重 症

中 等 症

軽 症

そ の 他

24年中 14 91 16 121 1 21 225 1,429 1,676 1 26 210 1,012 1,249 11,601 14,478 29,125

25年中 1 10 86 13 110 3 19 215 1,359 1,596 1 31 190 1,050 1 1,273 11,593 15,497 30,070

26年中 9 75 9 93 2 24 249 1,363 1,638 19 249 975 1,243 11,392 16,240 30,606 (単位:人)

資料:埼玉西部消防局「消防年報」

年齢区分別搬送人員

新生児(生後28日以内) 乳幼児(生後29日∼6歳) 少年(7歳∼17歳)

総計 成年

(18∼64 歳)

高齢者 (65歳以

上)

〔本市の主な取り組み〕

 軽症の救急患者に対応する初期救急医療体制として、市民医療センターが夜間急患診療

等を実施し、関係医療機関と連携して所沢市域全体における、昼間・夜間・深夜全ての

時間帯での小児初期救急医療体制

(4

を整備しています。

 入院や手術を必要とする、小児の重症患者に対応するため、所沢地区(所沢市・狭山市・

入間市)で小児科救急医療病院群輪番制

(2 5

を実施しています。

 日曜日や祝休日の診療については、所沢市医師会の協力による在宅当番医制

(2 2

、小児科

日曜日・祝休日診療を実施しています。これらの情報については、広報、ホームページ、

「健康ガイドところざわ」等を通じて周知しています。

 4 か月児健康診査でのパンフレット配布や保健センター内にポスター掲示等を行い、乳

幼児の事故予防についての普及啓発を行っています。

〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕

 小児科日曜日・祝休日診療(所沢市医師会)…市内 4 医療機関にて在宅当番医制とは別に

小児科診療を実施

 市民医療センター小児急患診療への医師派遣(所沢市医師会)

 市民医療センター小児急患診療の調剤業務への薬剤師派遣(所沢市薬剤師会)

 乳幼児救急講習会(所沢市母子愛育会)…市内9地区で活動している愛育班の地区活動の一

環として実施

(1)小児科救急医療(初期・二次)

(5)

 子どもの急病時などに 、家庭での対処方法や 受診の必要性について 電話相談ができる

「埼玉県小児救急電話相談(#8 0 0 0 )」や、市民医療センターの小児急患診療の周知を

行い、保護者の不安軽減を図ることが必要です。

 小児科救急医療病院群輪番制について、診療時間外の急病対応や保護者の不安軽減を図

るためにも継続実施が重要です。

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】

 「埼玉県小児救急電話相談(# 8 0 0 0 )」、市民医療センターの小児急患診療の周知、

適正受診についての普及啓発を引き続き行い、救急車の適正利用、時間外の急病による

保護者の不安軽減に努めます。

【小児科救急医療病院群輪番制を引き続き実施します】

 狭山市・入間市及び関係機関と連携して、平日夜間・祝休日の重症救急患者に対応する

小児科救急医療病院群輪番制を引き続き実施し、診療時間外の急病対応や保護者の不安

軽減を図ります。

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門

機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

(2 6

」を持ちましょう。

【必要な情報の活用について意識しましょう】

 「埼玉県小児救急電話相談(# 8 0 0 0 )」や日曜日、祝休日に受診できる医療機関の情報

は、広報で毎月お知らせしています。緊急時に利用できる情報を普段から意識しておき

ましょう。

 市ホームページに「こどもの救急(生後 1 か月∼6 歳)」を掲載しています。緊急時の

対応について知っておくようにしましょう。

 埼玉県が発行している「子どもの救急ミニガイドブック」等を活用し、子どもの急病時

に相談できる窓口や対応方法について、日頃から意識しましょう。

 関係団体が実施している「乳幼児救急講習会」や埼玉西部消防局が開催している「小児

救命講習会」に参加して、小児のけがや病気に対する手当てについて学んでみましょう。

【救急車の適正利用について考えてみましょう】

 埼玉西部消防局のホームページでは「家庭で使用できる救急車利用マニュアル」を掲載

しています。救急車や救急医療は限りある資源ですので、適正利用を意識し有効に利用

しましょう。

2 課 題

3 今後の市の方向性

(6)

第 1 節 小児医療・周産期医療

〔現状〕

 「平成 2 6 年埼玉県の人口動態概況」によると、周産期(妊娠 2 2 週から出生後 7 日未

満)死亡率は、全国 3 .7 ‰、埼玉県 4 .0 ‰、本市では 5 .6 ‰となっています。また、新

生児(生後 2 8 日以内)死亡率は、全国 0 .9 ‰、埼玉県 1 .0 ‰、本市では 0 .8 ‰となっ

ています。

 埼玉県の「救急搬送における医療機関の受入状況等実態調査」によると、県内での産科・

周産期傷病者搬送は、平成 2 3 年 1 ,0 2 1 人、平成 2 4 年 1 ,0 7 1 人、平成 2 5 年には

1 ,0 8 1 人と増加しています。

 現在、未熟児の入院が可能な施設は防衛医科大学校病院となっています。(ただし、標

準規格 N IC U の発足は病棟改修後を予定しており、現在は未熟児室において可能な範囲

内で対応しています。)

〔本市の主な取り組み〕

 所沢市医師会産婦人科・周産期医療問題協議会会議

(6 9

に出席し、情報共有を図っています。

 平成 2 4 年 1 0 月、埼玉県西部保健医療圏域5市(所沢市・飯能市・狭山市・入間市・

日高市)で防衛医科大学校病院及び埼玉県に対し「防衛医科大学校病院への N IC U

(6 7

の早期設置及び周産期医療体制の整備に係る要望書」を提出しています。

 平成 2 8 年 2 月、埼玉県西部保健医療圏域5市及び同圏域内の 4 医師会(所沢市・飯能

地区( 日高市を含む) 、狭山市、入間地区)で埼玉県に対し、「独立行政法人国立病院機構

西埼玉中央病院地域周産期母子医療センターの N IC U (新生児集中治療室)の再開に向

けた新生児専門医の派遣等に係る要望書」を提出しています。

 所沢市医師会産婦人科・周産期医療問題協議会では、西埼玉中央病院、防衛医科大学校

病院、狭山保健所、埼玉県、埼玉西部消防局、所沢市が情報と課題の共有に努め、連携

して対応に努めています。

 埼玉県では、安全・安心なお産の場を提供するため、転院搬送が必要な妊産婦や新生児

が生じた際に、効率的に搬送可能な病院を調整する「母体・新生児搬送コーディネーター

制度」を実施しています。

〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕

 所沢市医師会産婦人科・周産期医療問題協議会(所沢市医師会)…市内の産婦人科医・小

児科医、所沢市医師会等の関係機関が連携し周産期医療問題に関する情報共有、対応

 地域の周産期医療体制の充実のため、引き続き、N IC U の再開に向けた取り組み状況を

把握するとともに、状況に応じた対応が必要です。

 市内の医療機関における分娩状況の把握と課題の共有に努めることが必要です。

(2)周産期医療充実のための関係機関との連携

1 現状・主な取り組み

(7)

【関係機関と連携し周産期医療の充実に努めます】

 狭山保健所や埼玉県西 部保健医療圏域の各市 及び所沢市医師会をは じめとした関係機

関と連携を図りながら 、安心して子どもを産 み育てやすい環境づく りを進めるため、

N IC U の再開を含めた周産期医療体制の整備を、状況に応じて国や県、医療機関に働き

かけます。

 引き続き、所沢市医師会産婦人科・周産期医療問題協議会会議に出席し、市内医療機関

における分娩状況等の把握に努め、課題を共有していきます。

【妊娠や出産に関する知識や情報を集めたり、相談出来る場を持ちましょう】

 妊娠中から産後までの間で、ご自身や子どもの体調等について不安や気がかりなことにつ

いて、身近に相談できる「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

(2 6

」を持ちましょう。

 保健センターや医療機関で実施している母親学級、両親学級を受講し、妊娠・出産・

育児に関する知識を学んだり相談できる場を持ちましょう。

3 今後の市の方向性

4 期待される市民自らの取り組み

埼玉県周産期医療施設一覧(平成27年10月1日現在)

総合周産期母子医療センター

母体・MF IC A や NIC U を含む産科及び新生児の病棟等を備え、合併症妊娠、重症妊娠中毒症等 のリスクの高い妊娠に対する医療や高度な新生児医療を提供する周産期医療の中核施設

地域周産期母子医療センター

産科及び小児科(新生児診療を担当するもの)等を備え、母体や胎児、新生児に対する比較的 高度な医療を提供できる施設

新生児センター

各周産期母子医療センター以外の、医療が必要な新生児の受け入れに対応できる施設 資料:「埼玉県の周産期医療体制について」を基に作成

… 埼玉医科大学総合医療センター

… 西埼玉中央病院等 県内10施設

(8)

◆ 計画期間における目標指標(第1節 小児医療・周産期医療)

( 1) 小児科救急医療(初期・二次)

指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)

小 児 科 救 急 医 療 病 院 群 輪 番 制 実 施 時 間帯

平日夜間

祝休日・年末年始

全時間帯での実施

入院や手術を必要とする小児の重症患者に対応する第二次救急医療体制の実施状況を示

す指標です。

現状は、医療機関が休診している月曜日から土曜日の夜間及び祝休日・年末年始の昼間で

実施しています。

目標は、平成 3 1 年度までにすべての時間帯での実施を目指すものです。

( 2) 周産期医療充実のための関係機関との連携

指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)

産婦人科・周産期医療問題協議会会議へ

の参加

― 継続 継続

所沢市産婦人科・周産期医療問題協議会

(6 9

会議への参加状況を示す指標です。

引き続き、会議へ参加して産婦人科・周産期医療について市内医療機関、行政機関と情報

(9)

救急医療体制

第2

救急医療

本市の救急医療体制については、症状に応じて初期から第三次までの救急医療体制を整備

しています。初期救急医療体制は、入院を必要としない軽症の救急患者を対象とするもので、

所沢市医師会の協力により日曜日や祝休日、年末年始の診療について、在宅当番医制

(2 2

を実

施しています。

また、入院を必要とするような重症救急患者を対象とする第二次救急医療体制

(2

について

は、狭山保健所が中心となって整備を行い、所沢地区(所沢市・狭山市・入間市)において、

病院群輪番制を実施しています。その他、第二次救急医療体制では対応できない重篤患者に

対応する第三次救急医療として、埼玉県が救命救急センターを整備しており、防衛医科大学

校救命救急センターが所沢地区と朝霞地区(朝霞市・志木市・和光市・新座市)の第三次救

急医療機関となっています。

休日や夜間等医療機関の診療時間外の急なけがや病気の場合に、市民が必要な医療の提供

を受けることができる医療体制の整備は、市民が安心して生活するために必要不可欠です。

本節では、本市の医療体制、特に大人を対象とした救急医療体制として初期救急医療体制、

第二次救急医療体制について、それぞれの役割を整理しています。

また、限りある医療資源を有効に活用するため、救急医療や切れ目のない医療体制の提供

を図るとともに、適正受診に関する知識の普及啓発を進めます。

◇ 小項目分類の考え方

本市では、祝休日及び年末年始において、入院を必要としない軽症の救急患者を対象とす

る初期救急医療体制として、所沢市医師会に委託し、在宅当番医制を実施しています。また、

歯科については市の歯科診療所である「歯科診療所あおぞら」において休日緊急歯科診療を

行っています。

また、祝休日及び年末年始並びに夜間に入院や手術を必要とする重症救急患者を対象とす

る第二次救急医療体制として、所沢地区(所沢市・狭山市・入間市)による病院群輪番制

(3

を実施し、医療提供体制の整備に努めています。本節では、本市の救急医療体制の役割を整

理し、適正受診や救急車の適正利用についての周知啓発の必要があることから、小項目につ

いては、(1 )初期救急医療体制、(2 )第二次救急医療体制の 2 項目としました。

休日夜間急患センター 在宅当番医制

休日歯科診療所

病院群輪番制

小児科救急医療病院群輪番制

救命救急センター

第二次救急医療体制

・入院や手術を必要とする重症救急患者に対応

第三次救急医療体制 初期救急医療体制

(10)

第 2 節 救急医療

〔現状〕

 平成 2 6 年 1 0 月から埼玉県が実施している、大人の急病時の家庭での対処方法や受診

の必要性について電話相談ができる「埼玉県大人の救急電話相談(# 70 0 0 )」の相談

件数は、平成 2 6 年度 1 0 ,7 8 0 件です。

 埼玉西部消防局の「消防年報」によると、埼玉西部消防局管内で救急搬送された種別搬

送人数は下記の表のとおりとなっています。

(単位:人)

死亡 重症 中等症 軽症 その他 計

24年中 348 2,586 10,262 15,923 6 29,125

25年中 222 2,610 10,589 16,639 10 30,070

26年中 224 2,525 11,488 16,367 2 30,606

資料:埼玉西部消防局「消防年報」

種別搬送人員

〔本市の主な取り組み〕

 「健康ガイドところざわ」に救急医療のページを設け、電話相談や医療機関案内などの

情報提供や適正受診についての周知啓発を行っています。

 市内の一般の医療機関が診療を行っていない、祝休日及び年末年始の午前 9 時から午後

5 時の時間帯で、軽症の救急患者の医療を確保するため、所沢市医師会に委託し、在宅

当番医制

(2 2

を実施しています。また、広報、ホームページ、「健康ガイドところざわ」

等を通じて周知しています。

 保健センター内にある「歯科診療所あおぞら」では、休日において緊急に診療を必要と

している方に対し休日緊急歯科診療を実施しています。

 精神疾患を有する方については、休日・夜間において、緊急的な精神医療の電話相談が

できる「埼玉県精神科救急情報センター」の情報をホームページに掲載しています。

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、医療機関、服薬内容等の医療情報や健康保

険証の写し等を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管しておくことで、緊急時に救急

隊が活用することができる「救急医療情報キット」を希望者へ配布しています。

 救急医療体制を維持していくため、引き続き、各医療機関の理解・協力が必要です。

 急な病気やけがについて、救急車を呼んだ方がよいのか、受診の必要性などについて相

談出来る、# 7 0 0 0 等救急電話相談の周知が必要です。

(1)初期救急医療体制

1 現状・主な取り組み

(11)

【初期救急医療体制を引き続き実施します】

 引き続き、所沢市医師会及び歯科医師会と協力しながら在宅当番医制及び休日緊急歯科

診療を実施していきます。

 初期救急及び二次救急の医療機関の役割分担を踏まえ、救急医療体制の維持に努めます。

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】

 「埼玉県大人の救急電話相談(# 70 0 0 )」、在宅当番医、休日緊急歯科診療についての

情報提供、また、限りある医療資源を有効活用するため、救急車の適正利用の周知啓発

を進めます。

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門

機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

(2 6

」を持ちましょう。

【必要な情報の活用について意識しましょう】

 「埼玉県大人の救急電話相談(# 7 0 0 0 )」や日曜日、祝休日に受診できる医療機関の情

報は、広報で毎月お知らせしています。緊急時に利用できる情報を普段から意識してお

きましょう。

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、市が希望者へ配布している「救急医療情報

キット」を活用しましょう。

【救急車の適正利用について考えてみましょう】

 埼玉西部消防局のホームページでは「家庭で使用できる救急車利用マニュアル」を掲載

しています。救急車や救急医療は限りある資源ですので、適正利用を意識し有効に利用

しましょう。

3 今後の市の方向性

(12)

第 2 節 救急医療

〔現状〕

 埼玉西部消防局の「消防年報」によると、埼玉西部消防局管内で救急搬送された種別搬

送人数は下記の表のとおりとなっています。

(単位:人)

死亡 重症 中等症 軽症 その他 計

24年中 348 2,586 10,262 15,923 6 29,125

25年中 222 2,610 10,589 16,639 10 30,070

26年中 224 2,525 11,488 16,367 2 30,606

資料:埼玉西部消防局「消防年報」

種別搬送人員( 再掲)

 埼玉県に届出のあった A E D

(5 1

設置施設のうち公表可能な設置施設について、埼玉県の

ホームページで公開しています。

〔本市の主な取り組み〕

 入院や手術を必要とする重症救急患者に対応する第二次救急医療体制

(2

として、所沢地

区(所沢市・狭山市・入間市)で病院群輪番制

(3

を実施しています。

 市民医療センターは、内科について病院群輪番制病院に参画しています。

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、医療機関、服薬内容等の医療情報や健康保

険証の写し等を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管しておくことで、緊急時に救急

隊が活用することができる「救急医療情報キット」を希望者へ配布しています。

 救急医療体制を維持していくため、引き続き、各医療機関の理解・協力が必要です。

 A E D の使用方法や設置場所の周知、救急蘇生法の知識等、市民への病院前救護活動に

対する知識の普及が重要です。

 急な病気やけがをしたとき救急車を呼んだ方がよいのか、受診の必要性等について相談

出来る#7 0 0 0 の周知等を通じて、救急車の適正利用を促すことが必要です。

(2)第二次救急医療体制

1 現状・主な取り組み

(13)

【第二次救急医療体制を引き続き実施します】

 狭山市・入間市及び関係機関と連携して、平日夜間・祝休日の重症救急患者に対応する

病院群輪番制を引き続き実施していきます。

 初期救急及び二次救急の医療機関の役割分担を踏まえ、救急医療体制の維持に努めます。

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】

 消防等関係機関と連携し、適切に急病者に対応するための救命活動・救命処置に必要な

A E D の使用方法や設置場所の周知、救急蘇生法の普及啓発に努めます。

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門

機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

(2 6

」を持ちましょう。

【必要な情報の活用について意識しましょう】

 「埼玉県大人の救急電話相談(# 7 0 0 0 )」や日曜日、祝休日に受診できる医療機関の情

報は、広報で毎月お知らせしています。緊急時に利用できる情報を普段から意識してお

きましょう。

 救急車を呼ばなければならない状況となった時には、慌ててしまい冷静に対応できない

ことも考えられます。1 1 9 番の救急通報の仕方(場所、患者の状況の正確な伝達など)

を普段から確認しておきましょう。

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、市が希望者へ配布している「救急医療情報

キット」を活用しましょう。

 救急救命講習等に積極的に参加して、救急車が到着するまでの正しい処置や A E D の操

作方法等を身につけておきましょう。

 埼玉県のホームページでは A E D 設置施設のうち公表可能な設置施設について公開して

います。操作方法と併せて近くの A E D 設置施設を確認しておきましょう。

【救急車の適正利用について考えてみましょう】

 埼玉西部消防局のホームページでは「家庭で使用できる救急車利用マニュアル」を掲載

しています。救急車や救急医療は限りある資源ですので、適正利用を意識し有効に利用

しましょう。

3 今後の市の方向性

(14)

◆ 計画期間における目標指標(第2節 救急医療)

( 1) 初期救急医療体制

指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)

在宅当番医制の実施状況 ―

祝休日及び

年末年始

維持

入院を必要としない軽症の救急患者に対応する初期救急医療体制の実施状況を示す指標

です。

引き続き所沢市医師会に協力いただき、一般の医療機関が診療を行っていない祝休日及び

年末年始の初期救急医療体制の安定提供のため今後も維持していくものです。

( 2) 第二次救急医療体制

指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)

病院群輪番制実施時間帯 ―

平日夜間

祝休日・年末年始

維持

入院や手術を必要とする重症救急患者に対応する第二次救急医療体制の実施状況を示す

指標です。

現状は、医療機関が休診している月曜日から土曜日の夜間及び祝休日・年末年始で実施し

ています。

目標は、引き続き、輪番制を実施している医療機関に協力いただき、所沢地区(所沢市・

入間市・狭山市)において、全ての曜日で実施している平日夜間及び祝休日・年末年始の

(15)

第3

地域医療

平成 2 5 年度から都道府県が策定する医療計画に記載する事項として、医療連携体制の中

で在宅医療を担う医療機関等の役割の充実・強化を図るため、居宅等における医療(在宅医

療)が盛り込まれました。団塊の世代が 7 5 歳を迎え後期高齢者となる平成 3 7 年には、約

7 0 0 万人が認知症になるとの国の推計が示されています。また、自宅での看取りや介護を希

望する人の割合が高くなっており、高齢化の進展により、医療に関するニーズが多様化して

いく中、在宅医療は医療機関を退院した後に住み慣れた地域で必要な医療・介護を受け、安

心して生活できる医療提供体制として期待されています。

地域医療、在宅医療を円滑に推進していくためには、従来の「病院完結型」の医療から、

退院後の支援から日常の療養支援や急変時の対応、看取りも含め地域全体で支える「地域完

結型」の医療提供体制の整備が必要です。そのためには行政も含め、医師、歯科医師、薬剤

師、看護師やリハビリ職等の多職種による切れ目のない連携に加え、住まい・医療・介護・

生活支援・介護予防が身近な地域で包括的に提供される地域包括ケアシステム

(7 1

の構築が必

要です。

本節では、これまでの本市における取り組みや課題を整理し、地域医療に関する現状や課

題、今後の方向性について情報提供を行うほか、関係機関が連携しながらこの課題に取り組

んでいきます。

◇ 小項目分類の考え方

地域医療を進めていくためには、病気や障害がありながらも、住み慣れた地域で生活を続

けていけるよう、住まい・医療・介護・生活支援・介護予防が一体的に提供される仕組みが

必要です。市や医療機関の取り組みや課題を通して、これからの地域医療についての方向性

を整理するため、小項目(1 )地域医療の充実、(2 )在宅医療の推進としています。

(16)

第 3 節 地域医療

〔現状〕

 平成 2 4 年 1 2 月末現在の市内医療関係者数は、医師 6 6 0 人、歯科医師 2 2 7 人、薬剤

師 5 8 6 人、助産師 7 2 人、保健師 7 6 人、看護師 2 ,0 8 2 人、准看護師 6 1 5 人です。

 医療機関における急性期・回復期・慢性期等の各期のリハビリテーション

(4 9

に加え、

介護施設等において、通所リハビリテーション

(6 3

、自宅に出向いて行う訪問リハビリテ

ーション

(6 4

が行われています。

〔本市の主な取り組み〕

 市民医療センターでは、地域連携室を設置し、関係機関との連携、入院相談、療養相談

や退院支援を行っています。

 看護師の養成・支援を図るため、所沢市医師会が運営する所沢看護専門学校への支援を

行っています。

 保健センターでは、リハビリ相談を行い、相談者個々の身体状況の把握や、運動指導を実

施して、自立した日常生活を送ることや就労を含めた社会参加への支援を行っています。

〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕

 学術講演会(所沢市医師会)…医師及び医療関係者向けの医療技術、情報の提供、研究等につ

いての講演会

 医療マップ作成(所沢市内医療団体)…市内の医療機関(医科・歯科・薬局)の医療機関一覧

情報を掲載

 検討学術発表会、あおぞら学術研修講演会、あおぞら・医療管理部合同講演会、アナフ

ィラキシーショック対策講習会、摂食嚥下研修会(所沢市歯科医師会)

 所沢市医療団体協議会(所沢市内関係団体)…市内の医療関係団体(所沢市医師会、所沢市歯科

医師会、所沢市薬剤師会、所沢市獣医師会、所沢市柔道整復師会、所沢市鍼灸師会)による情報共有・

課題の確認

 医療職・介護職全体交流会(所沢市内関係団体)…市内の医療職、介護職の連携を図ること

を目的に交流会、講演会等の開催

 お薬講演会、健康相談業務(所沢市薬剤師会)…24 ページ参照

 住み慣れた地域で生活しながら必要な医療が受けられる医療提供体制の整備と充実、情

報提供が重要です。

 保健・医療・介護・福祉の連携による情報共有・課題共有と市民が必要とする情報を提

供することが必要です。

 関係医療団体と連携した医療従事者の確保が必要です。

 療養中の小児や障害児等が安心して生活できるよう、医療・介護・福祉の連携が必要です。

 退院後の復帰や自立支援など、利用できる医療サービスについての情報提供が必要です。

(1)地域医療の充実

1 現状・主な取り組み

(17)

【保健・医療・介護・福祉との連携を図ります】

 医療従事者の確保に向け、所沢市医師会等と連携したPRを検討します。

 引き続き、保健・医療・介護・福祉の連携を深め多職種間での情報共有・課題共有と情

報発信を進めます。

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】

 関係機関と連携して、小児や障害児等が必要な医療的ケアや利用できるサービスの情報

収集と提供に努めます。

 市民が医療機関の情報を必要とした時に、所沢市を含む県内の医療機関の情報を検索で

きる「埼玉県医療機能情報提供システム

(7 2

」を市民に分かりやすい形で市ホームページ

等に掲載します。

 埼玉県が策定する地域医療構想

(7 3

(平成 2 8 年度中策定予定)の内容把握に努め、狭山

保健所を始めとした関係機関と連携して対応していきます。

【地域医療に関する課題を分析し、市民への啓発を進めます】

 医療に関する市民向けの講演会の開催を検討し、市民への啓発を進めます。

 国保データベース(K D B )システム

(3 1

を分析し、本市における疾病傾向の分析を進め、

健康課題の把握に努めるとともに効率的・効果的な保健指導を図ります。

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門

機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

(2 6

」を持ちましょう。

【医療に関する講演会や研修会等に参加しましょう】

 市や関係医療機関で実施している講演会等に参加し、医療に関する内容についての理解

や知識の習得に努めましょう。

【埼玉県医療機能情報提供システムを活用しましょう】

 「埼玉県医療機能情報提供システム」では、県内の医療機関案内に加え、5 疾病(がん・

脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患)や在宅医療等の医療提供施設の医療機能の

情報提供を行っていますので、積極的に活用しましょう。

3 今後の市の方向性

(18)

第 3 節 地域医療

〔現状〕

 内閣府の平成 2 4 年度「高齢者の健康に関する意識調査結果」によると、自宅で最期を

迎えることを希望する人は 5 4 .6 % (男性 6 2 .4 % 、女性 4 8 .2 % )と 5 割を超えていま

す。また、自宅で介護を希望する人が 3 4 .9 % と最も多いなど、在宅での医療や介護を

望む人が多い結果となっています。

〔本市の主な取り組み〕

 住み慣れた地域で生活を継続できるよう総合的・包括的マネジメントや総合相談を行う

地域介護の中核拠点として地域包括支援センター

(5 5

を市内 1 4 か所に設置しています。

 自宅での生活を希望する高齢者が安心安全な生活を送ることができるよう、市内の 6 5

歳以上の方がいる世帯を対象に、医療機関、服薬内容等の医療情報や健康保険証の写し

等を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管しておくことができる「救急医療情報キッ

ト」を希望者へ配布しています。

 市民医療センターは、往診や訪問看護を実施している在宅支援診療所・訪問看護ステー

ションと連携し、在宅療養を行っている患者が緊急時に入院できるなど必要に応じた後

方支援を行っています。

 埼玉県では「在宅医療連携拠点・相談窓口」や「地域在宅歯科医療推進拠点」の設置等、

在宅医療提供体制の整備を推進しています。本市においては、所沢市医師会が「所沢市

医療介護連携支援センター

(7

」を開設し、在宅・往診医の登録事業、在宅療養支援ベッ

ド確保事業

(7 4

を行っています。また、所沢市歯科医師会では「所沢市地区在宅歯科医

療推進窓口地域拠点

(6

」を開設しています。

〔保健・医療関係団体の主な取り組み〕

 在宅医療提供体制充実支援事業・在宅医療推進委員会(所沢市医師会)

 在宅医療推進委員会主催講演会・講習会(所沢市医師会)…医療や介護の専門職からの在

宅医療・療養に関する相談窓口の開設及び在宅医療推進に関する事業、医療体制等の検討、研

究、専門職等を対象とした講演会・講習会の開催

 所沢市地区在宅歯科医療推進窓口地域拠点(所沢市歯科医師会)…家族または医療、介護

関係者からの訪問診療等について専任の歯科衛生士による電話相談窓口

 在宅医療ステップアップ講習会(所沢市薬剤師会)…会員及び市内就労薬剤師を対象に在

宅訪問薬剤管理等に関する技術の習得のための講習会

 お薬講演会、健康相談業務(所沢市薬剤師会)…24 ページ参照

(2)在宅医療の推進

(19)

 住み慣れた地域で生活しながら、住まい・医療・介護・生活支援・介護予防が地域で包

括的に確保される地域包括ケアシステム

(7 1

の構築を図り、医療と介護の連携を進めて

いくことが重要です。

 在宅医療に関する知識 の普及啓発や在宅医療 を受けるための方法や 利用できるサービ

スについての情報提供が必要です。

 「所沢市高齢者福祉・介護実態調査結果報告書(平成 2 6 年 3 月)」によれば、終末期

に自宅や有料老人ホームなどの住宅で過ごしたい人の割合は、4 2 .9 %となっています。

【保健・医療・介護・福祉との連携を図ります

 「所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、関係機関と連携し、保健・医

療・介護・福祉の連携推進を図ります。

 関係機関と連携して、在宅で過ごすために必要な医療的ケアや利用できるサービスの情

報収集、提供に努めます。

 必要に応じて地域の医療・介護関係者の連携による医療・介護に関する研修会等の開催

に努めます。

 在宅医療を必要とする障害児者や高齢者が、安心して暮らせるように、関係部署や所沢市

医師会、所沢市歯科医師会、所沢市薬剤師会等の関係機関との連携体制の充実に努めます。

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】

 市ホームページ等を通じて在宅での療養に必要な医療サービスや、看取り等に関する理

解、知識の普及啓発に努めます。

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門

機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

(2 6

」を持ちましょう。

【地域医療や在宅療養について考えてみましょう】

 市や関係医療機関で実施している講演会や公開講座に参加し地域医療や在宅療養、関係

する内容についての理解や知識の習得に努めましょう。

 家族の療養のために、在宅療養に関する知識を身につけましょう。

 在宅療養には、家族だけでなく地域全体の支え合いが大切です。地域での見守りの意識

を持ちましょう。

【埼玉県医療機能情報提供システムを活用しましょう】

「埼玉県医療機能情報提供システム」では、県内の医療機関案内に加え、5 疾病(がん・

2 課 題

3 今後の市の方向性

(20)

◆ 計画期間における目標指標(第3節 地域医療)

( 1) 地域医療の充実

指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)

所沢看護専門学校卒業生の市内就職率 % 3 1 .7 5 % 以上増加

地域医療の充実に関する取り組み状況を示す指標です。

現状は、平成 2 6 年度の割合です。

目標は、平成 3 1 年度までに現状より 5 % 以上増加を目指すものです。

( 2) 在宅医療の推進

指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)

在宅医療に関する講演会の開催 ― ― 開催

在宅医療の推進に関する取り組み状況を示す指標です。

在宅医療に関する講演会を開催し市民への在宅医療に関する知識の普及啓発を図ります。

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