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第14回演習問題 lecture Shinya Sugawara(菅原慎矢)

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Academic year: 2017

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(1)

統計学 I 演習 ,14: 推定演習

菅原慎矢

July 21

演習問題

分布表は巻末に添付してある

1 点推定

{X1, ..., Xn}を母平均 µ, 母分布 σ2の母集団からの大きさ n(> 1) の無作為標本とする。 母平均 µ の推定問題を考える。今推定量として、T1(X) = ¯X, T2(X) = X1, T3(X) = X1+ X2の三つを考える時、以下の問いに答えよ

• E[T1(X)], E[T2(X)], E[T3(X)]を求めよ

• 不偏性を持つ推定量はどれか

• T1, T2のうち効率的な推定量はどちらか

• T1, T2, T3の MSE を求め, 大小を比較せよ

2 区間推定

{X1, ..., X21}を, 母分布 N(2, 4) からの大きさ 21 の無作為標本とする. ¯X, S2を標本平 均・標本分散とする. ルートはルートのままでよい。通分もしないでよい

1. 母分散 4 が既知であると仮定する時、母平均 µ について、信頼係数 0.90 の信頼区 間を構成せよ

2. 母分散が未知であると仮定する時、母平均 µ について、信頼係数 0.90 の信頼区間 を構成せよ

3. 母分散 σ2について、信頼係数 0.90 の信頼区間を構成せよ

(2)

3 実際の推定

{x1, ..., x5} = {3.4, 6.5, 2.6, 1.2, 1.7}を母分布 N(µ, σ2)からの大きさ n = 5 の無作為標本 とする。以下 ¯X, S2を標本平均、標本分散とする。ルートはルートのままでよい

1. 統計量 ¯Xの観測値 ¯x を求めよ。なお、統計量 S2の観測値について s2 = 4.367で あることを以下用いて良い

2. σ2 = 4が既知だとする。この時母平均 µ について、信頼係数 0.99 の信頼区間を構 成せよ。

3. σ2が未知だとする。この時母平均 µ について、信頼係数 0.99 の信頼区間を構成せよ 4. 母分散 σ2について、信頼係数 0.95 の信頼区間を構成せよ。通分はしないでよい

1 解答

1 点推定

1. E[T1(X)] = µ, E[T2(X)] = E(X1) = µ, E[T3(X)] = E(X1) + E(X2) = 2µ 2. T1(X) と T2(X)

3. V [T1(X)] = σ2/n, V [T2(X)] = σ2. n > 1より、V [T1(X)] < V [T2(X)] となり、 T1(X) が効率的

4. MSE

• T1: 不偏性を持つので MSE は分散となり、σ2/n

• T2: 不偏性を持つので MSE は分散となり、σ2

• T3: 不偏性を持たないので MSE は分散 + バイアス二乗となる。分散は, X1と X2が独立なので V (X1+X2) = V (X1)+V (X2) = 2σ2. バイアスは 2µ−µ = µ となり、MSE は 2σ2+ µ2.

• σ2/n < σ2 < 2σ2 + µ2であり、T3, T2, T1の順で MSE が大きい

(3)

2. T ∼ t(20)のとき、t0.05を P (−t0.05 ≤ T ≤ t0.05) = 0.90をみたすものとすると、分 布表より t0.05 = 1.72. 信頼区間は

[ ¯X − t0.05√S2/n, ¯X + t0.05√S2/n] =[ ¯X − 1.72√S2/21, ¯X + 1.72√S2/21] (2) (配付資料訂正: 符号間違い)

3. U ∼ χ2(20)の時、0.050 = P (U ≥ U0.050)となる U0.050は 31.41, 0.950 = P (U ≥

U0.950)となる U0.950は 10.85。 もとめる信頼区間の推定値は

[(n − 1)S2 U0.050 ,

(n − 1)S2 U0.950

]=[20S

2

31.41, 20S2 10.85

] (3)

3 実際の推定

1. 3.08

2. 0.99 = P (−z0.005 ≤ Z ≤ z0.005)となる z0.005は 2.575. もとめる信頼区間の推定値は [¯x − z0.005√4/5, ¯x + z0.005√4/5] = [3.08 − 2.575√4/5, 3.08 + 2.575√4/5] (4) (配付資料訂正: 符号間違い)

3. T ∼ t(4)の時、0.99 = P (−t0.005 ≤ T ≤ z0.005)となる z0.005は 4.60. もとめる信頼 区間の推定値は

[¯x−t0.005√s2/n, ¯x+t0.005√s2/n] = [3.08−4.6√4.367/5, 3.08+4.6√4.367/5] (5) (配付資料訂正: 符号間違い)

4. U ∼ χ2(4)の時、0.025 = P (U ≥ U0.025)となる U0.025は 11.14, 0.975 = P (U ≥

U0.975)となる U0.975は 0.48. もとめる信頼区間の推定値は

[(n − 1)s2 U0.005 ,

(n − 1)s2 U0.995

]=[4 × 4.367 11.14 ,

4 × 4.367 0.48

]=[17.468 11.14 ,

17.468 0.48

] (6)

(4)
(5)
(6)

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