2010
2010
2011 年
環境基本計画が 新しくなりました!
子どもの計画も できたよ!
かんきょうレポートとは
この「かんきょうレポート」では、池田市内 の環境の取り組みを報告しています。ここで報 告するのは、行政の取り組みだけでなく、市民 や市内の企業によるものも含まれます。 この報告を通じて、より多くの方に市内の取 り組みを知っていただくこと、もっとたくさん の方に環境の取り組みを広めること、環境基本 計画の取り組みが進んでいるかどうかを見直し て、よりよい取り組みにつなげることなどを目 的に発行しているものです。(この報告書の作 成は、新環境基本計画で定められています。)
※行政や市民、事業者の取り組みについては 2010 年度を中心に記載していますが、エネル ギー計算などの統計値については、把握可能な 最新年度の数値を使用しています。
目次
Ⅰ 新環境基本計画の概要────────── 1
Ⅱ 各分野の現状と主な取り組み─────── 7
Ⅲ かんきょうレポートによせて─────── 21
TOPICS
・新環境基本計画ができました! ・環境トップランナーとして 10 社を表彰 ・みどり調査を実施しました!
・低炭素地域づくり計画ができました!
Ⅰ 新環境基本計画の概要
1. キャッチフレーズと環境目標像
基本的な方針として前計画のキャッチフレーズをそのまま受けつぎ、環境目標像は新計画 の分野設定にあわせて、再構成を行いました。
循環型都市をめざそう
●知って考え伝えよう
ごみの行方と池田の行方
●水を大切にし、
水のめぐみに育まれるまち
やさしさの
あふれるまち・池田にしよう
ゆたかな自然を楽しもう
●さまざまな生き物たちが身近に息づくまちに
●豊かな自然を楽しむ 五月山
●季節の移ろいを五感で感じる みどりのまち
●取り戻そう 親しめる 水辺空間
自然
環境学習
●ユニバーサルデザインを
とり入れたまち
●川と緑が育む文化と歴史のまち
●にぎわいが笑顔をつくるまち
●健康で安心して子どもを生み
育てられるまち
循環
環
境
環
環
目
標
目
目
像
像
標
標
環
環
環
境
境
環
環
環
環
境
境
境
環
環
環
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境
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境
環
環
環
環
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環
環
目
目
目
標
標
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像
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像
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標
温暖化を防ごう
●自然エネルギーを取り入れて
化石エネルギー使用量を 半減するまちをめざそう
地球温暖化防止
ともに学びあおう
●みずから学び考え人の輪を広げよう
●次代を担う人材を育てよう
●環境学習からもうかる商いをつくろう
やさしいまち
日の目標を 日の便たり前へ
取
り
組
み
の
柱
取
り
組
み
の
柱
取
り
組
み
の
柱
4 広域連携による環境保全活動の推進 2 学校園における取り組みの推進 1 省エネ社会の実現による 温室効果ガスの削減
基礎となる分野
1 と に
俗しよう
省エネ・新エネに関する分野
の ど たちのた に
地
を
う
水環境やごみに関する分野
環境に
し
環 依 を
う
自然に関する分野
かな
を り
てよう
文化や福祉、健康に暮らせる環境に関する分野
に
し まちづくりを
よう
1 市民・事業者の取り組みの推進
3 パートナーシップによる行動推進 2 水循環の保全
2 五月山のみどりの保全と活用 3 水辺の保全と活用
4 生物多様性の保全 3 エネルギー効率の良い
まちづくり
取
り
組
み
の
柱
取
り
組
み
の
柱
1 池田らしい文化・ 景観の保全と創出
3 健康で安心して暮らせる まちづくり
2 新エネルギーの普及促進 による温暖化の防止
1 ごみゼロ社会の推進 1 身近なみどりの保全と創造
2 だれもがいきいきと 暮らせるまちづくり
: 重点的に取り組むもの 池田駅に り立つと、向こうにみどりの五月山が見えた。
駅の周りはオープンカフェや
貨屋さん、いい感じの紽服屋さん、おし
れなお店がいっぱいで、人でにぎわっている。 町のアーケードを
けると、100 年以上経っていそうなレトロな家のまちなみが残っている。 まちにごみなんて絝ちていなくて、
街路樹がきれいで、家々の庭や 辺には花があふれていて目にうれしい。歩道も広々 していて歩きやすい。
用事を思い出して、電車で一駅の石橋駅に行く。そこには
い通りにお店が軒を連 る、ながらの商店街があって、 とても活気がある。
んなま
な た な
新 環境基本計画
概要
2.環境づくりに向けた取り組み
環境目標像の実現に向け、5つの分野に分け、取り組みの柱を設定しました。
見直しのポイント
継承 ○ 市民参加で策定した前計画の基本的な考え方や環境目標像を継承。
改定
○ 環境指標の見直しを行い、今後の 10 年での達成目標を設定。 ○ 計画の位置付けや進め方、施策体系の構成、施策内容を変更・充実。 ○ 子どもたち、市民・事業者、市職員別の自発的な行動計画を策定。
新環境基本計画ができました!
行動計画
行動計画
取り組みの例
取り組みの例
3.行動計画への展開
新環境基本計画の環境目標を実現していくには、私たちみんなの取り組みが大切です。子ども たち、市民・事業者、市職員の立場ごとに、なすべきことを行動計画としてまとめています。
行動計画
市民・事業者の
力
ちから
!
市民・事業者の皆さんの日々の生活や事業 活動の中で、下記のような取り組みを自発的 に進めていくことが「環境にやさしいまち・ 池田」の実現につながります。
□環境の取り組みに参加しましょう。
□生活や事業活動を工夫してエネルギーの使 用量を削減していきましょう。
□市民、事業者、行政で、一緒にごみの少な い池田にしていく取り組みをしていきま しょう。
□みんなで緑のまちづくりを積極的に進めま しょう。
□環境調査などに参加しましょう。
市職員の
力
ちから
!
□職員研修などで、市内企業や市民団体の活動、 学校での児童・生徒たちの取り組みを学びま しょう。
□階段利用の促進、機器の適正使用など、省エ ネマナーを仕事のスタイルにしましょう。 □再利用するコピー用紙(裏紙)の整理棚を設
けましょう。
□家や職場など、生活する場の周りに緑を増や しましょう。
□バリアフリー研修に参加しましょう。
子どもたちの
力
ちから
!
新環境基本計画の策定にあたって、市内の小学 生5〜6年生が参加して、池田市の環境の現状を 学び、考え、大切な取り組みを「子ども環境基本 計画」にまとめました。
詳しくは新環境基本計画概要版をご覧ください。
10 年後の へ
平成 22 年(2010 年)7月に公募で集まった小学5・6年生のキッズエコスタッフ (31 人)が、池田市の環境を良くするためにどうしたらいいかを考えるワークショップ を行いました。この計画はそこで提案された意見をもとに作成しました。 子どもたちは現状や課題を考え、動き始めています。保護者の皆さんも子どもたちと 一緒に行動し、子どもたちを 援してください。
〈保護者の皆さんへ〉 おうちでは どんなことができるかな? おうちの人も 一緒に取り組むことが 大切だ 。
あなたのすること、見つかったかな?
わたしの家 エアコンの
温度は何度に セットする? 屋根に ーラーパネルを
つけると、どんなことが できるかな?
あれ? ているのに つけっぱなし だ
水を大切にする にはどうしたら いいかな?
お買い物には 「マイバッグ」 何でかな? 食べ物は
残さずに食べよう。 何でかな?
大きな木が 日差しをさえぎって
くれている 。 エアコンの温度設定は 夏 度、侨 度
たくさんの取り組みを知って も ら え ま し た か? こ の よ う な 取り組みをすることで、池田市 の未来の環境をより良くしてい くことができます。
未 来、 た と え ば 10 年 後 の あなたは何をしていると思い ま す か? 住 ん で い る ま ち は、 どんな環境になっていると思い ますか?未来の自分に手紙を書 きましょう。 学校でできること、家でできること、 町でできること、そして大人たちや社会 にやってほしいことなどを提案してい ます。
4.計画の進行管理
計画をしっかりと動かしていくために、数値指標の導入と年次プログラムの明確化を行いました。今 後、これらの進み具合を定期的に評価していきます。
1)環境管理システムの活用
「いけだ・かんきょうレポート」や審議 会での評価を活用した、環境管理システ ムの活用を深めていきます。
環境指標 (計画)
方針、目標の設定 行動計画の策定
(見直し) 不適応部分の見直し
目標、計画の修正
評価
環境
環境 し 本
(点検) 実施状況 成果の点検
(実施) 行動計画の実施 継続的な改善
20 年後(2030 年度) 環境目標像の実現 20 年後(2030 年度)
環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現 環境目標像の実現
10 年後(2020 年度) 新計画の目標
Plan
Action
Do
Check
いけだ・かんきょうレポート5年後(2015 年度) 中間見直し
2)施策の進み具合の評価
行政施策は、それぞれ達成目標 を設定し、5年後の中間見直し期 と 10 年後の計画終了期に担当部 署において進み具合を評価し、施 策の改廃についての検討・判断を 行います。
「環境指標」 目標値 達成年度
① 池田市内の温室効果ガス排出量 1999 年度比 − 30% (2020 年度)
② 池田市内の太陽光発電出力 12,000 kW (2020 年度)
③ 池田市内のごみ排出量 2008 年度比 − 20% (2020 年度)
④ 池田市内の事業系ごみ排出量 2008 年度比 − 20% (2020 年度)
⑤ 池田市内のリサイクル率 20% (2020 年度)
⑥ 池田市内のまちの緑被率 20% (2020 年度)
⑦ 池田市内のまちかどの緑視率調査地点数 40 カ所 / 年 (2015 年度 )
達成 状況 達成 状況
達成 状況 達成 状況
5.達成目標の現状
①市内の温室効果ガス排出量
池田市内の 2009 年度 CO2 排出量は、基準 年 (1999 年度 ) に比べると約 25.9%の削減 となりました。前年度との比較では全部門で 減り、約 8.4%、40,505 トンが削減されました。 特に産業部門で約2万トン、オフィス ( 民生業 務 ) 部門で約1万トンと大きく削減しています。
ごみ排出量の推移
39,286 38,966 38,719 39,488 39,629 39,42141,853
36,198 35,993 34,93733,989 33,458
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) ごみ量
( )
清掃活動によるごみなど 事業系ごみ量 家庭系ごみ量(集団回収含む) (家庭ごみ削減目標)
※家庭系ごみ 家庭ごみ 集団回収 一般持込ごみ
0 20 40 60 80 100%
2009年
2010年
2020年
太陽光発電出力(綬計)と達成率
1,415kW(11.8%) 1,415kW(11.8%)
目標12,000kW(100%) 目標12,000kW(100%) 1,032kW(8.6%)
1,032kW(8.6%)
②市内の太陽光発電出力
池田市内の太陽光発電出力を 2020 年度に 12,000kW に高めることを目標にしています。 2010 年度までの実績は 1,415kW でした。
③市内のごみ排出量
2008 年度から 2020 年度にかけて、ごみ排 出量 20%削減を目指しています。2010 年度 の排出量は、前年度から 1.6%(531 トン)減っ て 33,458 トンとなりました。基準年度 2008 年度比で 4.2%(1,478 トン)削減されました。
④市内の事業系ごみ排出量
2008 年度から 2020 年度にかけて、事業 系ごみ排出量 20%削減を目指しています。 2010 年度の排出量は、前年度から 4.6%(471 トン)減って 9,775 トンとなりました。基準年度 2008 年度比で 8.1%(856 トン)削減されまし た。
事業系ごみ排出量の推移
0 2,500 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) 事業系ごみ量( )
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 事業者1件1日 あたり排出量(kg)
事業系ごみ量
事業者1件1日あたり事業系ごみ ※うるう年考慮
削減目標
12,000 kWをめざす!
目標は、ー 30%!
ー 20%をめざす!
評価は?
ー 20%をめざす!
23%
23% 15% 33% 6% 市内のCO2排出量の推移
0 10 20 30 40 50 60
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 (年度)
(万t-CO2)
産業 民生家庭 民生業務 運輸・交通 ごみ 削減目標
2009年度 市内の部門別CO2排出量
备位 t-CO2
2010 年度
1,415kW
2009 年度ー25.
9%
達成
状況 達成状況
達成 状況 達成
状況
⑦市内のまちかどの緑視率調査地点数
初めての調査となる 2010 年度は、約 200 地点、約 700 枚の写真を撮影しました。これ から 5 年で 200 地点の移り変わりを調査でき るよう、毎年 40 地点の再調査が目標です。環 境学習などで学校と協力しながらの調査を主 に 200 地点達成をめざします。
⑤市内のリサイクル率
リサイクル率は、2020 年度に 20%にする ことを目標としています。リサイクル率は横 ばい傾向で 2010 年度は 11.9%でした。
対象区域面積
( 万㎡ ) 緑被面積( 万㎡ ) 緑被率(% )
市全体 2,209 1,189.8 53.8
市街化区域 1,088 219.2 20.1
市街化調整区域 1,121 969.6 86.5
※ 1993 年度には本市のまちの緑の面積率(市街化区域 内に樹林・樹木、草地・芝生、農地、果樹園が占める 割合)は 28%でした。その後、農地や樹林地が開発され、 2002 年度には 21.1%まで緑の面積が減少しました。
リサイクル率の推移
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (%)
(削減目標)
⑥市内のまちの緑被率
市街地の実質的な緑の総量を測ることを目 的に、空中写真の解析へと手法を変え、2010 年度は初めて池田市独自で調査し 20.1%であ ることが把握できました。減少傾向にある「ま ちの緑被率(市街化区域の緑被率)」20%の維 持が目標です。
⑧市内の生物多様性を示す指標
この目標値については、まず、池田市の「生 物多様性地域戦略を策定し、設定する」こと としています。
当面は生物多様性に関する情報収集や調査 研究などを行っていきます。
1年に 40 地点実施する!
地域戦略をつくって取り組む!
20%以上をキープする!
→緑が増えた 緑が減った←
リサイクル率は 20%!
緑を増やすことも大切だから、 今はプラスマイナスゼロ。
2010 年度
11.9%
2010 年度20.1%
Ⅱ 各分野の現状と主な取り組み
1.ともに学びあい行動しよう
(1)重点的な取り組みの現状
パートナーシップによる行動推進
池田市では市民・市民団体、事業者、行政のパートナーシップ体制のもと、環境への取り組みを進めて います。2010 年度も「サイクル&エコカーニバル」や「省エネルギー報告会」などの市が主催するイベ ントへ、市民団体や事業者にご協力を頂きました。また、環境トップランナー事業者等顕彰事業でも、多 くの市内事業者にご協力いただき、池田市独自の事業に取り組むことができ、パートナーシップによる取 り組みが進んでいます。
(2)その他の指標
■トップランナー賞の実施
記念すべき第 1 回環境トップランナー事業者等 顕彰事業では、「環境トップランナー賞」として 10 社が選ばれました。2011 年 3 月 12 日に開催 した「省エネルギー報告会」において表彰式を行 いました。
★トップランナー調査(池田市)
事業者の環境活動を支援することを目的に、環 境トップランナー事業者等顕彰事業の一環として 市内企業の環境の取り組みを調査しました。 約 1,000 社にアンケート調査を行い 124 社か ら回答を得ました。そのうち、積極的に環境活動 を行っている 35 社にインタビュー調査し、調査 結果をもとに環境保全審議会が「環境トップラン ナー賞」として 10 社を選定しました。
環境の取り組みに対しては、回答者の 93%か ら“何らかの取り組みが可能”という答えをいた だきました。
日常的に省エネ、紙ごみの削減、環境にやさし い製品の購入等は行われており、今後は、自然エ ネルギーの利用やごみ減量に向けた計画づくりな どへの取り組み意欲があることがわかりました。 ※詳しくは事業紹介冊子をご覧ください。
トップランナー企業 特徴的な取り組み
ダイハツ工業 ( 株 )
環境統括部の設置、環境取り組みプランの策定・ 実施、エコ通勤の実践、総合的な環境マネジメン トシステムの推進
( 株 ) リコー 池田事業所
環境推進課を設置、環境報告書の発行、井戸水を 利用した空調冷媒、生ごみの堆肥化、環境パトロー ルの実施、東畑・節句山の里山保全活動への参画 阪急バス石橋営業所 天然ガス車・ハイブリッド車の導入、市内回収の天ぷら油をバイオディーゼル燃料として運行、市
イベントでの環境にやさしいバス展示
( 株 ) ナカムラグループ ISO14001 の取得・推進、従業員全員への環境教育、グリーン購入、グリーン製品の販売促進 ( 株 ) 銭屋アルミニウム
製作所 環境管理室の設置及び ISO14001 の推進、アルミニウム端材の低減・再資源化 ( 株 ) 田中運送店 学校給食配送用トラックに天然ガス車を導入、エコドライブ事業への参画、デジタルタコグラフの導入
( 有 ) 金山建商 エコタイヤ、アルミホイル、デジタルタコグラフの導入、エコドライブコンテスト参加 ( 株 ) 阪急デリカ 製造ライン毎のごみ量の把握・分析、グラフ化による従業員への啓発 伊勢屋テック ( 株 ) 社屋屋根への断熱塗料塗布、「いせや夏祭り」で廃材を利用した木工教室を地域の子ども達に開催 特別養護老人ホーム
ポプラ
■出前講座の開催
市内の小学校では、様々な環境学習を実施しています。 出前授業の中には、企業等が社会貢献活動として実施さ れているものもあります。
環境にやさしい課では、環境学習プログラムを取りまと め、各小学校へ希望調査や情報提供などを行い、環境教育 の推進を図っています。
トンボ救出大作戦
10 校で計 1,265 名が参加、プールに生息 するヤゴを約 3,000 匹救出し、約 360 匹の羽 化を確認しました。
〈実施した小学校〉
細河、秦野、北豊島、呉服、石橋、五月丘、 石橋南、緑丘、神田、伏尾台
スターウォッチング
約 250 名の児童と保護者が参加。 那須香大阪天文台の中島台長による 星の話の後、校庭で星空を観察しま した。
〈実施した小学校〉石橋、神田 〈協力〉那須香大阪天文台
関西電力出前授業& 施設見学会
出前授業では、電気の重要性や発電の方法 などを学んだり、手回し発電器で電気作りを 体験しました。施設見学会では、発電所を見 学しました。
〈実施した小学校〉
池田、北豊島、石橋南、呉服、秦野、細河、 五月丘、神田、伏尾台、石橋
〈協力〉関西電力(株)
エコ・エンジェル セミナー
地球温暖化問題について、グループごとに 「くらしの中のエネルギークイズ」などカード
クイズで楽しみながら学習しました。 〈実施した小学校〉
北豊島、五月丘、緑丘、伏尾台 〈協力〉大阪ガス(株)
地球にやさしいラーメンづくりセミナー
即席ラーメンを作る際に出るゴミやエネル ギー効率について、地球温暖化の問題とあわせ て学びました。
〈実施した小学校〉
池田、緑丘(2 回)、秦野(2 回)、石橋南、 北豊島、呉服
〈協力〉大阪ガス(株)
おでかけガス科学館
楽しい実験で地球温暖化やエネル ギーについて学びました。
〈実施した小学校〉緑丘、呉服 〈協力〉大阪ガス(株)
シャープ環境教育
地球温暖化や新エネルギー、リサイクルなど について、気象予報士とシャープ社員が講師と なり、実験やクイズで楽しく学びました。 〈実施した小学校〉北豊島、石橋南、緑丘、伏尾台、
秦野、五月丘、神田、石橋 〈協力〉シャープ(株)
那須香大阪天文台の中島台長による 星の話の後、校庭で星空を観察しま
小学校での環境学習実施回数
6 17
32 51
44 38
44
0 10 20 30 40 50 60
04 05 06 07 08 09 2010 (年度) (回)
■エコミュージアム講座への参加者
エコミュージアムでは、余り生地や不用品をリ サイクルして季節の小物を作ったり、廃油から石 けんを作るなど、様々な環境にやさしい講座を開 催しています。2010 年度は、開催回数が倍増し、 参加者数もかなり増加しています。
(3)主な取り組み
★キッズエコスタッフワークショップの実施
夏休みの3日間、市内の小学生 31 人が集まり、 ワークショップを実施しました。エネルギー、自 然、ごみという3つのテーマで専門家の話を聞い た後、池田市の環境のために「自分たちに何がで きるか」、「大人の人にしてもらいたいこと」など を考えました。ここで出された意見は「新環境基 本計画」に活用しています。
★エコミュージアムでの調査・学習
エコミュージアムについて、市内小学校からの ヒアリング調査が行われました。「施設がどうし て出来たの?」「どんな工夫をしているの?うれ しかったことは?」という質問から「どうして今 の名前になったの?」「卓球台があるのはなぜ?」 といった子どもならではの率直な疑問もありまし た。調査は子どもたちがまとめてクラスで発表し ました。
また、池田中学校から職場体験学習で 2 年生が 2 名、3 日間をスタッフと共に働き、「3R」の重 要性や物を大切にすること、運営や企画の進め方 を勉強しました。
○ iKeco 事業 ( 池田新エネ推進協議会 )
1冊 1,000 円の「iKeco」は、加盟店で 1,100 円分が使えるお得な環境お買物券※です。売上
は太陽光市民共同発電所設置の資金になり、お 買物する人もお店も気軽に環境貢献ができます。 2010 年 1 月〜 2011 年 3 月末までに、加盟店舗 数は 50 件、iKeco 冊子は 249 冊(249,000 円)、 うち約 8 万 iKeco(約 8 万円相当)の利用があり ました。また、(社)池田青年会議所との協働で阪 急バスをラッピングした「iKeco バス」が 2010 年 3 月まで市内を走りました。これからも加盟店 を募集していきます。
参加者数 開催回数
2009 年度 77 人 11 回
2010 年度 203 人 23 回
○エコクッキング
(NPO エコスタッフ、大阪ガス、池田市 )
2010 年 7 月 9 日、中央公民館でエコクッキン グ教室を行いました。大阪ガスクッキングスクー ルの講師を招き、ムダを省いた調理方法で生春巻 きなどのランチをつくりました。
○万寿荘出前講座 ( 万寿荘、大阪府、池田市 )
2010 年 8 月 11 日、万寿荘の利用者など約 80 人を対象として、環境出前講座を行いました。大 阪府からは地球温暖化について、池田市からは iKeco について紹介し、その後、池田青年会議所 が作成した「エコかるた」で楽しみました。
○お話しましょ!お茶しましょ!
( 商工会議所女性会 )
2010 年 9 月 12 日に行われた商工会議所女性 会イベント「お話しましょ!お茶しましょ!」で は、ペットボトルキャップや割りばしの回収の他、 ゴミステーションを設置し、3Rの推進を呼びか けました。また、出店ではリユース食器 (p.15 参 照 ) を利用し、イベントごみの減量に努めました。
(4)次のステップに向けて
2.未来の子どもたちのために地球温暖化を防ごう
(1)重点的な取り組みの現状
エネルギー効率の良いまちづくり
現在、「池田市都市計画マスタープラン」の改定を進めており、この中で環境にやさしいまちを空 間的に実現する方策について検討を進めています。例えば、まちなかに五月山からの涼しい風を呼び 込む仕掛けや都市構造、環境配慮型建築物の誘導、車に依存しないまちづくりなど、エネルギー効率 の良いまちづくりの検討のほか、五月山や猪名川に代表される自然豊かなイメージを伸ばしていく方 策、水と緑のネットワークづくりなども検討しています。
(2)その他の指標
■池田市内のエネルギー使用状況
池田市内の 2009 年度エネルギー使用量は、前 年度に比べて約 6.1%、390,628GJ が削減され ました。特に産業部門で約 30 万 1 千 GJ、オフィ ス ( 民生業務 ) 部門で約 4 万 7 千 GJ と大きく 削減しており、経済的な低迷も影響して使用量も 減っていることが推測されます。
使用割合は、運輸・交通が 36%、民生家庭が 27%と大きく、これらの部門での削減が求められ ています。
■池田・府市合同庁舎のエネルギー使用状況
2010 年度の市役所の電気使用量は、前年度と 比較すると 41,290kWh 増加し、ガス使用量も 17,972m3増加しました。
2008 年度に省エネ法が改正され、市庁舎やク リーンセンター、文化会館などを合わせて 1 年間 のエネルギー使用量が原油換算で 1,500 キロリットルを 超えているため、2010 年度より、池田市も特定 事業者に指定されました。
2011 年度には、池田市も一事業者として、エ ネルギー使用状況の分析や、削減目標・取り組み を定める第3次池田市地球温暖化防止実行計画を 策定し、エネルギー使用量の削減に努めていきま す。
市内のエネルギー使用量の推移
0 100 200 300 400 500 600 700 800
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 2009 (万GJ)
(年度) 運輸・交通
民生業務
民生家庭
産業
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180
05 06 07 9 2 1 年度 0 20 40 60 80 10 12 14
電気/kWh (電気/万kWh)
ガス/
(ガス/万 )
庁舎のエネルギー使用量 20%
27% 17%
36%
2009年度 市内の部門別エネルギー使用量
合計5,990,271GJ 産業
民生家庭
■気温と猛暑日
池田市の市街地にもっとも近い気象庁の観測所 (大阪空港測候所)における 30 年分の観測データ をみると、気温はゆるやかに上昇する傾向が見ら れます。
また、猛暑日 ( 最高気温が 35℃を超える日 ) がこの 10 年間では毎年記録するとともに、日数 も増加しています。そして、2010 年の猛暑日は 過去最高の 30 日となりました。
■池田市内における太陽光発電設置
市の設置費補助制度のほか、国の補助金制度や 余剰電力買取制度などにより、2009 年度に比べ 2010 年度は 116 軒増加しました。市内の設置軒 数は 437 軒になり、太陽光発電の普及が進んで います。
■太陽光発電設置に対する補助
2008 年 度 よ り 住 宅 用 太 陽 光 発 電 の 設 置 に 対し、補助金を交付しています。補助金額は出力 1kW あたり 25,000 円(上限 100,000 円)です。 2010 年度は 85 件、合計 302.83kW の太陽光発 電に補助金を交付しました。
(3)主な取り組み
★公園の街灯の LED 化(池田市)
LED 照明は消費電力が少なく長寿命で今後の普 及が期待されています。
池田市では 2010 年度に 8 公園で計 107 基の 公園灯に LED 照明を導入しました。これにより、 年間約 48 トンの CO2が削減できます。
0 4 0 7 9 12 3 1 0 0 15 5 01 21 16 8 01 4 16 17 16 6 15 8 15 16 19 6 30 -10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
(℃) (日)
気温 猛暑日数
80 85 90 95 00 05 20100 10 20 30 気温と猛暑日
豊中市 池西町 大阪空港測候所観測データ 猛暑日
平均気温 最高気温 最低気温
池田市内の太陽光発電 前年度比増加軒数
0 20 40 60 80 100 120 140
96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) (軒)
太陽光発電設置費の補助
2.82 3.02 3.56 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
2008 2009 2010 (件)
0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 (kW)
築(件)
新築(件) 1件あたり 平均出力(kW)
★低炭素地域づくり計画
(池田市モビリティ・マネジメント検討会)
企業や交通事業者、市民団体、学識経験者、行 政などからなる検討会が各種実験を進めながら計 画を作成しました。
計画では、今後それぞれが協力しながら、環境 にやさしい交通の啓発と合わせて、地域通貨の拡 大やカーシェアリングの導入を進めていくことと しています。
★いきいき池田マップ ( 住宅仲介業者、転入者 )
転入者や事業者等に配布していた公共交通マッ プ「いきいき池田マップ」は、2010 年度から住 宅仲介業者の店頭などに設置してもらい、公共交 通の利用しやすい住居探しなどに役立ててもらっ ています。
また、増刷するにあたって、外国人にも読みや すいようにローマ字を併記しました。
★レンタサイクル ( エコミュージアム、
池田市モビリティ・マネジメント検討会 )
低炭素地域づくり計画の策定に向けた実験とし てエコミュージアムにレンタサイクルを設置しま した。
★ BDF バスの運行(阪急バス石橋営業所、池田市)
阪急バスでは、池田市で回収された天ぷら油や 自社食堂から出る天ぷら油を BDF(バイオディー ゼル燃料)にリサイクルし、バスの燃料として使 用しています。
“植物由来の燃料は、CO2の排出がない”とい う考え方で、軽油の代わりに BDF を用いること で削減された CO2分の『クレジット』が国から 阪急バスに発行されます。このクレジットを企業 などに売却し、その一部収益が池田市に寄付され ます。
★駐車場の減免制度見直し(池田市)
環境にやさしい車に対して、市役所や市民病院、 五月山体育館などの駐車場使用料を一定時間無料 にしています。2011 年度からは対象車種を「電 気自動車」「プラグインハイブリッド自動車」「燃 料電池自動車」などに変更し、より環境性能の高 い車の普及を目指しています。
減 制度有効登録台数(台)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200
01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010
(4)次のステップに向けて
エネルギー効率の良いまちづくりは、自動車を使わずに済む都市構造、余剰あるところから足りない 所にエネルギーを融通できる都市構造、自然環境を活かしてヒートアイランドを防ぐなど、コンパクト なまちづくりが基本と考えられています。
池田市の地域特性を活かしたエネルギー効率の良いまちづくりとは、どのようなものか、まだ充分に 分かっていない状況です。今後、都市気候などの池田市の地域特性や先進地の取り組み事例とその効果 など、基礎的な調査・研究を進め、池田市におけるエネルギー効率の良いまちづくりのあり方について 検討していきます。
CO
2
の削減で発行される「クレジット」(J-VER 制度)
3.環境にやさしい循環型都市をめざそう
■衣類等の寄付
エコミュージアムや市内小 学校において、エコミュージ アムのリユースショップでの 商品となる衣類等を回収して います。
■天ぷら油の回収
エコミュージアムや市内小 学校において、使用済み天ぷ ら油を回収し、阪急バスの燃 料としてリサイクルしていま す。(p.14 参照)
回収量は年々増加し、2010 年度は1年間で 6,782 リットルの 油が集まりました。
■リユース食器のレンタル
エコミュージアムでは、イベントやお祭りなど で使用できるリユース食器を貸し出しています。 丼や小鉢、はしやスプーンなど、多様な種類をそ ろえています。リユース食器を使ってイベントの ごみ減量に努めましょう。
(1)重点的な取り組みの現状
ごみゼロ社会の推進
池田市では、2006 年 4 月より家庭系ごみの指定袋制度 を実施し、市民のみなさんの協力により一定の成果をあげ ることができました。しかしながら、クリーンセンターの 老朽化や最終処分場のひっ迫により、2010 年 3 月に池田 市一般廃棄物処理基本計画を策定し、家庭系ごみ 20%削減、 事業系ごみ 20%削減、リサイクル率 20%の目標を定め、 さらなる減量化に努めています。
(2)その他の指標
■有価物の集団回収
再生可能な有価物を集団回収している団体に対 して、ごみの減量化の推進とともに、団体の育成 や市民のリサイクルに対する意識啓発を図ってい ます。2010 年度は、104 団体で約 1,870 トンの資 源物が回収されました。
■生ごみ処理機の購入に対する助成
ごみの減量化と資源化を推進するため生ごみ処 理機の購入にかかる費用の一部を助成していま す。2010 年度は 12 件に 33 万 4 千円を交付し ました。
ごみ排出量の推移
1,0611,0521,0501,0731,0791,071 1,135 967 951 919 895 883 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) 生活・事業系
ごみ量( )
800 850 900 950 1,000 1,050 1,100 1,150 1,200 1人1日あたり ごみ量(g)
清掃活動によるごみなど 事業系ごみ量 家庭系ごみ量(集団回収含む) (家庭ごみ削減目標) 1人1日あたり排出量
※家庭系ごみ 家庭ごみ 集団回収 一般持込ごみ 指定袋開始の広報
指定袋の開始
天ぷら油回収量
1,540 3,211 3,879 3,571 3,264 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000
08 09 2010 (年度) ( ) エコミュージアムエコミュージアム以外
エコプラ
集団回収量と活動団体数
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) 回収量( )
0 20 40 60 80 100 120 団体数(件)
紙パック アルミ
布 ダンボール 新聞 団体数
生ごみ処理機助成件数(綬積)
0 200 400 600 800
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010
0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 (点)
2010 2009.7〜
寄付品の数
その他
本
(4)次のステップに向けて
さらなる減量化に向けて、指定袋制度の見直しと合わせて、分別品目を増やしてごみになるものを減 らすとともに、効果的・効率的な収集・処理体制の整備に努めていきます。
■雨水貯留タンクへの助成
2009 年度より雨水貯留タンクを設置される方 に購入価格の 2 分の 1 を助成しています(上限 30,000 円)。2010 年度は 17 件に助成を行いま した。9 件の助成だった 2009 年度に比べ大幅に 増加しています。
(3)主な取り組み
★郵便局の清掃活動 ( 豊能地区郵便局長会 )
豊能地区郵便局長会が地域貢献として阪急池田 駅から五月山までハイキングをしながら道路の清 掃を行いました。117 人が参加し、45 リットルのご み袋、56 袋が集まりました。各地の郵便局員の 方やそのご家族などに池田を知ってもらう良い機 会となりました。
★インクカートリッジ回収
( 池田市、エコミュージアム )
池田市はプリンターメーカー 6 社が実施してい る「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」に 参加し、市庁舎 1F ロビー、エコミュージアムで 回収を始めています。2〜 3 ヶ月で 1 箱がいっぱ いになるなど、比較的順調な滑り出しです。
★3Rポスター
( 池田市レジ袋削減等3R 推進協議会 )
4.豊かな自然を守り、育てよう
(1)重点的な取り組みの現状
身近な緑の保全と創造
池田市では、2010 年に今ある緑の量を調べました。緑被率は、市全体では 53.8%ではありますが、 市街化区域では 20.1%にとどまっています。緑視率 ( 風景の中に占める緑の量 ) ではどうでしょうか。 市内の交差点 200 カ所で調査した結果、市全体では平均 17.8%で、市街化区域では平均 16.2%と低 い数字でした。
(2)その他の指標
土地登記 上の地積(面積)
0 100 200 300 400 500 600 700 800
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) 土地登記 上の地積
(万m2)
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 1人あたり田 畑 山林 原野面積(m2)
田・畑・山林・原野 宅地・ 種地等 1人あたり田 畑 山林 原野
市が購入した、または寄付を受けた面積(綬積)
17,515 69,593 86,734 90,881 148,687 0 2 4 6 8 10 12 14 16
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) (万m2)
■緑化協定と緑化計画
近年は開発自体が少なくなっています。開発事 業者の協力も得て、20%以上の緑化率の維持に努 めています。
■土地登記簿上の地積
減少の一途をたどっています。身近な自然とふ れあえる機会は減少傾向にあります。
■山麓・山間緑地保全区域内の土地の購入
2010 年度については購入または、寄付があり ませんでした。ひきつづき、五月山の保全に努め ていきます。
■緑の満足度
市民は、池田市が自然豊かで緑が多いと感じて おり、住みたい理由や誇れる特徴と感じているよ うです。
市民意識調査結果では、池田市の自然や緑の 多さに 63.3%の人が「満足・やや満足」と答え、 池田市の特徴・誇れるものとしては 71.6%の人 が「五月山公園などがあり、自然が豊かなこと」(1 位 ) をあげています。
住み続けたい理由としては 59.9%の人が「自 然環境がよい」(3 位 )、今後のまちづくりの方向 性として 74.0%の人が「美しい自然を残す、緑 あふれるまちづくり」(1 位 ) をあげていました。 (「池田市まちづくりに関する市民意識調査報告書」平成 21 年 3 月、 「池田市都市計画 マスタープラン策定に係る市民アンケート調査」平成 23 年 6 月より )
開発面積 (m2 ) 緑化面積 (m2 ) 緑化率 (% )
2005 年 60,280 15,406 25.6
2006 年 38,877 10,171 26.2
2007 年 377,064 187,247 49.7
2008 年 21,128 6,279 29.7
2009 年 26,737 5,855 21.9
2010 年 10,109 2,043 20.2
無回答 0.5% 不満 3.4% やや不満 7.7%
普通 25.2%
やや満足 35.2.% 満足 28.1%
緑(樹木)の多さに関する満足度 緑を活かしたまちづくりで 市民が重視する取り組み
0 20 40 60 80
北 山系の山なみの緑を り、 開発などを抑制する
市内の公園や街路樹など、 公共の緑の適切な維持・管理を進める
街路樹の整備や 地内の緑化を進め、 緑豊かなまちなみをつくる
市内に点在する樹林や社 林などの まとまった緑を る
地内などに 分な緑を確保するよう 誘導し、緑の量を増やす 農産物や植木を生産する 身近な農地の機能を維持する
(3)主な取り組み
★新基本計画の策定に向けたみどりの調査 ( 池田市 )
緑被率(地域にどれくらい緑に覆われた面積があ るかを示すもの)
池田市全体でみると 54%ですが、市域の南半 分を占める市街化区域では 20%でした。
小学校区別では、細河(82.2%)、秦野(66.0%)、 五月丘(62.7%)の値が大きく、石橋(13.4%)、 石橋南(14.5%)の値が小さくなっていました。
緑視率(日常的な風景の中にどれくらい緑がある かを示すもの)
池田市全体では約 18%、市街化区域は約 16% でした。
五月山が見える場所では、見えない場所に比べ て 5.4%も緑視率が上回っていました。
小学校区別では、五月丘(33.7%)、伏尾台 (21.9%)、細河(21.3%)、緑丘(20.0%)の値 が大きく、神田(11.2%)、池田(13.4%)、呉服 (13.6%)などの値が小さくなっていました。
五月山の CO2の吸収量
緑の質と量からみた五月山が 1 年間に吸収する CO2は、約 12,000 トンでした。
★新池の水質検査 ( 池田・人と自然の会、池田市 )
渋谷にある新池は、小魚が豊富で貴重な生物種 が存在しているため、水質の調査を継続して行っ ています。2010 年度の調査では水中の汚れがや や見られるため、今後も環境団体とともに水質の 改善に努めていきます。
(4)次のステップに向けて
池田市では 2000 年に生物の調査を実施し、「池田市生きもの・自然・環境調査」で、お知らせして きました。今後も継続的な調査や、緑の基本計画の策定を検討しつつ、生物の多様性の保全に努めてい きます。
市全体での平均となる 緑視率(約 18%)の風景例
緑被率 平均緑視率 池田小学校区 32.9% 13.4% 細河小学校区 82.2% 21.3% 秦野小学校区 66.0% 14.6% 北豊島小学校区 16.4% 15.8% 呉服小学校区 18.7% 13.6% 石橋小学校区 13.4% 17.6% 五月丘小学校区 62.7% 33.7% 石橋南小学校区 14.5% 18.0% 緑丘小学校区 16.8% 20.0% 神田小学校区 24.0% 11.2% 伏尾台小学校区 39.3% 21.9%
5.人にやさしいまちづくりを進めよう
(1)重点的な取り組みの現状
だれもがいきいきと暮らせるまちづくり
2007 年度に「池田市地域分権の推進に関する条例」を施行し、11 小学校区でホタルの育成や花壇 の整備などに取り組んでいます。また、「池田市教育コミュニティづくり推進事業」を 5 中学校区で実 施し、学校環境美化活動や朝・放課後・土曜日の学習支援などの取り組みを行っています。
(2)その他の指標
■環境基準達成率
大気、水質、騒音などの環境測定を実施してい ます。2010 年度は環境基準が設定されている項 目のうち、43 ヶ所中 30 ヶ所で環境基準を達成し ています(達成率 70%)。
■河川の水質
猪名川・余野川など6つの河川で水質調査を実 施しています。2010 年度の猪名川の調査では、 水の汚れ具合の指標である BOD(生物化学的酸 素要求量)は 1.4mg/l で、環境基準 (2mg/l) 以 下に抑えられていました。
■駅周辺のバリアフリー化
「池田市交通バリアフリー基本構想」に基づき、 2010 年度を目標として池田駅・石橋駅周辺のバ リアフリー化を進めてきました。これまで石橋駅 のエレベーターや池田駅の多機能トイレの新設、 市道整備やノンステップバスの導入補助等を行い ましたが、未整備の箇所も残っているため、今後 も引き続き整備を進めていきます。
猪名川(中橋)でのBOD(生物化学的酸素要求量)の推移
0 0.5 1 1.5 2 2.5
01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) (mg/L)
1.5 1.5
1.1
1.5 2.3
1.4 2
1.6 1.4 1.6
基準値
分類 測定項目 測定地点数(ヶ所) 達成地点数(ヶ所) 未達成地点数(ヶ所) 達成率(%)環境基準
大気
二酸化窒素(NO2) 3 3 0 100 浮遊粒子状物質(SPM) 3 3 0 100 一酸化炭素(CO) 2 2 0 100 光化学オキシダント 1 0 1 0
水質 河川水 5 5 0 100
地下水 7 3 4 43
騒音
一般環境騒音 7 4 3 57 自動車騒音 6 2 4 33 航空機騒音 6 5 1 83
ダイオ キシン類
大気 1 1 0 100
河川水 1 1 0 100
底質 1 1 0 100
■文化財の指定
2010 年 1 月 13 日に「がんがら火祭り」が大 阪府の無形文化財に指定されました。2010 年度 末で国指定文化財が 19 件、国登録文化財が 5 件、 府指定文化財が7件、市指定文化財が 55 件となっ ています。
(3)主な取り組み
★コミュニティの取り組み
( 北豊島コミュニティ、園芸高校 )
北豊島地域コミュニティ推進協議会と園芸高校 の生徒が協力し、豊島北 2 丁目公園の花壇の草花 の植替えとベンチの日除け用植木の植付けを行い ました。
★まちづくり学校 ( 池田市 )
2010 年度には「都市計画マスタープラン」の 改定を進める中で、市民の方々と景観や交通など の都市計画について、市民参加型の講座「まちづ くり学校」を開催しました。計 5 回の講座には延 べ 200 人の参加がありました。2011 年にはワー クショップを開催し、参加者のみなさんと市内の 良いところや気になるところを点検して回り、ま ちづくりのあり方を議論しました。
(4)次のステップに向けて
地域分権と教育コミュニティの充実を中心に、地域内の共通課題の解決と地域活動の活性化を 進めていきます。
〈担当者のつぶやき〉
私は地域分権細河地域のサポーターとして 庁内の調整役を担っていますが、地域の方の行動 力にはしばしば驚かされます。植木業の方が多く、 材料さえあれば事務所でも何でも作ってしまいます。 また、地域の有償ボランティアスタッフだけで高齢
者の配食サービスまでやってのけます。今後も このようなコミュニティの活動がスムーズに
私は、地域経済史を専攻しており、関西大学政 策創造学部橋口ゼミにおきましても、「関西地域活 性化への具体的提案と実践」をテーマに学生たち と日々勉学に励んでおります。学生たちとは、教 室内だけでなく、「現場」に直接足を運んで、地域 の実情や想いを深く吸収することを大切にするこ とをモットーに掲げてきました。
そんな我々が、池田市に関わるようになったの は、平成 21 年からとなります。きっかけは、池 田市で取り組まれている「地域分権」制度に参加 させて頂いたことに始まります。地域と都市の格 差、地域の新しい魅力の創出、そして地域活性化 は、現代日本において最重要な課題とされていま す。その課題を果たすべく、「地域分権」という先 駆的取り組みを実施されておられる池田市は全国 的な注目を集めていると思います。
橋口ゼミは、池田コミュニティ、細河コニュニ ティに参加させて頂き、地域の方々や池田市職員 サポーターの方々と地域活性化への提案や企画に ついて真剣に討論させていただいております。そ こでは、地域活性化への強い目的意識と熱意をダ イレクトに感じることができます。我々は、その 「現場」において貴重な学習機会を得て、地域の方々 に少しでも貢献できればと考えております。今秋、 その成果ともいうべき地域活性化への活動を実施 する予定です。
以上の縁もありまし て、このたび池田市新 環境基本計画の策定に 参加させて頂くことに なりました。この場に おきましても、池田市 役所の方々はもちろん、
従前から池田市で活動している NPO エコスタッ フの方々の熱心な姿勢に大きな刺激を受けており ます。このたび発刊された「かんきょうレポート 2010」は、その熱意の結晶といえるでしょう。 我々は、このレポートをできるだけたくさんの 人々に伝え、具体的な行動につなげていくことが 必要と考えております。その目的を果たすべく、 現在は、池田市役所、エコスタッフ、教育関係者 の方々と連携し、小学校にて環境教育を実践し始 めたところです。次代を担う小学生とともにこれ からの環境のあり方を考えることは極めて意義あ ることだと思います。
東日本大震災が発生し、電力などエネルギー政 策の見直しが我が国の中心課題とされている中、 我々一人一人がどのように取り組んでいくかが非 常に重要視されています。「かんきょうレポート 2010」を手に、今一度、自分は何ができるのか を語り合うことが必要とされているのではないで しょうか。
Ⅲ 環境レポートによせて
「かんきょうレポート 2010」を手に…
前基本計画策定からの 10 年間、行政として、 また市民・事業者として、また、それぞれのパー トナーシップによっても、さまざまな取り組みが 進められてきました。これらの成果から次の段階 へ更に 1 歩進むべく、2011 年 3 月に「新環境基 本計画」を策定しました。
策定にあたっては、これからの池田や日本を支 える子ども達が参加し、自ら出来ること、大人に 望むこと、そして社会に望むことを提案してくれ ました。
この新計画策定と時を同じくして、未曽有の出 来事が起こりました。2011 年 3 月 11 日、自然 災害をきっかけに人為災害にまで及んだ東日本大 震災です。私たちはこの出来事から、危機管理の むずかしさ、様々な方々と知恵を出し合い、その 上で意思決定をすることの重要さ、コミュニティ など人と人とのつながりの大切さ、NPO やボラ ンティアなど非営利活動が果たす役割の大きさ、
太陽光発電をはじめとした自然エネルギーの必要 性などを改めて学びました。
新計画には、これらの重要な考えを期せずして 盛り込んでおり、地球環境にやさしいだけでなく 非常時にも役立つものと考えます。
また、環境行政をより強固に、確実に推進する ため「環境部」を今年度 7 月に新設いたしました。 環境部を中心として池田市のあらゆる部局が一丸 となって新計画の推進に取り組んでまいります。 また、これまで以上に市民・事業者とともに力を 合わせて取り組むことも重要です。パートナー シップの拠点である「エコミュージアム」の機能 充実を図るとともに、市民共同発電所の設置や環 境トップランナー事業などを進めて参ります。 さぁ、いよいよ第 2 ステージがスタートしまし た。みなさん、将来、子どもたちに少しでも魅力 的な池田を手渡すためにも、共に力を合わせて取 り組みを進めましょう。
池田市長 倉田 薫
「環境にやさしいまち池田」実現への第 2 ステージが始まりました
まず初めに、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災 された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
遠く離れた地で起こった地震が、ここ池田でも強く感じられ、続いてテレビに流れる被災地の 状況は目を疑うばかりのものでした。東北の美しい風景、大切な環境を取り戻すには相当の年月 がかかるものと思われますが、池田からもできる限りの支援を続けていきたいと思います。 今回の「かんきょうレポート 2010」では、環境基本計画の見直しの年でしたので、新環境基 本計画として新たな目標を掲げ紹介しています。
ひとごとでなく、現在の状況を知り、池田市民・事業者・行政が力をあわせて一歩一歩前へ進 んでいくことで達成できるものと思っています。
この計画のキャッチフレーズ“今日の目標を 明日の当たり前へ”が、一人ひとりの当たり前に なることを願って !!
編集後記
環境指標の現状
いけだ・かんきょうレポート 2010 / 平成 23 年 (2011 年 ) 9月 監 修 / 池田市環境保全審議会
〒 563-8666 大阪府池田市城南 1-1-1 発 行 / 池田市 環境部 環境にやさしい課
072-752-1111(内線 378) [email protected]
箕面市方面 豊能町方面
川西市方面
伊丹市方面
豊中市方面 能勢町方面
中国自動車道
阪急石橋駅
国道171号
阪急箕面線
箕面川
五月山 (標高315m)
国道423号
大阪 国際
空港
阪急池田駅
エコミュージアム
国道176号 阪急宝塚線
余野川 (久安寺川
)
国 道 1
7 3 号
猪 名
川
猪 名
川
阪 神
高 速
道 路
号 池
田 線
11
南北 10.28km
東西 3.82km
○市内の事業系ごみ排出量
9,775
トン(2010
年度)
−8.1%
○市内のリサイクル率
11.9% (2010
年度)
○市内のごみ排出量
33,458
トン(2010
年度)
−4.2%
○市内のまちの緑被率
20.1
%(2010
年度)
○市内のまちかどの
緑視率調査地点数
(今年度より着手)○市内の生物多様性を
示す指標
(調査研究中)
市内の温室効果ガス排出量
44万1千トン(2009
年度)
−25.9
%市内の太陽光発電量出力
1,415kW
(2010
年度)
面積/22.09km2
環境指標の現状はp.5∼6に詳しく掲載しています。