論 説
学術分野にお る男女共同参画政策とジェンダー統計の現状
―女性研究者の数値目標をめ る政策課題を探る―
河 野 銀 子
地域教育文化学部教授
問題の背景と本稿の目的
． 学術分野の男女共同参画政策
学術研究や科学技術分野 ー ョン 多様 研究者 活動 関わ 重要性 多 国 認識 い 研究者 多様性確保 推進 過少代 表性 い 集団 ニ 移民 女性等 当該分野 参画促進 主眼 政策 実施 う い わ 女性 過少代表性 改善 優
先課題 欧米 諸国 い 女性研究者 増や
施行 い 政策的取 組 あ 男女間 不平等 測定 ー ン ー統計 有効 機能
日本 男女共同参画政策 い 女性研究者等 増や 目的
開発・実施 い 数値目標 達成期限 掲 ゴー ・ ン ・ ー 方式 ・ ョン 採 女性研究者割合 数値目標 設定
現状把握 欠 い状況 あ ン ー統計 整備 必須 状況 あ 女性研究者 現状 把握 統計 充分 女性研究者 研
究や政策 進 い一因 指摘 財部 小川
図 欧州委員会にお ジェンダー統計の活用
通常 女性研究者 位置 垂直方向 ン ー・ ゲー ョン 教育段階や職位 水平方向 ン ー・ ゲー ョン 専門分野 捉え
教育や職位 各段階 男女研究者 状況 分野 知 問題 所在 特定 政策立案 反映 い 可能 例え 欧州委員会 図 う 高等教育 機関全体 占 男女比 学部入学 修士課程修了 博士課程入学 修了 研究職
就い 後 職位別 示 い 左図 全分野 学生・研究者 合計 割合 示 修士課程修了 女性割合 高い 博士課程 男女比 逆転 職位 上昇 女性割合 下降 見 取 右図 理工系分野 限定 作成
全体 傾向 比 学士課程 入 口段階 男女間 差 大 職 就 差 徐々 拡大 わ う 男女研究者 実態 可視化 捉え
ン ー統計 整備 い あ
． 日本の公的統計
前項 見 う 学術分野 男女共同参画政策 推進 垂直方向 水平方向 ン ー・ ゲー ョン 確実 把握 始 日本 公的統計
実態 把握 い あ 様々 場 頻繁 利用 男女共同参画白書 初等中等教育機関 女性教員割合 並 高等教育機関 女性教員割合 示 い 図 専門分野別 状況 掲載 い い 年度 同白書 大学教員
分野別女性割合 いう 掲載 い 分類 大学院所属や附置研究所
等 所属 教員 含 い 小川 指摘 い 日本
研究活動 実態 捉え 調査 総務省 科学技術研究調査 結果 過去最多 更新
続 我 国 女性研究者 紹介 統計 No. 図 い 企
業 含 女性研究者 所属機関や専門分野 掲載 い 職位 関係 掲載 い い
う 公表 い 統計 限定的 い ー あ
公表 い い いう 各調査 設計段階 ン ー・ ン
い 起因 考え 以下 詳細
上述 男女共同参画白書 文部科学省 実施 い 学校基本調 査 結果 基 い い 調査票 見 職位毎 女性研究者数 把握 う 設計 い 専門分野 尋 い い わ 教員 所属 回答 形式
不明 あ 男女共同参画白書 掲載 専門分野別 女性研 究者割合 実 所属学部 分類 あ 思わ 学部名 専門分野 重 場 合 所属学部 専門分野 代替 大 支障 い い 学部名 多 様化 学問間 境界 ゆ 昨今 状況 勘案 専門分野 独立 質問 必要 あ う 学校教員統計調査 文部科学省 い 専門分野 年齢区分や月額 給与等 尋 い 職位 専門分野 関係 男女別 わ 質問項目 い
文部科学省 実施 い い 調査 い 垂直方向 水平方向 ン ー・ ゲー ョン 同時 捉え い
一方 統計 総務省 実施 い 科学技術研究調査 ー 用い い 同調査 専門分野別 女性研究者数 尋 い 大学や企業内 職位
男女別 質問 博士課程 大学院生 含 い 水平方向 ン
ー・ ゲー ョン 一部 え い
図 初等中等教育および高等教育機関にお 女性教員割合
出所 内閣府男女共同参画局 平成 年版男女共同参画白書
調査 い 研究者個人 組織 担当者 回答 研究内容 実態 即 研究領域や学問分野 回答 い 限 い 現時点 日本 研究者 公的統計 女性研究者 状況 充分 把握 ン ー統計
い い 欧州委員会 公表 い う 垂直方向 水平方向 ン ー・ ゲー ョン 中 女性研究者 位置 え い あ
う 数値目標 掲 学術分野 男女共同参画政策 推進 い わ 女性研究者 状況 把握 統計 い いう現状 あ 各々 統計調査 独 自 目的 始 時系列変化 捉え 調査項目 変更 い方 望 い
鑑 既存 公的統計 ン ー統計 い い や え い い 昨今 う 数値目標 掲 男女共同参画政策 推進 現状 正
え 統計 必要 あ 後述 う 最近 ン ー統計 国際的 動向 受 日本 ン ー統計 在 方 改善 う 兆候 う
い 現状 未整備 あ 先述 通 今後 ン ー統計
整備 あ 個別 統計 男女別 収集・集計 欧州連合 う あ ゆ 政策 ン ー主流化 Gendeお mainかがおeaming 中 ン ー統計 位置
肝要 あ
本稿 ン ー統計 国際的動向 概観 日本 状況 整 理 主 目的 具体的 男女共同参画基本計画 び女性活躍推進法
図 女性研究者数と割合の推移
出所 総務省 統計 No.
女性研究者 数値目標等 扱い ン ー統計 記載 分析 い
際 必要 応 科学技術基本計画や公的統計基本計画等 ふ 主 分析対象 統 計法 拠 基幹統計調査 位置 い 科学技術研究調査 総務省
学校基本調査 文部科学省 学校教員統計調査 文部科学省 あ
以下 欧米 ン ー統計 導入過程 押 え 次 国内 男女共同 参画関連政策や科学技術関連政策 女性研究者 数値目標 書 振 変遷 整 理 次 男女別統計や ン ー統計 男女共同参画政策 中 う位置付
い 捉え 最後 踏 え 研究や政策 ン ー統計 現状 限界
今後 課題 検討 女性研究者 研究 学術分野 男
女共同参画政策や女性研究者支援政策 発展 寄与
ジェンダー統計をめ 国際的動向
． ジェンダー統計の整備
欧米 政策 ン ー主流化 広 日本 い 女性 男性 関
統計 重要性 対 認識 高 紹介 う 杉橋
ン ー統計 単 男女別統計 指 統計生産過程
段階―理論的・組織的準備過程 実施過程 統計資料 公表及び所蔵― 分析 い ン ー 視点 組 込 統計活動 統計生産 統計利用
指 本項 う 統計 必要 う 背景 述
藤掛 男女別統計 従来 開発戦略 女性 対象 い 女性 伝統的 保持 権利 消滅 女性 地位向上
対 反省 立 必要性 認識 う いう 年代 女性 開発 WID:Women in Developmenが 主題 国際会議等 必要性 提唱 実際
開発 場 導入 う や WID戦略 開発 何 問う
女性 開発 統合 いう ー あ わ ン ー関係
変革 不問 い 対 批判 生 う 例え 伊藤
年代 露呈 WID ー 限界 い 女性政策 政治的道具化 指摘 い 後 問題 抱え い 女性 あ いう視点 脱却 目
ン ー 開発 GAD:Gendeお and Developmenが ー 伊藤他訳 あ う GAD 包括的 ー 社会 ン ー平等
う 潮流 男女別統計 ン ー統計 志向 促進 わ 女性 統計 い 問題 解決 統計 男女別 収集 問題群 統計 ン ー問題 反映 い い 解消 統計 男女別
生産 分析 提示 社会 ン ー問題 反映 う
あ 伊藤他訳
年 北京行動綱領 戦略目標H． 立案及び評価 男女別 ー 及び情報 作成・普及 書 込 無償労働 状況把握 含 政府や国連機
関 行動 示 政府 対 求 次 点 あ
女性及び男性 関 項目別 ー 広範 非専門的 利用者 適 形 提供 説 明 ン ー 関 統計出版物 定期的 作成 確保
各国 統計作成者及び利用者 公的統計制度 妥当性及び ン ー問題 適用度 定 期的 見直 ，必要 場合 ，必要 改善 関 計画 準備 う保障
公共・民間両部門 上級 意思決定 あ 女性及び男性 数 含 ，社 会 権力及び影響力 分担 関 ，調査機関，労働組合，使用者，民間部門及び 非政府機関 数量的・質的 調査 開発 ， ，開発 奨励
政策 策定並び 及び 実施 当 ， ン ー 配
慮 ー 利用
う 国連 会議 い ン ー統計 政府機関 行う 記載 機 各国政府や国際機関等 施策 取 組 始 重要 性別 い統計
男女別統計 ン ー統計 いう移行 統計調査 表面的 技術的転 換 理論的転換 生 い あ う 個々 女性問題 解消 目指 女性政策 不平等 ン ー関係 根差 ン ー問題 解決
ン ー秩序 変革 ン ー平等政策 あ 矢
澤
． 欧州委員会の取組み
上述 国際的動向 い 欧州委員会 例 概観 う 欧州委員会 年 研究・開発政策 い ン ー主流化 Gendeお Mainかがおeaming 採 用 明確 提示 欧州連合加盟国及び関連国 対象 研究助成
ー ワー ・ ： － 盛 込 決定 Eきおopean Commiかかion 2010 欧州委員会 以前 統計担当部局 中心 統計 充実 い Eきおoかがaが 科学分野 不平等 測定 ー 研究・開発分野 ン ー統計 主題化
ン ー統計 研究者 意識化 政策 用い う 日本 背景 異 い 杉橋
小川 訳書 解説 欧州連合 政策 い 女性 科学 問題 大
取 上 う ー ワー ・ － あ
ン ー統計 注目 ー ワー ・ － い あ う
ン ー統計 徹底 科学技術分野 ン ー不平等 可視化 ン ・ ー 公表 あ 加盟国 国家公務員 構成 政府機関 ン ー
ン ・ ー 呼 作成 中心 北京行動綱領 戦略 着
実 行使 い わ ー 踏襲 統計報告書 年以降
She Figures:Gender in Research and Innovation いう刊行物 年 欧州連合
出版 う い 先 示 図 掲載 い 最新版 あ
ン ー統計 定期刊行物 発行 北京行動綱領 求 い 戦略目標 あ
以上 う 欧州連合 北京行動綱領 示 戦略 即 取 組 着実 遂行 いえ う ン ー統計 整備 進 科学技術分野
男女間 不平等 可視化 加盟国 ー 徐々 揃う 共通 課題や 次 戦略 検討 う 考え ン ー統計 活用 ン ー政策
段階的 推 進 賢明 戦略 う あ
日本の男女共同参画政策にお 数値目標
． 男女共同参画基本計画
日本 ン ー政策 男女共同参画社会基本法 年 制定 契機 策
定 う 男女共同参画基本計画 軸 進 い 年 策定 い
基本計画 い 女性研究者や大学 女性教員 少 解決 課題 示 第 次基本計画 年 月 い あ 本項 特 数値目標 着目 現行 経過 整理
第 次男女共同参画基本計画
第 次男女共同参画基本計画 い ．政策・方針決定過程 女性 参画 拡大 年 あ ゆ 分野 指導的地位 占 女性 割合 少
決定 後 閣議決定 経 いわゆ 年 ％ 目標 準拠 施策 講 明記 あ 設定 調査 実施及び情報・資料 収集 提供 中 女性教員割合 向上 大学 要請 明記 具体的 各国 立大学法人 対 国立大学協会 目標 踏 え 年 女性教員 割合 ％ 引
上 要請 記載 見
．新 取組 必要 分野 男女共同参画 推進 いう項目 立
施策 基本的方向 科学技術 挙 科学技術分野
多様性確保 等 図 女性研究者 採用機会等 確保及び勤務環境 充実 促進 科学技術分野 係 政策・方針決定過程 女性 参画割合 高 盛 込 具体的施策 女性研究者 採用・登用 機会 確保 勤務環境 整備等 や 統計 ー 整備 記載 前者 い 総合科学技術会議基本政策専門調 査報告 示 目標値 目安 各研究組織 女性研究者 採用 数値目標
設定 達成状況 公開 期待 あ 数値目標 自然科学
系全体 ％ 理学系 ％ 工学系 ％ 農学系 ％ 保健系 ％ いう あ 後者 統計 ー 関 研究者・技術者及び研究補助者等 係 男女別 実態把握 統計 ー 収集・整備 経年変化 把握 記載
第 次 第 次男女共同参画基本計画
上述 う 第 次男女共同参画基本計画 い 数値目標 掲 女性研究者 増
や う 施策 国立大学や自然科学分野 限定
あ 数値目標 達成 向 実効性 いう観点 第 次男女共同参画基本計画
年 月 ー あ いえ 年 示 社会 あ ゆ 分野
い 年 指導的地位 女性 占 割合 少 ％程度 う期待 いう目標 年 閣議決定 後 年 指導的地位 定義 第 次男女共同参画基本計画 い 項目 成果目標 設定
施策 講 具体的対象 推進主体 担当府省 明記 う ゴー
・ ン ・ ー 方式 ・ ョン 女性活躍推進法 制
定 年 月 受 基本計画 書 振 多少変更 第 次男女共同 参画基本計画 年 月 い 適用 い
う 第 次男女共同参画基本計画 第 分野 男女共同参画 推進 多様 選択 可能 教育・学習 充実 い 大学 教授等 占 女性 割合 ％ 年
年： ．％ いう数値目標 掲 第 次男女共同参画基
第 分野 教育・ 等 通 意識改革､理解 促進 位置付 准教 授 ％ 早期 更 ％ 目指 教授等 学長 副学長及び教授 ％ 早期 更 ％ 目指 年：順 ．％ ．％ 掲 第 次 第 次男女共同参 画基本計画 大学教員 目標 職位 分 示 う いう変化 見
一方 自然科学系 女性研究者 関 第 次男女共同参画基本計画 第 分野 科学技術・学術分野 男女共同参画 採用目標値 示 第 期科学技術基 本計画 － 年度 掲 自然科学系 ％ 早期 更 ％ 目指 特 理学系 ％ 工学系 ％ 農学系 ％ 早期達成及び医学・歯学・薬学系あわ ％ 達成
目指 いう目標 踏襲 い 第 次男女共同参画基本計画 い 自 然科学系 女性研究者採用割合 関 記述 第 次男女共同参画基本計画 上位 第 分野 位置付 科学技術・学術分野 男女共同参画 推進 い う項目 中 第 期科学技術基本計画 － 年度 い 目標 数値 同
自然科学系全体 ％ 理学系 ％ 工学系 ％ 農学系 ％ 医学・歯学・薬学系合わ ％ 掲
以上 分析 わ 確 女性研究者や女性教員 割合 関 数値目標 掲 男女共同参画基本計画 い 数値目標 前提 科学技術基本計画
い 期 変わ 同 数値 目標 掲 い あ 年 策定
第 次男女共同参画計画 掲 自然科学系全体 ％ 第 次 自然科 学系 ％ 早期 更 ％ 第 次 ％ 自然科学系全体 数値目標 上方修正 い 分野 採用数値目標 変わ い い 理学 系 ％ 工学系 ％ 農学系 ％ 医学・歯学・薬学系合わ ％ いう目標 年 わ 同 数値 掲 い あ 科学技術基本計画 男女共同参画基本計画
接合 悪 い 数値目標 掲 意義 問わ 事態 あ
う 状況 生 例え 数値目標 設定方法 問題 あ 各機関 目
標達成 努力 怠 等 関 議論 形跡 見 い
． 女性活躍加速のための重点方針
数値目標 設定 男女共同参画政策 推進 策定時点 指導的地位 あ 女性 状況等 数的 把握 上 当該分野 女性 増や 仕組 や手立 講 必要 あ 法的 位置付 女性活躍推進法 女性 職業生活 活躍 指 針 関 法律 あ 年 月 日 成立 同法 働 場面 活躍 い いう
や地方公共団体 民間企業等 事業主 対 女性 活躍推進 向 数値目標 盛 込 行動計画 策定・公表や 女性 職業選択 資 情報 公表 義務付
成案 先駆 政府 女性 輝 社会 本部 女性活躍加速 重点方針 公表 い 年 月 日 女性参画拡大 向
・ ョン 進 や 社会 課題解決 主導 女性 育成 科 学技術 ー ョン立国 支え 女性 理工系人材等 育成 等 政府 挙 強力 推
進 政策 位置 数値目標や達成期限 示 女性大学教員
割合等 関 記載 い
女性活躍推進法 完全施行 年 月 後 女性活躍加速 重点方 針 公表 第 次男女共同参画基本計画 掲 年 目標 踏 え 女性活躍 加速 向 重点的 取組 課題 取 い ．あ ゆ 分 野 女性 参画拡大・人材育成 中 次世代 担う理工系女性人材 裾野 拡大
取 組 ．子育 基盤等 整備 中 大学等 保育環境整備 仕
組 構築 盛 込 い 女性研究者 採用や女性大学教
員割合等 関 記載 見 い
最新 女性活躍加速 重点方針 女性活躍推進法 施行 新 ー
位置 い 各界各層 自発的 取組 促進 必要
諸情報 見え 化 や働 方改革 強力 進 等 第 次男女共 同参画基本計画 定 数値目標等 実現 向 重点的 取組 課題
女性研究者等 関 記載 ．あ ゆ 分野 女性 参画拡大・人材育成 理工系 科学技術・学術分野 女性活躍 見
理工系 科学技術・学術分野 女性人材 裾野拡大 掲 保護 者や教職員等 視野 入 女子生徒 理工系進路選択 促進策 具体的 示 い
わ IT 需要 拡大 見込 分野 人材不足 対 懸念 育成 や ワー 形成 目 い 女性研究者 活躍促進 向 環境 整備 い 研究 出産・育児・介護等 両立等 可能 研究環境 実現や復帰支
援 研究奨励金支給 取組 一層推進 等 書 込 い
詳細 記載 あ 一方 女性研究者や女性大学教員 採用割合等 関 直接的記載 見 い
以上 日本 男女共同参画政策 女性研究者や女性大学教員 割合等 係 記載 位 置 検討 結果 狭義 第 次男女共同参画基本計画以降 広義 第 次男女共同参画基本計画以降 数値目標 達成期限 掲 ゴー ・ ン ・ ー
進 明確 数値目標 掲 基礎 ー
女性 状況 わ 統計 必要 い 意味 他方 女性活躍推進法 依拠 毎年示 重点方針 数値目標 示 い 同法 各事業主 数値目標 設定 含 行動計画 策定 求 い 事業主 自発的 取 組 い
実効性 懸念 あ 河野 いえ 女性 現状 把握 統計 い 取 組 い仕組 い 点 い 画期的 いえ 以上 う 日本 男女 共同参画関連政策 数値 基 い 推進 う い 少 男女別統
計 欠 い 明 先述 う 学術分野 女性研究者等
状況 捉え 公的統計 十分 いえ い
国内の男女共同参画関連政策とジェンダー統計
． 男女共同参画計画におけるジェンダー統計
う 学術分野 男女共同参画 推進 政策 い 女性研究者 採用目標や大学 女性教員割合 数値目標 示 実現 必要
ン ー統計 政策的位置 う い う 本項 男女共同参画基本 計画 記載 追 い
先述 う 第 次男女共同参画計画 い 男女別統計 関 記載 見
研究者・技術者及び研究補助者等 係 男女別 実態把握 統計 ー 収集・ 整備 経年変化 把握 記述 い 第 次男女共同参画計画
詳細 記述 う
第 次男女共同参画基本計画 い 第 分野 男女共同参画 視点 立 社会制度・ 慣習 見直 意識 改革 男女共同参画 関わ 調査研究 情報 収集・整 備・提供 設定 中 調査や統計 男女別等統計 ン ー統計
充実 位置 具体的 男女 置 状況 客観的 把握 統計 在 方 い 検討 行い 男女及び家族 関 学習・調査・研究 資 情報 含 男女共同参画社会 形成 資 統計情報 収集・整備・提供 努 や 統計調査 設計 結果 表 方等 い 男女共同参画 視点 点検 必要 応 見直
統計情報 い 可能 限 男女別 ー 把握 年齢別 把握 う 努 都道府県別 ー い 公表 努 男女共同参画 関わ 重要 統 計情報 国民 分 や い形 公開 周知 図 記載 い 男女別等統計
等 含 表記 使用 や 具体的 内容 単 男女別統計
年法律第 号 基 二次的利用 推進や 公的統計 整備 関 基本的 計画 年 月 日閣議決定 基 統計 ー ・ ー 整備 検討 連携 男女共同 参画 関 高度 分析 活用 う 仕組 関 検討 進
各種 政府 計画 数値目標等 い 達成状況 可能 限 男女別 示 う努 併記 ン ー統計 男女共同参画政策以外 い
活用 仕組 構築 い わ
第 次男女共同参画基本計画 い 推進体制 整備・強化 男女 共同参画 視点 取 込 政策 企画立案及び実施等 推進 次 う 記載 見
男女 置 い 状況 客観的 把握 統計 ン ー統計 充実 観点 業務統計 含 各種調査 実施 当 可能 限 男女別 ー 把握
年齢別・都道府県別 把握・分析 う 努 男女共同参画 関 重要 統計情報 国民 分 や い形 公開 統計法 基 二次的利用
推進 各種 政府 計画 数値目標等 い 達成状況
可能 限 男女別 示 う努 記載 基本的 第 次男女共同参画基本計
画 内容 踏襲 い わ 男女別統計 い ン ー統
計 整備や公表 二次的利用 推進 数値目標 伴う政策 達成状況 男女別 示 求
以上 う 男女共同参画基本計画 ン ー統計 記載 分析 通 男女
共同参画政策 推進 ー 必要性 認識 い 単 男
女別統計 ン ー統計 充実 う い 明
実態 取 組 方向性 関 ン ー統計 対 年代 国 際社会 動向 近 あ う わ
． 女性活躍推進法におけるジェンダー統計
先 触 女性活躍推進法 実効性 認識や意見 あ 一定 評価 い 皆川 事業主 対 状況把握 義務付 い
ン ー統計 いう観点 注目 値 数値 基 現状把握 義務付 大 学 女性教員や研究者 実態 把握 研究 場 ン ー平等 推進 寄与 考え
同法 毎年示 重点方針 ン ー統計 位置付 い 結論 先 述 女性活躍加速 重点方針 い
ン ー統計 記載 重点方針 重点方針
記載 見 以下 触 い
長時間労働 削減 働 方改革 男性中心型労働慣行等 見直 社会 安 全性 高 困難 抱え 女性 安心 暮 環境整備 掲 女性活躍加速
重点方針 い 取 組 効果的 進 手段 関
連 ン ー統計 充実 図 盛 込 状況把握 義務付 項目
対応 以上踏 込 記述 い
女性活躍加速 重点方針 中 ．あ ゆ 分野 女性
参画拡大・人材育成 いう項目 甘国際的 取組 推進 第 回
ン ー統計 ー ー 開催 男女 置 い 状況 客観的 把握 統計 ン ー統計 国際的 発展 貢献 書 込 年 国連 共 催 国際 ー 第 回 ン ー統計 ー ー 日本 開催
必要 準備 進 い わ 男女共同参画社会 形成 国際的協調 男女共同参画社会基本法第 条 ン ー統計 位置付 う 考え
男女共同参画 視点 防災・復興 取組 男女共同参画 視点 防災・復興 取組指針 年 月男女共同参画局 災害時等 男女 別統計 整備・活用等 必要性 提言 踏 え 明記 仙台防災枠組 － 基 い 男女共同参画 視点 現状 ー や各種 調査 分析 や
方向性等 取 男女共同参画 推進 地域防災力向上 取組等 い
検討 記載 ン ー統計 用い 男女共同参画政策 他 政
策 関わ 推進 う 意向 読 取 今 個別的 限定的 範囲 い
以上見 う 第 次，第 次男女共同参画基本計画 数値目標 設定 ン ー統計 整備や二次利用促進 女性活躍推進重点方針 い ン ー 統計 所 記載 女性活躍推進重点方針 い 国際的取 組
防災 所 記載 あ う 見 日本 ン ー統計 数値目標設 定 項目 事項や国際的取組や防災 い 個別 政策課題 中 位置 あ
政策全体 ン ー主流化推進 ー い可能性 あ
． 公的統計基本計画におけるジェンダー統計
年 月 日 閣議決定 第 期公的統計 整備 関 基本的 計画 － 年 い ン ー統計 関 記載 あ 計画 公的統計 体系的効率的 整備
等 目的 全部改訂 新 い統計法 施行 受 公的統計 社会 情報基盤 役割 果 第 期公的統計基本計画 踏襲 い わ 統計 有用性 確保・向上 達成 継承 統計 体系的整備 推進
視点 提示 統計相互 整合性 確保・向上 国際比 較可能性 確保・向上 経済・社会 環境変化 的確 対応 正確 効率的 統計作 成 推進 統計 ー ー ン化・統計作成過程 透明化 推進 あ
ン ー統計 関 いわゆ 骨太方針 経済財政運営 改革 基本方針〜脱 ・経済再生〜 い 推進 施策 取 上 第 次男女共同参画基本計 画 基 男女別等統計 ン ー統計 地域別や年齢別 統計 充実 図
見直 含 経済・社会 環境・ニー 変化 対応 統計 作成及び提供 推進 い ン ー統計 いう語句自体 箇所 使用 い い 女性大学教員 割合や研究者 採用 数値目標 掲 第 次男女共同参画基本計
画 準 公的統計 ン ー統計 整備 い 期待
おわ に
本稿 学術研究や科学技術分野 多様性確保 女性研究者 増加 期待 ，達 成期限 数値目標 設定 ゴー ・ ン ・ ー 方式 男女共同参画政策
進 う 背景 位置付 押 え 政策
円滑 進 ー ン ー統計 う 位置付
い 検討
男女共同参画基本計画 女性活躍推進法 基 各年 重点方針 女性研 究者 採用割合や大学 女性教員割合 記載 位置付 分析 数
値目標 達成期限 掲 方式 う い 確認 特 前者
記述 単 男女別統計 ン ー統計 必要性 記載 い 男女共同参画関連政策 い ン ー統計 必要性 確実 高 い 言え
次 男女共同参画基本計画や女性活躍加速 重点方針 ン ー 統計 位置付 分析 い 施策 ン ー統計 記載 あ
女性活躍加速 重点方針 ン ー統計 国際会議開催 記述 防災 記述 あ 公的統計基本計画 い 第 次男女共同参画基本計画 踏 え ン ー統計 記載 あ う 分析 通 ン ー統計 現状 い 次 点
第一 女性研究者 採用割合や大学 女性教員割合 ン ー統計 い 第 次男女共同参画基本計画 軸 公的統計基本計画 記載 い 女性研究者割 合 い 第 期科学技術基本計画 踏 え い 数値目標 掲 女性研究者や大学 女性教員 増や う 政策 男女共同参画基本計画 公的統計基
本計画 科学技術基本計画 いう 取 組 文脈 い
ン ー統計 整備 求 い 現状 あ
第二 ン ー統計 必要性 国際的 協調や防災 い 個別 ー 内 詳細 書 込 傾向 見 男女共同参画政策 いう 公的統計 整備や防 災や復興 いう問題群 あ 一見 男女共同参画政策 無関係 見え う 施策 中 ン ー統計 必要性 認識 い 重要 あ 数値目標 男 女別統計 必要 あ 認識 超え ン ー統計 必要性 位置付
い あ
以上 う 現状分析 今後 垂直方向 水平方向 ン ー・ ゲー ョン 測 ン ー統計 整備 進 い 推測 他方 課題 考え
数値目標 関わ い ン ー統計 推進 い 個別 問題群 い 書 込 い 点 あ 女性研究者 研究や男女共同参画政策 発展
あ ゆ 政策 ン ー主流化 推進 中 ン ー統計 位置付 肝要 あ 政策立案者 研究者 点 共有 学術分野 男女共同参画 推進 関わ 期待
注
1 文部科学省 平成 年度学校基本調査・調査票様式 高等教育機関
hががp://くくく.meぐが.go.jp/componenが/b_menき/oがheお/__icかFileか/afieldfile/201Ｃ/03/16/1355ＥＣ 6_3_1_1.pdf 最終閲覧日201Ｃ年 月25日
2 基幹統計 国 行政機関 作成 統計 う 総務大臣 指定 特 重要 統計
2015年 月現在 55件 総務省
3 内閣府男女共同参画局 第4回世界女性会議行動綱領 総理府仮訳 第 章 戦略目標及び
hががp://くくく.gendeお.go.jp/inがeおnaがional/inが_noおm/inが_4がh_kodo/chapがeお4-H.hがml 最 終 閲 覧日201Ｃ年 月25日
4 数値 語 効果 い 小川 2012 参照
5 内閣府男女共同参画局 第 次男女共同参画基本計画
hががp://くくく.gendeお.go.jp/aboきが_danjo/baかic_planか/2nd/pdf/2-01.pdf 最終閲覧日201Ｃ年 月25日
6 内閣府男女共同参画局 第 次男女共同参画基本計画
hががp://くくく.gendeお.go.jp/aboきが_danjo/baかic_planか/2nd/pdf/2-13.pdf 最終閲覧日201Ｃ年 Ｅ月25日
Ｃ 成果目標 重点分野 掲 具体的施策 総合的 実施
政府全体 達成 目指 水準 内閣府2010
Ｄ 内閣府男女共同参画局 第 次男女共同参画基本計画 第11分野 最終閲覧日201Ｃ年 月
25日
hががp://くくく.gendeお.go.jp/aboきが_danjo/baかic_planか/3おd/pdf/3-14.pdf
Ｅ 内閣府男女共同参画局 第 次男女共同参画基本計画 第12分野 最終閲覧日201Ｃ年 月
25日
hががp://くくく.gendeお.go.jp/aboきが_danjo/baかic_planか/3おd/pdf/3-15.pdf 最終閲覧日201Ｃ年 月 日
10内閣府男女共同参画局
hががp://くくく.gendeお.go.jp/policけ/かきiかhin_laく/hoおiがかき_kihon/pdf/laく_honbきn.pdf 最終閲覧 日201Ｃ年 月 日
11内閣府男女共同参画局
hががp://くくく.gendeお.go.jp/policけ/かきiかhin_laく/hoおiがかき_kihon/indeぐ.hがml最終閲覧日201Ｃ年 月 日
首相官邸 女性 輝 社会 本部
hががp://くくく.kanがei.go.jp/jp/headline/bおillianが_くomen/pdf/20150626honbきn.pdf 最終閲覧日 201Ｃ年 月26日
首相官邸 女性 輝 社会 本部
hががp://くくく.kanがei.go.jp/jp/headline/bおillianが_くomen/pdf/20160520honbきn.pdf 最終閲覧日 201Ｃ年 月 日
14内閣府男女共同参画局
学術 動向 201Ｃ年Ｄ月号特集 202030 可能 等 参照
皆川満寿美2016 女性活躍推進法 成立― 成長戦略 ・ ョン ― 国際 ン ー学会誌 14:Ｄ-31.
総務省 公的統計 整備 関 基本的 計画
hががp://くくく.かoきmき.go.jp/main_conがenが/0002Ｄ356Ｃ.pdf 最終閲覧日201Ｃ年 月25日 総務省 公的統計 整備 関 基本的 計画
hががp://くくく.かoきmき.go.jp/がoきkei_がoきkaがかき/indeぐ/かeido/12.hがm 最終閲覧日201Ｃ年 月25日
参考文献
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