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09立体画像表現pdf 映像メディア工学2017 ヒューマンコンピュータインタラクション研究室 09立体画像表現

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(1)

立体画像表現

2018122 日)

浅井紀久夫

(2)

本日のポイント

• 両眼視差による立体視の仕組み

立体視表示方式

立体表示三次元表示

三次元物体提示の色々

教科書 奥行き知覚

(3)

両眼視差による奥行き感

両眼視差

左右眼の見えのズレ対象を注視したときの

像は、注視点から離れ た位置でズレを生じる – 奥行き方向の距離と

ズレの量とが対応して いるため、両眼視差を 奥行き感に変換してい

(4)

両眼視差による立体視

輻輳の角度は、立体化

された仮想物体が見え

るように合わされる

• 調節は、画面上でピント

が合うように行われる

輻輳

輻輳と調節

(5)

立体視表示方式

• 立体表示(回り込んだ位置から映像が見えない)

眼鏡式:HMD(頭部装着型)

フィルタ眼鏡式:アナグリフ式、偏光方式、時分割方式 眼鏡なし式:レンチキュラー式、バリア式

• 三次元表示(回り込んだ位置から映像が見える)

多眼式:レンチキュラー式、バリア式、インテグラル式 奥行き標本化式:バリフォーカル、表示面移動・回転式 空中像式:ホログラフィ

基本的に裸眼

(6)

立体表示技術( 2 眼式)

• 立体鏡(ステレオスコープ)

• HMD (頭部装着型)

アナグリフ方式

偏光フィルタ方式

• プルフリッヒ効果の応用

時分割方式

(7)

Wheatstone の立体鏡

• 世界初立体ディスプレイ

• 鏡の反射を利用して、両眼視差の含まれた

一対の線画を分割して提示

– 写真技術は、まだ無かった

立体像

(8)

Brewster の立体鏡

• プリズムを利用した立体鏡

• レンズのプリズムとしての働きにより、ステレオ

写真を並べて配置すると、左右の視線は 1

の写真を観察するように交差する

(9)

HMD (頭部装着型)

• HMD: Head Mounted Display

– 左右眼に小型ディスプレイが配置され、両眼視差 の含まれた画像がそれぞれ提示される

(10)

HMD の技術的課題

小型・軽量化

高解像度化

視野角の拡大

生理的・心理的影響

– 輻輳と調整の不整合問題

(11)

アナグリフ方式

左右の画像が補色関係

となるように合成し、両眼

視差を含む 1 つの画像を

構成する

• この画像を左右眼に分割

して提示するため、異な

る波長域のフィルムを用

いる

赤フィルタ 青フィルタ

(12)

映像投影による偏光方式

• 偏光フィルタの遮光効果を利用する

偏光

特定の方向だけに振 動する光

光はあらゆる方向に

振動して進むが、微細 なスリットを配置する と、そのスリットに平行 な振動の光だけが透 過する

(13)

偏光方式の得失

長所

– 色再現性、高解像度での表示 – 実時間で動画像表示

– 同時に多人数が観察可能 – システム構成が単純

短所

偏光眼鏡の着用

– フィルタ透過率が低く、映像が暗い

(14)

直線偏光フィルタの原理

偏光フィルタ

一定の方向だけに振動 する光を取り出す

– 直交する偏光フィルタを 配置すると、光が遮断 される

(15)

円偏光フィルタの原理

円偏光

光の伝搬に伴って、振動方向が円を描くように回転する 透過する光の角度が多いため、頭を傾けても立体視できる 特定の波長が分割されず、両眼に提示されてしまうクロス

トークが発生する

(16)

映画館での立体視

• 偏光の乱れないシルバー・スクリーンに投影

する

(17)

時分割方式

• 左右の画像を、時間で分

割する

– 液晶シャッタ眼鏡を用いて、 左右眼に分割する

– 液晶シャッタは、フィールド

周期(1/60秒)に同期して 開閉する

– 左眼用の画像が提示され た瞬間には、右のシャッタ

右目 左目

(18)

時分割方式のシステム構成

2D映像入力

CPU

動き特徴検出 遅延時間制御

フィールド・メモリ

遅延方向制御

左眼用映像

• 高速かつ連続的なシャッタの開閉

提示が1/60秒毎なら、片眼では1/30毎に開閉 – ヒトがちらつきを感じる周期より長い

提示周期120Hz以上のシステムが必要

18

(19)

時分割方式の得失

長所

– 1台のディスプレイで立体表示 – 高画質、フルカラー表示

同時に多人数視聴可

– システム構成が容易、低価格

短所

– 液晶シャッタ眼鏡の着用

(20)

プルフリッヒ効果の応用

• ヒトの眼は、薄暗くなると知覚に 遅れが生じる

片眼だけ暗くすると、左右の眼の 知覚に時間差が発生する

横方向に移動している物体や画像

には、時間差が両眼視差として感 じられる

• 片目にグレー(もしくは濃い紫) のフィルタ、もう片目は素通し(も しくは薄い黄)というメガネを使用

(21)

プルフリッヒ方式の得失

長所

– 映像自体は通常のカメラで撮影するだけで良く、 色彩にも問題は発生しない

– メガネをかけないで見た場合は、普通の作品とし て鑑賞できる

短所

– 横運動しないと、立体的に見えない(アクション的 な制限)

(22)

眼鏡無し立体視表示技術

• パララックス・バリア方式

レンチキュラ方式

バックライト分割方式

• インテグラル・フォトグラフィ方式

• DFD 方式

• バリフォーカル・ミラー方式

表示面振動・回転方式

ホログラフィ

三次元表示技術

(23)

パララックス・バリア方式

• 垂直方向に入ったスリット

の後方に、両眼視差の含

まれた 2 つの映像を交互

に配置し、その前面にバ

リアを設置する

• 特定の距離と角度から観

察すると、左右眼に分割

して見える

(24)

レンチキュラー方式

• レンチキュラとは「レンズ状の」という意味で、

通常は半円筒型のレンズを指す

レンチキュラの後方に

左右の映像を交互に

配置する

特定の距離から観察

すると、左右眼に分割

して見える

バリアはないので、映

24

(25)

バックライト分割方式

• バックライトを細いスリット光源にして、液晶

パネルの垂直ライン毎に左右眼用画像が

割り当てられるようにする

(26)

インテグラル・フォトグラフィ (IP) 方式

• 微小凸レンズ二次元アレイと

高解像度二次元画像を組み

合わせて、三次元像を構築

• 多人数が同時に三次元像を、

裸眼で観察できる

(27)

DFD 方式

• DFD (Depth-fused 3-D)

– 奥行き情報に基づいて明暗比率を変化させた2D 画像を前後に重畳表示する

– 設計が容易(パネルを重ねるだけ)

– 飛び出す距離は、パネルの距離に依存する

後ろのパネルに描画する 画像の輝度を変える

(28)

バリフォーカル・ミラー方式

振動

• スピーカの前面に膜状の反射鏡を取り付け、

振動させる

– 振動は、ディスプレイ上に表示される映像に同期 – 振動は、ヒトが像を融合できる周波数以上

(29)

表示面振動式立体視ディスプレイ

表示面を振動させる

東芝

(30)

表示面回転式立体視ディスプレイ

中心角に対して1度ずつ、360視点分の映像を表示 できる

• どこから見ても、裸眼立体視が可能

• 円筒形内部に動く立体物が実在しているような視覚 効果が得られる

ソニー 日立

(31)

Holographic Diffuser

• 360度どこからでも立体視できる

• “holographic diffuser” と名付け

られた特殊フィルムを貼った回 転鏡と高速プロジェクタ、DVI の 特殊なデコーダから構成される

• 縦方向に乱反射するが、横方向 にはほとんど乱反射が起きない

• 本体に対してアングルが高くても 低くても、像を見ることができる

(32)

ホログラフィ(1)

ホログラフィの記録には、光の干渉が用いられる

光源の光(レーザ光)をハーフミラーによって、物体を照明す る光と記録材料に対して照射する光とに分離する

記録材料面では物体光と参照光による干渉が起こり、干渉 縞と呼ばれる非常に細かい模様ができる

物体光:物体から記録材料に対して反射した光 参照光:記録材料に対して照射した光

32

(33)

ホログラフィ(2)

ホログラフィの再生には,光の回折が用いられる

記録時の参照光と同じ位置に光源を置き、ホログラムに対して 再生照明光を照射する

このときホログラムを透過する光

以外にも、ホログラムの細かい 干渉縞によって回折が起こり、 別方向に広がる光が生じる

回折光が記録した物体光と同じ

形になっており、観察者には実 際に物体が存在しなくてもホロ グラムの奥に記録した物体があ

(34)

今後の予定

• 1 29 演習

• 2 5 期末試験

• 2 19 課題発表

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